JP2019048271A - 渦電流選別装置および渦電流選別方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転磁石によって形成された渦電流の作用で生じる推進力によって、小寸法の導電性材料の選別を高純度、高処理量で行う渦電流選別装置を得る。【解決手段】渦電流選別装置は、周方向に磁極が交互になるように磁石が配置された回転磁石と、回転磁石の上方に間隔を隔てて配置され、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、パレットに軸方向の振動に連動した回転運動を付与する振動機構と、パレット上で選別された導電性材料と非導電性材料とを各別に排出する排出機構と、を備えたものである。【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、渦電流を利用して導電性材料を選別する渦電流選別装置および渦電流選別方法に関するものである。
従来、導電性材料の選別については、すでに多数の方法が提案されており、その方法のひとつとして、渦電流を利用した渦電流選別方法が挙げられる。渦電流選別装置には、磁石を高速回転させる永久磁石方式、もしくはコイルに順次交流を印加する交流電磁石方式が知られている。いずれの方式も、導電性材料に交番磁界を印加し、導電性材料の内部に渦電流を発生させ、電流と磁界の相互作用による電磁力(推進力)を発生させることで導電性材料を選別するものである。永久磁石方式の代表的なものとしては、回転円筒状磁石による飛距離差選別方式と下部に回転円盤状磁石を配した板上を摺動もしくは転動させながら選別する回転円盤磁石方式が挙げられる。
飛距離差選別方式は、たとえば、振動台やコンベア等によって被選別混合物を回転円筒状磁石の近傍に移動させ、導電性材料に交番磁界を発生させ、渦電流の作用によって生じる推進力を与えられた導電性材料を非導電性材料より遠くに飛ばして選別する方法である(例えば、特許文献1参照)。
一方、回転円盤磁石方式は、たとえば、テーブル上で被選別混合物を移動させ、その間に導電性材料に対して、テーブル下部に配置した磁石が複数個固定された回転円盤磁石によって、移動方向と異なる向きに渦電流による推進力を与える方法である(例えば、特許文献2参照)。この方法においては、渦電流が生じない非導電性材料がテーブル端部を直線状に移動するのに対して、導電性材料は推進力によって側方に移動し、テーブルの逆側端部に移動する。これをテーブルの下流側で別々に受けることで選別を行うものである。
また、その他の選別方式として、被選別混合物をテーブル端部に供給し、導電性材料をテーブルの逆側端部に移動させ、非導電性材料は移動させず、テーブル上を選別可能な距離に十分に移動させたのち、回収するといった方法も存在する(例えば、特許文献3参照)。
一方、回転円盤磁石方式は、たとえば、テーブル上で被選別混合物を移動させ、その間に導電性材料に対して、テーブル下部に配置した磁石が複数個固定された回転円盤磁石によって、移動方向と異なる向きに渦電流による推進力を与える方法である(例えば、特許文献2参照)。この方法においては、渦電流が生じない非導電性材料がテーブル端部を直線状に移動するのに対して、導電性材料は推進力によって側方に移動し、テーブルの逆側端部に移動する。これをテーブルの下流側で別々に受けることで選別を行うものである。
また、その他の選別方式として、被選別混合物をテーブル端部に供給し、導電性材料をテーブルの逆側端部に移動させ、非導電性材料は移動させず、テーブル上を選別可能な距離に十分に移動させたのち、回収するといった方法も存在する(例えば、特許文献3参照)。
渦電流選別の特性上、導電性材料の寸法が小さくなればなるほど、被選別混合物中の導電性材料に発生する推進力は小さくなる。飛距離差選別方式においては、磁石と導電性材料の距離が近づく時間は回転円筒状磁石に接近する飛翔開始時のわずかな時間に限られている。したがって、大きな推進力を得られる大寸法の導電性材料の選別は短時間の推進力でも十分可能だが、比較的小さな推進力しか得られない小寸法の導電性材料では、飛距離が小さくなり選別が困難になる。また、同じ素材の導電性材料においても、形状や寸法によって推進力や飛翔開始時の運動が異なり、飛距離にばらつきが生じることから、導電性材料が非導電性材料の領域に混在し、高純度選別に適していない。
回転円盤磁石方式においては、寸法の小さい導電性材料の選別を試みても、得られる推進力が小さいことから、側方への移動量が小さく、導電性材料と非導電性材料が混在し、高純度に選別できない。また、特許文献2に示すような方法では、被選別混合物を単一層かつ単一列に回転円盤磁石に送るため処理量が少なくなることや、高純度に選別するために設けたテーブルの傾斜により、磁石―導電性材料の距離が遠くなるため、寸法の小さい導電性材料は選別ができない。
回転円盤磁石方式においては、寸法の小さい導電性材料の選別を試みても、得られる推進力が小さいことから、側方への移動量が小さく、導電性材料と非導電性材料が混在し、高純度に選別できない。また、特許文献2に示すような方法では、被選別混合物を単一層かつ単一列に回転円盤磁石に送るため処理量が少なくなることや、高純度に選別するために設けたテーブルの傾斜により、磁石―導電性材料の距離が遠くなるため、寸法の小さい導電性材料は選別ができない。
また、特許文献3に示されるような方法では、非導電性材料が、導電性材料の移動に引きずられて移動し、導電性材料側に混在することが考えられる。この方法では、非導電性材料はテーブル上を移動しないため、導電性材料側に混在したままとなり、選別純度は低下する。また、導電性材料をテーブル上で選別可能な距離に十分に移動させたのち回収し、次の被選別混合物を投入するバッチ式の処理であるため、処理量が少なくなる。
以上より、従来の飛距離差選別方式や回転円盤磁石方式といった渦電流選別装置では、寸法が小さい導電性材料を高純度、高処理量に選別することは困難であるという問題があった。
以上より、従来の飛距離差選別方式や回転円盤磁石方式といった渦電流選別装置では、寸法が小さい導電性材料を高純度、高処理量に選別することは困難であるという問題があった。
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、例えば、破砕された銅線のような小寸法の導電性材料の選別を高純度に選別可能な渦電流選別装置および渦電流選別方法を提供することを目的としている。
この発明に係る渦電流選別装置は、周方向に磁極が交互になるように磁石が配置された回転磁石と、前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置され、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、前記パレットに軸方向の振動に連動した回転運動を付与する振動機構と、前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを各別に排出する排出機構と、を備えたものである。
また、この発明に係る渦電流選別装置は、周方向に磁極が交互になるように磁石が配置されており、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられた回転磁石と、前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置されると共に、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられており、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、前記パレットに軸方向の振動と回転運動を付与する振動機構と、を備えたものである。
また、この発明に係る渦電流選別装置は、周方向に磁極が交互になるように磁石が配置されており、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられた回転磁石と、前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置されると共に、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられており、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、前記パレットに軸方向の振動と回転運動を付与する振動機構と、を備えたものである。
さらにまた、この発明に係る渦電流選別方法は、周方向に磁極が交互になるように磁石が配置された回転磁石と、前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置され、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、前記パレットに軸方向の振動と回転運動を付与する振動機構と、前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを各別に排出する排出機構と、を備えた渦電流選別装置における渦電流選別方法であって、前記被選別混合物を前記パレットに投入する工程と、前記回転磁石を回転させて、前記導電性材料に前記回転磁石の回転方向と同じ方向に推進力を発生させ、前記導電性材料を前記回転磁石の回転方向と同じ方向に移動させる工程と、前記振動機構により前記パレットに付与された振動と回転運動により、前記非導電性材料を前記回転磁石の前記回転方向とは逆方向に移動させる工程と、前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを、前記排出機構によって各別に排出する工程と、を有するものである。
この発明による渦電流選別装置および渦電流選別方法によれば、パレットを円盤状とすることで、被選別混合物の投入範囲を広くすることができ、被選別混合物の処理量が向上する。また、パレットが上下に振動することで、導電性材料とパレットとの間の摩擦力が低下するため、小さな推進力で導電性材料を移動させることが可能となり、小さな寸法の導電性材料を選別することが可能となる。さらに、パレットの上下振動と連動し、回転運動が生じることで、非伝導性材料に導電性材料と逆方向の力を印加でき、選別純度が向上する。よって、小寸法の導電性材料に対しても高純度かつ、高い処理量が得られる。
また、この発明による渦電流選別装置によれば、パレットに内周側から外周方向に向かって傾斜を設けたので、導電性材料、非導電性材料は、重力の分力によりパレットの外周方向に力を受けるため、排出機構を設けることなく選別を行うことができる。
また、この発明による渦電流選別装置によれば、パレットに内周側から外周方向に向かって傾斜を設けたので、導電性材料、非導電性材料は、重力の分力によりパレットの外周方向に力を受けるため、排出機構を設けることなく選別を行うことができる。
実施の形態1.
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。なお、各図面において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置の構成を示す断面図であり、図2は、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、実施の形態1による渦電流選別装置50は、回転磁石1、パレット2、振動機構3、排出機構4、駆動機構5、投入機構6、制御機構7を含んで構成されている。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。なお、各図面において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置の構成を示す断面図であり、図2は、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、実施の形態1による渦電流選別装置50は、回転磁石1、パレット2、振動機構3、排出機構4、駆動機構5、投入機構6、制御機構7を含んで構成されている。
回転磁石1は、アルミニウム合金製の円盤8と、円環状の継鉄板9、複数個の永久磁石10(ネオジム磁石)を含んで構成されている。アルミニウム合金製の円盤8は、片面に切削加工によって、円環状の凹部が設けられている。この凹部に、円環状の継鉄板9が固定されている。図3は、この発明の実施の形態1による回転磁石1の上面図である。複数個の永久磁石10は、直方体の形状をしており、アルミニウム合金製の円盤8に取り付けられた円環状の継鉄板9の上に、円周方向に磁極が交互になるように放射状に配置され、固定されている。また、回転磁石1は、複数個の永久磁石10を取り付けた面が上向きになるように配置されている。
パレット2は、底板11、外壁12、内壁13を含んで構成されている。パレット2は、回転磁石1の複数個の永久磁石10を取り付けられた面から底板11の底面まで1〜2mm程度の間隔を隔てて配置されている。底板11は、1mm程度の薄い円盤状であり、その直径は回転磁石1の外径より大きく製作されている。外壁12は、底板11の外周と同じ曲率をもち、パレット2上に一定の空間(間隔)を設けながら底板11の外周に沿って複数個配置されている。内壁13は、直方体や三角柱のような形状のブロックが、円柱状の軸に接着されており、パレット2の中心から、外壁12によりパレット2上に設けられた空間を二つに隔てるように底板11と固定されている。外壁12と内壁13の高さは、パレット2上に投入された被選別混合物が、選別動作中に乗り越えない程度の高さ(数10mm程度)に製作されている。
また、パレット2中の部材は、回転磁石1の影響がない非導電性かつ非磁性の材料で構成されている。また、底板11に用いる材料は、被選別混合物の積載によるたわみを少なくするため、FRP(Fiber Reinforced Plastics)、セラミックスなどの剛性が高いものを使用している。
振動機構3は、プレート14とばね15を含んで構成されている。プレート14は、長方形の板となっており、長辺の片側に固定用の穴と長穴が設けられている。この長穴にシャフトを通し、パレット2と接続されている。また、ばね15はパレット2と制御機構7に接続されている。
振動機構3は、プレート14とばね15を含んで構成されている。プレート14は、長方形の板となっており、長辺の片側に固定用の穴と長穴が設けられている。この長穴にシャフトを通し、パレット2と接続されている。また、ばね15はパレット2と制御機構7に接続されている。
排出機構4は、エアーノズル16、チューブ(図示なし)、コンプレッサ(図示なし)、導電性材料回収箱26、非導電性材料回収箱27を含んで構成されている。エアーノズル16は、パレット2の底板11上の近傍に配置され、チューブにより、コンプレッサと接続されている。コンプレッサは制御機構7と接続され、制御機構7の近傍に配置されている。また、エアーノズル16は、回転磁石1の磁力の影響を受けないために非導電性かつ非磁性の材料で構成されている。導電性材料回収箱26および非導電性材料回収箱27は、パレット2の外壁12により設けられた空間の下に配置されている。
駆動機構5は、回転軸17、軸受18、駆動モータ19、軸継手20を含んで構成されている。また、駆動機構5は、回転磁石1の下部に設置されている。回転軸17は、円柱状であり、回転磁石1と接続されている。回転軸17は、軸受18で支持され、駆動モータ19と軸継手20もしくはタイミングベルト等で接続されている。軸受18と駆動モータ19は、回転磁石1の高速回転に耐えられるものを選定する。
投入機構6は、ホッパー21、ローラ22、回転ポール23を含んで構成されている。ホッパー21はお椀形状をしており、パレット2より上方に配置されている。ホッパー21の底面には、穴が設けられており、その円周には円筒状の壁が張り付けられている。また、ホッパー21の底面には、パレット2の内壁13により区切られた空間と同じ数だけ、直線状の長穴が、中心に設けた穴付近から放射状に等間隔で設けられている。ローラ22は、ホッパー21に設けられた長穴の長辺より大きな長さかつ大きな直径を持つ円柱状(中空)となっている。回転ポール23は、ホッパー21底面に設けた中心の穴を通る大きさの回転軸と垂直に、円柱がホッパー21に設けた長穴と同様の数だけ固定されている。この円柱にはローラ22が通され回転するようになっている。また、回転ポール23は制御機構7と接続されており、ホッパー21の下部で、低速で回転する。
制御機構7は、PCもしくはコントローラなどによって構成されており、振動機構3、排出機構4、駆動機構5、投入機構6と接続されている。
次に、図4および図5を参照して、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置による選別動作について説明する。図4は、この発明の実施の形態1による選別動作を表す図である。図4においては、回転磁石1、パレット2および排出機構4による選別動作を示すため、投入機構6、制御機構7の図示を省略している。また、図5は、この発明の実施の形態1による選別動作を表すフローチャートである。
次に、図4および図5を参照して、この発明の実施の形態1による渦電流選別装置による選別動作について説明する。図4は、この発明の実施の形態1による選別動作を表す図である。図4においては、回転磁石1、パレット2および排出機構4による選別動作を示すため、投入機構6、制御機構7の図示を省略している。また、図5は、この発明の実施の形態1による選別動作を表すフローチャートである。
まず、制御機構7により、振動機構3、排出機構4、駆動機構5、投入機構6を起動させる。その後、導電性材料24と非導電性材料25の混合物である被選別混合物を投入機構6に投入する。投入方法は、コンベア、フィーダ等の搬送装置が挙げられるが方式は問わない。被選別混合物は具体的には、導電性材料24は直径0.1〜1.0mm程度の破砕された銅線や、アルミニウム片などであり、非導電性材料25はプラスチックやゴムの破砕片などである。投入機構6では、ホッパー21の下部で、回転ポール23が回転し、ホッパー21に設けられた長穴の下に位置するローラ22が移動することで、長穴を通じて、投入機構6内の被選別混合物はパレット2上の半径方向に直線上に投入される。このとき、パレット2上の被選別混合物はできるだけ重ならないように薄く直線状に連続投入される(図4の4A参照)。
図4では、説明を簡単にするため、パレット2上の内壁13により区切られた選別範囲の1区画のみにワークを図示している。パレット2上に投入された被選別混合物には、駆動機構5によって高速回転する回転磁石1から、高速で磁極が入れ替わる交番磁界が印加される。被選別混合物中の導電性材料24の内部では、回転磁石1に貼り付けられた永久磁石10と導電性材料24の配置の時間的変化により、導電性材料24内には流れる方向が時間的に変化する渦電流が発生する。このとき、導電性材料24には、様々な方向に電磁力が発生する。生じる電磁力を全て合成すると、導電性材料24には、回転磁石1の回転方向に力が働く。これが推進力となり、導電性材料24は回転磁石1の回転方向と同じ方向に移動する。
寸法が小さく、小さな推進力しか得られない導電性材料24においても、時間をかけてパレット2上を少しずつ移動し、内壁13まで移動する。また、パレット2が振動していることで、導電性材料24‐パレット2間の摩擦力が低減し、小さな推進力でも導電性材料24が移動可能となる。
一方、非導電性材料25は、内部に渦電流が発生しないため、渦電流による推進力は発生しない。しかし、非導電性材料25には、振動機構3により(パレット2に生じるばね15による上下振動とプレート14による回転運動によって)、被選別混合物がパレット2の底板11により押し出され、回転磁石1の回転方向とは逆回転方向に推進力が発生し導電性材料24とは逆方向に移動する(図4の4B参照)。つまり、振動機構3は、パレット2に軸方向の振動に連動した回転運動を付与するものである。したがって、導電性材料24と非導電性材料25は、時間の経過とともにパレット2上で高純度に選別される(図4の4C参照)。
一方、非導電性材料25は、内部に渦電流が発生しないため、渦電流による推進力は発生しない。しかし、非導電性材料25には、振動機構3により(パレット2に生じるばね15による上下振動とプレート14による回転運動によって)、被選別混合物がパレット2の底板11により押し出され、回転磁石1の回転方向とは逆回転方向に推進力が発生し導電性材料24とは逆方向に移動する(図4の4B参照)。つまり、振動機構3は、パレット2に軸方向の振動に連動した回転運動を付与するものである。したがって、導電性材料24と非導電性材料25は、時間の経過とともにパレット2上で高純度に選別される(図4の4C参照)。
最後に、排出機構4によって(エアーノズル16からパレット2の内壁13に沿って円盤8の底板11の端部まで流れるエアーにより)、選別された導電性材料24と非導電性材料25は、導電性材料回収箱26および非導電性材料回収箱27へそれぞれ排出され、選別動作が完了する(図4の4D参照)。
以上より、この発明の実施の形態1においては、パレット2を円盤状としたことで、被選別混合物の投入範囲を広くすることができるため、高い処理量が得られる。また、パレット2の振動により導電性材料24がパレット2上に接する時間が短くなることで、見かけの摩擦力が小さくなり、寸法が小さく小さな推進力しか得られない導電性材料24においても選別可能となる。さらに、導電性材料24と非導電性材料25が逆方向に移動することで、どちらか一方に導電性材料24、非導電性材料25が引きずられて移動しても、混在することが少ないといったメリットが存在する。これらの理由から、小寸法の導電性材料24も非導電性材料25と高純度、高処理量での選別が可能となるといった効果を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による渦電流選別装置を示す断面図である。以下、図6を参照して、この発明の実施の形態2による渦電流選別装置の構成について説明する。この発明の実施の形態2による渦電流選別装置50は、回転磁石29、パレット30、振動機構3、駆動機構5、投入機構28、制御機構7を備えている。
図6は、この発明の実施の形態2による渦電流選別装置を示す断面図である。以下、図6を参照して、この発明の実施の形態2による渦電流選別装置の構成について説明する。この発明の実施の形態2による渦電流選別装置50は、回転磁石29、パレット30、振動機構3、駆動機構5、投入機構28、制御機構7を備えている。
回転磁石29は、円柱31、継鉄板32、複数個の永久磁石10(ネオジム磁石)と、を含んで構成されている。回転磁石29は、上部の円は小さく、下部の円は上部の円より大きい異なる直径をもち、外周は緩やかな傾斜を有する円柱31の傾斜に対して直角に設けられた凹部の溝に、内周から外周にかけて円柱31と同様の傾斜を有する環状の継鉄板32が固定されている。そして、その環状の継鉄板32上に永久磁石10(ネオジム磁石)が固定されている。
パレット30は、回転磁石29の緩やかな傾斜と同等の傾斜を設けた底板33、内壁34と外壁35を含んで構成されている。内壁34は、底板33の内周から外周端部までの長さをもつ長方形状に製作され、パレット30上に一定の空間を隔てながら複数個配置されている。外壁35は、底板33の外周と同じ曲率をもち、底板33の外周端部であって、内壁34間の中央に設置されており、内壁34により仕切られた底板33に2つの空間を設ける。
パレット30は、回転磁石29の緩やかな傾斜と同等の傾斜を設けた底板33、内壁34と外壁35を含んで構成されている。内壁34は、底板33の内周から外周端部までの長さをもつ長方形状に製作され、パレット30上に一定の空間を隔てながら複数個配置されている。外壁35は、底板33の外周と同じ曲率をもち、底板33の外周端部であって、内壁34間の中央に設置されており、内壁34により仕切られた底板33に2つの空間を設ける。
投入機構28は、ホッパー36と中心軸37と仕切り板38を含んで構成されている。ホッパー36は、漏斗状の形状をしている。中心軸37は円筒形状をしており、ホッパー36の排出側に隙間を残し、ホッパー36の壁面に沿う形状の仕切り板38によって接着されている。このとき、仕切り板38は、パレット30の内壁34と同様の位置に同様の数だけ接着している。
この発明の実施の形態2による渦電流選別装置50においては、実施の形態1の構成と比べて、回転磁石29の形状を内周側から外周方向に向かって下方向に緩やかな傾斜をもつ形状とした点に特徴を備えている。また、パレット30についても、回転磁石29の緩やかな傾斜と同等の傾斜を設けた構造となっている点も特徴として備えている。
この発明の実施の形態2による渦電流選別装置50においては、実施の形態1の構成と比べて、回転磁石29の形状を内周側から外周方向に向かって下方向に緩やかな傾斜をもつ形状とした点に特徴を備えている。また、パレット30についても、回転磁石29の緩やかな傾斜と同等の傾斜を設けた構造となっている点も特徴として備えている。
次に、図7および図8を参照して、この発明の実施の形態2による渦電流選別装置による選別動作について説明する。図7は、この発明の実施の形態2による選別動作を表す図である。図7においては、回転磁石29、パレット30による選別動作を示すため、投入機構28、制御機構7の図示を省略している。また、図8は、この発明の実施の形態2による選別動作を表すフローチャートである。
まず、制御機構7により、振動機構3、駆動機構5、投入機構28を起動させる。その後、導電性材料24と非導電性材料25の混合物である被選別混合物を投入機構28に投入する。投入機構28のホッパー36および仕切り板38によって、パレット30の内周に被選別混合物が投入される(図7の7A参照)。
まず、制御機構7により、振動機構3、駆動機構5、投入機構28を起動させる。その後、導電性材料24と非導電性材料25の混合物である被選別混合物を投入機構28に投入する。投入機構28のホッパー36および仕切り板38によって、パレット30の内周に被選別混合物が投入される(図7の7A参照)。
パレット30上に投入された被選別混合物には、パレット30下部の回転磁石29から、高速で磁極が入れ替わる交番磁界が印加される。被選別混合物中の導電性材料24は、交番磁界によって、内部に渦電流が発生し、回転磁石29との間で電磁力が発生し、回転磁石29の回転方向に移動する。
一方、非導電性材料25は、内部に渦電流が発生しないため、渦電流による推進力は発生しない。しかし、非導電性材料25は、振動機構3により(パレット2に生じるばね15による上下振動とプレート14による回転運動によって)、被選別混合物がパレット30の底板33により押し出され、回転磁石29とは逆回転方向に推進力が発生し、導電性材料24とは逆方向に移動する(図7の7B参照)。
一方、非導電性材料25は、内部に渦電流が発生しないため、渦電流による推進力は発生しない。しかし、非導電性材料25は、振動機構3により(パレット2に生じるばね15による上下振動とプレート14による回転運動によって)、被選別混合物がパレット30の底板33により押し出され、回転磁石29とは逆回転方向に推進力が発生し、導電性材料24とは逆方向に移動する(図7の7B参照)。
この際、パレット30に設けられた傾斜により、導電性材料24および非導電性材料25は、各々に加わる重力の分力を受け、共にパレット30の外周方向に移動する(図7の7C参照)。
最後にパレット30の内壁34、外壁35により設けられた空間へ選別された導電性材料24と非導電性材料25が排出され、導電性材料回収箱26、非導電性材料回収箱27で回収されることで選別動作が完了する(図7の7D参照)。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、導電性材料24、非導電性材料25は、重力の分力によりパレット30の外周方向に力を受けるため、排出機構を設けることなく選別を行うことができる。
最後にパレット30の内壁34、外壁35により設けられた空間へ選別された導電性材料24と非導電性材料25が排出され、導電性材料回収箱26、非導電性材料回収箱27で回収されることで選別動作が完了する(図7の7D参照)。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、導電性材料24、非導電性材料25は、重力の分力によりパレット30の外周方向に力を受けるため、排出機構を設けることなく選別を行うことができる。
実施の形態3.
上述した実施の形態においては、回転磁石29に取り付ける永久磁石10を円周方向に磁極が交互に放射状になるように貼り付けたが、この発明の実施の形態3では、永久磁石10を円周方向に磁極が交互になるように回転軸を中心として放射状に配置するとともに、回転軸を中心として外周側に磁極数が増加するように配置させたことを特徴としている。つまり、実施の形態3においては、回転軸の内周側より外周側の磁極数が多いことを特徴としている。
図9は、この発明の実施の形態3による回転磁石を示す上図面である。実施の形態3による渦電流選別装置50は、回転磁石29、パレット39、振動機構3、駆動機構5、投入機構28、制御機構7を備えている。実施の形態3において、回転磁石29は、永久磁石10を、円周方向に磁極が交互になるように回転軸を中心として放射状に配置するとともに、回転軸を中心として外周側に磁極数が増加するように配置されている。永久磁石10は、回転軸の内周側より外周側に多く配置されている。
上述した実施の形態においては、回転磁石29に取り付ける永久磁石10を円周方向に磁極が交互に放射状になるように貼り付けたが、この発明の実施の形態3では、永久磁石10を円周方向に磁極が交互になるように回転軸を中心として放射状に配置するとともに、回転軸を中心として外周側に磁極数が増加するように配置させたことを特徴としている。つまり、実施の形態3においては、回転軸の内周側より外周側の磁極数が多いことを特徴としている。
図9は、この発明の実施の形態3による回転磁石を示す上図面である。実施の形態3による渦電流選別装置50は、回転磁石29、パレット39、振動機構3、駆動機構5、投入機構28、制御機構7を備えている。実施の形態3において、回転磁石29は、永久磁石10を、円周方向に磁極が交互になるように回転軸を中心として放射状に配置するとともに、回転軸を中心として外周側に磁極数が増加するように配置されている。永久磁石10は、回転軸の内周側より外周側に多く配置されている。
また、図10は、この発明の実施の形態3による渦電流選別装置を示す上図面である。図10においては、回転磁石29、パレット39による選別動作を示すため、投入機構28、制御機構7の図示を省略している。パレット39は、内壁40によって、実施の形態2のパレット30の導電性材料が流れる流路を、複数個に分けられている。パレット39上の被選別混合物の流路の先には、非導電性材料回収箱27、導電性材料回収箱(推進力小側)41、導電性材料回収箱(推進力大側)42がそれぞれ配置されており、選別された非導電性材料25、導電性材料(推進力小)44、導電性材料(推進力大)43をそれぞれ回収することができる。
この発明の実施の形態3による構成では、回転磁石29の磁極数が回転軸を中心に外周方向に増加するため、パレット39上に投入される導電性材料に加わる回転磁石29の回転方向に働く推進力は、導電性材料がパレットの外周方向に移動するにつれて大きくなる。このため、被選別混合物に含まれる導電性材料が複数存在し、かつ導電性材料に生じる推進力の大きさに違いがある被選別混合物を選別する場合、パレット39上の内周側で導電性材料に働く小さな推進力でもパレット39上を動く導電性材料(推進力大)43と、パレット39上の外周側で導電性材料に働く大きな推進力によってしかパレット39上を動かない導電性材料(推進力小)44といった選別をすることが可能となる。ここでは、例えば、直径0.1〜1.0mm程度の銅線のような導電性材料と、一辺1〜5mm程度のアルミニウム片のような導電性材料と、一辺1〜5mm程度のプラスチックのような非導電性材料の被選別混合物の選別を想定している。
この発明の実施の形態3による構成によれば、導電性材料用の流路を複数個設けることによって、被選別混合物内の導電性材料を複数の種類に選別することが可能となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 回転磁石、2 パレット、3 振動機構、4 排出機構、5 駆動機構、6 投入機構、7 制御機構、8 円盤、9 継鉄板、10 永久磁石、11 底板、12 外壁、13 内壁、14 プレート、15 ばね、16 エアーノズル、17 回転軸、18 軸受、19 駆動モータ、20 軸継手、21 ホッパー、22 ローラ、23 回転ポール、24 導電性材料、25 非導電性材料、26 導電性材料回収箱、27 非導電性材料回収箱、28 投入機構、29 回転磁石、30 パレット、31 円柱、32 継鉄板、33 底板、34 内壁、35 外壁、36 ホッパー、37 中心軸、38 仕切り板、39 パレット、40 内壁、41 導電性材料回収箱(推進力小側)、42 導電性材料回収箱(推進力大側)、43 導電性材料(推進力大)、44 導電性材料(推進力小)、50 渦電流選別装置
Claims (4)
- 周方向に磁極が交互になるように磁石が配置された回転磁石と、
前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置され、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、
前記パレットに軸方向の振動に連動した回転運動を付与する振動機構と、
前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを各別に排出する排出機構と、を備えたことを特徴とする渦電流選別装置。 - 周方向に磁極が交互になるように磁石が配置されており、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられた回転磁石と、
前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置されると共に、内周側から外周方向に向かって傾斜が設けられており、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、
前記パレットに軸方向の振動と回転運動を付与する振動機構と、を備えたことを特徴とする渦電流選別装置。 - 前記磁石は、放射状に配置されると共に、回転軸を中心として外周側に磁極数が増加するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の渦電流選別装置。
- 周方向に磁極が交互になるように磁石が配置された回転磁石と、
前記回転磁石の上方に間隔を隔てて配置され、導電性材料と非導電性材料とを含む被選別混合物が投入される円盤状のパレットと、
前記パレットに軸方向の振動と回転運動を付与する振動機構と、
前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを各別に排出する排出機構と、を備えた渦電流選別装置における渦電流選別方法であって、
前記被選別混合物を前記パレットに投入する工程と、
前記回転磁石を回転させて、前記導電性材料に前記回転磁石の回転方向と同じ方向に推進力を発生させ、前記導電性材料を前記回転磁石の回転方向と同じ方向に移動させる工程と、
前記振動機構により前記パレットに付与された振動と回転運動により、前記非導電性材料を前記回転磁石の前記回転方向とは逆方向に移動させる工程と、
前記パレット上で選別された前記導電性材料と前記非導電性材料とを、前記排出機構によって各別に排出する工程と、を有することを特徴とする渦電流選別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017174469A JP2019048271A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 渦電流選別装置および渦電流選別方法 |
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JP2017174469A Pending JP2019048271A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 渦電流選別装置および渦電流選別方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023063454A1 (ko) * | 2021-10-15 | 2023-04-20 | 김현군 | 전도성 미세입자 분리 선별장치 |
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2017
- 2017-09-12 JP JP2017174469A patent/JP2019048271A/ja active Pending
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