JP2019060187A - 足場支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場支持金具が吊り下げられるコンクリート型枠側の水平端材として、規定サイズの角鋼管ではなく、小径の丸鋼管が使用されるときに、足場板支持用の水平部材が先端下がりに傾斜するのを回避して、安全性を高める。【解決手段】足場板支持用の水平部材2、この水平部材の基端部に軸支されて揺動自在に垂下する縦向き部材4、水平部材2と縦向き部材4とを斜めに連結する有効長変更可能な斜め支持部材5、及び水平部材2の基端部に軸支されたコの字形の嵌合部材6から成り、斜め支持部材5は、伸縮自在に嵌合する二重管7と、この二重管7の有効長を複数段階に変更固定する係止手段8とから構成されている足場支持金具1において、縦向き部材4に対する嵌合部材6の角度の変化に対応して、水平部材2を水平姿勢に近づけるための水平部材角度微調整手段24が設けられた構成。【選択図】図1

Description

本発明は、特に傾斜したコンクリート型枠の外側に仮設足場を構築する際に利用出来る足場支持金具に関するものである。
上記のように傾斜したコンクリート型枠の外側に仮設足場を構築する際に利用出来る足場支持金具としては、特許文献1に記載されるように、足場板支持用水平部材と、この水平部材の基端部に軸支されて当該水平部材の長さ方向に揺動自在に垂下する縦向き部材と、前記水平部材と前記縦向き部材とを斜めに連結する有効長変更可能な斜め支持部材、及び前記水平部材の基端部に当該水平部材と前記縦向き部材とを含む平面に沿って回転自在に軸支されたコの字形の嵌合部材から成るものが知られている。ここでコンクリート型枠の傾斜角度は、予め設定された複数段階の角度から選択されたものである、前記斜め支持部材の有効長を無段階に調整出来るように構成する必要はなく、伸縮自在に嵌合する二重管と、この二重管の有効長を複数段階に変更固定する係止手段とから構成されているのが一般的である。
特開2006−316581号公報
上記のような構成の従来の足場支持金具では、コンクリート型枠が備える上下複数段の水平端太材の内、この足場支持金具の前記縦向き部材の上端部が受け止められる1つの水平端太材、又は上下に隣接するように配置された上下2段の水平端太材に、前記嵌合部材を上から嵌合させるのであるから、これら水平端太材が前記嵌合部材の内巾に適合した巾のものであれば問題ないが、その適合する巾よりも大巾に狭い巾の水平端太材であるとき、前記嵌合部材が回転自在なものであるため、前記嵌合部材が縦向き部材に対して回転した傾斜姿勢で安定することになる。この結果、水平部材を軸支している上端部がコンクリート型枠から離れる方向に縦向き部材が傾動し、水平部材が先端下がりに傾斜してしまうことになって、足場板を水平に支持することが出来なくなる。勿論、前記嵌合部材を縦向き部材に固着してしまうと、このような現象は生じないが、嵌合部材を回転自在に軸支することにより、この足場支持金具を保管したり運搬する場合に、コンパクトに折り畳むことが出来るばかりでなく、特許文献1にも記載されるように、縦向き部材がコンクリート型枠に隣接する状態で、上下反転させた嵌合部材をコンクリート型枠に直接ボルト止めすることも可能になるので、実用面では、嵌合部材を回転自在に構成するのが望ましいのである。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる足場支持金具を提案するものであって、本発明に係る足場支持金具は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、足場板支持用水平部材(2)と、この水平部材(2)の基端部に軸支されて当該水平部材(2)の長さ方向に揺動自在に垂下する縦向き部材(4)と、前記水平部材(2)と前記縦向き部材(4)とを斜めに連結する有効長変更可能な斜め支持部材(5)、及び前記水平部材(2)の基端部に前記縦向き部材(4)と同方向に回転自在に軸支されたコの字形の嵌合部材(6)から成り、前記斜め支持部材(5)は、伸縮自在に嵌合する二重管(7)と、この二重管(7)の有効長を複数段階に変更固定する係止手段(8)とから構成されている足場支持金具(1)において、前記縦向き部材(4)に対する前記嵌合部材(6)の角度の変化に対応して、前記水平部材(2)を水平姿勢に近づけるための水平部材角度微調整手段(24)が設けられた構成になっている。
上記本発明の構成によれば、コンクリート型枠の外側に配設されている水平端太材が、嵌合部材の内巾に適合した巾の規定水平端太材であるときは、コンクリート型枠の傾斜角度に応じて斜め支持部材の有効長を調節し、水平部材をほぼ水平姿勢にしたときの縦向き部材の傾斜角度をコンクリート型枠の傾斜角度に合わせた状態で、嵌合部材を当該コンクリート型枠の規定水平端太材に上から嵌合させて、水平部材が所定高さでコンクリート型枠からほぼ水平に突出するように足場支持金具を取り付けることにより、当該足場支持金具の水平部材上に足場板を載置支持させることが出来る。
若し、コンクリート型枠の外側に配設されている水平端太材が、嵌合部材の内巾よりも大巾に巾の狭い小巾水平端太材であるときは、この小巾水平端太材に嵌合部材を上から嵌合させたとき、小巾水平端太材と嵌合部材との間の遊び代分だけ当該嵌合部材が回転して、水平部材を軸支している上端部がコンクリート型枠から離れる方向に縦向き部材が傾動し、水平部材が先端下がりに傾斜してしまうことになる。このときの水平部材の先端下がりの傾斜角度は、斜め支持部材の有効長調節最小単位の調節による水平部材の傾斜角度変化量よりも小さいときは、斜め支持部材の有効長調節によって水平部材を水平姿勢に戻すことは出来ない。従って、水平部材角度微調整手段を働かせたときの水平部材の先端上がり方向の角度変化量が、前記小巾水平端太材に嵌合部材を嵌合させたときに先端下がりに傾斜する水平部材の傾斜角度分にほぼ等しくなるように構成しておけば、小巾水平端太材に足場支持金具を支持させたときでも、水平部材角度微調整手段を働かせるだけで水平部材をほぼ水平姿勢に矯正することが出来、規定水平端太材に足場支持金具を支持させたときと同様に、足場板をほぼ水平に支持させることが出来、安全な足場を組み立てることが出来る。
勿論、嵌合部材を縦向き部材の上端部に固着しないで回転自在に軸支しているので、先に説明したように、この足場支持金具を保管したり運搬する場合に、コンパクトに折り畳むことが出来るばかりでなく、特許文献1にも記載されるように、縦向き部材がコンクリート型枠に隣接する状態で、上下反転させた嵌合部材をコンクリート型枠に直接ボルト止めすることも可能になる。更に、斜め支持部材の有効長調節最小単位を例えば半減させることにより、水平部材角度微調整手段を不要にすることも考えられるが、このような問題解決手段では、斜め支持部材を構成する伸縮自在な二重管の有効長を複数段階に変更固定する係止手段の構成が、例えば二重管の一方の管材に長さ方向適当間隔おきに配列される係止孔が倍増して、製造コストが増大するだけでなく強度低下を招き、この強度低下を抑制するため工夫によって更に製造コストが増大することになるが、本発明の構成によりこれらの問題点を解消出来る。
上記本発明を実施する場合、具体的には、前記斜め支持部材(5)の係止手段(8)は、二重管(7)の一方に設けられた1つの主係止孔(20)と、二重管(7)の多方に長さ方向適当間隔おきに設けられた複数の副係止孔(21)と、主係止孔(20)とこれに合致させた1つの副係止孔(21)とにわたって着脱自在に挿入される係止ピン(22)とから構成することが出来るが、前記水平部材角度微調整手段(24)は、前記二重管(7)の一方に、主係止孔(20)に対して前記副係止孔(21)の間隔とは異なる間隔で追加された第二主係止孔(23)によって構成することが出来る。この構成によれば、単に主係止孔を1つ追加するだけの極めて簡単で安価に実施出来る構成により所期の目的を達成することが出来る。
又、前記水平部材角度微調整手段(24)は、前記二重管(7)と前記縦向き部材(4)又は水平部材(2)とを連結する着脱自在な支軸(17)と、この支軸(17)が挿通される前記二重管(7)側の軸孔として、前記副係止孔(21)の間隔とは異なる間隔で設けられた2つの軸孔(36a,36b)から構成することも出来る。
更に、前記水平部材角度微調整手段(24)は、前記嵌合部材(6)が嵌合するコンクリート型枠(27)側の水平端太材(34a,34b)より下側にあって前記縦向き部材(4)を受け止める下側水平端太材(35)と前記縦向き部材(4)との間に介在させるスペーサー(37)から構成することも可能である。この構成によれば、従来の足場支持金具に単に1つのスペーサーを追加するだけで本発明を実施することが出来、従来の足場支持金具を活用することが出来る。この場合、前記スペーサー(37)は、前記斜め支持部材(5)の連結箇所より上側で前記縦向き部材(4)に昇降自在に外嵌する可動部材(38)と、この可動部材(38)に連設されて前記下側水平端太材(35)の上に載置される張出し部材(39)とから構成することにより、スペーサーを使用する必要がない状況では、当スペーサーを縦向き部材の下端側に移動させて斜め支持部材で受け止めさせておけば良いので、スペーサーを所定高さで縦向き部材に固定したり、使用しない場合にスペーサーを取り外さなければならない場合と比較して、構造も簡単で且つ取り扱いが容易である。
図1は、垂直なコンクリート型枠に取り付けた状態の足場支持金具を示す側面図である。 図2Aは、足場支持金具の一部省略横断平面図、図2Bは、同足場支持金具の一部省略縦断正面図、図2Cは、同足場支持金具の一部省略背面図である。 図3は、足場支持金具の折り畳み状態を示す側面図である。 図4Aは、垂直なコンクリート型枠に対する足場支持金具の使用状態を示す縦断側面図、図4Bは、傾斜コンクリート型枠に対する足場支持金具の使用状態を示す縦断側面図である。 図5は、足場支持金具の水平部材角度微調整手段の使用状態を示す側面図である。 図6Aは、足場支持金具の第二実施例に係る水平部材角度微調整手段の使用状態を示す側面図、図6Bは、その要部の拡大断面図である。 図7Aは、足場支持金具の第三実施例に係る水平部材角度微調整手段の使用状態を示す側面図、図7Bは、その要部の横断拡大平面図である。
以下、本発明の一実施例を図1〜図2Cに基づいて説明すると、足場支持金具1は、足場板支持用の水平部材2と、この水平部材2の基端部に、当該水平部材2の長さ方向に対して水平方向に直交する支軸3により軸支されて、当該水平部材2の長さ方向に揺動自在に垂下する縦向き部材4と、水平部材2と縦向き部材4とを斜めに連結する有効長変更可能な斜め支持部材5、及び前記水平部材2の基端部に前記支軸3の周りに回転自在に軸支されたコの字形の嵌合部材6から成り、斜め支持部材5は、伸縮自在に嵌合する外管7aと内管7bとから成る二重管7と、この二重管7の有効長を複数段階に変更固定する係止手段8とから構成されている。
水平部材2は、伸縮自在に嵌合する外管9aと内管9bとから成る二重管9から成り、外管9aの後端部が水平部材2の基端部となっていて、縦向き部材4と嵌合部材6とが支軸3により軸支されている。外管9aの前端から突出する内管9bには、外管9aと同一径の短外管9cが固着され、この短外管9cの外端に手摺支柱取付け用の垂直有底管材10の下端部が固着されている。この垂直有底管材10の上端側には、挿入された手摺支柱を固定する手摺支柱固定ボルト11が設けられている。尚、内管9bには水平直径方向両側部に長さ方向に沿ってガイドスリット12が設けられ、このガイドスリット12を水平に貫通する2本のピン13が外管9aの前端近傍位置に取り付けられ、外管9aから引き出した内管9bの抜け止めと回り止めを図っている。又、内管9bを外管9aに対して出し入れして二重管9(水平部材2)の全長を調節した後に外管9aに対して内管9bをロックするロックボルト14が設けられている。
嵌合部材6は、水平部材2(外管9a)を挟むように配置された側面視がコの字形の左右両側板15における2本の脚部15a,15bの先端どうしをU字状に連結一体化したものであって、片側の脚部15aが水平部材2(外管9a)の基端部に、当該水平部材2(外管9a)を挟む状態で支軸3によって回転自在に軸支されており、図1に実線と仮想線で示すように、少なくとも、両脚部15a,15b間の開口部が縦向き部材4の外側で下向きになる正立姿勢と、両脚部15a,15b間の開口部が縦向き部材4の内側で上向きになる倒立姿勢との間で、支軸3の周りで回転することが出来る。
縦向き部材4は、嵌合部材6の軸支部を左右両側から挟む左右一対の棒状体16a,16bから構成されたもので、この左右一対の棒状体16a,16bの上端部が、嵌合部材6の外側に突出している支軸3によって水平部材2に対し揺動自在に軸支され、これら左右一対の棒状体16a,16bの下端部が、斜め支持部材5を構成する二重管7の外管7aの外端部を左右両側から挟む状態で、当該外管7aの外端部に支軸3と平行な支軸17により相対揺動自在に軸支連結されている。斜め支持部材5を構成する二重管7の内管7bの外端部は、水平部材2を構成している二重管9の外管9aの外端部下側に突設された軸受け部材18に、支軸3,17と平行な支軸19により相対揺動自在に軸支連結されている。
斜め支持部材5の係止手段8は、外管7aの内端部に設けられた1つの主係止孔20と、内管7bに長さ方向一定間隔おきに設けられた複数の副係止孔21、及び外管7aに対して出し入れした内管7bの副係止孔21の内、選択された1つの副係止孔21を主係止孔20と合致させた状態で、両係止孔20,21間にわたって挿通される係止ピン22から構成され、この係止手段8における主係止孔20に対し、副係止孔21間の間隔とは異なる間隔、図示例は約0.5倍程度の間隔、で外管7aの内端部に第二主係止孔23を追加することにより、水平部材角度微調整手段24が構成されている。尚、全ての係止孔20,21,23は、各支軸3,17,19の軸心と平行な水平方向に貫通しており、係止ピン22は、後端のL字形折曲端部と外管7aに外嵌させたリング25aとをチエンなどの索状体25bで繋ぎ止めて、紛失を防止出来るように構成している。勿論、この係止ピン22の先端周面には、指先で退入させることが出来る抜け止め用逆止片を設けることが出来る。
以上のように構成された足場支持金具1の使用方法について説明すると、足場支持金具1を使用しないときは、図3に示すように、斜め支持部材5の係止ピン22を外して、斜め支持部材5の内管7bから外管7aを引き抜く方向に縦向き部材4を支軸3の周りに回転させて、斜め支持部材5の外管7aを水平部材2の上に重ねる。このとき嵌合部材6は、支軸3の周りに回転させて、図1の仮想線で示す倒立姿勢としておくことにより、全体の長さを、垂直有底管材10を含む水平部材2の長さとし、全体の高さを、垂直姿勢の垂直有底管材10の高さより、水平姿勢の斜め支持部材5の内管7bが下側に突出する程度に抑えて、全体を運搬や保管に都合の良いサイズ、姿に変えることが出来る。
上記の足場支持金具1は、図4Aに示す垂直なコンクリート型枠26の外側、又は図4Bに示す傾斜するコンクリート型枠27の外側に取り付けられて、足場板28を支持するために使用される。図4Aに示す垂直なコンクリート型枠26の外側に足場支持金具1を取り付けるときは、斜め支持部材5の二重管7を引き伸ばして、内管7bの最も内端側に位置する副係止孔21と外管7aの主係止孔20とを合致させると共に、これら両係止孔20,21間にわたって係止ピン22を挿通させ、斜め支持部材5の有効長を最長にすることにより、縦向き部材4に対し水平部材2が直角外向きに突出する状態に固定される。この状態の足場支持金具1の嵌合部材6を、図1に実線で示す正立姿勢の状態で、垂直なコンクリート型枠26の所定高さに上下2段に配設されている水平端太材29a,29bに上から嵌合させる。尚、水平端太材29a,29bの下方には、縦向き部材4に隣接出来る高さで補助の水平端太材30が配設されている。
上記のように嵌合部材6を介して水平端太材29aに吊り下げられ且つ、水平端太材29a〜29cによって縦向き部材4が垂直になる姿勢で取り付けられた足場支持金具1は、その水平部材2がほぼ水平姿勢になっているので、足場板28を水平部材2の上に載置支持させることが出来る。勿論、少なくとも足場板28の長さ方向両端部をそれぞれ足場支持金具1の水平部材2によって支持できるように、水平部材2がほぼ同一高さに位置するように複数の足場支持金具1が適当間隔おきに取り付けられる。又、足場板28の載置枚数を多くして足場の横巾を広くする場合は、水平部材2の二重管9における内管9bを引き出してロックボルト14で固定することにより、足場板28の載置枚数に応じて水平部材2の長さを変更することが出来る。尚、水平部材2の先端の垂直有底管材10には、手摺用支柱31を挿入して手摺支柱固定ボルト11により固定することが出来、この手摺用支柱31を利用して手摺用管材32を水平に架設することが出来る。33は、各足場支持金具1の垂直有底管材10の内側に隣接して水平部材2に支持させた巾木である。
尚、水平端太材29a,29b,30は、規格寸法の角鋼管から成るものであり、嵌合部材6の2本の脚部15a,15b間の内巾は、当該規格寸法の角鋼管から成る水平端太材29a,29bに対して適度な隙間を確保し、無理なく嵌合させることが出来るように設定されている。従って、図では上下両側2段の水平端太材29a,29bに対して嵌合部材6を嵌合支持させているが、1本の水平端太材29aだけを使用しても、嵌合部材6を縦向き部材4とほぼ平行な姿勢で支持させることが出来る。
図4Bに示す傾斜したコンクリート型枠27の外側に足場支持金具1を取り付けるときは、垂直なコンクリート型枠26の外側に足場支持金具1を取り付けるときと同様の要領で嵌合部材6を上下2段の水平端太材29a,29bに上から嵌合させると共に、縦向き部材4を下側の水平端太材30に当接させる。この結果、縦向き部材4は傾斜したコンクリート型枠27と平行な向きで支持され、水平部材2は当該縦向き部材4に対して直角向きになって、先端上がりに大きく傾斜することになる。ここで斜め支持部材5の係止手段8の係止ピン22を一旦抜いて二重管7を伸縮自在な状態にし、当該二重管7の縮小を伴わせて水平部材2を支軸3の周りに下方へ揺動させる。そしてこの水平部材2がほぼ水平姿勢になったときに、二重管7の内管7bに設けられている複数の副係止孔21の内、外管7aの1つの主係止孔20に合致するか又は近い位置にある1つの副係止孔21と、外管7a二重管7に設けられている1つの主係止孔20とを合致させた状態で、この両係止孔20,21間にわたって係止ピン22を挿入係止することにより、斜め支持部材5の有効長を、水平部材2がほぼ水平姿勢になる状態で固定する。この後は、先の垂直なコンクリート型枠26の外側に足場支持金具1を取り付けたときと同様に、足場板28を水平部材2上で支持させると共に、手摺用支柱31を介して手摺用管材32を架設することが出来る。
尚、傾斜するコンクリート型枠27の傾斜角度は、予め設定された規格角度の1つであるから、斜め支持部材5の二重管7の内管7bに設けられている複数の副係止孔21の間隔は、傾斜するコンクリート型枠27の規格傾斜角度に対応して設けることが出来るものである。
以上の使用例は、嵌合部材6の両脚部15a,15b間の間隔に適合した規定巾の水平端太材29a,29b,30が使用される場合であるが、水平端太材として規定巾よりも大巾に巾の狭い水平端太材が使用される場合がある。図5は、前記角鋼管を利用した水平端太材29a,29b,30よりも外径の小さな丸鋼管を利用した水平端太材34a,34b,35が使用されている状況を示している。この場合は、嵌合部材6の姿勢が決まるように、上下2段に水平端太材34a,34bを配設することが条件になるが、当該嵌合部材6を上下2段に水平端太材34a,34bに上から嵌合させたとき、支軸3に作用する足場支持金具1の重量を受けて嵌合部材6が、両脚部15a,15bの下端がコンクリート型枠26(又は27)に接近する方向に支軸3の周りに回動することになる。
上記の結果、図5に示すように嵌合部材6は、当該嵌合部材6の外側の脚部15bの上端入隅部に上段の水平端太材34aが当接すると共に、当該水平端太材34aを中心に脚部15a,15bの下端が傾斜したコンクリート型枠27に接近する方向に嵌合部材6が回動するのを、下段の水平端太材34bと内側の脚部15aとの当接により制止することにより、嵌合部材6が傾斜状態で安定することになる。この状況では、縦向き部材4の上端部は、コンクリート型枠26(又は27)に接している上段の水平端太材34aから外側に離れ、当該縦向き部材4の下端側は、コンクリート型枠26(又は27)に接している下側の水平端太材35で受け止められるので、縦向き部材4がコンクリート型枠26(又は27)に対して上端がコンクリート型枠26(又は27)から離れる方向に角度θ1だけ傾斜することになる。
従って、先に述べたように斜め支持部材5の有効長の調節により、縦向き部材4に対して水平姿勢に角度調整された水平部材2が、角度θ1だけ先端下がりに傾斜することになるので、斜め支持部材5の有効長を、水平部材2が角度θ1だけ支軸3の周りに上動するように長さdだけ長くする必要がある。この場合に水平部材角度微調整手段24を使用する。即ち、斜め支持部材5の係止手段8における係止ピン22を抜いて、二重管7における内管7bを外管7aから少し引き出し、主係止孔20に合致させていた特定副係止孔21を第二主係止孔23に合致させる。この状態で係止ピン22を第二主係止孔23と特定副係止孔21とにわたって挿入係止させる。この結果、斜め支持部材5の有効長が、主係止孔20と第二主係止孔23との間の長さdだけ長くなって、水平部材2が角度θ1だけ支軸3の周りに上動して水平姿勢に矯正される。
例えば丸鋼管を利用した小巾の水平端太材34a,34b,35も規格品であって、巾(直径)も決まっているので、この水平端太材34a,34b,35を使用した時の水平部材2の先端下がりの傾斜角度θ1も決まっており、この水平部材2を水平姿勢に復帰させるための斜め支持部材5の有効長の増大長さdも決まることになるので、前記主係止孔20と第二主係止孔23との間隔も一定になる。尚、斜め支持部材5の有効長を長さdだけ調整することが出来れば良いので、水平部材角度微調整手段24における第二主係止孔23の位置は、上記実施例に示した位置には限定されない。例えば、斜め支持部材5の有効長を、縦向き部材4と水平部材2との間の角度が最大の90度になるようにセットしたとき、主係止孔20に合致する副係止孔21が、内管7bの最先端の副係止孔21より1つ手前の副係止孔21となるように構成した場合は、主係止孔20に対して第二主係止孔23の位置を、外管7aの外端部(支軸17のある端部)側に離して設けることも出来る。更に、主係止孔20と第二主係止孔23との間隔も、副係止孔21の間隔よりも狭い間隔に限定されない。例えば、外管7aや内管7bの長さを長くすることが出来るならば、主係止孔20と第二主係止孔23との間隔を副係止孔21の間隔よりも広くすることも出来る。
水平部材角度微調整手段24は、上記実施例に示したものに限定されない。例えば図6に示すように、斜め支持部材5の二重管7における外管7aの外端部に、縦向き部材4の下端部に軸支する支軸17の軸孔として、前記長さdだけ外管7aの長さ方向に間隔を隔てて2つの軸孔36a,36bを設け、通常は、2つの軸孔36a,36bの内、外管7aの外端から離れている側の軸孔36aを利用して、斜め支持部材5の下端部を縦向き部材4の下端部に支軸17により軸支し、先のように水平部材2を角度θ1だけ先端上がりに角度調整するときは、2つの軸孔36a,36bの内、外管7aの外端に近い側の軸孔36bを利用して、斜め支持部材5の下端部を縦向き部材4の下端部に支軸17により軸支すれば良い。この実施例は、斜め支持部材5の二重管7における内管7bの外端部を水平部材2側の軸受け部材18に軸支する支軸19の軸孔に応用することも出来る。
更に、水平部材角度微調整手段24の別実施例を図7に基づいて説明すると、この実施例では、嵌合部材5が嵌合するコンクリート型枠26(又は27)側の水平端太材29a,29b(又は34a,34b)より下側にあって、縦向き部材4を受け止める下側水平端太材30(又は35)と当該縦向き部材4との間に介在させるスペーサー37を使用する。具体的には、前記スペーサー37は、斜め支持部材5と縦向き部材4との連結支軸17より上側で縦向き部材4に昇降自在に外嵌するリップ付き溝形鋼利用の可動部材38と、この可動部材38に連設されて下側水平端太材35の上に載置されるアングル材利用の張出し部材39とから構成されたものであって、下側水平端太材35と当該縦向き部材4との間に介在させるスペーサー部分は、前記可動部材38の背板部38aと、この背板部38aの外側に重なる張出し部材39の垂直板部39aとで構成されている。
上記のスペーサー37を利用した水平部材角度微調整手段24においては、通常は、スペーサー37を下側水平端太材30より下側に降下させて、斜め支持部材5で支持させておき、先のように水平部材2を角度θ1だけ先端上がりに角度調整するときは、スペーサー37を下側水平端太材35より上方に上げた状態で嵌合部材6を水平端太材34a,34bに嵌合させて足場支持金具1を吊り下げ、この後、足場支持金具1を嵌合部材6に対し支軸3の周りに回転させるように持ち上げ、スペーサー37を縦向き部材4に沿って降下させ、張出し部材39を下側水平端太材35の上に載置させて、スペーサー37の可動部材38の背板部38aと、この背板部38aの外側に重なる張出し部材39の垂直板部39aとを、縦向き部材4と下側水平端太材35との間に介在させる。この結果、縦向き部材4は、スペーサー37の可動部材38の背板部38aと、この背板部38aの外側に重なる張出し部材39の垂直板部39aとの厚み分だけ、下側水平端太材35から外側へ押し出され、図5の角度θ1だけ支軸3を中心に外側へ角度調整され、その結果、水平部材2がほぼ水平姿勢に矯正されることになる。
水平部材角度微調整手段24としてのスペーサー37の構成は、如何なるものでも良い。例えば、下側水平端太材35に取り付けるタイプのもの、例えば下側水平端太材35に上から嵌合させるU字形部材から成るスペーサーも利用出来る。又、足場支持金具1側に装備させておくタイプのスペーサーとしても、縦向き部材4に昇降自在に外嵌させた筒状スペーサーを下側水平端太材35に隣接する高さでロックボルトにより縦向き部材4に固定するようなスペーサーであっても良い。尚、実施例に示した嵌合部材6は、図1の仮想線で示す倒立姿勢に回転させた状態で、その両脚部15a,15bの先端Uターン部を利用して、当該両脚部15a,15bの先端を、従来周知のようにシーボルトによりコンクリート壁面に直接取り付けることが出来るものである。
本発明の足場支持金具は、コンクリート型枠の外側に配設された水平端太材に取り付ける足場支持金具であって、前記水平端太材が小巾(小径)のものに代えられたために、足場板支持用の水平部材が先端下がりに傾斜してしまうような状況においても、前記支持部材を簡単に水平状態に矯正して、安全に使用出来る足場支持金具として活用出来る。
1 足場支持金具
2 水平部材
3,17,19 支軸
4 縦向き部材
5 斜め支持部材
6 嵌合部材
7,9 二重管
8 係止手段
10 垂直有底管材
15a,15b 嵌合部材の脚部
16a,16b 縦向き部材を構成する棒状体
18 軸受け部材
20 主係止孔
21 副係止孔
22 係止ピン
23 第二主係止孔
24 水平部材角度微調整手段
26 垂直なコンクリート型枠
27 傾斜するコンクリート型枠
28 足場板
29a,29b,30,34a,34b,35 水平端太材
36a,36b 支軸挿通用の軸孔
37 スペーサー
38 可動部材
38a 背板部
39 張出し部材
39a 垂直板部39a

Claims (5)

  1. 足場板支持用水平部材と、この水平部材の基端部に軸支されて当該水平部材の長さ方向に揺動自在に垂下する縦向き部材と、前記水平部材と前記縦向き部材とを斜めに連結する有効長変更可能な斜め支持部材、及び前記水平部材の基端部に前記縦向き部材と同方向に回転自在に軸支されたコの字形の嵌合部材から成り、前記斜め支持部材は、伸縮自在に嵌合する二重管と、この二重管の有効長を複数段階に変更固定する係止手段とから構成されている足場支持金具において、前記縦向き部材に対する前記嵌合部材の角度の変化に対応して前記水平部材を水平姿勢に近づけるための水平部材角度微調整手段が設けられている、足場支持金具。
  2. 前記斜め支持部材の係止手段は、二重管の一方に設けられた1つの主係止孔と、二重管の多方に長さ方向適当間隔おきに設けられた複数の副係止孔と、主係止孔とこれに合致させた1つの副係止孔とにわたって着脱自在に挿入される係止ピンとから成り、前記水平部材角度微調整手段は、前記二重管の一方に、主係止孔に対して前記副係止孔の間隔とは異なる間隔で追加された第二主係止孔によって構成されている、請求項1に記載の足場支持金具。
  3. 前記水平部材角度微調整手段は、前記二重管と前記縦向き部材又は水平部材とを連結する着脱自在な連結軸と、この連結軸が挿通される前記二重管側の軸孔として、前記副係止孔の間隔とは異なる間隔で設けられた2つの軸孔から構成されている、請求項1に記載の足場支持金具。
  4. 前記水平部材角度微調整手段は、前記嵌合部材が嵌合するコンクリート型枠側の水平端太材より下側にあって前記縦向き部材を受け止める下側水平端太材と前記縦向き部材との間に介在させるスペーサーから構成されている、請求項1に記載の足場支持金具。
  5. 前記スペーサーは、前記斜め支持部材の連結箇所より上側で前記縦向き部材に昇降自在に外嵌する可動部材と、この可動部材に連設されて前記下側水平端太材の上に載置される張出し部材とから構成されている、請求項4に記載の足場支持金具。

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