JP2019049766A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】販売者へのサービスを向上すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、支払い受付部と、キャンセル申請受付部と、返金部とを有する。支払い受付部は、商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける。キャンセル申請受付部は、支払い受付部が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、商品の販売者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。返金部は、キャンセル申請受付部が販売取引のキャンセル申請を受け付けると、購入者に商品代金を払い戻す。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、商取引の際に販売者と購入者との間に信頼のおける第三者を仲介させて、取引の安全を担保する第三者預託(エスクロー)のサービスを提供する技術が知られている。具体的には、インターネットオークションにおける決済システムにおいて、オークションの落札者が商品代金をオークション用口座に振り込み、商品に対して落札者が承諾する旨の入力操作により、オークション用口座から出品者の金融機関口座へ商品代金が振り込まれるサービスを提供する技術が提案されている。
特開2003−30451号公報
しかしながら、上記の従来技術では、販売者へのサービスを向上することができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、オークションの落札者が商品代金をオークション用口座に振り込み、商品に対して落札者が承諾する旨の入力操作により、オークション用口座から出品者の金融機関口座へ商品代金が振り込まれるサービスを提供するにすぎず、販売者へのサービスを向上することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、販売者へのサービスを向上することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける支払い受付部と、前記支払い受付部が前記商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、前記商品の販売者から前記商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けるキャンセル申請受付部と、前記キャンセル申請受付部が前記販売取引のキャンセル申請を受け付けると、前記購入者に前記商品代金を払い戻す返金部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、販売者へのサービスを向上することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る取引情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る取引サービスの画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。 図6は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、情報処理装置100が、商品の購入者であるオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付け、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、商品の販売者であるオークションの出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける例を示す。そして、情報処理装置100が、販売取引のキャンセル申請を受け付けると、商品の購入者であるオークションの落札者に商品代金を払い戻す例を示す。
図1に示すように、情報処理システム1には、端末装置10と、端末装置20と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、端末装置20と、情報処理装置100は、図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の端末装置20や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザU11によって利用される情報処理装置である。端末装置20は、ユーザU21によって利用される情報処理装置である。端末装置10および端末装置20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10、端末装置20がスマートフォンである場合を示す。なお、端末装置10および端末装置20は、ブラウザやアプリケーションにより、情報処理装置100が提供するオークションサービスおよびエスクローサービスに関する情報を表示する。
情報処理装置100は、インターネットを介して利用されるオークションサービスおよびエスクローサービスを提供する情報処理装置である。なお、エスクローサービスは、オークションサービスを利用する出品者と落札者の間の商品代金支払いを管理するサービスであって、オークションサービスの一部であるものとする。
以下、図1を用いて、情報処理の一例を説明する。図1に示す例では、情報処理装置100は、商品の出品を受け付ける(ステップS1)。
続いて、情報処理装置100は、出品された商品に対する入札を受け付ける(ステップS2)。上述した出品方式に従って入札が行われ、商品が落札されるものとする。
続いて、情報処理装置100は、出品された商品が落札されると、出品者と落札者に商品の落札を通知する(ステップS3)。
続いて、情報処理装置100は、商品の落札を通知された落札者から商品代金の支払いを受け付ける(ステップS4)。
続いて、情報処理装置100は、商品の落札を通知された出品者が取引の進捗情報を確認する場合などに、商品の落札を通知された出品者からオークションサービスの取引ページの配信要求を受け付ける(ステップS5)。
続いて、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であれば、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する(ステップS6)。
続いて、情報処理装置100は、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを配信された出品者から、販売取引のキャンセル申請を受け付ける(ステップS7)。例えば、出品者は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引のキャンセルを申請する。あるいは、出品者は、商品代金を支払った落札者から販売取引のキャンセル依頼があった等の事情により、販売取引のキャンセルを申請する。
続いて、情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請があった旨を落札者に通知する(ステップS8)。
続いて、情報処理装置100は、落札者に商品代金を返金する(ステップS9)。
上述したように、情報処理装置100は、商品の購入者であるオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付け、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、商品の販売者であるオークションの出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。そして、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を受け付けると、商品の購入者であるオークションの落札者に商品代金を払い戻す。
このように、情報処理装置100は、出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付け、落札者に商品代金を払い戻すことにより、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しについて出品者と落札者がメール等で直接やり取りを行う手間を省くことができる。具体的には、情報処理装置100は、商品代金の返金先口座を確認するために、出品者と落札者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、出品者と落札者の間で、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決める手間を省くことができる。すなわち、情報処理装置100は、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決めるために、出品者と落札者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までに限り、商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けることにより、例えば、落札者に商品が到着した後に出品者が販売取引のキャンセルを行う等のトラブルを避けることができる。これにより、情報処理装置100は、エスクロー取引における当事者間解決を促すことができる。すなわち、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。したがって、情報処理装置100は、出品者へのサービスを向上することができる。また、情報処理装置100は、落札者へのサービスを向上することができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線で接続され、端末装置10と端末装置20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、図2に示すように、取引情報記憶部121を有する。
(取引情報記憶部121)
取引情報記憶部121は、販売取引に関する各種情報を記憶する。図3に、実施形態に係る取引情報記憶部121の一例を示す。具体的には、図3では、取引情報記憶部121の一例を示している。図3に示す例では、取引情報記憶部121は、「取引ID」、「日付」、「出品者ID」、「落札者ID」、「代金支払状況」、「商品到着状況」、「代金支払日からの経過日」、「キャンセル申請の可否」といった項目を有する。
「取引ID」は、オークション取引を識別するための識別情報を示す。
「日付」は、オークションの落札が成立した日付を示す。
「出品者ID」は、オークションの出品者を識別するための識別情報を示す。図3に示す例では、出品者ID「U11」により識別される出品者は、図1の例に示した出品者U11に対応する。
「落札者ID」は、オークションの落札者を識別するための識別情報を示す。図3に示す例では、落札者ID「U21」により識別される落札者は、図1の例に示した落札者U21に対応する。
「代金支払状況」は、情報処理装置100がオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付けたか否かの状況を示す。図3に示す例では、オークションの落札者から商品代金の支払いを受け付けた場合を「済」、オークションの落札者から商品代金の支払いを受け付けていない場合を「未」で示す。
「商品到着状況」は、オークションの落札者に商品が到着したか否かの状況を示す。図3に示す例では、オークションの落札者に商品が到着した場合を「到着済」、オークションの落札者に商品が到着していない場合を「未着」で示す。
「代金支払日からの経過日」は、オークションの落札者から商品代金の支払いを受け付けた日から何日経過したかを示す。図3に示す例では、商品代金の支払いを受け付けていない場合を「‐」で示す。また、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間として14日が経過する前までの間、出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付けるものとする。
「キャンセル申請の可否」は、オークションの出品者による販売取引のキャンセル申請が可能か否かを示す。図3に示す例では、オークションの出品者による販売取引のキャンセル申請が可能な場合を「可」、オークションの出品者による販売取引のキャンセル申請が不可能な場合を「不可」で示す。
キャンセル申請の可否は、商品代金の支払いを受け付けてから経過した期間によって決まる。つまり、キャンセル申請が可能な期間は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前である。また、キャンセル申請が不可能な期間は、商品代金の支払いを受け付ける前の期間、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着した後の期間、または、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過した後の期間である。
図3に示す例では、1レコード目は、取引ID「T1」で識別されるオークション取引は、出品者ID「U11」により識別される出品者(出品者U11)により出品され、日付「2017年9月1日」に落札者ID「U21」により識別される落札者(落札者U21)によって落札されたことを示す。そして、「代金支払状況」が「済」であることは、情報処理装置100が落札者U21から商品代金の支払いを受け付けたことを示す。また、「商品到着状況」が「未着」であることは、落札者U21に商品がまだ到着していないことを示す。そして、「代金支払日からの経過日」が「6日」であることは、落札者U21から商品代金の支払いを受け付けた日から6日経過したことを示す。そして、「キャンセル申請の可否」が「可」であることは、情報処理装置100が商品代金の支払いを受け付けてから落札者U21に商品が到着する前であって、かつ、情報処理装置100が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間である14日を経過する前であるので、出品者U11によるキャンセル申請が可能な期間であることを示す。
図3に示す例では、2レコード目の取引ID「T2」で識別されるオークション取引について、「商品到着状況」が「到着済」であることは、落札者U22に商品が到着していることを示す。そして、「キャンセル申請の可否」が「不可」であることは、情報処理装置100が商品代金の支払いを受け付けてから落札者U22に商品が到着した後の期間であるので、出品者U12によるキャンセル申請が不可能な期間であることを示す。
図3に示す例では、3レコード目の取引ID「T3」で識別されるオークション取引について、「代金支払日からの経過日」が「15日」であることは、落札者U23から商品代金の支払いを受け付けた日から15日経過したことを示す。そして、「キャンセル申請の可否」が「不可」であることは、情報処理装置100が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過した後の期間であるので、出品者U13によるキャンセル申請が不可能な期間であることを示す。
図3に示す例では、4レコード目の取引ID「T4」で識別されるオークション取引について、「代金支払状況」が「未」であることは、情報処理装置100が落札者U24から商品代金の支払いをまだ受け付けていないことを示す。そして、「キャンセル申請の可否」が「不可」であることは、情報処理装置100が商品代金の支払いを受け付ける前の期間であるので、出品者U14によるキャンセル申請が不可能な期間であることを示す。
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、サービス提供部131と、支払い受付部132と、キャンセル申請受付部133と、返金部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(サービス提供部131)
サービス提供部131は、インターネットを介して利用されるオークションサービスおよびエスクローサービスを提供する。上述したように、エスクローサービスは、オークションサービスを利用する出品者と落札者の間の商品代金支払いを管理するサービスであって、オークションサービスの一部であるものとする。
具体的には、サービス提供部131は、オークションサービスの利用者の端末装置から取引ページの配信要求を受け付けると、利用者の端末装置に取引ページを配信する。
例えば、サービス提供部131は、オークションに出品する商品の出品を出品者から受け付ける。また、サービス提供部131は、出品された商品に対する入札を受け付ける。そして、サービス提供部131は、出品された商品が落札されると、出品者と落札者に商品の落札を通知する。
また、サービス提供部131は、出品された商品が落札されると、取引情報記憶部121に新しいレコードを追加する。具体的には、サービス提供部131は、取引情報記憶部121に新しいレコードを追加して各項目に取引情報を格納する。
図4を用いて、実施形態に係る取引サービスの画面の一例について説明する。図4に示す例では、サービス提供部131は、商品が落札された後に落札者の端末装置20から取引ページの配信要求を受け付けると、エスクローサービスを利用して商品代金を支払うよう落札者に促すメッセージを含む取引ページP1を配信する。
また、サービス提供部131は、商品が落札された後に出品者の端末装置10から取引ページの配信要求を受け付けると、落札者による支払いが完了するまで商品を発送しないよう促すメッセージを含む取引ページP2を配信する。
続いて、サービス提供部131は、支払い受付部132が落札者から支払いを受け付けた後に落札者の端末装置20から取引ページの配信要求を受け付けると、出品者から商品発送の連絡があるまで待ち、商品が到着したら商品の受取連絡をするよう促すメッセージを含む取引ページP3を配信する。
また、サービス提供部131は、支払い受付部132が落札者から支払いを受け付けた後に出品者の端末装置10から取引ページの配信要求を受け付けると、取引情報記憶部121を参照して、出品者による販売取引のキャンセル申請が可能な時期であるか否かを判定する。そして、サービス提供部131は、判定した時期に応じた取引ページを出品者の端末装置10に配信する。
具体的には、サービス提供部131は、取引情報記憶部121の「代金支払状況」を参照して、落札者から商品代金の支払いを受け付けているか否かを確認する。サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けていない場合は、出品者による販売取引のキャンセル申請ができない時期であると判定する。そして、サービス提供部131は、落札者による支払いが完了するまで商品を発送しないよう促すメッセージを含む取引ページP2を出品者の端末装置10に配信する。
サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合は、次に取引情報記憶部121の「商品到着状況」を参照して、落札者に商品が到着しているか否かを確認する。サービス提供部131は、落札者に商品が到着している場合は、出品者による販売取引のキャンセル申請ができない時期であると判定する。そして、サービス提供部131は、キャンセル申請用リンクを含まない取引ページであって、出品者に商品代金が振り込まれたことを確認するよう促すメッセージを含む取引ページを出品者の端末装置10に配信する。
サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合に、落札者に商品が到着していない場合は、次に取引情報記憶部121の「代金支払日からの経過日」を参照して、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過しているか否かを確認する。サービス提供部131は、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過していない場合は、出品者による販売取引のキャンセル申請が可能な時期であると判定する。そして、サービス提供部131は、落札者に商品を発送するよう促すメッセージを含む取引ページであって、かつ、キャンセル申請用リンクを含む取引ページP4を出品者の端末装置10に配信する。
サービス提供部131は、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過している場合は、出品者による販売取引のキャンセル申請ができない時期であると判定する。そして、サービス提供部131は、キャンセル申請用リンクを含まない取引ページであって、落札者に商品を発送するよう促すメッセージを含む取引ページP6を出品者の端末装置10に配信する。
また、サービス提供部131は、出品者によるキャンセル申請が可能な期間を過ぎた後に落札者の端末装置20から取引ページの配信要求を受け付けると、出品者から商品発送の連絡があるまで待ち、商品が到着したら商品の受取連絡をするよう促すメッセージを含む取引ページP5を配信する。
(支払い受付部132)
支払い受付部132は、商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける。例えば、支払い受付部132は、商品の購入者であるオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付ける。
具体的には、支払い受付部132は、サービス提供部131によって商品の落札を通知された落札者から商品代金の支払いを受け付ける。例えば、サービス提供部131は、商品の落札を通知するとともに代金支払い管理サービス(エスクローサービス)のリンクを含む取引ページを落札者の端末装置20に配信する。そして、代金支払い管理サービス(エスクローサービス)のリンクを含む取引ページを配信された落札者は、代金支払い管理サービス(エスクローサービス)の画面に商品代金の支払い情報を入力する。このように、支払い受付部132は、代金支払い管理サービス(エスクローサービス)の画面に商品代金の支払い情報が入力されることにより、落札者から商品代金の支払いを受け付ける。また、支払い受付部132は、落札者から商品代金の支払いを受け付けると、取引情報記憶部121の「代金支払状況」を更新する。
(キャンセル申請受付部133)
キャンセル申請受付部133は、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、商品の販売者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。例えば、キャンセル申請受付部133は、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過するまでの間、商品の販売者であるオークションの出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
キャンセル申請受付部133は、所定期間として、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから購入者に商品が到着したという情報を受け付ける前までの間、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
キャンセル申請受付部133は、購入者に商品が到着したという情報を配送業者から受付けてもよい。そして、キャンセル申請受付部133は、所定期間として、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから購入者に商品が到着したという情報を配送業者から受け付ける前までの間、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。また、キャンセル申請受付部133は、購入者に商品が到着したという情報として、配送先の近傍に位置する拠点へ商品を配送している旨を示す「拠点配送中」など、配送の進捗を示す情報を配送業者から受付けてもよい。そして、キャンセル申請受付部133は、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから配送の進捗を示す情報を配送業者から受付け、配送業者から受付けた配送の進捗を示す情報が商品の到着前である間、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
具体的には、キャンセル申請受付部133は、サービス提供部131によって出品者の端末装置10に配信されたキャンセル申請用リンクを含む取引ページP4を通じて出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けた回数が所定の回数を下回る場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者の評価が所定の評価基準を上回る場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者が所定の手数料を納付した場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。具体的には、キャンセル申請受付部133は、販売者がキャンセル申請に係る所定の手数料を納付することを条件として、販売取引のキャンセル申請を受け付ける。例えば、キャンセル申請受付部133は、一定以上の金額の販売取引について、販売者が所定の手数料を納付した場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
(返金部134)
返金部134は、キャンセル申請受付部133が販売取引のキャンセル申請を受け付けると、購入者に商品代金を払い戻す。具体的には、返金部134は、キャンセル申請受付部133が販売取引のキャンセル申請を受け付けると、購入者に対する返金の払い戻し手続きを行う。例えば、返金部134は、サービス提供部131によって提供される代金支払い管理サービス(エスクローサービス)を通じて購入者に対する返金の払い戻し手続きを行う。また、例えば、返金部134は、各種インターネット上における決済を実現する決済サーバに対し、購入者に対する返金を行うように要請する。
返金部134は、キャンセル申請受付部133が受け付けた販売取引のキャンセル申請について購入者が合意した場合、購入者に商品代金を払い戻してもよい。具体的には、返金部134は、キャンセル申請受付部133が受け付けた販売取引のキャンセル申請について購入者が合意した場合、購入者に対する返金の払い戻し手続きを行う。
また、返金部134は、販売者がキャンセル申請用リンクを押下してから所定期間内に手数料を納付することを条件として、購入者に商品代金を払い戻してもよい。例えば、返金部134は、一定以上の金額の販売取引について、販売者がキャンセル申請用リンクを押下してから所定期間内に手数料を納付した場合、購入者に対する返金の払い戻し手続きを行ってもよい。
(決定部135)
決定部135は、販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を決定する。一般的に、販売取引サービスでは、購入者によって販売者の評価が決定されるが、決定部135は、販売取引のキャンセル申請に応じて、自動的に販売者の評価を決定する。例えば、決定部135は、販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を「非常に良い、良い、どちらでもない、悪い、非常に悪い」の5段階のうちいずれかの評価に決定する。例えば、決定部135は、販売取引のキャンセル申請に応じて、5段階のうちの「どちらでもない」という評価を販売者に対して強制的に付与する。
具体的には、決定部135は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数に応じて、販売者の評価を決定してもよい。例えば、決定部135は、所定期間内に販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数が所定の回数を超える場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、決定部135は、所定期間内に販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数が所定の回数を超える場合、5段階のうちの「悪い」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。また、決定部135は、販売者の評価を下げた後に、所定期間内にその販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けなかった場合には、販売者の評価を上げるようにしてもよい。
また、決定部135は、購入者に商品代金を払い戻した場合、販売者の評価を決定してもよい。具体的には、決定部135は、購入者に対する返金の払い戻し手続きを行った場合、販売者の評価を決定する。例えば、決定部135は、購入者に商品代金を払い戻した場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、決定部135は、購入者に商品代金を払い戻した場合、5段階のうちの「どちらでもない」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。あるいは、決定部135は、購入者に商品代金を払い戻した回数に応じて、販売者の評価を決定してもよい。例えば、決定部135は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請により、所定期間内に購入者に対して商品代金を払い戻した回数が所定の回数を超える場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、決定部135は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請により、所定期間内に購入者に対して商品代金を払い戻した回数が所定の回数を超える場合、5段階のうちの「悪い」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。また、決定部135は、販売者の評価を下げた後に、所定期間内にその販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請による商品代金の払い戻しがなかった場合には、販売者の評価を上げるようにしてもよい。
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、情報処理装置100は、出品者から取引ページの配信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。情報処理装置100は、出品者から取引ページの配信要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、出品者から取引ページの配信要求を受け付けるまで待機する。
情報処理装置100は、出品者から取引ページの配信要求を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、落札者から商品代金の支払いを受け付けているか否かを判定する(ステップS102)。情報処理装置100は、落札者から商品代金の支払いを受け付けていない場合(ステップS102;No)、キャンセル申請用リンクを含まない取引ページを出品者に配信する(ステップS106)。
情報処理装置100は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合(ステップS102;Yes)、落札者に商品が到着しているか否かを判定する(ステップS103)。情報処理装置100は、落札者に商品が到着している場合(ステップS103;Yes)、キャンセル申請用リンクを含まない取引ページを出品者に配信する(ステップS106)。
情報処理装置100は、落札者に商品が到着していない場合(ステップS103;No)、商品代金の支払い日から所定期間以内か否かを判定する(ステップS104)。情報処理装置100は、商品代金の支払い日から所定期間以内でない場合(ステップS104;No)、キャンセル申請用リンクを含まない取引ページを出品者に配信する(ステップS106)。
情報処理装置100は、商品代金の支払い日から所定期間以内である場合(ステップS104;Yes)、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する(ステップS105)。
続いて、情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付けたか否かを判定する(ステップS107)。情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付けていない場合(ステップS107;No)、処理を終了する。
情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付けた場合(ステップS107;Yes)、出品者から販売取引のキャンセル申請があった旨を落札者に通知する(ステップS108)。
続いて、情報処理装置100は、落札者に商品代金を返金する(ステップS109)。
〔4.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。
〔4−1.キャンセル申請回数が所定の回数を下回る場合にキャンセル申請を受け付ける〕
図1では、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であれば、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する例を示したが、これらの条件に加えて、出品者によるキャンセル申請回数が所定の回数を下回る場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信してもよい。
図1のステップS6において、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であることに加えて、出品者によるキャンセル申請回数が所定の回数を下回る場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。
具体的には、サービス提供部131は、取引情報記憶部121の「代金支払状況」を参照して、落札者から商品代金の支払いを受け付けているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合は、取引情報記憶部121の「商品到着状況」を参照して、落札者に商品が到着しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者に商品が到着していない場合は、取引情報記憶部121の「代金支払日からの経過日」を参照して、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過していない場合は、出品者によるキャンセル申請回数が所定の回数を下回るか否かを確認する。
そして、サービス提供部131は、出品者によるキャンセル申請回数が所定の回数を下回る場合は、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。続いて、情報処理装置100は、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを配信された出品者から、販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
これにより、情報処理装置100は、同じ出品者による過度のキャンセル申請を防ぐことができる。つまり、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことにより、落札者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、落札者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことにより、オークションサービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、出品者がシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、システムを介さない方法で落札者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の出品者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請から、善意の落札者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
〔4−2.出品者の評価が所定の評価基準を上回る場合にキャンセル申請を受け付ける〕
図1では、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であれば、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する例を示したが、これらの条件に加えて、出品者の評価が所定の評価基準を上回る場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信してもよい。
図1のステップS6において、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であることに加えて、出品者の評価が所定の評価基準を上回る場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。
具体的には、サービス提供部131は、取引情報記憶部121の「代金支払状況」を参照して、落札者から商品代金の支払いを受け付けているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合は、取引情報記憶部121の「商品到着状況」を参照して、落札者に商品が到着しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者に商品が到着していない場合は、取引情報記憶部121の「代金支払日からの経過日」を参照して、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過していない場合は、出品者の評価が所定の評価基準を上回るか否かを確認する。
そして、サービス提供部131は、出品者の評価が所定の評価基準を上回る場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。続いて、情報処理装置100は、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを配信された出品者から、販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
これにより、情報処理装置100は、評価の良くない出品者によるキャンセル申請を防ぐことができる。つまり、情報処理装置100は、評価の良くない出品者によるキャンセルが発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、評価の良くない出品者によるキャンセルが発生するのを防ぐことにより、オークションサービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、出品者がシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、システムを介さない方法で落札者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の出品者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請から、善意の落札者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
〔4−3.出品者が所定の手数料を納付する場合にキャンセル申請を受け付ける〕
図1では、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であれば、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する例を示したが、これらの条件に加えて、出品者が所定の手数料を納付する場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信してもよい。具体的には、情報処理装置100は、販売者がキャンセル申請に係る所定の手数料を納付することを条件として、販売取引のキャンセル申請を受け付ける。例えば、情報処理装置100は、一定以上の金額の販売取引について、販売者が所定の手数料を納付した場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
図1のステップS6において、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから落札者に商品が到着する前であって、かつ、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前であることに加えて、出品者が所定の手数料を納付する場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。
具体的には、サービス提供部131は、取引情報記憶部121の「代金支払状況」を参照して、落札者から商品代金の支払いを受け付けているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者から商品代金の支払いを受け付けている場合は、取引情報記憶部121の「商品到着状況」を参照して、落札者に商品が到着しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、落札者に商品が到着していない場合は、取引情報記憶部121の「代金支払日からの経過日」を参照して、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過しているか否かを確認する。続いて、サービス提供部131は、代金支払日から所定期間(例えば、14日)が経過していない場合は、出品者が所定の手数料を納付したか否かを確認する。あるいは、サービス提供部131は、一定以上の金額の販売取引であるか否かを確認してから、一定以上の金額の販売取引である場合に、出品者が所定の手数料を納付したか否かを確認してもよい。
そして、サービス提供部131は、出品者が所定の手数料を納付している場合にキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。続いて、情報処理装置100は、キャンセル申請用リンクを含む取引ページを配信された出品者から、販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
あるいは、サービス提供部131は、出品者が所定の手数料を納付しているか否かに関わらずキャンセル申請用リンクを含む取引ページを出品者に配信する。続いて、情報処理装置100は、出品者がキャンセル申請用リンクを押下してから所定期間内に手数料を納付することを条件として、落札者に商品代金を払い戻してもよい。例えば、情報処理装置100は、一定以上の金額の販売取引について、出品者がキャンセル申請用リンクを押下してから所定期間内に手数料を納付した場合、落札者に商品代金を払い戻してもよい。
これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、出品者がオークションサービスのシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、オークションサービスのシステムを介さない方法で落札者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。このように、情報処理装置100は、キャンセル申請の悪用を防ぐことにより、オークションサービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の出品者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請から、善意の落札者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
〔4−4.落札者が合意した場合に商品代金を返金する〕
図1では、情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請があった旨を落札者に通知した後に落札者に商品代金を返金する例を示したが、販売取引のキャンセル申請について落札者が合意した場合のみ、落札者に商品代金を返金してもよい。
具体的には、図1のステップS8において、情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請があった旨を落札者に通知するとともに、販売取引のキャンセル申請に合意するか否かを落札者に確認する。
続いて、図1のステップS9において、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請について落札者が合意した場合のみ、落札者に商品代金を返金する。
これにより、情報処理装置100は、出品者側の一方的な都合で販売取引をキャンセルすることを防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、エスクロー取引における当事者間解決を促すことができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
〔4−5.販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を決定する〕
図1では、情報処理装置100は、出品者から販売取引のキャンセル申請を受け付けると、落札者に商品代金を返金する例を示したが、販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を決定してもよい。
情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請に応じて、自動的に販売者の評価を決定する。例えば、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を「非常に良い、良い、どちらでもない、悪い、非常に悪い」の5段階のうちいずれかの評価に決定する。例えば、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請に応じて、5段階のうちの「どちらでもない」という評価を販売者に対して強制的に付与する。
具体的には、図1のステップS7において、情報処理装置100は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数に応じて、販売者の評価を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定期間内に販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数が所定の回数を超える場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、情報処理装置100は、所定期間内に販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請回数が所定の回数を超える場合、5段階のうちの「悪い」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。また、情報処理装置100は、販売者の評価を下げた後に、所定期間内にその販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けなかった場合には、販売者の評価を上げるようにしてもよい。
また、図1のステップS9において、情報処理装置100は、購入者に商品代金を払い戻した場合、販売者の評価を決定してもよい。具体的には、情報処理装置100は、購入者に対する返金の払い戻し手続きを行った場合、販売者の評価を決定する。例えば、情報処理装置100、購入者に商品代金を払い戻した場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、情報処理装置100は、購入者に商品代金を払い戻した場合、5段階のうちの「どちらでもない」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。あるいは、情報処理装置100は、購入者に商品代金を払い戻した回数に応じて、販売者の評価を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請により、所定期間内に購入者に対して商品代金を払い戻した回数が所定の回数を超える場合、販売者の評価を下げてもよい。例えば、情報処理装置100は、販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請により、所定期間内に購入者に対して商品代金を払い戻した回数が所定の回数を超える場合、5段階のうちの「悪い」という評価を販売者に対して強制的に付与してもよい。また、情報処理装置100は、販売者の評価を下げた後に、所定期間内にその販売者から受け付けた販売取引のキャンセル申請による商品代金の払い戻しがなかった場合には、販売者の評価を上げるようにしてもよい。
これにより、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことにより、落札者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、落札者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことにより、オークションサービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、出品者がオークションサービスのシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、オークションサービスのシステムを介さない方法で落札者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の出品者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする出品者による販売取引のキャンセル申請から、善意の落札者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、支払い受付部132と、キャンセル申請受付部133と、返金部134とを有する。支払い受付部132は、商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける。キャンセル申請受付部133は、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、商品の販売者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。返金部134は、キャンセル申請受付部133が販売取引のキャンセル申請を受け付けると、購入者に商品代金を払い戻す。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、商品の販売者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付け、商品の購入者に商品代金を払い戻すことにより、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しについて販売者と購入者がメール等で直接やり取りを行う手間を省くことができる。具体的には、情報処理装置100は、商品代金の返金先口座を確認するために、販売者と購入者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、販売者と購入者の間で、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決める手間を省くことができる。すなわち、情報処理装置100は、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決めるために、販売者と購入者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までに限り、商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けることにより、例えば、購入者に商品が到着した後に販売者が販売取引のキャンセルを行う等のトラブルを避けることができる。これにより、情報処理装置100は、エスクロー取引における当事者間解決を促すことができる。すなわち、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。したがって、情報処理装置100は、商品の販売者へのサービスを向上することができる。また、情報処理装置100は、商品の購入者へのサービスを向上することができる。
また、キャンセル申請受付部133は、所定期間として、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから購入者に商品が到着したという情報を受け付ける前までの間、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
これにより、情報処理装置100は、購入者に商品が到着した後に販売者が販売取引のキャンセルを行う等のトラブルを避けることができる。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けた回数が所定の回数を下回る場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
これにより、情報処理装置100は、同じ販売者による過度のキャンセル申請を防ぐことができる。つまり、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことにより、購入者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、購入者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことにより、販売取引サービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、販売者がシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、システムを介さない方法で購入者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の販売者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請から、善意の購入者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者の評価が所定の評価基準を上回る場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
これにより、情報処理装置100は、評価の良くない販売者によるキャンセル申請を防ぐことができる。つまり、情報処理装置100は、評価の良くない販売者によるキャンセルが発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、評価の良くない販売者によるキャンセルが発生するのを防ぐことにより、販売取引サービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、販売者がシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、システムを介さない方法で購入者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の販売者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請から、善意の購入者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
また、キャンセル申請受付部133は、販売者が所定の手数料を納付した場合、販売者から販売取引のキャンセル申請を受け付けてもよい。
これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、販売者が販売取引サービスのシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、販売取引サービスのシステムを介さない方法で購入者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。このように、情報処理装置100は、キャンセル申請の悪用を防ぐことにより、販売取引サービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の販売者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請から、善意の購入者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
また、返金部134は、キャンセル申請受付部133が受け付けた販売取引のキャンセル申請について購入者が合意した場合、購入者に商品代金を払い戻してもよい。
これにより、情報処理装置100は、販売者側の一方的な都合で販売取引をキャンセルすることを防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、エスクロー取引における当事者間解決を促すことができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、決定部135をさらに有する。決定部135は、販売取引のキャンセル申請に応じて、販売者の評価を決定する。例えば、決定部135は、購入者に商品代金を払い戻した場合、販売者の評価を下げる。
これにより、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、キャンセルが繰り返し発生するのを防ぐことにより、購入者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、購入者が欲しい商品を手に入れることができない事態が繰り返されるのを防ぐことにより、販売取引サービスの信用が損なわれることを防ぐことができる。さらに、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請を防ぐことができる。例えば、情報処理装置100は、販売者が販売取引サービスのシステム手数料の支払いを免れようとして販売取引をキャンセルして、販売取引サービスのシステムを介さない方法で購入者と連絡をとり、販売取引を行う等のキャンセル申請の悪用を防ぐことができる。すなわち、情報処理装置100は、出品した商品を壊してしまった等、やむを得ない事情により、販売取引をキャンセルせざるを得ない善意の販売者による販売取引のキャンセル申請のみを受け付けることができる。これにより、情報処理装置100は、販売取引のキャンセル申請を悪用して不当な利益を得ようとする販売者による販売取引のキャンセル申請から、善意の購入者を保護することができる。したがって、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。
また、支払い受付部132は、購入者であるオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付ける。そして、キャンセル申請受付部133は、支払い受付部132が商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過するまでの間、販売者であるオークションの出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける。
これにより、情報処理装置100は、出品者から商品の販売取引のキャンセル申請を受け付け、落札者に商品代金を払い戻すことにより、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しについて出品者と落札者がメール等で直接やり取りを行う手間を省くことができる。具体的には、情報処理装置100は、商品代金の返金先口座を確認するために、出品者と落札者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、出品者と落札者の間で、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決める手間を省くことができる。すなわち、情報処理装置100は、どちらが商品代金の返金先口座への振込手数料を負担するか等を決めるために、出品者と落札者との間で直接やり取りを行う手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までに限り、商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けることにより、例えば、落札者に商品が到着した後に出品者が販売取引のキャンセルを行う等のトラブルを避けることができる。これにより、情報処理装置100は、エスクロー取引における当事者間解決を促すことができる。すなわち、情報処理装置100は、エスクロー取引における商品の販売取引のキャンセルおよび商品代金の払い戻しを円滑に完了させることができる。したがって、情報処理装置100は、出品者へのサービスを向上することができる。また、情報処理装置100は、落札者へのサービスを向上することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、返金部は、返金手段や返金回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
20 端末装置
100 情報処理装置
121 取引情報記憶部
131 サービス提供部
132 支払い受付部
133 キャンセル申請受付部
134 返金部
135 決定部

Claims (11)

  1. 商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける支払い受付部と、
    前記支払い受付部が前記商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、前記商品の販売者から前記商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けるキャンセル申請受付部と、
    前記キャンセル申請受付部が前記販売取引のキャンセル申請を受け付けると、前記購入者に前記商品代金を払い戻す返金部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記キャンセル申請受付部は、
    前記所定期間として、前記支払い受付部が前記商品代金の支払いを受け付けてから前記購入者に商品が到着したという情報を受け付ける前までの間、前記販売者から前記販売取引のキャンセル申請を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記キャンセル申請受付部は、
    前記販売者から前記販売取引のキャンセル申請を受け付けた回数が所定の回数を下回る場合、前記販売者から前記販売取引のキャンセル申請を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記キャンセル申請受付部は、
    前記販売者の評価が所定の評価基準を上回る場合、前記販売者から前記販売取引のキャンセル申請を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記キャンセル申請受付部は、
    前記販売者が所定の手数料を納付する場合、前記販売者から前記販売取引のキャンセル申請を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記返金部は、
    前記キャンセル申請受付部が受け付けた前記販売取引のキャンセル申請について前記購入者が合意した場合、前記購入者に前記商品代金を払い戻す
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記販売取引のキャンセル申請に応じて、前記販売者の評価を決定する決定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記決定部は、
    前記購入者に前記商品代金を払い戻した場合、前記販売者の評価を下げる
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記支払い受付部は、
    前記購入者であるオークションの落札者から商品代金の支払いを受け付け、
    前記キャンセル申請受付部は、
    前記支払い受付部が前記商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過するまでの間、前記販売者であるオークションの出品者から前記商品の販売取引のキャンセル申請を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける支払い受付工程と、
    前記支払い受付工程が前記商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、前記商品の販売者から前記商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けるキャンセル申請受付工程と、
    前記キャンセル申請受付工程が前記販売取引のキャンセル申請を受け付けると、前記購入者に前記商品代金を払い戻す返金工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 商品の購入者から商品代金の支払いを受け付ける支払い受付手順と、
    前記支払い受付手順が前記商品代金の支払いを受け付けてから所定期間を経過する前までの間、前記商品の販売者から前記商品の販売取引のキャンセル申請を受け付けるキャンセル申請受付手順と、
    前記キャンセル申請受付手順が前記販売取引のキャンセル申請を受け付けると、前記購入者に前記商品代金を払い戻す返金手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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