JP2019043756A - 吊下げ収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により収納本体に収納されている物品の出し入れが可能な吊下げ収納体を提供する。【解決手段】吊下げられた状態で搬送されるバッグ10であり、バッグ本体20と吊下げ部材30と枠体40とを備え、吊下げ部材30に対して揺動してバッグ本体20の姿勢を変更する枠体40は物品90をバッグ本体20に投入するための投入口43を有し、排出口24と物品90を受け止めるフラップ50を有するバッグ本体20の姿勢が物品90を搬送するための姿勢から、投入口43から物品90を投入するための姿勢に変更されることにより、フラップ50が物品90を受け止めるとともに、物品90が排出口24から排出可能となり、バッグ本体20の姿勢が、投入口43から物品90を投入するための姿勢から、物品90を搬送するための姿勢に変更されることにより、フラップ50により受止められている物品90がバッグ本体20に収納されるものである。【選択図】図3

Description

本発明は、物品を収納可能に構成され、レールに吊下げられた状態で搬送される吊下げ収納体に関するものである。
従来、小物等の物品を搬送する搬送設備としては、ローラコンベヤやベルトコンベヤ等の床面上に設置したコンベヤを用いて物品を搬送する搬送設備と、ハンガーソーター等の懸吊装置を用いて物品を搬送する搬送設備と、がある。
懸吊装置を用いた搬送設備においては、懸吊装置のレールに吊り下げられた吊下げ収納体に物品を収納し、物品を収納した吊下げ収納体をレールに吊り下げた状態で搬送する。
ここで、懸吊装置を用いた搬送設備において従来から用いられている吊下げ収納体としては、特許文献1に示す吊下げ収納体のように、物品を収納するポケット本体部(収納本体)と、ポケット本体部を吊り下げるフレームと、懸吊装置に吊下げられるとともにフレームを固定するフック状の吊下げエレメントと、から構成されるものがある。特許文献1に示す吊下げ収納体は、そのポケット本体部が、後方壁部と、前方壁部と、後方壁部と前方壁部とを接続するベース部と、から構成され、前方壁部にはポケット本体部に収納されている物品を排出する開口部が形成されている。特許文献1に示す吊下げ収納体においては、上記フレームの傾きを吊下げエレメントに対して変更することで、後方壁部と、前方壁部と、の相対的な垂直方向の位置が変更されるとともに、ポケット本体部内の物品が開口部から排出される。
米国特許出願公開第2016/0159558号明細書
しかしながら、特許文献1に示す吊下げ収納体においては、物品を収納するポケット本体部(収納本体)を形成する後方壁部、前方壁部、及びベース部が異なる部材(部位)で構成されているとともに、ベース部を揺動させることによりポケット本体部(収納本体)内の物品を開口部から排出可能な構成であることからポケット本体部(収納本体)自体の構成が複雑であるという問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成によって収納本体に収納されている物品の出し入れが可能な吊下げ収納体を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の吊下げ収納体は、物品を収納可能に構成され、レールに吊下げられた状態で搬送される吊下げ収納体であって、前記物品を収納する収納本体と、前記収納本体を前記レールに吊下げるための吊下げ手段と、前記吊下げ手段に対する前記収納本体の姿勢を変更する姿勢変更部材と、を備え、前記姿勢変更部材は、前記物品を前記収納本体に投入するための投入口を有するとともに、前記吊下げ手段により揺動可能に支持されて、前記吊下げ手段に対して揺動することにより前記収納本体の姿勢を変更し、前記収納本体は、前記収納本体に収納されている物品を排出するための排出口と、前記投入口から投入される物品を受け止める受止め部材と、を有するとともに、その姿勢が、前記姿勢変更部材の揺動より、前記物品を搬送するための姿勢と、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢とに変更可能に構成され、前記収納本体の姿勢が、前記物品を搬送するための姿勢から、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢に変更されることによって、前記受止め部材が前記投入口から投入される物品を受け止めるとともに、前記収納本体に収納されている物品が前記排出口から排出可能となり、前記収納本体の姿勢が、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢から、前記物品を搬送するための姿勢に変更されることによって、前記受止め部材により受止められている物品が前記収納本体に収納されるものである。
上記構成では、物品が投入口から投入されることにより、受止め部材が当該物品を受け止めるとともに、収納本体に収納されている物品が排出口から排出される。また、収納本体がレール上を搬送されることにより、受止め部材によって受止められている物品が収納本体に収納される。
本発明の吊下げ収納体は、上記吊下げ収納体において、前記受止め部材は、前記収納本体の姿勢が前記物品を搬送するための姿勢となることにより、前記収納本体に収納されている物品が前記排出口から排出されることを阻止するものである。
上記構成では、収納本体がレール上を搬送されることにより、排出口からの物品の排出が受止め部材によって阻止される。
本発明の吊下げ収納体は、上記吊下げ収納体において、前記受止め部材は、前記姿勢変更部材に連結され、前記姿勢変更部材の揺動と連動して前記収納本体に対して揺動することで、前記投入口から投入される物品を受け止める姿勢と、受け止めている物品を前記収納本体における物品の収納位置に移す姿勢と、に変更可能に構成されるものである。
上記構成では、受止め部材の姿勢が、姿勢変更部材の揺動により、投入口から投入される物品を受け止める姿勢と、受け止めている物品を収納本体における物品の収納位置に移す姿勢と、に変更される。
本発明の吊下げ収納体は、上記吊下げ収納体において、前記姿勢変更部材は枠体により形成されるとともに、前記吊下げ手段に対して揺動可能に支持され、前記収納本体は、前記枠体の一方側から吊り下げられて形成される第1面と、前記枠体の他方側から吊り下げられることにより前記第1面に対向して形成される第2面と、を有するとともに、前記第1面と前記第2面とが一体の部材に形成され、前記第1面又は前記第2面のいずれか一方に前記排出口が形成され、前記排出口は、前記枠体が前記吊下げ手段に対して揺動することで前記第1面及び前記第2面が移動することにより、前記収納本体に収納されている物品を排出可能な位置まで移動するものである。
上記構成では、姿勢変更部材を構成する枠体が吊下げ手段に対して揺動することにより、排出口からの物品の排出が可能となる。
本発明の吊下げ収納体は、上記吊下げ収納体において、前記受止め部材は、前記枠体に連結されるとともに、前記枠体を揺動させることよりその姿勢が変更されるものである。
上記構成では、受止め部材の姿勢が、枠体の揺動により、投入口から投入される物品を受け止める姿勢と、受け止めている物品を収納本体における物品の収納位置に移す姿勢と、に変更される。
本発明の吊下げ収納体によれば、姿勢変更部材を吊下げ手段に対して揺動することにより収納本体の姿勢が変更可能であることから、簡単な構成によって収納本体に収納されている物品の出し入れを容易に且つ確実に行うことができる。
本発明に係る吊下げ収納体が用いられる搬送設備の投入エリアの概略側面図である。 本発明に係る吊下げ収納体が用いられる搬送設備の排出エリアの概略側面図である。 本発明に係る吊下げ収納体の斜視図である。 (a)は、本発明に係る吊下げ収納体の物品投入時の斜視図、(b)は、本発明に係る吊下げ収納体の搬送時の斜視図、(c)は、本発明に係る吊下げ収納体の物品排出時の斜視図である。 (a)は、本発明に係る別実施例の吊下げ収納体の物品投入時の斜視図、(b)は、本発明に係る別実施例の吊下げ収納体の搬送時の斜視図、(c)は、本発明に係る別実施例の吊下げ収納体の物品排出時の斜視図である。 本発明に係る吊下げ収納体の別実施の枠体の斜視図である。
本発明に係る吊下げ収納体であるバッグ10について説明する。なお、本発明は、以下に示すバッグ10に限定されるものではない。また、以下の説明では、バッグ10の搬送方向Hをバッグ10の前後方向とし、バッグ10の搬送方向Hに対して水平に直交する方向をバッグ10の左右方向として説明する。
図1及び図2に示すように、バッグ10は、個別の予め登録されたユーザー(顧客)から注文(要求)を受けた物品90を、ユーザーが割り付けられた集品容器91に集めて配送する搬送設備80において用いられるものである。なお、本発明は、以下に示す搬送設備80において用いられるものに限定されるものではない。
搬送設備80は、物品90をバッグ10に投入するための投入エリア81と、物品90をバッグ10から排出するための排出エリア82と、搬送設備80の各エリア間においてバッグ10を吊り下げた状態で搬送するハンガーソーター60と、搬送設備80の各エリア間において床面より上方に離れた天井側に設けられるレール61と、を備える。搬送設備80においては、投入エリア81にてユーザーから注文を受けた物品90をバッグ10に投入して収納し、物品90を収納したバッグ10をハンガーソーター60により排出エリア82まで搬送することで、バッグ10内の物品90が集品容器91内に集品される。
図1に示すように、投入エリア81には、バッグ10に収納する物品90をバッグ10まで搬送するための第1搬送コンベヤ83と、バッグ10の姿勢を変更するための第1ガイドレール84と、が設けられている。
第1搬送コンベヤ83は、物品90を一定の間隔で搬送可能な公知のコンベヤであり、バッグ10への物品90の投入位置まで物品90を搬送する。第1搬送コンベヤ83は、物品90を当該投入位置まで搬送すると、自動で物品90をバッグ10へ投入する。
第1ガイドレール84は、バッグ10の搬送方向Hに沿って設けられる一対の長尺状の部材であり、その一端から他端に向かって上方に傾斜する傾斜部分84Aと、傾斜部分84Aから他端に向かって水平に形成される水平部分84Bと、を備える屈曲状のガイドレールである。図3に示すように、第1ガイドレール84は、その一対の長尺状の部材(レール)の間隔が、後述する枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の両端部分が当接可能な間隔に設定されている。第1ガイドレール84は、平面状に形成される傾斜部分84A及び水平部分84Bにおいて、ハンガーソーター60により搬送されるバッグ10をガイドする。第1ガイドレール84は、バッグ10を傾斜部分84Aにおいてガイドすることでバッグ10の姿勢を徐々に変更し、バッグ10を水平部分84Bにおいてガイドすることでバッグ10の姿勢を物品90の投入可能な姿勢に変更する。
図2に示すように、排出エリア82には、バッグ10の姿勢を変更するための第2ガイドレール85と、バッグ10から排出される物品90を受けるコンベヤ86と、が設けられる。
第2ガイドレール85は、第1ガイドレール84と同様に、傾斜部分85Aと、水平部分85Bと、を備える。第2ガイドレール85は、バッグ10を傾斜部分85Aにおいてガイドすることでバッグ10の姿勢を徐々に変更し、バッグ10を水平部分85Bにおいてガイドすることでバッグ10の姿勢を物品90の排出可能な姿勢に変更する。第2ガイドレール85は、その一対の長尺状の部材(レール)の間隔が、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の両端部分が当接可能な間隔に設定されている。
コンベヤ86は、バッグ10から排出される物品90を一定の間隔で搬送可能な公知のコンベヤであり、バッグ10が物品90を排出する排出位置の下方に配置される。コンベヤ86は、バッグ10から受け取った物品90を、その下流側に搬送される集品容器91まで搬送する。
図1及び図2に示すように、ハンガーソーター60は、バッグ10を吊下げて搬送する懸吊装置であり、バッグ10を吊り下げた状態で支持する支持体63と、レール61と係合して支持体63を走行させる走行体64と、を備える。
図1から図3に示すように、バッグ10は、物品90を収納するバッグ本体20(「収納本体」の一例)と、バッグ本体20をハンガーソーター60の支持体63を介してレール61に吊下げる吊下げ部材30(「吊下げ手段」の一例)と、吊下げ部材30に対するバッグ本体20の姿勢を変更する枠体40(「姿勢変更部材」の一例)と、から構成されている。
図3に示すように、バッグ本体20は、枠体40の前側(「枠体の一方側」の一例)から吊り下げられて形成される前面21(「第1面」の一例)と、枠体40の後側(「枠体の他方側」の一例)から吊り下げられることにより前面21に対向して形成される後面22(「第2面」の一例)と、を有するとともに、前面21と後面22とが一体の部材により形成されるものである。すなわち、バッグ本体20は、帯状の布体により形成され、その長手方向の両端部が枠体40に取り付けられることにより、側面視略U字形状に垂れ下がった状態で枠体40に支持されるものである。バッグ本体20は、枠体40から垂れ下がった布体の内部(前面21と後面22との間の空間)であって、その布体の垂れ下がりの下部に物品90を収納する収納部23(収納本体における物品の収納部分)を有する。バッグ本体20は、前面21の下部にバッグ本体20の収納部23に収納されている物品90を排出するための排出口24が形成されている。
吊下げ部材30は、ハンガーソーター60の支持体63と係合するフック31と、フック31に固定されて枠体40を揺動可能に支持するブロック体32と、から構成されている。フック31は、支持体63に対して吊下げ可能に構成される。フック31が支持体63に係合することで、バッグ10がハンガーソーター60に吊下げられる。ブロック体32は、枠体40の前側を揺動可能に支持する。
枠体40は、環状の長方形状の枠材により構成される。枠体40は、吊下げ部材30のブロック体32に支持される上側枠材41を揺動軸として下側枠材42が上下方向に揺動するように構成される。枠体40は、上側枠材41及び下側枠材42の長さAが、バッグ本体20の左右方向の長さaより長く構成されており、上側枠材41及び下側枠材42の両端部分に、第1ガイドレール84及び第2ガイドレール85が当接する。枠体40は、その環状の枠材により囲まれる部分がバッグ本体20の内部に物品90を投入するための投入口43として構成される。
バッグ10は、バッグ本体20の内部に、投入口43から投入される物品90を受け止めるフラップ50(「受止め部材」の一例)が設けられている。フラップ50は、バッグ本体20と同様の長方形状の布体により形成される。フラップ50は、その前側端部がバッグ本体20の前面21の内側であって排出口24の上方に固定され、その後側端部が一対の紐体51を介して枠体40の下側枠材42に取り付けられている。すなわち、フラップ50は、一対の紐体51を介して枠体40に連結されている。フラップ50は、その左右方向の長さBがバッグ本体20の左右方向の長さaと同程度の長さに形成される。フラップ50は、その前後方向(上下方向)の長さYが枠体40の左右の枠材44、45の長さXと同程度の長さに形成される。なお、フラップ50は、バッグ本体20の排出口24の開口面積より大きく構成される。
次に、バッグ10による物品90の搬送時、バッグ10への物品90の投入時、及びバッグ10からの物品90の排出時におけるバッグ10の姿勢について説明する。
バッグ10(バッグ本体20)に物品90を投入する場合には、図4(b)に示すように吊下げ部材30(ブロック体32)に対して垂れ下がっている枠体40を、図4(a)に示すようにブロック体32に対して揺動させて上方に持ち上げることにより、枠体40をブロック体32に対して水平な姿勢にする。具体的には、図1及び図4に示すように、バッグ10を第1ガイドレール84まで搬送し、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の左右両端部を、第1ガイドレール84の傾斜部分84Aにガイド(当接)させながらバッグ10を搬送する。これにより、ブロック体32に対して垂れ下がっている枠体40がブロック体32に対して上方に持ち持ち上がる。さらに、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の左右両端部を第1ガイドレール84の水平部分84Bにガイド(当接)させながらバッグ10を搬送することで、枠体40がブロック体32に対して水平な姿勢となる。
一方で、ブロック体32に対して垂れ下がっている枠体40がブロック体32に対して上方に持ち上がることで、バッグ本体20の後面22が枠体40により持ち上げられてバッグ本体20の後面22側が上方向に移動し、それに伴ってバッグ本体20の前面21側が下方向に移動する。そして、枠体40がブロック体32に対して水平な姿勢となることで、バッグ本体20の前面21と後面22との間の空間(収納部23)が前後方向に広がる。
また一方で、ブロック体32に対して垂れ下がっている枠体40がブロック体32に対して上方に持ち上がることで、枠体40に取り付けられている一対の紐体51が上方に引っ張られる。一対の紐体51が上方に引っ張られることで、バッグ本体20の前面21に対して垂れ下げっているフラップ50がバッグ本体20の前面21に対して上方に持ち上げられる。そして、枠体40がブロック体32に対して水平な姿勢となることで、一対の紐体51がさらに上方に引っ張られて、フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して水平な姿勢となる。
このように、枠体40が持ち上がることで、枠体40に形成される投入口43がバッグ本体20に対して開いた状態になるとともに、バッグ本体20の前面21と後面22との間の空間が広がる。すなわち、バッグ10の姿勢が、投入口43から物品90を投入するための姿勢(バッグ本体20に対して物品90を投入可能な姿勢)となる。また同時に、フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して水平な姿勢となり、投入口43から投入される物品90を受け止める姿勢となる。
バッグ10(バッグ本体20)に物品90を収納して搬送する場合には、図4(a)に示すように吊下げ部材30(ブロック体32)に対して水平な姿勢にある枠体40を、図4(b)に示すようにブロック体32に対して揺動させて下方に倒すことにより、枠体40をブロック体32に対して垂れ下がった姿勢にする。具体的には、図1及び図4に示すように、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の左右両端部が第1ガイドレール84の水平部分84Bから離れる位置までバッグ10を搬送することで、ブロック体32に対して水平な姿勢にある枠体40がブロック体32に対して下方に垂れ下がる。
一方で、枠体40がブロック体32に対して垂れ下がることで、バッグ本体20の後面22側が下方向に移動し、バッグ本体20の前面21側が上方向に移動する。そして、バッグ本体20の前面21と後面22との間の空間(収納部23)が狭まる。
また一方で、枠体40がブロック体32に対して垂れ下がることで、枠体40により引っ張られていた一対の紐体51が下方に垂れ下がる。一対の紐体51が下方に垂れ下がることで、バッグ本体20の前面21に対して水平な姿勢であったフラップ50がバッグ本体20の前面21に対して垂れ下がる。フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して垂れ下がることで、フラップ50によって受け止められていた物品90がフラップ50から滑り落ち、バッグ10の収納部23(バッグ本体20の底部)に収納される。また、フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して垂れ下がることで、バッグ本体20の前面21に形成される排出口24がフラップ50によって塞がれる。
このように、枠体40が垂れ下がることで、枠体40に形成される投入口43がバッグ本体20に対して閉じた状態になるとともに、バッグ本体20の前面21と後面22との間の空間が狭まる。すなわち、バッグ10の姿勢が、物品90を搬送するための姿勢(バッグ本体20に対して物品90を収納可能な姿勢)となる。また同時に、フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して垂れ下がることで、受け止めている物品90をバッグ10の収納部23(バッグ本体20の底部)に移す姿勢になるとともに、バッグ10の収納部23に収納されている物品90がバッグ本体20の排出口24から排出されることを阻止する。
バッグ10(バッグ本体20)から物品90を排出する場合には、図4(b)に示すように吊下げ部材30(ブロック体32)に対して垂れ下がっている枠体40を、図4(c)に示すようにブロック体32に対して揺動させて上方に持ち上げることにより、枠体40をブロック体32に対して水平な姿勢にする。具体的には、図2及び図4に示すように、バッグ10を第2ガイドレール85まで搬送し、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の左右両端部を、第2ガイドレール85の傾斜部分85Aにガイド(当接)させながらバッグ10を搬送する。これにより、ブロック体32に対して垂れ下がっている枠体40がブロック体32に対して上方に持ち上がる。さらに、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の左右両端部を第2ガイドレール85の水平部分85Bにガイド(当接)させながらバッグ10を搬送することで、枠体40がブロック体32に対して水平な姿勢にする。
一方で、ブロック体32に対して垂れ下がっている枠体40がブロック体32に対して上方に持ち上がることで、バッグ本体20の後面22側が枠体40に持ち上げられて上方向に移動し、バッグ本体20の前面21側が下方向に移動する。これにより、バッグ本体20の排出口24が下方向に移動する。そして、枠体40がブロック体32に対して水平な姿勢となることで、排出口24がバッグ10の底部(物品90を排出可能な位置)まで移動する。これにより、バッグ10の収納部23に収納されている物品90が排出口24から排出される。
このように、枠体40が持ち上がることで、バッグ本体20の前面21が下方向に移動して排出口24がバッグ10の底部まで移動する。すなわち、バッグ10の姿勢が、バッグ10の収納部23に収納されている物品90を排出口24から排出可能な姿勢となる。
以上のように、本実施の形態によると、バッグ本体20の姿勢が、物品90を搬送するための姿勢から、投入口43から物品90を投入するための姿勢に変更されることによって、フラップ50が投入口43から投入される物品を受け止める。また、バッグ本体20の姿勢が、投入口43から物品90を投入するための姿勢から、物品90を搬送するための姿勢に変更されることによって、フラップ50により受止められている物品90がバッグ10の収納部23に収納される。さらに、バッグ本体20の姿勢が、物品90を搬送するための姿勢から、物品90を排出口24から排出するための姿勢に変更されることによって、バッグ本体20に収納されている物品90が排出口24から排出される。
本実施の形態によると、枠体40をブロック体32に対して揺動することによりバッグ本体20の姿勢が変更可能であることから、簡単な構成によってバッグ10に収納されている物品90の出し入れを容易に且つ確実に行うことができる。
本実施の形態によると、フラップ50が枠体40の揺動と連動して(バッグ10の姿勢の変更に合わせて)その姿勢を変更することができることから、バッグ10への物品90の投入時及びバッグ10の搬送時における物品90の排出口24からの落下を確実に防止することができる。
本実施の形態によると、バッグ10の姿勢が、物品90を搬送するための姿勢となることで、フラップ50がバッグ本体20の前面21に対して垂れ下がり、バッグ本体20の前面21に形成される排出口24を塞ぐため、バッグ10の搬送時における物品90の排出口24からの落下を確実に防止することができる。
なお、本実施の形態においては、バッグ本体20が帯状の布体により形成され、その長手方向の両端部が枠体40に取り付けられる構成となっているが、これに限定されるものではなく、以下に示す別実施例のバッグ10A(「吊下げ収納体」の一例)のように構成しても構わない。なお、以下のバッグ10Aの説明では、バッグ10と同一の構成の説明については省略する。
図5に示すように、物品90を収納するバッグ本体20A(「収納本体」の一例)と、バッグ本体20Aをハンガーソーター60の支持体63を介してレール61に吊下げる吊下げ部材30Aと、吊下げ部材30Aに対するバッグ本体20Aの姿勢を変更する枠体40と、バッグ本体20Aを吊下げ部材30Aに吊下げるためのバッグ吊下げ部材55と、から構成されている。
バッグ本体20Aは、帯状の布体の両端部を一体にして環状の袋体に形成したものであり、バッグ吊下げ部材55に取り付けられることにより、側面視略O字形状に垂れ下がった状態でバッグ吊下げ部材55に支持される。バッグ本体20Aは、環状の袋体の一部分にバッグ吊下げ部材55と係合する係合部25を有する。バッグ本体20は、後面22の上部にバッグ本体20Aの内部に物品90を投入するための入口26が形成されている。
枠体40は、環状の長方形状の枠材がバッグ本体20の内部(前面21と後面22との間の空間)に配置され、上側枠材41が吊下げ部材30Aのブロック体32Aに支持される。
バッグ吊下げ部材55は、吊下げ部材30Aのブロック体32Aの両側から延設される棒状の部材により構成され、バッグ本体20Aの係合部25と係合することでバッグ本体20Aを支持する。バッグ吊下げ部材55は、枠体40がブロック体32Aにおいて支持されている位置より上方の位置においてブロック体32Aに支持される。
バッグ10A(バッグ本体20A)に物品90を投入する場合には、図5(b)に示すように吊下げ部材30A(ブロック体32A)に対して垂れ下がっている枠体40を、図5(a)に示すようにブロック体32Aに対して揺動させて上方に持ち上げることにより、枠体40をブロック体32Aに対して水平な姿勢にする。枠体40をブロック体32Aに対して水平な姿勢にすることで、バッグ本体20Aの後面22が枠体40により上方向に引き上げられる。この時、バッグ本体20Aは、バッグ本体20Aの入口26と枠体40の投入口43とが重なるように保持され、入口26から物品90を投入可能な姿勢となる。
バッグ10A(バッグ本体20A)に物品90を収納して搬送する場合には、図5(a)に示すように吊下げ部材30A(ブロック体32A)に対して水平な姿勢にある枠体40を、図5(b)に示すようにブロック体32Aに対して揺動させて下方に倒すことにより、枠体40をブロック体32Aに対して垂れ下がった姿勢にする。枠体40をブロック体32Aに対して垂れ下がった姿勢にすることで、バッグ本体20Aの後面22がバッグ本体20Aの自重により下方向に垂れ下がる。また同時に、フラップ50がバッグ本体20Aの前面21に対して垂れ下がり、フラップ50が受け止めている物品90がバッグ10Aの収納部23(バッグ本体20Aの底部)に移動して収納される。
バッグ10A(バッグ本体20A)から物品90を排出する場合には、図5(b)に示すように吊下げ部材30A(ブロック体32A)に対して垂れ下がっている枠体40を、図5(c)に示すようにブロック体32Aに対して揺動させて上方に持ち上げることにより、枠体40をブロック体32Aに対して水平な姿勢にする。枠体40をブロック体32Aに対して水平な姿勢にすることで、バッグ本体20の後面22が枠体40により上方向に引き上げられる。この時、バッグ本体20Aの前面21がバッグ本体20Aの後面22側の引き上げによって引き下げられ、バッグ本体20Aの前面21に形成される排出口24がバッグ10Aの底部(物品90を排出可能な位置)まで移動する。これにより、バッグ10Aの収納部23に収納されている物品90が排出口24から排出される。
本実施の形態においては、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の両端部分を第1ガイドレール84及び第2ガイドレール85に当接させることで、枠体40を吊下げ部材30のブロック体32に対して揺動させているが、これに限定されるものではなく、図6(a)に示すように、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の両端部分から左右方向に突出する当接部分46を設け、当接部分46を第1ガイドレール84及び第2ガイドレール85に当接させることで、枠体40を揺動させても構わない。また、図6(b)に示すように、枠体40の上側枠材41及び下側枠材42の両端部分から左右方向に突出する当接部分46に回動可能に支持されるローラ47を設け、ローラ47が走行可能な溝状のガイドレール84C(85C)上を走行させることで、枠体40を揺動させても構わない。
本実施の形態においては、第1搬送コンベヤ83により投入位置まで搬送された物品90を自動でバッグ10、10Aへ投入する構成であるが、これに限定されるものではなく、例えば、当該物品90を作業者或いはロボットアーム等で、バッグ10、10Aに投入しても構わない。
本実施の形態においては、バッグ10、10Aから排出される物品90をコンベヤ86を介して集品容器91に払い出す構成であるが、これに限定されるものではなく、例えば、シュート或いは集品容器91に直接払い出す構成であっても構わない。
10、10A バッグ(吊下げ収納体)
20、20A バッグ本体(収納本体)
24 排出口
30、30A 吊下げ部材(吊下げ手段)
40 枠体(姿勢変更部材)
43 投入口
50 フラップ(受止め部材)
90 物品


Claims (5)

  1. 物品を収納可能に構成され、レールに吊下げられた状態で搬送される吊下げ収納体であって、
    前記物品を収納する収納本体と、
    前記収納本体を前記レールに吊下げるための吊下げ手段と、
    前記吊下げ手段に対する前記収納本体の姿勢を変更する姿勢変更部材と、
    を備え、
    前記姿勢変更部材は、
    前記物品を前記収納本体に投入するための投入口を有するとともに、
    前記吊下げ手段により揺動可能に支持されて、前記吊下げ手段に対して揺動することにより前記収納本体の姿勢を変更し、
    前記収納本体は、
    前記収納本体に収納されている物品を排出するための排出口と、
    前記投入口から投入される物品を受け止める受止め部材と、
    を有するとともに、
    その姿勢が、前記姿勢変更部材の揺動より、前記物品を搬送するための姿勢と、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢とに変更可能に構成され、
    前記収納本体の姿勢が、前記物品を搬送するための姿勢から、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢に変更されることによって、前記受止め部材が前記投入口から投入される物品を受け止めるとともに、前記収納本体に収納されている物品が前記排出口から排出可能となり、
    前記収納本体の姿勢が、前記投入口から前記物品を投入するための姿勢から、前記物品を搬送するための姿勢に変更されることによって、前記受止め部材により受止められている物品が前記収納本体に収納されること
    を特徴とする吊下げ収納体。
  2. 前記受止め部材は、前記収納本体の姿勢が前記物品を搬送するための姿勢となることにより、前記収納本体に収納されている物品が前記排出口から排出されることを阻止すること
    を特徴とする請求項1に記載の吊下げ収納体。
  3. 前記受止め部材は、
    前記姿勢変更部材に連結され、
    前記姿勢変更部材の揺動と連動して前記収納本体に対して揺動することで、前記投入口から投入される物品を受け止める姿勢と、受け止めている物品を前記収納本体における物品の収納位置に移す姿勢と、に変更可能に構成されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吊下げ収納体。
  4. 前記姿勢変更部材は枠体により形成されるとともに、前記吊下げ手段に対して揺動可能に支持され、
    前記収納本体は、前記枠体の一方側から吊り下げられて形成される第1面と、前記枠体の他方側から吊り下げられることにより前記第1面に対向して形成される第2面と、を有するとともに、前記第1面と前記第2面とが一体の部材に形成され、
    前記第1面又は前記第2面のいずれか一方に前記排出口が形成され、
    前記排出口は、前記枠体が前記吊下げ手段に対して揺動することで前記第1面及び前記第2面が移動することにより、前記収納本体に収納されている物品を排出可能な位置まで移動すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吊下げ収納体。
  5. 前記受止め部材は、前記枠体に連結されるとともに、前記枠体を揺動させることよりその姿勢が変更されること
    を特徴とする請求項4に記載の吊下げ収納体。
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