JP2019045083A - 水素ガスバーナー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOxの生成を抑制する。【解決手段】管内に水素ガスが流通し、一端部11aに開口を有する円筒形状の水素ガス管11と、水素ガス管11を包囲するように同心円状に配置され、酸素含有ガスが流通する円筒形状の酸素含有ガス管12と、水素ガス管11内に水素ガスを供給する水素ガス供給管13と、酸素含有ガス管12内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給管14と、を備え、水素ガス管11は、端部11aとは異なる他端部11b側において、水素ガス管11内を流れる水素ガスが旋回流となるように、管軸が交差した状態で水素ガス供給管13が接続されており、酸素含有ガス管12には、酸素含有ガス管12内を流れる酸素含有ガスが旋回流となるよう、管軸が交差した状態で酸素含有ガス供給管14が接続されており、水素ガス管11から旋回しながら噴出する水素ガスの流速と、酸素含有ガス管12内を旋回する酸素含有ガスの流速が略同速度である。【選択図】図1

Description

本発明は、水素ガスバーナー装置に関する。
従来、このような分野の技術として、特開2000−249307号公報がある。この公報に記載されたバーナー装置では、空気旋回流を発生させて、空気と燃料の混合状態を促進することで、効率のよい燃焼を促進することができる。
特開2000−249307号公報
しかしながら、燃焼バーナーにおいて水素ガスを燃料として用い、供給される空気と水素ガスを混合して混合ガスを形成して利用する場合には、水素ガスと空気との混合が激し過ぎることに起因して、水素ガスの反応性が高くなり過ぎることがある。この場合、燃焼火炎により局所的に高温になるスポットができやすくなり、燃焼によって窒素酸化物(以下、NOx)が多く発生しやすくなる。NOxが大量に発生する場合には、NOxを除去するための除去装置が必要となり、コストの増加に繋がる。
本発明は、NOxの生成を抑制する水素ガスバーナー装置を提供するものである。
本発明にかかる水素ガスバーナー装置は、管内に水素ガスが流通し、一端部に前記水素ガスが噴出する開口部を有する円筒形状の水素ガス管と、前記水素ガス管を包囲するように同心円状に配置され、酸素含有ガスが流通する円筒形状の酸素含有ガス管と、前記水素ガス管内に水素ガスを供給する水素ガス供給管と、前記酸素含有ガス管内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給管と、を備え、前記水素ガス管は、前記水素ガスが噴出する端部とは異なる他端部側において、前記水素ガス管内を流れる水素ガスが旋回流となるように、管軸が交差した状態で前記水素ガス供給管が接続されており、前記酸素含有ガス管には、前記酸素含有ガス管内を流れる酸素含有ガスが旋回流となるよう、管軸が交差した状態で前記酸素含有ガス供給管が接続されており、前記水素ガス管から旋回しながら噴出する前記水素ガスの流速と、前記酸素含有ガス管内を旋回する酸素含有ガスの流速が略同速度である。
これにより、水素ガスと酸素含有ガスの混合を抑制した状態で、水素ガスを燃焼させることができる。
これにより、燃焼によるNOxの生成を抑制することができる。
水素ガスバーナー装置の図である。 水素ガスバーナー装置をA視した状態を示した図である。 水素ガスバーナー装置をA視した状態の拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、水素ガスバーナー装置1は、水素ガス管11と、酸素含有ガス管12と、水素ガス管11に水素ガスを供給する水素ガス供給管13と、酸素含有ガス管12に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給管14と、を備える。なお図1に示すように、水素ガスバーナー装置は、図1の右側が開口しており、水素ガス及び酸素含有ガスが噴出しながら燃焼する。なお例えば、酸素含有ガスには一般的な空気を用いることができるが、水素ガスを含まず酸素を含有するガスであれば良い。
水素ガス管11は、内部を水素ガスが流通するとともに、一端部には水素ガスが噴出する開口部を有する円筒形状である。具体的には、第1の端部11aに開口部が設けられており、第2の端部11bの近傍では水素ガス管11の外周側から水素ガスを供給するための水素ガス供給管13が接続されている。ここで図1及び図2に示すように、水素ガス管11と水素ガス供給管13は、夫々の管軸がねじれの位置となるように交差しており、すなわち偏芯するように接続されている。言い換えると、水素ガス管11の第2の端部11b近傍では、水素ガス管11の管軸からずれた位置に、水素ガス供給管13から水素ガスが流入する。なお、水素ガスの流速は、水素ガス供給管13から水素ガス管11に水素ガスを供給する際の加圧力の増減によって調整する。
これにより、水素ガス管11内では、第2の端部11bから第1の端部11a側に、旋回流となって水素ガスが流れる。例えば図2に示すように、第1の端部11a側から第2の端部11b側を見る視点(図1のA視)において、水素ガスは、反時計回りに回転しながら第1の端部11a側から噴出する方向に流れており、すなわち旋回流となる。
なお典型的には、図1に示すように、水素ガス管11の第2の端部11bは、後述する酸素含有ガス管12の第2の端部12bより外側に配置されている。言い換えると、水素ガス管11は、酸素含有ガス管12の第2の端部12bを貫通するように配置されている。
酸素含有ガス管12は、内部を酸素含有ガスが流通する円筒形状である。酸素含有ガス管12は、水素ガス管11に比べて大径で形成されている。また、酸素含有ガス管12は、水素ガス管11を包囲するように同心円状に配置されている。なお、酸素含有ガス管12の第1の端部12aは開口部が設けられており、第2の端部12bの近傍では酸素含有ガス管12の外周側から酸素含有ガスを供給ための酸素含有ガス供給管14が接続されている。ここで、図1及び図2に示すように、酸素含有ガス管12と酸素含有ガス供給管14、夫々の管軸がねじれの位置となるように交差して接続されている。言い換えると、酸素含有ガス管12の第2の端部12b近傍では、酸素含有ガス管12の管軸からずれた位置に、酸素含有ガス供給管14から酸素含有ガスが流入する。
これにより、酸素含有ガス管12内では、第2の端部12bから第1の端部12a側に、旋回流となって酸素含有ガスが流れる。例えば図2に示すように、図1のA視において、酸素含有ガスは、反時計回りに回転しながら第1の端部12a側から噴出する方向に流れており、すなわち、旋回流となる。なお、酸素含有ガス管12内で酸素含有ガスが旋回する方向と、水素ガス管11内で水素ガスが旋回する方向は、同方向である。酸素含有ガス管12内で酸素含有ガスが旋回する流速は、水素ガス管11内で流れる水素ガスが第1の端部11aから噴出する際に旋回している流速と略同一の速度とする。なお、酸素含有ガスの流速は、酸素含有ガス供給管14から酸素含有ガス管12に酸素含有ガスを供給する際の加圧力の増減によって調整する。
ここで図1に示すように、水素ガス管11の第1の端部11aは、酸素含有ガス管12内に配置されている。これにより、水素ガス管11の第1の端部11aから噴出する水素ガスは、水素ガス管11内で旋回した状態を保ちながら、酸素含有ガス管12内に噴出し、酸素含有ガス管12内の酸素含有ガスと混合され、酸素含有ガス管12の第1の端部12aから噴出して燃焼する。
水素ガス供給管13は、一端部が水素ガス供給源(図示せず)に接続されており、他端部が水素ガス管11の第2の端部11bの近傍に接続されている。水素ガス供給管13は、水素ガスが水素ガス管11内で旋回するように圧送して供給を行う。
酸素含有ガス供給管14は、一端部が酸素含有ガス供給源(図示せず)に接続されており、他端部が酸素含有ガス管12の第2の端部12bの近傍に接続されている。酸素含有ガス供給管14は、酸素含有ガスが酸素含有ガス管12内で旋回するように圧送して供給を行う。
次に、水素ガスバーナー装置1において、水素ガス管11内に水素ガスを供給し、酸素含有ガス管12に酸素含有ガスを供給して燃焼させるときの動作について詳述する。
図1及び図2に示すように、水素ガス管11内では水素ガスが第1の端部11a側に螺旋状に移動して噴出し、酸素含有ガス管12内では酸素含有ガスが第1の端部12a側に螺旋状に移動する。
このとき、水素ガス管11は径が小さいことから、第1の端部11aから噴出する際の水素ガスの旋回の径が小さくなる。同様に、酸素含有ガス管12の径は大きいため、酸素含有ガスの旋回の径は大きくなる。したがって酸素含有ガス管12内では、水素ガスが内側、酸素含有ガスが外側に配置された状態で、それぞれ同方向に、螺旋状に流れる状態となる。
ここで、酸素O(分子量32)の分子量は水素H(分子量2)の16倍である。螺旋状に流れる夫々のガスにかかる遠心力は、m:質量、v:速度、r:半径として、
Figure 2019045083
によって定まる。したがって、仮に酸素含有ガスを酸素Oと仮定した場合であっても、重量比の換算によれば、酸素含有ガスにかかる遠心力は水素ガスにかかる遠心力の16倍となり、酸素含有ガスにかかる遠心力の方が大きくなる。
そのため図3に示すように、酸素含有ガスは遠心力によって、酸素含有ガス管12の壁部12c側に向かう力が大きく働く。これに対し、水素ガスに働く遠心力は小さいため、水素ガスが壁部12c側に向かう力は相対的に小さい。したがって、質量差によって酸素含有ガスと水素ガスはより分離される状態となるため、ガス同士の混合が抑制される。
なお、水素ガス及び酸素含有ガスを旋回流とせずに用いる場合、バーナー自体の構造が複雑かつ非対称の形状であることが多く、ガス流はこのバーナー形状に依存した流れになる。そのため、不規則にガス同士が混合されやすく、ホットスポットが発生しやすくなる。しかしながら本実施形態では、夫々のガスを旋回流として用いることで、ガスの流れを容易にコントロールし、ホットスポットの発生を抑制することができる。
したがって、水素ガス管11を流れる水素ガスと、酸素含有ガス管12を流れる酸素含有ガスを同じ方向に旋回させるとともに、水素ガス管11の第1の端部11aから噴出する際の水素ガスの流速と、酸素含有ガス管12の酸素含有ガスの流速が略同速度とすることにより、遠心力によってガス同士の必要以上の混合を抑制できる。その結果、燃焼速度が緩やかになり、燃焼火炎によるホットスポットが発生しにくくなることで、NOxの発生を抑制することができる。
1 水素ガスバーナー装置
11 水素ガス管
12 酸素含有ガス管
13 水素ガス供給管
14 酸素含有ガス供給管

Claims (1)

  1. 管内に水素ガスが流通し、一端部に前記水素ガスが噴出する開口を有する円筒形状の水素ガス管と、
    前記水素ガス管を包囲するように同心円状に配置され、酸素含有ガスが流通する円筒形状の酸素含有ガス管と、
    前記水素ガス管内に水素ガスを供給する水素ガス供給管と、
    前記酸素含有ガス管内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給管と、を備え、
    前記水素ガス管は、前記水素ガスが噴出する端部とは異なる他端部側において、前記水素ガス管内を流れる水素ガスが旋回流となるように、管軸が交差した状態で前記水素ガス供給管が接続されており、
    前記酸素含有ガス管には、前記酸素含有ガス管内を流れる酸素含有ガスが旋回流となるよう、管軸が交差した状態で前記酸素含有ガス供給管が接続されており、
    前記水素ガス管から旋回しながら噴出する前記水素ガスの流速と、前記酸素含有ガス管内を旋回する酸素含有ガスの流速が略同速度である
    水素ガスバーナー装置。
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