JP2019045737A - 観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な形状の容器に対応でき、かつ、狭い空間内で標本の精細な画像を取得する。【解決手段】標本Sを収容した標本容器3の下方に配置され、標本Sからの光を標本容器3の底部3aを介して集光する対物レンズ7と、対物レンズ7の照明光の光路における瞳位置に配置され、下方から底部3aを透過させて標本容器3内に照明光を入射させ、照明光の発光位置および発光範囲に関する発光パターンを射出光軸に交差する方向に変更可能な面光源9と、面光源9からの照明光が照射されることにより発生し対物レンズ7により集光された標本Sからの光を標本容器3の下方において撮影する撮像光学系11と、面光源9の発光パターンとその発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて、面光源9の発光パターンを補正する記録演算部23とを備える観察装置1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、観察装置に関するものである。
従来、細胞の培養においては、細胞がコンフルエントになる都度にインキュベータから培養容器を取り出して、培養容器から細胞を剥がし、新たな培養容器に播種して培養する工程が繰り返される。しかしながら、この作業は、観察者が1日1〜2回インキュベータ内の培養容器内の細胞を確認することにより行われなければならず、非常に煩わしいという問題がある。この問題に対し、インキュベータ内に設置して培養容器内部の細胞の培養状態を確認する観察装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−077226号公報
しかしながら、特許文献1に記載の観察装置は、透明な培養容器の側面から培養容器内に照明光を照射するため、フラスコ容器と呼ばれる培養容器にしか対応することができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、様々な形状の容器に対応でき、かつ、狭い空間内で精細な画像を取得することができる観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、標本を収容した標本容器の下方に配置され、前記標本からの光を前記標本容器の底部を介して集光する対物レンズと、該対物レンズに入射させる照明光の光路における該対物レンズの瞳位置、または、該瞳位置と共役な位置近傍に配置され、下方から前記底部を透過させて前記標本容器内に照明光を入射させ、該照明光の発光位置および発光範囲に関する発光パターンを射出光軸に交差する方向に変更可能な面光源と、該面光源からの前記照明光が照射されることにより発生し前記対物レンズにより集光された前記標本からの前記光を前記標本容器の下方において撮影する撮像光学系と、前記面光源の前記発光パターンとその発光パターンで前記撮像光学系により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて、前記面光源の前記発光パターンを補正する制御部とを備える観察装置である。
本態様によれば、標本容器の下方において面光源から上方に向かって発せられた照明光が標本容器の底部を透過して標本に照射され、標本の下方において標本容器の底部を介して対物レンズにより集光された標本からの光が撮像光学系により撮影される。標本容器の底部を介して照明および撮影することで、側面から容器に照明光を入射させる構成のように使用可能な標本容器が側面の形状に制限されなくて済むとともに、標本の上方に光学系を配置しない分だけ装置を小型化することができる。
この場合において、制御部により、面光源における照明光の発光パターンを、その発光パターンで撮像光学系により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つに基づいて補正することで、標本を高精細に撮影することができる。したがって、様々な形状の標本容器に対応でき、かつ、狭い空間内で標本の精細な画像を取得することができる。
上記態様においては、前記対物レンズの前記撮像光学系の光路における瞳位置に配置された位相変調素子を備え、前記制御部が、前記対物レンズにより集光された前記標本からの前記光が前記位相変調素子に入射するように、前記面光源の前記発光パターンを補正することとしてもよい。
このように構成することで、位相変調素子を通過した標本からの光を撮像光学系により撮影することができる。
上記態様においては、前記位相変調素子が、前記標本からの前記光を位相変調する位相膜であってもよい。
このように構成することで、位相膜により位相変調された標本からの光を撮像光学系により撮影して、明暗のコントラストをつけた標本の画像を取得することができる。これにより、透明な細胞等の標本を標識せずに高精細に観察することできる。
上記態様においては、前記位相変調素子が、前記標本に照射された前記照明光を通過させないように前記標本からの前記光を減光する減光部材であってもよい。
このように構成することで、照明光が照射された標本において発生する散乱光や回折光を撮像光学系により撮影して、コントラストの高い標本の画像を取得することができる。これにより、透明な細胞等の標本を標識せずに高精細に観察することができる。
上記態様においては、前記標本の上方に配置され、前記面光源からの前記照明光を前記標本に向けて反射する反射部材を備え、前記撮像光学系が、前記反射部材により反射された前記照明光が前記標本を透過した前記光を前記標本の下方において撮影することとしてもよい。
このように構成することで、標本容器の上方に光源を配置することなく反射部材を配置するだけで、透過照明することができる。これにより、標本の上方にスペースを確保して、透明な細胞等の標本を観察し易くすることができる。
上記態様においては、前記照明光と前記標本からの前記光とを分離させる光分離部を備え、前記面光源からの前記照明光を前記対物レンズを介して前記標本に照射する一方、前記対物レンズにより集光されて前記光分離部により前記照明光から分離された前記標本からの前記光を前記撮像光学系により撮影する同軸落射照明が構成されることとしてもよい。
このように構成することで、標本に照明光を入射させるスペースと標本からの光を集光するスペースを共通にすることができ、底部が小さい標本容器を用いることができる。
上記態様においては、前記光分離部がハーフミラーであってもよい。
このように構成することで、ハーフミラーの透過率および反射率に応じて、照明光と標本からの光とを分離させることができる。また、どのような面光源を使用する場合にも適用することができる。
上記態様においては、前記光分離部が偏光ビームスプリッタであってもよい。
このように構成することで、偏光ビームスプリッタにより、照明光と標本からの光とを偏光成分に応じて分離させることができる。面光源として液晶画面やレーザダイオードのように偏光特性があるものを用いる場合に特に有効である。
上記態様においては、前記光分離部がダイクロイックミラーであってもよい。
このように構成することで、ダイクロイックミラーにより、照明光と標本からの光とを波長に応じて分離させることができる。蛍光や発光を観察する場合に特に有効である。
上記態様においては、前記面光源と前記対物レンズとの間に配置され、前記面光源から発せられた前記照明光の光束を前記対物レンズの光軸から離れる方向に偏向して該対物レンズに入射させる光束偏向部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、光束偏向部により偏向された照明光を対物レンズにより効率的に標本に照射することができる。
本発明によれば、様々な形状の容器に対応でき、かつ、狭い空間内で標本の精細な画像を取得することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る観察装置を示す全体構成図である。 面光源の発光パターンの一例と、その発光パターンに対応する観察光の光量積算値の一例を示す図である。 面光源の発光パターンの他の一例と、その発光パターンに対応する観察光の光量積算値の一例を示す図である。 白とびしている画素や真っ暗な領域がある画像の一例を示す図である。 コントラストが低い画像の一例を示す図である。 白とびしている画素と真っ暗な領域とが広範囲に分布している画像における画素数と信号輝度との関係の一例を示すヒストグラムである。 コントラストが無い画像における画素数と信号輝度との関係の一例を示すヒストグラムである。 発光領域を4分割した面光源の発光面を示す平面図である。 本発明の第1実施形態の一変形例に係る観察装置により標本を観察する場合の工程を説明するフローチャートである。 面光源の各発光領域に対応する撮像素子の撮像面における観察光の入射光量または評価値の一例を示す図である。 面光源の発光領域をずらす様子を示す平面図である。 図1の観察装置において、光分離部に代えてミラーを採用した場合の全体構成図である。 図12の観察装置において、集光レンズおよび反射部材をさらに備えた場合の全体構成図である。 図13の観察装置において、面光源の発光領域を変更した場合の照明光の光路の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る観察装置を示す全体構成図である。 図15の観察装置において、標本容器の底部が傾いている場合の観察光の光路の一例を示す図である。 撮像素子のX方向の受光画素の位置と撮像素子により検出される全画素強度との関係を示す図である。 対物レンズの瞳における照明光の入射位置を切り替えていく様子を示す平面図である。 面光源の発光パターンを周方向に切り替えていく様子を示す平面図である。 面光源の発光位置を周方向に12分割して切り替えた場合の中心軸回りの発光位置の角度と撮像素子の入射光量または評価値との関係の一例を示す図である。 面光源の発光位置の番号、中心軸回りの角度、対応する撮像素子の入射光量の一例を示す図表である。 ブラックレベル以下の数と発光位置の偏心量との関係の一例を示す図表である。 ブラックレベル以下となる発光位置がない場合の対物レンズの瞳における照明光の入射位置の一例を示す図である。 ブラックレベル以下となる発光位置が8個以上のときの対物レンズの瞳における照明光の入射位置の一例を示す図である。 図15の観察装置において、位相変調素子として位相膜を採用した場合の全体構成図である。 本発明の第3実施形態に係る観察装置を示す全体構成図である。 図26の観察装置において、集光レンズをさらに備えた場合の全体構成図である。 図26の観察装置において、弱い凹レンズ等の光束偏向部をさらに備えた場合の全体構成図である。 図28の観察装置において、面光源の発光領域を変更した場合の照明光および観察光の光路の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る観察装置について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る観察装置1は、図1に示すように、標本Sを収容した標本容器3を搭載するステージ5と、ステージ5の下方に配置され、標本Sからの観察光(光)を集光する対物レンズ7と、ステージ5の下方から上方に向かって照明光を射出し、下方から底部3aを透過させて標本容器3内に入射させる面光源9と、対物レンズ7により集光された標本Sからの観察光を標本容器3の下方において撮影する撮像光学系11と、PC(Personal Computer)等の記録演算装置13とを備えている。
標本容器3は、例えば、光学的に透明な材質からなるウェル容器やディッシュ容器であり、底部3aが光を透過するようになっている。符号Wは、例えば、培養培地等の溶液を示している。
ステージ5は、光学的に透明な材質により形成され、標本容器3を水平に搭載することができるようになっている。
対物レンズ7は、ステージ5上の標本Sの鉛直下方に配置されている。この対物レンズ7は、面光源9からの照明光を標本容器3の底部3aを介して標本Sに照射する一方、標本Sからの観察光を標本容器3の底部3aおよびステージ5を介して集光するようになっている。
面光源9は、対物レンズ7の照明光の光路における瞳位置に配置されている。面光源9としては、例えば、複数の画素が2次元的に配列された液晶ディスプレイや、複数の微小LED(発光ダイオードアレイ)が2次元的に配列されたLEDアレイを用いることができる。
図1では、面光源9として液晶ディスプレイを例示しており、複数の画素が水平方向に沿う互いに直交するX方向およびY方向に配列されている。また、面光源9は、照明光の発光位置および発光範囲に関する発光パターンを射出光軸に交差する方向に変更することができるようになっている。
撮像光学系11は、面光源9からの照明光の光路と標本Sからの観察光の光路とを分離させる光分離部15と、光分離部15により照明光の光路から分離された観察光を結像させる結像レンズ17と、結像レンズ17により結像された観察光を撮影するCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子19とを備えている。
光分離部15としては、例えば、ハーフミラー、偏光ビームスプリッタ−、ダイクロイックミラー等が用いられる。図1においては、光分離部15として、例えば、ハーフミラーまたは偏光ビームスプリッタ−が用いられ、面光源9からの照明光を透過する一方、対物レンズ7により集光された標本Sからの観察光を結像レンズ17に向けて反射するようになっている。
記録演算装置13は、ユーザが指示を入力するキーボード等の入力部21と、データを記録したり演算処理したりする記録演算部(制御部)23と、画像や情報を表示するモニタ25とを備えている。
記録演算部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の主記憶部と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶部と、ユーザが指示を入力する入力部と、データを出力する出力部と、外部機器との間で種々のデータのやりとりを行う外部インタフェース等(いずれも図示略)を備えている。補助記憶部には各種プログラムが格納されており、CPUが補助記憶部からプログラムをRAM等の主記憶部に読み出して、そのプログラムを実行することにより、種々の処理が実現されるようになっている。
そして、記録演算部23は、プログラムの実行により、撮像素子19から送られてくる画像情報を処理したり、面光源9の発光を制御したりするようになっている。具体的には、記録演算部23は、面光源9の発光パターンと、その発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて、面光源9の発光パターンを補正するようになっている。
このように構成された観察装置1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る観察装置1により標本Sを観察するには、標本Sを収容した標本容器3をステージ5に搭載し、記録演算装置13により、例えば図2に示すように、面光源9の1点を発光させて、発光させる1点の位置をX方向にずらしていく発光パターンでスポット状の照明光を射出させる。
面光源9の1点から射出されたスポット状の照明光は、光分離部15を透過して対物レンズ7により集光され、ステージ5および標本容器3の底部3aを透過して下方から標本Sに照射される。照明光が照射されることにより標本Sにおいて反射された観察光は、標本容器3の底部3aおよびステージ5を透過して対物レンズ7により集光された後、光分離部15により反射されて結像レンズ17により撮像素子19の撮像面上に結像される。これにより、撮像素子19において標本Sの画像情報が取得され、記録演算装置13に送られる。
次に、記録演算装置13により、例えば図3に示すように、面光源9の1点を発光させて、発光させる1点の位置をY方向にずらしていく発光パターンでスポット状の照明光を射出させる。
面光源9の1点から射出されたスポット状の照明光は、光分離部15および対物レンズ7を介してステージ5および標本容器3の底部3aを透過して下方から標本Sに照射される。標本Sにおいて反射された観察光は、標本容器3の底部3aおよびステージ5を透過して対物レンズ7および光分離部15を介して結像レンズ17により撮像素子19の撮像面上に結像される。そして、撮像素子19により取得された標本Sの画像情報が記録演算装置13に送られる。
次いで、記録演算部23により、面光源9の1点を発光させた場合の発光パターンで撮像素子19により撮影された観察光の図2に示すような光量分布と、面光源9の1点を発光させた場合の発光パターンで撮像素子19により撮影された観察光の図3に示すような光量分布とから、それぞれの光量分布が最大になる発光位置および発光範囲に基づいて瞳偏心量が算出される。そして、記録演算部23により、算出された瞳偏心量に基づいて、光量分布が最大になる発光位置および発光範囲から照明光を射出するよう、面光源9の発光パターンが調整される。これにより、標本Sの明るい画像を取得することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る観察装置1によれば、標本容器3の下方において、標本容器3の底部3aを介して照明および撮影することで、側面から容器に照明光を入射させる構成のように使用可能な標本容器が側面の形状に制限されなくて済むとともに、標本Sの上方に光学系を配置しない分だけ装置を小型化することができる。
この場合において、記録演算部23により、面光源9における照明光の発光パターンを、その発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさに基づいて補正することで、標本Sの明るい画像を取得することができる。したがって、様々な形状の標本容器3に対応でき、かつ、インキュベータのような狭い空間内で標本Sの精細な画像を取得することができる。
なお、面光源9の1点から射出されたスポット状の照明光をX方向およびY方向にずらす方式に代えて、面光源9のX方向またはY方向のどちらかに連続する複数点を同時に発光させて、X方向またはY方向に連続する複数点の位置をY方向またはX方向にずらしていく方式でもよい。
また、本実施形態においては、記録演算部23が、例えば、図4に示すように画像上に白とびしている画素や真っ暗な領域が無いように、画像の明るさに基づいて面光源9の発光パターンを補正することとしてもよいし、図5に示すようにコントラストが無くならないように、画像のコントラストに基づいて面光源9の発光パターンを補正することとしてもよい。
また、本実施形態においては、記録演算部23が、画像の画素数と画像情報の信号輝度との関係、例えば、図6または図7に示すようなヒストグラムに基づいて、面光源9の発光パターンを補正することとしてもよい。図6に示すヒストグラムは、白とびしている画素と真っ暗な領域とが広範囲に分布していることを示し、図7に示すヒストグラムは、コントラストが無いことを示している。図6および図7のいずれの場合も、記録演算部23が、それぞれ画素数と信号輝度との関係が理想曲線のようになるように面光源9の発光パターンを補正することとすればよい。
本実施形態は以下のように変形することができる。
一変形例としては、図8に示すように、面光源9の発光位置および発光範囲を複数、例えば4つの発光領域L1,L2,L3,L4に分割し、各発光領域L1,L2,L3,L4を順に切り替えながら択一的に発光させて、撮像光学系11により取得される画像が最も明るくなるいずれかの発光領域L1,L2,L3,L4の重心位置が全発光領域の中心になるように、面光源9の発光パターンを補正することとしてもよい。
本変形例により標本Sを観察する場合は、例えば、図9のフローチャートに示すように、まず、面光源9の中心部を含む円形状の任意の領域の全体を発光させ、フォーカスを合わせる(ステップS1)。次いで、その円形状の任意の領域を例えば4分割し、発光領域L1を発光させて、標本Sの画像情報を取得する(ステップS2)。次いで、発光領域L1に代えて発光領域L2を発光させ、標本Sの画像情報を取得する(ステップS3)。同様に、発光領域L2に代えて発光領域L3を発光させて標本Sの画像情報を取得し(ステップS4)、発光領域L3に代えて発光領域L4を発光させて標本Sの画像情報を取得する(ステップS5)。
次に、記録演算部23により、各発光領域L1,L2,L3,L4に対応する撮像素子19の撮像面における観察光の入射光量または評価値に差があるか否かを判定する(ステップS6)。入射光量または評価値に差がない場合は、各発光領域L1,L2,L3,L4に優劣が無いので、記録演算部23は、ステップS1で発光させた領域の発光パターンを補正せず、撮像素子19により取得された画像をそのまま使う。評価値は、入射光量が多いほど値が大きくなるものとすればよい。
一方、例えば、図10に示すように、入射光量に差がある場合は、記録演算部23により、発光パターンのシフト量が計算される(ステップS7)。図10において、各発光領域L1,L2,L3,L4内の数値は入射光量または評価値を示している。例えば、面光源9における円形状の任意の領域全体の内、発光領域L1,L2側をa、発光領域L3,L4側をb、発光領域L1,L3側をA、発光領域L2,L4側をBとする。また、面光源9における任意の発光領域の全体の直径をDpullとする。
この場合、記録演算部23により、X方向のシフト量Δxは下式(1)によって算出する。
また、Y方向のシフト量Δyは、下式(2)によって算出する。
例えば、Dpull=4mmの場合、X方向のシフト量はΔx=−0.363mm、Y方向のシフト量はΔy=0.96mmとなる。この場合、記録演算部23により、図11に示すように、面光源9における任意の発光領域の全体を発光領域L1側にΔxおよびΔyだけ移動させるように発光パターンを補正する。そして、補正後の発光パターンで照明し、標本Sの画像を取得する(ステップS8)。
本変形例によれば、面光源9の発光パターンを変えて標本Sに対する照明角度を変えることで、標本Sにおける影の付き方が変わり、得られる画像情報の明るさが異なるので、どの角度で照明光を照射するのが最適かが容易に分かる。そして、明るい画像情報が得られる方向に面光源9の発光領域をずらすことで、より明るい画像を得ることができる。細胞等の標本Sの培養初期で標本Sの数が少ない場合や標本Sの数を知りたいときに特に有効である。本変形例においては発光領域を4分割することとしたが、分割数はこれに限定されるものではない。
上記変形例においては、例えば、図12に示すように、光分離部15に代えてミラー27を採用し、面光源9から射出された照明光を対物レンズ7に直接入射させて標本容器3の下方から標本Sに照射する一方、対物レンズ7により集光された標本Sからの観察光をミラー27により反射して結像レンズ17に入射させることとしてもよい。
また、図13および図14に示すように、面光源9から射出された照明光を集光して対物レンズ7を介さずに底部3aから標本容器3内に入射させる集光レンズ29と、標本Sの上方に配置され、集光レンズ29により標本容器3内に入射された照明光を標本Sに向けて反射する反射面31aを有する反射部材31とを備えることとしてもよい。
反射部材31としては、例えば、ミラーや標本容器3の蓋等が用いられる。
この場合、細胞Sの鉛直下方に配置された対物レンズ7の光軸に対して径方向に位置をずらして集光レンズ29および面光源9を配置し、面光源9から集光レンズ29、ステージ5および標本容器3の底部3aを介して標本Sの上方に向けて照明光を射出して、標本Sの上方において反射部材31により反射させ、対物レンズ7の光軸に対して斜め上方から標本Sに入射させることとすればよい。そして、撮像光学系11が、標本Sを透過した観察光を標本Sの下方において撮影することとすればよい。面光源9は、対物レンズ7の照明光の光路における瞳位置と共役な位置近傍に配置することとすればよい。
このようにすることで、標本Sへの照明光の入射角度を適切に設定することにより、標本Sの像に明暗を形成し、細胞等の透明な被写体についても見やすい像を取得することができる。また、標本容器3の上方に光源を配置することなく反射部材31を配置するだけで、透過照明することができる。これにより、標本Sの上方にスペースを確保して、透明な細胞等の標本Sを観察し易くすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る観察装置について説明する。
本実施形態に係る観察装置41は、図15に示すように、対物レンズ7の撮像光学系11の光路における瞳位置に配置された遮光膜(減光部材、位相変調素子)43を備え、標本Sを落射暗視野観察する点で第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る観察装置1と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
遮光膜43は、中心に光を遮断する遮光部43aが形成された円板形状を有している。この遮光膜43は、面光源9と共役な位置関係を有し、結像レンズ17の光軸上に遮光部43aが位置するように配置されている。これにより、遮光部43aに入射した標本Sからの観察光の0次光が遮光されるようになっている。遮光膜43の前段には絞り45が配置されている。
記録演算部23は、プログラムの実行により、対物レンズ7により集光された標本Sからの観察光が遮光膜43に入射するように、面光源9の発光パターンと、その発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて面光源9の発光パターンを補正するようになっている。
このように構成された観察装置41の作用について説明する。
本実施形態に係る観察装置41により標本Sを観察する場合は、標本Sからの観察光の内、0次光は遮光膜43の遮光部43aにより遮光され、屈折したり反射したりした光が結像レンズ17により撮像素子19の撮像面に結像される。これにより、標本Sを暗視野観察することができる。
この場合において、例えば、図16に示すように、標本容器3の底部3aが傾いていたり、底部3aに反りがあったり底部3aが楔形状を有していたりすると、標本Sからの観察光が標本容器3の底部3aにおいて屈折し、0次光が遮光膜43の遮光部43aに入射しなくなる。
そこで、面光源9の例えばY方向に連続する複数点を同時に発光させて、発光させるY方向に連続する複数点の位置をX向にずらしていく発光パターンでライン状の照明光を射出させる。すると、図17に示すように、X方向のある位置で、観察光が遮光膜43の遮光部43aによって遮光されることによって撮像素子19の検出強度が低下するので、検出強度が低下する位置により、0次光を遮光膜43の遮光部43aに入射させることができる面光源9のX方向の発光位置が分かる。図17において、横軸は撮像素子19のX方向の受光画素の位置を示し、Y軸は撮像素子19により検出される全画素強度を示している。
また、図17において、撮像素子19の検出強度が低下しているX方向の幅により、面光源9の発光範囲が分かる。この場合において、標本容器3の底部3aに反りがあると、底部3aにおいて観察光が屈折し、照明光の光束に対する観察光の光束の倍率が変化する。
そこで、面光源9におけるX方向の発光領域の幅と撮像素子19の検出強度が低下しているX方向の幅(倍率変化量)とが1対1になるように、例えば、面光源9におけるX方向の発光領域の幅に対して撮像素子19の検出強度が低下しているX方向の幅が大きければ、面光源9におけるX方向の発光領域の幅を減少させ、面光源9におけるX方向の発光領域の幅に対して撮像素子19の検出強度が低下しているX方向の幅が小さければ、面光源9におけるX方向の発光領域の幅を増大させるように、記録演算部23により面光源9の発光パターンを補正する。
同様にして、面光源9からX方向に連続する複数点を同時に発光させて、発光させるX方向に連続する複数点の位置をY向にずらしていく発光パターンでライン状の照明光を射出させ、撮像素子19の検出強度が低下する位置および倍率変化量を特定することで、面光源9のY方向の発光位置および発光範囲の補正量が分かる。
したがって、記録演算部23により、面光源9のX,Y方向の発光位置および発光範囲を補正することで、観察光の0次光を遮光膜43の遮光部43aにより遮光して、標本Sを高精細に暗視野観察することができる。
本実施形態は以下のように変形することができる。
例えば、図18に示すように対物レンズ7の瞳の外周に沿ってその内側にスポット状の照明光を順に入射させるように、図19に示すように面光源9の発光位置を周方向に切り替えていくこととしてもよい。図20は、面光源9の発光位置を周方向に12分割して切り替えた場合の中心軸回りの発光位置の角度と撮像素子19の入射光量または評価値との関係を例示している。図18において、○は対物レンズ7の瞳における照明光の入射位置を示し、図19において○は面光源9の発光位置を示している。
図20に示す例では、中心軸回りの角度が30°、60°、90°、120°の発光位置から射出させた場合に撮像素子19の入射光量または評価値が低下することから、その発光位置からの照明光が照射された場合の標本Sからの観察光が絞り45により遮断されていることが分かる。
例えば、図21に示す例では、暗いと判断する上限(ブラックレベル)を光量10とした場合に、光量10以下となるのが発光位置S2〜S5、遮断されている範囲はθ=30°〜120°、遮断されている方向角度は(120−30)/2+30=75°となっている。また、瞳径がφ4、瞳上の光源サイズがφ0.1のとき、ブラックレベル以下となる発光位置は4点なので、図22よりシフト量(偏心量)は0.155mmとなる。図22において、BLnはブラックレベル以下となる発光位置の数を示している。
なお、図23に示すように、ブラックレベル以下となる発光位置がない場合は、記録演算部23は、面光源9の発光パターンを補正せず、撮像素子19により取得された画像をそのまま使うこととすればよい。一方、図24に示すように、ブラックレベル以下となる発光位置が8個以上のときは、シフト量を特定できない。図23,24において、○は対物レンズ7の瞳における光量がブラックレベルよりも多い入射位置を示し、●は対物レンズ7の瞳における光量がブラックレベル以下の入射位置を示している。
本実施形態においては、位相変調素子として遮光膜43を例示して説明したが、これに代えて、例えば、図25に示すように、観察光を位相変調する位相膜47を採用することとしてもよい。図25に示す位相膜47は、例えば、径方向に幅を有するリング状に形成されている。
この場合も観察光が位相膜47を通過するように、記録演算部23により面光源9の発光位置および発光領域を求めて、その発光位置および発光領域で照明するように面光源9の発光パターンを補正することとすればよい。この場合、標本Sからの位相膜47を通過する直接光と位相膜47を通過しない回折光とが結像レンズ17により集光されて、撮像素子19の撮像面に明暗のコントラストがついた像として結像される。これにより、標本Sを高精細に位相差観察することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る観察装置について説明する。
本実施形態に係る観察装置51は、図26に示すように、標本Sの上方に配置され、面光源9からの照明光を標本に向けて反射する反射部材31と、対物レンズ7の撮像光学系11の光路における瞳位置に配置された絞り(減光部材、位相変調素子)45とを備える点で第1,第2実施形態と異なる。
以下、第1,第2実施形態に係る観察装置1,41と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。図26に示す例では、観察装置51は、光分離部15としてハーフミラーまたは偏光ビームスプリッタを備えている。
本実施形態においては、記録演算部23は、プログラムの実行により、対物レンズ7により集光された標本Sからの観察光が絞り45を通過するように、面光源9の発光パターンと、その発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて面光源9の発光パターンを補正するようになっている。
このように構成された観察装置51の作用について説明する。
面光源9から発せられた照明光は、光分離部15を透過して対物レンズ7により集光され、ステージ5および標本容器3の底部3aを透過した後、反射部材31の反射面31aにより反射されて、標本Sに対して斜め上方から照射される。
そして、標本Sを透過した照明光の観察光が標本容器3の底部3aおよびステージ5を上方から下方に向かって透過し、対物レンズ7により集光されて光分離部15により反射される。光分離部15により反射された観察光の内、絞り45を通過した光は、結像レンズ17により撮像素子19の撮像面に結像される。
この際、照明光は標本Sの形状や屈折率によって屈折、散乱され、あるいは、標本Sの透過率によって減光されることで、標本Sの情報を載せた観察光となって対物レンズ7により集光され、撮像素子19によって撮影される。したがって、標本Sへの入射角度を適切に設定することにより、標本Sの像に明暗を形成することができ、細胞等の透明な被写体についても見やすい像を取得することができる。
この場合において、記録演算部23は、標本Sからの観察光が光分離部15により反射されて絞り45を通過するように面光源9の発光パターンを補正することで、高精細に偏斜照明観察することができる。また、標本Sの上方にスペースを確保して、透明な細胞等の標本Sを観察し易くすることができる。
本実施形態は以下のように変形することができる。
例えば、図27に示すように、面光源9から射出された照明光を集光して、対物レンズ7を介さずに底部3aから標本容器3内に入射させる集光レンズ29を備え、対物レンズ7の光軸に対して径方向に面光源9および集光レンズ29の位置をずらして配置することとしてもよい。本変形例においては、面光源9は、対物レンズ7の照明光の光路における瞳位置と共役な位置近傍に配置することとすればよい。図27は、位相変調素子として位相膜47を採用している。
この場合、記録演算部23は、標本Sからの観察光がミラー27により反射されて位相膜47を通過するように面光源9の発光パターンを補正することとすればよい。
このようにすることで、標本Sへの入射角度を適切に設定することにより、標本Sの像に明暗を形成し、細胞等の透明な標本Sについても見やすい像を取得することができる。また、標本容器3の上方に光源を配置することなく反射部材31を配置するだけで、透過照明による位相差観察することができる。これにより、標本Sの上方にスペースを確保して、透明な細胞等の標本Sを観察し易くすることができる。
本実施形態においては、図28に示すように、面光源9と対物レンズ7との間に配置され、面光源9から発せられた照明光の光束を対物レンズ7の光軸から離れる方向に偏向して対物レンズ7に入射させる、例えば弱い凹レンズ(フィールドレンズ)等の光束偏向部49を備えることとしてもよい。
この場合、記録演算部23は、図29に示すように、標本Sからの観察光が光分離部15により反射されて位相膜47を通過するように、面光源9の発光パターンと、その発光パターンで撮像光学系11により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて面光源9の発光パターンを補正することとすればよい。
このようにすることで、光束偏向部49により偏向された照明光を対物レンズ7により効率的に標本Sに照射することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
1,41,51 観察装置
3 標本容器
7 対物レンズ
9 面光源
11 撮像光学系
15 光分離部
23 記録演算部(制御部)
31 反射部材
43 遮光膜(減光部材、位相変調素子)
47 位相膜(位相変調素子)
49 光束偏向部
S 標本

Claims (10)

  1. 標本を収容した標本容器の下方に配置され、前記標本からの光を前記標本容器の底部を介して集光する対物レンズと、
    該対物レンズに入射させる照明光の光路における該対物レンズの瞳位置、または、該瞳位置と共役な位置近傍に配置され、下方から前記底部を透過させて前記標本容器内に照明光を入射させ、該照明光の発光位置および発光範囲に関する発光パターンを射出光軸に交差する方向に変更可能な面光源と、
    該面光源からの前記照明光が照射されることにより発生し前記対物レンズにより集光された前記標本からの前記光を前記標本容器の下方において撮影する撮像光学系と、
    前記面光源の前記発光パターンとその発光パターンで前記撮像光学系により取得される画像の明るさ、コントラストおよび画素数と輝度との関係の少なくとも1つとに基づいて、前記面光源の前記発光パターンを補正する制御部とを備える観察装置。
  2. 前記対物レンズの前記撮像光学系の光路における瞳位置に配置された位相変調素子を備え、
    前記制御部が、前記対物レンズにより集光された前記標本からの前記光が前記位相変調素子に入射するように、前記面光源の前記発光パターンを補正する請求項1に記載の観察装置。
  3. 前記位相変調素子が、前記標本からの前記光を位相変調する位相膜である請求項2に記載の観察装置。
  4. 前記位相変調素子が、前記標本に照射された前記照明光を通過させないように前記標本からの前記光を減光する減光部材である請求項2に記載の観察装置。
  5. 前記標本の上方に配置され、前記面光源からの前記照明光を前記標本に向けて反射する反射部材を備え、
    前記撮像光学系が、前記反射部材により反射された前記照明光が前記標本を透過した前記光を前記標本の下方において撮影する請求項1から請求項4のいずれかに記載の観察装置。
  6. 前記照明光と前記標本からの前記光とを分離させる光分離部を備え、
    前記面光源からの前記照明光を前記対物レンズを介して前記標本に照射する一方、前記対物レンズにより集光されて前記光分離部により前記照明光から分離された前記標本からの前記光を前記撮像光学系により撮影する同軸落射照明が構成される請求項1から請求項5のいずれかに記載の観察装置。
  7. 前記光分離部がハーフミラーである請求項6に記載の観察装置。
  8. 前記光分離部が偏光ビームスプリッタである請求項6に記載の観察装置。
  9. 前記光分離部がダイクロイックミラーである請求項6に記載の観察装置。
  10. 前記面光源と前記対物レンズとの間に配置され、前記面光源から発せられた前記照明光の光束を前記対物レンズの光軸から離れる方向に偏向して該対物レンズに入射させる光束偏向部を備える請求項6から請求項9のいずれかに記載の観察装置。
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