JP2019036835A - アクティブ光ケーブル - Google Patents

アクティブ光ケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP2019036835A
JP2019036835A JP2017156712A JP2017156712A JP2019036835A JP 2019036835 A JP2019036835 A JP 2019036835A JP 2017156712 A JP2017156712 A JP 2017156712A JP 2017156712 A JP2017156712 A JP 2017156712A JP 2019036835 A JP2019036835 A JP 2019036835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
time slot
optical module
optical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017156712A
Other languages
English (en)
Inventor
貞二郎 小里
Teijiro Ori
貞二郎 小里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2017156712A priority Critical patent/JP2019036835A/ja
Priority to DE112018004169.7T priority patent/DE112018004169T5/de
Priority to PCT/JP2018/018167 priority patent/WO2019035251A1/ja
Priority to US16/634,968 priority patent/US20200244363A1/en
Publication of JP2019036835A publication Critical patent/JP2019036835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2589Bidirectional transmission
    • H04B10/25891Transmission components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4246Bidirectionally operating package structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/0232Optical elements or arrangements associated with the device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】2つの外部機器に接続される際に、これら2つの外部機器のうち一方から十分な電力が供給されない場合であっても、安定した双方向通信が可能なAOCを実現する。【解決手段】AOC(100)は、光ファイバ(131〜132)と、光ファイバ(131〜132)を介して結合された第1の光モジュール(110)及び第2の光モジュール(120)と、を備えている。第1の光モジュール(110)は、第1のタイムスロット(TS1)に第1のデータ信号(DS1)が重畳された第1の光信号(LS1)を生成する変調光源(113)を含み、第2の光モジュール(120)は、第1の光信号(LS1)を分岐することにより得られた分岐光信号(LS1−2)を、第2のタイムスロット(TS2)に第2のデータ信号(DS2)が重畳された第2の光信号(LS2)に変換する光変調器(127)を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、アクティブ光ケーブルに関する。
メタルケーブルに代わる伝送媒体としてアクティブ光ケーブル(AOC:Active Optical Cable)が注目を集めている。光信号を用いて双方向通信可能なAOCは、特許文献1の図1に記載されているように、光ファイバを収容したケーブルと、ケーブルの両端にそれぞれ設けられた第1の光モジュール及び第2の光モジュールとを備えている。第1の光モジュール及び第2の光モジュールは、それぞれ、発光素子を含む送信モジュールと、受光素子を含む受信モジュールとを備えている。発光素子の例としては、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)及び端面発光レーザが挙げられる。また、受光素子の例としては、PIN(P-Intrinsic-N)−フォトダイオード及びアバランシェフォトダイオードが挙げられる。
第1の光モジュールの送信モジュールは、光ファイバを介して第2の光モジュールの受信モジュールに対して結合されている。送信モジュールは、電気/光(E/O)変換を実行し、光ファイバは、送信モジュールによってE/O変換された光信号を伝送し、受信モジュールは、光ファイバによって伝送された光信号を光/電気(O/E)変換する。このように、第1の光モジュールの送信モジュールと、第2の光モジュールの受信モジュールと、光ファイバとは、第1の送受信モジュールを構成する。
第2の光モジュールの送信モジュールは、光ファイバを介して第1の光モジュールの受信モジュールに対して結合されている。第1の送受信モジュールと同様に、第2の光モジュールの送信モジュールと、第1の光モジュールの受信モジュールと、光ファイバとは、第2の送受信モジュールを構成する。
このように構成された第1の送受信モジュール及び第2の送受信モジュールが互いに逆向きに配置されていることによって、AOCは、第1の光モジュールが接続された第1の外部機器と、第2の光モジュールが接続された第2の外部機器との間における双方向の光通信を実現する。
特開2015−8380号公報(2015年1月15日公開)
従来のAOCにおいて、第2の光モジュールから第1の光モジュールへと送信される光信号は、第2の光モジュールに内蔵された発光素子からの光を変調することにより生成される。このため、第2の外部機器から第2の光モジュールに十分な電力が供給されない場合、第2の光モジュールに内蔵された発光素子の発光が不安定になり、その結果、第2の光モジュールから第1の光モジュールへの光信号の送信が不可能又は不安定になる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、AOCが2つの外部機器に接続される際に、その接続される2つの外部機器のうち一方の機器から十分な電力が供給されない場合であっても、安定した双方向通信が可能なAOCを実現することを目的とする。
本発明に係るアクティブ光ケーブルは、複数の光ファイバと、当該複数の光ファイバを介して結合された第1の光モジュール及び第2の光モジュールと、を備えた双方向通信可能なアクティブ光ケーブルにおいて、上記第1の光モジュールは、第1のタイムスロットに第1のデータ信号が重畳された第1の光信号を生成する変調光源を含み、上記第2の光モジュールは、上記第1の光モジュールから送信された上記第1の光信号を分岐することにより得られた分岐光信号を、第2のタイムスロットに第2のデータ信号が重畳された光信号に変換する光変調器を含む、ことを特徴とする。
また、本発明に係るアクティブ光ケーブルにおいて、上記第2の光モジュールには、上記第2の光信号を生成するための光源が含まれていない、ことが好ましい。
また、本発明に係るアクティブ光ケーブルにおいて、上記第1の光信号は、上記第2のタイムスロットにおけるパワーが上記第1のタイムスロットにおいて上記第1のデータ信号がハイレベルのときのパワーよりも大きい光信号である、ことが好ましい。
また、本発明に係るアクティブ光ケーブルにおいて、上記光変調器は、(1)上記第1のタイムスロットにおいて、上記分岐光信号を遮断し、(2)上記第2のタイムスロットにおいて、上記第2のデータ信号がハイレベルのときに上記分岐光信号を透過し、上記第2のデータ信号がローレベルのときに上記分岐光信号を遮断するオンオフ変調器である、ことが好ましい。
また、本発明に係るアクティブ光ケーブルにおいて、上記変調光源は、直接変調によって上記第1の光信号を生成する、ことが好ましい。
また、本発明に係るアクティブ光ケーブルにおいて、上記第2の光モジュールは、上記第1の光信号を上記分岐光信号と他の分岐光信号とに分岐する光分岐部と、上記他の分岐光信号を電流信号に変換する受光素子と、を更に備えており、上記光分岐部、上記光変調器、及び上記受光素子は、単一のSOI基板上に集積されている、ことが好ましい。
本発明の一態様によれば、AOCを用いて接続する2つの外部機器のうち一方の外部機器から発光素子を駆動するために十分な電力が供給されない場合であっても、安定した双方向通信を実現することができる。
本発明の一実施形態であるアクティブ光ケーブルの構成を示すブロック図である。 (a)は、図1のアクティブ光ケーブルが備える変調光源の構成例を示す回路図である。(b)は、その変調光源の特性を示すグラフである。 (a)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第1の光モジュールにおいて、バイアス電流源から変調光源に供給されるバイアス電流の波形図である。(b)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第1の光モジュールにおいて、送信回路から変調光源に供給される電流信号の波形図である。(c)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第1の光モジュールにおいて、変調光源にて生成される光信号の波形図である。 (a)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第2の光モジュールにおいて、光分岐部から受光素子に供給される光信号の波形図である。(b)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第2の光モジュールにおいて、光分岐部から光変調器に供給される光信号の波形図である。(c)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第2の光モジュールにおいて、光変調器に供給される電流信号の波形図である。(d)は、図1に示すアクティブ光ケーブルが備える第2の光モジュールにおいて、光変調器にて生成される光信号の波形図である。
(アクティブ光ケーブルの概要)
光ファイバを用いて2つの光モジュールを光学的に結合したアクティブ光ケーブル(AOC:Active Optical Cable)は、光信号を用いて2つの外部機器間における双方向通信を実現するケーブルであり、大容量のデータを高速に伝送することができる。そのため、AOCは、従来から用いられてきたメタルケーブルを代替することができる。
また、光ファイバによって伝送される光信号は、メタルケーブルによって伝送される電気信号と比較して、伝送損失が著しく小さい。そのため、2つの外部機器間の距離が長距離(例えば10m以上1000m以下)である場合であっても、AOCは、2つの外部機器間における双方向通信を実現することができる。このような長距離における双方向通信は、メタルケーブルを用いた接続では実現が困難である。
AOCは、例えば、InfiniBand(登録商標)タイプのケーブル、カメラリンク規格に準拠したケーブル、HDMI(High-definition Digital Media Interface、登録商標)規格に準拠したケーブル、及び、USB(Universal Serial Bus)インターフェース規格に準拠したケーブルとして好適に用いることができる。
カメラリンク規格に準拠したAOC及びUSBインターフェース規格に準拠したAOCは、例えば、パソコンとカメラとの間、あるいは、パソコンと光学ドライブ(例えばBlu-ray(登録商標)ディスクドライブ)との間を接続することを想定している。この場合、パソコンは、十分な給電能力を有しているものの、カメラあるいは光学ドライブは、十分な給電能力を有していない場合が考えられる。
以下に説明する実施形態に係るAOCは、このように、AOCが2つの外部機器に接続される際に、その接続される2つの外部機器のうち一方の外部機器から発光素子を駆動するために十分な電力が供給されない場合であっても、安定した双方向通信を実現することを目的とする。以下では、電力の供給能力が高い方の外部機器を第1の外部機器とし、電力の供給能力が低い方の外部機器を第2の外部機器として説明する。
(AOCの構成)
本発明の一実施形態に係るAOC100の構成について、図1を参照して説明する。図1は、AOC100の構成を示すブロック図である。
AOC100は、図1に示すように、2本の光ファイバ131〜132が収容されたケーブル130と、ケーブル130の一端に設けられた第1の光モジュール110と、ケーブル130の他端に設けられた第2の光モジュール120とを備えている。AOC100を用いることにより、第1の光モジュール110に接続された第1の外部機器(不図示)と第2の光モジュール120に接続された第2の外部機器(不図示)との間の双方向通信を実現することができる。なお、第1の光ファイバ131及び第2の光ファイバ132としては、例えば、汎用シングルモードファイバを用いることができる。
第1の光モジュール110は、(1)電気信号として第1の外部機器から入力されたデータ信号DS1(本発明における「第1のデータ信号」の一例)を、光信号LS1(本発明における「第1の光信号」の一例)として第2の光モジュール120に送信する機能と、(2)光信号LS2(本発明における「第2の光信号」の一例)として第2の光モジュール120から受信したデータ信号DS2(本発明における「第2のデータ信号」の一例)を、電気信号として第1の外部機器に出力する機能を担う。
第2の光モジュール120は、(1)電気信号として第2の外部機器から入力されたデータ信号DS2を、光信号LS2として第1の光モジュール110に送信する機能と、(2)光信号LS1として第1の光モジュール110から受信したデータ信号DS1を、電気信号として第1の外部機器に出力する機能を担う。
第1の光ファイバ131は、第1の光モジュール110と第2の光モジュール120とを結合し、第1の光モジュール110から第2の光モジュール120へと送信される光信号LS1の伝送媒体として機能する。また、第2の光ファイバ132は、第1の光モジュール110と第2の光モジュール120とを結合し、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へと送信される光信号LS2の伝送媒体として機能する。
AOC100において、光信号LS1,LS2は、時分割送受信される。より具体的に言うと、第1の光モジュール110から第2の光モジュール120へと送信され光信号LS1にデータ信号DS1が重畳されるタイムスロットと、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へと送信される光信号LS2にデータ信号DS2が重畳されるタイムスロットとが、交互に繰り返される。
第1の光モジュール110から第2の光モジュール120へと送信される光信号LS1にデータ信号DS1が重畳されるタイムスロットのことを、以下、タイムスロットTS1(本発明における「第1のタイムスロット」の一例)と記載する。繰り返されるタイムスロットTS1を互いに識別する必要がある場合には、時間順にタイムスロットTS1−1、タイムスロットTS1−2、タイムスロットTS1−3、・・・と記載する。
また、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へと送信される光信号にデータ信号DS2が重畳されるタイムスロットのことを、以下、タイムスロットTS2(本発明における「第2のタイムスロット」の一例)と記載する。繰り返されるタイムスロットTS2を互いに識別する必要がある場合には、時間順にタイムスロットTS2−1、タイムスロットTS2−2、タイムスロットTS2−3、・・・と記載する。
なお、本実施形態においては、タイムスロットTS1及びタイムスロットTS2が、タイムスロットTS1−1、タイムスロットTS2−1、タイムスロットTS1−2、タイムスロットTS2−2、・・・の順で並んでいるものとする。ただし、本発明はこれに限定されない。すなわち、タイムスロットTS1及びタイムスロットTS2は、タイムスロットTS2−1、タイムスロットTS1−1、タイムスロットTS2−2、タイムスロットTS1−2、・・・の順で並んでいてもよい。
また、本実施形態においては、タイムスロットTS1の長さとタイムスロットTS2の長さとが同じであるものとする。ただし、本発明はこれに限定されない。すなわち、タイムスロットTS1の長さとタイムスロットTS2の長さとは、異なっていてもよい。例えば、第1の光モジュール110から第2の光モジュール120へのデータ伝送量が第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へのデータ伝送量よりも多いことが想定される場合は、タイムスロットTS1をタイムスロットTS2よりも長くする形態を採用するとよい。逆に、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へのデータ伝送量が第1の光モジュール110から第2の光モジュール120へのデータ伝送量よりも多いことが想定される場合は、タイムスロットTS2をタイムスロットTS1よりも長くする形態を採用するとよい。
(第1の光モジュールの構成)
AOC100が備える第1の光モジュール110の構成について、再び図1を参照して説明する。
第1の光モジュール110は、図1に示すように、送信回路111、送信バッファ112、変調光源113、バイアス電流源114、受光素子115、受信回路116、受信バッファ117、及び制御部118を備えている。
送信回路111、送信バッファ112、及び変調光源113は、電気信号(電圧信号であってもよいし、電流信号であってもよい)として第1の外部機器から入力されたデータ信号DS1を、光信号LS1として第2の光モジュール120に送信するための構成である。送信回路111、送信バッファ112、及び変調光源113は、それぞれ、以下のように動作する。
すなわち、各タイムスロットTS1(先頭のタイムスロットTS1−1を除く)、及び、そのタイムスロットTS1の直前のタイムスロットTS2において、送信回路111は、電気信号として第1の外部機器から入力されたデータ信号DS1を送信バッファ112に書き込む。そして、そのタイムスロットTS1において、送信回路111は、送信バッファ112に書き込まれたデータ信号DS1を書き込み速度の約2倍の読み出し速度で読み出し、読み出したデータ信号DS1を電流信号IS1としてとして変調光源113に供給する(この動作を、以下、送信動作とも記載する)。また、そのタイムスロットTS1において、変調光源113は、バイアス電流源114からレーザダイオード(後述)に供給されるバイアス電流IBを、送信回路111から供給された電流信号IS1で変調する。すなわち、変調光源113は、タイムスロットTS1にデータ信号DS1が重畳された光信号LS1を生成する。タイムスロットTS2における光信号LS1は、何らのデータ信号も重畳されていない連続光となる。このようにして変調光源113にて生成された光信号LS1は、第1の光ファイバ131を介して第2の光モジュール120に送信される。
なお、送信回路111は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)又はBiCMOS(Bipolar Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のドライバにより構成することができる。また、送信バッファ112は、例えば、一般的なIC(Integrated Circuit)により構成することができる。変調光源113の具体的な構成例については、参照する図面を代えて後述する。
受光素子115、受信回路116、及び受信バッファ117は、第2の光モジュール120から受信した光信号LS2を電気信号(電圧信号であってもよいし、電流信号であってもよい)としてデータ信号DS2に変換して第1の外部機器に出力するための構成である。受光素子115、受信回路116、及び受信バッファ117は、それぞれ、以下の機能を担う。
すなわち、各タイムスロットTS2において、受光素子115は、第2の光ファイバ132を介して第2の光モジュール120から受信した光信号LS2を電流信号に変換し、得られた電流信号を受信回路116に供給する。また、そのタイムスロットTS2において、受信回路116は、受光素子115から供給された電流信号を、データ信号DS2として受信バッファ117に書き込む。そして、そのタイムスロットTS2、及び、そのタイムスロットTS2の直後のタイムスロットTS1において、受信回路116は、受信バッファ117に書き込まれたデータ信号DS2を書き込み速度の約1/2倍の読み出し速度で読み出し、読み出したデータ信号DS2を電気信号として第1の外部機器に出力する(この動作を、以下、受信動作とも記載する)。
なお、受光素子115としては、例えば、PIN(P-Intrinsic-N)フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどのフォトダイオードを用いることができる。また、受信回路116は、例えば、トランスインピーダンスとリミッティングアンプとにより構成することができる。この場合、受光素子115にて得られた電流信号は、トランスインピーダンスアンプとリミッティングアンプとにより増幅され、第1の外部機器に出力される。また、受信バッファ117は、例えば、一般的なIC(Integrated Circuit)により構成することができる。
制御部118は、送信回路111及び受信回路116を制御するための構成である。制御部118は、例えば、タイムスロットTS1の始点において送信回路111に上述した送信動作を開始させ、タイムスロットTS1の終点において送信回路111に上述した送信動作を終了させる。また、制御部118は、例えば、タイムスロットTS2の始点において受信回路116に上述した受信動作を開始させ、タイムスロットTS2の終点において上述した受信動作を終了させる。なお、制御部118としては、例えば、マイクロコントローラを用いることができる。
(変調光源の構成例)
第1の光モジュール110が備える変調光源113の構成例について、図2を参照して説明する。図2において、(a)は、本構成例に係る変調光源113の回路図であり、変調光源113の特性を示すグラフである。
変調光源113は、直接変調により光信号LS1を生成する変調光源であり、図2の(a)に示すように、レーザダイオード(以下、LDと記載する)113aと、コイル113bと、コンデンサ113cとにより構成することができる。LD113aとしては、例えば、分布帰還型半導体レーザ(Distributed-Feedback Laser Diode:DFB−LD)又はファブリペロー型半導体レーザ(Fabry-Perot Laser Diode:FP−LD)を用いることができる。本実施形態では、LD113aとして、発振波長が1550nmのDFB−LDを用いる。
LD113aのアノードには、コイル113bとコンデンサ113cとが並列に接続されている。コイル113bのLD113a側と逆側の端子であるバイアス端子Tbには、前述したバイアス電流源114からバイアス電流IBが供給される。コンデンサ113cのLD113a側と逆側の端子である信号端子Tsには、前述した送信回路111から電流信号IS1が供給される。したがって、LD113aのアノードには、バイアス電流IBと電流信号IS1の交流成分とを足し合わせた駆動電流が供給される。なお、LD113aのカソードは、接地されている。
LD113aは、駆動電流の大きさが閾値電流Ithを上回っている場合、図2の(b)に示すように、駆動電流に応じたパワーの光信号LS1を生成する。したがって、バイアス電流IBの大きさがIB1であり、電流信号IS1の振幅がImである場合、パワーがP1を中心としP1±Pm/2の範囲内で振動する光信号LS1を生成する。
なお、本構成例に係る変調光源113は、直接変調によって光信号LS1を生成するものである。しかしながら、本発明は、これに限定されない。すなわち、変調光源113は、光源と外部変調器とにより構成されていてもよい。この場合、光源としては、例えば、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)又は端面発光レーザを用いることができる。また、外部変調器としては、例えば、電界吸収型変調器、LN(LiNbO)変調器等のMZ(Mach-Zehnder)変調器、シリコン変調器などの光変調器を用いることができる。
以上のように、本実施形態に係るAOC1においては、第1の光モジュール110の変調光源113として、直接変調によって光信号LS1を生成する変調光源を用いることができる。この場合、第1の光モジュール110が間接変調によって光信号LS1を生成する変調光源である場合と比べて、外部変調器を要さない分、第1の光モジュール110の構成が簡素化されたAOC1を実現することができる。
(第1の光モジュールにて生成される光信号)
ここで、第1の光モジュール110にて生成される光信号LS1について、図3を参照して説明する。
第1の光モジュール110のバイアス電流源114は、例えば、タイムスロットTS1において電流値がIB1となり、タイムスロットTS2において電流値がIB1よりも大きいIB2となるバイアス電流IBを変調光源113に供給する。図3の(a)は、この場合にバイアス電流源114から変調光源113に供給されるバイアス電流IBの波形図である。
また、第1の光モジュール110の送信回路111は、例えば、タイムスロットTS1において、データ信号DS1がハイレベルのとき電流値が+Im/2となり、データ信号DS1がローレベルのとき電流値が−Im/2となる電流信号IS1を変調光源113に供給する。ここで、Imは、電流信号IS1の振幅であり、Im/2<IB2−IB1となるように設定されている。タイムスロットTS2における電流信号IS1の電流値は、例えば、0である。図3の(b)は、この場合に送信回路111から変調光源113に供給される電流信号IS1の波形図である。
また、第1の光モジュール110の変調光源113は、例えば、パワーがバイアス電流IBと電流信号IS1との和に比例する光信号LS1を生成する。この場合、変調光源113にて生成される光信号LS1は、データ信号DS1がタイムスロットTS1に重畳された光信号となる。図3の(c)は、この場合に変調光源113にて生成される光信号LS1の波形図である。電流信号IS1の振幅ImがIm/2<IB2−IB1となるように設定されているので、タイムスロットTS2における光信号LS1のパワーP2は、タイムスロットTS1に光信号LS1のパワーP1、P1+Pm/2、又はP1−Pm/2よりも大きくなる。ここで、Pmは、光信号LS1の振幅である。
光信号LS1において注目すべき点は、図3の(c)に示すように、タイムスロットTS2におけるパワーP2がタイムスロットTS1のハイレベル時におけるパワーP1+Pm/2よりも大きい点である。このため、タイムスロットTS2におけるパワーP2とタイムスロットTS1のハイレベル時におけるパワーP1+Pm/2との間に設定された閾値を用いることによって、第2の光モジュール120においてタイムスロットTS1とタイムスロットTS2を比較的容易に識別することが可能なAOC100を実現することができる。ここで、タイムスロットTS1のハイレベル時とは、タイムスロットTS1においてデータ信号DS1がハイレベルとなり、少なくとも光信号LS1のパワーが最大値P1+Pm/2を取り得る期間のことを指す。
なお、バイアス電流IBの電流値がIB1からIB2へと変化する時点は、タイムスロットTS2の始点(図3における時点t2、t4)であってもよいし、タイムスロットTS2の始点よりも時間Δtだけ前もしくは後の時点であってもよい。なお、図3の(a)においては、バイアス電流IBの電流値がIB1からIB2へと変化する時点がタイムスロットTS2の始点よりも時間Δtだけ後の時点である場合を例示している。また、バイアス電流IBの電流値がIB2からIB1へと変化する時点は、タイムスロットTS2の終点(図3における時点t3)であってもよいし、タイムスロットTS2の終点よりも時間Δtだけ前もしくは後の時点であってもよい。なお、図3の(a)においては、バイアス電流IBの電流値がIB2からIB1へと変化する時点がタイムスロットTS2の始点よりも時間Δtだけ前の時点である場合を例示している。
また、光信号LS1にデータ信号DS1が重畳される期間の始点は、タイムスロットTS1の始点(図3における時点t1、t3)であってもよいし、図3の(b)及び(c)に示すように、タイムスロットTS1の始点よりも時間Δtだけ後の時点であってもよい。また、光信号LS1にデータ信号DS1が重畳される期間の終点は、タイムスロットTS1の終点(図3における時点t2、t4)であってもよいし、図3の(c)及び(d)に示すように、タイムスロットTS1の終点よりも時間Δtだけ前の時点であってもよい。
(第2の光モジュールの構成)
AOC100が備える第2の光モジュール120の構成について、再び図1を参照して説明する。
第2の光モジュール120は、図1に示すように、光分岐部121、受光素子122、受信回路123、受信バッファ124、送信回路125、送信バッファ126、光変調器127、及び制御部128を備えている。
光分岐部121は、第1の光モジュール110から受信した光信号LS1を、光信号LS1−1(本発明における「他の分岐光信号」の一例)と光信号LS1−2(本発明における「分岐光信号」の一例)とに分岐するための構成である。得られた光信号LS1−1及び光信号LS1−2は、それぞれ、受光素子122及び光変調器127に供給される。なお、光分岐部121としては、例えば、ハーフミラーを用いることができる。
受光素子122、受信回路123、及び受信バッファ124は、光分岐部121から受信した光信号LS1−1を、電気信号(電流信号であってもよいし、電圧信号であってもよい)としてデータ信号DS1に変換して第1の外部機器に出力するための構成である。受光素子122、受信回路123、及び受信バッファ124は、それぞれ、以下のように動作する。
すなわち、各タイムスロットTS1において、受光素子122は、光分岐部121から供給された光信号LS1−1を電流信号に変換し、得られた電流信号を受信回路123に供給する。また、そのタイムスロットTS1において、受信回路123は、受光素子122から供給された電流信号を、データ信号DS1として受信バッファ124に書き込む。そして、そのタイムスロットTS1、及び、そのタイムスロットTS1の直後のタイムスロットTS2において、受信回路123は、受信バッファ124に書き込まれたデータ信号DS1を書き込み速度の約1/2倍の読み出し速度で読み出し、読み出したデータ信号DS1を電気信号として第2の外部機器に出力する(この動作、以下、受信動作とも記載する)。
なお、受光素子122としては、例えば、PIN(P-Intrinsic-N)フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどのフォトダイオードを用いることができる。また、受信回路123は、例えば、トランスインピーダンスとリミッティングアンプとにより構成することができる。この場合、受光素子122にて得られた電流信号は、トランスインピーダンスアンプとリミッティングアンプとにより増幅され、第2の外部機器に出力される。また、受信バッファ124は、例えば、一般的なIC(Integrated Circuit)により構成することができる。
送信回路125、送信バッファ126、及び光変調器127は、電気信号(電圧信号であってもよいし、電流信号であってもよい)として第2の外部機器から入力されたデータ信号DS2を、光信号LS2として第1の光モジュール110に送信するための構成である。送信回路125、送信バッファ126、及び光変調器127は、それぞれ、以下のように動作する。
すなわち、各タイムスロットTS2、及び、そのタイムスロットTS2の直前のタイムスロットTS1において、送信回路125は、電気信号として第2の外部機器から入力されたデータ信号DS2を送信バッファ126に書き込む。そして、そのタイムスロットTS2において、送信回路125は、送信バッファ126に書き込まれたデータ信号DS2を書き込み速度の約2倍の読み出し速度で読み出し、読み出したデータ信号DS2を電流信号IS2としてとして光変調器127に供給する(この動作を、以下、送信動作とも記載する)。また、そのタイムスロットTS2において、光変調器127は、光分岐部121から供給された光信号LS1−2を、送信回路125から供給された電流信号IS2で変調する。すなわち、光変調器127は、光信号LS1−2を、タイムスロットTS2にデータ信号DS2が重畳された光信号LS2に変換する。光変調器127にて生成された光信号LS2は、第2の光ファイバ132を介して第1の光モジュール110に送信される。
なお、送信回路125は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)又はBiCMOS(Bipolar Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のドライバにより構成することができる。また、送信バッファ126は、例えば、一般的なIC(Integrated Circuit)により構成することができる。また、光変調器127としては、例えば、電界吸収型変調器、LN(LiNbO)変調器又はシリコン変調器等のMZ(Mach-Zehnder)変調器を用いることができる。
なお、本実施形態において、第2の光モジュール120の各部、特に、光分岐部121、受光素子122、及び光変調器127は、単一のSOI(Silicon On Insulator)基板上に集積されている。光分岐部121と受光素子122とを繋ぐ光導波路、及び、光分岐部121と光変調器127とを繋ぐ光導波路も、同一のSOI基板上に集積してもよい。この場合、光分岐部121、受光素子122、及び光変調器127がディスクリートな光部品として組み合わせられている場合と比べて、第2の光モジュール120のサイズを小型化することができる。また、上記の構成によれば、製造コストを抑制可能なAOC100を実現することができる。
制御部128は、送信回路125及び受信回路123を制御するための構成である。制御部128は、例えば、タイムスロットTS2の始点において送信回路125に上述した送信動作を開始させ、タイムスロットTS2の終点において送信回路125に上述した送信動作を終了させる。また、制御部128は、例えば、タイムスロットTS1の始点において受信回路123に上述した受信動作を開始させ、タイムスロットTS1の終点において上述した受信動作を終了させる。なお、制御部128としては、例えば、マイクロコントローラを用いることができる。
(第2の光モジュールにて生成される光信号)
ここで、第2の光モジュール120にて生成される光信号LS2について、図4を参照して説明する。
第2の光モジュール120の光分岐部121は、例えば、第1の光モジュール110から受信した光信号LS1を予め定められた分岐比で光信号LS1−1と光信号LS1−2とに分岐するための構成である。図4の(a)は、この場合に光分岐部121から受光素子122に供給される光信号LS1−1の波形図である。図4の(b)は、この場合に光分岐部121から光変調器127に供給される光信号LS1−2の波形図である。タイムスロットTS1において、光信号LS1−1の平均パワーP3と光信号LS1−2の平均パワーP5との和は、光信号LS1のパワーP1(図3の(c)参照)から、光ファイバ131及び光分岐部121における損失を差し引いたものになる。また、タイムスロットTS2において、光信号LS1−1のパワーP4と光信号LS1−2のパワーP6との和は、光信号LS1のパワーP2(図3の(c)参照)から、光ファイバ131及び光分岐部121における損失を差し引いたものになる。
また、第2の光モジュール120の送信回路125は、例えば、タイムスロットTS2において、データ信号DS2がハイレベルのとき電流値がImとなり、データ信号DS2がローレベルのとき電流値が0となる電流信号IS2を光変調器127に供給する。ここで、Imは、電流信号IS2の振幅である。タイムスロットTS1における電流信号IS2の電流値は、例えば、0である。図4の(c)は、この場合に送信回路125から光変調器127に供給される電流信号IS2の波形図である。
また、第2の光モジュール120の光変調器127は、例えば、光分岐部121から供給された光信号LS1−2をオンオフ変調するオンオフ変調器により構成することができる。この場合、光変調器127は、電流信号IS2の電流値がImのとき、光分岐部121から供給された光信号LS1−2を透過し、電流信号IS2の電流値が0のとき、光分岐部121から供給された光信号LS1−2を遮断する。ここで、電流信号IS2の電流値は、タイムスロットTS1において、常に0になる。また、電流信号IS2の電流値は、タイムスロットTS2において、データ信号DS2がハイレベルのときにImとなり、データ信号DS2がローレベルのときに0となる。したがって、光変調器127は、(1)タイムスロットTS1において、光信号LS1−2を遮断し、(2)タイムスロットTS2において、データ信号DS2がハイレベルのときに光信号LS1−2を透過し、データ信号DS2がローレベルのときに光信号LS1−2を遮断する。図4の(d)は、この場合に光変調器127にて生成される光信号LS2の波形図である。タイムスロットTS1において、光信号LS2の平均パワーP7は、電流信号IS2の電流値が0なので、光信号LS1−2の平均パワーP5から光変調器127の遮断時損失を差し引いたものになる。また、タイムスロットTS2において、データ信号DS2がローレベルのときのパワーP8は、電流信号IS2の電流値が0なので、光信号LS1−2のパワーP6から光変調器127の遮断時損失を差し引いたものになる。また、タイムスロットTS2において、データ信号DS2がハイレベルのときのパワーP9は、電流信号IS2の電流値がImなので、光信号LS1−2のパワーP6から光変調器127の透過時損失を差し引いたものになる。なお、光変調器127の遮断時損失は、光変調器127の透過時損失よりも大きい。なぜなら、透過時においては、光変調器127に入力された光の大部分が光変調器127を透過して損失にならないのに対して、遮断時においては、光変調器127に入力された光の大部分が光変調器127を透過せず損失となるからである。
光信号LS2において注目すべき点は、図4の(d)に示すように、タイムスロットTS1のハイレベル時のパワーがタイムスロットTS2のローレベル時のパワーよりも小さくなる点である。このため、タイムスロットTS1のハイレベル時のパワーとタイムスロットTS2のローレベル時のパワーP8との間に設定された閾値を用いることによって、第1の光モジュール110においてタイムスロットTS1とタイムスロットTS2とを比較的容易に識別することが可能なAOC100を実現することができる。ここで、タイムスロットTS1のハイレベル時とは、タイムスロットTS1においてデータ信号DS1がハイレベルとなり、少なくとも光信号LS2のパワーが最大値を取り得る期間のことを指し、タイムスロットTS2のローレベル時とは、タイムスロットTS2においてデータ信号DS2がローレベルとなり、少なくとも光信号LS2のパワーが最小値P8を取り得る期間のことを指す。
なお、光信号LS2にデータ信号DS2が重畳される期間の始点は、タイムスロットTS2の始点(図4におけるt2、t4)であってもよいし、図4の(c)及び(d)に示すように、タイムスロットTS2の始点よりも時間Δtだけ後の時点であってもよい。また、光信号LS2にデータ信号DS2が重畳される期間の終点は、タイムスロットTS2の終点(図4における時点t3)であってもよいし、図4の(c)及び(d)に示すように、タイムスロットTS2の終点よりも時間Δtだけ前の時点であってもよい。
(本実施形態の効果)
従来のAOCにおいて、第2の光モジュールから第1の光モジュールへと送信される光信号は、第2の光モジュールに内蔵された発光素子からの光を変調することにより生成される。このため、第2の外部機器から第2の光モジュールに十分な電力が供給されない場合、第2の光モジュールに内蔵された発光素子の発光が不安定になり、その結果、第2の光モジュールから第1の光モジュールへの光信号の送信が不可能又は不安定になる。したがって、第2の外部機器から第2の光モジュールに十分な電力が供給されない場合、安定した双方向通信を実現することが困難になる。
これに対して、本実施形態に係るAOC1においては、第1の光モジュール110が、タイムスロットTS1にデータ信号DS1が重畳された光信号LS1を生成する変調光源113を備えており、第2の光モジュール120が、第1の光モジュール110から送信された光信号LS1を分岐することにより得られた光信号LS1−2を、タイムスロットTS2にデータ信号DS2が重畳された光信号LS2に変換する光変調器127を備えている。すなわち、本実施形態に係るAOC1において、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110へと送信される光信号LS2は、第2の光モジュール120に内蔵された発光素子からの光ではなく、第1の光モジュール110から送信された光信号LS1を分岐することにより得られた光信号LS1−2を変調することによって生成される。このため、本実施形態に係るAOC1においては、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための光源を、第2の光モジュール120に設ける必要もなければ、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための電力を、第2の外部機器から第2の光モジュール120に供給する必要もない。実際、本実施形態に係るAOC1においては、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための光源が第2の光モジュール120に設けられておらず、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための電力が第2の光モジュール120に供給されていない。このため、AOC1が2つの外部機器に接続される際に、第2の外部機器から第2の光モジュール120に十分な電力が供給されない場合であっても、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2の送信を安定して行うことが可能になる。したがって、AOC1が2つの外部機器に接続される際に、第2の外部機器から第2の光モジュール120に十分な電力が供給されない場合であっても、安定した双方向通信が可能なAOC1を実現することができる。
なお、本実施形態に係るAOC1においては、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための光源の全部が第1の光モジュール110に含まれ、当該光源が第2の光モジュール120に含まれない構成を採用しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための光源の一部が第1の光モジュール110に含まれ、当該光源の残りの部分が第2の光モジュール120に含まれる構成を採用してもよい。この場合、第2の光モジュール120から第1の光モジュール110への光信号LS2を生成するための光源の全部が第2の光モジュール120に含まれる場合と比べて、当該電力を削減することができる。したがって、AOC1が2つの外部機器に接続される際に、第2の外部機器から第2の光モジュール120に十分な電力が供給されない場合であっても、従来のAOCと比べて安定した双方向通信が可能なAOC1を実現することができる。
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 AOC(アクティブ光ケーブル)
110 第1の光モジュール
111 送信回路
112 送信バッファ
113 変調光源
114 バイアス電流源
115 受光素子
116 受信回路
117 受信バッファ
118 制御部
120 第2の光モジュール
121 光分岐部
122 受光素子
123 受信回路
124 受信バッファ
125 送信回路
126 送信バッファ
127 光変調器
128 制御部
131 光ファイバ
132 光ファイバ

Claims (6)

  1. 複数の光ファイバと、当該複数の光ファイバを介して結合された第1の光モジュール及び第2の光モジュールと、を備えた双方向通信可能なアクティブ光ケーブルにおいて、
    上記第1の光モジュールは、第1のタイムスロットに第1のデータ信号が重畳された第1の光信号を生成する変調光源を含み、
    上記第2の光モジュールは、上記第1の光モジュールから送信された上記第1の光信号を分岐することにより得られた分岐光信号を、第2のタイムスロットに第2のデータ信号が重畳された第2の光信号に変換する光変調器を含む、
    ことを特徴とするアクティブ光ケーブル。
  2. 上記第2の光モジュールには、上記第2の光信号を生成するための発光素子が含まれていない、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクティブ光ケーブル。
  3. 上記第1の光信号は、上記第2のタイムスロットにおけるパワーが上記第1のタイムスロットにおいて上記第1のデータ信号がハイレベルのときのパワーよりも大きい光信号である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクティブ光ケーブル。
  4. 上記光変調器は、(1)上記第1のタイムスロットにおいて、上記分岐光信号を遮断し、(2)上記第2のタイムスロットにおいて、上記第2のデータ信号がハイレベルのときに上記分岐光信号を透過し、上記第2のデータ信号がローレベルのときに上記分岐光信号を遮断するオンオフ変調器である、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアクティブ光ケーブル。
  5. 上記変調光源は、直接変調によって上記第1の光信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のアクティブ光ケーブル。
  6. 上記第2の光モジュールは、上記第1の光信号を上記分岐光信号と他の分岐光信号とに分岐する光分岐部と、上記他の分岐光信号を電流信号に変換する受光素子と、を更に備えており、
    上記光分岐部、上記光変調器、及び上記受光素子は、単一のSOI基板上に集積されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のアクティブ光ケーブル。
JP2017156712A 2017-08-15 2017-08-15 アクティブ光ケーブル Pending JP2019036835A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017156712A JP2019036835A (ja) 2017-08-15 2017-08-15 アクティブ光ケーブル
DE112018004169.7T DE112018004169T5 (de) 2017-08-15 2018-05-10 Aktives optisches kabel
PCT/JP2018/018167 WO2019035251A1 (ja) 2017-08-15 2018-05-10 アクティブ光ケーブル
US16/634,968 US20200244363A1 (en) 2017-08-15 2018-05-10 Active optical cable

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017156712A JP2019036835A (ja) 2017-08-15 2017-08-15 アクティブ光ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019036835A true JP2019036835A (ja) 2019-03-07

Family

ID=65362216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017156712A Pending JP2019036835A (ja) 2017-08-15 2017-08-15 アクティブ光ケーブル

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20200244363A1 (ja)
JP (1) JP2019036835A (ja)
DE (1) DE112018004169T5 (ja)
WO (1) WO2019035251A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59210745A (ja) * 1983-05-13 1984-11-29 Nec Corp 光信号送受装置の付帯装置
JPH04192730A (ja) * 1990-11-26 1992-07-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光双方向伝送方式

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226425A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ファイバ伝送装置
JP2015008380A (ja) 2013-06-25 2015-01-15 日立金属株式会社 光アクティブケーブルおよび光伝送システム
JP6295138B2 (ja) * 2014-05-13 2018-03-14 ホシデン株式会社 コネクタ及び該コネクタを使用した電子機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59210745A (ja) * 1983-05-13 1984-11-29 Nec Corp 光信号送受装置の付帯装置
JPH04192730A (ja) * 1990-11-26 1992-07-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光双方向伝送方式

Also Published As

Publication number Publication date
US20200244363A1 (en) 2020-07-30
DE112018004169T5 (de) 2020-04-30
WO2019035251A1 (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5635116B2 (ja) 高速通信
US10164713B2 (en) Optical transmitter, optical modulator module, and optical transmission system
US9929533B2 (en) Optical module
CN109981175B (zh) 光模块及信号处理的方法
US7474858B2 (en) Duobinary optical transmission device using at least one semiconductor optical amplifier
JP2002077059A (ja) 光送信機
US9054813B2 (en) Optical transceiver with isolated modulator contacts and/or inputs
US9653879B2 (en) Optical module
KR100520648B1 (ko) 반도체 광 증폭기를 이용한 듀오바이너리 광 전송장치
JPWO2019035250A1 (ja) アクティブ光ケーブル
US9882336B2 (en) Optical module
US9025962B2 (en) Device for sending and receiving SATA signals over an optical fiber link
US7502567B2 (en) Electroabsorption-modulated Fabry-Perot laser and methods of making the same
EP3742631B1 (en) Pse device and powered device of optical power supply system, and optical power supply system
CN112564810A (zh) 一种调顶发射机电路及调顶信号传输方法
JP6046288B1 (ja) 電流出力回路及び光送信器
JP2019036835A (ja) アクティブ光ケーブル
JP2011221370A (ja) 光送信機
US8447187B2 (en) Optoelectronic interconnect for high frequency data transmission at low power consumption
KR102036539B1 (ko) 고효율 광신호 전송을 위한 펄스진폭변조 기반 광송신기
Shumate et al. Lightwave transmitters
JP3394018B2 (ja) 相補型光配線回路
EP3886291A1 (en) Power receiving device, power feeding device, and optical fiber power feeding system
Dev et al. Ultra-compact Forward-Biased PIN Silicon Mach-Zehnder Modulator with Thermal Tuning
JP5823921B2 (ja) 半導体光集積素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220105