JP2019042842A - 駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法 - Google Patents

駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多入出力システムにおける出力に対する入力の干渉を抑制し得る駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法を提供する。【解決手段】駆動機械の学習制御装置は、駆動機械の可動部位である複数の対象部位それぞれにおいて観測された位置に関する物理量である観測物理量を取得し、N回目の繰り返し動作における複数の対象部位それぞれに対する目標の物理量である目標物理量のそれぞれと、N回目の繰り返し動作において取得された複数の対象部位それぞれに対する観測物理量のそれぞれとに基づいて、複数の対象部位毎に学習出力信号を生成し、生成された学習出力信号に基づいて、N+1回目の繰り返し動作を駆動機械に実行させるための制御信号を、複数の対象部位それぞれに対して生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、繰り返し動作を行う駆動機械を制御するための学習制御装置及び学習制御方法に関する。
一定の動作パターンを繰り返すロボット等の駆動機械が動作する場合に、駆動機械の固有振動に伴う振動が発生し、これによって高精度に動作の制御を行えないという問題がある。従来、かかる問題を解決するために、例えば機械先端点等の対象部位の前回周期における位置又は軌道誤差を求め、次回周期における位置又は軌道誤差を低減するように駆動機械を制御し、これを繰り返すことで位置又は軌道誤差を0付近までに収束させる学習制御方法が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1に開示された方法は、機械先端点に取り付けられた加速度センサによる検出加速度に基づいて機械先端点の本来の位置からのずれ量Δθを求め、位置指令Pcから位置フィードバックP1を減じて第1の位置偏差ε1を求め、第1の位置偏差ε1にずれ量Δθを加算して第2の位置偏差ε2を求め、第2の位置偏差ε2から補正量を求め、これを第1の位置偏差ε1に加算して速度指令Vcを求めるというものである。
特許文献2に開示された方法は、多関節ロボットの制御対象部位に設けられたセンサの検出結果から制御対象部位の位置を算出し、位置誤差を補正するための学習補正量を算出し、学習補正量に基づいて、制御対象部位の目標位置に関する位置指令データから算出される位置偏差データを補正し、補正された位置偏差データに基づいて多関節ロボットを所定の動作速度で動作させるというものである。この方法では、学習補正量の算出過程において、最大動作速度に至るまで多関節ロボットの動作速度を増加させながら学習補正量を算出する。
特開2006−172149号公報 特開2012−240142号公報
多関節ロボットのような多入出力システムでは、1つの入力が1つの出力に影響するだけでなく、他の出力にも干渉する。したがって、1つの出力の制御に1つの入力を用いただけでは、この出力の制御を正確に行うことはできない。しかしながら、上記の特許文献1及び2には、かかる多入出力システムにおける干渉問題が考慮されておらず、干渉を抑制した正確な制御を行うことはできない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができる駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の駆動機械の学習制御装置は、複数の可動部位を有する駆動機械に一定の繰り返し動作を複数回実行させるように制御する駆動機械の学習制御装置であって、前記駆動機械の前記可動部位である複数の対象部位それぞれにおいて観測された位置に関する物理量である観測物理量を取得する観測物理量取得手段と、N回目の前記繰り返し動作における前記複数の対象部位それぞれに対する目標の前記物理量である目標物理量のそれぞれと、前記観測物理量取得手段によってN回目の前記繰り返し動作において取得された前記複数の対象部位それぞれに対する前記観測物理量のそれぞれとに基づいて、前記複数の対象部位毎に学習出力信号を生成する学習制御手段と、前記学習制御手段によって生成された前記学習出力信号に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作を前記駆動機械に実行させるための制御信号を、前記複数の対象部位それぞれに対して生成する制御信号生成手段とを備える。
この態様において、前記学習制御手段は、前記駆動機械の時間空間におけるN回目の前記繰り返し動作における前記目標物理量及び前記観測物理量を、所定の基底信号の射影空間に射影した目標物理量射影成分及び観測物理量射影成分を算出する射影手段と、前記射影手段により算出されたN回目の前記繰り返し動作における前記目標物理量射影成分及び前記観測物理量射影成分に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作における前記射影空間での学習出力信号射影成分を算出する学習出力射影成分算出手段と、前記学習出力射影成分算出手段により算出された前記学習出力信号射影成分に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作における前記時間空間での前記学習出力信号を算出する学習出力信号算出手段とを有してもよい。
また、上記態様において、前記学習出力射影成分算出手段は、前記時間空間における前記観測物理量と前記学習出力信号との関係を示す数理モデルを前記射影空間における数理モデルに変換した射影空間モデルに基づいて構成された制御器により、前記学習出力信号射影成分を算出するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記学習出力射影成分算出手段は、前記射影空間モデルを定常誤差ゼロで安定化させる制御器として構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記基底信号は、前記対象部位の追従誤差に関する信号であってもよい。
また、上記態様において、前記基底信号は、前記繰り返し動作の周波数の整数倍の周波数成分を有する正弦波信号の組合せであってもよい。
また、本発明の他の態様の駆動機械の学習制御方法は、複数の可動部位を有する駆動機械に一定の繰り返し動作を複数回実行させるように制御する駆動機械の学習制御方法であって、前記駆動機械の前記可動部位である複数の対象部位それぞれにおいて観測された位置に関する物理量である観測物理量を取得するステップと、N回目の前記繰り返し動作における前記複数の対象部位それぞれに対する目標の前記物理量である目標物理量のそれぞれと、N回目の前記繰り返し動作において取得された前記複数の対象部位それぞれに対する前記観測物理量のそれぞれとに基づいて、前記複数の対象部位毎に学習出力信号を生成するステップと、生成された前記学習出力信号に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作を前記駆動機械に実行させるための制御信号を、前記複数の対象部位それぞれに対して生成するステップとを有する。
本発明に係る駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法によれば、多入出力システムにおける出力に対する入力の干渉を抑制することが可能となる。
実施の形態に係る自動溶接システムの構成を示す模式図。 実施の形態に係る学習制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態に係る学習制御装置による制御の原理を説明するための機能ブロック図。 学習制御部の構成を示す機能ブロック図。 2リンクロボットの構成を示す模式図。 学習出力射影成分算出部の構築を説明するための機能ブロック図。 学習出力射影成分算出部の構築例を示す機能ブロック図。 実施の形態に係る学習制御装置の動作の手順を示すフローチャート。 学習出力信号生成処理の手順を示すフローチャート。 従来手法の構成を示す機能ブロック図。 従来手法における1軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 従来手法における2軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 従来手法におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の横方向移動及び上下動を示すグラフ。 従来手法におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の移動を示すグラフ。 本手法の学習初期における1軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 本手法の学習初期における2軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 本手法の学習初期におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の横方向移動及び上下動を示すグラフ。 本手法の学習初期におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の移動を示すグラフ。 本手法の学習後期における1軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 本手法の学習後期における2軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフ。 本手法の学習後期におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の横方向移動及び上下動を示すグラフ。 本手法の学習後期におけるウィービング動作中の2リンクロボットの先端部位の移動を示すグラフ。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。また、以下に示す各実施の形態では多関節マニピュレータの溶接ロボットを例に挙げて説明するが、本発明の適用対象はこれらに限定されるわけではなく、多入出力システムであれば多関節マニピュレータ以外の駆動機械を適用対象とすることも可能である。
<自動溶接システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る自動溶接システムの構成を示す模式図である。自動溶接システム10は、溶接ロボット20と、学習制御装置30と、電源装置40とを備えている。
溶接ロボット20は、垂直多関節型のマニピュレータから構成され、その先端に溶接トーチ21を有している。本実施の形態に係る溶接ロボット20は、MIG(Metal Inert Gas)溶接又はMAG(Metal Active Gas)溶接等の溶極式のアーク溶接を行う。かかる溶接ロボット20は、学習制御装置30及び電源装置40のそれぞれに接続されている。
溶接トーチ21にはワイヤ送給装置23から溶接ワイヤ24が送り込まれ、溶接トーチ21の先端からこれが送り出される。電源装置40は定電圧電源装置であり、溶接ワイヤ24に電力を供給する。これにより、溶接ワイヤ24とワーク(被溶接材)50との間に溶接電圧が印加され、アークが発生する。また、溶接ロボット20の先端部位、即ち溶接トーチ21を支持するアームの先端部分には、加速度センサ25が設けられている。加速度センサ25は、学習制御装置30に接続されている。電源装置40は、溶接中に生じる溶接電流を検出する電流センサ(図示せず)を備えている。
電源装置40は、CPUとメモリとを備えており、電源制御用のコンピュータプログラムをCPUが実行することで溶接電力の制御を行う。また、電源装置40はワイヤ送給装置23に接続されており、CPUがワイヤの送給速度を制御する。かかる電源装置40は、学習制御装置30との間でデータ通信を行う。
次に、学習制御装置30の構成について説明する。学習制御装置30は、溶接ロボット20の動作を制御する。図2は、学習制御装置30の構成を示すブロック図である。学習制御装置30は、CPU301と、メモリ302と、複数のスイッチを含む操作パネル303と、教示ペンダント304と、入出力部305と、通信部306とを備えている。
溶接ロボット20の学習制御用のコンピュータプログラムである学習制御プログラム310がメモリ302に格納されており、この学習制御プログラム310をCPU301が実行することで、溶接ロボット20による溶接動作の学習制御が行われる。
学習制御装置30に対する指示の入力には、操作パネル303及び教示ペンダント304が用いられる。オペレータは、教示ペンダント304に教示プログラムを入力することができる。学習制御装置30は、教示ペンダント304から入力された教示プログラムにしたがって、溶接ロボット20を制御する。また、この教示プログラムは、図示しないコンピュータによって作成することも可能である。この場合、可搬型記録媒体によって受け渡ししたり、データ通信によって伝送したりして、教示プログラムを学習制御装置30に与えることができる。
入出力部305には、上述した加速度センサ25、並びに、電源装置40に設けられた電流センサ、溶接ロボット20のアクチュエータであるモータの駆動回路、角度センサ及び角速度センサ(図示せず)が接続されている。加速度センサ25によって検出された加速度、電流センサによって検出された溶接電流の電流値、溶接ロボット20の各軸のモータの回転角度及び角速度が入出力部305に入力され、CPU301に与えられる。また、CPU301は、学習制御プログラム310により、後述するような溶接ロボット20の学習制御を行い、制御信号を溶接ロボット20のモータの駆動回路それぞれに出力する。
通信部306は、有線又は無線通信機能を有する。かかる通信部306は、所定の通信プロトコルを使用して電源装置40との間でデータ通信を行う。
以上のような構成の学習制御装置30は、溶接ロボット20の各軸のモータを制御して、溶接トーチ21の位置及び速度を制御する。かかる学習制御装置30は、溶接ロボット20にウィービング動作を実行させる。ウィービング動作は、溶接方向に対して交差する方向に溶接トーチ21を交互に揺動させる繰り返し動作である。学習制御装置30は、設定されたウィービング周期、振幅、溶接速度によってウィービング動作を行うように溶接ロボット20を制御する。
<学習制御の原理>
図3は、本実施の形態に係る学習制御装置による制御の原理を説明するための機能ブロック図である。学習制御装置30は、溶接ロボット20に所要の動作を行わせるために各モータの角度指令を算出し、それぞれの角度指令と、各モータの角度及び角速度の測定値とに基づいて、角度指令通りにモータが動作するようにモータに電流を与える。学習制御装置300は軸毎にモータを制御する1軸目のモータ制御部311,2軸目のモータ制御部321,…の各機能ブロックを有しており、モータ制御部311,321,…は各別に角度・角速度制御部312,322,…と電流制御部313,323,…とを有している。1軸目の角度・角速度制御部312には1軸目のモータへの角度指令信号θREF,1(t)と、1軸目のモータの角度及び角速度の測定値が入力される。角度・角速度制御部312は入力された角度指令信号θREF,1(t)並びに角度及び角速度の測定値から1軸目のモータへのトルク指令を算出する。2軸目のモータ制御部321も同様にして2軸目のモータへのトルク指令を算出する。3軸目以降のモータ制御部も同様である。
溶接ロボット20の先端部位に設けられた加速度センサ25の検出加速度は、データ変換部314により位置データ(ロボット先端位置信号)に変換され、座標変換部315に入力される。座標変換部315は、溶接ロボット20の運動学モデルを用いて、ロボット先端位置信号(直交座標系での位置)から各軸の関節角度を示す関節角度位置信号を算出する。以下、変換された関節角度位置信号を「対象部位位置信号」という。
1軸目の対象部位位置信号θL,1(t),2軸目の対象部位位置信号θL,2(t),…は、ウィービング動作の各周期において取得され、学習制御部316に与えられる。また、学習制御部316には、各軸の角度指令信号θREF,1(t),θREF,2(t),…も与えられる。学習制御部316は、N回目のウィービング動作における各対象部位位置信号θL,i(t)(つまり、観測物理量)及び各角度指令信号θREF,i(t)(つまり、目標物理量)とに基づいて、N+1回目のウィービング動作用の学習出力信号z(t)を軸(つまり、対象部位)毎に出力する。なお、iは溶接ロボット20の関節(軸)を示すインデックスである。
各軸の学習出力信号zは、対応する軸のN+1回目のウィービング動作用のトルク指令に加算され、そのトルク指令が電流制御部313,323,…に入力される。つまり、1軸目の学習出力信号zは、1軸目の角度・角速度制御部312から出力されたトルク指令に加算され、このトルク指令が1軸目の電流制御部313に与えられる。2軸目以降の学習出力信号z,z,…も同様である。電流制御部313,323,…は、与えられたトルク指令を対応するモータが出力するための電流値を算出し、これを制御信号として出力する。このようにして算出された電流値の電流が各モータに供給され、各モータが駆動される。
ここで、学習制御部316についてさらに詳しく説明する。図4は、学習制御部316の構成を示す機能ブロック図である。学習制御部316は、信号記憶部331と、信号射影部332と、学習出力射影成分算出部333と、学習出力信号生成部334とを有している。学習制御部316に入力された角度指令信号θREF,i(t)及び対象部位位置信号θL,i(t)は信号記憶部331に記憶される。かかる信号記憶部331は、N回目のウィービング動作1周期分の角度指令信号及び対象部位位置信号θREF,i(t),θL,i(t)(t∈[(N−1)T,NT]、T:1回のウィービング動作の期間)を記憶する。
信号記憶部331によって記憶されたN回目のウィービング動作1周期分の角度指令信号及び対象部位位置信号θREF,i(t),θL,i(t)(t∈[(N−1)T,NT])は、信号射影部332に与えられる。信号射影部332は、角度指令信号及び対象部位位置信号θREF,i(t),θL,i(t)(t∈[(N−1)T,NT])を、次式(1)で定義される基底Fに射影し、角度指令射影成分及び対象部位位置射影成分を算出する。
ここで、信号θREF,i(t)を基底F上に射影することを次式(2)で表現するものとする。
本実施の形態に係る溶接ロボット20のように複数のアクチュエータを有する多入出力システムの駆動機械においては、各関節の角度指令射影成分を並べるようにして、全体の角度指令射影成分を表現する。なお、対象部位位置射影成分についても同様である。
ここで、基底信号Fとしては、次式(3)で表されるように、繰り返し動作の周波数1/Tの整数倍の周波数成分を有する正弦波信号の組合せとすることができる。
なお、基底信号は、対象部位の追従誤差(=角度指令信号−対象部位位置信号)の周波数成分を含むように選定することが好ましい。例えば、ロボットの固有振動による追従誤差が生じる場合には、固有振動周波数成分を有する正弦波信号を含んだ基底信号を選定する。これにより、対象部位位置信号にノイズが含まれていても、追従誤差を精度よく抽出することが可能になる。このため、このような基底信号を選定することで、ローパスフィルタ等のノイズ除去回路を設ける必要がなくなり、ローパスフィルタ等を設けることによる必要な情報の欠落、位相遅れの発生等が発生することがない。
信号射影部332によって生成された角度指令射影成分及び対象部位位置射影成分のそれぞれは、学習出力射影成分算出部333に入力される。学習出力射影成分算出部333は、与えられたN回目のウィービング動作1周期分の角度指令射影成分及び対象部位位置射影成分から、N+1回目のウィービング動作用の学習出力射影成分を算出する。この学習出力射影成分算出部333は、後述する射影空間モデルに基づいて構成される。
射影空間モデルの導出について説明する。まず、時間空間において、学習出力信号を入力とし対象部位位置信号を出力とするモデルを考える。溶接ロボット20のモデルPを以下の状態空間表現とする。
なお、ここでは簡単のため、電流制御部のモデルを1と仮定した。
ここで、2つの関節のみを有する2リンクロボットのモデルを例に挙げて説明する。図5は、2リンクロボットの構成を示す模式図である。2リンクロボット200は、2つのモータ211,212と、2つのアーム221,222とを有する。1軸目のモータ211の回転角をθM,1、2軸目のモータ212の回転角をθM,2と表し、1軸目のアーム221(1軸目のモータ211により駆動されるアーム)の回転角をθL,1、2軸目のアーム221(2軸目のモータ212により駆動されるアーム)の回転角をθL,2と表す。このとき、2リンクロボット200のモデルは、次のように表現される。
上記の2リンクロボット200の場合、次式のような状態空間表現となる。
また、制御器側のモデルCは、次のような状態表現となる。
上記のモデルPとCとを組み合わせると、以下のように対象部位位置信号θ(t)と学習出力信号z(t)との関係を示す数理モデルGを得ることができる。
但し、上式において角度指令信号θREFは関係がなくなるので省略している。
ここで、上述した時間空間上の数理モデルGを基底信号の射影空間上の表現に変換した射影空間モデルを導出する。N回目の繰り返し動作開始時の状態xを次式(5)のように定義する。
このとき、学習出力信号射影成分と対象部位位置射影成分との関係を示す射影空間モデルは、次のように表される。
上記の射影空間モデルは、1回の繰り返し動作の試行を1サンプルとする離散時間動的システムとなる。
次に、上記のように導出された射影空間モデルを用いて学習出力射影成分算出部333を構築する。図6は、学習出力射影成分算出部333の構築を説明するための機能ブロック図である。射影空間モデル350を学習対象の離散時間動的システムとして扱い、射影空間モデル350の出力である対象部位位置射影成分を角度指令射影成分に一致させるための制御器351を設計し、この制御器351を学習出力射影成分算出部333とする。つまり、学習出力射影成分算出部333は、射影空間モデルに基づいて構成された制御器である。
ここで、繰り返し動作の場合、角度指令射影成分は一定値となる。射影空間上で考えることにより、時間により変化する角度指令信号θREF(t)への追従制御問題を、一定値への収束問題とすることができる。これにより、この離散時間動的システムを定常誤差ゼロで安定化させるような制御器(学習出力射影成分算出部)を設計すれば、対象部位位置射影成分を角度指令射影成分と一致させることが可能になり、対象部位位置信号θ(t)=角度指令信号θREF(t)とすることができる。
図7は、学習出力射影成分算出部333の構築例を示す機能ブロック図である。図7に示すように、定常誤差ゼロで安定化させる制御器351(学習出力射影成分算出部333)の設計として、状態推定部341、状態フィードバック部342、積分サーボ部343を備えた構成とすることができる。ここで、状態推定部341は、状態推定オブザーバ、カルマンフィルタ等の状態推定方法を用いて、対象部位位置射影成分と学習出力射影成分から射影空間モデル350の状態を推定する。状態フィードバック部342は、状態推定部341で推定された状態に対して状態フィードバックゲインを乗じて出力する。積分サーボ部343は、角度指令射影成分と対象部位位置射影成分との誤差を積分し、積分ゲインKを乗じて出力する。
ここで、N回目の繰り返し動作の終了後に動作が止まる、即ち、振動が収まるのを待つようにした場合は、状態x=0となり、射影空間モデル350は静的システムとなる。本実施の形態では、x≠0を考慮した動的システムに基づいて制御器である学習出力射影成分算出部333を構成したため、N回目の繰り返し動作終了後に待ち時間を入れずにN+1回目の繰り返し動作を開始し、N+1回目の繰り返し動作においてN回目の繰り返し動作において発生した振動の影響が存在する状態であっても問題なく学習制御を行うことができる。また、上記の動的システムは多入出力システムの駆動機械のモデルにより導出されたものであり、この動的システムに基づいて学習出力射影成分算出部333を構成したため、多入出力システムの駆動機械においても出力に対する入力の干渉を抑制した制御を行うことができる。
再び図4を参照する。上記のような学習出力射影成分算出部333によって出力された学習出力射影成分は、学習出力信号生成部334に入力される。学習出力信号生成部334は、入力された学習出力射影成分と、基底信号Fとに基づいて、次式(6)のように学習出力信号z(t)(t∈[(N−1)T,NT])を生成する。
<学習制御装置の動作>
以下、本実施の形態に係る学習制御装置30の動作について説明する。図8は、本実施の形態に係る学習制御装置の動作の手順を示すフローチャートである。学習制御装置30のCPU301は、N回目のウィービング動作を溶接ロボット20に実行させるよう、各軸のモータの角度指令を算出し、それぞれの角度指令信号を生成する(ステップS101)。また、溶接ロボット20の各関節に設けられた角度センサ及び角速度センサから出力される角度及び角速度の測定値が学習制御装置30に与えられる。CPU301は、生成された角度指令信号と、入力された角度及び角速度の測定値とに基づいて、各軸のモータへのトルク指令(以下、「補正前トルク指令」という)を算出する(ステップS102)。ステップS102の処理は、角度・角速度制御部312,322,…により実行される(図3参照)。
次に、CPU301は、N回目(但し、ここではN≧2)のウィービング動作用の学習出力信号を、補正前トルク指令に加算して、N回目のウィービング動作用のトルク指令を軸毎に算出する(ステップS103)。この学習出力信号は、上述した学習制御部316により、N−1回目のウィービング動作用の角度指令信号、及びN−1回目のウィービング動作において検出された溶接ロボット20の先端部位の位置データから算出された対象部位位置信号に基づいて生成されたものである。
CPU301は、トルク指令に示されるトルクを対応するモータが出力するための電流値を軸毎に算出し(ステップS104)。算出された電流値を示す制御信号を出力する(ステップS105)。これにより、電流が各モータに供給され、溶接ロボット20がN回目のウィービング動作を実行する。ステップS104の処理は、電流制御部313,323,…により実行される(図3参照)。
N回目のウィービング動作における溶接ロボット20の先端部位の加速度は、加速度センサ25によって検出される。加速度センサ25による検出加速度は学習制御装置30に与えられ、CPU301は、加速度センサ25の検出加速度から溶接ロボット20の先端部位の位置を算出し、この位置から各軸の関節角度を示す対象部位位置信号を算出する(ステップS106)。ステップS106の処理は、データ変換部314及び座標変換部315により実行される(図3参照)。
CPU301は、N+1回目のウィービング動作用の学習出力信号を生成する学習出力信号生成処理を実行する(ステップS107)。ステップS107の処理は、学習制御部316により実行される(図3参照)。
図9は、学習出力信号生成処理の手順を示すフローチャートである。学習出力信号生成処理において、まずCPU301は、N回目のウィービング動作における各軸の対象部位位置信号と、N回目のウィービング動作のための角度指令信号とを、メモリ302内の領域である信号記憶部331に記憶させる(ステップS201)。信号記憶部331には、N回目のウィービング動作1周期分の各軸の対象部位位置信号及び角度指令信号が記憶される。
次にCPU301は、信号記憶部331に記憶された角度指令信号及び対象部位位置信号を基底信号に射影し、角度指令射影成分及び対象部位位置射影成分を算出する(ステップS202)。ステップS202の処理は、信号射影部332により実行される(図4参照)。
CPU301は、N回目のウィービング動作1周期分の角度指令射影成分及び対象部位位置射影成分から、N+1回目のウィービング動作用の学習出力射影成分を算出する(ステップS203)。ステップS203の処理は、学習出力射影成分算出部333により実行される(図4参照)。次にCPU301は、学習出力射影成分と基底信号とに基づいて、N+1回目のウィービング動作用の学習出力信号を生成する(ステップS204)。ステップS204の処理は、学習出力信号生成部334により実行される(図4参照)。以上で、学習出力信号生成処理が終了する。
N+1回目のウィービング動作用の学習出力信号を生成すると、CPU301は次の周期(N+1回目)のウィービング動作用の角度指令信号の算出を開始するタイミングまで待機する(ステップS108)。次の周期のウィービング動作用の角度指令信号の算出タイミングに到達すると、CPU301はステップS101に処理を戻し、N+1回目のウィービング動作用の角度指令信号を生成し(ステップS101)、N+1回目のウィービング動作用の補正前トルク指令を算出する(ステップS102)。そして、CPU301はN+1回目のウィービング動作用の学習出力信号を、N+1回目のウィービング動作用の補正前トルク指令に加算して、N+1回目のウィービング動作用のトルク指令を軸毎に算出する(ステップS103)。以降、CPU301は、ステップS104乃至S108の処理を実行する。以上のように、ステップS108のタイミング調整処理を設けることで、前回の周期のウィービング動作に係る角度指令信号及び対象部位位置信号に基づいて生成された学習出力信号を、次回の周期のウィービング動作に係る補正前トルク指令に加算することができる。
以上説明したようなステップS101乃至S108の処理を繰り返し実行することにより、ウィービング動作の学習制御が繰り返し行われる。
以上の如く構成したことにより、本実施の形態に係る学習制御装置30によれば、多入出力システムである溶接ロボット20のN回目のウィービング動作における各軸に対する角度指令信号のそれぞれと、N回目のウィービング動作において取得された各軸に対する対象部位位置信号のそれぞれとに基づいて、各軸に対するN+1回目の学習出力信号を生成するため、溶接ロボット20の1つの軸に対する角度指令信号(入力)が他の軸の角度(出力)に干渉すること、即ち出力に対する入力の干渉を抑制することができる。
<評価試験>
発明者は、2リンクロボットに対して学習制御を伴わないフィードバック制御(以下、「従来手法」という)と本実施の形態に係る学習制御方法(以下、「本手法」という)を実施し、本手法の性能を評価した。図10は、従来手法の構成を示す機能ブロック図である。図10に示すように、角度・角速度制御部312,322,…及び電流制御部313,323,…を有し、データ変換部314,座標変換部315,及び学習制御部316を有しない制御装置によって従来手法を実施した。また、本評価試験では、従来手法及び本手法によって、ウィービング周波数2Hz、全振幅4mmの条件でウィービング動作を2リンクロボット200に実行させた。
図11A乃至図11Dに、従来手法を実施した場合の2リンクロボット200の挙動を示す。図11Aは、1軸目の角度指令信号及び関節角度(対象部位位置信号)の時間変化を示すグラフであり、図11Bは、2軸目の角度指令信号及び関節角度(対象部位位置信号)の時間変化を示すグラフであり、図11Cは、ウィービング動作中の2リンクロボット200の先端部位の横方向(溶接方向に対する水平交差方向)の移動及び上下動を示すグラフであり、図11Dはウィービング動作中の2リンクロボット200の先端部位の移動を示すグラフである。図11A及び図11Bにおいて、縦軸は関節角度を、横軸は時間を示している。図11Cにおいて、縦軸は距離を、横軸は時間を示している。また、図11Dにおいて、縦軸は2リンクロボット200の先端部位の上下動の距離を、横軸はその横方向の移動の距離を示している。
図11A及び図11Bからは、振動により各関節の角度指令信号と関節角度との間にずれが生じていることが分かる。また、図11C及び図11Dからは、ウィービング動作の横方向移動において正弦波状の波形を示しておらず、また±約0.7mmの範囲で上下動が発生していることが分かる。これらの挙動は、前回のウィービング周期で生じた振動が、次回のウィービング動作においても残存しており、この振動による影響であると考えられる。
図12A乃至図12Dに、本手法を実施した場合の2リンクロボット200の学習初期の挙動を示し、図13A乃至図13Dに、学習後期の挙動を示す。図12A及び図13Aは、1軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフであり、図12B及び図13Bは、2軸目の角度指令信号及び関節角度の時間変化を示すグラフであり、図12C及び図13Cは、ウィービング動作中の2リンクロボット200の先端部位の横方向移動及び上下動の時間変化を示すグラフであり、図12D及び図13Dはウィービング動作中の2リンクロボット200の先端部位の移動を示すグラフである。図12A、図12B、図13A、及び図13Bにおいて、縦軸は角度を、横軸は時間を示している。図12C及び図13Cにおいて、縦軸は距離を、横軸は時間を示している。また、図12D及び図13Dにおいて、縦軸は2リンクロボット200の先端部位の上下動の距離を、横軸はその横方向の移動の距離を示している。
図12A及び図12Bからは、従来手法に比べて各関節の角度指令信号と関節角度との間のずれが大幅に減少していることが分かる。また、図12C及び図12Dからは、従来手法に比べて、ウィービング動作の横方向移動が正弦波状の波形に近くなっており、また上下動の範囲が減少していることが分かる。このように、学習初期においては、従来手法に比べてウィービング動作の挙動が改善している。また、図13A及び図13Bからは、各関節の角度指令信号と関節角度との間のずれがほとんどなくなっていることが、図13C及び図13Dからは、ウィービング動作の横方向移動が正弦波状の波形を示し、上下動が殆ど発生していないことが分かる。このように、多入出力システムにおける連続した(つまり、繰り返し動作の間に待ち時間がない)一連の動作に本手法を適用した場合に、繰り返し学習制御が進むにしたがって振動が徐々に低減していることが分かる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態においては、繰り返し動作であるウィービング動作の1周期ずつ学習出力信号を生成する構成について述べたが、これに限定されるものではない。連続した複数周期の繰り返し動作についての角度指令信号及び対象部位位置信号をまとめて処理し、当該複数周期分の学習出力信号を生成するように構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、単一の学習制御装置30によって学習制御プログラム310のすべての処理が実行される構成について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、学習制御プログラム310と同様の処理を、複数の装置(コンピュータ)により分散して実行する分散システムとすることも可能である。
本発明の駆動機械の学習制御装置及び学習制御方法は、繰り返し動作を行う駆動機械を制御するための学習制御装置及び学習制御方法等として有用である。
10 自動溶接システム
20 溶接ロボット
25 加速度センサ
30 学習制御装置
301 CPU
302 メモリ
310 学習制御プログラム
316 学習制御部
331 信号記憶部
332 信号射影部
333 学習出力射影成分算出部
334 学習出力信号生成部
200 2リンクロボット

Claims (7)

  1. 複数の可動部位を有する駆動機械に一定の繰り返し動作を複数回実行させるように制御する駆動機械の学習制御装置であって、
    前記駆動機械の前記可動部位である複数の対象部位それぞれにおいて観測された位置に関する物理量である観測物理量を取得する観測物理量取得手段と、
    N回目の前記繰り返し動作における前記複数の対象部位それぞれに対する目標の前記物理量である目標物理量のそれぞれと、前記観測物理量取得手段によってN回目の前記繰り返し動作において取得された前記複数の対象部位それぞれに対する前記観測物理量のそれぞれとに基づいて、前記複数の対象部位毎に学習出力信号を生成する学習制御手段と、
    前記学習制御手段によって生成された前記学習出力信号に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作を前記駆動機械に実行させるための制御信号を、前記複数の対象部位それぞれに対して生成する制御信号生成手段と
    を備える、
    駆動機械の学習制御装置。
  2. 前記学習制御手段は、
    前記駆動機械の時間空間におけるN回目の前記繰り返し動作における前記目標物理量及び前記観測物理量を、所定の基底信号の射影空間に射影した目標物理量射影成分及び観測物理量射影成分を算出する射影手段と、
    前記射影手段により算出されたN回目の前記繰り返し動作における前記目標物理量射影成分及び前記観測物理量射影成分に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作における前記射影空間での学習出力信号射影成分を算出する学習出力射影成分算出手段と、
    前記学習出力射影成分算出手段により算出された前記学習出力信号射影成分に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作における前記時間空間での前記学習出力信号を算出する学習出力信号算出手段と
    を有する、
    請求項1に記載の駆動機械の学習制御装置。
  3. 前記学習出力射影成分算出手段は、前記時間空間における前記観測物理量と前記学習出力信号との関係を示す数理モデルを前記射影空間における数理モデルに変換した射影空間モデルに基づいて構成された制御器により、前記学習出力信号射影成分を算出するように構成されている、
    請求項2に記載の駆動機械の学習制御装置。
  4. 前記学習出力射影成分算出手段は、前記射影空間モデルを定常誤差ゼロで安定化させる制御器として構成されている、
    請求項3に記載の駆動機械の学習制御装置。
  5. 前記基底信号は、前記対象部位の追従誤差に関する信号である、
    請求項2乃至4の何れかに記載の駆動機械の学習制御装置。
  6. 前記基底信号は、前記繰り返し動作の周波数の整数倍の周波数成分を有する正弦波信号の組合せである、
    請求項5に記載の駆動機械の学習制御装置。
  7. 複数の可動部位を有する駆動機械に一定の繰り返し動作を複数回実行させるように制御する駆動機械の学習制御方法であって、
    前記駆動機械の前記可動部位である複数の対象部位それぞれにおいて観測された位置に関する物理量である観測物理量を取得するステップと、
    N回目の前記繰り返し動作における前記複数の対象部位それぞれに対する目標の前記物理量である目標物理量のそれぞれと、N回目の前記繰り返し動作において取得された前記複数の対象部位それぞれに対する前記観測物理量のそれぞれとに基づいて、前記複数の対象部位毎に学習出力信号を生成するステップと、
    生成された前記学習出力信号に基づいて、N+1回目の前記繰り返し動作を前記駆動機械に実行させるための制御信号を、前記複数の対象部位それぞれに対して生成するステップと
    を有する、
    駆動機械の学習制御方法。
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