JP2019061318A - 移動方向特定方法、及び感圧センサ装置 - Google Patents

移動方向特定方法、及び感圧センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人の移動方向を正確に特定することが可能な移動方向特定方法を提供することである。【解決手段】本発明にかかる移動方向特定方法は、複数の検出セル10がマトリックス状に配置されたセンサパネル5を用いて人の移動方向を特定する移動方向特定方法であって、次のステップを有する。第1の検出領域が人の第1の足に対応するか否かを判定する第1のステップ。第1の検出領域における圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて第1の足の接地方向を決定する第2のステップ。第2の検出領域が人の第2の足に対応するか否かを判定する第3のステップ。第2の検出領域における圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて第2の足の接地方向を決定する第4のステップ。第1の足の接地方向および第2の足の接地方向を用いて人の移動方向を特定する第5のステップ。【選択図】図6

Description

本発明は移動方向特定方法、及び感圧センサ装置に関し、特に複数の検出セルがマトリックス状に配置されたセンサパネルを用いて人の移動方向を特定する移動方向特定方法、及び感圧センサ装置に関する。
近年、圧力を検出する複数の検出セルがマトリックス状に配置された感圧センサ装置が様々な分野で用いられている。例えば、感圧センサ装置を床に設置することで、感圧センサ装置の上を通過する人の人数や移動方向などを把握することができる。
特許文献1には、建築物の各区画に存在する実際の人数を随時計測することができ、かつ誤差が生じにくい計測システムに関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている計測システムは、建築物の区画の出入り口床面に設置され、床面上を通過する歩行者の通過方向と人数とを検知可能に複数の感圧素子が面状に配置された感圧センサーと、区画内における人間の存在非存在を検知可能に設置された赤外線センサーと、感圧センサーと赤外線センサーとからの情報を用いて、区画内の人数を演算する制御手段とを備える。
特開2012−79140号公報
特許文献1に開示されている技術では、感圧素子が面状に配置された感圧センサを用いて、床面上を通過する歩行者の通過方向と人数とを求めている。ここで、特許文献1に開示されている技術では、建築物の各区画に存在する実際の人数を随時計測することを目的としているため、感圧センサは建築物の区画の出入り口床面に設置される。そして、人の移動方向(区画への出入りの方向)を特定する際、靴片足分で人の移動方向を特定している。
人の区画への出入りの方向を特定する場合は、靴片足分で人の移動方向を特定しても正確に人の移動方向を特定することができる。しかしながら、人の様々な移動方向を正確に特定するためには、靴片足分の情報では不十分である。
上記課題に鑑み本発明の目的は、人の移動方向を正確に特定することが可能な移動方向特定方法、及び感圧センサ装置を提供することである。
本発明の一態様にかかる移動方向特定方法は、圧力を検出する複数の検出セルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたセンサパネルを用いて人の移動方向を特定する移動方向特定方法であって、前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第1の検出領域が人の第1の足に対応するか否かを判定する第1のステップと、前記第1のステップにおいて前記第1の検出領域が前記第1の足に対応すると判定された場合、前記第1の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第1の足の接地方向を決定する第2のステップと、前記第1の検出領域とは異なる領域であって、当該第1の検出領域を基準として所定の範囲内において前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第2の検出領域が前記人の第2の足に対応するか否かを判定する第3のステップと、前記第3のステップにおいて前記第2の検出領域が前記第2の足に対応すると判定された場合、前記第2の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第2の足の接地方向を決定する第4のステップと、前記第1の足の接地方向および前記第2の足の接地方向を用いて前記人の移動方向を特定する第5のステップと、を備える。
本発明の一態様にかかる感圧センサ装置は、圧力を検出する複数の検出セルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたセンサパネルと、前記複数の検出セルで検出された圧力に基づいて人の移動方向を特定する処理回路と、を備える。前記処理回路は、前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第1の検出領域が人の第1の足に対応するか否かを判定し、前記第1の検出領域が前記第1の足に対応すると判定された場合、前記第1の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第1の足の接地方向を決定し、前記第1の検出領域とは異なる領域であって、当該第1の検出領域を基準として所定の範囲内において前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第2の検出領域が前記人の第2の足に対応するか否かを判定し、前記第2の検出領域が前記第2の足に対応すると判定された場合、前記第2の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第2の足の接地方向を決定し、前記第1の足の接地方向および前記第2の足の接地方向を用いて前記人の移動方向を特定する。
本発明により、人の移動方向を正確に特定することが可能な移動方向特定方法、及び感圧センサ装置を提供することができる。
実施の形態にかかる感圧センサ装置を説明するための図である。 実施の形態にかかる感圧センサ装置が備える検出セルを示す断面図である。 図2に示す検出セルに圧力が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。 実施の形態にかかる移動方向特定方法における事前処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施の形態にかかる移動方向特定方法を実施するための感圧センサ装置について説明する。
<感圧センサ装置の構成>
図1は、本実施の形態にかかる感圧センサ装置を説明するためのブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる感圧センサ装置1は、センサパネル5、及び処理回路8を備える。センサパネル5は、圧力を検出する複数の検出セル10が行方向及び列方向にマトリックス状に配置されている。図1では、10行×18列の検出セル10を備える構成例を示しているが、本実施の形態にかかる感圧センサ装置1では、行方向および列方向に設ける検出セル10の数は任意に決定することができる。
処理回路8は、センサパネル5の出力(つまり、センサパネル5で検出された圧力)に基づいて人の移動方向を特定する回路である。例えば、処理回路8は、プロセッサやメモリなどを備えており、プロセッサにおいてプログラムを実行することで、本実施の形態にかかる移動方向特定方法が実施される。メモリには、移動方向特定方法を実施するためのプログラムや所定のデータが格納されている。
図2は、本実施の形態にかかる感圧センサ装置が備える検出セル10を示す断面図である。図2に示すように、検出セル10は、基板11上に形成されている。基板11は、プリント配線基板等のリジッド基板を用いて構成することができる。基板11の上面には、互いに近接するように配置された下部電極12、13が配置されている。下部電極12、13の材料には、例えば銅やアルミニウムなどの金属材料や、カーボンブラックやグラファイトなどの炭素系材料を用いることができる。下部電極12、13は、例えば印刷工程を用いて基板11に形成してもよい。また、例えば、下部電極12、13を印刷したフィルムを基板11に貼り合わせて形成してもよい。下部電極12には、駆動電圧が供給される。
基板11の上部にはフィルム15が配置されている。基板11とフィルム15との間にはスペーサ17が設けられている。スペーサ17は、検出セル10の行方向の両側(換言すると、下部電極12、13の両側)に各々配置されている。スペーサ17を設けることで、基板11とフィルム15とを離間して配置することができる。また、フィルム15の下面には上部電極14が形成されている。上部電極14は、下部電極12、13と対向するように配置されている。
図3は、図2に示す検出セル10に圧力が印加された状態を示す断面図である。図3に示すように、本実施の形態にかかる感圧センサ装置1は、各々の検出セル10の上面に応力F1が印加された際に、上部電極14が下部電極12、13に接触することで圧力を検出するように構成されている。つまり、各々の検出セル10の下部電極12には駆動電圧が供給されており、フィルム15が基板11に近づく方向に変位して上部電極14が下部電極12、13に接触して下部電極12、13が導通状態となり、下部電極13に駆動電圧が印加されることを検出することで、圧力を検出するように構成されている。
なお、図2、図3に示した各々の検出セル10の構成は一例であり、本実施の形態では、例えば、圧電素子や感圧素子を用いて検出セル10を構成してもよい。つまり、本実施の形態では、圧力を検出する検出セル10がマトリックス状に複数配置されていればよく、各々の検出セルが圧力を検出する方式については特に限定されることはない。
次に、センサパネル5を用いて人の移動方向を特定する方法について説明する。
<足を判定するためのアルゴリズム>
図4は、本実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図であり、検出領域が人の足に対応するか否かを判定する処理(アルゴリズム)を説明するための図である。図4の上図に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。本願の図面では、圧力を検出した検出セル10をハッチングで示している。例えば、人の足によってセンサパネル5が踏まれて検出領域21が検出されると、処理装置8は検出領域21が人の足に対応するか否かを判定する。具体的には、処理装置8は、人の足に対応するか否かを判定するための基準値と検出領域21とを比較し、検出領域21が基準値の範囲内の場合、検出領域21が人の足に対応すると判定する。図4の下図では、検出領域21が人の足に対応すると判定された領域を領域24で示している。
ここで、人の足か否かを判定するための基準値は、例えば、人の足のサイズ(人の足長であり、靴の長さを含む)であり、処理装置8は、検出領域21の最も長い箇所の長さ(長手方向の長さ)が、人の足長の基準値の範囲内の場合、検出領域21が人の足に対応すると判定する。具体的には、足長の基準値は、最小値と最大値とを有し、検出領域21の長さが、足長の基準値の最小値以上で且つ足長の基準値の最大値以下の場合に、検出領域21が人の足に対応すると判定する。例えば、足長の基準値は、大人の足長を考慮して決定してもよく、また大人の足長に加えて子供の足長も考慮して決定してもよい。
また、本実施の形態では、人の足か否かを判定するための基準値として、更に人の足幅(靴の幅を含む)を用いてもよい。人の足長に加えて、人の足幅を用いることで、より正確に人の足か否かを判定することができる。
また、本実施の形態では、人の足か否かを判定するための基準値として、更に人の足の面積(靴の面積を含む)を用いてもよい。人の足長と足幅に加えて、人の足の面積を用いることで、より正確に人の足か否かを判定することができる。なお、本実施の形態では、人の足長と人の足の面積とを用いて、人の足か否かを判定してもよい。
上述した人の足か否かを判定するための基準値は、例えば処理装置8が備えるメモリに予め格納されている。
図4に示す検出領域21は連続した領域となっているが、例えば図4に示す検出領域22のように、検出領域22が複数の領域に分かれる場合もある。例えばハイヒールを履いてセンサパネル5を踏んだ場合は、踵部分とつま先部分とで検出領域22が分かれる。このような場合は、図4の下図に示すように、検出領域22のうちの一方の領域の中心点26と他方の領域の中心点27との距離を求め、この距離が所定の基準値の範囲内か否かで人の足に対応するか否かを判定することができる。ここで、検出領域22のうち面積が小さい方の領域(中心点26を含む領域)が踵部分に対応し、面積が大きい方の領域(中心点27を含む領域)がつま先部分に対応している。つまり、図4の検出領域22のように、検出領域22が複数の領域に分かれている場合は、踵部分の中心点26とつま先部分の中心点27との距離を用いて、人の足か否かを判定することができる。図4の下図では、領域28が人の足に対応すると判定された領域を示している。検出領域22の場合、人の足か否かを判定するための基準値は、踵部分の中心点とつま先部分の中心点との距離となる。このような基準値は、処理装置8が備えるメモリに予め格納されている。
<足の接地方向を決定するためのアルゴリズム>
次に、図5を用いて人の足の接地方向を決定するためのアルゴリズムについて説明する。一般的に、人が歩くときは、踵から地面に着地し、その後、足全体が地面に接地し、その後、踵が上がり、つま先が地面から離れる。本実施の形態では、このような人の足の一連の動作を追跡することで、足の接地方向を決定している。以下、足の接地方向を決定するためのアルゴリズムについて具体的に説明する。
図5(a)に示すように、センサパネル5に足の踵が着地すると、検出セル10は圧力を検出する。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点31(足の踵の位置に対応)である。その後、図5(b)に示すように、更に足がセンサパネル5に接地すると、検出セル10が圧力を検出する領域が広くなる。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点32である。その後、図5(c)に示すように、足全体がセンサパネル5に接地すると、検出セル10が圧力を検出する領域が更に広くなる。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点32である。その後、図5(d)に示すように、足の踵が上がると、つま先のみがセンサパネル5に接地するので、検出セル10はつま先の圧力を検出する。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点32(つま先の位置に対応)である。
本実施の形態では、図5(a)〜(d)の各々において圧力を検出した検出セル10の中心点32の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向を決定している。つまり、図5(a)の中心点31(足の踵の位置に対応)に対する図5(b)〜(d)の中心点32の経時的な移動方向(矢印34で示す)を求めることで、人の足の接地方向を決定している。
また、本実施の形態では、圧力を検出した検出セル10の中心点32の移動速度を用いて人の移動速度を求めてもよい。つまり、人の移動速度が速い場合は、圧力を検出した検出セル10の中心点32の移動速度も速くなる。逆に、人の移動速度が遅い場合は、圧力を検出した検出セル10の中心点32の移動速度も遅くなる。本実施の形態では、このように、圧力を検出した検出セル10の中心点32の移動速度を求めることで、人の移動速度を求めることができる。
<人の移動方向を特定するためのアルゴリズム>
次に、人の移動方向を特定するためのアルゴリズムについて説明する。図6は、本実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するためのフローチャートである。図7は、本実施の形態にかかる移動方向特定方法を説明するための図である。
人の移動方向を特定する際は、まず、図6に示すように、検出セル10が圧力を検出したか否かを判定する(ステップS1)。検出セル10が圧力を検出しない場合は(ステップS1:No)、ステップS1の動作を繰り返す。一方、図7(a)に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。検出セル10が圧力を検出した場合は(ステップS1:Yes)、圧力を検出した検出領域40(ハッチングで示す領域。以下、同様)が人の足に対応するか否かを判定する(ステップS2)。圧力を検出した検出領域40が人の足に対応しない場合は(ステップS2:No)、ステップS1からの動作を繰り返す。
図7(a)に示す場合は、圧力を検出した検出領域40が人の足(図7に示す例では左足)に対応するので(ステップS2:Yes)、処理回路8は、圧力を検出した検出領域40が人の足の領域43に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点41、42の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向44を決定する(ステップS3)。つまり、図7(a)において中心点41は踵の位置に対応しており、中心点42は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点41)から足の中心の位置(中心点42)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向44を決定することができる。なお、図7では、足の中心の位置(中心点42)を用いて足の接地方向44を決定している場合を示しているが、本実施の形態では、図5で説明したように、足のつま先における中心点32を用いて、足の接地方向を決定してもよい。
その後、再度、検出セル10が圧力を検出したか否かを判定する(ステップS4)。検出セル10が圧力を検出しない場合は(ステップS4:No)、ステップS1の処理に戻る。一方、検出セル10が圧力を検出した場合は(ステップS4:Yes)、この圧力の検出が同一人の他方の足によるものか否かを判定する。具体的には、処理回路8は、図7(b)の検出領域40とは異なる領域であって、検出領域40を基準として所定の範囲内において検出セル10が圧力を検出したか否かを判定する。つまり、同一人による足跡は所定の範囲内に収まるため、検出領域40を基準として所定の範囲内において検出セル10が圧力を検出したか否かを判定することで、この圧力の検出が同一人によるものか否かを判定することができる。
図7(b)に示す場合は、検出領域45は、検出領域40を基準として所定の範囲内にあるため、次に、処理回路8は、検出領域45が人の足に対応するか否かを判定する(ステップS5)。図7(b)に示す場合は、圧力を検出した検出領域45が人の足(図7に示す例では右足)に対応するので(ステップS5:Yes)、処理回路8は、圧力を検出した検出領域45が人の足の領域48に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点46、47の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向49を決定する(ステップS6)。つまり、図7(b)において中心点46は踵の位置に対応しており、中心点47は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点46)から足の中心の位置(中心点47)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向49を決定することができる。
その後、ステップS3で求めた足(左足)の移動方向44と、ステップS6で求めた足(右足)の移動方向49と、を用いて人の移動方向d1を特定する(ステップS7)。具体的には、移動方向44と移動方向49とを合成することで、人の移動方向d1を特定することができる。以降、図6のステップS1〜S7の動作を繰り返すことで、人の移動方向をリアルタイムに特定することができる。
図7(c)に示すように、その後、人の足がセンサパネル5を踏むと、検出セル10は圧力を検出する。この場合、圧力を検出した検出領域50は、人の足(図7(c)に示す例では左足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域50が人の足の領域53に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点51、52の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向54を決定する。つまり、図7(c)において中心点51は踵の位置に対応しており、中心点52は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点51)から足の中心の位置(中心点52)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向54を決定することができる。その後、検出領域45の接地方向49と検出領域50の接地方向54とを用いて、人の移動方向d2を特定する。具体的には、移動方向49と移動方向54とを合成することで、人の移動方向d2を特定することができる。
更に、図7(d)に示すように、その後、人の足がセンサパネル5を踏むと、検出セル10は圧力を検出する。この場合、圧力を検出した検出領域55は、人の足(図7(d)に示す例では右足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域55が人の足の領域58に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点56、57の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向59を決定する。つまり、図7(d)において中心点56は踵の位置に対応しており、中心点57は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点56)から足の中心の位置(中心点57)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向59を決定することができる。その後、検出領域50の接地方向54と検出領域55の接地方向59とを用いて、人の移動方向d3を特定する。具体的には、移動方向54と移動方向59とを合成することで、人の移動方向d3を特定することができる。
以上で説明したように、本実施の形態にかかる発明では、人の移動方向を特定する際に、人の一方の足の接地方向44(図7参照)と他方の足の接地方向49とを用いて人の移動方向d1を特定している。このように、本実施の形態かかる発明では、複数の足の接地方向を用いて人の移動方向を特定しているので、人の移動方向を正確に特定することができる。
なお、上記では人の2つの足の接地方向44、49を用いて人の移動方向d1を特定する場合について説明したが、本実施の形態にかかる発明では、人の移動方向を特定する際に3つ以上の足の接地方向を用いてもよい。例えば、図7に示した例において、検出領域40における足の接地方向44、検出領域45における足の接地方向49、及び検出領域50における足の接地方向54(3歩分の足の接地方向)を用いて、人の移動方向を特定してもよい。
<人の移動方向の変化を検出するためのアルゴリズム>
次に、人の移動方向の変化を検出するためのアルゴリズムについて、図8を用いて説明する。なお、各々の足の接地方向を決定するアルゴリズムについては、図7で説明した場合と基本的には同様である。
図8(a)に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。検出セル10が圧力を検出した場合、圧力を検出した検出領域60が人の足に対応するか否かを判定する。図8(a)に示す場合は、圧力を検出した検出領域60が人の足(図8に示す例では左足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域60が人の足の領域63に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点61、62の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向64を決定する。つまり、図8(a)において中心点61は踵の位置に対応しており、中心点62は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点61)から足の中心の位置(中心点62)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向64を決定することができる。
次に、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、処理回路8は、圧力を検出した検出領域65が人の足に対応するか否かを判定する。図8(a)に示す場合は、圧力を検出した検出領域65が人の足(図8に示す例では右足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域65が人の足の領域68に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点66、67の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向69を決定する。つまり、図8(a)において中心点66は踵の位置に対応しており、中心点67は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点66)から足の中心の位置(中心点67)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向69を決定することができる。
処理回路8は、検出領域60における足の接地方向64と検出領域65における足の接地方向69とを用いて、人の移動方向d4を特定する。具体的には、移動方向64と移動方向69とを合成することで、人の移動方向d4を特定することができる。
その後、図8(b)に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、処理回路8は、圧力を検出した検出領域70が人の足に対応するか否かを判定する。図8(b)に示す場合は、圧力を検出した検出領域70が人の足(図8に示す例では左足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域70が人の足の領域73に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点71、72の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向74を決定する。つまり、図8(b)において中心点71は踵の位置に対応しており、中心点72は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点71)から足の中心の位置(中心点72)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向74を決定することができる。
ここで、検出領域65における足の接地方向69と検出領域70における足の接地方向74とを比較すると、検出領域70における足の接地方向74は、検出領域65における足の接地方向69に対して角度αだけ方向が変化している。この場合、処理回路8は、検出領域65における足の接地方向69に対する、検出領域70における足の接地方向74の角度αが所定の基準角度の範囲内であるので、人の移動方向が変化したと判定する。なお、所定の基準角度とは、人の移動方向の変化を検出するための基準角度であり、任意に決定することができる。例えば、人の歩行状態を考慮すると、所定の基準角度は、5度〜80度、及び−5度〜−80度とすることができる。足の接地方向の変化を示す角度αが5度〜80度の範囲内である場合は、人の移動方向が進行方向左側に変化したと判定することができる(図8(b)参照)。一方、足の接地方向の変化を示す角度αが−5度〜−80度の範囲内である場合は、人の移動方向が進行方向右側に変化したと判定することができる。
その後、図8(c)に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、処理回路8は、圧力を検出した検出領域75が人の足に対応するか否かを判定する。図8(c)に示す場合は、圧力を検出した検出領域75が人の足(図8に示す例では右足)に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域75が人の足の領域78に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点76、77の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向79を決定する。つまり、図8(c)において中心点76は踵の位置に対応しており、中心点77は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点76)から足の中心の位置(中心点77)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向79を決定することができる。
処理回路8は、検出領域70における足の接地方向74と検出領域75における足の接地方向79とを用いて、移動方向が変化した後の人の移動方向d5を特定する。具体的には、移動方向74と移動方向79とを合成することで、移動方向が変化した後の人の移動方向d5を特定することができる。
以上で説明した処理により、人の移動方向の変化を検出することができる。
<立ち止まっている人の向きを検出するためのアルゴリズム>
次に、立ち止まっている人の向きを検出するためのアルゴリズムについて、図9を用いて説明する。図9(a)に示すように、人の左足の踵によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点81(左足の踵の位置に対応)である。その後、図9(b)に示すように、人の左足の全体がセンサパネル5に接地すると、検出セル10が圧力を検出する領域が広くなる。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点82である。処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点81、82の経時的な移動方向に基づいて左足の接地方向84を決定する。
その後、図9(c)に示すように、人の右足の踵によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点86(右足の踵の位置に対応)である。その後、図9(d)に示すように、人の右足の全体がセンサパネル5に接地すると、検出セル10が圧力を検出する領域が広くなる。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点87である。処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点86、87の経時的な移動方向に基づいて右足の接地方向89を決定する。また、処理回路8は、左足の接地方向84と右足の接地方向89とを用いて、人の移動方向d6を特定する。
ここで、人が立ち止まってその場で足踏みをする場合は、片足を上げた後、この上げた片足のつま先から着地することが多い。このような場合は、図9(e)に示すように、人が左足を上げて左足がセンサパネル5から離れた後、図9(f)に示すように、人の左足のつま先によってセンサパネル5が踏まれて検出セル10が圧力を検出する。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点91(左足のつま先の位置に対応)である。その後、図9(g)に示すように、人の左足の全体がセンサパネル5に接地すると、検出セル10が圧力を検出する領域が広くなる。このとき圧力を検出している検出セル10の中心点は、中心点92である。処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点91、92の経時的な移動方向に基づいて左足の接地方向94を決定する。
また、処理回路8は、右足の接地方向89と左足の接地方向94とを比較し、右足の接地方向89に対して左足の接地方向94が略逆向きである場合、人が立ち止まったと判定する。ここで、略逆向きとは、踵からつま先の順に接地した一方の足の接地方向に対して、つま先から踵の順に設置した他方の足の接地方向が、人の足の構造を考慮して略逆を向いている場合を意味している。例えば、略逆向きの範囲は、一方の足の接地方向を0度とした場合、他方の足の接地方向の範囲が90度〜270度とすることができる。
その後、処理回路8は、右足の接地方向89と、左足の接地方向94を反転した方向と、を用いて、人が向いている方向d7を特定する。
図9に示した例では、人が立ち止まってその場で足踏みをする場合は、片足を上げた後、この上げた片足のつま先から着地することが多いという性質を利用して、人が立ち止まっている状態を検出している。よって、人が立ち止まっているか否かを正確に判定することができる。また、人が立ち止まっている場合には、つま先から着地した足の接地方向を反転させて、人が向いている方向を特定している。よって、立ち止まっている人の向きを正確に特定することができる。
<人数をカウントするためのアルゴリズム>
次に、センサパネル5の上を通過した人の人数をカウントするためのアルゴリズムについて、図10を用いて説明する。図10(a)に示すように、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、検出セル10は圧力を検出する。検出セル10が圧力を検出した場合、圧力を検出した検出領域100が人の足に対応するか否かを判定する。図10(a)に示す場合は、圧力を検出した検出領域100が人の足に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域100が人の足の領域103に対応すると判定する。また、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点101、102の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向104を決定する。つまり、図10(a)において中心点101は踵の位置に対応しており、中心点102は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点101)から足の中心の位置(中心点102)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向104を決定することができる。図10(a)に示す例では、他に圧力を検出した検出領域がないので、処理回路8は、センサパネル5の上に存在する人を1人としてカウントする。
その後、人の足によってセンサパネル5が踏まれると、処理回路8は、圧力を検出した検出領域105が人の足に対応するか否かを判定する。図10(b)に示す場合は、圧力を検出した検出領域105が人の足に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域105が人の足の領域108に対応すると判定する。その後、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点106、107の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向109を決定する。つまり、図10(b)において中心点106は踵の位置に対応しており、中心点107は足の中心の位置に対応している。よって、足の踵の位置(中心点106)から足の中心の位置(中心点107)への経時的な移動方向を求めることで、足の接地方向109を決定することができる。
処理回路8は、圧力を検出した検出領域100と圧力を検出した検出領域105とが同一人の足によるものか否かを判定する。つまり、同一人による足跡は所定の範囲内に収まるため、検出領域100を基準として検出領域105が所定の範囲内であるか否かを判定する。図10(b)に示す場合は、検出領域100を基準として検出領域105が所定の範囲内であるため、処理回路8は、検出領域100と検出領域105とが同一人の足によるものであると判定する。処理回路8は、検出領域100と検出領域105とをグルーピングし、グルーピングされた検出領域100、105を一人分としてカウントすることで、センサパネル5の上を通過した人数をカウントする。図10(b)に示す例では、検出領域100、105以外に圧力を検出した検出領域がないので、処理回路8は、センサパネル5の上に存在する人を1人としてカウントする。
なお、図10(c)に示すように、検出領域100と検出領域110とが所定の範囲内にある場合であっても、検出領域100と検出領域110とが同一人の足によるものではない場合がある。このような場合、処理回路8は、検出領域110が人の足の領域113に対応すると判定した後、圧力を検出した検出セルの中心点111、112の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向114を決定する。そして、検出領域100の足の接地方向104と検出領域110の足の接地方向114とに基づいて、検出領域100と検出領域110とが同一人の足によるものか否かを判定する。
例えば、処理回路8は、2つの検出領域の足の接地方向が所定の範囲内(例えば、0度〜90度の範囲内)の場合に、同一人の足によるものであると判定することができる。図10(b)に示す場合は、検出領域100の接地方向104と検出領域105の接地方向109とが所定の範囲内(平行なので0度)であるので、処理回路8は、検出領域100と検出領域105とが同一人の足によるものであると判定する。一方、図10(c)に示す場合は、検出領域100の足の接地方向104と検出領域110の足の接地方向114とが、所定の範囲内にないので(つまり、90度よりも大きい)、処理回路8は、検出領域100と検出領域110とが同一人の足によるものではないと判定する。よって、図10(b)に示す場合は、センサパネル5の上を通過している人数を1人とカウントし、図10(c)に示す場合は、センサパネル5の上を通過している人数を2人とカウントする。
また、図10(d)に示すように、グルーピングされた検出領域100、105の他に新たに検出領域115が検出された場合、処理回路8は、圧力を検出した検出領域115が人の足に対応するか否かを判定する。図10(d)に示す場合は、圧力を検出した検出領域115が人の足に対応するので、処理回路8は、圧力を検出した検出領域115が人の足の領域118に対応すると判定する。また、処理回路8は、圧力を検出した検出セルの中心点116、117の経時的な移動方向に基づいて足の接地方向119を決定する。図10(d)に示す例では、検出領域100、105と検出領域115とが離れており、また検出領域100、105の接地方向104、109と検出領域115の接地方向119とが所定の範囲内にないので、検出領域100、105と検出領域115とが異なる人物によるものであると判断し、センサパネル5の上を通過している人数を2人とカウントする。
例えば、上記で説明したような人数をカウントするためのアルゴリズムは、交通量調査や動線解析などに用いることができる。
<検出領域の事前処理>
図11は、本実施の形態にかかる移動方向特定方法における事前処理を説明するための図である。図11に示すように、センサパネル5には、複数の検出セル10が行方向及び列方向にマトリックス状に配置されている。各々の検出セル10は、センサピッチ以上の解像度で圧力を検出することができない。このため、図11では、各々の検出セル10の1つ当たりの解像度を擬似的に拡張することで、検出領域を拡張している。
つまり、図11に示す事前処理では、図11の上図に示す各々の検出セル10で検出した検出領域121、122を、図11の下図に示すように拡張している。具体的には、各々の検出セル10で検出した検出領域を、同心円状123に拡張している。そして、拡張された各々の検出領域を用いて、人の足に対応する領域124、125を特定している。
このように検出領域を拡張することで、人の足に対応する領域の判定処理を高精度で行うことができる。また、検出領域を拡張しない場合はセンサピッチに応じた解像度となるため、検出結果は離散的な検出結果となるが、図11に示すように、各々の検出領域を拡張することで、より精密な検出結果が得られるようになる。また、各々の検出領域を拡張することで、人の足のサイズに比べて各々の検出セル10のピッチが大きい場合であっても、足の接地方向や人の移動方向を判定することができる。よって、人の足の大きさと同等の領域を検出対象とすることができるようになる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 感圧センサ装置
5 センサパネル
8 処理回路
10 検出セル
11 基板
12、13 下部電極
14 上部電極
15 フィルム
17 スペーサ

Claims (10)

  1. 圧力を検出する複数の検出セルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたセンサパネルを用いて人の移動方向を特定する移動方向特定方法であって、
    前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第1の検出領域が人の第1の足に対応するか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて前記第1の検出領域が前記第1の足に対応すると判定された場合、前記第1の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第1の足の接地方向を決定する第2のステップと、
    前記第1の検出領域とは異なる領域であって、当該第1の検出領域を基準として所定の範囲内において前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第2の検出領域が前記人の第2の足に対応するか否かを判定する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて前記第2の検出領域が前記第2の足に対応すると判定された場合、前記第2の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第2の足の接地方向を決定する第4のステップと、
    前記第1の足の接地方向および前記第2の足の接地方向を用いて前記人の移動方向を特定する第5のステップと、を備える、
    移動方向特定方法。
  2. 前記第5のステップにおいて、前記第1の足の接地方向に対する前記第2の足の接地方向が所定の基準角度の範囲内である場合、前記人の移動方向が変化したと判定する、請求項1に記載の移動方向特定方法。
  3. 前記第5のステップの後、前記複数の検出セルが圧力を検出した第3の検出領域が人の前記第1の足に対応するか否かを判定する第6のステップと、
    前記第6のステップにおいて前記第3の検出領域が前記第1の足に対応すると判定された場合、前記第3の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第1の足の接地方向を決定する第7のステップと、
    前記第4のステップで決定された前記第2の足の接地方向および前記第7のステップで決定された前記第1の足の接地方向を用いて前記人の移動方向を特定する、
    請求項1または2に記載の移動方向特定方法。
  4. 前記第2のステップにおいて決定された前記第1の足の接地方向に対して、前記第4のステップにおいて決定された前記第2の足の接地方向が略逆向きである場合、前記人が立ち止まったと判定する、請求項1に記載の移動方向特定方法。
  5. 前記人が立ち止まったと判定された場合、前記第5のステップにおいて、前記第1の足の接地方向と前記第2の足の接地方向を反転した方向と用いて、前記人が向いている方向を特定する、請求項4に記載の移動方向特定方法。
  6. 前記第1及び第2の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の移動速度を用いて前記人の移動速度を求める、請求項1に記載の移動方向特定方法。
  7. 前記複数の検出セルが圧力を検出した前記第1及び第2の検出領域の大きさが、人の足長に対応した所定の基準値の範囲内の場合、前記第1及び第2の検出領域が前記人の前記第1及び第2の足に対応すると判定する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の移動方向特定方法。
  8. 前記第1及び第2の検出領域をグルーピングし、当該グルーピングされた前記第1及び第2の検出領域を一人分としてカウントすることで、前記センサパネルの上を通過した人数をカウントする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の移動方向特定方法。
  9. 前記第1及び第2の検出領域は、前記圧力を検出した検出セルの領域を拡張することで決定される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の移動方向特定方法。
  10. 圧力を検出する複数の検出セルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたセンサパネルと、
    前記複数の検出セルで検出された圧力に基づいて人の移動方向を特定する処理回路と、を備え、
    前記処理回路は、
    前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第1の検出領域が人の第1の足に対応するか否かを判定し、
    前記第1の検出領域が前記第1の足に対応すると判定された場合、前記第1の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第1の足の接地方向を決定し、
    前記第1の検出領域とは異なる領域であって、当該第1の検出領域を基準として所定の範囲内において前記複数の検出セルが圧力を検出した場合、前記複数の検出セルが圧力を検出した第2の検出領域が前記人の第2の足に対応するか否かを判定し、
    前記第2の検出領域が前記第2の足に対応すると判定された場合、前記第2の検出領域における前記圧力を検出した検出セルの中心点の経時的な移動方向に基づいて前記第2の足の接地方向を決定し、
    前記第1の足の接地方向および前記第2の足の接地方向を用いて前記人の移動方向を特定する、
    感圧センサ装置。
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