JP2019049412A - 電池パックの状態推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックの充電率を適正に推定することができる電池パックの状態推定装置を提供する。
【解決手段】複数の電池セル21を備えた電池パック2の状態を推定する状態推定装置であって、複数の電池セル21のそれぞれについて初期満充電容量に対する電池パック2の使用後の満充電容量を規定したSOH(健全度)を演算する健全度演算手段12と、電池セル21のSOC(充電率)を演算する充電率演算手段16と、健全度演算手段12の演算結果からSOHが最も低い最劣化セルを抽出する最劣化セル抽出手段13と、充電率演算手段16の演算結果から得られる最劣化セルのSOCに基づいて電池パック2のSOCを決定する電池パック充電率推定手段17と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池パックを電源とする電動車両の電池パックに関連する制御等に用いて好適の、電池パックの状態推定装置に関するものである。
電気自動車に装備される電池パックは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等のエネルギ密度の高い電池セル(二次電池)を多数備えて構成される。多くの場合、電池パックは、電池セルをモジュール化した電池モジュールが、複数直列に接続されケース内に装備されて構成される。
電池パックを使用するにあたって、電池パックの充電率(SOC:State of Charge)を予測することが必要である。電池セルのSOCを予測する一般的な手法には、電流積算法と電圧推定法との2つがあげられる。
電流積算法では、基点となるSOCからの変化量を電流積算値で演算する。
電圧推定法では、電圧、電流、温度などの情報から、常時、OCV(Open Circuit Voltage,開回路電圧又は開放電圧)を予測し、このOCVからSOCを演算する。
OCVとSOCとの間には、相関関係があり、電圧推定法では、この相関関係を利用して、OCVをSOCに変換することによって現在のSOCを予測する。
電圧推定法では、通電中にOCVを予測して、予測したOCVからSOCを推定する。
電流積算法でも、安定状態で実際のOCVを計測し、基点のSOCを演算することがあるが、通電中に電圧からSOCを演算することは行わない。
また、電流積算法と電圧推定法とを組み合せてSOCを演算する技術(特許文献1)や、さらに、電流積算法と電圧推定法とを組み合せて状況に応じて重み付けを変えながらSOCを演算する技術も開発されている。
また、推定されるSOCは電池セルによって異なる値となるため、予測した各電池セルSOCから電池パックのSOCを推定する手法も必要となる。これに関して、特許文献2には、電池パック(組電池)を構成する複数の電池セル(単電池)のSOC〔残存容量(%)〕をそれぞれ予測して、これらの各電池セルのSOCのうち最小のSOCを電池パックのSOCとする技術が開示されている。また、特許文献2では、各電池セルのSOCの平均値に対して所定量以上SOCが小さい電池セルを劣化電池と判定している。
特開2014−202551号公報 特開平8−317572号公報
特許文献2の技術では、各電池セルのSOCのうち最小のSOCを電池パックのSOCとしているため、電池パックのSOCは低目に推定されることになり、SOCに基づいて放電を制御することにより電池セルの過放電は抑制することができる。しかし、SOCに基づいて充電を制御する場合には過充電を抑制することはできない。
本発明は、このような課題に着目して創案されたもので、電池パックの充電率を適正に推定することができる電池パックの状態推定装置を提供することを目的としている。
(1)本発明の電池パックの状態推定装置は、複数の電池セルを備えた電池パックの状態を推定する状態推定装置であって、前記複数の電池セルのそれぞれについて初期満充電容量に対する前記電池パックの使用後の満充電容量を規定した健全度を演算する健全度演算手段と、前記複数の電池セルの少なくとも何れかの充電率を演算する充電率演算手段と、前記健全度演算手段の演算結果から前記複数の電池セルのうち前記健全度が最も低い最劣化セルを抽出する最劣化セル抽出手段と、前記充電率演算手段の演算結果から得られる前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定する電池パック充電率推定手段と、を備えていることを特徴としている。
(2)前記電池パックは車両に搭載された走行用電池パックであって、前記健全度演算手段は、前記車両を起動するスイッチがオン状態で前記健全度の演算を実施し、前記スイッチがオフに切り替わった際に、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルを記憶する記憶手段を備え、前記電池パック充電率推定手段は、前記スイッチがオンに切り替わった際に、前記記憶手段に記憶された前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を演算することが好ましい。
(3)前記電池パック充電率推定手段は、前記スイッチのオン状態中に、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルが変更された場合、前記最劣化セルが切り替わる前後での前記最劣化セルの充電率の変化量が所定量以下であれば、前記スイッチがオン状態にあったとしても、変更後の前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を演算することが好ましい。
(4)前記電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段の検出結果から前記複数の電池セルのうち電圧が最も低い最低電圧セルを抽出する最低電圧セル抽出手段と、前記電池パックの使用状態に応じて前記電池パックが所定の劣化状態にあるか否かを判定する劣化状態判定手段と、を備え、前記電池パック充電率推定手段は、前記劣化状態判定手段が前記劣化状態を判定しない場合には、前記最低電圧セル抽出手段により抽出された前記最低電圧セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定し、前記劣化状態判定手段が前記劣化状態を判定した場合には、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定することが好ましい。
(5)前記劣化状態判定手段は、前記健全度演算手段の演算結果から、前記複数の電池セルの前記健全度の平均値と、前記最劣化セルの前記健全度との差が所定差以上であれば前記電池パックが所定の劣化状態にあると判定することが好ましい。
(6)前記電池セルを流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電池セルの温度を検出する温度検出手段と、前記電流検出手段により検出された電流値と前記電圧検出手段により検出された電圧値とから当該電池セルの内部抵抗値を演算する内部抵抗演算手段と、を備え、前記健全度演算手段は、前記内部抵抗演算手段により演算された前記電池セルの内部抵抗値と、前記温度検出手段により検出された当該電池セルの温度値と、から前記健全度を演算することが好ましい。
本発明によれば、最劣化した電池セルの充電率に基づいて電池パックの充電率を決定するので、電池パックの充電率を適正に推定することができ、電池パックの充電率に基づいて電池パックの放電や充電を適切に制御することが可能になる。
一実施形態に係る電池パック及びその状態推定装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る状態推定装置による電池セルの健全度(SOH)及び最劣化セルの抽出を説明するブロック図である。 一実施形態に係る状態推定装置による電池パックの充電率(SOC)の演算方式の切り替えを説明するブロック図である。 図3に示す劣化セル方式による充電率(SOC)の演算を説明するブロック図である。 図3に示す最低電圧セル方式による充電率(SOC)の演算を説明するブロック図である。 開回路電圧Eの推定にかかる回帰直線を取得するための電圧−電流グラフである。 電池セルの健全度(SOH)と内部抵抗との関係を示すグラフである。 電池セルの健全度(SOH)と開回路電圧(OCV)との関係を示すグラフである。 一実施形態に係る電池パックの状態推定装置の処理を説明するフローチャートである。
以下、図面により実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができると共に、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.装置構成]
図1に示すように、本実施形態に係る電池パック2は、多数の電池セル(単電池)21を備えており、ここでは、複数の直列接続された電池セル21をモジュール化した電池モジュール20が、複数直列に配置されて電池パック2が構成されている。電池セル21は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池等のエネルギ密度の高い二次電池である。また、本実施形態の電池パック2は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に車両駆動源として搭載された走行用の電動モータ1に電力を供給する電源として、電気回路3内に組み込まれた走行用電池パックである。
電池パックの状態推定装置は、電池パック2内のそれぞれの電池セル21の電流値(充放電電流)Is,電圧値Es,温度値Tsを検出する電流センサ(電流検出手段)31,電圧センサ(電圧検出手段)32,温度センサ(温度検出手段)33と、これらの検出情報に基づいて電池パック2の状態を推定する処理装置10とを備えている。なお、「電流値Is」は「電流Is」とも記載し、「電圧値Es」は「電圧Es」とも記載し、「温度値Ts」は「温度Ts」とも記載する。
電池パック2内の各電池セル21は直列に接続されているので何れの電池セル21にも等しい電流が流れる。そこで、電流センサ31は、電気回路3内のいずれかの箇所に1つだけ設けられている。
電圧センサ32は各電池セル21の端子間にそれぞれ設けられている。
温度センサ33もそれぞれの電池セル21に設けることが好ましいが、各電池モジュール20内では各電池セル21の温度Tsがほぼ等しいと考えられれば、各電池モジュール20単位で温度センサ33を設けてもよい。
処理装置10は、各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM等の不揮発性メモリ、CPUでの演算結果等が一時的に記憶されるRAM等の揮発性メモリ、外部との間で信号を入出力するための入出力ポート、時間をカウントするタイマー等を備えたコンピュータである。
処理装置10は、内部抵抗演算部(内部抵抗演算手段)11と、セルSOH演算部(健全度演算手段)12と、最劣化セル抽出部(最劣化セル抽出手段)13と、劣化状態判定部(劣化状態判定手段)14と、最低電圧セル抽出部(最低電圧セル抽出手段)15と、セルSOC演算部(充電率演算手段)16と、電池パックSOC推定部(電池パック充電率推定手段)17と、セルOCV推定部(開回路電圧推定手段)18とを機能要素として備えている。
処理装置10のこれらの各部11〜18は、車両を起動する図示しないスイッチ(パワースイッチ)がオンとなっていることを条件に、予め設定された制御周期に従って周期的に作動して各処理を行う。
また、処理装置10は、装置停止中に状態推定データを保持する不揮発性メモリを用いた記憶部(記憶手段)19を備えている。パワースイッチがオフからオンに切り替わった際には、記憶部19に記憶された状態推定データを適宜用いて各部11〜18の処理が行われる。
内部抵抗演算部11は、電流センサ31により検出された電流Is[A]と電圧センサ32により検出された電圧Es[V]とから、各電池セル21の内部抵抗値Rsi[Ω](内部抵抗値Rsiは、「内部抵抗Rsi」とも記載する)を演算する。この内部抵抗Rsiの演算には公知の手法が種々あり、何れの手法を用いてもよい。以下、その一例を説明する。
内部抵抗演算部11では、電池セル21の内部抵抗Rsiを演算する際には、まず、セルOCV推定部18により、電池セル21の開回路電圧〔開放電圧、OCV(Open Circuit Voltage)〕Eを推定する。そして、推定した開回路電圧Eと、検出された充放電電流の電流Isと、検出された電圧Esとから、下記の式(1)によって内部抵抗Rsiを算出する。
Es=E−Is×Rsi ・・・(1)
ここで、開回路電圧Eの推定を説明する。まず、図6に示すように、電流Iを横軸とし電圧Eを縦軸とした電圧−電流グラフ上に、検出された(電流Is,電圧Es)をプロット(×印)し、多数のデータから回帰直線を取得する。この回帰直線の縦軸切片がその電池セル21の開回路電圧(開放電圧)Eとなる。
セルSOH演算部12は、内部抵抗演算部11により演算された各電池セル21の内部抵抗Rsiと当該電池セル21の温度Tsとから当該電池セル21のSOH(State of Health、即ち、健全度、或いは劣化度)を演算する。なお、SOHは、初期満充電容量(初期最大充電量)Cfsに対する現在の満充電容量(最大充電量)、即ち、経年的な使用後の満充電容量Cfpをいうが、本実施形態では、SOHは下記の式(2)によって定義される。このSOHの演算にも公知の手法が種々あり、何れの手法を用いてもよい。以下、その一例を説明する。
SOH=(Cfp/Cfs)×100〔%〕 ・・・(2)
電池のSOHとその内部抵抗Rとの間には、図7に示すような相関関係、つまり、SOHが低下するほど内部抵抗Rが増大する特性がある。ただし、一般に、電池の内部抵抗Rは電池の温度に応じて変動し、温度が高くなるほど低下し(図7の二点鎖線を参照)、温度が低くなるほど上昇する(図7の一点鎖線を参照)特性がある。
そこで、セルSOH演算部12では、図2に示すように、内部抵抗演算部11により演算された各電池セル21の内部抵抗Rsiを、その時の各電池セル21の温度Tsに応じて基準温度相当の値になるように温度補正して、基準温度時の相関関係を示す特性線(図7の実線を参照)を用いて、温度補正した内部抵抗Rsitを対応するSOHに変換する。
最劣化セル抽出部13は、電池パック2内の全ての電池セル21のSOH(セルSOH)の中からSOHが最も低い電池セル21を最劣化セルとして抽出し、この最劣化セルとして抽出した電池セル21のID(劣化セルID)を出力する。この劣化セルIDは記憶部19に状態推定データとして記憶され、最劣化セル抽出部13で抽出された劣化セルIDが変わった場合には最新のものに更新される。
劣化状態判定部14は、図2,図3に示すように、セルSOH演算部12の演算結果から、電池パック2が所定の劣化状態にあるか否かを判定する。具体的には、電池パック2内の全ての電池セル21のSOH(セルSOH)の平均値(平均SOH)を算出し、この平均SOHと、抽出された最劣化セルのSOH(最劣化セルSOH)との差(SOH差=平均SOH−最劣化セルSOH)を予め設定された所定SOH差と比較して、SOH差が所定SOH差以上であれば電池パック2が所定の劣化状態にあると判定する。この劣化判定の結果は記憶部19に状態推定データとして記憶される。
また、劣化状態判定部14は、新車からの走行距離など電池パック2の使用状態と相関する値を用いて単純に劣化状態を判定してもよい。この場合、走行距離に応じて、所定の走行距離までは劣化状態にないと判定し、所定の走行距離を越えた場合は劣化状態にあると判定する。
最低電圧セル抽出部15は、電池パック2内の全ての電池セル21の中から、検出された電圧Esが最も低い電池セル21を最低電圧セルとして抽出し、この最低電圧セルとして抽出した電池セル21のID(最低電圧セルID)を出力する。
セルSOC演算部16は、最劣化セルとして抽出された電池セル21又は最低電圧セルとして抽出された電池セル21のSOC(State of Charge、即ち、充電率)を演算する。なお、SOCは下記の式(3)によって定義される。このSOCの演算にも電流積算法や電圧推定法など公知の手法が種々あり、何れの手法を用いてもよい。以下、その一例を説明する。
SOC=(Cp/Cfp)×100〔%〕 ・・・(3)
ただし、 Cp:現在の充電容量
Cfs:現在の満充電容量(最大充電量)
ここでは、OCV推定法を用いてSOCを推定する。
つまり、図8に示すOCV−SOC曲線に応じた変換マップ(図示略)が予め用意されており、この変換マップを用いて、セルOCV推定部18により推定された当該電池セル21の開回路電圧(OCV)EをSOCに変換する。なお、変換マップは基準温度下におけるものである。開回路電圧(OCV)Eは電池セル21の温度Tsによって変化するので、セルSOC演算部16では、当該電池セル21の温度Tsに応じて開回路電圧(OCV)Eを補正したうえで、変換マップを用いてSOCを演算する。
したがって、最劣化セルのSOCを演算する場合、図4に示すように、最劣化セル抽出部13から出力された劣化セルIDに基づいて、最劣化セルの電圧Esと温度Tsとを抽出し、抽出された最劣化セルの電圧Esと電流Isとから、最劣化セルの開回路電圧(OCV)Eを求め、抽出された最劣化セルの温度Tsに応じて開回路電圧(OCV)Eを補正したうえで、変換マップを用いてSOCを演算する。
最低電圧セルのSOCを演算する場合、図5に示すように、最低電圧セル抽出部15から出力された最低電圧セルIDで紐付された最低電圧セルの電圧Esと温度Tsとを抽出し、この電圧Esと検出された電流Isとから、最低電圧セルの開回路電圧(OCV)Eを求め、最低電圧セルの温度Tsに応じて開回路電圧(OCV)Eを補正したうえで、変換マップを用いてSOCを演算する。
電池パックSOC推定部17は、最低電圧セルのSOCに基づいて電池パック2のSOCを決定するが、劣化状態判定部14が劣化状態を判定しない場合には、セルSOC演算部16で演算された最低電圧セルのSOCを電池パック2のSOCに決定し、劣化状態判定部14が劣化状態を判定した場合には、セルSOC演算部16で演算された最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。
つまり、図3に示すように、平均SOHと最劣化セルSOHとのSOH差(平均SOH−最劣化セルSOH)を算出し、このSOH差を所定SOH差と比較する。SOH差が所定SOH差以上であれば電池パック2が所定の劣化状態にあると判定され、最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。また、SOH差が所定SOH差以上でなければ電池パック2が所定の劣化状態にはないと判定され、最低電圧セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。
なお、電池パックSOC推定部17は、パワースイッチのオン状態継続中(ワントリップ中)に、最劣化セル抽出部13で抽出された最劣化セルが切り替わった場合、そのまま最劣化セルを切り替わったものに変更すると推定される電池パック2のSOCが急変するおそれがある。これを回避するために、最劣化セル抽出部13で抽出された最劣化セルの変更を制限して採用するようになっている。
このために、電池パックSOC推定部17は、この最劣化セルが切り替わる前後での最劣化セルのSOCの変化量(即ち、その時点の最劣化セルのSOCと切り替わった後の最劣化セルのSOCとの差)を予め設定された所定量と比較する。
そして、SOCの変化量が所定量よりも大きければ、最劣化セルの更新を行わず、切り替わる前の最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。また、SOCの変化量が所定量以下であれば、パワースイッチがオン状態継続中であっても、最劣化セルの更新を行い、切り替わった後の最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。
〔フローチャート〕
本実施形態に係る電池パックの状態推定装置は、上述のように構成されるので、パワースイッチがオンとされている状況下で、例えば図9のフローチャートに示すような処理を所定の制御周期で繰り返して電池パック2のSOCを推定することができる。
つまり、処理装置10では、まず、電流センサ31、電圧センサ32、温度センサ33から、各電池セル21の電流Is、電圧Es、温度Tsの各検出情報を取得する(ステップS10)。そして、電流Is,電圧Esから各電池セル21の内部抵抗Rsiを演算する(ステップS20)。さらに、この内部抵抗Rsiと温度Tsとから各電池セル21のSOHを演算する(ステップS30)。
演算された各電池セル21のSOHから電池パック2の劣化を判定する(ステップS40)。つまり、電池パック2内の全ての電池セル21のSOHから平均SOHを求め、この平均SOHと、最劣化セルのSOHとの差であるSOH差を求め、SOH差が所定SOH差以上であるか否かにより電池パック2の劣化を判定する。
SOH差が所定SOH差以上であれば電池パック2が劣化状態にあると判定し、最劣化セルIDを抽出し(ステップS50)、最劣化セルIDで特定された電池セル21のSOCを演算する(ステップS60)。そして、この最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する(ステップS90)。
SOH差が所定SOH差未満であれば電池パック2が劣化状態にないと判定し、最低電圧セルIDを抽出し(ステップS70)、最低電圧セルIDで特定された電池セル21のSOCを演算する(ステップS80)。そして、この最低電圧セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する(ステップS90)。
〔作用及び効果〕
本実施形態に係る電池パックの状態推定装置は、上述のように構成されるので、以下のような作用及び効果を得ることができる。
(1)電池パック2を構成する全ての電池セル21のうちで最も劣化した最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定するので、電池パック2のSOCを適正に推定することができる。
つまり、電池パック2の充放電を制御する際に、電池パック2を構成する各電池セル21の劣化を抑えることが重要である。電池パック2の全ての電池セル21のうちの最劣化セルが最も劣化が進み易いため、電池パック2を管理するうえでこの最劣化セルの劣化を抑えることが重要となる。電池パック2の充放電を制御する際に、最劣化セルのSOCに着目することにより、最劣化セルのSOCを最適領域内に保持することができ、電池パック2を適切に管理することができる。
なお、特許文献2では、各電池セルのSOCの平均値に対して所定量以上SOCが小さい電池セルを劣化電池(最劣化セル)と判定しているが、上記のようにSOCは現在の充電容量Cpの現在の満充電容量(最大充電量)Cfsに対する比(Cp/Cfs)であり、最劣化セルのSOCが他よりも低くなるとは限らない。本装置では、SOHに基づいて最劣化セルを判定しているので、最劣化セルを適切に抽出することができる。
(2)電池パックSOC推定部17は、劣化状態判定部14が劣化状態を判定しない場合には、最低電圧セルのSOCを電池パック2のSOCに決定し、劣化状態判定部14が劣化状態を判定した場合には、最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定するので、例えば、電池パック2が新品(各電池セル21が新品)の状態からある程度の期間は、劣化状態とは判定されない。このような場合には、各電池セル21間の劣化の差はわずかであり、最低電圧セルに着目してSOCを求めても支障はない。そこで、この場合には、よりシンプルに抽出できる最低電圧セルに着目してSOCを求めることにより、処理を簡素化することができる。
なお、劣化状態判定部14の判定情報が得られない場合にも、劣化状態判定部14が劣化状態を判定しないものとして、最低電圧セルのSOCを電池パック2のSOCに決定する。これによって、どのような状況下でも確実に電池パック2のSOCを推定することができる。
(3)また、劣化状態判定部14では、電池パック2内の全ての電池セル21のSOHの平均値(平均SOH)と、最劣化セルのSOHとのSOH差が所定SOH差以上であれば電池パック2が所定の劣化状態にあると判定するので、確実に且つ適正に電池パック2の劣化を判定することができる。
(4)また、セルSOH演算部12は、内部抵抗演算部11により演算された電池セル21の内部抵抗Rsiと、温度センサ33により検出された電池セル21の温度TsとからSOHを演算するので、確実に且つ適正にSOHを得ることができる。
(5)電池パックSOC推定部17は、ワントリップ中に、最劣化セル抽出部13で抽出された最劣化セルが切り替わった場合、この最劣化セルが切り替わる前後での最劣化セルのSOCの変化量が所定量よりも大きければ、最劣化セルの更新を行わず、切り替わる前の最劣化セルのSOCを電池パック2のSOCに決定するので、電池パック2のSOCの急変が防止され、電池パック2のSOCに基づいた各制御を安定して行うことができ、また、SOCを車室内に表示する場合にも表示の急変が防止されるためドライバ等に違和感を与えることがない。
一方、電池パックSOC推定部17は、ワントリップ中に、最劣化セル抽出部13で抽出された最劣化セルが切り替わった場合、この最劣化セルが切り替わる前後での最劣化セルのSOCの変化量が所定量以下であれば、最劣化セルの更新を行って電池パック2のSOCを推定するので、適正に電池パック2のSOCを推定することができる。
(6)なお、電池パックSOC推定部17は、最劣化セルのSOCの変化量が所定量よりも大きい場合、最劣化セルの更新を行わないので、電池パック2のSOCの推定値が、本来の推定値と乖離することになるが、ワントリップが終了したら、記憶部19に記憶されている最新の判定結果の最劣化セルIDに基づいて電池パック2のSOCを推定するので、乖離状態は解消される。
〔その他〕
以上、実施形態を説明したが、本発明に係る電池パックの状態推定装置は、かかる実施形態を適宜変更して実施することができる。
例えば上記実施形態では、劣化状態判定部14で劣化判定された時には最劣化セルIDのSOCを電池パック2のSOCに決定し、劣化判定されない時には最低電圧セルIDのSOCを電池パック2のSOCに決定しており、劣化状態判定部14の劣化判定に応じて電池パック2のSOCの推定を変更しているが、常に最劣化セルIDのSOCを電池パック2のSOCに決定するようにしてもよい。
また、劣化状態に応じて電池パック2のSOCの推定を変更する場合も、劣化状態判定部14による劣化判定の手法は実施形態のものに限定されるものではない。
さらに、SOHやSOCの演算手法も、実施形態のものに限定されるものではなく、種々の手法を適用することができる。
また、上記実施形態では電池パック2が車両の駆動源としての電動モータ1の電源として用いられる例を説明したが、電池パック2の負荷には車両の電動モータ1に限らず種々のものを適用することができる。
上記実施形態では、電池セル21が全て直列に接続されて電池パック2を構成する例を説明したが、電池パック2には、並列接続された電池セル21が含まれていてもよい。
1 走行用の電動モータ
2 電池パック
3 電気回路
20 電池モジュール
21 電池セル(単電池)
31 電流センサ(電流検出手段)
32 電圧センサ(電圧検出手段)
33 温度センサ(温度検出手段)
10 処理装置
11 内部抵抗演算部(内部抵抗演算手段)
12 セルSOH演算部(健全度演算手段)
13 最劣化セル抽出部(最劣化セル抽出手段)
14 劣化状態判定部(劣化状態判定手段)
15 最低電圧セル抽出部(最低電圧セル抽出手段)
16 セルSOC演算部(充電率演算手段)
17 電池パックSOC推定部(電池パック充電率推定手段)
18 セルOCV推定部(開回路電圧推定手段)
19 記憶部(記憶手段)
Cfp 現在の満充電容量(最大充電容量)
Cfs 初期満充電容量
Cp 現在の充電容量
Es 電池セル21の電圧値
電池セル21の開回路電圧〔開放電圧、OCV〕
Is 電池セル21の電流値
Rsi 電池セル21の内部抵抗値
Ts 電池セル21の温度値

Claims (6)

  1. 複数の電池セルを備えた電池パックの状態を推定する状態推定装置であって、
    前記複数の電池セルのそれぞれについて初期満充電容量に対する前記電池パックの使用後の満充電容量を規定した健全度を演算する健全度演算手段と、
    前記複数の電池セルの少なくとも何れかの充電率を演算する充電率演算手段と、
    前記健全度演算手段の演算結果から前記複数の電池セルのうち前記健全度が最も低い最劣化セルを抽出する最劣化セル抽出手段と、
    前記充電率演算手段の演算結果から得られる前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定する電池パック充電率推定手段と、を備えている
    ことを特徴とする電池パックの状態推定装置。
  2. 前記電池パックは車両に搭載された走行用電池パックであって、
    前記健全度演算手段は、前記車両を起動するスイッチがオン状態で前記健全度の演算を実施し、前記スイッチがオフに切り替わった際に、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルを記憶する記憶手段を備え、
    前記電池パック充電率推定手段は、前記スイッチがオンに切り替わった際に、前記記憶手段に記憶された前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パックの状態推定装置。
  3. 前記電池パック充電率推定手段は、前記スイッチのオン状態中に、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルが変更された場合、前記最劣化セルが切り替わる前後での前記最劣化セルの充電率の変化量が所定量以下であれば、前記スイッチがオン状態にあったとしても、変更後の前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を演算する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電池パックの状態推定装置。
  4. 前記電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の検出結果から前記複数の電池セルのうち電圧が最も低い最低電圧セルを抽出する最低電圧セル抽出手段と、
    前記電池パックの使用状態に応じて前記電池パックが所定の劣化状態にあるか否かを判定する劣化状態判定手段と、を備え、
    前記電池パック充電率推定手段は、
    前記劣化状態判定手段が前記劣化状態を判定しない場合には、前記最低電圧セル抽出手段により抽出された前記最低電圧セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定し、
    前記劣化状態判定手段が前記劣化状態を判定した場合には、前記最劣化セル抽出手段により抽出された前記最劣化セルの充電率に基づいて前記電池パックの充電率を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電池パックの状態推定装置。
  5. 前記劣化状態判定手段は、前記健全度演算手段の演算結果から、前記複数の電池セルの前記健全度の平均値と、前記最劣化セルの前記健全度との差が所定差以上であれば前記電池パックが所定の劣化状態にあると判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電池パックの状態推定装置。
  6. 前記電池セルを流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電池セルの温度を検出する温度検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値と前記電圧検出手段により検出された電圧値とから当該電池セルの内部抵抗値を演算する内部抵抗演算手段と、を備え、
    前記健全度演算手段は、前記内部抵抗演算手段により演算された前記電池セルの内部抵抗値と、前記温度検出手段により検出された当該電池セルの温度値と、から前記健全度を演算する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電池パックの状態推定装置。
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