JP2019046233A - 検査支援プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の情報開示に関連する不正取引の検査を支援する。【解決手段】期間特定部12が、特定の企業における特定の情報開示の時期よりも前の特定の企業の株価の推移及び特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定し、取得部14が、特定された起点から始まる期間内の特定の企業の株の売買履歴を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、検査支援プログラム、検査支援装置、及び検査支援方法に関する。
従来、インサイダー取引などの不正取引の検査において、例えば、取引を行ったと思われる人物の株の売買に関する情報や、取引された株に関連する情報の開示状況等に基づき、不正取引が実際に起こったかどうかを判断することが行われている。
また、株価チャートにおいてどのような種類のニュースがあるのかをチャート部分で容易に認識でき、ニュース本文表示とヘッドライン表示が対応するチャートのポイントをユーザが容易に認識できる株式情報表示方法が提案されている。
特開2002−352026号公報
不正取引の有無を検査する場合に、内部告発等の情報があれば、その情報に基づいて、疑わしい人物の取引の状況等を検査すればよいが、そのような情報を入手できない場合には、不正取引が行われていたとしても見過ごしてしまう可能性がある。このような不正取引の見過ごしを防止するために、全ての取引を監視して、不正取引か否かを検査することが考えられる。しかし、不正取引が実際に行われているか否かの判断は、株価の動向、取引の状況、情報の開示状況等を参照して行う必要があるため、全ての取引を監視して、不正取引の有無を検査することは現実的ではない。
一つの側面として、不正取引の検査を支援することを目的とする。
一つの態様として、特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援プログラムにおいて、以下の処理をコンピュータに実行させる。特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定する。そして、特定した前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する。
本発明は、一つの側面として、不正取引の検査を支援することができる、という効果を有する。
第1及び第2実施形態に係る検査支援装置の機能ブロック図である。 株価情報データベース(DB)の一例を示す図である。 適時開示情報DBの一例を示す図である。 売買履歴DBの一例を示す図である。 取得対象期間の起点の特定を説明するための図である。 第1〜第3実施形態に係る検査支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における検査支援処理の一例を示すフローチャートである。 複数の取得対象期間を説明するための図である。 第2実施形態における検査支援処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る検査支援装置の機能ブロック図である。 人物関連DBの一例を示す図である。 第3実施形態における検査支援処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る検査支援装置の機能ブロック図である。 指定画面の一例を示す図である。 特定画面の一例を示す図である。 第4実施形態に係る検査支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態における検査支援処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。以下の各実施形態では、株の不正取引として、インサイダー取引の検査を支援する場合を例に説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係る検査支援装置10は、機能的には、期間特定部12と、取得部14と、人物特定部16とを含む。検査支援装置10は、ネットワークを介して、外部データベース(DB)である株価情報DB22、適時開示情報DB24、及び売買履歴DB26の各々から情報を取得する。
株価情報DB22は、証券会社等のウェブサイトを介して閲覧及びダウンロードが可能な株価情報が記憶された外部データベースである。株価情報とは、例えば、始値、高値、安値、 終値、出来高等を含む株価の時系列データであり、株価情報DB22には、各上場企業の株価情報が記憶されている。図2に、株価情報DB22の一例を示す。図2は、企業毎の時系列の株価情報をグラフ(株価チャート)化して表した例である。
適時開示情報DB24は、適時開示情報閲覧サービス(TDnet)のウェブサイト等を介して閲覧及びダウンロードが可能な適時開示情報が記憶された外部データベースである。適時開示情報とは、企業の合併や吸収、人事、新株発行等、株価に重大な影響を与える重要な情報であり、適時開示が義務付けられている情報である。図3に、適時開示情報DB24の一例を示す。図3の例では、各行(各レコード)が1つの適時開示情報に相当し、各適時開示情報は、その適時開示情報が開示された「開示日時」、対象企業の「企業名」、開示された情報の内容を示す「開示内容」等の項目を含む。なお、適時開示情報DB24は、TDnetに限定されず、ニュースや各企業のホームページの情報等を収集したものであってもよい。
売買履歴DB26は、例えば、証券会社等で保持しているデータベースであり、株の取引の売買履歴情報が記憶されたデータベースである。検査支援装置10から売買履歴DB26へは、例えば、セキュアな通信路を介して、アクセス権限のあるデータのみにアクセス可能とする。図4に、売買履歴DB26の一例を示す。図4の例では、各行(各レコード)が1つの売買履歴情報に相当する。各売買履歴情報は、売買を行ったユーザの識別情報である「ユーザID」、「取引日時」、取引された株の銘柄である「企業名」、売り取引か買い取引かを示す「取引区分」、取引された株の数又金額を示す「取引数」等の項目を含む。
なお、各データベースは、外部データベースである場合に限定されず、検査支援装置10で独自に登録及び管理されるデータベースであってもよい。また、外部データベースから定期的に情報を取得して、株価情報DB22、適時開示情報DB24、及び売買履歴DB26の各々を、検査支援装置10の所定領域に記憶しておくようにしてもよい。
期間特定部12は、検査対象の企業の企業名の入力を受け付け、検査対象の企業についての所定期間分(例えば、1週間、1ヶ月、3ヶ月等)の株価情報を、株価情報DB22から取得する。また、期間特定部12は、検査対象の企業についての適時開示情報を適時開示情報DB24から取得する。
また、期間特定部12は、特定の企業に関する株の売買履歴情報の取得対象期間の起点を特定する。具体的には、期間特定部12は、特定の企業における適時開示情報の開示時期よりも前における、その企業の株価の推移、及びその適時開示情報に先行する適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、取得対象期間の起点を特定する。
例えば、期間特定部12は、図5に示すように、取得した適時開示情報の開示日時(図5中の点線部)よりも前の期間において、所定時間単位(例えば、1時間単位)での株価の変動率が所定の閾値以上の期間を特定する。そして、期間特定部12は、株価の変動率が閾値以上の期間の開始日時を、取得対象期間の起点として特定することができる。閾値は、例えば、その企業の所定時間単位の株価の変動率の平均などから予め定めておく。株価の変動率が閾値以上の期間を取得対象期間に含むように起点を特定することで、不正取引が行われた可能性があることを示す売買履歴情報が取得対象期間に含まれる可能性が高まる。
また、例えば、期間特定部12は、適時開示情報が複数取得された場合には、複数の適時開示情報のうち、検査で着目する適時開示情報の指定を受け付ける。そして、期間特定部12は、着目する適時開示情報に先行する(開示日時が早い)適時開示情報の開示日時(図5中の一点破線部)よりも所定時間分後の日時を、取得対象期間の起点として特定することができる。先行する適時開示情報の後の日時を取得対象期間の起点とすることで、適時開示情報のそれぞれに関連した不正取引の可能性があることを示す売買履歴情報が混在して取得されることを回避することができる。
また、例えば、着目する適時開示情報と先行する適時開示情報とに関連がある場合などには、期間特定部12は、着目する適時開示情報に先行する適時開示情報の開示日時よりも所定時間分前の日時を、取得対象期間の起点として特定してもよい。この場合、適時開示情報同士の関連の有無等の指定を受け付けるようにするとよい。
なお、期間特定部12は、株価の変動率が閾値以上となる期間、及び先行する適時開示情報の開示時期のいずれに基づいて起点を特定してもよいし、いずれかに基づく日時のうち、より早い日時又はより遅い日時を起点として特定してもよい。
また、期間特定部12は、取得対象期間の終点についても、起点の場合と同様に特定する。具体的には、期間特定部12は、特定の企業における適時開示情報の開示時期よりも後における、その企業の株価の推移、及びその適時開示情報に後続する適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、取得対象期間の終点を特定する。
例えば、期間特定部12は、取得した適時開示情報の開示日時よりも後の期間において、株価が所定の閾値以下まで下がった日時を、取得対象期間の終点として特定することができる。また、例えば、期間特定部12は、適時開示情報が複数取得された場合には、着目する適時開示情報に後続する(開示日時が遅い)適時開示情報の開示日時よりも所定時間分前の日時を、取得対象期間の終点として特定することができる。なお、着目する適時開示情報の開示以降の取引を考慮する必要がない場合には、期間特定部12は、着目する適時開示情報の開示日時を、取得対象期間の終点として特定してもよい。
期間特定部12は、上記のように起点及び終点を特定することで、売買履歴情報を取得する取得対象期間を特定する。なお、起点及び終点の双方を特定する場合に限定されず、起点のみを特定してもよいし、終点のみを特定してもよい。この場合、起点からの所定期間、又は終点までの所定期間を取得対象期間として特定すればよい。
取得部14は、取引日時が、期間特定部12により特定された取得対象期間に含まれる売買履歴情報を売買履歴DB26から取得する。また、取得部14は、適時開示情報の開示後の株価が値上がりしている場合には、売買履歴情報のうち、取引区分が「買い取引」の売買履歴情報を選択的に取得する。また、取得部14は、適時開示情報の開示後の株価が値下がりしている場合には、売買履歴情報のうち、取引区分が「売り取引」の売買履歴情報を選択的に取得する。
人物特定部16は、取得部14により取得された株の売買履歴情報に基づいて、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定する。具体的には、人物特定部16は、取得された売買履歴情報のうち、「取引数」が所定数又は所定額以上である売買履歴情報に含まれる「ユーザID」が示す人物を、インサイダー取引の疑いがある人物として特定し、その人物の情報を出力する。例えば、ユーザIDに対応付けられた各ユーザの氏名、性別、所属等の情報を含むユーザ情報が記憶されたユーザ情報DBを保持又は利用可能な場合には、人物特定部16は、特定したユーザIDをキーにユーザ情報DBから取得される情報を出力すればよい。
検査支援装置10は、例えば図6に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、Central Processing Unit(CPU)41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、入力装置、表示装置等の入出力装置44と、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部45と、インターネット等のネットワークに接続される通信Interface(I/F)46とを備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力装置44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を、検査支援装置10として機能させるための検査支援プログラム50が記憶される。検査支援プログラム50は、期間特定プロセス52と、取得プロセス54と、人物特定プロセス56とを有する。
CPU41は、検査支援プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、検査支援プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、期間特定プロセス52を実行することで、図1に示す期間特定部12として動作する。また、CPU41は、取得プロセス54を実行することで、図1に示す取得部14として動作する。また、CPU41は、人物特定プロセス56を実行することで、図1に示す人物特定部16として動作する。これにより、検査支援プログラム50を実行したコンピュータ40が、検査支援装置10として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
なお、検査支援プログラム50により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、第1実施形態に係る検査支援装置10の作用について説明する。検査支援装置10に、検査対象の企業の企業名が入力され、インサイダー取引の検査支援の実行が指示されると、検査支援装置10が、図7に示す検査支援処理を実行する。なお、検査支援処理は、本発明の検査支援方法の一例である。
ステップS10で、期間特定部12が、入力された検査対象の企業の企業名を受け付ける。次に、ステップS12で、期間特定部12が、検査対象の企業についての所定期間分(例えば、1週間、1ヶ月、3ヶ月等)の株価情報を、株価情報DB22から取得する。また、期間特定部12が、検査対象の企業についての適時開示情報を適時開示情報DB24から取得する。なお、期間特定部12は、開示日時が、株価情報を取得した所定期間に含まれる適時開示情報を取得する。
次に、ステップS14で、期間特定部12が、取得した適時開示情報の開示時期よりも前における、検査対象の企業の株価の推移、及び着目する適時開示情報に先行する適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、取得対象期間の起点を特定する。
次に、ステップS16で、期間特定部12が、取得した適時開示情報の開示時期よりも後における、検査対象の企業の株価の推移、及び着目する適時開示情報に後続する適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、取得対象期間の終点を特定する。
次に、ステップS18で、取得部14が、着目する適時開示情報の開示後の株価が値上がりしているか否かを判定する。値上がりしている場合には、処理はステップS20へ移行し、値下がりしている場合には、処理はステップS22へ移行する。
ステップS20では、取得部14が、取引日時が、上記ステップS14及びS16で期間特定部12により特定された起点から終点までの取得対象期間に含まれる売買履歴情報のうち、取引区分が「買い取引」の売買履歴情報を選択的に取得する。一方、ステップS22では、取得部14が、取引日時が、上記ステップS14及びS16で期間特定部12により特定された起点から終点までの取得対象期間に含まれる売買履歴情報のうち、取引区分が「売り取引」の売買履歴情報を選択的に取得する。
次に、ステップS24で、人物特定部16が、上記ステップS20又はS22で取得部14により取得された売買履歴情報のうち、「取引数」が所定数又は所定額以上である売買履歴情報に含まれる「ユーザID」が示す人物を特定する。そして、人物特定部16は、特定した人物を、インサイダー取引の疑いがある人物として、その人物の情報を出力し、検査支援処理は終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る検査支援装置10によれば、適時開示情報の開示時期よりも前の株価の推移、及び先行する適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、株の売買履歴情報を取得する期間の起点を特定する。また、適時開示情報の開示時期よりも後の株価の推移、及び後続の適時開示情報の開示時期の少なくとも一方に基づいて、株の売買履歴情報を取得する期間の終点を特定する。そして、特定した起点から終点までの取得対象期間の株の売買履歴情報を取得する。これにより、不正取引の可能性がある取引の売買履歴情報を絞り込んで取得することができるため、不正取引の検査を支援することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係る検査支援装置において、第1実施形態に係る検査支援装置10と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第2実施形態に係る検査支援装置210は、機能的には、期間特定部212と、取得部214と、人物特定部216とを含む。
期間特定部212は、第1実施形態における期間特定部12と同様に、株価情報DB22から、検査対象の企業についての所定期間分の株価情報を取得し、適時開示情報DB24から、検査対象の企業についての適時開示情報を取得する。この際、検査対象の企業の適時開示情報が、所定期間内において複数取得された場合には、期間特定部212は、適時開示情報の各々について、取得対象期間の起点及び終点を特定する。例えば、図8に示すように、所定期間において、3つの適時開示情報が取得された場合には、3つの取得対象期間(図8の例では、取得対象期間1、2、3)が特定される。
取得部214は、期間特定部212で特定された取得対象期間のそれぞれについて、取引日時が、各取得対象期間に含まれる売買履歴情報を売買履歴DB26から取得する。
人物特定部216は、複数の取得対象期間の各々において、所定数又は所定額以上の株の売買を行ったことを示す株の売買履歴情報に含まれる「ユーザID」が示す人物を特定する。具体的には、人物特定部216は、複数の取得対象期間の全てにおいて、又は所定割合以上の取得対象期間において、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定する。例えば、図8の例で、取得対象期間1、2、3の各々に対応する売買履歴情報のそれぞれにおいて、ユーザIDが「0001」の売買履歴情報の取引数が所定数又は所定額以上であったとする。この場合、人物特定部216は、ユーザIDが「0001」の人物を、インサイダー取引の疑いがある人物として特定する。また、人物特定部216は、例えば、取得対象期間1、2、3のうち、2つ以上の期間に対応する売買履歴情報のそれぞれにおいて、取引数が所定数又は所定額以上の売買履歴情報に対応するユーザIDの人物を特定してもよい。
検査支援装置210は、例えば図6に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を、検査支援装置210として機能させるための検査支援プログラム250が記憶される。検査支援プログラム250は、期間特定プロセス252と、取得プロセス254と、人物特定プロセス256とを有する。
CPU41は、検査支援プログラム250を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、検査支援プログラム250が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、期間特定プロセス252を実行することで、図1に示す期間特定部212として動作する。また、CPU41は、取得プロセス254を実行することで、図1に示す取得部214として動作する。また、CPU41は、人物特定プロセス256を実行することで、図1に示す人物特定部216として動作する。これにより、検査支援プログラム250を実行したコンピュータ40が、検査支援装置210として機能することになる。
なお、検査支援プログラム250により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第2実施形態に係る検査支援装置210の作用について説明する。検査支援装置210に、検査対象の企業の企業名が入力され、インサイダー取引の検査支援の実行が指示されると、検査支援装置210が、図9に示す検査支援処理を実行する。なお、第2実施形態に係る検査支援処理において、第1実施形態に係る検査支援処理(図7)と同様の処理については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ステップS10及びS12を経て、検査対象の企業についての株価情報及び適時開示情報が取得されると、処理はステップS26へ移行する。
ステップS26では、期間特定部212が、検査対象の企業の適時開示情報が、所定期間内において複数取得された場合には、適時開示情報の各々について、取得対象期間の起点を特定する。同様に、次のステップS28で、期間特定部212が、複数の適時開示情報の各々について、取得対象期間の終点を特定する。
次に、ステップS30で、取得部214が、期間特定部212で特定された取得対象期間のそれぞれについて、取引日時が、各取得対象期間に含まれる売買履歴情報を売買履歴DB26から取得する。
次に、ステップS32で、人物特定部216が、複数の取得対象期間の全て又は所定割合以上で、所定数又は所定額以上の株の売買を行ったことを示す株の売買履歴情報に含まれる「ユーザID」が示す人物を特定する。そして、人物特定部216は、特定した人物を、インサイダー取引の疑いがある人物として、その人物の情報を出力し、検査支援処理は終了する。
以上説明したように、第2実施形態に係る検査支援装置210によれば、株の売買履歴情報の取得対象期間が複数存在する場合には、その全て、又は所定割合以上の期間で、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定する。インサイダー取引を行う人物は、複数回に分けて取引を行う場合があるため、1回の取引がたまたま所定数又は所定額を超えた人物を誤って特定しないようにすることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態に係る検査支援装置において、第1実施形態に係る検査支援装置10と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図10に示すように、第3実施形態に係る検査支援装置310は、機能的には、期間特定部12と、取得部14と、人物特定部316とを含む。検査支援装置310は、ネットワークを介して、外部DBである株価情報DB22、適時開示情報DB24、売買履歴DB26、及び人物関連DB28の各々から情報を取得する。
人物関連DB28は、ユーザ(株の取引を行う人物)間の関連を示す情報が記憶されたデータベースであり、例えば、Social Networking Service(SNS)などで利用されているデータベースを利用することができる。図11に、人物関連DB28の一例を示す。図11の例では、「ユーザID」で識別される人物(ユーザ)と関連のある人物のユーザID(「関連ユーザID」)が、両者の関連を示す情報(「関連」)と共に記憶されている。
なお、人物関連DB28は、外部データベースである場合に限定されず、検査支援装置310で独自に登録及び管理されるデータベースであってもよい。また、外部データベースから定期的に情報を取得して、人物関連DB28を、検査支援装置310の所定領域に記憶しておくようにしてもよい。
人物特定部316は、第1実施形態における人物特定部16と同様に、取得部14により取得された株の売買履歴情報に基づいて、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定する。さらに、第3実施形態における人物特定部316は、特定した人物と関連があり、期間特定部12により特定された取得対象期間において、株の売買を行った人物(以下、「関連人物」)を特定する。
具体的には、人物特定部316は、人物関連DB28を参照して、特定した人物のユーザIDに対応付けられた関連ユーザIDを特定する。例えば、図11に示す人物関連DB28を参照する場合で、取得された株の売買履歴情報に基づいて、ユーザID「0001」が特定された場合、人物特定部316は、関連ユーザID「0002」及び「0100」を特定する。
なお、人物特定部316は、人物関連DB28の「関連」の情報を用いて、例えば、関連が「取引先」である関連ユーザIDなど、特定の関連のある関連ユーザIDのみを特定するようにしてもよい。また、人物特定部316は、特定した関連ユーザIDにさらに関連する関連ユーザIDを特定するようにしてもよい。例えば、上記と同様の例で、ユーザID「0001」が特定された場合、関連ユーザID「0002」及び「0100」が特定され、さらに、関連ユーザID「0002」に関連して関連ユーザID「0010」が特定される。
人物特定部316は、取得部14で取得された売買履歴情報に、特定した関連ユーザIDの売買履歴情報が含まれる場合に、その関連ユーザIDで識別される人物を関連人物として特定する。
検査支援装置310は、例えば図6に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を、検査支援装置310として機能させるための検査支援プログラム350が記憶される。検査支援プログラム350は、期間特定プロセス52と、取得プロセス54と、人物特定プロセス356とを有する。
CPU41は、検査支援プログラム350を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、検査支援プログラム350が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、人物特定プロセス356を実行することで、図10に示す人物特定部316として動作する。他のプロセスについては、第1実施形態に係る検査支援プログラム50と同様である。これにより、検査支援プログラム350を実行したコンピュータ40が、検査支援装置310として機能することになる。
なお、検査支援プログラム350により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第3実施形態に係る検査支援装置310の作用について説明する。検査支援装置310に、検査対象の企業の企業名が入力され、インサイダー取引の検査支援の実行が指示されると、検査支援装置310が、図12に示す検査支援処理を実行する。なお、第3実施形態に係る検査支援処理において、第1実施形態に係る検査支援処理(図7)と同様の処理については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ステップS10〜S24を経て、検査対象の企業について、インサイダー取引の疑いがある人物のユーザIDが特定されると、処理はステップS34へ移行する。
ステップS34では、人物特定部316が、人物関連DB28を参照して、上記ステップS24で特定した人物のユーザIDに対応付けられた関連ユーザIDを特定する。
次に、ステップS36で、人物特定部316が、上記ステップS20又はS22で取得部14により取得された売買履歴情報に、特定した関連ユーザIDの売買履歴情報が含まれるか否かを判断する。そして、人物特定部316は、特定した関連ユーザIDの売買履歴情報が含まれる場合には、上記ステップS34で特定した関連ユーザIDで識別される人物を関連人物として特定する。そして、人物特定部316は、上記ステップS24で特定された人物、及び本ステップで特定された関連人物の情報を出力して、検査支援処理は終了する。
以上説明したように、第3実施形態に係る検査支援装置310によれば、取得対象期間において、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物と関連があり、かつ取得対象期間に株の売買をした人物も関連人物として特定する。これにより、インサイダー取引の疑いのある人物の範囲を拡大して検査を行うことができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態に係る検査支援装置において、第1実施形態に係る検査支援装置10又は第3実施形態に係る検査支援装置310と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図13に示すように、第4実施形態に係る検査支援装置410は、機能的には、期間特定部412と、取得部14と、人物特定部316と、表示制御部18とを含む。
期間特定部412は、第1実施形態における期間特定部12と同様に、株価情報DB22から、検査対象の企業についての所定期間分の株価情報を取得し、適時開示情報DB24から、検査対象の企業についての適時開示情報を取得する。また、期間特定部412は、表示制御部18により表示された指定バー(詳細は後述)により指定された取得対象期間の起点の日時を受け付ける。そして、期間特定部412は、指定された起点から適時開示情報の開示日時までの期間を、株の売買履歴情報を取得する取得対象期間として特定する。
表示制御部18は、期間特定部412で取得された株価情報及び適時開示情報に基づいて、取得対象期間の起点の指定を受け付けるための指定画面が、表示装置(図示省略)に表示されるように制御する。図14に、指定画面30の一例を示す。図14の例では、指定画面30には、株価情報をグラフ化した株価チャート31と、適時開示情報の開示日時を示す開示日時マーク32と、起点を指定するための指定バー33と、起点の指定を決定する際に選択される決定ボタン34とが含まれる。なお、指定バー33は、本発明の時期指定部品の一例である。
表示制御部18は、指定バー33を、株価チャート31上の適時開示情報の開示日時より前の期間において、横軸(日時)に沿ってスライド可能に表示する。ユーザは、株価チャート31を確認しながら、所望の位置に指定バー33をスライドさせた上で、決定ボタン34を選択する。表示制御部18は、決定ボタン34が選択された際の指定バー33の位置に対応する日時を、起点の日時として期間特定部412に通知する。
また、表示制御部18は、人物特定部316により特定された人物及び関連人物の取引の状況を示す特定画面が、表示装置(図示省略)に表示されるように制御する。図15に、特定画面35の一例を示す。図15の例では、特定画面35には、株価チャート31と、開示日時マーク32と、起点の日時を示す起点マーク36と、特定された人物及び関連人物が取引を行った日時を示す人物マーク37とが含まれる。図15の例では、人物マーク37は、黒丸と人物のユーザIDの吹き出しとを組み合わせた表示としている。
表示制御部18は、人物特定部316で特定された人物及び関連人物のユーザIDを含む売買履歴情報の「取引日時」に対応する株価チャート31上の位置に黒丸を表示する。そして、表示制御部18は、その人物又は関連人物のユーザIDを表示した吹き出しを黒丸に接続することにより、人物マーク37を表示する。なお、図15の例では、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を実線の吹き出し、その人物の関連人物を破線の吹き出しで表している。なお、人物マーク37の表示態様は図15の例に限定されない。
また、表示制御部18は、人物マーク37が選択された場合に、選択された人物マーク37に対応するユーザIDを含む売買履歴情報をポップアップ画面等で表示するようにしてもよい。
検査支援装置410は、例えば図16に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を、検査支援装置410として機能させるための検査支援プログラム450が記憶される。検査支援プログラム450は、期間特定プロセス452と、取得プロセス54と、人物特定プロセス356と、表示制御プロセス58とを有する。
CPU41は、検査支援プログラム450を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、検査支援プログラム450が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、期間特定プロセス452を実行することで、図13に示す期間特定部412として動作する。また、CPU41は、表示制御プロセス58を実行することで、図13に示す表示制御部18として動作する。他のプロセスについては、第1実施形態に係る検査支援プログラム50又は第3実施形態に係る検査支援プログラム350と同様である。これにより、検査支援プログラム350を実行したコンピュータ40が、検査支援装置410として機能することになる。
なお、検査支援プログラム450により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第4実施形態に係る検査支援装置410の作用について説明する。検査支援装置410に、検査対象の企業の企業名が入力され、インサイダー取引の検査支援の実行が指示されると、検査支援装置410が、図17に示す検査支援処理を実行する。なお、第4実施形態に係る検査支援処理において、第3実施形態に係る検査支援処理(図12)と同様の処理については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ステップS10及びS12を経て、検査対象の企業について、検査対象の企業の株価情報及び適時開示情報が取得されると、処理はステップS38へ移行する。
ステップS38では、表示制御部18が、例えば、図14に示すような指定画面30を表示する。具体的には、指定画面30として、表示制御部18は、期間特定部412で取得された株価情報をグラフ化して株価チャート31を表示し、株価チャート31上の適時開示情報の開示日時に対応する位置に開示日時マーク32を表示する。また、表示制御部18は、株価チャート31上の適時開示情報の開示日時より前の期間において、横軸(日時)に沿ってスライド可能に、起点を指定するための指定バー33を表示すると共に、決定ボタン34を表示する。
次に、ステップS40で、表示制御部18は、指定画面30の決定ボタン34が選択されたか否かを判定することにより、起点の指定を受け付けたか否かを判定する。起点の指定を受け付けた場合には、表示制御部18が、決定ボタン34が選択された際の指定バー33の位置に対応する日時を、起点の日時として期間特定部412に通知し、処理はステップS18へ移行する。起点の指定を受け付けない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS18〜S36を経て、取得対象期間に、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物、及びその人物と関連があり、取得対象期間に株の売買をした関連人物が特定される。
次に、ステップS42で、表示制御部18が、例えば、図15に示すような特定画面35を表示する。具体的には、表示制御部18は、指定画面30の株価チャート31及び開示日時マーク32をそのまま継続して表示し、指定画面30で指定された起点の日時に応じた位置に起点マーク36を表示する。また、表示制御部18は、特定された人物及び関連人物のユーザIDを含む売買履歴情報の「取引日時」に対応する株価チャート31上の位置に黒丸を表示する。そして、表示制御部18は、その人物又は関連人物のユーザIDを表示した吹き出しを黒丸に接続することにより、人物マーク37を表示する。特定画面35の表示を終えると、検査支援処理は終了する。
以上説明したように、第4実施形態に係る検査支援装置410によれば、株価の推移を示すグラフ上で、適時開示情報の開示日時及び株価の推移に応じた起点の指定を受け付けるインターフェースを提供することができる。これにより、検査を行う人の経験等を生かして取得対象期間を特定することができ、検査に必要十分な売買履歴情報を取得することができる。
なお、上記第1〜第3実施形態においても、図15に示すような特定画面35を表示するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、検査対象の不正取引をインサイダー取引とする場合について説明したが、これに限定されない。検査対象とする不正の内容に応じて、適時開示情報の開示前後の株価の推移や、先行又は後続する適時開示情報の開示時期に基づいて、売買履歴情報の取得対象期間を特定すればよい。
また、上記各実施形態では、検査支援プログラム50、250、350、450が記憶部43に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援プログラムにおいて、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定し、
特定した前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
(付記2)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援プログラムにおいて、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定し、
特定した前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
(付記3)
企業の株価の推移情報と、該企業に関する情報開示の時期とを記憶する記憶部を参照して、特定の情報開示の時期の後の前記企業の株価の変動方向に応じて、前記企業の株の売り取引情報又は買い取引情報を選択的に取得することを特徴とする付記1又は付記2に記載の検査支援プログラム。
(付記4)
特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援プログラムにおいて、
前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置し、
前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
(付記5)
取得された株の売買履歴に基づいて、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定することを特徴とする付記1〜付記4のいずれか1項に記載の検査支援プログラム。
(付記6)
複数の前記取得対象期間の各々において、所定数又は所定額以上の株の売買を行ったことを示す株の売買履歴に対応する人物を特定することを特徴とする付記5に記載の検査支援プログラム。
(付記7)
特定した前記人物に関連する人物の内、取得された株の売買履歴に基づいて、前記取得対象期間に株の売買を行った関連人物を特定することを特徴とする付記5又は付記6に記載の検査支援プログラム。
(付記8)
前記特定の情報開示の時期、特定した前記人物が株の売買を行ったタイミング、及び特定した前記関連人物が株の売買を行ったタイミングの少なくとも一つを株価の推移を示すグラフ上に出力することを特徴とする付記7に記載の検査支援プログラム。
(付記9)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援装置において、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定する期間特定部と、
特定された前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する取得部と、
を含むことを特徴とする検査支援装置。
(付記10)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援装置において、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定する期間特定部と、
特定された前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する取得部と、
を含むことを特徴とする検査支援装置。
(付記11)
前記取得部は、企業の株価の推移情報と、該企業に関する情報開示の時期とを記憶する記憶部を参照して、特定の情報開示の時期の後の前記企業の株価の変動方向に応じて、前記企業の株の売り取引情報又は買い取引情報を選択的に取得することを特徴とする付記9又は付記10に記載の検査支援装置。
(付記12)
特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援装置において、
前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置する表示制御部と、
前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する取得部と、
を含むことを特徴とする検査支援装置。
(付記13)
取得された株の売買履歴に基づいて、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定する人物特定部をさらに含むことを特徴とする付記9〜付記12のいずれか1項に記載の検査支援装置。
(付記14)
前記人物特定部は、複数の前記取得対象期間の各々において、所定数又は所定額以上の株の売買を行ったことを示す株の売買履歴に対応する人物を特定することを特徴とする付記13に記載の検査支援装置。
(付記15)
前記人物特定部は、特定した前記人物に関連する人物の内、取得された株の売買履歴に基づいて、前記取得対象期間に株の売買を行った関連人物を特定することを特徴とする付記13又は付記14に記載の検査支援装置。
(付記16)
前記特定の情報開示の時期、特定した前記人物が株の売買を行ったタイミング、及び特定した前記関連人物が株の売買を行ったタイミングの少なくとも一つを株価の推移を示すグラフ上に出力する表示制御部を含むことを特徴とする付記15に記載の検査支援装置。
(付記17)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援方法において、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定し、
特定した前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
(付記18)
特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援方法において、
特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定し、
特定した前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
(付記19)
企業の株価の推移情報と、該企業に関する情報開示の時期とを記憶する記憶部を参照して、特定の情報開示の時期の後の前記企業の株価の変動方向に応じて、前記企業の株の売り取引情報又は買い取引情報を選択的に取得することを特徴とする付記17又は付記18に記載の検査支援方法。
(付記20)
特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援方法において、
前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置し、
前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
10、210、310、410 検査支援装置
12、212 期間特定部
14、214 取得部
16、216、316 人物特定部
18 表示制御部
22 株価情報データベース(DB)
24 適時開示情報DB
26 売買履歴DB
28 人物関連DB
30 指定画面
31 株価チャート
32 開示日時マーク
33 指定バー
35 特定画面
36 起点マーク
37 人物マーク
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
49 記憶媒体
50、250、350、450 検査支援プログラム

Claims (14)

  1. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援プログラムにおいて、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定し、
    特定した前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
  2. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援プログラムにおいて、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定し、
    特定した前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
  3. 企業の株価の推移情報と、該企業に関する情報開示の時期とを記憶する記憶部を参照して、特定の情報開示の時期の後の前記企業の株価の変動方向に応じて、前記企業の株の売り取引情報又は買い取引情報を選択的に取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検査支援プログラム。
  4. 特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援プログラムにおいて、
    前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置し、
    前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査支援プログラム。
  5. 取得された株の売買履歴に基づいて、所定数又は所定額以上の株の売買を行った人物を特定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の検査支援プログラム。
  6. 複数の前記取得対象期間の各々において、所定数又は所定額以上の株の売買を行ったことを示す株の売買履歴に対応する人物を特定することを特徴とする請求項5に記載の検査支援プログラム。
  7. 特定した前記人物に関連する人物の内、取得された株の売買履歴に基づいて、前記取得対象期間に株の売買を行った関連人物を特定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の検査支援プログラム。
  8. 前記特定の情報開示の時期、特定した前記人物が株の売買を行ったタイミング、及び特定した前記関連人物が株の売買を行ったタイミングの少なくとも一つを株価の推移を示すグラフ上に出力することを特徴とする請求項7に記載の検査支援プログラム。
  9. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援装置において、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定する期間特定部と、
    特定された前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する取得部と、
    を含むことを特徴とする検査支援装置。
  10. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援装置において、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定する期間特定部と、
    特定された前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する取得部と、
    を含むことを特徴とする検査支援装置。
  11. 特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援装置において、
    前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置する表示制御部と、
    前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する取得部と、
    を含むことを特徴とする検査支援装置。
  12. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援方法において、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも前の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に先行する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を特定し、
    特定した前記起点から始まる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
  13. 特定の情報開示に関連する不正取引の検査支援方法において、
    特定の企業における前記特定の情報開示の時期よりも後の前記特定の企業の株価の推移及び前記特定の情報開示に後続する情報開示の時期の少なくとも一方に基づいて、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の終点を特定し、
    特定した前記終点で終わる期間内の前記特定の企業の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
  14. 特定の企業の株価の推移を示すグラフを表示する制御を行う検査支援方法において、
    前記特定の企業に対応づけて登録された前記特定の企業に関する情報開示の時期を示すマークを前記グラフ上に配置するとともに、前記情報開示の時期から所定期間前の時期に、前記特定の企業に関する株の売買履歴の取得対象期間の起点を指定する時期指定部品を、指定時期を操作可能に配置し、
    前記時期指定部品により指定された前記起点から始まる期間の株の売買履歴を取得する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検査支援方法。
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