JP2019045163A - 無人移動体を用いた構造体点検システム及び構造体点検方法 - Google Patents

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利昭 波田野
Toshiaki Hatano
利昭 波田野
服部 誠
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誠 服部
松井 哲也
Tetsuya Matsui
哲也 松井
忍 大城戸
Shinobu Okido
忍 大城戸
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Abstract

【課題】既存の構造体を改修或いは改造せずに、導入可能な構造体点検システムを提供する。【解決手段】構造体に設置された少なくとも一つ以上の移動体ステーション20と、各移動体ステーション間を移動して、各移動体ステーションへ駆動電力を供給するための無人移動体10から構成され、無人移動体は、各移動体ステーションに電力を供給する給電部11を備えると共に、各移動体ステーションは、点検対象の構造体の表面に配置された、少なくとも一つ以上の前記点検対象の状態を検出する検出センサ21と、検出センサによる検出情報を一箇所で出力可能な一つの情報送信部24と、検出センサを駆動させるための電力を受電する一つの受電部23を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、ビルやインフラ施設等の構造体の非破壊検査や前記構造体の周辺環境情報を、無人移動体を用いて点検或いは調査するシステムに関する。
先進国では、発電プラント、浄水施設、下水施設、トンネル等をはじめとする社会インフラ施設の老朽化と点検作業員の減少が大きな課題となっている。このような老朽化施設の健全性を維持するには、定期点検が必須である。少人数かつ短期間で点検を行うには、点検作業の効率化向上が必要となる。その一例として、移動体を用いた構造体点検に特許文献1がある。
特許文献1の特許請求の範囲には、「土木・建設構造物に、該土木・建設構造物各部が有するアナログ的状態量(引張・圧縮力、歪み、酸性度、含水量、温度等)を検出する機能センサを検査対象領域全域にわたって複数個埋め込み、各該機能センサは、集合送信デバイスに接続される。該集合送信デバイスは内蔵電源を有さない、或いは内蔵電源へ充電が必要なため、該集合送信デバイスを起動させるため、移動体は該集合送信デバイスへ電磁波を照射し、非接触給電する土木・建設構造物の状態検査システム」が開示されている。
特開2002−39810号公報
特許文献1の土木・建設構造物の状態検査システムでは、以下の課題が想定される。
第一に、予め点検対象の構造体中に前記構造体が有するアナログ的状態量を検出するセンサを複数埋設させておかなければならない。したがって、既存施設に追加で本検査システムを導入することは、容易ではないと考えられる。
第二に、高効率で非接触給電するためには、移動体と集合送信デバイス間の送受信距離が近い方が有利であり、互いの給電・受電部位置を合わせる必要がある。だが、特許文献1には、その対策について特に記載がない。
第三に、移動体から照射される電磁波が強力な場合、点検対象の構造体周囲にある電子機器等に不具合を起こす可能性がある。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、既存の構造体を改修或いは改造せずに導入可能で、移動体から集合送信デバイスへの効率の良い給電方法と、点検対象周囲にある電子機器等への影響を抑える対策が採られた構造体点検システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、構造体に設置された少なくとも一つ以上の移動体ステーションと、各前記移動体ステーション間を移動して、各前記移動体ステーションへ駆動電力を供給するための無人移動体から構成され、前記無人移動体は、各前記移動体ステーションに電力を供給する給電部を備えると共に、各前記移動体ステーションは、点検対象の前記構造体の表面に配置された、少なくとも一つ以上の前記点検対象の状態を検出する検出センサと、前記検出センサによる検出情報を一箇所で出力可能な一つの情報送信部と、前記検出センサを駆動させるための電力を前記無人移動体の給電部から受電する一つの受電部を備え、前記無人移動体の給電部と前記移動体ステーションの受電部との相対位置を既定の範囲内となるように前記移動体ステーションに備えられたガイドを有することを特徴とした。
本発明の無人移動体を用いた構造体点検システムによれば、検出センサは、構造体の表面に配置するだけとなるため、既存の構造体を改修或いは改造せずに導入することができる。また、無人移動体から移動体ステーションへ給電する際に、無人移動体が移動体ステーションに備えられたガイドに沿って移動体ステーションに近接或いは接触することで、給電部と受電部の位置決めが正確に行われるため、高効率の給電が可能となる。これにより、無人移動体の消費エネルギーも抑えられる。さらに、無人移動体と移動体ステーションとの距離が近接しているため、給電の際に強力な電磁波が不要となり、点検対象周辺の電子機器への影響を低くすることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1の無人移動体を用いた構造体点検システムに用いるハードウェアの構成概略図。 実施例1の無人移動体を用いた構造体点検システムの電力及び情報経路図。 実施例1の無人移動体による構造体点検の概略図。 実施例1の変形例1の構造体点検システムに用いるハードウェアの構成概略図。 実施例1の変形例1の構造体点検システムの電力及び情報経路図。 実施例1の変形例2の構造体点検システムの電力及び情報経路図。 実施例1の変形例3の構造体点検システムの電力及び情報経路図。 実施例1の変形例4の位置決め部としてビジュアルサーボを用いた場合の無人移動体を用いた構造体点検システムの概略図。 実施例2の無人移動体として、車両型ロボットを用いた場合の構造体点検システムの構成概略図。
以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明する。
本例では、無人移動体を用いた高所配管の減肉検査を例に挙げる。配管減肉とは、経年劣化により配管の肉厚が薄くなることである。減肉が進行すると、配管に穴が開き、配管内を流れる液体や気体が流出する事故が発生する。そこで、高所配管の減肉検査を効率良く行うため、本例では、検出センサとして減肉センサを、無人移動体として飛行体を用いることとする。なお、無人移動体の制御は、無線による遠隔操作または、自律制御されるものとする。
始めに、図1と図2を用いて無人移動体を用いた構造体点検システムの構成を説明する。
図1は、無人移動体を用いた構造体点検システムに用いるハードウェアの構成概略図である。始めに無人移動体10のハードウェア構成を述べる。図1中の無人移動体10は、給電部11、情報受信部12、バッテリ13、カメラ14と無人移動体制御回路15から構成される。点検作業員が無人移動体10を遠隔操作する場合、同図中のコントローラ16を操作し、操作信号をアンテナ17を介し、無人移動体10に送信する。ただし、無人移動体10が自律移動可能な場合は、コントローラ16は不要である。無人移動体10に搭載されたカメラからの映像は、コントローラ16近くに配置した表示部(モニタ)18で常時確認することが可能である。よって、無人移動体10を目視外移動させる際、点検作業員は表示部18を見ながら遠隔操作する。
次に、移動体ステーション20のハードウェア構成について述べる。点検対象の構造体1の表面に、構造体1の減肉度合いを計測可能な検出センサ21を少なくとも1個以上配置する。複数の検出センサ21から成る検出センサ郡22は、検出センサ郡ケーブル25で束ねられ、移動体ステーション20に接続される。前記移動体ステーション20は、電源を持たないため、前記無人移動体10からの給電を受ける受電部23を有する。また、前記移動体ステーション20はガイド29を備える。前記ガイド29に沿って前記無人移動体10が前記移動体ステーション20に近接或いは接触することで、前記無人移動体10の前記給電部11と前記移動体ステーション20の前記受電部23の位置決めがされる。前記ガイド29として、口が開いた円錐型や多角錐型が考えられるが、前記無人移動体10の前記給電部11と前記移動体ステーション20の前記受電部23が位置決めし易く誘導可能な受動形状または機構であれば特に限定はしない。この他に、前記移動体ステーション20には、検出センサ郡22で検出されたセンサ情報を前記無人移動体10へ送信する情報送信部24がある。
続いて、図2を用いて本例の無人移動体を用いた構造体点検システムにおける電力と情報信号の流れに関して説明する。図2は、無人移動体を用いた構造体点検システムの電力及び情報経路図である。始めに、無人移動体10が移動体ステーション20に近接或いは接触後、前記無人移動体10の無人移動体制御回路15から給電部11に指令が行き、前記移動体ステーション20の受電部23への給電を開始する。なお、給電源は前記無人移動体10に搭載されたバッテリ13である。この際の給電方法は、接触式でも非接触式でも良いが、電源端子がむき出しにならない非接触式給電が望ましい。前記受電部23で受け取った電力は、移動体ステーション制御回路26と、複数の検出センサ21から成る検出センサ郡22を起動させる。前記検出センサ郡22からの複数の検出センサ信号を前記移動体ステーション20内のマルチプレクサ27で一つの信号として出力する。その信号は、前記移動体ステーション制御回路26で、信号処理された後、情報送信部24から検出センサ情報を前記無人移動体10の情報受信部12へ送信する。検出センサ情報の送受信は有線または無線が考えられるが、前記無人移動体10と前記移動体ステーション20の相対位置のずれを許容することができる無線式の方が好ましい。前記情報受信部12で受信した信号は、前記無人移動体制御回路15で信号処理され、センサ情報記録用メモリ19に記録される。以上が無人移動体を用いた構造体点検システムのハードウェア構成及び電力と情報信号の流れである。なお、データは必要に応じてA/D変換器にてA/D変換を行う。
ここで、図3の無人移動体による構造体点検の概略図を用いて無人移動体を用いた構造体点検の一連の流れを説明する。始めに、点検開始地点から離陸した無人移動体10は、構造体1A(点検対象の配管)付近に設置された移動体ステーション20Aに移動し、前記移動体ステーション20A上のガイドに沿って着陸する。着陸後、前記無人移動体10は飛行動力を停止させ、前記移動体ステーション20Aへ給電する。次に、前記移動体ステーション20Aに接続され、前記構造体1Aに配置された検出センサ郡22Aを起動させる。続いて、各検出センサ情報を前記無人移動体10が受信し、内部メモリに記録する。その後、前記無人移動体10は、前記無人移動体ステーション20Aへの給電を停止させ、再び飛行動力を起動し、他の移動体ステーションに移動する。そして、同じ検出センサ情報の回収作業を繰り返し、構造体の点検を継続する。最後の検出センサ情報回収ポイントが、移動体ステーション20Zだと仮定すると、前記移動体ステーション20Zでの検出センサ情報回収が完了した後、前記無人移動体10は、点検開始地点或いは任意の地点まで移動し、着陸する。最後に、点検作業員が前記無人移動体10の内部メモリに記録された検出センサ情報を取り出し、点検作業が完了する。
以上が無人移動体を用いた構造体点検の概要である。補足となるが、高精度な計測が求められる減肉センサでは、センサからの配線が長くなると、配線の内部抵抗やノイズの混入により、検出信号が劣化してしまう場合も想定される。そのため、移動体ステーションを点検対象近くに設置することが望ましい。したがって、移動体ステーションの位置も高所になるため、本例では、無人移動体として飛行体を用いた。
上記の一連の点検作業を前記無人移動体10で行うため、前記無人移動体10には、「移動モード」、「給電モード」、「センサ情報回収モード」の3つの制御モードを備えていることとする。「移動モード」は、前記無人移動体10が各前記移動体ステーション20間を移動する際の制御モードである。「給電モード」は、前記無人移動体10が各前記移動体ステーション20のある規定距離以内まで近接或いは接触するまでの過程と、前記移動体ステーション20へ給電する過程を制御するモードである。「センサ情報回収モード」は、前記給電モード起動後に開始され、前記移動体ステーション20の前記情報送信部24から検出センサ情報を前記無人移動体10の前記情報受信部12で受信し、前記センサ情報記録用メモリ19に記録する制御モードである。
実施例1では、無人移動体として飛行体を例に挙げたが、無人移動体は、飛行体に限定するものではない。点検内容や場所によって、車両型ロボット、歩行ロボット、船型ロボット、水中ロボット等を用いることができる。また、本実施例の説明で用いた検出センサにおいても配管の減肉測定は、あくまでもその一例に過ぎず、物理的(減肉、加速度、引張・圧縮力、歪み、温度等)、化学的(酸性度、含水量等)状態或いは前記点検対象の周囲環境状態(放射線量、ガス濃度、温度、湿度、光量、日射量、流速、音量等)を測定可能な検出センサを利用することが考えられる。
以上で説明したように、本実施例の前記無人移動体10を用いた構造体点検システムによれば、点検対象の構造体1の状態を測定する検出センサ21は、構造体の表面に配置するだけで済むため、既存の構造体を改修或いは改造せずに導入することができる。前記点検対象の構造体1は、立体的かつ複雑な形状をしている場合もあるため、その表面に複数配置された検出センサ21の検出センサ情報を一つ一つ前記無人移動体10で回り、収集することは困難であると考えられる。そのため、複数のセンサ情報を一箇所で一度で計測可能な前記移動体ステーション20を用いることで、点検作業の効率化向上が期待できる。また、前記移動体ステーション20に内蔵電源(バッテリ)を搭載しないことにより、各前記移動体ステーション20への電源配線の施工が不要となる。また、バッテリ交換も不要となるためメンテナンス性が向上する。前記無人移動体10から前記移動体ステーション20へ給電する際に、前記無人移動体10は、前記移動体ステーション20に備えられたガイド29に沿って近接或いは接触するため、高効率給電が可能となる。これにより、前記無人移動体10の消費エネルギーを抑えられる。また、給電の際に、前記無人移動体10と前記移動体ステーション20を近接させることで、点検対象周囲の電子機器への影響を抑えることもできる。
(変形例1)
次に、図4と図5を用いて、実施例1の無人移動体10を用いた構造体点検の変形例を説明する。図1及び図2では、無人移動体10に搭載された情報受信部12で検出センサ情報を受信し、無人移動体10内のセンサ情報記録用メモリ19に記録していた。本変形例では、上記の代替構成として、図4と図5に示すような点検作業員が持つモバイル端末30で検出センサ情報を受信し、記録する方法を述べる。
図4は変形例1の構造体点検システムに用いるハードウェアの構成概略図で、図5は変形例1の構造体点検システムの電力及び情報経路図である。図5の電力と情報信号の流れの概要図で示すように、前記移動体ステーション20の構成の変更は無い。前記モバイル端末30は、前記移動体ステーション20の情報送信部24から無線で検出センサ情報を受け取るための情報受信部12を備える。受信した信号は、モバイル端末制御回路31を介し、モバイル端末30の表示部18に検出センサの測定値が表示されると共に、センサ情報記録用メモリ19に記録される。前記無人移動体10から前記情報受信部12が取り除かれるため、前記無人移動体10の役割は、各前記移動体ステーション20間を移動し、給電するのみとなる。したがって、前記無人移動体10の構成がより簡略され軽量化が図れる。その結果、前記無人移動体10の稼働時間を延長させることが可能となる。
(変形例2)
続いて、図6の変形例2の構造体点検システムの電力及び情報経路図を用いて、実施例1の図2で示した電力と情報の流れの変形例を説明する。図2では、移動体ステーション20の受電部23から送られる電力を、複数の検出センサ21から成る検出センサ郡22全てに同時に与えていた。よって、給電元の無人移動体10のバッテリ13に高負荷が掛かり、バッテリの消費エネルギーが増加する可能性がある。そこで、変形例2では、図6に示すように、移動体ステーション20内にスイッチャー33(SW)を設け、個々の検出センサ21へ電力を切り替えて送り、個々の前記検出センサ21を起動及び測定する方式を採る。これにより、給電元の前記無人移動体10の前記バッテリ13へ高負荷が掛からないため、バッテリの消費エネルギーを抑えることが期待できる。
(変形例3)
図7の変形例3の構造体点検システムの電力及び情報経路図を用いて、実施例1の図2で示した電力と情報の流れの変形例を説明する。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略するものとする。前述した実施例1では、移動体ステーション20は内蔵電源を備えていなかったが、変形例3では、内蔵電源を持つ場合について述べる。図7中の前記移動体ステーション20は移動体ステーション内蔵バッテリ34を備える。したがって、前記無人移動体10から受電する必要が無くなる。前記移動体ステーション内蔵バッテリ34を節電するため、前記移動体ステーション20は、前記無人移動体10からの計測信号が来るまで停止状態或いは休止状態にある。前記無人移動体10は、トリガ送信部35を備え、前記移動体ステーション20のトリガ受信部36に信号を送ることで、前記移動体ステーション20を起動させる。
(変形例4)
図8の変形例4の位置決め部としてビジュアルサーボを用いた場合の無人移動体を用いた構造体点検システムの概略図を用いて、前記無人移動体10が前記移動体ステーション20に接近する際の位置決め方法の変形例を説明する。前記の実施例1では、前記移動体ステーション20に備えられたガイド29に沿って前記無人移動体10が前記移動体ステーション20に近接或いは接触することで、前記無人移動体10の給電部11と前記移動体ステーション20の受電部23との相対位置を既定の範囲内となるようなパッシブな構成であった。本変形例では、この代替構成として、前記無人移動体10にビジュアルサーボ用カメラ40を取り付け、前記移動体ステーション20上にマークされたターゲットマーク41を撮影する。そして、取得画像を画像処理し、特徴量(ターゲットマーク41のパターンや角など)を抽出し、前記無人移動体10と前記ターゲットマーク41との相対位置を算出する。算出結果を基に、前記無人移動体10の位置を制御することで、前記無人移動体10の給電部11と前記移動体ステーション20の受電部23との相対位置を既定の範囲内となるようなアクティブな位置決め構成である。本例では、画像認識によるビジュアルサーボ技術を挙げたが、レーザーレンジファインダ等を用いて前記移動体ステーション20の位置を把握し、位置決め制御を行うことも考えられる。なお、変形例4では、前記移動体ステーション20上に必ずしもガイド29を備える必要はない。
実施例2では、無人移動体として車両型ロボットを使用する場合について、図9の無人移動体として、車両型ロボットを用いた場合の構造体点検システムの構成概略図を用いて説明する。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略するものとする。基本的に、移動体ステーション20と、検出センサ郡22の構成は実施例1と同じである。実施例1では、点検対象の構造体1が高所の場合について述べたが、図9のように低所にある場合、地上を走行可能な無人移動体50(車両型ロボット)の適用が望ましい。無人移動体50の先端には、給電部11が給電アーム51を介し接続されている。給電アーム51は上下左右に可動させることができ、給電部11と移動体ステーション20の受電部23の位置を調整するのに利用する。無人移動体50を移動体ステーション20に近接或いは接触させ、給電、検出センサの情報を無人移動体50の情報受信部12で受信し、内蔵の記録メモリに記録する。また、本実施例も、実施例1の変形例1で述べたように、移動体ステーション20の情報送信部24から発信された検出センサ情報をモバイル端末の情報受信部を用いて検出センサ情報の回収をすることも考えられる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:構造体
10:無人移動体
11:給電部
12:情報受信部
13:バッテリ
14:カメラ
15:無人移動体制御回路
16:コントローラ
17:アンテナ
18:表示部
19:センサ情報記録用メモリ
20:移動体ステーション
21:検出センサ
22:検出センサ郡
23:受電部
24:情報送信部
25:検出センサ郡ケーブル
26:移動体ステーション制御回路
27:マルチプレクサ
29:ガイド
30:モバイル端末
31:モバイル端末制御回路
33:スイッチャー
34:移動体ステーション内蔵バッテリ
35:トリガ送信部
36:トリガ受信部
40:ビジュアルサーボ用カメラ
41:ターゲットマーク
50:無人移動体
51:給電アーム

Claims (10)

  1. 構造体に設置された少なくとも一つ以上の移動体ステーションと、
    各前記移動体ステーション間を移動して、各前記移動体ステーションへ駆動電力を供給するための無人移動体から構成され、
    前記無人移動体は、各前記移動体ステーションに電力を供給する給電部を備えると共に、
    各前記移動体ステーションは、点検対象の前記構造体の表面に配置された、少なくとも一つ以上の前記点検対象の状態を検出する検出センサと、
    前記検出センサによる検出情報を一箇所で出力可能な一つの情報送信部と、
    前記検出センサを駆動させるための電力を前記無人移動体の給電部から受電する一つの受電部を備え、
    前記無人移動体の給電部と前記移動体ステーションの受電部との相対位置を既定の範囲内となるように前記移動体ステーションに備えられたガイドを有することを特徴とした無人移動体を用いた構造体点検システム。
  2. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記検出センサは、前記点検対象の物理的状態、化学的状態、または、前記点検対象の周囲環境状態の内、少なくともいずれか一種以上の状態量を検出することを特徴とした無人移動体を用いた構造体点検システム。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記検出センサは、前記点検対象の構造体の減肉度合いを測定することを特徴とした無人移動体を用いた構造体点検システム。
  4. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記無人移動体として無人飛行体を用いたことを特徴とした無人移動体を用いた構造体点検システム。
  5. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記無人移動体が、移動モード、給電モード、センサ情報回収モードの内、少なくともいずれか1つ以上の制御モードを備えたことを特徴とする無人移動体を用いた構造体点検システム。
  6. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記移動体ステーションの情報出力部から送信される、前記検出センサの検出情報を受信する情報受信部を備えた、前記無人移動体以外の情報受信装置を用いることを特徴とする無人移動体を用いた構造体点検システム。
  7. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記移動体ステーションに接続された少なくとも2つ以上の検出センサに対し、個々に送電できるように前記移動体ステーション内にスイッチャーを備えたことを特徴とする無人移動体を用いた構造体点検システム。
  8. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記移動体ステーションに内蔵電源を備え、前記無人移動体からの起動信号を受信したときのみ前記移動体ステーションを起動することを特徴とする無人移動体を用いた構造体点検システム。
  9. 請求項1に記載の無人移動体を用いた構造体点検システムにおいて、
    前記無人移動体の給電部と前記移動体ステーションの受電部との相対位置を既定の範囲内とする部として、前記無人移動体に搭載されたカメラ又はセンサを用いて、前記無人移動体の位置を制御することを特徴とする無人移動体を用いた構造体点検システム。
  10. 構造体に設置された少なくとも一つ以上の移動体ステーションと、
    各前記移動体ステーション間を移動して、各前記移動体ステーションへ駆動電力を供給するための無人移動体から構成された構造体点検システムを用いた構造体点検方法において、
    前記無人移動体は、各前記移動体ステーションに電力を供給する給電部を備えると共に、
    各前記移動体ステーションは、前記点検対象の構造体の表面に配置された、少なくとも一つ以上の前記点検対象の状態を検出する検出センサと、
    前記検出センサによる検出情報を一箇所で出力可能な一つの情報送信部と、
    前記検出センサを駆動させるための電力を前記無人移動体の給電部から受電する一つの受電部を備え、
    前記無人移動体の給電部と前記移動体ステーションの受電部との相対位置を既定の範囲内となるように前記移動体ステーションに備えられたガイドを利用して前記無人移動体を移動させるステップと、
    前記無人移動体の給電部と前記移動体ステーションの受電部にて電力を給電するステップと、
    前記電力を前記検出センサに供給して前記検出センサを起動するステップを有することを特徴とした構造体点検方法。
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