JP2019050147A - 照明制御システム、照明制御方法、及びプログラム - Google Patents

照明制御システム、照明制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具の消灯制御が実行された場合でも、照明器具が消灯状態になり難くなる照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】音声認識部12は、音声信号に対して音声認識を実行することで音声を認識し、認識した音声に対応するコマンドデータを生成する。照明制御部13は、音声認識情報に基づいて照明器具2を制御する。そして、照明制御部13は、消灯制御の実行中に音声認識部12が誤制御防止音声を認識した場合、消灯制御を停止する。そして、消灯制御の実行期間における光出力の変化の大きさは点灯制御の実行期間における光出力の変化の大きさより小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムに関する。
従来、照明器具を音声によって遠隔操作する制御装置がある。
例えば特許文献1では、照明器具の各々に、マイクと音声認識部とを有する音声制御手段が設けられている。音声認識手段は、予め照明器具の識別音声、及び照明器具の状態(点灯、消灯、調光)の命令音声を登録できるように構成されている。そして、識別音声を伴って発せられた点灯、消灯、または調光の命令音声が、音声制御手段のマイクを通じて音声認識部にてそれぞれ認識されることにより、識別音声に該当する照明器具の状態が個々に制御される。
特開2006−286275号公報
しかしながら、特許文献1の制御装置では、音声を誤認識して、照明器具が誤って消灯することがあった。この場合、ユーザの意思に反して照明器具の消灯制御が実行されて、照明器具が唐突に消灯するので、ユーザが戸惑いを感じていた。
そこで、本発明の目的は、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具の消灯制御が実行された場合でも、照明器具が消灯状態になり難くなる照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、音声認識部と、照明制御部と、を備える。前記音声認識部は、音声信号に対して音声認識を実行し、認識した音声に対応する音声認識情報を生成する。前記照明制御部は、前記音声認識情報に基づいて照明器具を制御する。そして、前記照明制御部は、前記音声認識情報に基づいて前記照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、前記音声認識情報に基づいて前記光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、前記照明制御部は、前記消灯制御の実行中に前記音声認識部が特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止する。そして、前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさは、前記点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さい。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、音声信号に対して音声認識を実行する音声認識部が認識した音声に対応する音声認識情報を受け取る。照明制御システムは、照明制御部と、通信部と、を備える。前記照明制御部は、前記音声認識情報に基づいて照明器具を制御する。前記通信部は、前記音声認識情報を前記音声認識部から受け取る。そして、前記照明制御部は、前記音声認識情報に基づいて前記照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、前記音声認識情報に基づいて前記光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、前記照明制御部は、前記消灯制御の実行中に前記音声認識部が特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止する。そして、前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさは、前記点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さい。
本発明の一態様に係る照明制御方法は、音声信号に対する音声認識によって認識された音声に対応する音声認識情報を用いており、以下のステップを備える。
・前記音声認識情報に基づいて前記照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、前記音声認識情報に基づいて前記光出力を低下させる消灯制御を実行する、また、前記照明制御部が、前記消灯制御の実行中に前記音声認識部が特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止する照明制御ステップ、を備える。そして、前記照明制御ステップにおいて、前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさを、前記点灯制御の実行中における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さくする。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、上述の照明制御方法を実行させる。
本発明では、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具の消灯制御が実行された場合でも、照明器具が消灯状態になり難くなるという効果がある。
図1は、実施形態1における照明制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同上の照明制御システムの照明制御を示す光出力のグラフである。 図3は、同上の第1変形例の照明制御を示す光出力のグラフである。 図4は、同上の第2変形例の照明制御を示す光出力のグラフである。 図5は、同上の第5変形例の照明制御を示す光出力のグラフである。 図6は、同上の照明制御システムを有する音声スイッチを示す正面図である。 図7は、同上の照明制御方法を示すフローチャートである。 図8は、実施形態2における照明制御システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本実施形態は、音声に基づいて照明器具を制御する照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムに関する。
以下に説明する照明制御システムは、ユーザの音声に基づいて照明器具の状態(点灯、消灯、調光、調色など)を制御する。この照明制御システムは、戸建て住宅、集合住宅の各住戸、店舗、オフィス、工場、商業施設などに設置される。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の照明制御システム1の構成例を示す。照明制御システム1は、信号処理部10と、マイクロホン11(音入力部)とを備えており、照明器具2の状態を制御する。
照明器具2は、複数のLED(Light Emitting Diode)を光源として備えており、複数のLEDは、互いに異なる発光色のLEDで構成されている。すなわち、照明器具2は、調光及び調色が可能な光源を有している。なお、調光及び調色の両方が可能な照明器具2を備えることは必須ではなく、少なくとも調光が可能な照明器具2、または点灯及び消灯のみが可能な照明器具2であってもよい。
そして、ユーザは、照明器具2の状態を制御する場合に、制御内容を表す単語、文節、文などの指示音声を発話する。照明制御システム1は、ユーザが発した指示音声を音声認識し、認識した指示音声に対応する制御内容になるように照明器具2の状態を制御することで、照明制御を実行する。
照明制御システム1で使用可能な指示音声は予め決められており、指示音声には、[点灯(またはオン)]、[消灯(またはオフ)]、[もっと明るく]、[もっと暗く]、[電球色]、[昼白色]などがある。ユーザは、消灯状態(完全消灯)の照明器具2を点灯させる場合に指示音声[点灯(またはオン)]を発する。また、ユーザは、点灯状態(全点灯状態、及び調光状態)の照明器具2を消灯させる場合に指示音声[消灯(またはオフ)]を発する。また、ユーザは、点灯状態の照明器具2の光出力を増加させる場合に指示音声[もっと明るく]を発する。また、ユーザは、点灯状態の照明器具2の光出力を低下させる場合に指示音声[もっと暗く]を発する。また、ユーザは、点灯状態の照明器具2を電球色に調色する場合に指示音声[電球色]を発する。また、ユーザは、点灯状態の照明器具2を昼白色に調色する場合に指示音声[昼白色]を発する。なお、指示音声は、上述の指示音声に限定されず、他の指示音声であってもよい。
マイクロホン11は、ユーザの音声を集音して電気信号に変換し、この電気信号を音声信号として信号処理部10へ出力する。本実施形態のマイクロホン11は、アナログ−デジタル変換部(AD変換部)を有しており、アナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換して出力する。
信号処理部10は、音声認識部12と、照明制御部13と、記憶部14と、音出力部15とを備える。
本実施形態における照明制御システム1(信号処理部10)または照明制御方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における照明制御システム1(信号処理部10)または照明制御方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
音声認識部12は、音声信号に基づいて音声を認識して、認識した音声に対応する音声識別情報を生成する。すなわち、音声処理は、音声信号に基づいて音声を認識する音声認識処理と、認識した音声に基づいて音声識別情報を生成する情報生成処理とを有する。
具体的に、記憶部14には、複数の指示音声の各音声モデルが予め記憶されている。そして、音声認識部12は、音声信号と記憶部14の音声モデルとを比較し、音声信号と一致または類似する音声モデルがあれば、集音された音声が表す言葉(単語、文節、文)を特定することができる。すなわち、音声認識部12は、ユーザが発した指示音声を認識することができる。
音声認識部12は、ユーザが発した指示音声を認識した場合、認識した指示音声に対応する音声認識情報を生成する。本実施形態において、音声認識情報は、認識した指示音声に予め対応付けられているコマンドデータである。すなわち、複数のコマンドデータが、複数の指示音声のそれぞれに1対1に予め対応付けられている。記憶部14は、複数のコマンドデータと複数の指示音声との対応関係を予め記憶しており、音声認識部12は、この対応関係を参照することで、認識した指示音声に対応するコマンドデータを生成できる。
例えば、指示音声[点灯(またはオン)]に対応するコマンドデータは、点灯コマンドである。指示音声[消灯(またはオフ)]に対応するコマンドデータは、消灯コマンドである。指示音声[もっと明るく]に対応するコマンドデータは、第1調光コマンドである。指示音声[もっと暗く]に対応するコマンドデータは、第2調光コマンドである。指示音声[電球色]に対応するコマンドデータは、第1調色コマンドである。指示音声[昼白色]に対応するコマンドデータは、第2調色コマンドである。なお、コマンドデータは、上述のコマンドデータに限定されず、他のコマンドデータであってもよい。
照明制御部13は、音声認識部12が生成したコマンドデータに基づいて、照明器具2の状態を制御する。照明制御部13は、照明器具2と有線通信または無線通信を行い、照明器具2の状態を制御するための制御信号を照明器具2へ送信することができる。
例えばコマンドデータが点灯コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2を点灯状態にするために、照明器具2の光出力を所定値まで増加させる点灯制御を実行する。また、コマンドデータが消灯コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2を点灯状態から消灯状態に移行させるために、照明器具2の光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、コマンドデータが第1調光コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2の光出力を所定量だけ増加させる調光制御を実行する。また、コマンドデータが第2調光コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2の光出力を所定量だけ低下させる調光制御を実行する。また、コマンドデータが第1調色コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2の発光色が電球色になるように調色する調色制御を実行する。また、コマンドデータが第2調色コマンドである場合、照明制御部13は、照明器具2の発光色が昼白色になるように調色する調色制御を実行する。
そして、本実施形態では、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具2の消灯制御が実行された場合でも、照明器具2を消灯状態になり難くするために、信号処理部10は図2に示す照明制御を行う。
まず、照明器具2が消灯状態であるときにユーザが指示音声[点灯(またはオン)]を発すると(タイミングt1)、照明制御部13には、音声認識部12から点灯コマンドが入力される。点灯コマンドが入力された照明制御部13は、照明器具2の光出力を最大光出力P1まで増加させる点灯制御を実行して、照明器具2を全点灯させる(タイミングt2)。そして、照明器具2が点灯状態(図2では全点灯状態)であるときにユーザが指示音声[消灯(またはオフ)]を発すると(タイミングt6)、照明制御部13には、音声認識部12から消灯コマンドが入力される。消灯コマンドが入力された照明制御部13は、照明器具2の光出力を最大光出力P1から低下させる消灯制御を実行し、光出力が0(ゼロ)になった時点で照明器具2が消灯する(タイミングt7)。なお、全点灯状態とは、光出力が最大光出力P1になるように照明器具2が制御された状態であり、消灯状態とは、光出力が0になるように照明器具2が制御された状態である。
図2のタイミングt6−t7の消灯制御実行期間では、消灯制御が実行されている。また、タイミングt1−t2の点灯制御実行期間では、点灯制御が実行されている。そして、消灯制御と点灯制御とでは、単位時間当たりの光出力の変化の大きさが異なっている。以降、単位時間当たりの光出力の変化の大きさを、光出力変化量と呼ぶ。光出力変化量は、照明制御によって光出力が変化した場合に、点灯制御実行期間または消灯制御実行期間の時間長で、点灯制御実行期間または消灯制御実行期間における光出力の変化量を除した値(単位時間あたりの光出力の変化量の平均値)の絶対値である。そして、光出力が増加している場合、急激に増加するほど光出力変化量が大きくなり、光出力が低下している場合、急激に低下するほど光出力変化量が大きくなる。
具体的に、タイミングt6−t7の消灯制御実行期間における光出力変化量は、タイミングt1−t2の点灯制御実行期間における光出力変化量より小さい。言い換えると、消灯制御における光出力の単位時間あたりの変化量の絶対値は、点灯制御における光出力の単位時間あたりの変化量の絶対値より小さい。すなわち、点灯制御時の光出力が急激に増加するのに対して、消灯制御時の光出力は、徐々に低下する。
そして、音声認識部12は、テレビの音声、ユーザの会話などの指示音声以外の音声(通常音声)を指示音声であると誤認識する可能性がある。図2では、照明器具2が調光点灯状態であり、光出力が調光出力P2(<最大光出力P1)であるときに、音声認識部12が通常音声による音声信号を指示音声[消灯(またはオフ)]であると誤認識している(タイミングt3)。この場合、照明制御部13には、音声認識部12から消灯コマンドが入力される。消灯コマンドが入力された照明制御部13は、照明器具2の光出力を低下させる消灯制御をタイミングt3で開始する。
しかしながら、タイミングt3以降の消灯制御では、上述のように光出力が徐々に低下する。この結果、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、光出力が唐突に低下しないので、誤認識によって照明器具2が唐突に消灯し難くなる。
さらに、消灯制御時の光出力が徐々に低下するので、照明器具2の消灯制御が開始されてから照明器具2が完全に消灯するまでに要する時間を比較的長くすることができる。そこで、ユーザは、光出力が徐々に低下していると、音声認識部12の誤認識による消灯制御が開始されたと判断でき、この消灯制御を停止させるための特定の指示音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。特定の指示音声は、誤制御防止音声「ストップ」または「違う」または「待て」または「やめて」などである。記憶部14において、誤制御防止音声には復帰コマンドが対応付けられており、音声認識部12は、誤制御防止音声を認識した場合に復帰コマンドをコマンドデータとして生成する。なお、誤制御防止音声は、上述の誤制御防止音声に限定されず、他の誤制御防止音声であってもよい。
照明制御部13は、消灯制御中に受け取ったコマンドデータが復帰コマンドである場合、照明器具2の消灯制御を停止する(タイミングt4)。なお、タイミングt4において、光出力は調光出力P3(<調光出力P2)である。そして、照明制御部13は、照明器具2の消灯制御を停止した後に点灯制御を開始し、照明器具2が全点灯状態になるまで(光出力が最大光出力P1に達するタイミングt5まで)点灯制御を実行する。すなわち、照明制御部13は、消灯制御中に受け取ったコマンドデータが復帰コマンドである場合、照明器具2が全点灯状態になるまで光出力を増加させている。
上述のように、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になる前に、ユーザの音声によって消灯制御を停止させることができる。そして、ユーザの音声によって消灯制御が停止した後、照明器具2が全点灯状態に制御される。したがって、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2の消灯状態が発生し難くなる。さらに、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が全点灯状態になるので、不意の消灯によるリスクを低減できる。
ここで、タイミングt3−t4の消灯制御実行期間における光出力変化量は、タイミングt6−t7の消灯制御実行期間における光出力変化量と同じである。すなわち、指示音声による正常な消灯制御、及び音声認識部12の誤認識による消灯制御の両方で、光出力変化量は等しくなる。
一方、点灯制御時の光出力変化量は、タイミングt1−t2の点灯制御実行期間と、タイミングt4−t5の点灯制御実行期間とで互いに異なる。タイミングt1−t2の点灯制御実行期間では、指示音声による正常な点灯制御がなされており、タイミングt4−t5の点灯制御実行期間では、誤制御防止音声による点灯制御がなされている。図2では、誤制御防止音声による点灯制御における光出力変化量を、指示音声による正常な点灯制御における光出力変化量より小さくしている。すなわち、タイミングt4−t5の点灯制御実行期間における光出力変化量は、タイミングt1−t2の点灯制御実行期間における光出力変化量より小さい。この結果、誤制御防止音声による点灯制御が誤って実行されたとしても、光出力が唐突に増加しないので、照明器具2が全点灯する前に、ユーザがこの点灯制御を停止させる指示音声を発することができる。
また、音出力部15は、スピーカ、スピーカの駆動装置などを備えており、ブザー音、メッセージなどの報知音を出力することができる。そして、照明制御部13は、音声認識部12からのコマンドデータによって点灯制御、消灯制御、調光制御、調色制御などの照明制御を開始する場合に、音出力部15へ報知要求を出力する。音出力部15は、報知要求にしたがって報知音を出力する。なお、報知音は、1種類のブザー音でもよいし、あるいは点灯制御、消灯制御、調光制御、調色制御などに個別に対応付けられた複数のブザー音または複数のメッセージから選択されてもよい。
また、図2では、点灯制御において、時間経過に対して光出力を直線状に連続して増加させているが、時間経過に対して光出力を曲線状に連続して増加させる構成、または時間経過に対して光出力を段階的に増加させる構成であってもよい。
さらに、図2では、消灯制御において、時間経過に対して光出力を直線状に連続して低下させているが、時間経過に対して光出力を曲線状に連続して低下させる構成、または時間経過に対して光出力を段階的に低下させる構成であってもよい。
(第1変形例)
信号処理部10は図3に示す照明制御を行ってもよい。
図3では、図2と同様に、タイミングt3において音声認識部12の誤認識による消灯制御が誤って開始されている。そして、ユーザが誤制御防止音声を発し、音声認識部12が復帰コマンドをコマンドデータとして生成すると、照明制御部13は、照明器具2の消灯制御を停止する(タイミングt4)。そして、照明制御部13は、照明器具2の消灯制御を停止した後に点灯制御を開始し、消灯制御の開始時(タイミングt3)の調光出力P2に戻るまで(光出力が調光出力P2に達するタイミングt51まで)点灯制御を実行する。すなわち、照明制御部13は、消灯制御中に受け取ったコマンドデータが復帰コマンドである場合、消灯制御の開始時の光出力に戻るように光出力を増加させている。この場合、照明制御部13は、消灯制御の開始時の調光レベルを記憶している。
上述のように、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になる前に、ユーザの音声によって消灯制御を停止させることができる。そして、ユーザの音声によって消灯制御が停止した後、照明器具2が消灯制御の開始時の状態に戻る。したがって、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2の消灯状態が発生し難くなる。さらに、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2の光出力が元に戻るので、不意の消灯によるリスクを低減でき、かつ照明器具2の再制御が不要になる。
(第2変形例)
信号処理部10は図4に示す照明制御を行ってもよい。
図4では、図2と同様に、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されている(タイミングt3−t4)。そして、ユーザが誤制御防止音声を発し、音声認識部12は復帰コマンドをコマンドデータとして生成すると、照明制御部13は、照明器具2の消灯制御を停止する(タイミングt4)。そして、照明制御部13は、照明器具2の消灯制御を停止した後、光出力をタイミングt4の調光出力P3に維持する。この場合、タイミングt4以降にユーザが指示音声を発することによって、照明器具2の光出力を調整することができる。
すなわち、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になる前に、ユーザの音声によって消灯制御を停止させることができる。したがって、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2の消灯状態が発生し難くなる。
(第3変形例)
音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行された場合、ユーザは、消灯制御を停止させるために、誤制御防止音声を発する。しかしながら、不意の消灯によって戸惑っているユーザが発する誤制御防止音声の音量は、通常時に発せられる他の指示音声の音量より小さくなりやすい。そこで、照明制御部13による消灯制御の実行中において、音声認識部12は、音声認識の検出感度を上げることが好ましい。
具体的に、音声認識の検出感度は、音声認識部12の音声認識処理における検出閾値を設定することによって設定される。検出閾値は、音声認識部12が認識可能な音声信号の最小値である。本実施形態の音声信号は電圧信号であり、音声認識部12は、音声信号の電圧値が検出閾値以上になれば音声認識処理を開始し、音声信号の電圧値が一定時間以上に亘って検出閾値未満になれば音声認識処理を停止する。すなわち、音声認識部12は、音声信号の電圧値が検出閾値になれば音声認識処理を実行する。
そして、検出閾値がより小さくなれば、音声認識部12の検出感度がより高くなり、音声認識部12は、小さい音量の音声(電圧値が小さい音声信号)に対して音声認識を行うことができる。また、検出閾値がより大きくなれば、音声認識部12の検出感度がより低くなり、音声認識部12は、小さい音量の音声に対して音声認識を行いにくくなる。この検出感度の変更処理は、音声認識部12が、検出閾値に関するパラメータを変更することによって行われる。
そして、音声認識部12は、照明制御部13が消灯制御を実行しているときの検出閾値を、照明制御部13が消灯制御を実行していないときの検出閾値より小さくする。すなわち、消灯制御の実行中における音声認識部12の検出感度は、消灯制御が実行されていないときの音声認識部12の検出感度に比べて高くなる。したがって、誤制御防止音声の音量が、通常時に発せられる他の指示音声の音量より小さい場合でも、音声認識部12は、誤制御防止音声を認識できる。この結果、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
(第4変形例)
誤制御防止音声として、ユーザが消灯状態の照明器具2を点灯させる場合に発する指示音声[点灯(またはオン)]と同じ音声を用いてもよい。この場合、音声認識部12の誤認識による消灯制御を停止させるための誤制御防止音声と、消灯状態の照明器具2を点灯させるための指示音声とが同じ音声になる。そこで、音声認識部12は、音声[点灯(またはオン)]を認識すると、消灯制御の実行中であれば復帰コマンドを生成する。また、音声認識部12は、消灯制御の実行中でなく、照明器具2が消灯状態であれば点灯コマンドを生成する。すなわち、消灯制御の実行中に音声[点灯(またはオン)]を認識した音声認識部12が生成するコマンドデータと、消灯制御の実行中でないときに音声[点灯(またはオン)]を認識した音声認識部12が生成するコマンドデータとは互いに異なる。
具体的に、記憶部14において、指示音声[点灯(またはオン)]には点灯コマンドが対応付けられており、誤制御防止音声[点灯(またはオン)]には復帰コマンドが対応付けられている。そして、音声認識部12は、消灯制御が実行されているときに音声[点灯(またはオン)]を認識すると、記憶部14を参照して誤制御防止音声[点灯(またはオン)]に対応付けられた復帰コマンドを生成する。また、音声認識部12は、消灯制御が実行されていないときに音声[点灯(またはオン)]を認識すると、記憶部14を参照して指示音声[点灯(またはオン)]に対応付けられた点灯コマンドを生成する。
一般に、照明器具2を点灯させたいときにユーザが発する音声は、ユーザ毎にほぼ決まっている。本実施形態では、照明器具2を点灯させたいときに発する音声として、指示音声[点灯(またはオン)]を例示している。そして、音声認識部12の誤認識による消灯を防ぎたいときにユーザが咄嗟に発する音声は、照明器具2を点灯させたいときに発する音声と同じになりやすい。
そこで、本変形例では、消灯制御の実行、非実行に応じて、音声[点灯(またはオン)]に対応付けるコマンドデータを異ならせることによって、使用可能な誤制御防止音声の汎用性を向上させており、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
(第5変形例)
本変形例において、信号処理部10は図5に示す照明制御を行う。
照明制御部13は、照明器具2を調光点灯させているときに消灯制御を開始すると、照明器具2を全点灯させているときに消灯制御を開始する場合に比べて、消灯制御実行期間における光出力変化量を小さくしている。
図5では、照明制御部13は、照明器具2が全点灯状態(最大光出力P1)であるときに消灯制御を開始している(タイミングt11)。また、照明制御部13は、照明器具2が調光状態(調光出力P4<最大光出力P1)であるときに消灯制御を開始している(タイミングt13)。この場合、照明制御部13は、タイミングt13に開始した消灯制御の光出力変化量を、タイミングt11に開始した消灯制御の光出力変化量より小さくしている。
すなわち、調光状態の照明器具2が消灯する場合、全点灯状態の照明器具2が消灯する場合に比べて、光出力が徐々に低下する。したがって、照明制御部13は、調光状態の照明器具2を消灯制御する場合も、照明器具2の消灯制御が開始されてから照明器具2が完全に消灯するまでに要する時間を十分に長くすることができる。この結果、ユーザは、消灯制御の開始時の照明器具2が調光状態であっても、この消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
また、照明制御部13は、消灯制御の開始時の光出力が低いほど、消灯制御実行期間における光出力変化量を小さくすることが好ましい。すなわち、消灯制御の開始時の光出力が低いほど、光出力の単位時間当たりの低下量が小さくなる。この結果、ユーザは、消灯制御の開始時の光出力の大小に関わらず、照明器具2が完全に消灯するまでに猶予期間を確保できる。したがって、ユーザは、消灯制御の開始時の光出力の大小に関わらず、消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
また、照明制御部13は、消灯制御を開始してから一定時間T1が経過した時点で光出力が0になるように、消灯制御時の光出力変化量を設定することが好ましい。図5では、照明制御部13は、照明器具2が全点灯状態(最大光出力P1)であるときに消灯制御を開始している(タイミングt11)。そして、照明制御部13は、タイミングt11から一定時間T1が経過した後に光出力を0にして、照明器具2を消灯させている(タイミングt12)。また、照明制御部13は、照明器具2が調光点灯状態(調光出力P4)であるときに消灯制御を開始している(タイミングt13)。そして、照明制御部13は、タイミングt13から一定時間T1が経過した後に光出力を0にして、照明器具2を消灯させている(タイミングt14)。
この結果、消灯制御の開始時の光出力の大小に関わらず、照明器具2が完全に消灯するまでに一定時間T1の猶予期間があり、ユーザは、この消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
なお、照明制御システム1は、複数の照明器具2に対して、音声認識による照明制御を実行してもよい。この場合、照明制御システム1は、個別制御、グループ制御、シーン制御を実行できることが好ましい。個別制御では、複数の照明器具2のそれぞれに対して個別に照明制御が行われる。グループ制御では、2つ以上の照明器具が同時に同じ状態に制御される。シーン制御では、複数の照明器具2のそれぞれが同時に制御されて、複数の照明器具2のそれぞれが特定の状態になるように制御される。
さらに、照明制御システム1は、マイクロホン11と、音声認識部12と、照明制御部13と、記憶部14と、音出力部15とを、2つ以上のユニットに分散させてもよい。また、照明制御システム1は、音声認識部12と、照明制御部13と、記憶部14と、音出力部15とを、1つの筐体に収めた1つの装置で実現されてもよい。
さらに、音声認識部12、照明制御部13、記憶部14のそれぞれは、1つのユニットで実現される構成、2つ以上のユニットで実現される構成のいずれでもよい。また、照明制御システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、照明制御システム1は、マイクロホン11、記憶部14、音出力部15を備えることは必須ではない。この場合、マイクロホン11、記憶部14、音出力部15は、照明制御システム1とは別の1つ以上のユニットで構成されることが好ましい。
また、本実施形態の照明制御システム1は、図6に示すように、照明器具2の点灯、消灯を切り換える照明スイッチ3に内蔵されていてもよい。照明スイッチ3は、本体30の表面に操作部31を備えており、操作部31がユーザに操作されることによって照明器具2の点灯、消灯を切り換えることができる。
上述の照明制御システム1による照明制御方法は、図7のフローチャートに示される。
まず、マイクロホン11が、音声を集音し、音声信号を生成して出力する(ステップS1)。
音声認識部12は、音声信号に対して音声認識を実行することで指示音声を認識する。そして、音声認識部12は、認識した指示音声に対応するコマンドデータ(音声認識情報)を生成する(ステップS2)。
照明制御部13が、コマンドデータに基づいて照明器具2を制御する(ステップS3)。具体的には、照明制御部13は、コマンドデータに基づいて照明器具2を点灯させるときに、照明器具2の光出力を増加させる点灯制御を実行する。また、照明制御部13は、コマンドデータに基づいて照明器具2を消灯させるときに、光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、照明制御部13は、消灯制御の実行中に音声認識部12が誤制御防止音声を認識した場合、消灯制御を停止する。さらに、照明制御部13は、消灯制御実行期間における光出力変化量を、点灯制御実行期間における光出力変化量より小さくする。
(実施形態2)
図8は、実施形態2の照明制御システム1Aの構成を示す。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
実施形態2において、実施形態1の信号処理部10は、第1ユニット101及び第2ユニット102に分割されている。第1ユニット101は、照明制御部13、及び音出力部15を有する。第2ユニット102は、音声認識部12、及び記憶部14を有する。
そして、照明制御システム1Aは、マイクロホン11と、通信部16と、第1ユニット101とを備える。さらに、第2ユニット102は、遠隔地のサーバ4に設けられている。サーバ4は、通信部17と、第2ユニット102とを有する。第1ユニット101の通信部16と第2ユニット102の通信部17とは、例えば電力線、無線LAN、インターネット、移動体通信網などの少なくとも1つを含む通信ネットワークNT1を介して、互いに通信可能に構成されている。
そして、マイクロホン11が集音した音声の音声信号は、通信部16によって通信部17へ送信される。第2ユニット102では、音声認識部12が、音声信号に対して音声処理を実行する。音声認識部12は、ユーザが発した指示音声を認識した場合、認識した指示音声に対応するコマンドデータを生成する。コマンドデータは、通信部17によって通信部16へ送信される。第1ユニット101では、照明制御部13が、コマンドデータに基づいて照明器具2を制御する。
この変形例では、サーバ4が、音声処理を行う。一般に、音声処理の負荷は大きいため、この音声処理をサーバ4に行わせることで、照明制御システム1Aの演算処理の負荷を低減させることができる。
なお、照明制御システム1Aがマイクロホン11及び音出力部15を備えることは、必須ではない。この場合、マイクロホン11、及び音出力部15は、照明制御システム1Aとは別の1つ以上のユニットで構成されることが好ましい。
また、マイクロホン11及び第2ユニット102は、1つ以上のユニットで構成されて、照明制御システム1Aと同一空間(部屋、建物、施設など)に配置されてもよい。
また、上述の各実施形態における音声認識情報は、認識した指示音声に予め対応付けられているコマンドデータ以外であってもよく、例えば、認識した指示音声のテキストデータであってもよい。
上述のように、本発明の実施形態に係る第1の態様の照明制御システム1は、音声認識部12と、照明制御部13と、を備える。音声認識部12は、音声信号に対して音声認識を実行し、認識した音声に対応する音声認識情報(コマンドデータ、またはテキストデータ)を生成する。照明制御部13は、音声認識情報に基づいて照明器具2を制御する。そして、照明制御部13は、音声認識情報に基づいて照明器具2の光出力を増加させる点灯制御を実行する。また、照明制御部13は、音声認識情報に基づいて光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、照明制御部13は、消灯制御の実行中に音声認識部12が誤制御防止音声(特定の音声)を認識した場合、消灯制御を停止する。そして、消灯制御の実行期間における単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)は点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)より小さい。
上述の照明制御システム1では、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具2の消灯制御が実行された場合でも、光出力が唐突に低下しないので、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
また、実施形態に係る第2の態様の照明制御システム1では、第1の態様において、照明制御部13は、消灯制御を停止した後、照明器具2が全点灯するように点灯制御を実行することが好ましい。
上述の照明制御システム1では、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、ユーザの音声によって照明器具2が全点灯状態になるので、不意の消灯によるリスクを低減できる。
また、実施形態に係る第3の態様の照明制御システム1では、第1の態様において、照明制御部13は、消灯制御を停止した後、照明器具2が消灯制御の開始時の状態になるように点灯制御を実行することが好ましい。
上述の照明制御システム1では、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、ユーザの音声によって照明器具2の状態が消灯制御前の状態に戻るので、不意の消灯によるリスクを低減できる。
また、実施形態に係る第4の態様の照明制御システム1では、第2または第2の態様において、照明制御部13は、消灯制御が停止した後に実行する点灯制御における単位時間当たりの光出力の変化の大きさを、照明器具2を消灯状態から点灯させるために実行する点灯制御における単位時間当たりの光出力の変化の大きさより小さくすることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、誤制御防止音声による点灯制御が誤って実行されたとしても、光出力が唐突に増加しないので、照明器具2が全点灯する前に、ユーザがこの点灯制御を停止させる指示音声を発することができる。
また、実施形態に係る第5の態様の照明制御システム1では、第1の態様において、照明制御部13は、消灯制御を停止して、光出力を維持させることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になる前に、ユーザの音声によって消灯制御を停止させることができる。
また、実施形態に係る第6の態様の照明制御システム1では、第1乃至第5の態様のいずれか1つにおいて、消灯制御の実行中において、音声認識部12は、音声認識の検出感度を上げることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
また、実施形態に係る第7の態様の照明制御システム1では、第1乃至第6の態様のいずれか1つにおいて、消灯制御の実行中に誤制御防止音声を認識した音声認識部12が生成する音声認識情報と、消灯制御が実行されていないときに誤制御防止音声を認識した音声認識部12が生成する音声認識情報とは互いに異なることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、使用可能な誤制御防止音声の汎用性を向上させており、音声認識部12の誤認識によって消灯制御が誤って実行されたとしても、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
また、実施形態に係る第8の態様の照明制御システム1では、第1乃至第7の態様のいずれか1つにおいて、照明制御部13は、照明器具2を調光点灯させているときに消灯制御を開始した場合、照明器具2を全点灯させているときに消灯制御を開始した場合に比べて、消灯制御の実行期間における単位時間当たりの光出力の変化の大きさを小さくすることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、ユーザは、消灯制御の開始時の照明器具2が調光状態であっても、この消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
また、実施形態に係る第9の態様の照明制御システム1では、第8の態様において、照明制御部13は、消灯制御の開始時の光出力が低いほど、消灯制御の実行期間における単位時間当たりの光出力の変化の大きさを小さくすることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、ユーザは、消灯制御の開始時の光出力の大小に関わらず、この消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
また、実施形態に係る第10の態様の照明制御システム1では、第9の態様において、照明制御部13は、消灯制御が開始されてから照明器具2が消灯するまでに要する時間を一定時間T1とすることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、消灯制御の開始時の光出力の大小に関わらず、照明器具2が完全に消灯するまでに一定時間T1の猶予期間がある。したがって、ユーザは、この消灯制御を停止させるための誤制御防止音声を、照明器具2が完全に消灯する前に発することができる。
また、実施形態に係る第11の態様の照明制御システム1では、第1乃至第10の態様のいずれか1つにおいて、点灯制御及び消灯制御の開始時に報知音を出力する音出力部15をさらに備えることが好ましい。
上述の照明制御システム1では、音声による照明制御を受け付けたか否かを報知音によってユーザに知らせることができる。したがって、ユーザは、報知音が聞こえない場合には音声を再び発することによって、照明制御をより確実に実行させることができる。
また、本発明の実施形態に係る第12の態様の照明制御システム1Aは、音声信号に対して音声認識を実行する音声認識部12が認識した音声に対応する音声認識情報(コマンドデータ、またはテキストデータ)を受け取る。そして、照明制御システム1Aは、照明制御部13と、通信部16と、を備える。照明制御部13は、音声認識情報に基づいて照明器具2を制御する。通信部16は、音声認識情報を音声認識部12から受け取る。そして、照明制御部13は、音声認識情報に基づいて照明器具2の光出力を増加させる点灯制御を実行する。また、照明制御部13は、音声認識情報に基づいて光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、照明制御部13は、消灯制御の実行中に音声認識部12が誤制御防止音声(特定の音声)を認識した場合、消灯制御を停止する。そして、消灯制御の実行期間における単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)は、点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)より小さい。
上述の照明制御システム1Aでは、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具2の消灯制御が実行された場合でも、光出力が唐突に低下しないので、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
また、本発明の実施形態に係る第13の態様の照明制御方法は、音声信号に対する音声認識によって認識された音声に対応する音声認識情報を用いており、以下のステップを備える。
・音声認識情報に基づいて照明器具2の光出力を増加させる点灯制御を実行する。また、照明制御部13が、音声認識情報に基づいて光出力を低下させる消灯制御を実行する。また、照明制御部13が、消灯制御の実行中に誤制御防止音声(特定の音声)を認識した場合、消灯制御を停止する照明制御ステップ(ステップS3)。そして、照明制御ステップにおいて、消灯制御の実行期間における単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)を、点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの光出力の変化の大きさ(光出力変化量)より小さくする。
上述の照明制御方法では、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具2の消灯制御が実行された場合でも、光出力が唐突に低下しないので、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
また、本発明の実施形態に係る第14の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、第13の態様の照明制御方法を実行させる。
上述のプログラムでは、音声の誤認識によりユーザの意思に反して照明器具2の消灯制御が実行された場合でも、光出力が唐突に低下しないので、照明器具2が消灯状態になり難くなる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1,1A 照明制御システム
11 マイクロホン
12 音声認識部
13 照明制御部
14 記憶部
15 音出力部
16 通信部
17 通信部
2 照明器具
3 照明スイッチ
4 サーバ
T1 一定時間

Claims (14)

  1. 音声信号に対して音声認識を実行し、認識した音声に対応する音声認識情報を生成する音声認識部と、
    前記音声認識情報に基づいて照明器具を制御する照明制御部と、を備え、
    前記照明制御部は、
    前記音声認識情報に基づいて前記照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、
    前記音声認識情報に基づいて前記光出力を低下させる消灯制御を実行し、
    前記消灯制御の実行中に前記音声認識部が特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止し、
    前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさは、前記点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さい
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記照明制御部は、前記消灯制御を停止した後、前記照明器具が全点灯するように前記点灯制御を実行することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記照明制御部は、前記消灯制御を停止した後、前記照明器具が前記消灯制御の開始時の状態になるように前記点灯制御を実行することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  4. 前記照明制御部は、前記消灯制御が停止した後に実行する前記点灯制御における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさを、前記照明器具を消灯状態から点灯させるために実行する前記点灯制御における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さくすることを特徴とする請求項2または3記載の照明制御システム。
  5. 前記照明制御部は、前記消灯制御を停止して、前記光出力を維持させることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  6. 前記消灯制御の実行中において、前記音声認識部は、前記音声認識の検出感度を上げることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  7. 前記消灯制御の実行中に前記特定の音声を認識した前記音声認識部が生成する前記音声認識情報と、前記消灯制御が実行されていないときに前記特定の音声を認識した前記音声認識部が生成する前記音声認識情報とは互いに異なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  8. 前記照明制御部は、前記照明器具を調光点灯させているときに前記消灯制御を開始した場合、前記照明器具を全点灯させているときに前記消灯制御を開始した場合に比べて、前記消灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさを小さくすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  9. 前記照明制御部は、前記消灯制御の開始時の前記光出力が低いほど、前記消灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさを小さくすることを特徴とする請求項8記載の照明制御システム。
  10. 前記照明制御部は、前記消灯制御が開始されてから前記照明器具が消灯するまでに要する時間を一定時間とすることを特徴とする請求項9記載の照明制御システム。
  11. 前記点灯制御及び前記消灯制御の開始時に報知音を出力する音出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  12. 音声信号に対して音声認識を実行する音声認識部が認識した音声に対応する音声認識情報を受け取る照明制御システムであって、
    前記音声認識情報に基づいて照明器具を制御する照明制御部と、
    前記音声認識情報を前記音声認識部から受け取る通信部と、を備え、
    前記照明制御部は、
    前記音声認識情報に基づいて、前記照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、
    前記音声認識情報に基づいて、前記光出力を低下させる消灯制御を実行し、
    前記消灯制御の実行中に前記音声認識部が特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止し、
    前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさは、前記点灯制御の実行期間における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さい
    ことを特徴とする照明制御システム。
  13. 音声信号に対する音声認識によって認識された音声に対応する音声認識情報を用いる照明制御方法であって、
    前記音声認識情報に基づいて照明器具の光出力を増加させる点灯制御を実行し、前記音声認識情報に基づいて前記光出力を低下させる消灯制御を実行し、前記消灯制御の実行中に特定の音声を認識した場合、前記消灯制御を停止する照明制御ステップ、を備え、
    前記照明制御ステップにおいて、前記消灯制御の実行期間における単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさを、前記点灯制御の実行中における前記単位時間当たりの前記光出力の変化の大きさより小さくする
    ことを特徴とする照明制御方法。
  14. コンピュータシステムに、請求項13記載の照明制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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