JP2019046463A - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents

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泰樹 大谷
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久則 丸山
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Abstract

【課題】メモリーの位置や接続されるバスが変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる回路基板及びその製造法を提供する。【解決手段】回路基板11は、電子部品であるメモリー14を制御するためのメモリー制御部16と、メモリー制御部に対して多対一となるように接続される複数のメモリーバス17と、複数のメモリーバスに接続される複数の接続パターン19と、複数の接続パターンに対して一対多となるように接続される端子20と、を備え、端子は、メモリーに対して電気的に接続可能に構成され、複数の接続パターンは、それぞれが、切断可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板及びその製造方法に関する。
回路基板の一例として、電子部品である複数のメモリーと各メモリーを制御するためのメモリコントローラー(メモリー制御部)との間を複数のバス(メモリーバス)を用いて接続したメモリーモジュール(回路基板)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−97814号公報
回路基板は、メモリーを有するインクカートリッジ(部材)が装着されるカートリッジホルダー(装着部)に設けられることがある。そして、このような場合において、複数のバスを用いてメモリーとメモリー制御部とを接続する場合には、メモリーの位置とバス番号が固定される。そのため、例えばメモリーを有する部材や装着部の設計変更等により、メモリーの位置や接続されるバスが変わる場合には、その都度、新たに専用の回路基板を個別に作る必要があった。
本発明の目的は、メモリーの位置や接続されるバスが変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる回路基板及びその製造方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する回路基板は、電子部品であるメモリーを制御するためのメモリー制御部と、前記メモリー制御部に対して多対一となるように接続される複数のメモリーバスと、複数の前記メモリーバスに接続される複数の接続パターンと、複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続される端子と、を備え、前記端子は、前記メモリーに対して電気的に接続可能に構成され、複数の前記接続パターンは、それぞれが、切断可能に構成されている。
この構成によれば、端子が接続されるメモリーの用途に応じて、所定の接続パターンが切断される。すなわち、そのメモリーとの接続に用いる接続パターンを残して他の接続パターンが切断される。そのため、メモリー側の設計変更等により、メモリーの位置や接続されるバスが変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
上記回路基板において、前記端子は、複数設けられ、複数の前記端子は、それぞれが、複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続されることが好ましい。
この構成によれば、メモリー制御部が複数のメモリーを制御するために複数のメモリーバスを共用する構成の場合において、メモリー側の設計変更等により、メモリーの位置や接続されるバスが変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
上記課題を解決する回路基板の製造方法は、複数のメモリーバスを、電子部品であるメモリーを制御するためのメモリー制御部に対して多対一となるように接続することと、複数の前記メモリーバスに複数の接続パターンを接続することと、前記メモリーに対して電気的に接続可能に構成された端子を、複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続することと、複数の前記接続パターンのうち所定の接続パターンを、前記端子が電気的に接続される前記メモリーの用途に応じて切断することと、を備える。
この構成によれば、上記の回路基板の場合と同様の作用効果を享受できる。
上記課題を解決する回路基板は、メモリーを有する複数の部材が装着される装着部に設けられる回路基板であって、前記メモリーを制御するためのメモリー制御部と、前記メモリー制御部に対して多対一となるように接続される複数のメモリーバスと、複数の前記メモリーバスのそれぞれに対して多対一となるように接続されるとともに、複数の前記メモリーに端子を介して電気的に接続される複数の導体部と、を備え、複数の前記導体部は、それぞれが、複数の前記メモリーバスに対して一対多となるように接続され、且つ、前記装着部において複数の前記メモリーが並ぶ方向に沿って長く延びるように形成され、その長さ方向の途中で切断可能に構成されている。
この構成によれば、メモリーを有して装着部に装着される部材や装着部の設計変更等に伴い、各部材が有するメモリーの位置等が変わる場合には、複数の導体部が長さ方向の途中でメモリーの位置等に応じて切断される。そして、そのように所定長さに切断された複数の導体部及び各導体部が一対多となるように接続された複数のメモリーバスを介して各メモリーとメモリー制御部との間が接続される。そのため、メモリー側の設計変更等により、メモリーの位置等が変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
上記課題を解決する回路基板の製造方法は、メモリーを有する複数の部材が装着される装着部に設けられる回路基板の製造方法であって、複数のメモリーバスを、前記メモリーを制御するためのメモリー制御部に対して多対一となるように接続することと、前記装着部において複数の前記メモリーが並ぶ方向に沿って長く延びるように形成した複数の導体部を、複数の前記メモリーバスのそれぞれに対して多対一となるように接続するとともに、複数の前記導体部のそれぞれを、複数の前記メモリーバスに対して一対多となるように接続することと、複数の前記導体部を、前記装着部における複数の前記メモリーの位置に応じて、その長さ方向の途中で切断することと、を備える。
この構成によれば、上記の回路基板の場合と同様の作用効果を享受できる。
第1実施形態の回路基板の概略構成を示す平面図。 接続パターンの切断態様を示す説明図。 任意のパターンで製造された回路基板の概略構成を示す平面図。 別の任意のパターンで製造された回路基板の概略構成を示す平面図。 第2実施形態の回路基板の概略構成を示す平面図。 液体収容体側の端子の概略構成を示す説明図。 任意のパターンで製造された回路基板の概略構成を示す平面図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の回路基板について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の回路基板11は、用紙等の媒体にインク等の液体を噴射することで印刷を行う液体噴射装置において、部材の一例である液体収容体12が着脱可能に装着される装着部13に設けられる。装着部13には、印刷用の液体を収容した複数(本実施形態では6つ)の液体収容体12が、装着部13に対する挿抜方向と直交する方向に並ぶように装着される。なお、複数の液体収容体12は、図1において上下方向となるY方向を装着部13に対する挿抜方向として、図1において左右方向となるX方向に並ぶように装着される。そして、各液体収容体12には、電子部品であるメモリー14が取り付けられている。メモリー14は、チップ形状の記憶媒体であり、そのメモリー14を取り付けた液体収容体12が収容している液体に関する種々の情報や、装着部13における液体収容体12の装着位置に応じて決まるメモリー14のアドレス情報等が記憶されている。
回路基板11は、絶縁材料からなる例えば矩形板状の基材15を有し、その基材15上にはメモリー14を制御するためのメモリー制御部16が設けられている。本実施形態の場合、メモリー制御部16は、一例として、チップ形状をなす特定用途向けの集積回路であるASIC(application specific integrated circuit)で構成されている。
また、基材15上には、複数(本実施形態では3つ)のメモリーバス17が基材15の長手方向となるX方向に延びるように設けられている。以下、3つのメモリーバス17のそれぞれを、Bus1とBus2とBus3とに区別して称することもある。Bus1とBus2とBus3とを含むメモリーバス17は、メモリー14のアドレス等を転送するためのアドレスバス、各メモリー14とメモリー制御部16との間でデータ転送するためのデータバス、入出力のタイミングや各種の制御情報をやり取りするためのコントロールバスとして機能する。複数のメモリーバス17は、メモリー制御部16に対して複数本の導線18を介して多対一(本実施形態では、3対1)となるように接続されている。
図1及び図2に示すように、複数のメモリーバス17には、導体からなる複数(本実施形態では3つ)の接続パターン19が接続されている。すなわち、複数の接続パターン19は、本実施形態の場合、接続パターン19aと接続パターン19bと接続パターン19cという3つのパターンで構成されている。そして、これら複数の接続パターン19は、その長さ方向の一端側(図1の場合は上端側)が、複数のメモリーバス17に対して一対一となるように接続されている。
本実施形態では、Bus1に対して接続パターン19aが、Bus2に対して接続パターン19bが、Bus3に対して接続パターン19cが、それぞれ一対一となるように接続されている。なお、各接続パターン19a,19b,19cは、その長さ方向の途中において切断可能に構成されている。すなわち、導体からなる各接続パターン19a,19b,19cは、例えばレーザーカット等の切断方法により、任意の位置で切断される。
一方、複数の接続パターン19(19a,19b,19c)は、その長さ方向の他端側(図1の場合は下端側)が、基材15に設けられた複数の端子20に接続されている。換言すると、複数の端子20は、複数の接続パターン19(19a,19b,19c)に対して一対多(本実施形態では、1対3)となるように接続されている。そして、回路基板11は、装着部13に液体収容体12が装着されたとき、その液体収容体12が有するメモリー14の端子(図示略)に対して、回路基板11の端子20が電気的に接続されるように、その配置構成が調整されて装着部13に設けられている。
次に、上記のように構成された第1実施形態の回路基板11の作用について、その製造方法と共に説明する。
さて、回路基板11は、印刷法、写真法、直接描画法等の周知の方法により製造され得るが、それぞれの部位は、基材15上において次のように接続および配置される。まず、複数のメモリーバス17を、電子部品であるメモリー14を制御するためのメモリー制御部16に対して多対一となるように接続する。すなわち、メモリー制御部16と複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)との間を導線18により接続する。そして、複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)に複数の接続パターン19(19a,19b,19c)を接続する。そして、メモリー14に対して電気的に接続可能な端子20を配置する。そして、その端子20を、複数の接続パターン19(19a,19b,19c)に対して一対多となるように接続する。
すると、図1に示すように、複数の接続パターン19(19a,19b,19c)が、複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)に対して一対一となるように接続されてなる初期状態の回路基板11が製造される。そして、複数の接続パターン19(19a,19b,19c)のうち所定の接続パターン19(19a,19b,19c)を、その接続パターン19(19a,19b,19c)が端子20を介して電気的に接続される予定のメモリー14の用途に応じて切断する。
すなわち、回路基板11は、図2の左側に示す初期状態のものから、その回路基板11が設けられる予定の装着部13に装着される液体収容体12が有しているメモリー14の用途に応じて、複数の接続パターン19a,19b,19cのうち、所定の接続パターン19a,19b,19cが途中で切断される。いま仮に、そのメモリー14の用途によれば、複数のメモリーバス17のうちで接続されるバスがBus1である場合について説明する。
この場合は、図2の右側に示すように、複数の接続パターン19a,19b,19cのうち、Bus1と接続されている接続パターン19aを残して、他の2つの接続パターン19b,19cが、レーザーカットにより切断される。すなわち、Bus2と接続されている接続パターン19bとBus3に接続されている接続パターン19cとが、それぞれ長さ方向の途中に破線で丸く囲って示す切断箇所21,22において切断される。
なお、図1においては、装着部13に複数(6つ)の液体収容体12が装着され、それぞれの液体収容体12ごとにメモリー14が取り付けられている。そして、それら複数のメモリー14に対して個別に複数の接続パターン19(19a,19b,19c)が端子20を介して接続されている。そのため、それら複数(6つ)の液体収容体12に取り付けられたメモリー14ごとの用途に応じて、それぞれ対応する接続パターン19(19a,19b,19c)において所定の接続パターン19a,19b,19cが切断される。
一例として、図3に示す回路基板11の場合は、6つあるメモリー14のうちで同図において一番左側に位置する1つのメモリー14と対応する接続パターン19が、Bus1と接続された接続パターン19aだけを残し、他の2つの接続パターン19b,19cを切断される。また、同図において一番右側に位置する1つのメモリー14と対応する接続パターン19が、Bus3と接続された接続パターン19cだけを残し、他の2つの接続パターン19a,19bを切断される。そして、同図において両側に他のメモリー14が位置する4つのメモリー14とそれぞれ対応する各接続パターン19が、Bus2と接続された接続パターン19bだけを残し、他の2つの接続パターン19a,19cをそれぞれ切断される。
また、図4に示す回路基板11の場合は、装着部13に装着される液体収容体12の個数が6つから5つに変更になり、メモリー14の個数も6つから5つに変更になった場合に対応する回路基板11を示している。この場合は、装着部13内で一番右側のメモリー14の直ぐ左隣に二点鎖線で示すようにメモリーが位置していたと仮定した場合に、そのメモリーと電気的に接続される予定であった一つの端子20が一対多となるように接続されていた複数の接続パターン19a,19b,19cの全てが切断される。そして、他の実線で示す5つのメモリー14と対応する5つの接続パターン19(19a,19b,19c)については、次のようにされる。すなわち、各々が対応するメモリー14の用途に応じて接続されるべきメモリーバスBus1、Bus2、Bus3に接続されている1つの接続パターン(例えば19a)だけを残し、他の2つの接続パターン(例えば19b,19c)をそれぞれ切断される。
このように、本実施形態の回路基板11では、初期状態で複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)と一対一となるように接続された複数の接続パターン19(19a,19b,19c)が、液体収容体12に取り付けたメモリー14ごとの用途に応じて切断される。すなわち、メモリー制御部16とメモリー14との接続のために必要とされる接続パターン19a,19b,19cは残す一方で、不要とされる接続パターン19a,19b,19cが切断されることで、あらゆる場合に共用可能とされる。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1−1)端子20が接続されるメモリー14の用途に応じて、所定の接続パターン19a,19b,19cが切断される。すなわち、そのメモリー14との接続に用いる接続パターン(例えば19a)を残して他の接続パターン(例えば19b,19c)が切断される。そのため、メモリー14側の設計変更等により、メモリー14の位置や接続されるメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)が変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
(1−2)メモリー制御部16が複数のメモリー14を制御するために複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)を共用する構成の場合において、メモリー14側の設計変更等により、メモリー14の位置や接続されるメモリーバスBus1、Bus2、Bus3が変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の回路基板について図面を参照して説明する。
なお、以下においては、第1実施形態の回路基板11と構成が相違する点について主に説明することとし、同様の構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態の回路基板11Aも、液体噴射装置における装着部13に設けられる。そして、その基材15上においては、複数のメモリーバス17がメモリー制御部16に対して複数本の導線18を介して多対一(本実施形態でも、3対1)となるように接続されている。また、本実施形態の回路基板11Aにおいては、複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)に対して複数(本実施形態では5つ)の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)が接続されている。これらの導体部23は、装着部13において液体収容体12に取り付けられた複数(例えば3つ)のメモリー14が並ぶ方向であるX方向に沿って長く延びるように形成された帯状の導電部材であり、その長さ方向の途中で切断可能に構成されている。これらの導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)は、第1実施形態における端子20に相当する構成であり、互いに平行な態様でX方向に延びた状態でX方向に同じ長さとなるように一緒に切断される。
また、図5に示すように、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)は、複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)のそれぞれに対し、接続パターン19により多対一となるように接続されている。その一方、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)のそれぞれは、複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)に対し、接続パターン19により一対多となるように接続されている。そして、装着部13に液体収容体12が装着されたとき、装着部13側の端子である複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)は、液体収容体12に取り付けられたメモリー14に対し、液体収容体12側の端子24を介して電気的に接続される。
図6に示すように、液体収容体12側の端子24は、複数の端子24A,24B,24C,24D,24Eの集合であって、それら複数の端子24A〜24Eが装着部13に対する液体収容体12の挿抜方向と交差する一方向(例えば、回路基板11Aにおける複数の導体部23a〜23eの並び方向である上下方向)に並ぶように配置されている。この場合、複数の端子24A〜24Eは、並び方向で両端に位置する2つの端子24A,24Eの端子サイズが最も小さく、並び方向で中央に位置する1つの端子24Cの端子サイズが最も大きく、それらの中間に位置する2つの端子24B,24Dの端子サイズが中程度の大きさである。
すなわち、複数の端子24A〜24Eは、各端子サイズが一様ではない。但し、各端子24A〜24Eにおいて、装着部13側の端子である複数の導体部23a〜23eと接触する接点25は、図6において一点鎖線で示すように、並び方向で両端に位置する2つの端子24A,24Eの間を当該2つの端子24A,24Eの端子幅と同じ幅で並び方向に長く延びる狭い帯状領域30の内側に各々位置している。換言すると、一方向に並んで配置される複数の端子24A〜24Eの各々における接点25は、複数の端子24A〜24Eが並ぶ一方向において一方の端に位置する端子24Aの接点25と他方の端に位置する端子24Eの接点25との間を結ぶ直線上に位置するように配置されている。
そして、装着部13に液体収容体12が装着されたときには、装着部13側の端子である複数の導体部23a〜23eと液体収容体12側に設けられた複数の端子24A〜24Eとが、互いに対向した状態となって接触する。すなわち、装着部13側の端子である複数の導体部23a〜23eと液体収容体12側の複数の端子24A〜24Eとは、それぞれ接点25同士が接触することで電気的に接続される。
ここで、装着部13に対する液体収容体12の装着時又は装着後において、液体収容体12が装着部13における装着位置に対して傾く等して位置ずれをした装着状態となることがある。こうした場合には、装着部13側の端子である複数の導体部23a〜23eと液体収容体12側の複数の端子24A〜24Eとの接点25同士の接触が不良となり、必要なデータが通信されなかったり、誤ったデータが通信されたりする弊害が生じる。そのため、このような弊害を抑制するため、液体収容体12側の複数の端子24A〜24Eの配置については、次のような工夫をしている。
すなわち、一方向に並ぶ複数の端子24A〜24Eのうち、並び方向で両端に位置する2つの端子24A,24Eは、装着部13に対して液体収容体12が位置ずれを生じたときには、並び方向で中央寄りに位置する他の端子24B,24C,24Dよりも、装着部13側と液体収容体12側の接点25同士の接触が不良となり易い。つまり、装着部13に対して液体収容体12が位置ずれして装着されているか否かは、一方向に並ぶ複数の端子24A〜24Eのうち、並び方向で両端に位置する2つの端子24A,24Eにおける接触の良否を見れば、容易に判断できる。
換言すると、一方向に並んだ複数の端子24A〜24Eのうち、並び方向で両端に位置する2つの端子24A,24Eにおける接点25の接触状態が良好であれば、並び方向で中央寄りに位置する各端子24B,24C,24Dも、それらにおける接点25の接触状態は良好である可能性が高い。そうした観点から、複数の端子24A〜24Eが並んで配置される一方向において、並び方向の中央寄りに位置するために接触状態が相対的に外れ難い端子24B,24C,24Dとしては、データ信号や電圧信号などの実体的な信号を通信する端子が配置される。そして、複数の端子24A〜24Eが並んで配置される一方向において、並び方向の両端に位置するために接触状態が相対的に外れ易い端子24A,24Eとしては、それらの接触が外れたときには他の端子24B,24C,24Dを用いたデータ通信やデータの書き込み処理を不可とし得るクロック信号やリセット信号を通信する端子が配置されている。
次に、上記のように構成された第2実施形態の回路基板11Aの作用について、その製造方法と共に説明する。
さて、本実施形態の回路基板11Aも、印刷法、写真法、直接描画法等の周知の方法により製造され得るが、それぞれの部位は、基材15上において次のように接続および配置される。まず、複数のメモリーバス17を、電子部品であるメモリー14を制御するためのメモリー制御部16に対して多対一となるように接続する。すなわち、メモリー制御部16と複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)との間を導線18により接続する。そして、本実施形態の場合は、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)を複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)のそれぞれに対して多対一となるように接続する。また、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)のそれぞれを複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)に対して一対多となるように接続する。
すると、図5に示すように、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)が互いに平行な態様でX方向に沿って長く延びた初期状態の回路基板11Aが製造される。そして、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)を、装着部13における複数のメモリー14のX方向での位置に応じて、長さ方向となるX方向の途中でレーザーカットにより切断する。
一例として、図7に示す回路基板11Aの場合は、装着部13に対してX方向に並んで装着される3つの液体収容体12におけるX方向の大きさである幅寸法が異なっており、それらの前面(図7では上側の面)に取り付けられた各メモリー14の位置も等間隔ではない。すなわち、液体収容体12の前面におけるX方向の一端(図7では左端)の位置に端子24を前面に有したメモリー14が取り付けられる前提において、X方向で隣り合う液体収容体12の少なくとも一方が幅広の場合には、隣り合うメモリー14同士の間隔が大きくなる。その一方、X方向で隣り合う液体収容体12の少なくとも一方が幅狭の場合には、隣り合うメモリー14同士の間隔は小さくなる。
そこで、液体収容体12のメモリー14に複数の端子24(24A,24B,24C,24D,24E)を介して電気的に接続される複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)は、X方向で隣り合う液体収容体12のそれぞれに取り付けられたメモリー14同士の間となる位置において切断される。図7に示す回路基板11Aの場合は、同図に破線で楕円形状に囲って示す切断箇所26,27において切断される。そして、このように各切断箇所26,27で所定長さに切断された複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)及び各導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)と接続された複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)を介して各メモリー14とメモリー制御部16との間が接続される。
上記第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2−1)メモリー14を有して装着部13に装着される部材である液体収容体12や装着部13の設計変更等に伴い、各液体収容体12が有するメモリー14の位置等が変わる場合には、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)が長さ方向の途中でメモリー14の位置等に応じて切断される。そして、そのように所定長さに切断された複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)及びそれらが一対多となるように接続された複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)を介して各メモリー14とメモリー制御部16との間が接続される。そのため、液体収容体12の設計変更等により、メモリー14の位置等が変わる場合にも、新たに専用の回路基板を個別に作ることなく、共用して対応できる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・回路基板11,11Aは、メモリー14を有する部材の装着部13であれば、液体収容体12以外の部材が装着される装着部13に設けられる構成であってもよい。
・回路基板11,11Aが設けられる装着部13に装着される液体収容体(部材)12の数でもあるメモリー14の数は、各実施形態における数に限定されず任意の数であってもよい。
・第1実施形態の回路基板11において、端子20の数は1つであってもよい。なお、この場合には、メモリー14の数も1つとなる。
・端子20の形状は、メモリー14側の端子との接続に適した形状であれば、任意に変更可能である。
・複数のメモリーバス17(Bus1、Bus2、Bus3)の数は実施形態における数(3つ)以外であってもよい。
・第2実施形態の回路基板11Aにおいて、複数の導体部23(23a,23b,23c,23d,23e)の数は実施形態における数(5つ)以外であってもよい。
・第1実施形態の回路基板11における端子20に対して装着部13への装着時に接続される液体収容体12側の端子(図示略)についても、図6に示すような複数の端子24A,24B,24C,24D,24Eの集合により構成してもよい。
11,11A…回路基板、12…液体収容体(部材)、13…装着部、14…メモリー(電子部品)、15…基材、16…メモリー制御部、17(Bus1、Bus2、Bus3)…メモリーバス、18…導線、19,19a,19b,19c…接続パターン、20…端子、21,22…切断箇所、23,23a,23b,23c,23d,23e…装着部側の端子である導体部、24,24A,24B,24C,24D,24E…液体収容体側の端子、25…接点、26,27…切断箇所。

Claims (5)

  1. 電子部品であるメモリーを制御するためのメモリー制御部と、
    前記メモリー制御部に対して多対一となるように接続される複数のメモリーバスと、
    複数の前記メモリーバスに接続される複数の接続パターンと、
    複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続される端子と、
    を備え、
    前記端子は、前記メモリーに対して電気的に接続可能に構成され、
    複数の前記接続パターンは、それぞれが、切断可能に構成されていることを特徴とする回路基板。
  2. 請求項1に記載の回路基板において、
    前記端子は、複数設けられ、
    複数の前記端子は、それぞれが、複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続されることを特徴とする回路基板。
  3. 複数のメモリーバスを、電子部品であるメモリーを制御するためのメモリー制御部に対して多対一となるように接続することと、
    複数の前記メモリーバスに複数の接続パターンを接続することと、
    前記メモリーに対して電気的に接続可能に構成された端子を、複数の前記接続パターンに対して一対多となるように接続することと、
    複数の前記接続パターンのうち所定の接続パターンを、前記端子が電気的に接続される前記メモリーの用途に応じて切断することと、
    を備えることを特徴とする回路基板の製造方法。
  4. メモリーを有する複数の部材が装着される装着部に設けられる回路基板であって、
    前記メモリーを制御するためのメモリー制御部と、
    前記メモリー制御部に対して多対一となるように接続される複数のメモリーバスと、
    複数の前記メモリーバスのそれぞれに対して多対一となるように接続されるとともに、複数の前記メモリーに端子を介して電気的に接続される複数の導体部と、
    を備え、
    複数の前記導体部は、それぞれが、複数の前記メモリーバスに対して一対多となるように接続され、且つ、前記装着部において複数の前記メモリーが並ぶ方向に沿って長く延びるように形成され、その長さ方向の途中で切断可能に構成されていることを特徴とする回路基板。
  5. メモリーを有する複数の部材が装着される装着部に設けられる回路基板の製造方法であって、
    複数のメモリーバスを、前記メモリーを制御するためのメモリー制御部に対して多対一となるように接続することと、
    前記装着部において複数の前記メモリーが並ぶ方向に沿って長く延びるように形成した複数の導体部を、複数の前記メモリーバスのそれぞれに対して多対一となるように接続するとともに、複数の前記導体部のそれぞれを、複数の前記メモリーバスに対して一対多となるように接続することと、
    複数の前記導体部を、前記装着部における複数の前記メモリーの位置に応じて、その長さ方向の途中で切断することと、
    を備えることを特徴とする回路基板の製造方法。
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