JP2019060977A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高い高濃度現像剤を第二貯留部に予め貯留する貯留量を低減できるようにする。【解決手段】画像形成装置は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤を貯留する第一貯留部と、前記液体現像剤が供給され、該液体現像剤によって潜像を現像する現像体と、前記現像体による現像によって形成された画像を保持する画像保持体と、前記現像体から前記画像保持体へキャリア液が転移されて前記第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を前記現像体から回収する回収機構と、前記回収機構が回収した高濃度現像剤を貯留する第二貯留部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、液体現像剤を貯留する現像剤タンクと、該液体現像剤よりも高濃度のトナーを含む補給用の高濃度液体現像剤を貯留する現像剤補給タンクと、を備え、高濃度液体現像剤を現像剤タンクへ補給して、現像剤タンク内の液体現像剤のトナー濃度を調整する画像形成装置が開示されている。
ここで、液体現像剤を貯留する第一貯留部と、該液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高い高濃度現像剤を貯留する第二貯留部と、備え、高濃度現像剤を第一貯留部へ供給して第一貯留部内の液体現像剤のトナー濃度を調整する構成では、予め、高濃度現像剤を第二貯留部に貯留しておく必要がある。
本発明は、回収機構が第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度以下のトナー濃度とされた液体現像剤のみを回収する構成に比べ、第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高い高濃度現像剤を第二貯留部に予め貯留する貯留量を低減できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤を貯留する第一貯留部と、前記液体現像剤が供給され、該液体現像剤によって潜像を現像する現像体と、前記現像体による現像によって形成された画像を保持する画像保持体と、前記現像体から前記画像保持体へキャリア液が転移されて前記第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を前記現像体から回収する回収機構と、前記回収機構が回収した高濃度現像剤を貯留する第二貯留部と、を備える。
請求項2の発明は、前記画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部、を備え、前記転写部による転写動作を伴わない動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である。
請求項3の発明は、前記転写部は、前記画像保持体と接触し前記画像保持体から転写された画像を前記記録媒体へ転写する転写体、を有し、前記回収動作では、前記画像保持体と前記転写体とを離間させる。
請求項4の発明は、帯電された前記画像保持体を露光して前記潜像を形成する露光部、を備え、前記現像体は、前記画像保持体上の露光部分にトナーを静電力で付着させることで現像し、前記露光部による露光動作を伴わない動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である。
請求項5の発明は、前記現像体から前記画像保持体へキャリア液のみを転移させて、前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である。
請求項6の発明は、前記画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部、を備え、前記転写部による転写動作によって前記記録媒体に画像を形成する画像形成動作と、該画像形成動作とは別に実行される動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作と、を実行可能である。
請求項7の発明は、前記回収機構は、前記現像体から回収した液体現像剤を前記第一貯留部へ送る第一経路と、前記現像体から回収した液体現像剤を前記第二貯留部へ送る第二経路と、を有している。
請求項8の発明は、前記回収機構は、前記高濃度現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が低い低濃度現像剤を前記現像体から回収し、該低濃度現像剤を前記第一経路にて前記第一貯留部へ送り、前記現像体から回収した前記高濃度現像剤を、前記第二経路にて前記第二貯留部へ送る。
請求項9の発明は、前記第二貯留部に貯留された高濃度現像剤の貯留量を検出する検出部、を備え、前記貯留量が予め定められた規定量未満である場合において、前記回収機構が前記高濃度現像剤を前記現像体から回収する。
本発明の請求項1の構成によれば、回収機構が第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度以下のトナー濃度とされた液体現像剤のみを回収する構成に比べ、第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高い高濃度現像剤を第二貯留部に予め貯留する貯留量を低減できる。なお、「貯留量の低減」には、当該貯留量が0(ゼロ)になる場合が含まれる。
本発明の請求項2の構成によれば、回収動作が転写部による転写動作を伴う構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤を作製できる。
本発明の請求項3の構成によれば、回収動作において画像保持体と転写体とを接触させる構成に比べ、画像保持体へ転移されたキャリア液に異物が混入することを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、回収動作が露光部による露光動作を伴う構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤を作製できる。
本発明の請求項5の構成によれば、回収動作において現像体から画像保持体へトナーが転移する構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤を作製できる。
本発明の請求項6の構成によれば、記録媒体に画像を形成する画像形成動作の動作内で回収動作が実行される構成に比べ、記録媒体を消費することなくトナー濃度が高い高濃度現像剤を作製できる。
本発明の請求項7の構成によれば、回収機構が、現像体から回収した液体現像剤を第一貯留部及び第二貯留部のいずれかへ送る経路のみしか有していない構成に比べ、現像体から回収した液体現像剤を送る送り先として選択できる貯留部が多い。
本発明の請求項8の構成によれば、高濃度現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が低い低濃度現像剤が第二貯留部に送られる構成に比べ、第二貯留部に貯留される高濃度現像剤のトナー濃度を高く維持できる。
本発明の請求項9の構成によれば、第二貯留部に貯留された高濃度現像剤の貯留量に関わらず、高濃度現像剤を回収機構が回収する構成に比べ、第二貯留部における高濃度現像剤の貯留量を定められた範囲に保つことができる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10)
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、矢印A方向に搬送される連続紙P(記録媒体の一例)にトナー画像(画像の一例)を形成する画像形成部14と、トナー画像を連続紙Pに定着する定着装置16と、画像形成装置10の各部を制御する制御部19と、電源17と、を備えている。なお、記録媒体としては、連続紙Pなどの用紙に限られず、例えば、フィルムなどであってもよい。
(定着装置16)
定着装置16は、図1に示されるように、連続紙Pを加熱する加熱ロール62と、連続紙Pを加圧する加圧ロール64と、を有している。定着装置16では、連続紙Pを加熱ロール62と加圧ロール64との間に挟んで、連続紙Pを加熱しながら加圧し、連続紙P上のトナー画像を連続紙Pに定着させる。
定着装置16は、図1に示されるように、連続紙Pを加熱する加熱ロール62と、連続紙Pを加圧する加圧ロール64と、を有している。定着装置16では、連続紙Pを加熱ロール62と加圧ロール64との間に挟んで、連続紙Pを加熱しながら加圧し、連続紙P上のトナー画像を連続紙Pに定着させる。
(画像形成部14)
画像形成部14は、図1に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成するトナー画像形成部14Y、14M、14C、14K(以下、14Y〜14Kという)を有している。トナー画像形成部14Y、14M、14C、14Kは、連続紙Pの搬送方向上流側から、この順番で配置されている。
画像形成部14は、図1に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成するトナー画像形成部14Y、14M、14C、14K(以下、14Y〜14Kという)を有している。トナー画像形成部14Y、14M、14C、14Kは、連続紙Pの搬送方向上流側から、この順番で配置されている。
各トナー画像形成部14Y〜14Kは、図1及び図2に示されるように、画像形成ユニット18と、転写ユニット20(転写部の一例)と、を備えている。なお、各トナー画像形成部14Y〜14Kは、用いるトナーを除き同様に構成されているので、図1では、各トナー画像形成部14M、14C、14Kの各部の符号を省略している。
また、各トナー画像形成部14Y〜14Kは、図3に示されるように、第一貯留部の一例としての貯留容器110と、濃度調整機構120と、供給機構140と、回収機構70と、回収機構80と、を備えている。なお、各トナー画像形成部14Y〜14Kは、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されているので、図2及び図3では、各トナー画像形成部14Y〜14Kをまとめて、1つのトナー画像形成部として図示している。
以下、トナー画像形成部14Y〜14Kの各部(画像形成ユニット18、転写ユニット20、貯留容器110、濃度調整機構120、供給機構140、回収機構70及び回収機構80)の具体的な構成について説明する。
(画像形成ユニット18)
各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18は、液体現像剤Gを用いてトナー画像を形成するユニットである。具体的には、図2に示されるように、画像形成ユニット18は、画像保持体22と、帯電装置24と、露光装置26(露光部の一例)と、現像装置40と、を有している。
各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18は、液体現像剤Gを用いてトナー画像を形成するユニットである。具体的には、図2に示されるように、画像形成ユニット18は、画像保持体22と、帯電装置24と、露光装置26(露光部の一例)と、現像装置40と、を有している。
画像保持体22は、現像体による現像によって形成された画像を保持する画像保持体の一例である。具体的には、画像保持体22は、後述の現像ロール42による現像によって形成されたトナー画像を保持する画像保持体である。さらに、具体的には、画像保持体22は、一方向(例えば、図2における時計回り方向)へ回転すると共にトナー画像を保持する感光体などで構成されている。
帯電装置24は、画像保持体22を帯電する装置である。露光装置26は、帯電された画像保持体を露光して潜像を形成する露光部の一例である。具体的には、露光装置26は、帯電装置24によって帯電された画像保持体22を露光して静電潜像を形成する装置である。
現像装置40は、画像保持体22上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する装置である。具体的には、現像装置40は、現像ロール42(現像体の一例)と、供給ロール44と、帯電装置45と、収容部としてのチャンバー46と、帯電装置48と、を有している。
チャンバー46は、内部に液体現像剤Gを収容している。本実施形態で用いられる液体現像剤Gは、揮発性を有するキャリア液にトナー(粒子)が分散された液体タイプの液体現像剤である。キャリア液としては、例えば、植物油、流動パラフィン油、シリコーンオイルなどの絶縁性液体が用いられる。また、チャンバー46内の液体現像剤Gは、一例として、キャリア液の中にトナー(粒子)が20質量%の濃度で分散されている。液体現像剤Gには、他に、添加剤が添加されていてもよい。
供給ロール44は、液体現像剤Gを保持し、該液体現像剤Gを現像ロール42に供給するロールである。具体的には、供給ロール44は、外周面の一部がチャンバー46内の液体現像剤Gに接触し、外周面の他の一部が現像ロール42の外周面に接触している。この供給ロール44は、現像ロール42に従動して一方向(例えば、図2における時計回り方向)へ回転する。
なお、供給ロール44としては、例えば、外周面に複数並ぶと共に径方向内側に窪んだ凹部(セル)を有するアニロックスロールが用いられる。アニロックスロールでは、凹部(セル)内に液体現像剤Gが保持される。
現像ロール42は、液体現像剤が供給され、該液体現像剤によって潜像を現像する現像体の一例である。具体的には、現像ロール42は、画像保持体22に形成された静電潜像を液体現像剤Gによって現像するロールである。さらに、具体的には、現像ロール42は、外周面の一部が供給ロール44の外周面に接触し、外周面の他の一部が画像保持体22の外周面に接触している。この画像保持体22との接触位置が、現像ロール42による現像が行われる現像位置である。換言すれば、現像ロール42から画像保持体22へ液体現像剤Gが供給される供給位置である。現像ロール42は、例えば、画像保持体22に従動して一方向(例えば、図2における反時計回り方向)へ回転する。
ここで、現像装置40では、電源17(図1参照)により、供給ロール44と現像ロール42との間に電圧が印加される。また、電源17により、現像ロール42と画像保持体22との間に電圧が印加される。そして、チャンバー46内の液体現像剤Gは、供給ロール44に保持される。供給ロール44に保持された液体現像剤Gのトナーが、帯電装置45によって帯電された後、静電力により、供給ロール44から現像ロール42へ供給される。なお、液体現像剤Gのトナー以外の成分(キャリア液等)も、現像ロール42との接触による付着力などにより、供給ロール44から現像ロール42へ転移する。
現像ロール42に供給された液体現像剤Gトナーが帯電装置48によって帯電された後、静電力により、現像位置で現像ロール42から画像保持体22へ供給される。具体的には、画像保持体22へ供給される液体現像剤Gのトナーは、画像保持体22が露光された露光部分に静電力によって付着することで、画像保持体22の静電潜像が現像されてトナー画像が形成される。なお、液体現像剤Gのトナー以外の成分(キャリア液等)も、画像保持体22との接触による付着力などにより、現像ロール42から画像保持体22へ転移する。
(転写ユニット20)
転写ユニット20は、画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部の一例である。具体的には、転写ユニット20は、画像形成ユニット18の画像保持体22が保持するトナー画像を連続紙Pに転写するユニットである。さらに具体的には、転写ユニット20は、転写体の一例としての転写ロール50と、バックアップロール52と、を有している。
転写ユニット20は、画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部の一例である。具体的には、転写ユニット20は、画像形成ユニット18の画像保持体22が保持するトナー画像を連続紙Pに転写するユニットである。さらに具体的には、転写ユニット20は、転写体の一例としての転写ロール50と、バックアップロール52と、を有している。
転写ロール50は、画像保持体と接触し画像保持体から転写された画像を記録媒体へ転写する転写体の一例である。具体的には、転写ロール50は、画像保持体22と接触し画像保持体22から転写されたトナー画像を連続紙Pへ転写する転写ロールである。さらに具体的には、転写ロール50は、画像保持体22に接触配置されて回転すると共に、電源17によって画像保持体22との間に電圧が印加されることで画像保持体22上のトナー画像が静電力で転写される。バックアップロール52は、連続紙Pを挟んで転写ロール50の反対側に配置されている。さらに、転写ロール50は、電源17によってバックアップロール52との間に電圧が印加されることで、転写ロール50上のトナー画像を連続紙Pに静電力で転写する。また、図4に示されるように、転写ロール50は、移動して画像保持体22に対して離間可能となっている。
(貯留容器110)
貯留容器110は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤を貯留する第一貯留部の一例である。具体的には、貯留容器110は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤Gを貯留する容器である。さらに具体的には、貯留容器110は、基準トナー濃度の液体現像剤Gを内部に貯留する。この貯留容器110は、例えば、箱状とされた容器で構成されている。
貯留容器110は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤を貯留する第一貯留部の一例である。具体的には、貯留容器110は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤Gを貯留する容器である。さらに具体的には、貯留容器110は、基準トナー濃度の液体現像剤Gを内部に貯留する。この貯留容器110は、例えば、箱状とされた容器で構成されている。
(濃度調整機構120)
濃度調整機構120は、図3に示されるように、キャリア液タンク132と、現像剤タンク128と、撹拌部材112と、循環路122と、検知部124と、を有している。
濃度調整機構120は、図3に示されるように、キャリア液タンク132と、現像剤タンク128と、撹拌部材112と、循環路122と、検知部124と、を有している。
(キャリア液タンク132)
キャリア液タンク132は、キャリア液を貯留する貯留部である。このキャリア液タンク132は、キャリア液供給路134によって、貯留容器110と接続されている。キャリア液供給路134には、開閉弁としてのバルブ136が設けられている。バルブ136を開くことで、キャリア液タンク132のキャリア液が、キャリア液供給路134を通じて、貯留容器110へ供給される。
キャリア液タンク132は、キャリア液を貯留する貯留部である。このキャリア液タンク132は、キャリア液供給路134によって、貯留容器110と接続されている。キャリア液供給路134には、開閉弁としてのバルブ136が設けられている。バルブ136を開くことで、キャリア液タンク132のキャリア液が、キャリア液供給路134を通じて、貯留容器110へ供給される。
(現像剤タンク128)
現像剤タンク128は、回収機構が回収した高濃度現像剤を貯留する第二貯留部の一例である。具体的には、現像剤タンク128は、貯留容器110に貯留された液体現像剤Gのトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を貯留するタンクである。
現像剤タンク128は、回収機構が回収した高濃度現像剤を貯留する第二貯留部の一例である。具体的には、現像剤タンク128は、貯留容器110に貯留された液体現像剤Gのトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を貯留するタンクである。
さらに具体的には、現像剤タンク128は、現像剤供給路129によって、貯留容器110と接続されている。現像剤供給路129には、開閉弁としてのバルブ127が設けられている。バルブ127を開くことで、現像剤タンク128の高濃度現像剤が、現像剤供給路129を通じて、貯留容器110へ供給される。
現像剤タンク128には、高濃度現像剤が当初より貯留されている。現像剤タンク128が貯留する高濃度現像剤の貯留量は、予め定められた規定量以上の貯留量とされている。
現像剤タンク128には、検出部126が設けられている。この検出部126は、第二貯留部に貯留された高濃度現像剤の貯留量を検出する検出部の一例である。検出部126は、具体的には、現像剤タンク128の貯留量が、規定量未満であるか否かを検出する検出部である。さらに具体的には、検出部126は、例えば、現像剤タンク128の液面の高さを検出することで、現像剤タンク128の貯留量が、規定量未満であるか否かを検出する。
(撹拌部材112)
撹拌部材112は、貯留容器110の内部に設けられている。この撹拌部材112は、上下方向に沿った軸線周りに回転することで液体現像剤Gを撹拌して、トナー濃度のムラを低減する。
撹拌部材112は、貯留容器110の内部に設けられている。この撹拌部材112は、上下方向に沿った軸線周りに回転することで液体現像剤Gを撹拌して、トナー濃度のムラを低減する。
(循環路122、検知部124)
循環路122は、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる流路である。循環路122は、具体的には、一端部が貯留容器110の下部に接続され、他端部が上部に接続されている。循環路122は、ポンプ123によって、貯留容器110の下部から上部へ液体現像剤Gを送ることで、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる。
循環路122は、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる流路である。循環路122は、具体的には、一端部が貯留容器110の下部に接続され、他端部が上部に接続されている。循環路122は、ポンプ123によって、貯留容器110の下部から上部へ液体現像剤Gを送ることで、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる。
検知部124は、循環路122に設けられている。この検知部124は、循環路122を流通する液体現像剤Gのトナー濃度を検知する検知部である。検知部124は、例えば、超音波式の濃度センサで構成されている。
そして、濃度調整機構120では、検知部124が検知したトナー濃度に基づいて、貯留容器110に貯留する液体現像剤Gのトナー濃度が予め定められた基準トナー濃度(例えば、20質量%の濃度)になるように、制御部19(図1参照)が、キャリア液タンク132のキャリア液及び現像剤タンク128の高濃度現像剤を貯留容器110に供給して濃度調整を行う。
(供給機構140)
供給機構140は、図3に示されるように、第一供給路141と、中間タンク148と、第二供給路142と、有している。中間タンク148は、基準トナー濃度の液体現像剤Gを内部に貯留する貯留部である。
供給機構140は、図3に示されるように、第一供給路141と、中間タンク148と、第二供給路142と、有している。中間タンク148は、基準トナー濃度の液体現像剤Gを内部に貯留する貯留部である。
第一供給路141は、一端部が貯留容器110の下部に接続され、他端部が中間タンク148の上部に接続されている。第一供給路141には、ポンプ143が設けられている。このポンプ143を駆動することで、濃度調整機構120によって基準トナー濃度に調整された液体現像剤Gが、貯留容器110から中間タンク148へ送られる。
第二供給路142は、一端部が中間タンク148の下部に接続され、他端部がチャンバー46に接続されている。第二供給路142には、ポンプ144が設けられている。このポンプ144を駆動することで、基準トナー濃度の液体現像剤Gが、中間タンク148からチャンバー46へ供給される。
(回収機構70)
回収機構70は、現像体から画像保持体へキャリア液が転移されて第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を現像体から回収する回収機構の一例である。具体的には、回収機構70は、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液が転移されて、貯留容器110が貯留する液体現像剤Gのトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を現像ロール42から回収する回収機構である。さらに具体的には、回収機構70は、例えば、後述する回収動作を実行することで高濃度現像剤を回収する。
回収機構70は、現像体から画像保持体へキャリア液が転移されて第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を現像体から回収する回収機構の一例である。具体的には、回収機構70は、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液が転移されて、貯留容器110が貯留する液体現像剤Gのトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を現像ロール42から回収する回収機構である。さらに具体的には、回収機構70は、例えば、後述する回収動作を実行することで高濃度現像剤を回収する。
また、回収機構70は、当該高濃度現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が低い低濃度現像剤も現像ロール42から回収する。具体的には、回収機構70は、例えば、後述する画像形成動作を実行することで、低濃度現像剤を回収する。換言すれば、回収機構70は、画像保持体22の静電潜像の現像後に、現像ロール42に残留した低濃度現像剤を現像ロール42から回収する。
画像形成動作と回収動作とは別々に実行される動作であり、回収機構70は、高濃度現像剤と低濃度現像剤とを別々に回収する。以下では、回収機構70によって、回収される高濃度現像剤と低濃度現像剤とをまとめた概念として「回収現像剤」という場合がある。
回収機構70は、具体的には、掻取ブレード72と、容器74と、分散装置150、超音波分散装置160と、ポンプ98と、回収路90と、を有している。
(掻取ブレード72、容器74)
掻取ブレード72は、回収現像剤を現像ロール42から掻き取る部材である。この掻取ブレード72は、例えば、現像ロール42の軸方向(紙面奥行方向)に沿って長さを有する板状のゴムブレードで構成されている。そして、掻取ブレード72の先端部は、現像ロール42の回転方向において、画像保持体22との接触位置に対する下流側であって、且つ、供給ロール44との接触位置に対する上流側で現像ロール42と接触している。
掻取ブレード72は、回収現像剤を現像ロール42から掻き取る部材である。この掻取ブレード72は、例えば、現像ロール42の軸方向(紙面奥行方向)に沿って長さを有する板状のゴムブレードで構成されている。そして、掻取ブレード72の先端部は、現像ロール42の回転方向において、画像保持体22との接触位置に対する下流側であって、且つ、供給ロール44との接触位置に対する上流側で現像ロール42と接触している。
容器74は、掻取ブレード72が掻き取った回収現像剤を受けると共に、該回収現像剤を一時的に貯留する貯留部として機能する。容器74は、上部が開口された容器で構成されており、当該上部開口から掻取ブレード72が掻き取った回収現像剤が流入する。
(回収路90)
回収路90は、第一流路91と、第二流路92と、第三流路93と、三方弁99(切替弁)と、を有している。なお、第一流路91には、後述のように、分散装置150及び超音波分散装置160が配置されている。
回収路90は、第一流路91と、第二流路92と、第三流路93と、三方弁99(切替弁)と、を有している。なお、第一流路91には、後述のように、分散装置150及び超音波分散装置160が配置されている。
第一流路91は、一端部が容器74に接続され、他端部が三方弁99に接続されている。第二流路92は、一端部が三方弁99に接続され、他端部が貯留容器110に接続されている。第三流路93は、一端部が三方弁99に接続され、他端部が現像剤タンク128に接続されている。第一流路91には、ポンプ98が設けられている。
ここで、第一流路91及び第二流路92は、現像体から回収した液体現像剤を第一貯留部へ送る第一経路の一例である。具体的には、第一流路91及び第二流路92は、現像ロール42から回収した回収現像剤を貯留容器110へ送る第一経路を構成する。また、第一流路91及び第三流路93は、現像体から回収した液体現像剤を第二貯留部へ送る第二経路の一例である。具体的には、第一流路91及び第三流路93は、現像ロール42から回収した回収現像剤を現像剤タンク128へ送る第二経路を構成する。
そして、三方弁99によって、第一流路91と第二流路92とが通じた状態と、第一流路91と第三流路93とが通じた状態と、に切り替えられる。換言すれば、回収路90では、三方弁99によって、第一経路と、第二経路と、に切り替えられる構成とされている。第一流路91と第二流路92とが通じた状態でポンプ98を駆動することで、回収現像剤が容器74から貯留容器110へ第一経路を通じて送られる。第一流路91と第三流路93とが通じた状態でポンプ98を駆動することで、回収現像剤が容器74から現像剤タンク128へ第二経路を通じて送られる。
また、第一流路91には、分散装置150及び超音波分散装置160が、この順で流通方向の上流側から配置されている。したがって、第一流路91を流通する回収現像剤は、分散装置150及び超音波分散装置160を通過して三方弁99へ送られる。
(分散装置150)
分散装置150は、回収現像剤に含まれる異物を除去する共に、トナーを回収現像剤のキャリア液中に再分散させる装置である。具体的には、分散装置150は、漏斗部材152と、漏斗部材152の内部に設けられた網部材154と、上下方向に沿った軸線周りに回転する板部材156と、を有している。
分散装置150は、回収現像剤に含まれる異物を除去する共に、トナーを回収現像剤のキャリア液中に再分散させる装置である。具体的には、分散装置150は、漏斗部材152と、漏斗部材152の内部に設けられた網部材154と、上下方向に沿った軸線周りに回転する板部材156と、を有している。
漏斗部材152の上部には、第一流路91が接続されており、回収現像剤が流入する。この回収現像剤は、回転する板部材156によって網部材154に擦りつけられて、網部材154を通過する。これにより、回収現像剤に含まれる異物が網部材154で捕獲されて除去される。さらに、回収現像剤のトナー凝集体にせん断力が付与され、トナー凝集体が解砕してキャリア液中に再分散する。トナーが再分散された回収現像剤は、第一流路91を通じて超音波分散装置160へ送られる。
(超音波分散装置160)
超音波分散装置160は、回収現像剤を収容する収容部162と、収容部162に収容された回収現像剤に超音波を照射する照射部164と、を有している。
超音波分散装置160は、回収現像剤を収容する収容部162と、収容部162に収容された回収現像剤に超音波を照射する照射部164と、を有している。
超音波分散装置160では、収容部162に収容された回収現像剤に対して、照射部164が超音波を照射することで、キャビテーション(空洞化現象)を生じさせて、トナー凝集体が解砕してキャリア液中に再分散する。
(回収機構80)
回収機構80は、画像保持体22から液体現像剤Gを回収する機構である。具体的には、回収機構80は、掻取ブレード82と、容器84と、を有している。
回収機構80は、画像保持体22から液体現像剤Gを回収する機構である。具体的には、回収機構80は、掻取ブレード82と、容器84と、を有している。
掻取ブレード82は、画像保持体22に残留した液体現像剤Gを画像保持体22から掻き取る部材である。この掻取ブレード82は、例えば、画像保持体22の軸方向(紙面奥行方向)に沿って長さを有する板状のゴムブレードで構成されている。そして、掻取ブレード82の先端部は、画像保持体22の回転方向において、転写ロール50との接触位置に対する下流側であって、且つ、現像ロール42との接触位置に対する上流側で画像保持体22と接触している。
容器84は、掻取ブレード82が掻き取った液体現像剤Gを受けると共に、該液体現像剤Gを一時的に貯留する貯留部として機能する。容器84は、上部が開口された容器で構成されており、上部開口から掻取ブレード82が掻き取った液体現像剤Gが流入する。
(制御部19)
制御部19は、外部装置(図示省略)から画像データ及び画像形成指令を取得するように構成されている。画像データ及び画像形成指令を取得した制御部19は、連続紙Pを搬送する搬送部(図示省略)、画像形成装置10の各部を制御し、画像形成動作を実行する。
制御部19は、外部装置(図示省略)から画像データ及び画像形成指令を取得するように構成されている。画像データ及び画像形成指令を取得した制御部19は、連続紙Pを搬送する搬送部(図示省略)、画像形成装置10の各部を制御し、画像形成動作を実行する。
さらに、制御部19は、画像形成装置10の各部を制御して、高濃度現像剤を現像ロール42から回収する回収動作を実行する。このように、画像形成装置10では、画像形成動作と、回収動作とを実行可能となっている。なお、回収動作は、画像形成動作とは別に実行される動作である。
回収動作は、例えば、現像剤タンク128が貯留する高濃度現像剤の貯留量が、予め定められた規定量未満になった場合に実行される。具体的には、回収動作は、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満になった場合であって、画像形成動作が実行されていない期間において実行される。
本実施形態では、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満であるか否かは、検出部126で検出される。なお、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満であるか否かの検出は、画像形成動作が実行されていない期間において、逐次、行ってもよいし、定期的に行ってもよい。
画像形成動作が実行されていない期間とは、例えば、画像形成動作が終了した後、次回の画像形成動作が実行されるまでの間が該当する。すなわち、回収動作は、例えば、画像形成動作が終了した後、次回の画像形成動作が実行されるまでの間に実行される。なお、回収動作は、例えば、画像形成装置10の電源が投入された際に、画像形成動作が実行される前までに実行するようにしてもよい。また、回収動作は、例えば、画像形成装置10の電源が落とされた際に実行してもよい。この場合では、画像形成装置10の電源を落とす操作が行われた際に、回収動作を実行した後に、電源が落とされる。以下に、画像形成動作及び回収動作の具体的な手順について説明する。
(画像形成動作)
画像形成動作では、各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18において、画像保持体22が帯電装置24によって帯電される。帯電装置24によって帯電した画像保持体22は、露光装置26によって露光されて、画像保持体22に静電潜像が形成される。
画像形成動作では、各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18において、画像保持体22が帯電装置24によって帯電される。帯電装置24によって帯電した画像保持体22は、露光装置26によって露光されて、画像保持体22に静電潜像が形成される。
一方、現像装置40では、電源17(図1参照)により、供給ロール44と現像ロール42との間に電圧が印加される。また、電源17により、現像ロール42と画像保持体22との間に電圧が印加される。そして、供給ロール44に保持された液体現像剤Gのトナーが、帯電装置45によって帯電された後、静電力により、供給ロール44から現像ロール42へ供給される。
現像ロール42に供給された液体現像剤Gは、当該液体現像剤Gのトナーが帯電装置48によって帯電された後、静電力により、現像ロール42から画像保持体22へ供給される。そして、画像保持体22へ供給される液体現像剤Gのトナーが、画像保持体22が露光された露光部分に静電力によって付着することで、画像保持体22の静電潜像が現像されてトナー画像が形成される。
画像保持体22に形成されたトナー画像は、転写ユニット20による転写動作によって、連続紙Pに転写される。すなわち、転写ユニット20では、画像保持体22と転写ロール50との間に電圧が印加されることで、トナー画像が画像保持体22から転写ロール50へ静電力で転写される。また、転写ロール50とバックアップロール52との間に電圧が印加されることで、トナー画像が転写ロール50から連続紙Pへ静電力で転写される。連続紙Pに転写されたトナー画像は、定着装置16による定着動作により定着される。
そして、画像保持体22の静電潜像の現像後に、現像ロール42に残留した低濃度現像剤は、回収機構70によって現像ロール42から回収される。具体的には、以下のように、低濃度現像剤が現像ロール42から回収される。
低濃度現像剤を回収する際には、回収機構70の回収路90は、三方弁99によって、第一流路91と第二流路92とが通じた状態とされる。すなわち、回収路90は、現像ロール42から回収した回収現像剤を貯留容器110へ送る第一経路とされる。
現像ロール42に残留した低濃度現像剤は、掻取ブレード72で掻き取られて、容器74に一時的に貯留される。容器74に一時的に貯留された低濃度現像剤は、第一流路91及び第二流路92を流通して、貯留容器110へ送られる。なお、低濃度現像剤は、第一流路91を流通する際に、分散装置150及び超音波分散装置160において、トナー凝集体が解砕してキャリア液中に再分散される。
なお、転写ロール50へのトナー画像の転写後に、画像保持体22に残留した液体現像剤Gは、回収機構80により画像保持体22から回収される。
(回収動作)
回収動作では、各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18において、画像形成動作と同様に、画像保持体22が帯電装置24によって帯電される。なお、画像形成動作と異なり、露光装置26による露光は行われない。すなわち、回収動作は、露光装置26による露光動作を伴わない動作である。換言すれば、回収動作では、画像保持体22に静電潜像が形成されない。
回収動作では、各トナー画像形成部14Y〜14Kの画像形成ユニット18において、画像形成動作と同様に、画像保持体22が帯電装置24によって帯電される。なお、画像形成動作と異なり、露光装置26による露光は行われない。すなわち、回収動作は、露光装置26による露光動作を伴わない動作である。換言すれば、回収動作では、画像保持体22に静電潜像が形成されない。
一方、現像装置40では、電源17(図1参照)により、供給ロール44と現像ロール42との間に電圧が印加される。また、電源17により、現像ロール42と画像保持体22との間に電圧が印加される。そして、供給ロール44に保持された液体現像剤Gのトナーが、帯電装置45によって帯電された後、静電力により、供給ロール44から現像ロール42へ供給される。なお、帯電装置45によって帯電されることでトナーは、キャリア液の下層で凝集する。したがって、キャリア液は、トナーの上層(表面層)に存在する。
なお、本実施形態では、帯電装置45による帯電量を制御することによって、供給ロール44から現像ロール42へ供給されるトナー量が制御可能となっている。したがって、帯電装置45による帯電量の制御によって、高濃度現像剤のトナー濃度を制御する構成としてもよい。
現像ロール42に供給された液体現像剤Gは、当該液体現像剤Gのトナーが帯電装置48によって帯電された後、現像位置へ搬送されるが、画像保持体22が露光されていないため、液体現像剤Gのトナーには、静電的な吸引力が作用せず、トナーが画像保持体22に転移しない。換言すれば、回収動作では、画像保持体22にトナー画像が形成されない。
また、回収動作では、図4に示されるように、転写ロール50が移動して、画像保持体22と転写ロール50とが離間する。そして、回収動作では、転写ユニット20による転写動作が実行されない。
さらに、回収動作では、定着装置16による定着動作も実行されない。さらに、回収動作では、連続紙Pの搬送動作も実行しない。以上のように、回収動作は、露光装置26による露光動作、転写ユニット20による転写動作、定着装置16による定着動作、及び連続紙Pの搬送動作を伴わない動作である。
なお、液体現像剤Gのキャリア液は、現像ロール42上でトナーの上層に存在し、画像保持体22との接触による付着力により、画像保持体22に転移する。以上のように、現像ロール42から画像保持体22へトナーが転移せず、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液が転移することで、現像ロール42に高濃度現像剤が作製(生成)される。換言すれば、回収動作では、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液のみを転移させることで、現像ロール42に高濃度現像剤を作製(生成)する。
そして、現像ロール42に作製された高濃度現像剤は、回収機構70によって現像ロール42から回収される。具体的には、以下のように、高濃度現像剤が現像ロール42から回収される。
高濃度現像剤を回収する際には、回収機構70の回収路90は、三方弁99によって、第一流路91と第三流路93とが通じた状態とされる。すなわち、回収路90は、現像ロール42から回収した回収現像剤を現像剤タンク128へ送る第二経路とされる。
現像ロール42に作製された高濃度現像剤は、掻取ブレード72で掻き取られて、容器74に一時的に貯留される。容器74に一時的に貯留された高濃度現像剤は、第一流路91及び第三流路93を流通して、現像剤タンク128へ送られる。なお、高濃度現像剤は、第一流路91を流通する際に、分散装置150及び超音波分散装置160において、トナー凝集体が解砕してキャリア液中に再分散される。
なお、例えば、検知部124の検知結果、貯留容器110のトナー濃度を高める必要がある場合には、高濃度現像剤を現像剤タンク128へ送らずに、貯留容器110に送ってもよい。この場合では、回収機構70の回収路90は、三方弁99によって、第一流路91と第二流路92とが通じた状態とされる。
また、回収動作では、画像保持体22に転移されたキャリア液が回収機構80によって回収される。すなわち、画像保持体22に転移されたキャリア液は、掻取ブレード82で掻き取られて、容器84に一時的に貯留される。そして、容器84に一時的に貯留されたキャリア液を、例えば、図示しない経路によって、キャリア液タンク132に送って再利用される。なお、例えば、検知部124の検知結果、貯留容器110のトナー濃度を低下させる必要がある場合には、キャリア液をキャリア液タンク132に送らずに、貯留容器110に送ってもよい。
なお、回収動作を実行することで、現像剤タンク128に高濃度現像剤が補充される。したがって、回収動作は、現像剤タンク128に高濃度現像剤が補充される補充動作ともいえる。
また、回収動作を実行することで、基準トナー濃度の液体現像剤Gから高濃度現像剤を作製される。したがって、回収動作は、基準トナー濃度の液体現像剤Gから高濃度現像剤を作製する作製動作ともいえる。
(本実施形態に係る作用)
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
本実施形態の回収動作では、前述のように、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液が転移することで現像ロール42に高濃度現像剤を作製し、現像ロール42に作製された高濃度現像剤を回収機構70によって現像ロール42から回収する。回収機構70によって回収された高濃度現像剤は、現像剤タンク128に送られる。
このため、回収機構70が貯留容器110の液体現像剤のトナー濃度以下のトナー濃度とされた液体現像剤のみを回収する構成に比べ、高濃度現像剤を現像剤タンク128に予め貯留する貯留量が少なくて済む。なお、本実施形態では、回収動作を実行することで、高濃度現像剤が現像剤タンク128に送られるので、現像剤タンク128に高濃度現像剤を予め貯留しない構成としてもよい。
また、高濃度現像剤は、基準トナー濃度の液体現像剤よりもトナーの凝集性が高く、熱保管性が低いため、高濃度現像剤を予め貯留する貯留量を少なくすることで、高濃度現像剤の性能低下が抑制される。
さらに、本実施形態の構成によれば、回収機構70によって回収された高濃度現像剤は、現像剤タンク128に送られるので、現像剤タンク128に予め貯留する高濃度現像剤のトナー濃度を低いものとしてもよい。
また、本実施形態の回収動作は、前述のように、転写ユニット20による転写動作を伴わない動作とされている。このため、現像ロール42から画像保持体22へトナーを転移させる必要がなく、回収動作が転写ユニット20による転写動作を伴う構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤が作製される。また、回収動作が転写ユニット20による転写動作を伴う構成に比べ、転写ユニット20の劣化が抑制される。
また、本実施形態の回収動作では、前述のように、画像保持体22と転写ロール50とが離間する。このため、回収動作において画像保持体22と転写ロール50とが接触する構成に比べ、画像保持体22へ転移されたキャリア液に異物が混入することが抑制される。具体的には、例えば、転写ロール50から画像保持体22へ他色の液体現像剤Gが転移することが抑制される。これにより、回収機構80によって回収されるキャリア液が汚染されることが抑制される。
また、本実施形態の回収動作は、前述のように、露光装置26による露光動作を伴わない動作とされている。このため、回収動作が露光装置26による露光動作を伴う構成に比べ、現像ロール42から画像保持体22へトナーが静電力で転移することが抑制される。これにより、回収動作が露光装置26による露光動作を伴う構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤が作製される。
また、本実施形態の回収動作は、前述のように、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液のみが転移する。このため、回収動作において現像ロール42から画像保持体22へトナーが転移する構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤が作製される。
また、本実施形態の回収動作は、前述のように、画像形成動作とは別の動作とされている。このため、現像ロール42から画像保持体22へトナーを転移させる必要がないため、画像形成動作の動作内で回収動作が実行される構成に比べ、トナー濃度が高い高濃度現像剤が作製される。
また、本実施形態では、前述のように、回収機構70が、現像ロール42から回収した回収現像剤を貯留容器110へ送る第一経路と、現像ロール42から回収した回収現像剤を現像剤タンク128へ送る第二経路と、を有している。
このため、回収機構70が前述の第二経路のみしか有していない構成に比べ、現像ロール42から回収した液体現像剤を送る送り先として選択できる貯留部が多い。
また、本実施形態では、前述のように、画像形成動作において回収された低濃度現像剤が貯留容器110に送られ、回収動作において回収された高濃度現像剤が現像剤タンク128に送られる。このため、回収された低濃度現像剤が現像剤タンク128に送られる構成に比べ、現像剤タンク128に貯留される高濃度現像剤のトナー濃度が高く維持される。
また、本実施形態では、回収動作は、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満になった場合に実行される。このため、現像剤タンク128に貯留された高濃度現像剤の貯留量に関わらず、高濃度現像剤を回収機構70が回収する構成に比べ、現像剤タンク128における高濃度現像剤の貯留量が定められた範囲に保たれる。
(変形例)
本実施形態では、画像形成動作とは別の回収動作において、高濃度現像剤を回収していたが、これに限られない。画像形成動作において、高濃度現像剤を回収する構成であってもよい。ここで、画像保持体22に形成されるトナー画像の画像密度が低い場合には、現像ロール42から画像保持体22へ転移するトナー量が少ないため、画像形成動作においても、現像ロール42に高濃度現像剤が作製される場合がある。そこで、例えば、画像保持体22に形成されるトナー画像の画像密度が低く、現像ロール42に高濃度現像剤が作製される場合において、該高濃度現像剤を回収して、現像剤タンク128へ送る構成としてもよい。
本実施形態では、画像形成動作とは別の回収動作において、高濃度現像剤を回収していたが、これに限られない。画像形成動作において、高濃度現像剤を回収する構成であってもよい。ここで、画像保持体22に形成されるトナー画像の画像密度が低い場合には、現像ロール42から画像保持体22へ転移するトナー量が少ないため、画像形成動作においても、現像ロール42に高濃度現像剤が作製される場合がある。そこで、例えば、画像保持体22に形成されるトナー画像の画像密度が低く、現像ロール42に高濃度現像剤が作製される場合において、該高濃度現像剤を回収して、現像剤タンク128へ送る構成としてもよい。
なお、画像形成動作において、高濃度現像剤を回収する場合では、高濃度現像剤を回収する動作は、露光装置26による露光動作、転写ユニット20による転写動作、定着装置16による定着動作、及び連続紙Pの搬送動作を伴う動作として実行される。
本実施形態の回収動作では、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液のみが転移する構成であったが、高濃度現像剤が作製される範囲で、現像ロール42から画像保持体22へトナーを転移する構成としてもよい。具体的には、例えば、露光装置26による露光動作を行うことで、現像ロール42のトナーは画像保持体22へ転移する。このように、トナーを画像保持体22へ転移させることで、高濃度現像剤のトナー濃度を低下させることで、トナー濃度を調整するようにしてもよい。
また、本実施形態の回収動作では、前述のように、画像保持体22と転写ロール50とが離間していたが、これに限られない。例えば、回収動作において画像保持体22と転写ロール50とが接触する構成であってもよい。
また、本実施形態では、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満であるか否かを、検出部126で検出していたが、これに限られない。例えば、現像剤タンク128の当初の貯留量から貯留容器110への供給量を減算して、現像剤タンク128の現在の貯留量を算出することで、現像剤タンク128の貯留量が規定量未満であるか否かを判定してもよい。
また、本実施形態の回収動作では、掻取ブレード72を現像ロール42から離間可能に構成してもよい。この構成では、例えば、掻取ブレード72を現像ロール42から離間した状態において、現像ロール42を回転させて、現像ロール42から画像保持体22へキャリア液を転移させる工程を繰り返してもよい。これにより、高濃度現像剤のトナー濃度を高めることで、トナー濃度を調整するようにしてもよい。
本実施形態では、画像保持体22に形成されたトナー画像は、転写ロール50を介して、連続紙Pに転写されていたが、これに限られない。例えば、画像保持体22に形成されたトナー画像が、直接、連続紙Pに転写される構成であってもよい。
本実施形態では、中間タンク148を介して、貯留容器110の液体現像剤Gがチャンバー46へ供給されていたが、貯留容器110から直接チャンバー46へ液体現像剤Gを供給する構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
(参考例)
以下に、参考例として、超音波分散装置160、中間タンク148、及び検知部124の補足説明をする。
以下に、参考例として、超音波分散装置160、中間タンク148、及び検知部124の補足説明をする。
(超音波分散装置160)
液体現像剤Gは、トナー濃度が高く、トナーの粒径が小径であると、トナーの凝集が生じやすい。また、画像形成装置10において、液体現像剤Gが帯電装置45、48によって帯電されることで、トナーが電気的に凝集しやすい。また、液体現像剤Gが、供給ロール44、現像ロール42、画像保持体22、転写ロール50のそれぞれの間での接触部分を通過することや、掻取ブレード72による接触によって、トナーが機械的に凝集しやすい。このため、現像ロール42などから回収される液体現像剤Gのトナーは凝集しやすい。
液体現像剤Gは、トナー濃度が高く、トナーの粒径が小径であると、トナーの凝集が生じやすい。また、画像形成装置10において、液体現像剤Gが帯電装置45、48によって帯電されることで、トナーが電気的に凝集しやすい。また、液体現像剤Gが、供給ロール44、現像ロール42、画像保持体22、転写ロール50のそれぞれの間での接触部分を通過することや、掻取ブレード72による接触によって、トナーが機械的に凝集しやすい。このため、現像ロール42などから回収される液体現像剤Gのトナーは凝集しやすい。
そこで、図3及び図5に示されるように、超音波分散装置160を用いて、液体現像剤Gのトナー凝集体を解砕してキャリア液中に再分散する構成とする。これにより、液体現像剤Gにおけるトナー凝集が抑制される。これにより、かぶり(画像保持体22における非露光部分にトナーが付着すること)などの画像不良が抑制される。
超音波分散装置160は、前述のように、液体現像剤Gを収容する収容部162と、収容部162に収容された液体現像剤Gに超音波を照射する照射部164と、を有している。
超音波分散装置160では、収容部162に収容された液体現像剤Gに対して、照射部164が超音波を照射することで、キャビテーション(空洞化現象)を生じさせて、トナー凝集体が解砕してキャリア液中に再分散する。
超音波分散装置160は、図3及び図5に示されるように、現像ロール42から回収される液体現像剤Gを分散する構成とされている。
なお、超音波分散装置160は、図5に示されるように、現像ロール42から回収された液体現像剤Gを現像剤タンク128へ送る経路を有さない構成において、適用してもよい。また、超音波分散装置160は、高濃度現像剤が現像ロール42に作製されない構成において適用してもよい。すなわち、超音波分散装置160は、高濃度現像剤が現像ロール42に作製する回収動作を実行しない構成において適用してもよい。
また、画像形成装置10をチャンバー46、供給ロール44、画像保持体22、及び転写ロール50のいずれか1つ又は複数から液体現像剤Gを回収する構成とし、回収した液体現像剤Gを超音波分散装置160によって分散する構成としてもよい。
また、現像剤タンク128から貯留容器110へ供給される高濃度現像剤を超音波分散装置160によって分散する構成としてもよい。
なお、液体現像剤Gは超音波が照射されることで加熱するため、図5に示されるように、液体現像剤Gを冷却する冷却装置169を備えることが望ましい。冷却装置169は、例えば、収容部162に接触するように冷却水を循環させることで、液体現像剤Gを冷却する。
(中間タンク148)
画像形成装置10において、中間タンク148を介さず貯留容器110から直接チャンバー46に液体現像剤Gを供給する構成では、チャンバー46に供給される液体現像剤Gのトナー濃度がばらつく場合があった。回収された液体現像剤Gが貯留容器110に送られることで、貯留容器110内の液体現像剤Gのトナー濃度が変動しやすいためである。
画像形成装置10において、中間タンク148を介さず貯留容器110から直接チャンバー46に液体現像剤Gを供給する構成では、チャンバー46に供給される液体現像剤Gのトナー濃度がばらつく場合があった。回収された液体現像剤Gが貯留容器110に送られることで、貯留容器110内の液体現像剤Gのトナー濃度が変動しやすいためである。
そこで、図3及び図5に示されるように、貯留容器110に貯留されている液体現像剤Gのトナー濃度が、濃度調整機構120によって基準トナー濃度に調整されると、該液体現像剤Gが、貯留容器110から中間タンク148へ送られるように構成する。
このように、トナー濃度が基準トナー濃度に調整された段階で、当該液体現像剤Gを中間タンク148へ送るので、その後、貯留容器110内の液体現像剤Gのトナー濃度が変動しても、中間タンク148内の液体現像剤Gのトナー濃度は変動しない。このため、中間タンク148を介さず貯留容器110から直接チャンバー46に液体現像剤Gを供給する構成に比べ、チャンバー46に供給される液体現像剤Gのトナー濃度のばらつきが抑制される。
また、図5に示す構成では、第一供給路141が循環路122に接続されている。第一供給路141には、開閉弁としてのバルブ145が設けられている。バルブ145を開くことで、貯留容器110の液体現像剤Gが、ポンプ123によって、中間タンク148へ送られる。
なお、中間タンク148は、図5に示されるように、現像ロール42から回収された液体現像剤Gを現像剤タンク128へ送る経路を有さない構成において、適用してもよい。また、中間タンク148は、高濃度現像剤が現像ロール42に作製されない構成において適用してもよい。すなわち、中間タンク148は、高濃度現像剤が現像ロール42に作製する回収動作を実行しない構成において適用してもよい。
(検知部124)
液体現像剤Gでは、トナー濃度に応じて、粘度が変化し、循環路122を循環する液体現像剤Gの流量や圧力が変動しやすい。このため、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる循環路122において、検知部124としての超音波式の濃度センサで、液体現像剤Gのトナー濃度を検知する構成では、液体現像剤Gの流量や圧力が変化によって、検知不良(検知誤差)が生じる場合があった。
液体現像剤Gでは、トナー濃度に応じて、粘度が変化し、循環路122を循環する液体現像剤Gの流量や圧力が変動しやすい。このため、貯留容器110の液体現像剤Gを循環させる循環路122において、検知部124としての超音波式の濃度センサで、液体現像剤Gのトナー濃度を検知する構成では、液体現像剤Gの流量や圧力が変化によって、検知不良(検知誤差)が生じる場合があった。
そこで、循環路122に液体現像剤Gを一時貯留する貯留部125を設ける。貯留部125は、大気開放されている。また、貯留部125の内部に貯留された液体現像剤Gは、重力により、検知部124に送られる構成とされている。
貯留部125は、大気開放されているので、貯留部125が密閉されている構成に比べ、液体現像剤Gの流量や圧力の変動が抑制される。また、貯留部125の内部に貯留された液体現像剤Gを、重力により、検知部124に送るので、液体現像剤Gが圧送される構成に比べ、液体現像剤Gの流量や圧力の変動が抑制される。
10 画像形成装置
20 転写ユニット(転写部の一例)
22 画像保持体
26 露光装置(露光部の一例)
42 現像ロール(現像体の一例)
50 転写ロール(転写体の一例)
70 回収機構
110 貯留容器(第一貯留部の一例)
124 検知部
128 現像剤タンク(第二貯留部の一例)
20 転写ユニット(転写部の一例)
22 画像保持体
26 露光装置(露光部の一例)
42 現像ロール(現像体の一例)
50 転写ロール(転写体の一例)
70 回収機構
110 貯留容器(第一貯留部の一例)
124 検知部
128 現像剤タンク(第二貯留部の一例)
Claims (9)
- トナーとキャリア液とを有する液体現像剤を貯留する第一貯留部と、
前記液体現像剤が供給され、該液体現像剤によって潜像を現像する現像体と、
前記現像体による現像によって形成された画像を保持する画像保持体と、
前記現像体から前記画像保持体へキャリア液が転移されて前記第一貯留部の液体現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が高くされた高濃度現像剤を前記現像体から回収する回収機構と、
前記回収機構が回収した高濃度現像剤を貯留する第二貯留部と、
を備える画像形成装置。 - 前記画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部、を備え、
前記転写部による転写動作を伴わない動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記転写部は、前記画像保持体と接触し前記画像保持体から転写された画像を前記記録媒体へ転写する転写体、を有し、
前記回収動作では、前記画像保持体と前記転写体とを離間させる
請求項2に記載の画像形成装置。 - 帯電された前記画像保持体を露光して前記潜像を形成する露光部、を備え、
前記現像体は、前記画像保持体上の露光部分にトナーを静電力で付着させることで現像し、
前記露光部による露光動作を伴わない動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記現像体から前記画像保持体へキャリア液のみを転移させて、前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作を実行可能である
請求項1又は4に記載の画像形成装置。 - 前記画像保持体が保持する画像を記録媒体へ転写する転写部、を備え、
前記転写部による転写動作によって前記記録媒体に画像を形成する画像形成動作と、
該画像形成動作とは別に実行される動作であって、前記現像体に前記高濃度現像剤を作製し且つ該高濃度現像剤を前記回収機構が回収する回収動作と、を実行可能である
請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記回収機構は、前記現像体から回収した液体現像剤を前記第一貯留部へ送る第一経路と、前記現像体から回収した液体現像剤を前記第二貯留部へ送る第二経路と、を有している
請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記回収機構は、前記高濃度現像剤のトナー濃度よりもトナー濃度が低い低濃度現像剤を前記現像体から回収し、該低濃度現像剤を前記第一経路にて前記第一貯留部へ送り、
前記現像体から回収した前記高濃度現像剤を、前記第二経路にて前記第二貯留部へ送る
請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記第二貯留部に貯留された高濃度現像剤の貯留量を検出する検出部、を備え、
前記貯留量が予め定められた規定量未満である場合において、前記回収機構が前記高濃度現像剤を前記現像体から回収する
請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017183939A JP2019060977A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017183939A JP2019060977A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019060977A true JP2019060977A (ja) | 2019-04-18 |
Family
ID=66177338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017183939A Pending JP2019060977A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019060977A (ja) |
-
2017
- 2017-09-25 JP JP2017183939A patent/JP2019060977A/ja active Pending
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