JP2019050350A - 変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ - Google Patents

変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2019050350A
JP2019050350A JP2018109908A JP2018109908A JP2019050350A JP 2019050350 A JP2019050350 A JP 2019050350A JP 2018109908 A JP2018109908 A JP 2018109908A JP 2018109908 A JP2018109908 A JP 2018109908A JP 2019050350 A JP2019050350 A JP 2019050350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
solar cells
substrate
switch
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018109908A
Other languages
English (en)
Inventor
エリック レーダー,
Rehder Eric
エリック レーダー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US15/643,282 external-priority patent/US20180076349A1/en
Priority claimed from US15/643,287 external-priority patent/US10763383B2/en
Priority claimed from US15/787,291 external-priority patent/US20180358497A1/en
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2019050350A publication Critical patent/JP2019050350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】放射線損傷などによるソーラーセルの損傷による電圧の変化に適応するための電流フロー経路の変更手段を備えたソーラーセルアレイを提供する。【解決手段】基板に取り付けられた一又は複数のソーラーセル14から成るソーラーセルアレイにおいて、基板は、ソーラーセル14への一又は複数の電気的接続20と、ソーラーセル14のうちの一又は複数と、電気的接続20のうちの一又は複数との間で電流フロー経路を変更することによって、ソーラーセル14の一又は複数に対するストリング長を変更するための一又は複数のスイッチ54とを含む。【選択図】図15

Description

本開示は、概してソーラーセルパネルに関し、より具体的には、変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイに関する。
典型的な宇宙飛行可能なソーラーセルパネルアセンブリは、ソーラーセルの長いストリングからなるソーラーセルアレイを構築することを含む。これらのストリングは、長さ、すなわちソーラーセルの数が変更可能であり、非常に長くすることができる。
従来のソーラーセルアレイは、必要な出力電圧を生成するために固定数のソーラーセルで構築されている。固定数のソーラーセルは、電子及び陽子線の最高線量を含む最も熱い動作期間である最も難しい条件下でサイズ決定しなければならない。特に、既存の解決策では、最悪の場合の環境に対してサイズ決定されたストリングが生成される。
100V動作について、これは、55までのソーラーセルでありうる。ソーラーセルアレイの動作開始時には、放射線損傷は最小限であり、45までのソーラーセルで100Vに到達する可能性がある。したがって、動作開始時には、ソーラーセルの約18%(10/55)が使用可能な電力を生成していない。
これは、動作温度及び宇宙環境における高エネルギー電子及び陽子の累積線量とともに変化することになる。最も重要なのは、ソーラーセルアレイの寿命中に変化する電圧である。
したがって、必要とされるのは、寿命中のソーラーセルアレイの動作に対する変化に適応するための手段である。
上記の限定を克服し、本明細書を読み理解すれば明らかになる他の限定を克服するために、本開示は、基板に取り付けられた一又は複数のソーラーセルから成り、基板が、ソーラーセルへの一又は複数の電気的接続を含み、基板が、ソーラーセルのうちの一又は複数と電気的接続のうちの一又は複数との間で電流流路を変更することによって、ソーラーセルの一又は複数のストリング長を変更するための一又は複数のスイッチを含むソーラーセルアレイを記載する。
一又は複数の刈り込まれたコーナーを有するソーラーセルのうちの少なくとも1つが基板に取り付けられるとき、基板のエリアが露出されたままであり、基板の露出されたままであるエリアが、スイッチのうちの少なくとも1つを含む。ソーラーセルのうちの少なくとも1つの隣接するものの刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域が位置合わせされ、それにより基板のエリアを露出するように、ソーラーセルのうちの少なくとも1つが、基板に取り付けられる。スイッチのうちの少なくとも1つは、ソーラーセルのうちの少なくとも1つに隣接した刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域内に位置する。
スイッチが、制御信号に応じて、ソーラーセルのうちの一又は複数のストリング長を変更し、スイッチが、複数のストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容するために、ストリング長を変更する。スイッチは、単極単投(single−pole single−throw(SPST))スイッチ、又は双極単投(dual−pole single−throw(DPST))スイッチである。
基板は、ソーラーセル間の電気的接続を行うためのスイッチに接続された一又は複数のトレースを含む。
ここで、図面を参照するが、各図面を通じて、類似の参照番号は対応する部品を表す。
ソーラーセルパネルの従来の構造を示す。 ソーラーセルパネルの従来の構造を示す。 A及びBは、1つの例によるソーラーセルパネルの改良された構造を示す。 A及びBは、1つの例によるソーラーセルパネルの代替的構造を示す。 図3及び図4の改良されたソーラーセルパネルで使用されうる例示的ソーラーセルの前面を示す。 図5の例示的ソーラーセルの背面を示す。 1つの例による、アレイの2次元(2D)グリッド内に配置されたセルを示す。 一又は複数のバイパスダイオードがコーナー領域内の基板の露出したエリアに追加されるアレイの例を示す。 バイパスダイオードがセルの背面に付けられ、バイパスダイオード用の相互接続子又は接点が前面接点と背面接点との間のコーナー領域内に延在している例を示す。 バイパスダイオード用の相互接続子又は接点が前面接点と背面接点の間のコーナー領域内に延在している、図9の例の前面図を示す。 2Dグリッドのアレイ内に配置され基板に付けられた図9及び図10のセルであって、バイパスダイオードがセルの背面に付けられ、バイパスダイオード用の接点がセルのコーナー領域内に延在している、図9及び図10のセルを示す。 1つの実施例による、アレイのセル間の上方向/下方向の直列接続を示す。 1つの実施例による、アレイのセル間の左方向/右方向の直列接続を示す。 Aは開いたスイッチを示し、B、C及びDは、それぞれ1つ、2つ及び1つのスイッチが閉じられた3つの異なる構成を示す。 単極単投(SPST)スイッチによるコーナー接続レイアウトを示す。 ソーラーセルのストリングの長さを変えるためのスイッチの実装を示す。 図17は、ソーラーセルの短いセグメントをより長いストリングに結合する方法を示すレイアウトである。 ストリングの長さを変更するためのソーラーセルのスイッチングを示す。 ソーラーセルの再構成可能なアレイを示す。 Aは、複数の部分ストリングが共に結合されて、必要なストリング長及び出力電圧を提供する方法を示し、Bは、各々が2つの部分に分割されたソーラーセルのグループを示し、各グループのソーラーセルからの1つの部分は、必要なストリング長を提供するために共に結合される。 各々が2つの部分を有する3枚のフレックスシートからなる再構成可能なソーラーセルのレイアウトを示す。 図21のソーラーセルを再構成するためにどのようにスイッチを使用することができるかを示す。 1つの例による、ソーラーセル、ソーラーセルパネル及び/又は人工衛星を製造する方法を説明する。 1つの例による、ソーラーセルからなるソーラーセルパネルを有する結果として得られる人工衛星を示す。 1つの例による、機能ブロック図の形態でのソーラーセルパネルの図である。 AからEは、コーナー導体設計に基づき、フレックス回路基板を使用するソーラーセルアレイが、アレイのストリング長の再構成を示すために構築された実験結果を示す。
以下の説明で、本出願の一部を形成する添付図面を参照するが、これらの添付図面は、本開示が実施されうる特定の例を示す目的で図示されている。他の実施例も利用可能であることと、本開示の範囲を逸脱することなく構造的な変更が加えられてよいことは、理解されるべきである。
例えば宇宙飛行用電力の用途に使用される、ソーラーセルアレイの設計に関する新たな手法は、アレイ内のソーラーセル間の電気的接続に基づいている。
これらの新たな手法は、ソーラーセルの構成要素及びアレイ内のソーラーセルの配列を配列し直すものである。ソーラーセルを接続して長い直線状のストリングにしてから基板上に組み立てる代わりに、ソーラーセルを個別に基板に取り付け、隣接するセルのコーナー領域が基板上で位置合わせされるようにして、基板のあるエリアを露出させる。セル間の電気的接続は、基板上又は基板内でこれらのコーナー領域内に形成された、コーナー導体によってなされる。結果として、この手法は、個別のセルをベースにしたソーラーセルアレイの設計を提示している。
こうして、ソーラーセルアレイの製造に、単一のレイダウンプロセスとレイアウトを使用することができる。ソーラーセル間の電流の流れは、基板内に埋設された導体によって補助されることになる。これらの電気的接続によって、そのソーラーセルアレイの特定の特性、例えばその寸法、ステイアウト区域、及び回路の終端が規定される。この手法によって製造が簡素化され、自動化が可能になり、コストと搬送時間が削減される。
図1及び図2は、基板12、アレイ内に配列された複数のソーラーセル14、及びソーラーセル14間の電気コネクタ16を含む、ソーラーセルパネル10の従来型構造を示す。図1にはハーフサイズのソーラーセル14が、図2にはフルサイズのソーラーセル14が示されている。宇宙用ソーラーセル14は、円形のゲルマニウム(Ge)基板の出発材料から作られる。より高密度でソーラーセルパネル10に搭載するため、これらは後に、準長方形の形状に加工される。このウエハは、しばしば1つ又は2つのソーラーセル14にダイスカットされ、これらは、ここではハーフサイズ又はフルサイズのソーラーセル14として記載される。ソーラーセル14間を電気的に接続する電気コネクタ16は、ソーラーセル14間の長い平行な端部に沿って作られている。ソーラーセル14が接続されてできるストリングは、任意の数のソーラーセル14の長さを持つように構築されるので、(セルとセルとの)これらの直列接続は、基板に取り付けられていない状態で完成させる。ソーラーセル14のストリングは、完成した後に基板12に当てられ、取り付けられる。
図2では、配線18がソーラーセル14のストリングの終端に取り付けられており、これは、ストリングを他のストリングに電気的に接続するためか、又は、配線を終端処理して回路とし、ソーラーセル14のアレイの電流をここで断ち切るためである。ストリングとストリングの間の接続及び回路終端の接続は、通常、基板12上で行われ、通常、配線18を用いて行われる。しかし、あるソーラーセルパネル10では、導体がはめ込まれたプリント回路基板(PCB)タイプの材料が用いられる。
接続されたソーラーセル14でできた、隣接するストリング同士は、平行又は反平行に延びることができる。加えて、接続されたソーラーセル14でできたストリングは、位置合わせされていてもいなくてもよい。ソーラーセル14のレイアウトに対して互いに競合する影響を与えるものは多く、その結果、ソーラーセル14が平行な領域又は反平行である領域、位置合わせされている領域又は位置合わせされていない領域が存在する。
図3A及び図3Bは、1つの実施例による、ソーラーセルパネル10aの改良された装置及び構造を示し、図3Bは、図3Aの破線円内の詳細拡大図である。図5から図13では、ソーラーセルパネル10aの様々な構成要素が示され、より詳細に記載されている。
ソーラーセルパネル10aは、上に一又は複数のコーナー導体20を有する、ソーラーセル14用の基板12を含む。1つの実施例では、基板12は、一又は複数のパターニングされた金属層を分離する一又は複数のKapton(登録商標)(ポリイミド)層からなる、多層基板12である。基板12は、従来型の組立品に類似する大きな剛性の基板10aに装着されていてよい。代わりに、基板12は、装着用又は展開用の、より軽くより薄いフレーム又はパネル10aに装着することができる。
アレイ22の2次元(2‐D)格子状で、複数のソーラーセル14が基板12に取り付けられている。この実施例では、アレイ22は、4段×24列に配列された、96個のソーラーセル14から構成されているが、異なる実施態様では、任意の数のソーラーセル14が用いられ得ることが、認められている。
ソーラーセル14は、破線円によって示されるように、コーナー領域26を画定する刈り込まれたコーナー部24を有する。ソーラーセル14は、隣接するソーラーセル14のコーナー領域26同士が位置合わせされるようにして、基板12に取り付けられており、それによって基板12のエリア28が露出している。基板12の露出しているエリア28は、一又は複数のコーナー導体20を含み、ソーラーセル14の刈り込まれたコーナー部24によってできたコーナー領域26内で、ソーラーセル14とコーナー導体20との間の一又は複数の電気的接続がなされている。
この実施例では、コーナー導体20は、ソーラーセル14が基板12に取り付けられる前及び/又は後に、基板12に取り付けられたか、基板12上にプリントされたか、基板12内に埋設されたか、基板12上に堆積した導電経路であって、隣接するソーラーセル14間の接続を促進する。ソーラーセル14とコーナー導体20との間の接続は、ソーラーセル14が基板12に取り付けられた後に行われる。
1つの実施例では、4つの隣接するソーラーセル14が基板12上で位置合わせされ、各ソーラーセル14から1つずつの計4つの刈り込まれたコーナー部24がコーナー領域26で集まって共になっている。次に、ソーラーセル14は基板12に個別に取り付けられる。このときソーラーセル14はコーナー導体20の上に置かれ、ソーラーセル14とコーナー導体20との間で電気的接続が行われる。
ソーラーセル14は、CIC(セル、相互接続子、カバーグラス)ユニットとして基板12に付けられてもよい。代わりに、未被覆のソーラーセル14を基板12上で組み立て、その後にソーラーセル14に相互接続子を付け、続いて単セルのソーラーセル14用カバーガラス、マルチセルのソーラーセル14用カバーガラス、マルチセルのポリマーカバーシート、又はスプレー式封止材を付けることもできる。この組立品は、ソーラーセル14を、性能を制限するような損傷から保護する。
図4A及び図4Bは、1つの例による、ソーラーセルパネル10aの代替的構造を示し、図4Bは、図4Aの破線円内の詳細拡大図である。この実施例では、ごく少数のコーナー導体20のみが、基板12上にプリントされているか、又は基板12に組み込まれている。代わりに、コーナー導体20のほとんどが、基板12に取り付けられている電力ルーティングモジュール(PRM)30内に含まれている。
図5は、図3A−B、及び図4A−Bの改良型ソーラーセルパネル10aで使用されうる、例示的ソーラーセル14の前面を示す。CICユニットであるソーラーセル14は、ハーフサイズのソーラーセル14である。(フルサイズのソーラーセル14もまた用いることができるだろう。)
破線円で示されるように、ソーラーセル14は、コーナー領域26を画定する少なくとも1つの刈り込まれたコーナー部24を有するように製造されており、刈り込まれたコーナー部24によってできたコーナー領域26には、ソーラーセル14との電気的接続をなす少なくとも1つの接点32、34が含まれる。図5に示す実施例では、ソーラーセル14は2つの刈り込まれたコーナー部24を有し、そのそれぞれが、ソーラーセル14の前面にある前面接点32と、ソーラーセル14の背面にある背面接点34とを有し、接点32及び接点34はコーナー領域26内に延在している。(フルサイズのソーラーセル14は4つの刈り込まれたコーナー部24を有し、そのそれぞれが、1つの前面接点32及び1つの背面接点34を有する。)
刈り込まれたコーナー部24があることによって、ソーラーセル14の出発材料として円形のウエハを利用することが多くなる。従来型のパネル10では、ソーラーセル14が基板12に取り付けられた後、これらの刈り込まれたコーナー部24は、結果的にパネル10上の不使用スペースになってしまう。しかし、本開示で記載する新たな手法では、この不使用スペースが利用される。具体的には、コーナー導体20、前面接点32、及び背面接点34を備える金属箔相互接続子を、コーナー領域26に移動させる。これに対して、既存のCICは、相互接続子がソーラーセル14の前面に取り付けられており、ストリングの作製中に背面(接続が起こるところ)に接続される。
ソーラーセル14によって生成された電流は、どちらの前面接点32にも接続された、細型の金属フィンガー38とより広い金属バスバー40の格子36によって、ソーラーセル14の前面で集電される。格子36に金属を追加してソーラーセル14に入る光を減らしソーラーセル14の出力を減らすことと、金属が増えることで抵抗が減少することとは、バランスの関係にある。バスバー40は低抵抗導体であり、大電流を搬送すると共に、前面接点32が切断された場合には冗長性も提供する。一般的に、最適化のためには前面接点32間に直接延びる短いバスバー40が必要とされる。刈り込まれたコーナー部24内に前面接点32を有することによって、バスバー40をソーラーセル14の外周から離す結果となる。これが達成される一方、同時に、バスバー40の長さが最小化され、光遮蔽が最小化される。加えて、これによってフィンガー38も短くなる。これによって、格子36内の寄生抵抗が減少する。なぜならば、フィンガー38の長さが短くなり、搬送される電流の総量が減少するからである。これによって、より短い細型のフィンガー38を提供するために、前面接点32及び接続するバスバー40を移動させるという設計が生まれる。
図6は、図5の例示のソーラーセル14の背面を示す。ソーラーセル14の背面は、どちらの背面接点34にも接続している、金属背面層42を有する。
図7は、1つの実施例による、アレイ22の2D格子状に配列されたソーラーセル14を示す。アレイ22は、隣接するソーラーセル14のコーナー領域26同士が位置合わせされるようにして基板12に取り付けられている、複数のソーラーセル14を備えており、それによって基板12のエリア28が露出している。ソーラーセル14間の電気的接続(図示せず)は、ソーラーセル14の前面接点32及び背面接点34、並びに、基板12の露出したエリア28上又はエリア28内に形成されたコーナー導体20(図示せず)を用いて、基板12の露出したエリア28内で、なされている。
組み立て中、ソーラーセル14は、基板12に個別に取り付けられる。この組み立ては、支持面、すなわち基板12上で直接行うことができ、この基板は剛性と可撓性のどちらでもよい。代わりに、ソーラーセル14は、仮の支持面上でアレイ22の2D格子状に組み立てられ、その後に最終的な支持面、すなわち基板12へと移送することもできるだろう。
図8は、基板12のコーナー領域26内の露出したエリア28に、一又は複数の電気的接続で用いるための一又は複数のバイパスダイオード44が追加された、アレイ22の1つの実施例を示す。バイパスダイオード44は、ソーラーセル14が電流を生成できなくなった場合にソーラーセル14を保護するのだが、ソーラーセル14が電流を生成できなくなった場合とは、部分的に影になったせいでもありうるが、その場合には、ソーラーセル14に逆バイアスがかかる。1つの実施例では、バイパスダイオード44は、ソーラーセル14から独立して、コーナー領域26において基板12に取り付けられている。
図9は、バイパスダイオード44がソーラーセル14の背面に付けられ、バイパスダイオード44用の相互接続子又は接点46が、背面層42に接続され、更に前面接点32と背面接点34との間でコーナー領域26内に延在している、1つの実施例を示す。
図10は、バイパスダイオード44(図示せず)用の相互接続子又は接点46が前面接点32と背面接点34の間でコーナー領域26内に延在している、図9の実施例の前面図を示す。
図11は、アレイ22の2D格子状に配列され基板12に付けられた、図9及び図10のソーラーセル14を示すが、ここでは、バイパスダイオード44(図示せず)がソーラーセル14の背面に付けられ、バイパスダイオード44用の接点46がソーラーセル14のコーナー領域26内に延在している。
この手法の1つの利点は、図7、図8、及び図11で示されるレイアウトが、一般化されたレイアウトであることである。特に、これらのレイアウトは、パネル10aの顧客が所望する任意の寸法にわたって、反復することができる。これによって、組み立て、改修、試験、及び検査の各工程が非常に簡素化される。
ソーラーセル14及びバイパスダイオード44の配置は一般的である。ソーラーセル14を直列接続で電気的接続することと、ストリングを終端することとは、最終顧客にとって重要なカスタマイズであり、レイアウトとは別個になされる。ソーラーセル14のコーナー領域26内で、前面接点32と背面接点34とが、接続されなければならない。電流を所望の経路でルーティングするために、これは多数の組合せで行うことができる。
ソーラーセル14とコーナー導体20との間で接続がなされる。ソーラーセル14の前面接点32及び背面設定34は、コーナー導体20に取り付けるため、各コーナー領域26にある。各ソーラーセル14の前面接点32及び背面接点34用の相互接続子は、電流をソーラーセル14の外部にルーティングする導電経路20、32、34を設けるため、コーナー導体20に溶接、はんだづけ、又は他のやり方で接合される。
コーナー導体20を用いて、電気的接続において任意のカスタマイズを行うことができる。特定の設計の要望に従って電流を上方向/下方向、又は、左方向/右方向に流すように、隣接するソーラーセル14同士を電気的に接続することができる。必要に応じて、ステイアウト区域を迂回するように電流をルーティングすることもできる。ソーラーセルアレイ22の長さや幅は、所望に応じて設定することができる。また、アレイ22の幅は、その長さに応じて変化しうる。
1つの実施例では、電気的接続は、複数のソーラーセル14を通る電流の流れを決定する直列接続である。これは、図12及び図13に示す接続スキームによって達成されうるが、図12は、アレイ22のソーラーセル14間の上方向/下方向の直列接続48を示しており、図13は、アレイ22のソーラーセル14間の左方向/右方向の直列接続50を示している。図12及び図13のどちらにおいても、これらの直列接続48、50は、ソーラーセル14の前面接点32及び背面接点34とバイパスダイオード44との間の電気的接続であり、これらの直列接続は、基板12の露出したエリア28上又はエリア28内に形成されたコーナー導体20を用いてなされている。これらの直列接続48、50は、ソーラーセル14を通じた、矢印52で示されるような電流(電力)の流れを決定する。
ソーラーセル14間のコーナー導体20は、様々な形態であることができる。コーナー導体20は、はんだ付け、溶接、導電性接着剤、又は他の処理であり得る方法で両端になされた電気的接続を有する、電線を用いて完成させることができるだろう。電線に加えて、相互接続子と類似の金属箔コネクタもまた適用できるだろう。金属導体経路又はトレース(図示せず)もまた、基板12に組み込むことができる。
要するに、この新たな手法は、2個、3個、又は4個の隣接するソーラーセル14のコーナー領域26同士が、基板12上で位置合わせされるようにして、ソーラーセル14を個別に基板12に取り付けるものである。ソーラーセル14は、刈り込まれたコーナー部24同士が位置合わせされてコーナー領域26同士が隣接し、それによって基板12のエリア28が露出するようにして、レイアウトされうる。ソーラーセル14間の電気的接続は、これらのコーナー領域26内で、ソーラーセル14の前面接点32及び背面接点32と、バイパスダイオード44と、基板12の露出したエリア28上又はエリア28内のコーナー導体20との間でなされるが、これらの導電経路は、回路を含む直列接続48、50でソーラーセル14のストリングを作り出すのに使用される。
変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ
衛星電力システムは、複数の直列接続されたソーラーセル14によって生成される特定の電圧で生成された電力を必要とする。各ソーラーセル14によって生成される電圧は、主に動作温度、並びに電子及び陽子照射履歴に依存して変化する。このストリングは、典型的には固定長のソーラーセル14であり、動作中に必要な電圧に達するのに十分なソーラーセル14を有するように設計されている。ミッションの多くの部分で、ストリングは必要以上の電圧を生成している。効果的には、1つ以上のソーラーセル14は、電力に寄与しない。本開示は、ミッションを通して各ソーラーセル14から電力を収集することができるように、動作中にストリング長を再構成する方法を記載する。これは、一定の総出力電圧で動作し、ソーラーセルアレイ22からより高い電力を生成するストリングを生成する能力をもたらす。
従来の三重接合ソーラーセル14は、約1.2A及び2.22Vの最大電力を生成する。これは、動作温度及び宇宙環境における高エネルギー電子及び陽子の累積線量とともに変化することになる。
最も重要なのは、変化する電圧である。電力システムは、しばしば、負荷電圧として知られる特定の電圧で電流を収集する。衛星の寿命開始(BOL)から寿命終了(EOL)まで、電圧は、2.2Vから1.8Vに低下することがある。20Vから100Vでありうる負荷電圧に達するために、多くのソーラーセル14が直列に接続され、各ソーラーセル14がストリングの電圧に加わる。
1つの例では、45個のソーラーセル14が、BOLにおいて100Vに近い最大電力点を有することが必要とされうる。一方、EOLでは、55個のソーラーセル14が、100Vの最大電力点を有することが必要とされうる。したがって、BOLにおける追加の10個のソーラーセル14は、いかなる電力にも寄与しない。
ソーラーセルアレイ22にスイッチを実装することにより、動作中にストリングの長さを再構成することができる。具体的には、ソーラーセルアレイ22は、負荷電圧に近い最大電力点を生成するストリング長を有するように再構成される。
例えば、990個のソーラーセル14を有するソーラーセルアレイ22は、100Vの電力システムに電力を供給するために多くのストリングに分割することができる。EOLにおいて100Vで電力を供給するために、ソーラーセルアレイ22は、100Vの最大電力点を有する18のストリングであって、55個のソーラーセル14各々が長いストリングを必要とすることになる。電力出力は、18×100V×1.2A=2160Wとなるだろう。固定ストリング長を有する従来のソーラーセルアレイは、BOL及びEOLで、この電力を供給するだろう。照射により電流及びフィルファクタがいくらか変化することがあるだろうが、それは、この議論の副次的要因である。
ストリング長を再構成すると、BOLでずっと高い電力レベルが供給されるだろう。BOLにおいて、ソーラーセルアレイ22は、各々が45個のソーラーセル14の長さを有する22のストリングを使用して、100Vの最大電力点を生成するように再構成することができるだろう。電力出力は、22×100V×1.2A=2640Wとなるだろう。これは、前の例よりも電力が22%多い。ソーラーセルアレイ22は、45個から55個のソーラーセル14にストリング長を変更するミッションの間、再構成することができる。これにより、100Vの負荷電圧に近い最大電力点で電圧が維持され、最適な電力が供給されるだろう。
再構成可能なアレイ22は、放射線及び動作温度が大きく変化し、それによってソーラーセル14の電圧を変化させる惑星間のミッションにおいても有利でありうる。
別の用途では、負荷電圧が変化しうる場合がある。例えば、動作の初期段階において、人工衛星は、電気推進を用いてその軌道位置内に移動しうる。電気推進システムは、ミッションの他の段階の動作と比較して、より高い負荷電圧を好むことがある。再構成可能性は、ストリング長を変更するように実施することができ、ストリングの最大電力点が電気推進のために160V又は200V又は300Vに、そしてミッションの他の段階については100Vに変更できるだろう。
再構成可能性は、幾つかのスイッチがソーラーセルアレイ22に導入されることを必要とする。これらのスイッチを従来のソーラーセルアレイ内に配線するためには、ソーラーセル及び配線と、スイッチとの間にエンドタブを挿入する必要がある。また、スイッチには、所望の状態(開いた状態又は閉じた状態)を通信するための信号電線が必要だろう。これには、多大な労力、コスト、パネル面積が必要になる。加えて、余分な接続によって問題が発展するリスクも高くなる。これらのコストとリスクは利益を上回り、再構成可能なアレイの構築を妨げる。
しかしながら、コーナー導体20のレイアウトを用いるソーラーセルアレイ22では、再構成可能アレイ22を実施するためのコストが劇的に変化する。
図14A、図14B、図14C及び図14Dは、ソーラーセル14と電気的接続との間の電流流路を変更するために使用されるスイッチ54を示す。これらの図において、スイッチ54は、対で共にパッケージングされた単極単投(single−pole single−throw(SPST))スイッチ54であるが、他のスイッチ54が使用されてもよく、スイッチ54が単独で、対で、又は必要に応じてパッケージされてもよい。
一対のSPSTスイッチ54のそれぞれは、一又は複数の制御信号(図示せず)を使用して、独立して又は共に制御されうる。図14Aは、両方が開いた一対のSPSTスイッチ54を示し、図14Bは、左側が開き、右側が閉じた一対のSPSTスイッチ54を示し、図14Cは、両方が閉じた一対のSPSTスイッチ54を示し、図14Dは、左側が閉じ、右側が開いた一対のSPSTスイッチ54を示す。
図15は、スイッチ54がコーナー領域26内に配置されるレイアウトを示す。コーナー領域26の上部中央にある一対のSPSTスイッチ54は、左上のソーラーセル14の背面接点34をストリング出力線56又はバイパスダイオード44への直列接続のどちらか一方及び左下の次のソーラーセル14に接続する。光電流は、左上のソーラーセル14の背面接点34から左下のソーラーセル14の前面接点32に流れる。コーナー領域26の左側の一対のSPSTスイッチ54は、左下のソーラーセル14の前面接点32を、左上のソーラーセル14の背面接点34と直列接続可能とし、左下のソーラーセル14の前面接点32をストリング出力線56に接続可能にする。
これらのスイッチ54は、ソーラーセル14が別のソーラーセル14への直列接続を有するか、又は埋設されたV+若しくはV−ストリング出力線56に終端するかのどちらかを可能にする。更に、スイッチ54により、ソーラーセル14が、複数の接続経路で終端可能になる。同様に、スイッチ54はまた、幾つかの接続経路を有することもでき、これらの接続経路はすべて本明細書に記載された論理に従う。
コーナー領域26の右側のソーラーセル14間の接続は、コーナー領域26の左側のソーラーセル14間の接続の180度の鏡映である。しかし、左側のSPSTスイッチ54の構成は、逆になっている。この左側では、電流は、右下のソーラーセル14の背面接点34からストリング終点の埋設されたV+ストリング出力線56に流れる。右上のソーラーセル14の前面接点32は、V−ストリング出力ライン56に接続されている。
コーナー領域26で行われる電気的接続は、それらが直列接続又は回路出力を有するかどうかにかかわらず、ソーラーセル14の共通レイアウトを使用する。バスバー又は配線は不要で、労力とパネル10aの面積が節約できる。更に、コーナー領域26における電気的接続のレイアウトは、基板12にパターン化された配線を含む能力を利用する。多かれ少なかれ複雑な基板12の配線レイアウトは、コスト増がないか、又は最小限である。スイッチ54によって必要とされる追加の配線は、わずかな追加労力で簡単に構築される。この特性の組み合わせは、理想的には、再構成可能なソーラーセルアレイ22に適している。
一対のSPSTスイッチ54は、他のSPSTスイッチ54が開いているときに、1つのSPSTスイッチ54が閉じられるように動作しうるが、これは2極単投(DPST)スイッチ54を使用して実施することができるだろう。更に、一対のSPSTスイッチ54又はDPSTスイッチ54は、一又は複数の制御信号で実施することができるだろう。これらのSPSTスイッチ又はDPSTスイッチ54は、固体導体が機械的に曲げられて導電路を形成し破壊する電気機械リレー又は微小電気機械システム(MEMS)リレーとすることができるだろう。電界効果トランジスタデバイスは、シリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、又は窒化ガリウム(GaN)から構築された利用可能な別のスイッチ54である。
図16は、1から15のラベルを付けられたソーラーセル14のグループ58を示す。このグループ58は、2つのストリングに分割することができる。11とラベル付けされたソーラーセル14と15とラベル付けされたソーラーセル14との間に、2つのストリングの各々の長さを制御する直列の8個のスイッチ54があり、15とラベル付けされたソーラーセル14と出力V1+及びV2+との間に結合された第9のスイッチ54が存在する。スイッチ54は、11から15のソーラーセル14の間の第1のストリングの長さ、及び0から4のソーラーセル14の間の第2のストリングの長さを作ることができる。4つの固定出力ラインが存在し、第1のストリングの出力は、V1−及びV1+であり、第2のストリングの出力は、V2−及びV2+である。
V1−は常に、1と表示されたソーラーセル14の前のストリングの始めから設定される。V1+は、11とラベル付けされたソーラーセル14の後から15とラベル付けされたソーラーセル14の後までの任意のポイントにあり、ソーラーセル14の電圧が低下したときの寿命の終わり(EOL)における構成でありうる。描かれているように、V1+は、13とラベル付けされたソーラーセル14の後に終端し、V2+は、常に、15とラベル付けされたソーラーセル14の後に終端する。描かれているように、V2−は、14とラベル付けされたソーラーセル14の前で終端する。
このソーラーセルアレイ22は、第1のストリングが、必要なストリング長を有して動作電圧を最適化するために再構成できることを可能にする。第2のストリングは、より低い電圧出力を有するだろう。他のグループ58を使用する第2のストリングの複数のコピーは、負荷電圧に達するように直列に接続する必要がありうる。
図17は、所望の電圧出力のためにストリングをどのように組み合わせるかを示すレイアウトであり、ソーラーセル14の14個のグループ58を示している。各グループ58は、図16に示すソーラーセル14とスイッチ54とから成る。各グループ58内のソーラーセル14の第1のストリングは、出力V1、V2、...、V14に接続される11〜15個のソーラーセル14から所望の電圧を生成する。各グループ58内のソーラーセル14の第2のストリングは、出力Va、Vb、...、Vnに接続される0〜4個のソーラーセル14から所望の電圧を生成する。
図17のレイアウトは、追加のスイッチ54がグループ58の各々から第2のストリングを接続するための段の間にある、グループ58の2つの段を示す。この例では、ストリング出力Va−は、V15−に直接終端する。Va+は、二対のスイッチ54を介してVb−に接続されている。Vb+とVc−との間で同じことが起こり、グループ58にわたって継続する。図示のように、スイッチ54により、VaからVgへの直列接続が可能になる。この例では、各グループ58の第1のストリングは、13個のソーラーセル14の長さであり、第2のストリングは、2個のソーラーセル14の長さである。VaをVgに出力するセグメントの組み合わせは、ストリングの14個のソーラーセル14の長さである。これらは、14個のソーラーセル14の長さであり、システムによって利用されるのに十分な電圧を生成する出力V15のために組み合わせる。
Vg+とVh−との間では、出力は、スイッチ54aで終端する。これら終端スイッチ54aは、スイッチ素子54の状態の変化を示す。終端スイッチ54は、Vg+をV15+に、Vh−をV16−に終端する。次に、Vh〜Vnが直列接続され、14個のソーラーセル14の別のストリングを生成する。Vn+は、V16+に接続される。
結果として、図16は、所望の電圧出力を有する長い第1のストリングと、所望の電圧の一部分である短い第2のストリングとの間でどのようにソーラーセル14のグループ58を再構成することができるかを示しているのに対し、図17は、所望の電圧を生成するために、これらの短い第2のストリングをどのように組み合わせることができるかを示している。
ストリングの長さとレイアウトは、必要に応じて変更することができる。本開示は、スイッチングトポロジに焦点が当てられる。この配線を実施し、従来のソーラーセルアレイのスイッチをオンにするためには、大規模な手作業による努力を要するだろう。本開示のソーラーセルアレイ22は、埋設されたトレースが基板12内にパターン化されているので、最小の余力で複雑な配線を収容することができ、再構成可能なソーラーセルアレイ22の複雑性を達成することができる。
ソーラーセル14を切り替えてストリングの長さを変えることができるであろう多くの構成が存在する。図16は、15個のソーラーセル14から成るグループ58を示しており、ストリング長は、単一のソーラーセル14によって変更可能である。ソーラーセル14の特定のグループ58を切り替えることが有利でありうる。
図18はそのような組み合わせの1つを示している。図18は、4段6列に配置された24個のソーラーセル14を有するソーラーセルアレイ22を示す。ソーラーセル14は、1〜24としてラベル付けされ、ソーラーセル14の側面(及び頂部)に沿って、線60によって直列接続される。
フレックス回路基板12の左右に延びるトレース62もある。これらのトレース62は、ソーラーセル14の下に埋設され、ソーラーセル14から電気的に絶縁され、ストリング終端出力と企図される。トレース62は、ソーラーセル14間のコーナー領域26でアクセス可能であり、任意のソーラーセル14が出力線56に容易にアクセスできるようにする。
埋設されたトレース62のうちの2つは、A及びBとしてラベル付けされる。これらのトレース62は、3、4、5、6、11、12、13、14、19、20、21、22としてラベル付けされたソーラーセル14によってアクセス可能であろう。これは、コーナー領域26に接続されたソーラーセル14からなるソーラーセルアレイ22について説明した典型的な構成である。これは、再構成可能なソーラーセルアレイ22にとって有益である。
図19は、これが再構成可能なソーラーセルアレイ22でどのように使用できるかを示す。ここでは、24個のソーラーセル14がより小さく示され、配線及びスイッチング接続の図を描くためのスペースがより大きくなっている。示された幾何形状は、コーナー領域26における電気的接続の使用によく適している。11−12、13−14、19−20、21−22としてラベル付けされたソーラーセル14と、24としてラベル付けされたソーラーセル14との間には、図16のスイッチと類似のスイッチ54がある。これらのスイッチ54は、同じ列位置のソーラーセル14間に位置する、図15のようなコーナー領域26に実装することができるだろう。図16に示すように、2つのストリング出力、すなわち第1ストリングのV1と第2ストリングのV2が存在する。V2−及びV1+は、各スイッチ54によってアクセスされる。このスイッチングを可能にするために、ソーラーセル14の下を走るV1+及びV2−のための単一のトレース62のみが必要とされる。
トレース64を基板12の表面上に堆積させ、V1+及びV2−のトレース62は、表面トレース64の下を通過するように埋設される。垂直複合線66は、スイッチ54を埋設トレース62に接続する相互接続子を示し、スイッチ54は、第1のストリングが13個のソーラーセル14の長さであり、第2のストリングが11個のソーラーセル14の長さであるように設定される。
V1ストリングは、11、13、19、21、又は24個のソーラーセル14の長さを有することができる。これは、段3及び4のソーラーセル14の間を走る埋設トレース62によって達成される。出力ラインへのこれらの接続は、段2及び3のソーラーセルの間にあるように段を上に移動させることができるだろう。これにより、10、14、18、22、又は24のストリング長をもたらすだろう。これらの異なる組合せは、4段のソーラーセルアレイ22から生じ、出力ラインは2つの段の間を通っている。他の段の間に追加の出力ラインを追加して、より多くのスイッチングポイントとストリング長のより多くの制御を可能にすることができるだろう。しかしながら、この複雑さのため、埋設トレース62を横切ることになり、追加の努力が必要となる。
このレイアウトは、同じ層の上に互いにトレースが交差しない、すなわち、交差する実線トレース又は交差する破線トレースがないため、容易に製造される。これらのトレースが交差する場合は、別の金属層とビアが必要になり、宇宙環境の寿命に関する懸念が生じる。コーナー接続ソーラーセルアレイ22が基板12内に埋設トレース62を有するこの構成により、非常に簡単な接続経路が可能になる。
図16及び図17の構成は、全電圧の第1のストリングと部分電圧の第2のストリングに分割されたソーラーセル14のグループ58に基づいていた。次に、グループ58の第2のストリングが共に接続されて、必要な電圧を構築する。
関連する手法を図20A及び図20Bに示す。図20Aは、図16及び図17に示す構成と同じの構成を各々が有している、ソーラーセル14の複数のグループ58を含む。各グループ58は、第1及び第2のストリング68a、68bを含み、第1のストリング68aは、全電圧ストリングであり、第2ストリング68bは、部分電圧ストリングであり、複数のグループ58にわたる複数の部分電圧の第2のストリング68bは、必要なストリング長及び出力電圧を供給するために共に接続される。
図20Bは、各グループ58が、異なる長さの2つのストリング68a、68bに分割され、各グループ58からの第1及び第2のストリング68a、68bが、必要なストリング長を提供するために共に接続されることを示す。具体的には、第1グループ58の第1のストリング68aは、全電圧のストリングであり、第1グループ58の第2のストリング68bは、全電圧のストリングを生成するために、第2グループ58の第1のストリング68aと組み合わせている部分電圧のストリングであり、第2グループ58の第2のストリング68bは、全電圧ストリングを形成するために、第3グループ58の第1のストリング68aと組み合わせた部分電圧のストリングであり、第3グループ58の第2のストリング68bは、全電圧のストリングである。
示されている例は2つのストリング68a、68bのみを有するが、これらのグループ58は、より大きい又はより小さい数のストリングを含むことができるだろう。具体的には、グループ58は、1、2、3、4等の全電圧ストリングと、0、1又は場合によっては複数の部分電圧ストリングで構成することができるだろう。
図16〜20は、出力電圧を制御するために少数のソーラーセル14によってストリング長を変更することによって再構成に焦点を当てた。これは、宇宙放射線の曝露及び動作温度の変化に起因して、個々のソーラーセル14の電圧がミッション中に変化することになるので、有益である。
図21及び図22は、再構成可能性をストリング長のより大きな変化に適用する。これは、出力電圧に大きな変化が所望される用途に対するものであろう。
例えば、人工衛星動作中に、ソーラーセルアレイ22は、一般に、一組のバッテリを充電しており、負荷電圧は100V以下でありうる。しかし、ミッション段階の間、人工衛星は、その軌道位置を変えるために電気推進を使用し、負荷電圧は、160V、200V、300V又はその他でありうる。ソーラーセルアレイ22が異なる動作のために所望の電圧を出力することが望ましいことがあるだろう。
別の構成は、惑星間のミッションによるものであり、太陽までの距離が変化するにつれて、ソーラーセルアレイ22が非常に熱くなったり非常に冷たくなったりする可能性がある。代替的には、ソーラーセルアレイ22の温度は、小惑星又は他の物体若しくは惑星に着陸した場合など、移動体環境が変化した場合に、劇的に変化する可能性があるだろう。これらの温度の変化は、ソーラーセル14によって生成される電圧、及びストリングの必要な長さを変化させ、それは劇的でありうる。
図21は、3枚のフレックスシート基板12、12b、12cから成るソーラーセル14のレイアウトを示す。各基板12a、12b、12cは、3(水平)×27(垂直)のソーラーセル14のグリッドを有する。各基板12a、12b、12cの下部12dは、100Vを生成する58個のソーラーセル14を有する。各基板12a、12b、12cの上部12eは、それぞれ19個、19個及び20個のソーラーセル14、合計58個のソーラーセル14を有する。斜線で占められた長方形の要素70によって図示されたように、ソーラーセル14が含まれていない幾つかのソーラーセル14の位置が存在する。曲がりくねった線72は、概して、各基板12a、12b、12cの各部分12d、12e内のソーラーセル14がどのようにしてストリング内で直列に接続されているかを示している。三角形で示される8対のSPSTスイッチ54があり、下側部分12dの各々が単一のストリングであり、各基板12a、12b、12cの上側部分12eが、単一のストリング内に共に直列接続されるように、スイッチ54を再構成することができる。この構成では、すべてのソーラーセル14が、58個のソーラーセル14を有する直列接続されたストリング内にある。これは、10年間の放射線が電圧損失を引き起こした後に、典型的な地球同期(GEO)近地球環境に対して100Vを生成する構成である。
図22は、スイッチ54を使用して図21のレイアウトをどのように再構成できるかを示している。直列に接続された場合、各基板12a、12b、12cの下側部分12d及び上側部分12eは、それぞれ77(58+19)個、77(58+19)個及び78(58+20)個のソーラーセル14の長さであるストリングを含む。ストリングは、GEO条件下でそれぞれ132V、132V及び134Vを生成するだろう。或いは、高温環境では、100Vの出力を維持することができる。
結論として、この説明は、再構成可能な機能を達成するためにスイッチ54及び配線をソーラーセルアレイ22に追加することを含む。従来のソーラーセルアレイへのスイッチ及び配線の適用は、極めて複雑かつ高価なものとなるだろう。再構成可能なソーラーセルアレイ22を現在可能にするのは、従来のワイヤの代わりに基板12内に配線トレースを使用することである。再構成可能性は、多くの又はすべてのソーラーセル14に並列に配線することを必要とするが、従来の配線は開始及び終了接続のみを有する。基板12のトレースは、トレースの長さ下方まで(down the length of the trace)任意のポイントでそれらに行われる多くの接続を有することができる。従って、トレースは、ソーラーセル14の下をルーティングすることができ、全てのソーラーセル14のための回路出力線を非常に容易に提供する。更に、ソーラーセル14の前面接点32及び背面接点34は、コーナー領域26において利用可能である。パネル10aの面積を消費することなく再構成可能性を達成するために、スイッチ54を追加することができる。図及び説明は、再構成可能性が、ソーラーセル14のレベルで、どのようにストリング内のソーラーセル14の数及びその結果生じる出力電圧を変更するかを示す。代替的には、再構成可能性は、ストリングを共に接続して電圧をより大きなブロックに構築することができる。
従来のソーラーセルアレイでは、スイッチの追加には、エンドタブ、配線、スイッチ、及び回路配線が必要となるだろう。これらの構成要素は、再構成することができる任意の2つのソーラーセルの間になければならないだろう。労力に加え、これらの構成要素は、かなりのパネル面積をとり、それによって電力生成が低下するだろう。
製造
本開示の実施例は、図23に示すステップ76〜88を含む、ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星の製造方法74に照らして説明され、結果として得られた、ソーラーセル14からなるソーラーセルパネル10aを有する人工衛星90が図24で示される。
図23に示すように、製造前段階では、例示的方法74は、ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星90の仕様及び設計76、並びにこれらの材料の調達78を含みうる。製造段階では、ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星90のコンポーネント及びサブアセンブリの製造80、並びにシステムインテグレーション82が行われるが、これらは、ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星90の製造を含む。その後、ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星90は、運航86に供されるために認可及び納品84を経てもよい。ソーラーセル14、ソーラーセルパネル10a、及び/又は人工衛星90はまた、打ち上げ前に、(改造、再構成、改装などを含む)整備及び保守88が予定されうる。
方法74の各工程は、システムインテグレータ、第三者、及び/又はオペレーター(例えば顧客)によって実施又は実行されうる。本明細書の目的に関しては、システムインテグレータは、限定しないが、ソーラーセル、ソーラーセルパネル、人工衛星または宇宙船の、任意の数の製造業者及び主要システムの下請業者を含んでいてよく、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者及びサプライヤーを含んでいてよく、またオペレータは、衛星通信会社、軍事団体、サービス機関などであってよい。
図24に示すように、例示的方法74によって製造される人工衛星90は、システム92、本体94、ソーラーセル14からなるソーラーセルパネル10a、及び一又は複数のアンテナ96を含みうる。人工衛星90に含まれるシステム92の実施例は、限定しないが、推進システム98、電気システム100、通信システム102、及び電力システム104のうちの一又は複数を含む。また、任意の数の他のシステム92が含まれてもよい。
図25は、1つの実施例による、機能ブロック図の形態のソーラーセルパネル10aの図である。ソーラーセルパネル10aは、基板12に個別に取り付けられたソーラーセル14のうちの一又は複数からなる、ソーラーセルアレイ22からなる。各ソーラーセル14は、光源108からの光106を吸収し、それに応答して電気出力110を生成する。
ソーラーセル14のうちの少なくとも1つは、コーナー領域26を画定する少なくとも1つの刈り込まれたコーナー部24を有し、それによって、基板12のエリア28は、ソーラーセル14が基板12に取り付けられたときにも露出したままである。複数のソーラーセル14が基板12に取り付けられているときには、ソーラーセル14のうちの隣接するもののコーナー領域26同士が位置合わせされており、それによって基板12のエリア28が露出する。
基板12の露出したままのエリア28は、基板12に取り付けられたか、基板12上にプリントされたか、基板12に組み込まれたかしている一又は複数のコーナー導体20を含んでおり、ソーラーセル14とコーナー導体20との間の一又は複数の電気的接続が、ソーラーセル14のうちの少なくとも1つの刈り込まれたコーナー部24によってできたコーナー領域26内でなされている。
刈り込まれたコーナー部24によってできたコーナー領域26は、コーナー導体20とソーラーセル14との間の電気的接続をなすため、少なくとも1つの接点、例えば、ソーラーセル14の前面上の前面接点32、及び/又は、ソーラーセル14の背面上の背面接点34を含む。電気的接続は、ソーラーセル14を通る電力の流れを決定する上方向/下方向及び/又は左方向/右方向の直列接続を含み、一又は複数のバイパスダイオード44を含みうる。
基板12の露出したままである領域28は、ソーラーセル14と電気的接続との間の電流流路を変更するための、ソーラーセル14に隣接する刈り込まれたコーナー24によって画定されたコーナー領域26内に位置する少なくとも1つのスイッチ54を含む。基板12は、ソーラーセル14間の電気的接続を行うために、スイッチ54に接続された一又は複数のトレースを含む。
スイッチ54は、制御信号に応答してソーラーセル14間の電気的接続のためのストリング長を再構成する。スイッチ54はまた、ストリング間の接続を再構成し、ストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容する。スイッチ54は、単極単投(SPST)スイッチであっても双極単投(DPST)スイッチであってもよく、単独で、対で、又は必要に応じてパッケージされてもよい。
実験結果
アレイのストリング長の再構成を実証するために、コーナー導体設計に基づき、フレックス回路基板を使用したソーラーセルアレイを構築した。
図26Aは、各段に4個のソーラーセルを有する、3段に配置された12個のソーラーセルからなるデモンストレーション用のソーラーセルアレイの画像である。直列接続又はストリング終端のいずれかを提供するために、電気的接続がコーナー領域内で行われる。電流の流れ又は導電経路は、金属箔ジャンパを所定位置に溶接することによって選択された。金属ジャンパの代わりに、ソーラーセルアレイの周囲を越えて延在する対のワイヤが、幾つかの場所に追加された。
図26Bは、前面接点、背面接点、バイパスダイオード、及びソーラーセルの間の電気的接続を示すコーナー領域のうちの1つの拡大図を示す画像である。
図26Cは、導電経路上に描かれた暗い線によって示された左上のソーラーセルと左下のソーラーセルとの間の電気的接続を有する、図26Bのバージョンである。1つの導電経路は、左上のソーラーセルの背面接点を左下のソーラーセルの前面接点に接続し、電流が下向きに流れるようにする。別の導電経路は、バイパスダイオードを通って左下のソーラーセルの背面接点を接続する。
右上のソーラーセルと右下のソーラーセルとの間の電気的接続は、左上のソーラーセルと左下のソーラーセルとの間の電気的接続と比較すると、180度回転したものであり、その結果、電流は、右下のソーラーセルから右上のソーラーセルに流れる。
ジャンパは、直列接続用に配置されている。ジャンパの位置を変更することにより、電流の流れを埋設トレース内で終端させることができる。
図26Dは、ジャンパの代わりにワイヤが追加された別のコーナー領域の画像である。複数のワイヤを共に短絡させて、ジャンパのように機能させるか、又はワイヤを分離させて、ジャンパがないように機能させることができるだろう。
このデモンストレーションでは、ジャンパ又はワイヤを使用して、12個のソーラーセルを備えたソーラーセルアレイの構成を、6個のソーラーセルを備えた2つのストリングから、4個のソーラーセルを備えた3つのストリングに変更することができる。
図26Eは、AM0(ゼロ大気に対する空気質量係数)照明下でのソーラーセルアレイの光電流−電圧(LIV)測定のグラフであり、測定は、6個のソーラーセルを有する2つのストリング、及び4個のソーラーセルを有する3つのストリングの構成で行われた。電圧の変化は、ストリング長の変化を確認する。
更に、本開示は、以下の条項による実施例を含む。
条項1. 基板に取り付けられた一又は複数のソーラーセルを含み、基板が、ソーラーセルへの一又は複数の電気的接続を含み、基板が、ソーラーセルのうちの一又は複数と電気的接続のうちの一又は複数との間で電流流路を変更することによって、ソーラーセルの一又は複数のストリング長を変更するための一又は複数のスイッチを含む、ソーラーセルアレイ。
条項2. 一又は複数の刈り込まれたコーナーを有するソーラーセルのうちの少なくとも1つが、基板に取り付けられるとき、基板のエリアが露出されたままであり、基板の露出されたままであるエリアが、スイッチのうちの少なくとも1つを含む、条項1に記載のソーラーセルアレイ。
条項3. ソーラーセルのうちの少なくとも1つの隣接するものの刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域が位置合わせされ、それにより基板のエリアを露出するように、ソーラーセルのうちの少なくとも1つが基板に取り付けられる、条項2に記載のソーラーセルアレイ。
条項4. スイッチのうちの少なくとも1つが、ソーラーセルのうちの少なくとも1つに隣接した刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域内に位置する、条項1から3の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項5. スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、ソーラーセルのうちの一又は複数のストリング長を変更する、条項1から4の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項6. スイッチが、複数のストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容するために、ストリング長を変更する、条項1から5の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項7. スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、所望の電圧出力のためのソーラーセルの2以上のストリングを組み合わせる、条項1から6の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項8. スイッチが、単極単投(SPST)スイッチである、条項1から7の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項9. スイッチが、双極単投(DPST)スイッチである、条項1から8の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項10. 基板が、ソーラーセル間の電気的接続を行うためのスイッチに接続された一又は複数のトレースを含む、条項1から9の何れか一項に記載のソーラーセルアレイ。
条項11. 一又は複数のソーラーセルを基板に取り付けることを含み、基板が、ソーラーセルへの一又は複数の電気的接続を含み、基板が、ソーラーセルのうちの一又は複数と電気的接続のうちの一又は複数との間で電流流路を変更することによって、ソーラーセルの一又は複数のストリング長を変更するための一又は複数のスイッチを含む、ソーラーセルアレイを製造するための方法。
条項12. 一又は複数の刈り込まれたコーナーを有するソーラーセルのうちの少なくとも1つが、基板に取り付けられるとき、基板のエリアが露出されたままであり、基板の露出されたままであるエリアが、スイッチのうちの少なくとも1つを含む、条項11に記載の方法。
条項13. ソーラーセルのうちの少なくとも1つの隣接するものの刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域が位置合わせされ、それにより基板のエリアを露出するように、ソーラーセルのうちの少なくとも1つが基板に取り付けられる、条項12に記載の方法。
条項14. スイッチのうちの少なくとも1つが、ソーラーセルのうちの少なくとも1つに隣接した刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域内に位置する、条項11から13の何れか一項に記載の方法。
条項15. スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、ソーラーセルのうちの一又は複数のストリング長を変更する、条項11から14の何れか一項に記載の方法。
条項16. スイッチが、複数のストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容するために、ストリング長を変更する、条項11から15の何れか一項に記載の方法。
条項17. スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、所望の電圧出力のためのソーラーセルの2以上のストリングを組み合わせる、条項11から16の何れか一項に記載の方法。
条項18. スイッチが、単極単投(SPST)スイッチである、条項11から17の何れか一項に記載の方法。
条項19. スイッチが、双極単投(DPST)スイッチである、条項11から18の何れか一項に記載の方法。
条項20. 基板が、ソーラーセル間の電気的接続を行うためのスイッチに接続された一又は複数のトレースを含む、条項11から19の何れか一項に記載の方法。
条項21. ソーラーセルのうちの一又は複数と、電気的接続のうちの一又は複数との間の電流流路を変更することによって、ソーラーセルのうちの一又は複数のストリング長を変更するための、一又は複数のソーラーセルへの一又は複数の電気的接続において、一又は複数のスイッチを作動させることを含む方法。
結論
上記の実施例の説明は、例示及び説明を目的として提示されており、網羅的であること、又は記載された実施例に限定することを意図しているのではない。上記の特定の要素の代わりに、多数の代替形態、修正形態、及び変形形態が用いられてもよい。

Claims (21)

  1. 基板(12)に取り付けられた一又は複数のソーラーセル(14)を含み、
    前記基板が、前記ソーラーセルへの一又は複数の電気的接続(20)を含み、
    前記基板が、前記ソーラーセルのうちの前記一又は複数と、前記電気的接続のうちの一又は複数との間で電流流路を変更することによって、前記ソーラーセルの一又は複数のストリング長を変更するための一又は複数のスイッチ(54)を含む、ソーラーセルアレイ。
  2. 一又は複数の刈り込まれたコーナー(24)を有する前記ソーラーセル(14)のうちの少なくとも1つが前記基板に取り付けられるとき、前記基板(12)のエリア(28)が露出されたままであり、
    前記基板の露出されたままである前記エリアが、前記スイッチのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  3. 前記ソーラーセル(14)のうちの少なくとも1つの隣接するものの前記刈り込まれたコーナー(24)によって画定されたコーナー領域(26)が位置合わせされ、それにより前記基板の前記エリア(28)を露出するように、前記ソーラーセル(14)のうちの前記少なくとも1つが、前記基板(12)に取り付けられる、請求項2に記載のソーラーセルアレイ。
  4. 前記スイッチ(54)のうちの少なくとも1つが、前記ソーラーセル(14)のうちの前記少なくとも1つに隣接した前記刈り込まれたコーナー(24)によって画定された前記コーナー領域(26)内に位置する、請求項3に記載のソーラーセルアレイ。
  5. 前記スイッチ(54)が、一又は複数の制御信号に応じて、前記ソーラーセル(14)のうちの前記一又は複数の前記ストリング長を変更する、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  6. 前記スイッチが、複数のストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容するために、前記ストリング長を変更する、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  7. 前記スイッチ(54)が、一又は複数の制御信号に応じて、所望の電圧出力のための前記ソーラーセル(14)の2以上のストリングを組み合わせる、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  8. 前記スイッチ(54)が、単極単投(SPST)スイッチである、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  9. 前記スイッチ(54)が、双極単投(DPST)スイッチである、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  10. 前記基板(12)が、前記ソーラーセル(14)間の前記電気的接続を行うための前記スイッチに接続された一又は複数のトレースを含む、請求項1に記載のソーラーセルアレイ。
  11. ソーラーセルアレイを動作させる方法であって、
    前記ソーラーセルのうちの一又は複数と、電気的接続のうちの一又は複数との間の電流流路を変更することによって、前記ソーラーセルのうちの一又は複数のストリング長を変更するための、一又は複数のソーラーセル(14)への一又は複数の電気的接続(20)において、一又は複数のスイッチ(54)を作動させること
    を含む方法。
  12. ソーラーセルアレイを製造するための方法であって、
    一又は複数のソーラーセルを基板に取り付けること
    を含み、
    前記基板が、前記ソーラーセルへの一又は複数の電気的接続を含み、
    前記基板が、前記ソーラーセルのうちの前記一又は複数と、前記電気的接続のうちの一又は複数との間で電流流路を変更することによって、前記ソーラーセルの一又は複数のストリング長を変更するための一又は複数のスイッチを含む、方法。
  13. 一又は複数の刈り込まれたコーナーを有する前記ソーラーセルのうちの少なくとも1つが、前記基板に取り付けられるとき、前記基板のエリアが露出されたままであり、
    前記基板の露出されたままである前記エリアが、前記スイッチのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ソーラーセルのうちの少なくとも1つの隣接するものの前記刈り込まれたコーナーによって画定されたコーナー領域が位置合わせされ、それにより前記基板の前記エリアを露出するように、前記ソーラーセルのうちの前記少なくとも1つが、前記基板に取り付けられる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記スイッチのうちの前記少なくとも1つが、前記ソーラーセルのうちの前記少なくとも1つに隣接した前記刈り込まれたコーナーによって画定された前記コーナー領域内に位置する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、前記ソーラーセルのうちの前記一又は複数の前記ストリング長を変更する、請求項12に記載の方法。
  17. 前記スイッチが、複数のストリング間の直列接続及び出力の再構成可能性を許容するために、前記ストリング長を変更する、請求項12に記載の方法。
  18. 前記スイッチが、一又は複数の制御信号に応じて、所望の電圧出力のための前記ソーラーセルの2以上のストリングを組み合わせる、請求項12に記載の方法。
  19. 前記スイッチが、単極単投(SPST)スイッチである、請求項12に記載の方法。
  20. 前記スイッチが、双極単投(DPST)スイッチである、請求項12に記載の方法。
  21. 前記基板が、前記ソーラーセル間の前記電気的接続を行うための前記スイッチに接続された一又は複数のトレースを含む、請求項12に記載の方法。
JP2018109908A 2017-06-12 2018-06-08 変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ Pending JP2019050350A (ja)

Applications Claiming Priority (20)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762518125P 2017-06-12 2017-06-12
US201762518131P 2017-06-12 2017-06-12
US62/518,131 2017-06-12
US62/518,125 2017-06-12
US15/643,277 2017-07-06
US15/643,282 US20180076349A1 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Power routing module for a solar cell array
US15/643,279 US20180076348A1 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Rework and repair of components in a solar cell array
US15/643,285 2017-07-06
US15/643,274 2017-07-06
US15/643,279 2017-07-06
US15/643,277 US20180076339A1 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Prefabricated conductors on a substrate to facilitate corner connections for a solar cell array
US15/643,282 2017-07-06
US15/643,289 2017-07-06
US15/643,287 2017-07-06
US15/643,287 US10763383B2 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Nano-metal connections for a solar cell array
US15/643,285 US20180076761A1 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Power routing module with a switching matrix for a solar cell array
US15/643,274 US20180076346A1 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Solar cell array connections using corner conductors
US15/643,289 US11437533B2 (en) 2016-09-14 2017-07-06 Solar cells for a solar cell array
US15/787,291 US20180358497A1 (en) 2017-06-12 2017-10-18 Solar cell array with changeable string length
US15/787,291 2017-10-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019050350A true JP2019050350A (ja) 2019-03-28

Family

ID=65906308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018109908A Pending JP2019050350A (ja) 2017-06-12 2018-06-08 変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019050350A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5567248A (en) * 1995-09-05 1996-10-22 Chung; Darius Modular solar cell contact arrangement
JP2002050782A (ja) * 2000-05-30 2002-02-15 Boeing Co:The 再構成可能なタイルを備えた太陽モジュールアレイ
JP2005200006A (ja) * 2003-12-23 2005-07-28 Alcatel 太陽発電機パネルおよび関連の人工衛星
US20100085670A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-08 Krishnan Palaniswami Photovoltaic module monitoring system
JP2010521720A (ja) * 2006-12-06 2010-06-24 ソーラーエッジ テクノロジーズ Dc電源を用いた分散型電力ハーベストシステム
JP2011071214A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kaneka Corp 太陽電池モジュール
JP2013048166A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Sharp Corp 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールアレイ、および太陽電池モジュールの製造方法
JP2014508939A (ja) * 2011-03-04 2014-04-10 パセコ コーポレイション 太陽電池アレイの構成可変太陽電池パネルの絶縁抵抗の測定
JP2014533072A (ja) * 2011-10-24 2014-12-08 アイメックImec 再構成可能なpv構成
JP2016500998A (ja) * 2012-09-18 2016-01-14 サンパワー コーポレイション 太陽光発電所におけるアークフラッシュ災害の軽減

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5567248A (en) * 1995-09-05 1996-10-22 Chung; Darius Modular solar cell contact arrangement
JP2002050782A (ja) * 2000-05-30 2002-02-15 Boeing Co:The 再構成可能なタイルを備えた太陽モジュールアレイ
JP2005200006A (ja) * 2003-12-23 2005-07-28 Alcatel 太陽発電機パネルおよび関連の人工衛星
JP2010521720A (ja) * 2006-12-06 2010-06-24 ソーラーエッジ テクノロジーズ Dc電源を用いた分散型電力ハーベストシステム
US20100085670A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-08 Krishnan Palaniswami Photovoltaic module monitoring system
JP2011071214A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kaneka Corp 太陽電池モジュール
JP2014508939A (ja) * 2011-03-04 2014-04-10 パセコ コーポレイション 太陽電池アレイの構成可変太陽電池パネルの絶縁抵抗の測定
JP2013048166A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Sharp Corp 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールアレイ、および太陽電池モジュールの製造方法
JP2014533072A (ja) * 2011-10-24 2014-12-08 アイメックImec 再構成可能なpv構成
JP2016500998A (ja) * 2012-09-18 2016-01-14 サンパワー コーポレイション 太陽光発電所におけるアークフラッシュ災害の軽減

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220367741A1 (en) Solar cells for a solar cell array
US20160233827A1 (en) Dynamically reconfigurable photovoltaic system
EP3297035B1 (en) Solar cell array connections using corner conductors
US11437533B2 (en) Solar cells for a solar cell array
EP3416198A1 (en) Solar cell array with changeable string length
EP3416199A1 (en) Solar cell array with bypassed solar cells
JP2023169172A (ja) 迂回させたソーラーセルを有するソーラーセルアレイ
JP2019050350A (ja) 変更可能なストリング長を有するソーラーセルアレイ
EP3297040A1 (en) Solar cells for a solar cell array
EP4002489B1 (en) Space solar cell array with custom voltage

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230928

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231013

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20240105