JP2019053914A - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリップ動作の安定化を図ることができる回路遮断器を得ること。【解決手段】回路遮断器の開閉機構部は、引き外し機構部の作用によって回転軸17cを中心に回転し、回転軸17cの回転方向に沿った円弧状の係合部17bを有するトリップバー17と、円弧状の係合部17bに係合する平面状の係合部16dを有する状態保持部材であるレバー部16とを備える。トリップバー17は、回転軸17cを中心とした回転によって、円弧状の係合部17bが平面状の係合部16dに係合して開閉機構部を非トリップ状態にする姿勢と、円弧状の係合部17bが平面状の係合部16dとの係合が解除され開閉機構部をトリップ状態にする姿勢とに変化可能である。平面状の係合部16dは、円弧状の係合部17bに向けて突出する凸部16eを有する。【選択図】図6

Description

引き外し機構部の作用によりトリップ動作を行う開閉機構部を備える回路遮断器に関する。
従来、回路遮断器の引き外し機構部の種類として、熱動電磁タイプと完全電磁タイプとが知られている。特許文献1に記載されているように、熱動電磁タイプの引き外し機構部は、バイメタルの熱湾曲量で開閉機構部のトリップバーを回転させて開閉機構部のトリップ動作を導く。また、完全電磁タイプの引き外し機構部は、特許文献2に記載されているように、磁気吸引した鉄片の作用力で開閉機構部のトリップバーを回転させて開閉機構部のトリップ動作を導く。
特開昭58−131625号公報 特開2011−171223号公報
完全電磁タイプの引き外し機構部および熱動電磁タイプの引き外し機構部も、回路遮断器の外形サイズおよび発熱量といった制約がある。そのため、引き外し機構部により開閉機構部のトリップ動作を導くのに必要な力である必要動作力は小さいほうが望ましい。
しかしながら、必要動作力が小さすぎると振動および衝撃といった外乱により、必要がない場合に開閉機構部がトリップ動作してしまう可能性がある。そのため、外乱により必要が無い場合に開閉機構部がトリップ動作しない範囲に収まるように必要動作力のばらつきを小さくすることが望ましい。
トリップバーは、開閉機構部を非トリップ状態に維持するレバーといった状態保持部材と係合しており、かかる係合をトリップバーの回転によって解除することで、開閉機構部のトリップ動作を導く。したがって、開閉機構部を非トリップ状態に維持する状態保持部材に対するトリップバーの当接面を円弧状に形成することで、必要動作力のばらつきを小さくすることが考えられる。ところが、成形不良によってトリップバーの当接面に小さな凸部といった異形状部が発生した場合、必要動作力のばらつきが大きくなって、トリップ動作が不安定になってしまう場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トリップ動作の安定化を図ることができる回路遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の回路遮断器は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点と対向する可動接点を有する可動接触子と、固定接点と可動接点との接触および開離を行う開閉機構部と、開閉機構部をトリップ状態にする引き外し機構部とを備える。開閉機構部は、引き外し機構部の作用によって回転軸を中心に回転し、回転軸の回転方向に沿った円弧状の係合部を有するトリップバーと、円弧状の係合部に係合する平面状の係合部を有する状態保持部材とを備える。トリップバーは、回転軸を中心とした回転によって、円弧状の係合部が平面状の係合部に係合して開閉機構部を非トリップ状態にする姿勢と、円弧状の係合部が平面状の係合部との係合が解除され開閉機構部をトリップ状態にする姿勢と、に変化可能である。平面状の係合部は、円弧状の係合部に向けて突出する凸部を有する。
本発明によれば、トリップ動作の安定化を図ることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるオン状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図 実施の形態1にかかるオフ状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図 実施の形態1にかかる回路遮断器における開閉機構部の説明図 実施の形態1にかかる回路遮断器におけるレバーの外観斜視図 実施の形態1にかかる回路遮断器においてレバーによってローラの移動方向が規制される様子を示す図 実施の形態1にかかる回路遮断器におけるレバーの係合部とトリップバーの係合部との関係を示す図 実施の形態1にかかるトリップ状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図 実施の形態1にかかる回路遮断器のトリップ動作におけるレバーの係合部とトリップバーの係合部との関係を示す図 実施の形態2にかかるレバーの側面図 実施の形態2にかかるレバーの背面図 実施の形態3にかかるレバーの側面図 実施の形態3にかかるレバーの背面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる回路遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以下においては、説明の便宜上、図面にXYZ軸の座標を付している。XYZ軸の座標において、Z軸正方向を上方向とし、Z軸負方向を下方向とし、X軸正方向を右方向とし、X軸負方向を左方向とし、Y軸正方向を前方向とし、Y軸負方向を後方向とする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるオン状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図であり、図2は、実施の形態1にかかるオフ状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図である。実施の形態1にかかる回路遮断器100は、過電流または短絡電流を検出して電路を遮断する配線用遮断器であるが、漏電を検出して電路を遮断する漏電遮断器であってもよい。
回路遮断器100がオン状態である場合、回路遮断器100によって電路が閉状態になっており電路に電流が流れる。また、回路遮断器100がオフ状態である場合、回路遮断器100によって電路が開状態になっており電路の電流が遮断される。
図1および図2に示すように、実施の形態1にかかる回路遮断器100は、絶縁性の筐体1と、一端部に固定接点2aが設けられた固定接触子2と、固定接点2aと対向する可動接点3aが設けられた可動接触子3と、可動接触子3を固定接触子2から離す方向に付勢する開離ばね4と、不図示の負荷側導体に接続される固定導体5とを備える。固定接触子2の他端部には不図示の電源側導体に接続される。
また、回路遮断器100は、固定接点2aと可動接点3aとの接触および開離を行う開閉機構部10と、過電流または短絡電流といった電流異常を検出した場合に、開閉機構部10にトリップ動作を実行させる引き外し機構部50とを備える。
開閉機構部10は、筐体1に固定されたフレーム11と、フレーム11に回動可能に取り付けられ、外部から手動で操作される操作ハンドル12と、可動接触子3に係合した状態で筐体1に形成された不図示の溝に沿って上下方向に移動可能な絶縁性の押板13と、押板13の上部に係合するローラ14と、操作ハンドル12の取付孔12bに一端部151が回転可能に取り付けられ、他端部152がローラ14を回転可能に支持するリンク15とを備える。
また、開閉機構部10は、ローラ14の移動方向をローラ14が押板13を押圧する方向に沿う上下方向に規制するレバー部16と、レバー部16によるローラ14の移動方向の規制を解除するトリップバー17と、レバー部16およびトリップバー17を付勢するねじりばね18とを備える。レバー部16は、開閉機構部10を非トリップ状態に保持する状態保持部材の一例である。なお、状態保持部材は、開閉機構部10を非トリップ状態に保持することができればよく、レバー部16以外の部材であってもよい。
回路遮断器100がオン状態である場合は、図1に示すように、開離ばね4の付勢力に逆らってローラ14が押板13を押し下げている状態であり、固定接点2aと可動接点3aとが接触している。また、回路遮断器100がオフ状態である場合は、図2に示すように、開離ばね4の付勢力によって押板13がローラ14を押し上げている状態であり、固定接点2aと可動接点3aとが離れている。
引き外し機構部50は、鉄心51と、鉄心51に固定された円筒状の電磁コイル52と、電磁コイル52が巻かれる絶縁性のボビン53と、電磁コイル52の磁束の作用によって鉄心51に生じる磁力で移動するアーマチュア54とを備える。アーマチュア54は、鉄および合金といった磁性体で形成される。
ここで、回路遮断器100がオフ状態からオン状態へ移行する際の動作について説明する。回路遮断器100は、図2に示す開状態から、操作ハンドル12が前方に向けて押されると、操作ハンドル12が回転軸12aを中心として回転する。操作ハンドル12の回転によって、取付孔12bに挿入されているリンク15の一端部151が後方へ移動し、リンク15の他端部152に連結されているローラ14がレバー部16によって移動方向が規制されて下方に移動し、レバー部16の側面に沿って下方向へ押板13を押し下げる。
押板13が下方に移動すると、押板13に係合している可動接触子3は、開離ばね4からの反力を受けながら下方へ移動する。これにより、可動接点3aが固定接点2aに接触して、回路遮断器100が図1に示すオン状態になる。
回路遮断器100がオン状態へ移行した状態において、リンク15の一端部151が回転軸12aの中心とローラ14の中心とを通る直線よりも後方に位置しているため、リンク15の一端部151にはローラ14からリンク15を介して上方向へ向かう力が掛かっている。そのため、操作ハンドル12は図1に示す位置であるオン位置で停止する。
次に、回路遮断器100がオン状態からオフ状態へ移行する際の動作について説明する。回路遮断器100は、図1に示す閉状態から、操作ハンドル12が後方に向けて押されると、操作ハンドル12が回転軸12aを中心として回転する過程で、回転軸12aの中心、リンク15の一端部151の中心およびローラ14の中心が一直線上に並ぶ。そのため、ローラ14からの力を受けて可動接触子3が押し下げられ、操作ハンドル12を移動するために必要な力が増加する。
操作ハンドル12がさらに回転して、リンク15の一端部151が前方へ移動すると、開離ばね4からの反力を受けている押板13が、ローラ14およびリンク15の他端部152を上方に押す。そのため、操作ハンドル12が後方へ回転していくと共に、リンク15の一端部151は前方へ移動していき、リンク15に取り付けられたローラ14は上方へ移動する。
これにより、オフ状態からオン状態への動作とは逆の動作で、押板13および可動接触子3もオフ状態の位置へ移動し、可動接点3aと固定接点2aとは開離され、回路遮断器100は、図2に示すオフ状態となる。
ここで、開閉機構部10の構成について具体的に説明する。図3は、実施の形態1にかかる回路遮断器における開閉機構部の説明図である。フレーム11は、図3に示す第1のフレーム20と第2のフレーム30とを含む。第1のフレーム20と第2のフレーム30は、金属板などの板状部材を打ち抜き加工、打ち出し加工および曲げ加工を含む加工を施すことによって形成され、筐体1に固定される。
第1のフレーム20は、平板状部21と、平板状部21から第2のフレーム30と対向する方向へ突出する突出部22,23と、筐体1に固定される固定部24とを備える。平板状部21と突出部22,23とにより上面視でコ字状の部分が形成される。第2のフレーム30は、平板状部31と、平板状部31から第1のフレーム20と対向する方向へ突出する突出部32と、筐体1に固定される固定部33とを備える。平板状部31と突出部32とにより上面視でL字状の部分が形成される。
第1のフレーム20には、第2のフレーム30と対向する方向に突出する回転軸21aが形成される。第2のフレーム30には、第1のフレーム20と対向する方向に突出する回転軸31cが形成される。回転軸21aは、平板状部21の一部を打ち出すことにより形成され、回転軸31cは、平板状部31の一部を打ち出すことにより形成される。
図3に示すように、レバー部16には、回転軸21aが挿入される軸受孔16aと、回転軸31cが挿入される軸受孔16bとが形成されている。回転軸21aが軸受孔16aに挿入され、回転軸31cが軸受孔16bに挿入されることによって、レバー部16のフレーム11に回転可能に支持される。
また、第1のフレーム20の平板状部21には、軸受孔21bが形成され、第2のフレーム30の平板状部31には、軸受孔31dが形成される。操作ハンドル12には、回転軸12aが形成されており、回転軸12aが軸受孔21b,31dに挿入されることで、操作ハンドル12が回転軸12aを中心としてフレーム11に回転可能に支持される。
第1のフレーム20の平板状部21には、軸受孔21dが形成され、第2のフレーム30の平板状部31には、軸受孔31eが形成される。トリップバー17は、引き外し機構部50による作用力が働く本体部17aと、レバー部16に形成された円弧状の係合部16dに係合する平面状の係合部17bと、本体部17aと係合部17bとの間に設けられた回転軸17cとを備える。回転軸17cが軸受孔21d,31eに挿入されることで、トリップバー17が回転軸17cを中心としてフレーム11に回転可能に支持される。なお、トリップバー17は、側面視でL字状に形成されている。
ねじりばね18の円環状部分は、回転軸17cに回転可能に保持される。図1に示すように、回路遮断器100が閉状態において、ねじりばね18の一方の腕は、トリップバー17の本体部17aに係合して回転軸17cを中心としてトリップバー17を図1の矢印Gで示す方向に付勢する。また、ねじりばね18の他方の腕は、レバー部16に係合し、図1の矢印Hで示す方向にレバー部16を付勢する。
第1のフレーム20と第2のフレーム30とは、操作ハンドル12、レバー部16およびトリップバー17を各々回転可能に支持した状態で、カシメにより結合される。カシメによる結合は、第1のフレーム20における突出部22,23の先端部が、第2のフレーム30の平板状部31に形成された取付孔31a,31bに挿入された状態で突出部22,23に対して行われる。
なお、操作ハンドル12、レバー部16およびトリップバー17をフレーム11へ取り付けるための構成は、上述した構成に限定されない。すなわち、フレーム11に操作ハンドル12、レバー部16およびトリップバー17が各々回転可能に支持される構成であればよい。また、開閉機構部10において非トリップ状態を維持する構成は、上述した例に限定されない。
図4は、実施の形態1にかかる回路遮断器におけるレバーの外観斜視図である。図4に示すように、レバー部16は、上述した軸受孔16a,16bが形成される基端部161と、基端部161に連続し先端側にかけて平板形状を有する平板状部162と、フレーム11の開口部31fに挿入される突出部163とを備える。
平板状部162は、ローラ14に当接する当接部16cと、平面状に形成されトリップバー17の係合部17bと係合する係合部16dとを備える。平板状部162は、一方の表面164でローラ14と当接し、他方の表面164でトリップバー17の係合部17bと係合する。
図5は、実施の形態1にかかる回路遮断器においてレバーによってローラの移動方向が規制される様子を示す図である。引き外し機構部50によって電流異常が検出されていない場合、図1および図2に示すように、引き外し機構部50のアーマチュア54は、トリップバー17に作用していない。そのため、トリップバー17は、図5に示すように、係合部17bがレバー部16の係合部16dと係合して開閉機構部10を非トリップ状態にする姿勢のままである。
これにより、レバー部16は図1および図2に示す位置に固定され、ローラ14の移動方向が上下方向に規制される。すなわち、操作ハンドル12への操作に伴ってローラ14が当接部16cの表面164に沿って移動し、ローラ14が押板13を上下方向に移動する。
図6は、実施の形態1にかかる回路遮断器におけるレバーの係合部とトリップバーの係合部との関係を示す図である。図6に示すように、トリップバー17の係合部17bは、レバー部16と当接する当接面17dを有しており、かかる当接面17dは、側面視においてトリップバー17の回転軌跡Wに沿った円弧状に形成される。例えば、当接面17dは、側面視において回転軸17cの回転中心Oを中心とする円弧と実質的に同一の円弧形状を有する。なお、トリップバー17の回転軌跡Wは、回転軸17cの回転中心Oを中心とする円である。
これにより、トリップバー17の係合部17bが係合部16dに係合している状態で、トリップバー17が回転中心O周りに回転しても回転中心Oと係合部16dとの距離Lを実質的に一定にすることができる。
そのため、レバー部16の係合部16dがトリップバー17に作用する力の変動範囲が実質的に当接面17dの寸法精度で決まるため、引き外し機構部50によるトリップ動作に必要な力である必要動作力のばらつきを抑制して必要動作力の安定を図ることができる。
しかしながら、図6に点線で示すように、成形不良によってトリップバー17の当接面17dに小さな異形状部17fが発生する場合がある。トリップバー17の当接面17dのうち係合部16dと当接している部分以外の領域と係合部16dとの間の隙間は小さいことから、トリップバー17が回転中心O周りの回転の際に、異形状部17fが継続して係合部16dと当接する場合がある。そのため、トリップバー17の回転に伴って距離Lが変動し、トリップ動作の過程において連続して必要動作力が変化してしまい、必要動作力のばらつきが大きくなることがある。
そこで、実施の形態1にかかるレバー部16における係合部16dの先端には、係合部17bに向けて突出する凸部16eが形成されており、かかる凸部16eが係合部17bと係合時にトリップバー17の当接面17dに当接する。これにより、異形状部17fがあった場合でも、レバー部16の係合部16dのうち当接面17dに当接する領域を限定することができ、トリップ動作の安定化を図ることができる。
具体的には、トリップバー17が回転していき、凸部16eが異形状部17fに到達するまでは、距離Lを実質的に一定にすることができ、必要動作力のばらつきを抑制することができる。また、凸部16eが異形状部17fに到達した場合、凸部16eが異形状部17fを乗り上げることから、距離Lが変化するが、トリップバー17の回転過程において異形状部17fが凸部16eに接触する期間は短い。そのため、必要動作力が大きくなる期間はトリップ動作期間全体としてみれば小さく、凸部16eを設けない場合に比べ、トリップ動作におけるトリップバー17の回転開始からトリップ完了までにおいて必要動作力のばらつきを抑制することができ、トリップ動作の安定化を図ることができる。
次に、回路遮断器100のトリップ動作について説明する。図7は、実施の形態1にかかるトリップ状態の回路遮断器の内部構成を示す側断面図であり、図8は、実施の形態1にかかる回路遮断器のトリップ動作におけるレバーの係合部とトリップバーの係合部との関係を示す図である。なお、図8において細い破線で示している状態がトリップ動作前の状態を示し、実線で示している状態がトリップ動作後の状態である。
図1に示す状態において、電磁コイル52に過電流または短絡電流が流れると、電磁コイル52から磁束が発生して鉄心51に磁力が発生し、鉄心51に上方向へ向けて吸引される力が働く。そのため、鉄心51においてアーマチュア54を吸引する吸引力が増加し、図7に示すように、アーマチュア54の一端部541が下方に移動する。
アーマチュア54の一端部541が下方に移動すると、アーマチュア54が中央部542を中心として回転し、他端部543が前方へ移動する。前方へ移動した他端部543は、本体部17aを押す。アーマチュア54が本体部17aを押すと、トリップバー17の本体部17aがレバー部16の係合部16dへ向かう方向へ回転する。
これにより、図8に示すように、トリップバー17は開閉機構部10をトリップ状態にする姿勢になり、トリップバー17の係合部17bとレバー部16の係合部16dとの係合が外れ、レバー部16が後方へ回転して、ローラ14と押板13との係合が解除される。これにより、ローラ14による押板13の押圧状態が解除されるため、開離ばね4により押板13および可動接触子3が押し上げられて、可動接点3aが固定接点2aから開離し、図7に示すトリップ状態となる。
このように、引き外し機構部50は、過電流または短絡電流を検出すると、開閉機構部10に作用し、開閉機構部10をトリップ状態にすることができる。なお、回路遮断器100が漏電遮断器である場合、引き外し機構部50は、漏電を検出すると、開閉機構部10に作用し、開閉機構部10をトリップ状態にする。
次に、回路遮断器100をトリップ状態からオフ状態へ復帰するときの動作について説明する。回路遮断器100において、図7の状態から、操作ハンドル12が後方へ移動されると、操作ハンドル12の移動に追従してリンク15とローラ14が前方へ移動し、ローラ14はレバー部16と押板13の隙間から引き抜かれる。
ローラ14がレバー部16と押板13の隙間から引き抜かれた後に、操作ハンドル12の突起12dがレバー部16のハンドル係合面16fに接触し、レバー部16を図7に示す矢印Nの方向に回転させる。これにより、トリップバー17を係止していたレバー部16がトリップバー17から離れる方向に移動する。そのため、不図示のねじりばねの力によってトリップバー17が図7に示す矢印Mの方向に回転し、トリップバー17の係合部17bとレバー部16の係合部16dとの係合が復帰し、回路遮断器100は図2に示すオフ状態になる。
以上のように、実施の形態1にかかる回路遮断器100は、固定接点2aを有する固定接触子2と、固定接点2aと対向する可動接点3aを有する可動接触子3と、固定接点2aと可動接点3aとの接触および開離を行う開閉機構部10と、電流異常を検出した場合に、開閉機構部10をトリップ状態にする引き外し機構部50とを備える。開閉機構部10は、引き外し機構部50の作用によって回転軸17cを中心に回転し、回転軸17cの回転方向に沿った円弧状の係合部17bを有するトリップバー17と、円弧状の係合部16dに係合する平面状の係合部16dを有する状態保持部材であるレバー部16とを備える。トリップバー17は、回転軸17cを中心とした回転によって、円弧状の係合部17bが平面状の係合部16dに係合して開閉機構部10を非トリップ状態にする姿勢と、円弧状の係合部17bが平面状の係合部16dとの係合が解除され開閉機構部10をトリップ状態にする姿勢とに変化可能である。係合部16dは、先端に凸部16eが形成された平面形状を有する。これにより、開閉機構部10のトリップ動作を導くのに必要な力の変化を抑制することができる。
また、凸部16eは、トリップバー17の回転軸17cの軸方向に沿って凸条に形成される。回転軸17cの軸方向は、X軸方向である。これにより、トリップバー17の回転軸17cの軸方向と直交する方向に凸部が延伸する場合に比べ、トリップバー17が回転してからトリップバー17とレバー部16との係合が解除されるまでに、凸部16eが異形状部17fに乗り上げる期間が短いため、必要動作力のばらつきの変化によるトリップ動作への影響が少なく、トリップ動作の安定化を図ることができる。
また、凸部16eは、係合部16dの先端における回転軸17cの軸方向の全体に亘って形成される。これにより、トリップバー17の回転軸17cの軸方向に亘って係合部16dをトリップバー17の当接面17dに接触させることができるため、トリップバー17とレバー部16との係合をより安定して行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる回路遮断器は、レバーの構成が異なる点で、実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかるレバー部16と異なる点を中心に説明する。
図9は、実施の形態2にかかるレバーの側面図であり、図10は、実施の形態2にかかるレバーの背面図である。図9に示すように、実施の形態2にかかるレバー部16Aは、軸受孔16a,16bが形成される基端部161と、基端部161に連続し先端側にかけて平板形状を有する平板状部162Aと、突出部163とを備える。
平板状部162Aは、ローラ14に当接する当接部16cと、トリップバー17の係合部17bと係合する平面状の係合部66dとを備える。平板状部162Aは、平板状部162と同様に、一方の表面164でローラ14と当接し、他方の表面165Aでトリップバー17の係合部17bと係合する。
レバー部16Aにおける係合部66dの先端には、凸部66eが形成されており、かかる凸部66eが凸部16eと同様にトリップバー17の当接面17dに当接する。
また、凸部66eは、凸部16eと同様に、凸条に形成される。すなわち、凸部66eは、トリップバー17の回転軸17cの軸方向に沿って延び、係合部66dの先端における回転軸17cの軸方向の全体に亘って形成される。係合部66dには凸部66eに隣接して凹部66fが形成される。凸部66eおよび凹部66fは、レバー部16Aにおける係合部66dの領域60を後方へ打ち出し加工することによって形成される。
以上のように、実施の形態2にかかるレバー部16Aの係合部66dにおける凸部66eは、回転軸17cの軸方向の全体に亘って形成される。また、係合部66dは、凸部66eに隣接して形成される凹部66fを備える。凸部66eおよび凹部66fは、領域60を打ち出し加工することによって形成することができる。この場合、凸部66eは、打ち出される領域でないため、凸部66eの先端を容易に平坦な形状にすることができ、凸部66eの当接面17dへの当接を安定して行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる回路遮断器は、レバーの構成が異なる点で、実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかるレバー部16と異なる点を中心に説明する。
図11は、実施の形態3にかかるレバーの側面図であり、図12は、実施の形態3にかかるレバーの背面図である。図11および図12に示すように、実施の形態2にかかるレバー部16Bは、軸受孔16a,16bが形成される基端部161と、基端部161に連続し先端側にかけて平板形状を有する平板状部162Bと、突出部163とを備える。
平板状部162Bは、ローラ14に当接する当接部16cと、平面状に形成されトリップバー17の係合部17bと係合する係合部76dとを備える。平板状部162Bは、平板状部162と同様に、一方の表面164でローラ14と当接し、他方の表面165Bでトリップバー17の係合部17bと係合する。
レバー部16Bにおける係合部76dの先端には、凸部76eが形成されており、かかる凸部76eが凸部16eと同様にトリップバー17の係合部17bにおける当接面17dに当接する。
また、凸部76eは、トリップバー17の回転軸17cの軸方向に沿って延伸する。凸部76eは、係合部76dの先端における回転軸17cの軸方向の中央部に形成され、回転軸17cの軸方向の両端部には形成されない。凸部76eは、レバー部16Bにおける係合部76dの先端の一部を前方へ打ち出し加工することによって形成される。
以上のように、実施の形態3にかかるレバー部16Bの係合部76dにおける凸部76eは、回転軸17cの軸方向の中央部に形成される。したがって、トリップバー17の当接面17dのうち回転軸17cの軸方向の両端部に異形状部17fが存在する場合、凸部76eが異形状部17fに乗り上げることがないため、開閉機構部10のトリップ動作を導くのに必要な力を安定させることができる。
なお、上述した例では、凸部76eは、係合部76dの先端中央部に1つ形成されるが、係合部76dの先端において複数の凸部76eを回転軸17cの軸方向に間隔を空けて配列した構成であってもよい。
また、上述した例では、凸部16e,66e,76eは、係合部16d,66d,76dの先端に形成されているが、凸部16e,66e,76eは、係合部17bと係合した場合に係合部17bと接触する位置にあればよく、係合部16d,66d,76dの先端以外の箇所に形成してもよい。
また、引き外し機構部50は、上述した構成に限定されない。例えば、引き外し機構部50は、バイメタルの熱湾曲量で開閉機構部10のトリップバー17を回転させて開閉機構部10のトリップ動作を導く構成であってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 筐体、2 固定接触子、2a 固定接点、3 可動接触子、3a 可動接点、4 開離ばね、5 固定導体、10 開閉機構部、11 フレーム、12 操作ハンドル、12a,15c,17c,21a,31c 回転軸、12b,31a,31b 取付孔、12d 突起、13 押板、14 ローラ、15 リンク、16,16A,16B レバー部、16a,16b,21b,21d,31d,31e 軸受孔、16c 当接部、16d,17b,66d,76d 係合部、16e,66e,76e 凸部、16f ハンドル係合面、17 トリップバー、17a 本体部、17d 当接面、17f 異形状部、18 ねじりばね、20 第1のフレーム、21,31,162,162A,162B 平板状部、22,23,32,163 突出部、24,33 固定部、30 第2のフレーム、31f 開口部、50 引き外し機構部、51 鉄心、52 電磁コイル、53 ボビン、54 アーマチュア、60 領域、66f 凹部、100 回路遮断器、151,541 一端部、152,543 他端部、161 基端部、542 中央部。

Claims (6)

  1. 固定接点を有する固定接触子と、
    前記固定接点と対向する可動接点を有する可動接触子と、
    前記固定接点と前記可動接点との接触および開離を行う開閉機構部と、
    前記開閉機構部をトリップ状態にする引き外し機構部と、を備え、
    前記開閉機構部は、
    前記引き外し機構部の作用によって回転軸を中心に回転し、前記回転軸の回転方向に沿った円弧状の係合部を有するトリップバーと、
    前記円弧状の係合部に係合する平面状の係合部を有する状態保持部材と、を備え、
    前記トリップバーは、前記回転軸を中心とした回転によって、前記円弧状の係合部が前記平面状の係合部に係合して前記開閉機構部を非トリップ状態にする姿勢と、前記円弧状の係合部が前記平面状の係合部との係合が解除され前記開閉機構部をトリップ状態にする姿勢と、に変化可能であり、
    前記平面状の係合部は、
    前記円弧状の係合部に向けて突出する凸部を有する
    ことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記凸部は、
    前記回転軸の軸方向に沿って延伸する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記凸部は、
    前記平面状の係合部における前記回転軸の軸方向の全体に亘って形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記凸部は、
    前記平面状の係合部における前記回転軸の軸方向の中央部に形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
  5. 前記平面状の係合部は、
    前記凸部に隣接して形成される凹部を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
  6. 前記状態保持部材は、
    基端が回転可能に支持され、先端に前記平面状の係合部が形成されたレバー部を含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の回路遮断器。
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