JP2019044715A - 風力発電装置 - Google Patents

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    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

【課題】
ピッチ角制御で複数の制御機能を同時に実行する際に、優先すべき制御機能御を確実に動作させて安定性を確保し、信頼性を向上させる風力発電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
風を受けて回転するブレードと、前記ブレードのピッチ角を複数の制御機能で制御するピッチ角制御装置と、前記ピッチ角制御装置における前記複数の制御機能に対する出力調整手段とを備え、前記ピッチ角制御装置は、風力発電装置の状態に基づいて前記複数の制御機能のうち優先する制御機能を選択し、前記出力調整手段は、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能についてピッチ角出力を制限する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、風力発電装置または風力発電装置の制御方法に係り、特にピッチ角制御によって複数の制御機能を安定動作させる風力発電装置に関する。
近年、環境保護の面から、二酸化炭素の排出による地球温暖化や、化石燃料の枯渇等が問題視されている。そこで、化石燃料を使用せず、また、二酸化炭素の排出を抑えられる発電装置として、風力や太陽光などの自然から得られる再生可能エネルギーを利用した発電装置が注目を浴びている。
再生可能エネルギーを利用した発電装置の中では、太陽光発電装置が一般的であるが、日射によって直接的に出力が変化するため、出力変動が大きく、夜間は発電できない。それに対して風力発電装置は、風速や風向などの風況が安定した場所を選んで設置することで、昼夜を問わず比較的安定な発電が可能である。また、陸上よりも高風速で風況変化が少ない洋上に設置することも可能であるため、注目されている。
一般的な大型風力発電装置では、風を受けるブレードのピッチ角を変化させて風を受ける量を変化させて、風力発電装置のロータや発電機等の回転系の回転速度や発電量を一定に保つような制御がおこなわれている。この回転速度制御では、定格回転速度を超えて過回転になると、装置に過大な負荷を与えることになる。さらに、過回転状態が継続して回転速度が所定値を超えると、装置保護のためのシャットダウン動作に移行して発電を継続できなくなるため、回転速度を安定化し、特に過回転状態にならないようにすることが重要となる。
また、洋上に風車を設置する場合には、日本のような水深の深い場所が多い地域では、浮体を海底に係留してその上に風力発電装置を設置する浮体式が必須となる。浮体式では波や風によって浮体の振動が発生するため、ピッチ角制御で風によって受ける力を変化させて浮体の振動を抑制する振動抑制制御が行われている。この浮体の振動抑制制御に関しても、浮体の振動が大きくなって所定値を超えると危険なため、発電を停止するようになっているため、重要な機能となっている。
さらに、ピッチ角制御では、ブレードの荷重を低減したりヨー方向の力を発生させたりするために複数のブレードのピッチ角を個別に制御する独立ピッチ制御が行われる。
また、複数の風力発電装置を近接させて設置するウィンドファームでは、風上側の風力発電装置のロータの回転によって、風下側の風況が乱されるウェイクという現象が発生する。ウェイクでは、風速が低下しかつ乱流強度が増大するため、風下側の風力発電装置がウェイクの影響を受ける位置にある場合には、発電電力の減少や疲労強度の増加による寿命の低下が発生することになる。ピッチ角制御は、このようなウェイクの影響を低減するために複数の風力発電装置間の発電状態を制御するファーム制御にも適用されることが考えられる。
上記のように、ピッチ角制御では複数の制御機能を同時に実行することになるため、相互の制御機能間で干渉が発生し、重要な制御機能の動作に対して他の制御機能がそれに反する動作をして、重要な制御機能が有効に動作せずに発電が停止してしまう可能性がある。
このようなピッチ角制御の複数の制御機能に対して、例えば特許文献1では、「前記ブレードピッチ制御手段が、前記浮体運動検出手段の前記検出結果と前記ロータの回転状態の検出結果の重み付けを行い前記ロータの前記ブレードピッチを制御したことを特徴とする浮体式洋上風力発電施設の制御装置。」が開示されている。
WO2013−065323号公報
しかしながら、特許文献1の浮体式洋上風力発電施設の制御装置では、適切なタイミングで優先する制御機能を有効にすることができず、個々の制御機能を有効に動作させることが困難となるため、動作が不安定となって発電停止や発電効率が低下する可能性がある。
本発明の目的は、ピッチ角制御で複数の制御機能を同時に実行する際に、優先すべき制御機能御を確実に動作させて安定性を確保し、信頼性を向上させる風力発電装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明に係る風力発電装置は、風を受けて回転するブレードと、前記ブレードのピッチ角を複数の制御機能で制御するピッチ角制御装置と、前記ピッチ角制御装置における前記複数の制御機能に対する出力調整手段とを備え、前記ピッチ角制御装置は、風力発電装置の状態に基づいて前記複数の制御機能のうち優先する制御機能を選択し、前記出力調整手段は、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能についてピッチ角出力を制限することを特徴とする。
本発明によれば、ピッチ角制御で複数の制御機能を同時に実行する際に、優先すべき制御機能御を確実に動作させて安定性を確保し、信頼性を向上させる風力発電装置を提供することが出来る。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る浮体式風力発電装置の構成概要を示す図である。 風力発電装置における発電電力、発電機回転速度、発電機トルク、及びピッチ角の関係の一例を示す概略図である。 実施例1に係る風力発電装置のピッチ角制御部の概要を示すブロック図である。 実施例1に係るリミッタの入出力の関係の一例を示す概略図である。 実施例1に係る本発明適用有無における回転速度、回転速度制御ピッチ角、浮体振動制御ピッチ角、独立ピッチ制御ピッチ角及びピッチ角目標値の関係を示す概略図である。 実施例2に係る風力発電装置のピッチ角制御部の概要を示すブロック図である。 実施例2に係るゲインの入出力の関係の一例を示す概略図である。 実施例2に係る本発明適用有無におけるナセル傾斜角、浮体振動制御ピッチ角速度、回転速度制御ピッチ角速度、独立ピッチ制御ピッチ角速度、ピッチ角速度加算値及びピッチ角目標値の関係を示す概略図である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
図1から図5を用いて、実施例1における風力発電装置について説明する。図1は、本発明を適用可能な浮体式風力発電装置全体の概略構成図である。
図1の風力発電装置1は、回転軸(図では省略)を有するハブ2と、ハブ2に取付けられた複数のブレード3とで構成される、回転可能なロータ4を備えている。ロータ4は、図示しない回転軸を介してナセル5により回転可能に支持されており、ロータ4の回転力をナセル5内の発電機6に伝達するようになっている。ブレード2が風を受けることでロータ4が回転し、ロータ4の回転力で発電機6を回転させて電力を発生させている。なお、ナセル5内にはナセル5の傾斜角を計測する傾斜角センサ7が備えられている。
発電機6内には、発電機トルクを調整可能な発電機トルク調整装置8を備えており、発電機トルクを変更することで、ロータ4や発電機6の回転速度や風力発電装置1の発電電力を制御することが可能である。また、発電機6内には、回転速度を検出するための回転速度センサ9や、発電機が出力する有効電力を計測する電力センサ(図では省略)等も備えられている。
個々のブレード3は、風に対するブレード3の角度(ピッチ角)を調整可能なピッチ角調整装置10を備えており、このピッチ角を変更することによりブレード3の受ける風力(風量)を調整して、風に対するロータ4の回転エネルギーを変更するようになっている。これにより、広い風速領域において回転速度及び発電電力を制御することが可能となっている。
風力発電装置1において、ナセル5はタワー11上に設置されており、タワー11に対して回転可能な機構(図では省略)を有している。タワー11は、ハブ2やナセル5を介してブレード3の荷重を支持するようになっており、浮体12上に設置されている。浮体12は、多方向に延ばされた複数の係留索13によって洋上の所定位置に係留されている。
風力発電装置1はコントローラ12を備えており、回転速度センサ9から出力される回転速度、傾斜角センサ7から出力されるナセル傾斜角、発電機6から出力される発電電力等に基づいてコントローラ12で発電機トルク調整装置8とピッチ角調整装置10を調整することで、風力発電装置1の発電電力や回転速度を調整する。
図1では、コントローラ12はナセル5またはタワー11の外部に設置するように図示されているが、ナセル5またはタワー11の内部に配置してもよく、風力発電装置1の外部に設置することも可能である。
図2に、風力発電装置1の発電動作概要を示す。図2は、風速に対する発電電力、発電機の回転速度、発電機トルク及びピッチ角の関係を示しており、この図を用いて風力発電装置1の発電動作概要を説明する。各グラフの横軸は風速を示し、右側に行くほど風速が速くなる。また、各グラフの縦軸は上方に行くほど発電電力、回転速度、発電機トルクの各値が大きくなることを示している。ピッチ角に関しては、上方がフェザー(風を逃がす)側、下方がファイン(風を受ける)側となる。
発電は、ロータ4の回転を開始するカットイン風速Vinから回転を停止するカットアウト風速Voutの範囲で行われ、風速Vdまでは風速の増加に伴って発電電力値も増加するが、それ以上の風速では発電電力は一定となる。
コントローラ12では、カットイン風速Vinから風速Vaまでは回転速度が一定(Wlow)になるように発電機トルクを制御し、回転速度が定格回転速度Wrat以下となる風速Vaから風速Vbまでの範囲では、風速に対する発電電力が最大になるように回転速度から発電機トルクを算出して制御を行う。風速Vbを超えて回転速度が定格回転速度Wratに達したら、定格回転速度Wratを維持するように発電機トルク及びピッチ角を制御する。基本的には、発電電力を確保するために、発電機トルクの制御を行う。発電機トルクの制御では、風速Vbから風速Vdの範囲で、風速に応じて発電機トルクを定格発電機トルクQratになるまで変化させ、風速Vdからカットアウト風速Voutまでの範囲では、定格発電機トルクQratを保持し、その間の発電電力は定格発電電力Pratとなる。
ピッチ角の制御では、風速Vcまではピッチ角をファイン側Θminに保持し、風速VcからカットアウトVoutの範囲で、風速に応じてピッチ角をファイン側Θminからフェザー側Θmaxまで変化させる。ただし、図2の例においては、風速Vcから風速Vdの範囲で発電機トルクとピッチ角の制御をオーバラップさせているが、これはVc=Vdとしてオーバラップをなくし、発電機トルクの制御とピッチ角の制御を独立に実行させるようにしてもよい。
図3は、本発明の実施例1における風力発電装置1のピッチ角制御部の一例の概要を示すブロック図である。実施例1のピッチ角制御装置100は、コントローラ12内に設けられており、回転速度制御部101、浮体振動制御部102、独立ピッチ制御部103、リミッタ104〜106、リミッタ制御部107、加算部108から構成される。
回転速度制御部101では、入力された回転速度を所定値に保つようにピッチ角を制御するようになっている。ピッチ角調整装置10は、本来図2で説明したような回転速度制御のために設けられたものであり、ピッチ角制御で実施される複数の制御機能の中でも回転速度制御は、基本的に優先度の高い制御機能となる。特に強風などにより回転速度が定格回転速度を超えて過回転になると、装置保護のためのシャットダウン動作に移行して発電を継続できなくなる。そこで、回転速度が定格回転速度以上の所定の閾値に達して、過回転になりそうな場合には、迅速にピッチ角を制御してロータ回転速度を低下させることが重要となる。また、回転速度が閾値以下の場合でも浮体12が振動してナセル5が風上側に大きく動いた場合には、ブレード3の相対風速が増大し、回転数が急上昇して過回転になる可能性があるため、ロータ回転速度を抑制するようなピッチ角制御による対応が必要である。
浮体振動制御部102では、ナセル傾斜角が入力され、ナセル振動のうち浮体振動に起因する振動を低減するようにピッチ角を制御する。浮体式風力発電装置では、浮体12の振動によってブレード3の相対風速が変化し、それに対応してロータ4に加わるスラスト力も変化する。このスラスト力の変化によって浮体がさらに振動し、振動が増幅されていくネガティブダンピングが発生する。浮体振動制御では、浮体12の動きとは逆方向にスラスト力を変化させるようにピッチ角を制御して、浮体12の振動を低減させる。特に浮体12の振動が増大して、振動幅が所定の閾値以上になると、危険であり発電を停止する必要があるため、優先的に振動を抑制するような、ピッチ角制御による振動増大時の対応が重要となる。
独立ピッチ制御部103では、ロータ4の回転角度位置であるアジマス角が入力され、ブレードの荷重を低減したりヨー方向の力を発生させたりするように、アジマス角に同期させて複数のブレードのピッチ角を個別に制御するようになっている。独立ピッチ制御の動作によって発電が停止することはないため、優先順位は高くないが、ブレード荷重低減等による装置長寿命化のためには、可能なかぎり動作させておくことが望ましい。
リミッタ104では回転速度制御部101から出力されるピッチ角を、リミッタ105では浮体振動制御部102から出力されるピッチ角を、またリミッタ106では独立ピッチ制御部103から出力されるピッチ角を、リミッタ制御部107から個別に設定されるリミット値で、個々に制限した値を出力する。
リミッタ制御部107では、入力される発電電力、回転速度、ナセル傾斜角から優先する制御機能を決定する。また、優先する制御機能を決定したら、回転速度制御部101、浮体振動制御部102及び独立ピッチ制御部103から出力される各ピッチ角の値に基づいて、優先する制御機能のピッチ動作と逆の方向の動作を抑制するように、リミッタ104〜106のリミット値を設定する。このようにすることで、優先する制御機能を確実に動作させることが可能になる。なお、常時優先する制御機能を決定して動作させることもできるが、他の制御機能の動作が不安定になる可能性がある。優先する制御機能の決定は必要となる期間のみに限定し、通常は各制御機能が並列に動作するようにすることが望ましい。
加算部108では、リミッタ104〜106から出力されるピッチ角を加算して、最終的なピッチ角目標値を算出する。
以下、回転速度が定格回転速度以上の所定の閾値以上に上昇し、回転速度制御の特に回転速度低減を優先することが必要になった場合について説明する。
図4に、実施例1におけるリミッタ104〜106の入出力の関係の一例を示す。図4の横軸はリミッタのピッチ角入力であり、縦軸はリミッタのピッチ角出力を示す。ピッチ角指令のリミッタへの入力がファイン側からフェザー側に変更されれば、それに従い、リミットが出力するピッチ角指令もファイン側からフェザー側に変更される。ただし、入力されるピッチ角が一定以上若しくは以下になった場合、フェザー側若しくはファイン側にそれ以上若しくはそれ以下のピッチ角を出力しないようにリミットが設定されている。
本実施例において、回転速度が上昇して回転速度制御の回転速度低減を優先する場合には、回転速度制御以外の制御部について回転速度の低減を妨害するピッチ角のファイン側への動きを制限するように、ファイン側リミット値をフェザー側に変更する。その際のリミッタ105及びリミッタ106のファイン側リミット値は、優先する制御機能が選択された時点での浮体振動制御部102及び独立ピッチ制御部103のピッチ角をそれぞれ設定する。このようにすることで、浮体振動制御及び独立ピッチ制御のピッチ角が、優先する制御機能が選択された時点よりもファイン側に変化することがなくなり、回転速度制御が有効に動作して回転速度を迅速に低下させることができる。
ロータの回転速度が所定の閾値以下になった場合、リミッタ105及びリミッタ106のファイン側リミット値を通常時の値に戻す。つまり、ピッチ角制御部内のいずれかの制御機能を優先するモードへの変更は、風力発電装置のパラメータ(例えば風速、ロータ回転速度、タワーの振動、ナセルに設置された加速度計の検出値、接続された系統状態、若しくはそれらの予兆的数値等)が所定の条件を満たした場合に生じ、パラメータが同じ若しくは異なる条件になると正常に戻ったと判断し、いずれかの制御機能を優先するモードを停止して、ピッチ角制御の制限状態を通常の状態に戻す。
図5は、実施例1における発明の効果を示す概要図である。図5の横軸は時刻を示し、縦軸は図上方より回転速度、回転速度制御ピッチ角、浮体振動制御ピッチ角、独立ピッチ制御ピッチ角及びピッチ角目標値を示す。また、図5の回転速度、浮体振動制御ピッチ角、独立ピッチ制御ピッチ角及びピッチ角目標値に示す破線は、本実施例を適用しない場合の結果であり、実線が本実施例を適用した場合の結果を示している。
図5は、風速の変化によって回転速度が急速に上昇した例であり、回転速度制御のピッチ角はフェザー側に変化して回転速度を低減させようとしている。本実施例を適用しない場合には、回転速度が上昇中にも浮体振動制御や独立ピッチ制御のピッチ角がファイン側に変化しているため、回転速度の低減が遅れて過回転になる可能性がある。
それに対して、本実施例を適用した場合には、回転速度が閾値を超えるT1からT2の間、浮体振動制御や独立ピッチ制御のピッチ角のファイン側への変化が制限されるため、回転速度が迅速に低減して、過回転を回避することが可能になる。
なお、上記実施例において、リミッタ105及びリミッタ106のファイン側リミット値を制御機能が選択された時点での各制御のピッチ角としたが、これは各制御のピッチ角が設定したリミット値よりフェザー側に変化した場合に更新するようにしてもよく、各制御のピッチ角に関わらず所定の値を設定するようすることもできる。また制限する制御機能が複数ある場合は、重要度に応じ異なるリミット値を設定することもできる。さらに、リミッタの機能としてファイン側のリミット値とせず、上述の制御期間にある間固定値に制限することでも、ロータ回転速度低減を優先した制御にできる。ただしその場合、他の制御がファイン寄りになったときのロータ回転速度低減効果を得ることができない。
また、前述のように、回転速度が閾値以下の場合でも浮体12が振動してナセル5が風上側に大きく動いた場合には、ブレード3の相対風速が増大し、ロータの過回転が生じる場合がある。それに対応するために ブレードの回転速度が上述の回転速度低減を優先する所定の第1の回転速度以下の状態であっても、所定の第2の回転速度を超え、かつ風力発電装置のタワーを曲げる方向への振動により風上側への移動速度が所定以上になった場合に、予防的に優先する制御機能として前記ブレードの回転速度を制御する機能を選択し、ピッチ角を確実にフェザー側へ変化させるように、他の機能を制限することができる。
図6から図8を用いて、実施例2における風力発電装置について説明する。なお、実施例1と重複する点については詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の実施例2における浮体式風力発電装置1のピッチ角制御部の一例の概要を示すブロック図である。実施例2のピッチ角制御装置200は、コントローラ12内に設けられており、回転速度制御部201、浮体振動制御部202、独立ピッチ制御部203、ゲイン204〜206、ゲイン制御部207、加算部208、ピッチ角演算部から構成される。
回転速度制御部201、浮体振動制御部202及び独立ピッチ制御部203は、実施例1の回転速度制御部101、浮体振動制御部102及び独立ピッチ制御部103のそれぞれと基本的機能は同じであるが、出力としてピッチ角ではなくピッチ角速度を出力する点が異なる。
ゲイン204〜206は、それぞれ回転速度制御部201、浮体振動制御部202及び独立ピッチ制御部203から出力されるピッチ角速度のゲインであり、フェザー側移動に対応するフェザー側ゲインKfeと、ファイン側移動に対応するファイン側ゲインKfiとに分かれておいる。各ゲイン値はゲイン制御部207によって個別に設定されており、通常はどちらも1(増減なし)になっている。
ゲイン制御部207では、入力される発電電力、回転速度、ナセル傾斜角から優先する制御機能を決定し、ゲイン204〜206のゲイン値を設定する。その際に、優先する制御機能のピッチ角速度と逆方向のピッチ角速度のゲインを、通常の値より小さな値(<1)に変更することで、優先する制御機能に反する動きを制限することができ、優先する制御機能を確実に動作させることが可能になる。
加算部208では、ゲイン204〜206から出力されるピッチ角速度を加算する。ピッチ角演算部209では、加算部208で加算されたピッチ角速度を積分してピッチ角に変換し、最終的なピッチ角目標値を出力する。
以下、浮体振動の振幅が所定の閾値以上に増大し、浮体振動制御を優先することが必要になった場合について説明する。
図7に、実施例2におけるゲイン204及びゲイン206の入出力の関係の一例を示す。図7の横軸はゲインのピッチ角速度入力、縦軸はゲインのピッチ角速度出力であり、浮体振動制御のピッチ角速度がフェザー側の場合を示す。浮体振動が増大して浮体振動制御を優先する場合には、それ以外の制御部による浮体振動の低減を妨害するファイン方向のピッチ角の動きを制限するように、ゲイン204及びゲイン206のファイン側ゲインKfiが1より小さくなるように低減する。このようにすることで、浮体振動制御によるピッチ角の移動方向と反する、回転速度制御及び独立ピッチ制御のピッチの移動を抑制でき、浮体振動制御が有効に動作して浮体振動を迅速に低減させることができる。
図8は、実施例2における発明の効果を示す概要図である。図8の横軸は時刻を示し、縦軸は図上方よりナセル傾斜角、浮体振動制御ピッチ角速度、回転速度制御ピッチ角速度、独立ピッチ制御ピッチ角速度、ピッチ角速度加算値及びピッチ角目標値を示す。また、図8のナセル傾斜角、回転速度制御ピッチ角速度、独立ピッチ制御ピッチ角速度、ピッチ角速度加算値及びピッチ角目標値に示す破線は、本実施例を適用しない場合の結果であり、実線が本実施例を適用した場合の結果を示している。
図5は、風速や波の変化によって浮体振動が急速に増大した例であり、浮体振動制御のピッチ角速度はナセル傾斜角に応答して浮体振動を低減させようとしている。本実施例を適用しない場合には、回転速度制御や独立ピッチ制御のピッチ角速度が、浮体振動制御のピッチ角速度と反する動きをする場合があるため、浮体振動の低減が遅れている。
それに対して、本実施例を適用した場合には、浮体振動の振幅が閾値を超えるT1以降、回転速度制御や独立ピッチ制御のピッチ角速度の浮体振動制御のピッチ角速度と反する変化が制限されるため、浮体振動を迅速に低減することが可能になる。なお、各制御に対するゲイン値は個別に設定可能である。図8の例では、優先順位の高い回転速度制御はゲイン値を1/2にして動作の不安定化を防ぐようにし、優先順位が低く動作が不安定になる可能性の低い独立ピッチ制御のゲイン値は0に設定している。
上記実施例においては、浮体式風力発電装置について記載しているが、本発明は陸上や着床式風力発電装置にも適用可能である。具体的には、陸上や着床式であっても、ロータの過回転やタワーの曲げによる振動の課題があり、本発明はこれらに適用可能である。また、本発明の対象とする制御機能は上記実施例に記載のものに限定されず、ピッチ角制御によって実現される制御機能であれば本発明を適用することができる。さらに、ピッチ角の動きを抑制するための出力調整手段として、リミッタ又はゲインを使用しているが、それ以外の出力調整手段を使用することも可能である。また、種類の異なる複数の出力調整手段を備えておき、それらを同時に使用したり、状況に応じて切り替えて使用したりすることもできる。
本実施例は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本実施例を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…浮体式風力発電装置、2…ハブ、3…ブレード、4…ロータ、5…ナセル、6…発電機、7…傾斜角センサ、8…発電機トルク調整装置、9…回転速度センサ、10…ピッチ角調整装置、11…タワー、12…コントローラ、13…浮体、14…係留索、100,200…ピッチ角制御装置、101,201…回転速度制御部、102,202…浮体振動制御部、103,203…独立ピッチ制御部、104〜106…リミッタ、107…リミッタ制御部、108、208…加算部、204〜206…ゲイン、207ゲイン制御部、209…ピッチ角演算部。

Claims (10)

  1. 風を受けて回転するブレードと、
    前記ブレードのピッチ角を複数の制御機能で制御するピッチ角制御装置と、
    前記ピッチ角制御装置における前記複数の制御機能に対する出力調整手段とを備え、
    前記ピッチ角制御装置は、風力発電装置の状態に基づいて前記複数の制御機能のうち優先する制御機能を選択し、
    前記出力調整手段は、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能についてピッチ角出力を制限することを特徴とする風力発電装置。
  2. 請求項1に記載の風力発電装置であって、
    前記出力調整手段は、ゲイン若しくはリミッタの少なくとも一方を備えていることを特徴とする風力発電装置。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記複数の制御機能に前記ブレードの回転速度を制御する機能が含まれ、
    前記ピッチ角制御装置は、前記ブレードの回転速度が所定の第1の回転速度を超えた場合に、前記優先する制御機能として前記ブレードの回転速度を制御する機能を選択することを特徴とする風力発電装置。
  4. 請求項3に記載の風力発電装置であって、
    前前記ブレードの回転速度が第1の回転速度以下の第2の回転速度を超えかつ前記風力発電装置の風上側への所定以上の振動を検出した場合に、前記優先する制御機能として前記ブレードの回転速度を制御する機能を選択する風力発電装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記複数の制御機能に前記風力発電装置の振動を抑制制御する機能が含まれ、
    前記ピッチ角制御装置は、前記風力発電装置の振動が所定値を超えた場合に、前記優先する制御機能として前記風力発電装置の振動を抑制制御する機能を選択することを特徴とする風力発電装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記出力調整手段は、リミッタを備え、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能について、フェザー側若しくはファイン側のピッチ角リミットを変更することを特徴とする風力発電装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記出力調整手段は、ゲインを備え、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能について、1より小さいゲインを設定することを特徴とする風力発電装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記出力調整手段は、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか一つ以上の制御機能について、ピッチ角を固定することを特徴とする風力発電装置。
  9. 請求項2に記載の風力発電装置であって、
    前記出力調整手段は、前記優先する制御機能以外であって、前記複数の制御機能のいずれか2つ以上の制御機能について、異なるゲイン若しくは異なるリミットを設定することを特徴とする風力発電装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の風力発電装置であって、
    前記ピッチ角制御装置は、前記風力発電装置のパラメータが所定の条件を満たした場合に、前記複数の制御機能のうち優先する制御機能を選択し、
    前記ピッチ角制御装置は、前記風力発電装置のパラメータが他の条件を満たした場合に、前記複数の制御機能のうち優先する制御機能の選択を解除することを特徴とする風力発電装置。
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