JP2019057821A - エレベーター通話システム - Google Patents

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顕康 小川
Akiyasu Ogawa
顕康 小川
柴田 康弘
Yasuhiro Shibata
康弘 柴田
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Abstract

【課題】エレベーターのかご内と監視センターとの間で、通話不適となる状況を低減させる技術を提供する。【解決手段】エレベーター通話システムは、エレベーター側の施設装置と、監視センター内のセンター装置とを有する。施設装置は、計測用データをセンター装置に送信し、センター装置から送信される計測用データを受信して回線網の通信品質の指標値を計測し、計測結果をセンター装置に送信する。センター装置は、施設装置から計測用データを受信し、回線網の通信品質の指標値を計測し、計測用データを施設装置に送信し、当該送信に応じた計測結果を、施設装置から受信し、施設装置から送信される計測結果と自らで計測した計測結果とに基づきコーデックを決定し、回線網を介して送受信する音声データに対して決定したコーデックを適用するよう、決定したコーデック情報を施設装置に送信する。【選択図】図6

Description

本発明は、エレベーターのかご内に設置されたインターホンを用いて、かご内の乗客が監視センターへ連絡する技術に関する。
エレベーターのかご内と、遠隔地に位置する監視センターとの間での音声通話の実現手段として、IP通信を用いることが多くなってきている。IP通信の場合、送信側の機器では、音声をIP通信で用いるパケットサイズに細分化し、IPパケットでカプセル化して送信する。受信側の機器では、送られてきたIPパケットを順に組み立て、音声の波形として再生している。
このとき、IPパケットの一部が通信経路の途中で失われたり、または一部のパケットが音声波形の組み立て時に間に合わず、遅延して到着したりするなどの状況では、正常な音声を再生することができない。この問題に対して、IPパケットが送られてくる間隔を計測し、音声波形の組み立てが困難となるようなIPパケット到着遅延を検出したときに、音声による通話が困難であることを通知する仕組みが知られている(例えば特許文献1)。
特開2015−46046号公報
従来技術では、IPパケットの伝送に遅延などが生じると、これを通知するが、実際にIP回線網の品質が音声通話に適していない場合、光回線などの大容量で安定した専用線などに置き換えることが必要となり、コスト増となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、エレベーターのかご内と監視センターとの間で、通話不適となる状況を低減させることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明のエレベーター通話システムは、エレベーターが設置されている施設内の装置である施設装置と、監視センター内の装置であるセンター装置との間のデータ通信回線網を使用して、前記エレベーター内と前記監視センター内との間での音声伝達を行うエレベーター通話システムであって、前記施設装置は、事前に規定される計測用データを前記センター装置に送信し、前記センター装置から送信される計測用データを受信して、当該計測用データに基づき前記データ通信回線網の通信品質を表す指標値を計測し、その計測結果を前記センター装置に送信し、前記センター装置は、前記施設装置から送信される前記計測用データを受信し、当該計測用データに基づき前記データ通信回線網の通信品質を表す指標値を計測し、事前に規定される計測用データを前記施設装置に送信し、当該送信に応じた前記計測結果を、前記施設装置から受信し、前記施設装置から送信される前記計測結果と自らで計測した計測結果とに基づき、コーデックを決定し、前記データ通信回線網を介して送受信する音声データに対して前記決定したコーデックを適用するよう、前記決定したコーデックに関する情報を前記施設装置に送信する。
本発明によれば、エレベーターのかご内と監視センターとの間で、通話不適となる状況を低減させることが可能となる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施形態に係るエレベーター通話システムの全体構成例を示す図である。 実施形態の受信機器のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態の通信モジュールのハードウェア構成例を示す図である。 実施形態の受信機器のブロック図である。 実施形態の通信モジュールのブロック図である。 実施形態のエレベーター通話システムの通信方式を決定する際の動作例を示すフローチャートである。 実施形態の評価テーブルの一例を示す図である。 実施形態の通話の際の通信モジュールの動作例を示すフローチャートである。
本実施形態のエレベーター通話システムは、エレベーター側に設置されている監視装置(施設装置)と、監視センター内の受信機器(センター装置)との間のデータ通信回線網を用いて、エレベーター内と監視センター内との間での音声伝達を行うシステムである。以下、本実施形態のエレベーター通話システムの実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るエレベーター通話システムの実施形態の構成を示すブロック図である。エレベーター通話システム500は、エレベーター2、監視装置3、および監視センター1内の電話器11、受信機器10を有する。
エレベーター2のかご内には、通話器であるインターホン20が設置されており、エレベーター2のかご内の乗客が故障などにより閉じ込められた場合には、インターホン20を介して外部と会話をすることができる。監視装置3は、エレベーター2が設置されている施設内に設けられた施設装置である。監視装置3は、エレベーター2と接続しており、エレベーター2の運転状態の監視を行っている。また監視装置3は、インターホン20と接続しており、インターホン20を使用してエレベーター2内の乗客が外部と会話を行う際、音声をデータ化して送信し、また外部からの音声データを受信して音声に変換して、インターホン20に伝達する機能を持つ。この機能は、通信モジュール30が担っている。
通信モジュール30は、エレベーター2の故障データや監視データなどを送信するための回線網である遠隔監視網6を流用し、インターホン20からの音声データなどを送信する。また、通信モジュール30は、一般の携帯電話と同様に音声で通話を行うための音声通話網5にも接続している。音声通話網5は、監視センター1に設置されている一般的な音声通話に使用する電話器11と接続し、監視装置3を介してインターホン20と電話器11との間で、通常の電話による音声通話を実現するために用いられる。尚、本実施形態では、例えばVoLTE(Voice over Long Term Evolution)などの通信規格を用いて音声通信を行う、移動体通信事業者が提供する音声通信用の回線網を音声通話網5としている。また遠隔監視網6は、プロバイダーが提供する、IPネットワークや広域ネットワーク、もしくは専用線であるものとし、主にデータ通信を行うための回線網とする。尚、音声通話網5と遠隔監視網6は、一部で同じ回線網を共用してもよい。
監視センター1には、受信機器10が設置されている。受信機器10は、監視センター内に設けられたセンター装置であり、監視装置3との間で、遠隔監視網6を介してエレベーター2の故障データや監視データの送受信を行う。またインターホン20と受信機器10との間では、遠隔監視網6を介して、一般にVoIP(Voice over Internet Protocol)として知られているデータ通信を用いた通話機能により、音声データの送受信(会話)を行う。
監視装置3と受信機器10とは、相互で遠隔監視網6を介してデータを送受信したときに、例えばデータ到着の遅延、データ受信速度などを計測する機能を持っており、いつでも遠隔監視網6の通信品質を評価することができる。
図2は、受信機器10のハードウェア構成の一例を示す図である。受信機器10は、従前のコンピュータと同じ構成となっており、コントローラ101と、入力デバイス110、出力デバイス111、ヘッドセット112の各周辺機器とを有する。
コントローラ101は、受信機器10の内部で動作する各ハードウェアを制御する。コントローラ101は、以下の構成を有する。
プロセッサ102は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、ROM104(ROM:Read only memory)やHDD105(HDD:Hard Disk Drive)に記憶されているプログラムを、RAM103(RAM:Random access memory)に展開し、演算実行する処理装置である。プロセッサ102は、プログラムを演算実行することで、コントローラ101内部の各ハードウェアを統括的に制御する。RAM103は、揮発性メモリであり、プロセッサ102が演算実行する際のワークメモリである。RAM103は、プロセッサ102がプログラムを演算実行している間、必要なデータを一時的に記憶する。
ROM104は、不揮発性メモリであり、受信機器10の起動の際にプロセッサ102で実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、ファームウェアを記憶している。HDD105は、データを不揮発的に記憶する補助記憶装置である。HDD105は、プロセッサ102が演算実行するための、後述の機能を実現するプログラムや、制御データを記憶している。
ネットワークI/F106(I/F:Interface)は、外部機器との間で行われるデータ通信の制御を担うインターフェイスボードである。本実施形態では、遠隔監視網6を介した通信の制御をネットワークI/F106が担っている。
入力I/F107は、入力デバイス110との間で信号の入出力を制御するインターフェイスである。出力I/F108は、プロセッサ102から指示を受けて、出力デバイス111に画像を描画させる。USBI/F109(USB:Universal Serial Bus)は、USB規格の端子を有しており、USB規格に準拠した周辺機器と接続する。
入力デバイス110は、例えばキーボードやマウスであり、出力デバイス111は、モニターやディスプレイである。ヘッドセット112は、管理者やオペレーターの頭部に装着される、マイクやヘッドホンを一体にした装置であり、エレベーター2の乗客と通話するための装置である。
尚、本実施形態の受信機器10は、発呼や着呼を管理し、制御する機器(例えばSIPサーバ)と、通話を行う機器(例えばユーザエージェント相当のIPフォンやオペレーターの操作端末)とを一体にした構成としている。この態様以外に、これら管理機能と通話機能とを個別に分けて別筐体としてもよい。
図3は、監視装置3の内部に備えられる通信モジュール30のハードウェア構成例を示す図である。通信モジュール30は、プロセッサ302、RAM303、フラッシュROM304、ネットワークI/F305、音声通話網接続モジュール306、コーデック装置307、インターホン接続モジュール308を有する。プロセッサ302、RAM303、ネットワークI/F305は、上記の受信機器10のプロセッサ102、RAM103、ネットワークI/F106と同様の機能を有する。
フラッシュROM304は、プロセッサ302で実行されるプログラムや制御データ、コーデック装置307に引き渡されるデータなどを記憶する、書き替え可能なROMである。音声通話網接続モジュール306は、音声通話網5を介して監視センター1の電話器11と通話を行うためのモジュールユニットであり、移動体通信事業者によって割り当てられた電話番号を用いて通話するユニットである。インターホン接続モジュール308は、エレベーター2のインターホン20と配線されたユニットである。インターホン接続モジュール308は、エレベーター2のかご内の乗客との通話を制御するとともに、音声波形を音声データにデジタル変換したり、音声データをアナログ変換して音声波形にしたりする。
コーデック装置307は、音声データを符号化または復号化するのに特化した集約回路である。コーデック装置307は、ネットワークI/F305を介して受信機器10から受信した、符号化後の音声データを、決められた方式で復号化してインターホン接続モジュール308に出力する。またコーデック装置307は、インターホン接続モジュール308から入力した音声データを、決められた方式で符号化して、ネットワークI/F305を介して受信機器10に送信する。この動作は、プロセッサ302からの制御に基づき行われる。
図4は、受信機器4の機能ブロック図である。受信機器4は、記憶部150、通話方式決定部160、通話部170の各機能部を有する。通話方式決定部160は、遠隔監視網6の回線品質に応じた通信方式(コーデックや回線網)を決定する機能部であり、データ送受信部161、計測部162、方式決定部163を有している。通話部170は、インターホン20からコールがあった際に、決定されたコーデックで通話を行う機能部であり、ヘッドセット入出力部171、符号化/復号化部175、遠隔監視網入出力部176を有する。通話方式決定部160内の各機能部および通話部170内の各機能部については、後述のフローチャートを用いて改めて説明する。
記憶部150は、各種データを記憶する機能部である。記憶部150は、切替制御ファイル151、コーデック定義ファイル152、閾値データ153、評価テーブル154、計測用送信データ155を事前に記憶している。これらファイルは、必要に応じて変更可能となっている。
切替制御ファイル151は、通話動作の際、音声通話網5を用いるか、または遠隔監視網6を用いるか、もしくはいずれも使用することができず通話不能とするかを定義付けたデータファイルである。本実施形態では、音声通話網5を用いる場合と遠隔監視網6を用いる場合、通話不能の場合とで、それぞれ個別にファイルが設けられており、通話方式決定部160が決定した通信方式に応じて、いずれかが監視装置3の通信モジュール30に送信される。コーデック定義ファイル152は、コーデックの種類を示す識別情報がそれぞれ個別に記述されたファイルである。コーデック定義ファイル152は、遠隔監視網6で通話を行うものとなった場合に、事前に定義されているコーデックの中からいずれの方式で符号化/復号化を行うかを定義付けるためのファイルである。コーデック定義ファイル152に記述されるコーデックの具体的な種類については後述する。本実施形態では、適用可能なコーデックの種類ごとに、コーデック定義ファイル152がそれぞれ設けられており、通話方式決定部160が決定した通信方式に応じて、いずれかのファイルが監視装置3の通信モジュール30に送信される。
計測用送信データ155は、遠隔監視網6の伝送帯域や伝送遅延などを計測するために、監視装置3に向けて実際に送られる実データである。計測用送信データ155は、複数種類あり、さまざまなサイズが記憶されている。閾値データ153は、使用するコーデックを決定する際の閾値が記されているファイルである。評価テーブル154は、計測結果である伝送帯域や伝送遅延の値が、閾値データ153内に規定されている基準値を満たすか否かに従い、いずれのコーデックを使用するかを対応付けたテーブルである。評価テーブル154の詳細については後述する。
図5は、監視装置3の通信モジュール30の機能ブロック図である。通信モジュール30は、記憶部350、通話方式決定部360、通話部270を有する。通話方式決定部360は、遠隔監視網6の回線品質に応じた通信方式(コーデックや回線網)を決定するために計測する機能部であり、データ送受信部361、計測部362、ファイル更新部363を有する。通話部370は、インターホン20からコールがあった際に、決定された回線網やコーデックを用いて監視センター1側と通話を行う機能部である。通話部370は、インターホン入出力部371、通信網選択部372、音声通話入出力部373、メッセージ作成部374、符号化/復号化部375、遠隔監視網入出力部376を有する。通話方式決定部360内の各機能部および通話部370内の各機能部については、後述のフローチャートを用いて改めて説明する。
記憶部350は、各種データを記憶する機能部であり、切替制御ファイル351、コーデック定義ファイル352、計測用送信データ355を記憶している。切替制御ファイル351は、受信機器10が通信方式を決定した際に送信されるデータファイルであり、受信機器10によって記憶されている切替制御ファイル151の中のいずれかと同じファイルである。コーデック定義ファイル352も、受信機器10が通信方式を決定した際に送信されるデータファイルであり、受信機器10によって記憶されているコーデック定義ファイル152の中のいずれかと同じファイルである。計測用送信データ355は、遠隔監視網6の伝送帯域や伝送遅延などを計測するために、通信モジュール30から実際に受信機器10に向けて送信される実データであり、受信機器10で記憶されている計測用送信データ155と同じデータセットである。
図6は、エレベーター通話システムの動作を表すフローチャートであり、通信方式を決定する動作例を示したフローチャートである。
エレベーター2の運転状態を監視する監視装置3は、あらかじめ設定されている時刻になったり、または1分間隔や1時間間隔、1日間隔などの規定時間間隔ごとに、自動的に遠隔監視網6の通信品質に関する計測を開始する。通信モジュール30のデータ送受信部361は、計測用送信データ355を取得して、監視センター1の受信機器10に向けて、計測用データパケットを一定の時間間隔で送出する(S001)。データパケットの送出間隔は、あらかじめ複数パターンを登録しておくことで、パケット送出の時間間隔とパケット到着までの遅延の関係性を計測することができる。パケットのサイズについても、複数のサイズで送信することが可能である。
監視センター1に備えられる受信機器10のデータ送受信部161は、監視装置3から送られてくる計測用データパケットを受信する。そして計測部162は、計測用データパケットを受信するのに要した時間と到着間隔を取得し、遠隔監視網6のデータ伝送遅延時間、データ伝送速度(帯域)などの、遠隔監視網6の通信品質を表す指標値を計測する(S002)。監視装置3から監視センター1に対して送信された計測用送信データ355は、予め決められた数のパケットと、予め決められた時間間隔のパターン数、パケットサイズとなっている。
これら計測用送信データ355の受信が完了すると、次に受信機器10のデータ送受信部161は、受信機器10に記憶されている計測用送信データ155を、監視装置3に対して一定の時間間隔で送出する(S003)。このときデータ送受信部361は、監視装置3から監視センター1に向けたパケット送信と同様に、複数の送出時間間隔とパケットサイズのパターンを送信する。
監視装置3に備えられる通信モジュール30のデータ送受信部361は、送信される計測用送信データ155を受信する。そして計測部362は、計測用データパケットを受信するのに要した時間と到着間隔を用いて、監視センター1から監視装置3への方向に対するデータ伝送遅延時間、伝送速度(帯域)などの遠隔監視網6の通信品質を示す指標値を計測する(S004)。またこの際、計測部362は、音声通話網接続モジュール306を動作させて、音声通話網5の無線通信の強度を取得する。
計測完了後、データ送受信部361は、計測部362が計測した計測結果や音声通話網5の電波強度を、監視センター1の受信機器10に対して送信する(S005)。
方式決定部163は、ステップS002で計測した結果やステップS005で受信した計測結果、電波強度に基づき、監視装置3と監視センター1の受信機器10との間で使用する音声のコーデックを決定する(S006)。この際、記憶部150に記憶されている評価テーブル154、閾値データ153が用いられる。また本実施形態では、ステップS002で得られる計測結果とステップS005で得られる計測結果とでは、好適でない方(通信品質が悪い結果となった方)の伝送遅延、伝送帯域を採用して、閾値と比較するが、態様はこれに限定されない。
図7は評価テーブル154の一例であり、回線網や音声圧縮方式を決定するパターン表である。方式決定部163は、得られた電波強度、伝送遅延、伝送帯域をパラメータとして、それぞれの計測値が基準値(閾値データ153に記述されている値)を満たすか、または満たさない状況を組み合わせる。本実施形態では、計測値のパラメータは、電波強度、伝送遅延、伝送帯域の3つとしているが、これらに限らず、他のパラメータを追加し、それぞれに対応した音声圧縮方式を設定することも可能である。また、計測値については、例では「○:基準値以上」、「×:基準値未満」の2値で表しているが、中間の値をとった評価を加えることもできる。また図7には、コーデックの具体的な方式例を記しているが、これらは一例であり、「方式」欄に記した内容に合致する、より好適なコーデックが選択されてもよい。
図7のNo.1のパターンでは、遠隔監視網6の通信品質はすべての指標値で良好な状態となっており、問題なく音声通話を行うことができる。遠隔監視網6の通信品質が良好の場合、方式決定部163は、使用するコーデックを「G.711」(64kbit/s)と決定する。また、以下のそれぞれのパターンについては、この「G.711」を基準としている。
No.2のパターンでは、伝送遅延は発生していないが、伝送帯域が基準の閾値を満たしていない状況である。この場合、通信データを小さくすることが必要となるため、音声を高い圧縮率で圧縮できる方式を採用する必要がある。本例の場合、方式決定部163は、使用するコーデックを「G.729」(8kbit/s)と決定する。
No.3のパターンでは、伝送遅延が発生している状況であり、音声データを組み立てて音声波形を再生するときにデータが到着せず、音声波形を構成できない可能性がある。このため、データ受信バッファを拡大する方式を用いるか、またはデータが欠損しても周囲のデータから欠損したデータを予測し復元する方式を用いるものとする。本例の場合、方式決定部163は、使用するコーデックを「AMBE+2」(3.6kbit/s)(AMBEは登録商標)もしくは「iLBC」(15.2kbit/s)と決定する。
No.4のパターンでは、伝送遅延、伝送帯域ともに基準の閾値を満たしていないため、方式決定部163は、遠隔監視網6を介した通話については不適であると判定する。ただし、電波強度が良好であるため、通常電話を用いることは可能である。このような状態の場合、インターホン20からの通話要求を検出した時に、監視装置3が監視センター1に備えられている電話器11に向けダイヤル発信(通常の電話発信操作)を行うように制御する。方式決定部163は、No.4のパターンとなる場合、「VoLTE」と決定し、音声通話をする旨が記された切替制御ファイル151を記憶部150から取得して、当該ファイルを送信データとしてセットする。
No.5のパターンは、伝送遅延、伝送帯域とともに、電波強度も基準を満たさない状況であるため、方式決定部163は通話不能と判定し、通話不能と記された切替制御ファイル151を記憶部150から取得して、当該ファイルを送信データとしてセットする。
方式決定部163は、音声のデータ圧縮方式や使用する回線網を決定すると、決定した内容に応じた切替制御ファイル151、コーデック定義ファイル152を記憶部150から取得し、監視装置3の通信モジュール30にこれらを送信する。
送信後、方式決定部163は、当該エレベーター2の識別情報(監視装置3や通信モジュール30のIPアドレスなど)と、いずれの切替制御ファイル151、コーデック定義ファイル152を送信したかを対応付けて記憶部150に記憶させる。この対応付けのデータは、複数のエレベーターごとに異なる方式となる場合に用いられる。
通信モジュール30のデータ送受信部361は、切替制御ファイル151、コーデック定義ファイル152を受信する。そしてファイル更新部363は、既存の切替制御ファイル351、コーデック定義ファイル352を、今回受信したファイルに更新することで、再設定を行う(S007)。
再設定後、インターホン20を用いて監視センター1と通話するときは、新しく再設定された音声圧縮の方式や通話回線を用いて通話を行うことが可能となる。
尚、図6のフローチャートのステップS001〜S005については、監視装置3から監視センター1に向けた計測と、監視センター1から監視装置3に向けた計測は、どちらを先に実施しても良く、また同時に実行してもよい。
図8は、エレベーター2のかご内から監視センター1に向けてコールがあった際の、通信モジュール30の動作例を示すフローチャートである。
インターホン入出力部371が、インターホン20からの呼び出しを受け付けると(S101)、通信網選択部372は、記憶部350に今現在記憶されている切替制御ファイル351を参照して、使用する回線網の情報を取得する(S102)。ここで、通話不能を示す値が切替制御ファイル351に記されている場合(S103:Yes)、通信網選択部372は、通話できないことを示す所定のメッセージをインターホン20が音声出力または表示するよう制御する(S110)。このメッセージを確認した乗客は、別の連絡手段を用いることが可能かなどの検討を早い段階で行うことができる。
現在設定されている切替制御ファイル351に、音声通話網5を示す値が記されている場合(S103:No、S104:No)、通信網選択部372は、監視センター1内の電話器11の番号に発呼するように、音声通話入出力部373を制御する(S120)。この制御は、通常の携帯電話を用いて通話する際の制御と同様である。以降、通信モジュール30のプロセッサ302は、通信網選択部372をバイパス(素通し)させ、インターホン入出力部371および音声通話入出力部373を制御することで、音声通話網5を介して、インターホン20と電話器11との間の通信を行う。
現在設定されている切替制御ファイル351に、遠隔監視網6を示す値が記されている場合(S104:Yes)、メッセージ作成部374は、記憶部350に今現在記憶されているコーデック定義ファイル352を参照し、コーデック情報を取得する(S105)。そしてメッセージ作成部374は、コーデック情報を含めたSIPメッセージ(SIP:Session Initiation Protocol)を作成する(S106)。具体的には、メッセージ作成部374は、コーデック定義ファイル352に記述されたコーデック情報を、メッセージボディに含めたINVITEリクエストを作成する。
遠隔監視網入出力部376は、メッセージ作成部374によって作成されたSIPメッセージ(INVITEリクエスト)を、遠隔監視網6を介して受信機器10に送信し、受信機器10から当該リクエストに対するレスポンスを受信する。符号化/復号化部375は、INVITEリクエストに含まれたコーデックと同じコーデックの情報が、レスポンス内に含まれていることを確認した後に、当該コーデックを使用するものとして設定する(S107)。
ここで、ステップS107が行われる際の、監視センター1側の受信機器10の動作について説明する。受信機器10の遠隔監視網入出力部176は、遠隔監視網6を介してINVITEリクエストを受信する。符号化/復号化部175は、当該INVITEリクエストのメッセージボディ内で指定されたコーデックを用いて符号化/復号化するように設定し、レスポンスを返信する。このレスポンスのメッセージボディには、符号化/復号化部175が設定したコーデック(=INVITEリクエスト内で指定されたコーデック)の情報が含まれる。
以降、双方で設定した同じコーデックを用いて、音声データを符号化/復号化しながら、遠隔監視網6を介して通話を行う(S108)。
ステップS108において、エレベーター2から監視センター1への通話の場合、具体的には以下のとおりとなる。通信モジュール30の符号化/復号化部375は、インターホン入出力部371から入力した音声データ(エレベーター2の乗客の話し声のデジタルデータ)を、指定のコーデックを使用して符号化し、遠隔監視網入出力部376に出力する。遠隔監視網入出力部376は、符号化後の音声データをRTP(Real-time Transport Protocol)ヘッダ、UDPヘッダおよびIPヘッダを付与してカプセル化し、カプセル化したIPパケットを、遠隔監視網6を介して受信機器10に送信する。受信機器10の遠隔監視網入出力部176は、カプセル化を解除して、符号化された音声データを取り出す。符号化/復号化部175は、符号化された音声データを、指定のコーデックを使用して復号化して音声データに戻して、ヘッドセット入出力部171に出力する。ヘッドセット入出力部171は、得られた音声データをアナログ変換した後、ヘッドセット112のスピーカーに音声を出力する。これにより、監視センター1内の管理者やオペレーターは、乗客の話し声を聞くことができる。
また、監視センター1からエレベーター2への通話の場合、上記と逆向きの動作となる。すなわち、受信機器10の符号化/復号化部175は、ヘッドセット入出力部171から入力した音声データ(監視センター1内の管理者やオペレーターの話し声のデジタルデータ)を、指定のコーデックを使用して符号化する。そして遠隔監視網入出力部176は、符号化後の音声データをカプセル化し、遠隔監視網6を介して、IPパケットを監視装置3の通信モジュール30に送信する。通信モジュール30の遠隔監視網入出力部376は、受信したIPパケットのカプセル化を解除して符号化された音声データを取り出す。符号化/復号化部375は、符号化された音声データを、指定のコーデックを使用して復号化し、音声データに戻してインターホン入出力部371に出力する。インターホン入出力部371は音声データをアナログ変換してインターホン20に音声を出力する。これにより、エレベーター2のかご内の乗客は、インターホン20のスピーカーから、オペレーターの話し声を聞くことができる。
送受信の際には、上記のようにRTPプロトコルが用いられ、UDP/IPにパケット化されて通信が行われる。すなわち、送信の際、符号化後の音声データは、各プロトコルスタックを経由してRTPヘッダ、UDPヘッダ、IPヘッダの順でヘッダが付与され、カプセル化される。受信の際には、逆にIPヘッダ、UDPヘッダ、RTPヘッダの順でカプセル化が解除され、符号化後の音声データが取り出される。遠隔監視網6での通信の場合、このように、カプセル化やその解除が行われ、符号化/復号化処理も行われるため、その分オーバーヘッドが生ずる。しかしながら、故障データや監視データなどの送受信で既に活用している既設のネットワークを、音声通信にも流用することができる。一方、音声通話網5で通信を行う場合、カプセル化やその解除に関してのオーバーヘッドや、符号化/復号化処理のオーバーヘッドを懸念する必要は無いものの、未契約の場合は新たに移動体通信事業者と契約を結ぶ必要がある。この場合、使用した分だけ費用が発生する従量制となるケースが多いため、運用コストの観点では、定額の遠隔監視網6を使用する方が好ましい。このコスト面に加え、音声をIPデータとして処理する場合は、音声通話網5を用いた音声通話に比べ、音声認識ソフトウェアや管理用ソフトウェアなどの各種ソフトウェアとの連携も容易となる。本実施形態では、通話に耐えうる通信品質である場合は、遠隔監視網6を使用し、通話に不適な通信品質であると判定される場合のみ、音声通話網5を使用する。よって、可能な限り遠隔監視網6を使用する実装となっている。
本実施形態では、いずれの通信方向でも、同じコーデックを使用するものとしているが、双方向で異なるコーデックを使用とすることも実現可能であり、このような実装でも構わない。
また、エレベーターのかご内からインターホンで通話を行う状況は、緊急を要する事態であることが多い。このような状況においては、至急通話できるようにする必要があるが、インターホンが押されてから通話可能になるまでの間に、通信品質を確認して通信方式を決定するなどの処理が入ると、乗客は暫く待たされることになる。本実施形態では、通話処理とは非同期に、事前にコーデックや通信回線網などの通信方式を決定しておく。そして通話の際には、今現在設定されているコーデックや通信回線網をそのまま採用する。このようにすることで、上記の待ち時間は発生しなくなり、緊急を要する事態にも適切に対処することができる。
上記実施形態では、エレベーターおよび監視装置はそれぞれ1台構成としているが、当然、複数のエレベーターを監視/管理し、各エレベーターや監視装置ごとに、使用するコーデックや回線網を決定してもよい。
本実施形態では、いずれのコーデックや回線網を使用するかの決定は、受信機器10で行うものとして説明した。また、受信機器10に事前に用意されている定義用ファイル(切替制御ファイル、コーデック定義ファイル)を、エレベーター側に配布するものとして説明した。このようにすることで、例えば閾値の更新や新たにコーデックを追加する場合などでは、受信機器10内のデータ更新を行うのみで済むため、保守管理なども容易となる。
以上に詳説したように、本実施形態によって、回線品質に応じた通信方式に切り替え制御することができ、エレベーターのかご内と監視センターとの間で、通話不適となる状況を低減させることができる。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1 :監視センター
2 :エレベーター
3 :監視装置
4 :受信機器
5 :音声通話網
6 :遠隔監視網
10 :受信機器
11 :電話器
20 :インターホン
30 :通信モジュール
150 :記憶部
160 :通話方式決定部
161 :データ送受信部
162 :計測部
163 :方式決定部
170 :通話部
171 :ヘッドセット入出力部
175 :符号化/復号化部
176 :遠隔監視網入出力部
270 :通話部
350 :記憶部
360 :通話方式決定部
361 :データ送受信部
362 :計測部
363 :ファイル更新部
370 :通話部
371 :インターホン入出力部
372 :通信網選択部
373 :音声通話入出力部
374 :メッセージ作成部
375 :符号化/復号化部
376 :遠隔監視網入出力部
500 :エレベーター通話システム

Claims (5)

  1. エレベーターが設置されている施設内の装置である施設装置と、監視センター内の装置であるセンター装置との間のデータ通信回線網を使用して、前記エレベーター内と前記監視センター内との間での音声伝達を行うエレベーター通話システムであって、
    前記施設装置は、
    事前に規定される計測用データを前記センター装置に送信し、
    前記センター装置から送信される計測用データを受信して、当該計測用データに基づき前記データ通信回線網の通信品質を表す指標値を計測し、その計測結果を前記センター装置に送信し、
    前記センター装置は、
    前記施設装置から送信される前記計測用データを受信し、当該計測用データに基づき前記データ通信回線網の通信品質を表す指標値を計測し、
    事前に規定される計測用データを前記施設装置に送信し、当該送信に応じた前記計測結果を、前記施設装置から受信し、
    前記施設装置から送信される前記計測結果と自らで計測した計測結果とに基づき、コーデックを決定し、前記データ通信回線網を介して送受信する音声データに対して前記決定したコーデックを適用するよう、前記決定したコーデックに関する情報を前記施設装置に送信する、
    エレベーター通話システム。
  2. 請求項1に記載のエレベーター通話システムであって、
    前記施設装置と前記監視センター内の電話器との間には、音声による通話を行う音声通話網が設けられており、
    前記センター装置は、さらに、前記施設装置から送信される前記計測結果と自らで計測した計測結果とに基づき、前記データ通信回線網が通話不適と判定する場合、前記音声通話網を使用するよう、事前に定義されるデータを前記施設装置に送信する、
    エレベーター通話システム。
  3. 請求項1に記載のエレベーター通話システムであって、
    前記施設装置は、前記エレベーターのかご内に備えられる通話器から呼び出しを受け付けると、現在設定されているコーデックを用いて音声データを符号化もしくは復号化して、前記データ通信回線網を介して前記センター装置との間でデータ通信を行う、
    エレベーター通話システム。
  4. 請求項2に記載のエレベーター通話システムであって、
    前記施設装置は、前記エレベーターのかご内に備えられる通話器から呼び出しを受け付けると、前記データ通信回線網または前記音声通話網のうちで現在設定されている回線網を用いて音声の送受信を行う、
    エレベーター通話システム。
  5. 請求項4に記載のエレベーター通話システムであって、
    前記施設装置は、前記データ通信回線網および前記音声通話網のいずれを用いても通話不能である場合、このことを示す所定のメッセージを前記エレベーターの前記通話器に出力する、
    エレベーター通話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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