JP2019038734A - 消臭機能を有する建築材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】骨材、バインダーともに自然素材のみを用いて製造される、消臭機能を有する建築材料を提供する。【解決手段】 建築材料基体の表面にコーティング層を有し、前記コーティング層は、水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、乾燥コーヒー殻10〜15重量部、木材チップ又は木材繊維1〜10重量部を材料として含有しており、前記水硬性バインダーは、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものであることを特徴とする建築材料。【選択図】図1
Description
本発明は、消臭機能を有するタイル材、塗り壁材などの建築材料に関し、特に、骨材、バインダーともに自然素材のみを用いて製造される、消臭機能を有する建築材料に関するものである。
建築材料として広く使用されているものに、コンクリート、モルタル、漆喰などがある。
コンクリートは、主に砂、砂利、水をセメント等で硬化させて製造される。
モルタルは、主に砂、水をセメント等で硬化させて製造される。
漆喰は、主に植物繊維を消石灰等で硬化させて製造される。
これらの硬質の建築材料は、一般的に、主に骨材(粗骨材、細骨材)と水硬性バインダーを混入したものに水を加えスラリー状にして硬化させて製造される。
代表的な水硬性バインダーは、セメント、消石灰、石膏、樹脂などである。建築材料に求められる硬度に応じてバインダーが選択される。
コンクリートは、主に砂、砂利、水をセメント等で硬化させて製造される。
モルタルは、主に砂、水をセメント等で硬化させて製造される。
漆喰は、主に植物繊維を消石灰等で硬化させて製造される。
これらの硬質の建築材料は、一般的に、主に骨材(粗骨材、細骨材)と水硬性バインダーを混入したものに水を加えスラリー状にして硬化させて製造される。
代表的な水硬性バインダーは、セメント、消石灰、石膏、樹脂などである。建築材料に求められる硬度に応じてバインダーが選択される。
上記のセメント、消石灰、石膏といった水硬性バインダーはpH12〜13と強アルカリ性であり、これらを用いて製造されるコンクリートやモルタルの構造物もpH12〜13の強アルカリ性となっている。このため、酸による腐食で水酸化カルシウムなどの成分が溶出し、人体や自然環境に悪影響を及ぼすことが指摘されていた。
そこで、上記の強アルカリ性の水硬性バインダーに代わるものとして、海水由来のマグネシウム無機塩を原材料とした弱アルカリ性の水硬性バインダーが提案されている(特許文献1,2)。
そこで、上記の強アルカリ性の水硬性バインダーに代わるものとして、海水由来のマグネシウム無機塩を原材料とした弱アルカリ性の水硬性バインダーが提案されている(特許文献1,2)。
上述した特許文献1,2に提案されている水硬性バインダーを用いて製造される建築材料は、pH10程度の弱アルカリ性で人体や自然環境に対して安全性があり、かつ、強度や不燃特性の面においてはコンクリート等にも劣らない優れたものである。
本発明は、この弱アルカリ性の水硬性バインダーに着目し、さらに付加価値を有する建築材料を提供しようとするものである。
本発明は、この弱アルカリ性の水硬性バインダーに着目し、さらに付加価値を有する建築材料を提供しようとするものである。
本発明者は、コーヒー殻や茶殻、貝殻などが持つ消臭効果に着目し、上記の弱アルカリ性の水硬性バインダーと組み合わせることで、自然素材のみからなり、人体や自然環境に対して安全性があり、かつ、消臭効果を発揮する建築材料を製造することができると着想し、その配合比率や製造工程につき試行錯誤した結果、一定の強度を保ちながら消臭効果を有する建築材料を製造することに成功した。
本発明の第1の形態は、建築材料基体の表面にコーティング層を有し、前記コーティング層は、水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、乾燥コーヒー殻10〜15重量部、木材チップ又は木材繊維1〜10重量部、を材料として含有しており、前記水硬性バインダーは、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものであることを特徴とする建築材料である。
本発明の第2の形態は、建築材料基体の表面にコーティング層を有し、前記コーティング層は、水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、乾燥コーヒー殻30重量部、蠣殻75重量部、を材料としており、前記水硬性バインダーは、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものであることを特徴とする建築材料である。
本発明の第3の形態は、建築材料基体の表面にコーティング層を有し、前記コーティング層は、水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、乾燥コーヒー殻15〜20重量部、木材チップ又は木材繊維5重量部、蠣殻40〜50重量部、を材料としており、前記水硬性バインダーは、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものであることを特徴とする建築材料である。
本発明の第4の形態は、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻10〜15重量部、木材チップ又は木材繊維1〜10重量部を加えて乾燥状態で均一になるまで混合して水硬性組成物を調整し、当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させることを特徴とする建築材料の製造方法である。
本発明の第5の形態は、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻30重量部、蠣殻75重量部を加えて乾燥状態で均一になるまで混合して水硬性組成物を調整し、当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させることを特徴とする建築材料の製造方法である。
本発明の第6の形態は、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻15〜20重量部、木材チップ又は木材繊維5重量部、蠣殻40〜50重量部を加えて乾燥状態で均一になるまで混合して水硬性組成物を調整し、当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させることを特徴とする建築材料の製造方法である。
以上、説明したように、本発明によれば、消臭効果を持つコーヒー殻や茶殻、貝殻などを弱アルカリ性の水硬性バインダーと組み合わせて建築材料基体にコーティングすることで、自然素材のみからなり、人体や自然環境に対して安全性があり、かつ、消臭効果を発揮する建築材料を得ることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の消臭機能を有する建築材料を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
1.混合材料
<水硬性バインダー>
特許文献1に示す海水由来のマグネシウム無機塩を原材料とした弱アルカリ性の水硬性バインダーを用いる。
具体的には、酸化マグネシウム(主原料)、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材(粒径5〜60μm)と、針状メタケイ酸カルシウム(アスペクト比が凡そ10以上の針状結晶のCaSiO3、長さ数十〜数百μm)とを100:20〜100:80の割合で混合したものを用いる。
<水硬性バインダー>
特許文献1に示す海水由来のマグネシウム無機塩を原材料とした弱アルカリ性の水硬性バインダーを用いる。
具体的には、酸化マグネシウム(主原料)、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材(粒径5〜60μm)と、針状メタケイ酸カルシウム(アスペクト比が凡そ10以上の針状結晶のCaSiO3、長さ数十〜数百μm)とを100:20〜100:80の割合で混合したものを用いる。
<骨材>
砂、砂利、小石、石粉などを用いる。完成品の用途や求められる強度、質感、意匠に応じて種類や粒度、粒状を選択して用いる。一般的な用途では、粒径は数百μm〜数十mmである。
<消臭材>
下記の消臭剤のうち任意の2種類又は3種類を用いる。
(1)コーヒー殻
コーヒー豆を焙煎し粉砕して粒状にしたもの(ここでは「コーヒー粉」という。)を原料とする。コーヒー粉に熱湯を注いで成分を抽出することで飲用のコーヒーが得られる。一方、抽出後のコーヒー粉はコーヒー殻となり、通常は商業施設や家庭において廃棄物として扱われる。このコーヒー殻を乾燥させたものを用いる。尚、コーヒー殻に代えて茶殻(ここでいう「茶」は、発酵茶、半発酵茶、不発酵茶のいずれをも含む。)の使用も可能である。乾燥させたコーヒー殻、茶殻は、消臭効果があることが確認されている。また、これらは乾燥しないまま使用しても一定の消臭効果がある。
あるいは、コーヒー炭を利用してもよい。コーヒー炭は、コーヒー殻を乾燥し、炭化させて得られるものであり、さらに水酸化カリウム等を用いて賦活処理をすることで、活性炭のような性質が得られる。
(2)木材チップ
骨材用に市販されている木材チップ(又は木材繊維)を用いる。木材チップ(又は木材繊維)は、消臭効果があることが確認されている。
(3)貝殻
蠣殻などの貝殻(焼成したものでもよい)を破砕機で粉砕した平均径数百μm〜数十mmの粉体を用いる。この粉体は酸化カルシウムを主原料とし、消臭効果があることが確認されている。
<添加材>
自然素材からなる顔料などの添加材を、完成品の消臭機能や強度を損なわない範囲で用いることができる。
砂、砂利、小石、石粉などを用いる。完成品の用途や求められる強度、質感、意匠に応じて種類や粒度、粒状を選択して用いる。一般的な用途では、粒径は数百μm〜数十mmである。
<消臭材>
下記の消臭剤のうち任意の2種類又は3種類を用いる。
(1)コーヒー殻
コーヒー豆を焙煎し粉砕して粒状にしたもの(ここでは「コーヒー粉」という。)を原料とする。コーヒー粉に熱湯を注いで成分を抽出することで飲用のコーヒーが得られる。一方、抽出後のコーヒー粉はコーヒー殻となり、通常は商業施設や家庭において廃棄物として扱われる。このコーヒー殻を乾燥させたものを用いる。尚、コーヒー殻に代えて茶殻(ここでいう「茶」は、発酵茶、半発酵茶、不発酵茶のいずれをも含む。)の使用も可能である。乾燥させたコーヒー殻、茶殻は、消臭効果があることが確認されている。また、これらは乾燥しないまま使用しても一定の消臭効果がある。
あるいは、コーヒー炭を利用してもよい。コーヒー炭は、コーヒー殻を乾燥し、炭化させて得られるものであり、さらに水酸化カリウム等を用いて賦活処理をすることで、活性炭のような性質が得られる。
(2)木材チップ
骨材用に市販されている木材チップ(又は木材繊維)を用いる。木材チップ(又は木材繊維)は、消臭効果があることが確認されている。
(3)貝殻
蠣殻などの貝殻(焼成したものでもよい)を破砕機で粉砕した平均径数百μm〜数十mmの粉体を用いる。この粉体は酸化カルシウムを主原料とし、消臭効果があることが確認されている。
<添加材>
自然素材からなる顔料などの添加材を、完成品の消臭機能や強度を損なわない範囲で用いることができる。
2.水硬性組成物
上記の混合材料のそれぞれ規定量を乾燥した粉体の状態で均一になるまで混合し、本発明の消臭機能を有する建築材料の原材料となる水硬性組成物(粉状混合体)を得る。
この水硬性組成物を適量の水で混練して、成形用の型に入れて硬化・乾燥させることで、タイル材などの建築材料(水硬性固形体)を製造することができる。また、硬化する前に塗り壁材として使用することも可能である。岩石などに塗布することで消臭機能を有するインテリア建材を製造することもできる。
上記の混合材料のそれぞれ規定量を乾燥した粉体の状態で均一になるまで混合し、本発明の消臭機能を有する建築材料の原材料となる水硬性組成物(粉状混合体)を得る。
この水硬性組成物を適量の水で混練して、成形用の型に入れて硬化・乾燥させることで、タイル材などの建築材料(水硬性固形体)を製造することができる。また、硬化する前に塗り壁材として使用することも可能である。岩石などに塗布することで消臭機能を有するインテリア建材を製造することもできる。
1.サンプルの製造
本発明の消臭機能を有する建築材料の実施例として、下記の8つのサンプルを製造した。各サンプルの材料の配合表を図1に示す。尚、この配合表では、各材料の配合比率を重量比で表しており、バインダーと骨材の総重量部が100となるように調整している。
これらのサンプルの外観は図2に示す通りである。
本発明の消臭機能を有する建築材料の実施例として、下記の8つのサンプルを製造した。各サンプルの材料の配合表を図1に示す。尚、この配合表では、各材料の配合比率を重量比で表しており、バインダーと骨材の総重量部が100となるように調整している。
これらのサンプルの外観は図2に示す通りである。
<サンプル1>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「天草白石粉」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として杉チップ1重量部、乾燥コーヒー殻16重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、16重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「天草白石粉」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として杉チップ1重量部、乾燥コーヒー殻16重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、16重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル2>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を33重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を67重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻10重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、10重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を33重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を67重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻10重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、10重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル3>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「天草黄石荒目」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、17重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「天草黄石荒目」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、17重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル4>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を25重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を75重量部、消臭材として杉チップ10重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、10重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を25重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を75重量部、消臭材として杉チップ10重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、10重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル5>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を20重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を80重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻13重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、17重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を20重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を80重量部、消臭材として杉チップ3重量部、乾燥コーヒー殻13重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、17重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル6>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を25重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を75重量部、消臭材として蠣殻75重量部、乾燥コーヒー殻30重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、56重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を25重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を75重量部、消臭材として蠣殻75重量部、乾燥コーヒー殻30重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、56重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル7>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として蠣殻50重量部、杉チップ5重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、33重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を50重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を50重量部、消臭材として蠣殻50重量部、杉チップ5重量部、乾燥コーヒー殻15重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、33重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
<サンプル8>
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を42重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を58重量部、消臭材として蠣殻40重量部、杉チップ5重量部、乾燥コーヒー殻20重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、33重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
水硬性バインダーとして「マグエン標準型(マグエンS)」(合同会社イワ建開発)を42重量部、骨材として「小麦原石粉」(合同会社イワ建開発)を58重量部、消臭材として蠣殻40重量部、杉チップ5重量部、乾燥コーヒー殻20重量部を、乾燥状態で均一になるまで混合し、水硬性組成物を得た。
この水硬性組成物に、33重量部の水を加え、均一になるまでミキサーで混練してスラリーを得た。
このスラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させた。
2.脱臭試験
本発明の消臭機能を有する建築材料の消臭性能について試験を行う方法について説明する。
以下に示すのは、試験方法の一例として、ホルムアルデヒド、アンモニア、硫化水素に対する脱臭試験を行う方法である。
本実施例に従い、以下2つのサンプルを作製する。
サンプル(1) 水硬性バインダーとコーヒー殻を含有する水硬性組成物スラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させたもの。
サンプル(2) 水硬性バインダーとコーヒー殻と木材チップを含有する水硬性組成物スラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させたもの。
本発明の消臭機能を有する建築材料の消臭性能について試験を行う方法について説明する。
以下に示すのは、試験方法の一例として、ホルムアルデヒド、アンモニア、硫化水素に対する脱臭試験を行う方法である。
本実施例に従い、以下2つのサンプルを作製する。
サンプル(1) 水硬性バインダーとコーヒー殻を含有する水硬性組成物スラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させたもの。
サンプル(2) 水硬性バインダーとコーヒー殻と木材チップを含有する水硬性組成物スラリー20gを平均径10cm程度の小石の表面に塗布し、乾燥・硬化させたもの。
脱臭試験の手順は以下のとおりである。
<ホルムアルデヒド>
検知管は、ホルムアルデヒド91M、91L(株式会社ガステック製)を用いる。
適量のホルムアルデヒド液を気化させ空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化ホルムアルデヒドの濃度を検知管で測定する。
<ホルムアルデヒド>
検知管は、ホルムアルデヒド91M、91L(株式会社ガステック製)を用いる。
適量のホルムアルデヒド液を気化させ空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化ホルムアルデヒドの濃度を検知管で測定する。
測定結果を図3に示す。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化ホルムアルデヒドを吸着し、20時間経過時点でほぼ全量を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化ホルムアルデヒドに対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)に比してサンプル(2)はさらに脱臭効果が高いことがわかる。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化ホルムアルデヒドを吸着し、20時間経過時点でほぼ全量を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化ホルムアルデヒドに対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)に比してサンプル(2)はさらに脱臭効果が高いことがわかる。
<アンモニア>
検知管は、アンモニア3L、3La(株式会社ガステック製)を用いる。
適量のアンモニア水を気化させ空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化アンモニアの濃度を検知管で測定する。
検知管は、アンモニア3L、3La(株式会社ガステック製)を用いる。
適量のアンモニア水を気化させ空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化アンモニアの濃度を検知管で測定する。
測定結果を図4に示す。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化アンモニアを吸着し、20時間経過時点でおよそ9割を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化ホルムアルデヒドに対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)とサンプル(2)は同程度の脱臭効果であることがわかる。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化アンモニアを吸着し、20時間経過時点でおよそ9割を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化ホルムアルデヒドに対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)とサンプル(2)は同程度の脱臭効果であることがわかる。
<硫化水素>
検知管は、硫化水素4L、4LK、4LT(株式会社ガステック製)を用いる。
適量の硫化ナトリウムに希塩酸を添加して硫化水素ガスを発生させ、乾燥空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化硫化水素の濃度を検知管で測定する。
検知管は、硫化水素4L、4LK、4LT(株式会社ガステック製)を用いる。
適量の硫化ナトリウムに希塩酸を添加して硫化水素ガスを発生させ、乾燥空気で希釈し、検知管で濃度測定しながら120ppm程度に調整して試料ガスを得る。
サンプル(1)を入れたアナリティックバリアバッグ、サンプル(2)を入れたアナリティックバリアバッグ、何も入れないアナリティックバリアバッグを用意する。
各アナリティックバリアバッグ内に試料ガスを注入し、所定時間経過時点における雰囲気中の気化硫化水素の濃度を検知管で測定する。
測定結果を図5に示す。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化硫化水素を吸着し、6時間ないし20時間経過時点でほぼ全量を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化硫化水素に対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)に比してサンプル(2)はさらに脱臭効果が高いことがわかる。
サンプル(1)、サンプル(2)ともに、徐々に気化硫化水素を吸着し、6時間ないし20時間経過時点でほぼ全量を吸着したものと見られる。
したがって、サンプル(1)、サンプル(2)ともに、気化硫化水素に対する顕著な脱臭効果を発揮しており、サンプル(1)に比してサンプル(2)はさらに脱臭効果が高いことがわかる。
同様の手法で、上記のサンプル1〜8について脱臭試験を行ったところ、全てのサンプルにおいて、(1)ホルムアルデヒド、(2)アンモニア、(3)硫化水素に対してサンプル無しの場合と比べて有意に高い脱臭効果を発揮することが確認された(図1参照)。
3.強度試験
本発明の消臭機能を有する建築材料の強度を試験するため、別途3点のサンプル(成型体)を作成した。各サンプルの材料の配合を図 に示す。
サンプル番号11は、水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」のみを原材料とするものであり、3点のサンプルの中では最も圧縮強度が高い。
サンプル番号12は、同重量部ずつの水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」、朝倉石粉、蠣殻を原材料とするものであり、水硬性バインダーに対して2倍量の骨材と消臭材を含有することで、サンプル番号11よりも圧縮強度が劣る。
サンプル番号13は、水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」と、その倍の重量部の蠣殻とを原材料とするものであり、水硬性バインダーに対して2倍量の消臭材を含有することで、サンプル番号12よりもさらに圧縮強度が劣る。
本発明の消臭機能を有する建築材料の強度を試験するため、別途3点のサンプル(成型体)を作成した。各サンプルの材料の配合を図 に示す。
サンプル番号11は、水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」のみを原材料とするものであり、3点のサンプルの中では最も圧縮強度が高い。
サンプル番号12は、同重量部ずつの水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」、朝倉石粉、蠣殻を原材料とするものであり、水硬性バインダーに対して2倍量の骨材と消臭材を含有することで、サンプル番号11よりも圧縮強度が劣る。
サンプル番号13は、水硬性バインダー「マグエン標準型(マグエンS)」と、その倍の重量部の蠣殻とを原材料とするものであり、水硬性バインダーに対して2倍量の消臭材を含有することで、サンプル番号12よりもさらに圧縮強度が劣る。
しかしながら、サンプル番号11の圧縮強度は一般的なコンクリートの約2.5倍であり、サンプル番号12の圧縮強度は一般的なコンクリートとほぼ同等であり、サンプル番号13の圧縮強度は一般的なコンクリートの約1/2である。したがって、水硬性バインダーに対して2倍量程度の骨材(及び消臭材)を配合した原材料を用いて、一定の強度を有する成型品を製造することができる。また、塗り材としても十分利用可能である。
以上、本発明の消臭機能を有する建築材料について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態における水硬性バインダー、骨材、消臭材、添加物などの選択やその配合比率、混合、成型方法に関して様々な変更・改良を加えることが可能である。
本発明は、建築材料及びその製造方法として産業上利用することができるものである。
Claims (6)
- 建築材料基体の表面にコーティング層を有し、
前記コーティング層は、
水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、
乾燥コーヒー殻10〜15重量部、
木材チップ又は木材繊維1〜10重量部、
を材料として含有しており、
前記水硬性バインダーは、
酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものである
ことを特徴とする建築材料。 - 建築材料基体の表面にコーティング層を有し、
前記コーティング層は、
水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、
乾燥コーヒー殻30重量部、
蠣殻75重量部、
を材料としており、
前記水硬性バインダーは、
酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものである
ことを特徴とする建築材料。 - 建築材料基体の表面にコーティング層を有し、
前記コーティング層は、
水硬性バインダーと砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材との合計100重量部に対して、
乾燥コーヒー殻15〜20重量部、
木材チップ又は木材繊維5重量部、
蠣殻40〜50重量部、
を材料としており、
前記水硬性バインダーは、
酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含むものである
ことを特徴とする建築材料。 - 酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、
当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻10〜15重量部、木材チップ又は木材繊維1〜10重量部を加えて乾燥状態で混合して水硬性組成物を調整し、
当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、
当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させる
ことを特徴とする建築材料の製造方法。 - 酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、
当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻30重量部、蠣殻75重量部を加えて乾燥状態で混合して水硬性組成物を調整し、
当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、
当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させる
ことを特徴とする建築材料の製造方法。 - 酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムを含むマグネシア系結合材と、針状メタケイ酸カルシウムとを100:20〜100:80の重量比で含む水硬性バインダーと、砂、砂利、小石、石粉の1種類以上からなる骨材とを混合したものを調整し、
当該混合物100重量部に対して、乾燥コーヒー殻15〜20重量部、木材チップ又は木材繊維5重量部、蠣殻40〜50重量部を加えて乾燥状態で混合して水硬性組成物を調整し、
当該水硬性組成物に水を加え、均一になるまで混練して水硬性スラリーを調整し、
当該水硬性スラリーを建築材料基体の表面に塗布し、乾燥・硬化させる
ことを特徴とする建築材料の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017164217A JP2019038734A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 消臭機能を有する建築材料 |
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Publications (1)
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JP2019038734A true JP2019038734A (ja) | 2019-03-14 |
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JP (1) | JP2019038734A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020132506A (ja) * | 2019-02-26 | 2020-08-31 | 合同会社イワ建開発 | 水硬化型組成物及びその硬化物、並びに白華現象の防止方法 |
CN111675527A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-09-18 | 保利长大海外工程有限公司 | 一种高强度高韧性碱式硫酸镁纤维混凝土及其制备方法 |
CN112299776A (zh) * | 2019-08-02 | 2021-02-02 | 安徽凯越电力杆塔有限公司 | 一种耐腐蚀高强度混凝土及其制备方法 |
CN112608125A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-06 | 南京航空航天大学 | 一种用于装配式建筑节点的碱式硫酸镁水泥混凝土浇注料及其制备方法和应用 |
-
2017
- 2017-08-29 JP JP2017164217A patent/JP2019038734A/ja active Pending
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