JP2019035895A - 教育用カードゲーム、及びその使用方法 - Google Patents

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【課題】本発明は、コミュニケーション力の向上に役立つ教育用カードゲーム、及びその使用方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の教育用カードゲームは、表面と裏面とを有するカードの集合であるプレイカード10を備える。表面は、教育対象者に対する質問を含む。プレイカード10は、少なくとも、カードを引いた教育対象者に対する質問を含むノーマルカード20と、カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問を含む特殊カード(30〜60)を含む。特殊カードの裏面は、特殊カードであることを示す表示を含む。ノーマルカードと特殊カードとが所定の割合で含まれることにより、教育対象者は、緊張感を持ってゲームに参加することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、教育用カードゲーム、及びその使用方法に関し、特に人と人の間のコミュニケーション力の訓練・向上に役立つ教育用カードゲームに関する。ここでの「教育」は、教師が幼児等に施す教育だけでなく、自主学習や自主啓発なども含む広い意味で使用される。
インターネット、携帯電話、メール、SNSなどの通信手段が発達した現代においても、人と人の間のコミュニケーション力を向上させることは重要であり、教育機関においても、教育対象者のコミュニケーション力をいかにして向上させるかは重要な課題である。特に、教育対象者が発達障害を有する場合、教育対象者のコミュニケーション力を高め社会適合力を向上させることは、非常に重要である。また、障害者のみでなく、健常者である幼児、小中学生などにおいても、コミュニケーション力の向上は重要である。また、高齢者においても、認知症防止などの観点から、コミュニケーション力を訓練・向上させることが重要であるとも言われている。
コミュニケーション力の向上のための様々な教育方法や教育ツールが提案されているが、いずれの方法においても、少人数の指導者により多数の教育対象者に対し効果的にコミュニケーション教育を実行することは容易ではなかった。
特開平7−77926号公報
本発明は、コミュニケーション力の向上に役立つ教育用カードゲーム、及びその使用方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の教育用カードゲームは、表面と裏面とを有するカードの集合であるプレイカードを備える。表面は、教育対象者に対する質問を含む。プレイカードは、少なくとも、カードを引いた教育対象者に対する質問を含むノーマルカードと、カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問を含む特殊カードを含む。特殊カードの裏面は、特殊カードであることを示す表示を含む。なお、ここでいう教育対象者は、幼児、自閉スペクトラム症などの各種発達障害(知的障害を含む)を有する者の他、高齢者や、健常者も含む広い概念である。また、本カードの使用は、指導者の指導の下使用されてもよいし、教育対象者が自主的に使用し、指導者なしで使用することも可能である。指導者の有無は、教育対象者の状況や、教育の目的に合わせて適宜決定することができる。
より好適な態様としては、特殊カードは、他の教育対象者に対し順に質問に回答させるリレーカード、又は複数の教育対象者との間で自由に質問に関し話し合わせるフリーカードのいずれか1つを含むことができる。
特殊カードは、カードを引いた教育対象者以外の教育対象者を指名して質問に回答させるご指名カードをさらに備えることもできる。このとき、ご指名カードが引かれた場合に、指名をする教育対象者に対して渡すとともに、当該指名をされた教育対象者が指名済であることを示すための指名済みカードをさらに備えることもできる。また、指名を受けた教育対象者が、質問に回答する際に自分の感情を示すための感情カードを更に用意することもできる。
この教育用カードゲームは、例えば次のように使用される。まず、プレイカードを裏面を上側にして山積みとし、複数の教育対象者が所定の順序でプレイカードを引く。引かれたプレイカードがノーマルカードである場合、そのプレイカードを引いた教育対象者がノーマルカードに書かれた質問に回答する。引かれたプレイカードがリレーカードまたはフリーカードである場合、そのプレイカードを引いた教育対象者以外の教育対象者が質問に回答する。特殊カードが、カードを引いた教育対象者以外の教育対象者を指名して質問に回答させるご指名カードをさらに備える場合においては、ご指名カードが引かれた場合に、指名をする教育対象者に対して指名済みカードを渡す。
この発明において、引かれたカードがノーマルカードの場合、質問に答えるのはノーマルカードを引いた人のみであるが、特殊カードの場合、質問に答える教育対象者は、特殊カードを引いた人以外の教育対象者も含まれる。したがって、カードを用いた教育に参加している教育対象者は、自分が質問に答える順番がいつ回ってくるかわからないため、緊張感を持ってカードゲームを用いた教育に参加することができる。ただし、特殊カードの裏面には、特殊カードであることを示す表示が含まれているので、教育対象者は、次に引かれるカードが特殊カードであることを予め把握し、心の準備をすることができる。
ノーマルカードと特殊カードが適度な割合で含まれていれば、教育対象者は、過剰なストレスを感じることもなく、一方で退屈することもなくカードを用いた教育に参加することができる。特殊カードの場合、質問に対する回答を複数の参加者で共有することができるので、教育効果を高めることができる。
第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの構成を示す概略図である。 プレイカード10(例:70枚)に記載される質問の内容の一例である。 プレイカード10(例:70枚)に記載される質問の内容の一例である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの使用方法を示す概略図である。 第2の実施の形態のカードゲームを説明する概略図である。 第3の実施の形態のカードゲームを説明する概略図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る教育用カードゲームの構成を示す概略図である。
この教育カードは、複数枚(例えば70枚)のカードの集合であるプレイカード10を備える。プレイカード10の各々は、例えば紙、プラスチック板、木材などを材料として形成された、例えば矩形上の平板であり、表面と裏面を有するカードである。
表面は、図1に示すように、教育カードを用いた教育に参加している参加者(教育対象者)に対する質問(例:「寝坊した!遅刻しちゃう!どうする?」など)を含む。裏面は、後述するように、カードの種類を示す表示を含んでいる。質問はカードの数だけ存在するが、質問の内容、種類は、教育の目的に応じて選択される。
プレイカード10は、質問対象者や質問の手順の違いに応じて複数種類に分類される。一例として、プレイカード10は、ノーマルカード20、リレーカード30、フリーカード40、第1ご指名カード50と、第2ご指名カード60を備える。ノーマルカード20以外のカードは、以下では、「特殊カード」と総称することがある。
プレイカード10の枚数は、図1の例では合計70枚であるが、これは一例であり、これに限定されるものではない。また、ノーマルカード20の数、及び特殊カードの数、及び割合も任意であり、図1の例(30枚、40枚、3:4)に限定されるものではない。更に、図1の例では、特殊カードとして、上述の4種類があるが、これもあくまでも一例であり、図1の例に限定されるものではない。この4種類の特殊カードのうち、いくつかは省略することも可能であり、また、ここに例示されるカード以外の特殊カードを含ませることも可能である。特殊カードは、少なくともカードを引いた参加者以外の参加者が質問に答える形式になっていればよい。好ましくは、後述のリレーカード30やフリーカード40のように、複数の参加者(原則は全員)が質問に関する議論ができるようなカードが少なくとも1種類含まれていればよい。
ノーマルカード20は、カードを引いた参加者が、そのカードの表面に書かれた質問に答えるカードである。
一方、特殊カードの一例であるリレーカード30は、カードを引いた参加者だけでなく、他の参加者も順々に(例えば、カードを引く順番に沿って)、そのカードの表面に書かれた質問に答えるカードである。リレーカード30の裏面には、例えば「リレーカード」との文字などが表示されており、裏返しの段階でも、そのカードがノーマルカードなのか、それとも特殊カードなのかを、参加者は知ることができる。
特殊カードの一例であるフリーカード40は、カードを引いた参加者も含めた他の参加者(原則は全員)が、順不同に、自由にカードの表面に書かれた質問に答えるカードである。フリーカード40の裏面には、例えば「フリーカード」との文字などが表示されており、裏返しの段階でも、そのカードがフリーカードであることを、参加者は知ることができる。
特殊カードの一例である第1ご指名カード50は、カードを引いた参加者が、他の参加者を指名して、カードに書かれた質問に答えるよう依頼するカードである。第1ご指名カード50の裏面には、例えば「ご指名カード1(丸数字)」との文字などが表示されており、裏返しの段階でも、そのカードが第1ご指名カード50であることを、参加者は知ることができる。
また、特殊カードの一例である第2ご指名カード60は、カードを引いた参加者が、自らカードに書かれた質問に答えるとともに、他の参加者を指名してその質問に答えるよう依頼するカードである。第2ご指名カード60の裏面には、例えば「ご指名カード2(丸数字)」との文字などが表示されており、裏返しの段階でも、そのカードが第2ご指名カード60であることを、参加者は知ることができる。
この第1の実施の形態の教育用カードゲームは、上述のプレイカード10に加え、指名済みカード70を含む。指名済みカード70は、第1ご指名カード50、又は第2ご指名カード60を引いた参加者が、他の参加者を指名して質問に答えるよう依頼する場合において、その指名したい参加者に対し提示するためのカードである。
指名済みカード70の表面は、例えば「あなたを指名させて下さい」などの文字による表示を含む。そのような文字と共に、イラストなどの図形を含めることもできる。
また、指名済みカード70の裏面は、例えば「ご指名ありがとうございます」などの文字による表示を含む。そのような文字と共に、イラストなどの図形を含めることもできる。指名を受け、指名済みカード70を受領した参加者は、質問に答えた後、指名済みカード70の裏面を上にして、例えば自分の近くテーブル上などに置く。これにより、指名済みカード70の保有者は、すでに第1ご指名カード50又は第2ご指名カード60に基づく質問に回答済であることを周囲に示すことができる。指名済みカード70の保有者は、原則としてそのゲームの間、再度の質問は受けなくてよい。
図2及び図3は、プレイカード10(例:70枚)に記載される質問の内容の一例である。質問は、例えば「衣食住」、「日々の生活」、「経済生活」、「職場・実習」、「人間関係」、「ネット社会」、「異性関係」、「気持ちのふり返り」などのジャンルに分かれている。ジャンルの種類は特定の数に限定されないが、教育効果を高めるためには、少なくとも4種類程度あるのが好適である。また、質問のジャンルは、教育対象者の種別や教育目的に応じて適宜選択される。
次に、この教育用カードゲームの使用方法(教育手法)について、図4〜図9を参照して説明する。
図4に示すように、この教育用カードゲームは、複数人によりグループとなって使用される。人数は特定の数に限定されず、3名以上であればよい。図4では、一例として5名(A〜E)。
まず、プレイカード10(例えば70枚)は、各種カード20〜60を十分にシャッフルした上で、裏面を上にしてテーブルの上に山積みにして置く。また、指名済みカード70は、プレイカード10とは別に、所定枚数(例えば参加者の人数分)山にしてテーブルの上に置く。そして、参加者は、例えばじゃんけんやくじ引きなどによりプレイカード10を引く順番を決定し、決められた順番に、例えばプレイカード10の山の一番上から1枚ずつカードを引いていく。
(ノーマルカード20)
図5は、一例として参加者Aがプレイカード10の山からノーマルカード20を引いた場合の手順を説明する。ノーマルカード20は、全てその裏面は同じ絵柄又は文字(例えば、図1に示すような鳥の絵柄)が描かれているので、参加者は、カードを引く前から、それがノーマルカード20であることは判別することができる。
ノーマルカード20を引いた参加者Aは、ノーマルカード20を裏返して表面を上にして、表面に書かれた質問が参加者に見えるように置く。そして、その質問には、原則として参加者Aのみが答える。参加者Aが適切に質問に回答した後は、参加者Bの順番となり、参加者Bが次のカードを引く。図5では、参加者Aがノーマルカード20を引いた場合を例として説明したが、他の参加者がノーマルカード20を引いた場合でも、行うべき動作は同一である。
(リレーカード30)
図6は、一例として参加者Bがプレイカード10の山からリレーカード30を引いた場合の手順を説明する。リレーカード30は、図1に示すように、その裏面は同じ絵柄又は文字(例えば、図1に示すような「リレーカード」の文字と装飾)が描かれているので、参加者は、カードを引く前から、それがリレーカードであることは判別することができる。換言すれば、図5及び図6に示した例でいえば、参加者Aがプレイカード10を引いた段階で、次はリレーカード30だということが参加者A〜Eは理解することができる。
リレーカード30が引かれた場合、まず参加者(例えばB)がリレーカード30に書かれた質問に答え、以下、所定の順番に(例えば、カードを引く順番に)、全員が質問に答える。
このリレーカード30がプレイカード10に含まれることの意義について説明する。もし、プレイカード10がすべてノーマルカード20であったならば、参加者の中の何人かは、自分の順番が回ってくるまで気を抜いてしまったり、集中力を欠いてしまったりするかもしれない。しかし、このようなリレーカード30(特殊カードの一種)がプレイカード10の中に所定の割合で含まれていることにより、参加者は、いつ自分の順番が回ってくるかもしれないという緊張感を持つことができ、これにより教育用カードゲームのプレイに集中することができる。
(フリーカード40)
図7は、一例として参加者Cがプレイカード10の山からフリーカード40を引いた場合の手順を説明する。フリーカード40は、図1に示すように、その裏面は同じ絵柄又は文字(例えば、図1に示すような「フリーカード」の文字と装飾)が描かれているので、参加者は、カードを引く前から、それがフリーカードであることは判別することができる。
フリーカード40が引かれた場合、全員が、特に順番を気にすることなく、順不同に質問に答える。質問には、順不同ではあるが、全員が一度は発言をすることが求められ、指導者はそのように促す言葉を参加者に掛けるとともに、参加者同士で互いに声を掛け合ってもよい。
フリーカード40は、参加者全員が質問に答えることを要請されるという点では、リレーカード30と同一であるが、発言の順番がきまっておらず、自由に発言をさせるものであり、より積極的な議論への参加が求められるという点において、リレーカード30とは異なっている。フリーカード40がプレイカード10中に所定の割合で含まれていることにより、参加者は、会話を膨らませる方法を学ぶことができる。
フリーカード40は、参加者全員の発言が求められるという意味においては、リレーカード30と同一の存在意義を有しているということができる。すなわち、プレイカード10がすべてノーマルカード20であったならば、参加者の中の何人かは、自分の順番が回ってくるまで気を抜いてしまったり、集中力を欠いてしまったりするかもしれない。しかし、このようなフリーカード40(特殊カードの一種)が含まれていることにより、参加者は、いつ自分の順番が回ってくるかもしれないという緊張感を持つことができ、これによりカードに集中することができる。
(第1ご指名カード50)
図8は、一例として参加者Dがプレイカード10の山から第1ご指名カード50を引いた場合の手順を説明する。第1ご指名カード50は、図1に示すように、その裏面は同じ絵柄又は文字(例えば、図1に示すような「ご指名カード1(丸数字)」の文字と装飾)が描かれているので、参加者は、カードを引く前から、それが第1ご指名カード50であることは判別することができる。
第1ご指名カード50が引かれた場合、第1ご指名カード50を引いた参加者(例えばD)は、指名済みカード70を一枚引くとともに、他の参加者(例えばC)を選び、Cに指名済みカード70を渡し、第1ご指名カード50に書かれた質問に答えてもらう。指名済カード70を渡す際には、表面に書かれた「あなたを指名させて下さい」の文字を上側にして渡す。Cは、受け取った指名済みカード70を裏返して、裏面に書かれた「ご指名ありがとうございます」の文字を上側として自分の手元に置く。指名済みカード70を受け取った参加者は、その後は第1ご指名カード50及び第2ご指名カード60による指名を受けない。このように指名済みカード70が裏返して置かれることにより、他の参加者は、その参加者が指名済みであることを知ることができる。
第1ご指名カードは、特殊カードの一種であり、そのカードを引いた参加者以外の者が質問に答えることを要請されるという点では、リレーカード30やフリーカード40などの特殊カードと同一であるが、指名を受けて一人だけ質問に答える者である点で、リレーカード30やフリーカード40とは異なっている。質問に答えるのは一人だけであるという点で、他の特殊カードに比べ、一対一のコミュニケーションの能力を向上させることに役立つカードである。指名をする側の参加者は、誰がこの質問の回答者として適任かを考えることができ、なぜ自分が選ばれたのかなどを考えながら質問に答えることができるので、リレーカード30やフリーカード40とは異なる意味でコミュニケーション能力を訓練することができる。このような第1ご指名カード50が、プレイカード10の山の中に所定の割合で含まれている。
このような第1ご指名カード50が、プレイカード10の山の中に所定の割合で含まれていることにより、参加者は、飽きたり集中力を切らせたことにより、参加者は、飽きたり集中力を切らせたりすることなく、プレイに参加することが可能になる。
(第2ご指名カード60)
図9は、一例として参加者Cがプレイカード10の山から第2ご指名カード60を引いた場合の手順を説明する。第2ご指名カード60は、図1に示すように、その裏面は同じ絵柄又は文字(例えば、図1に示すような「ご指名カード2(丸数字)」の文字と装飾)が描かれているので、参加者は、カードを引く前から、それが第2ご指名カード60であることは判別することができる。
第2ご指名カード60が引かれた場合、第2ご指名カード60を引いた参加者(例えばC)は、指名済みカード70を一枚引くとともに、他の参加者(例えばA)を選び、Aに指名済みカード70を渡し、第2ご指名カード60に書かれた質問に答えてもらう。ただし、この第2ご指名カード60の場合、指名したAに質問に答えてもらう前に、Cは自ら質問に答え、その後、「Aさんはどうですか?」などと問いかけて、Aに質問に答えてもらう。この点が第1ご指名カード50と異なる点である。指名済みカード70の使い方は、第1ご指名カード50の場合と同様である。
以上説明したように、第1の実施の形態の教育用カードゲームは、プレイカードとして、カードを引いた教育対象者(参加者)に対する質問を含むノーマルカードと、カードを引いた教育対象者、又は前記カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問を含む特殊カードとを所定の割合で含んでいる。このような特殊カードとノーマルカードとが1つのカードの山にシャッフルして積まれていて、カードを用いた教育に参加している教育対象者は、自分が質問に答える順番がいつ回ってくるかわからないため、緊張感を持って教育に参加することができる。ただし、特殊カードの裏面には、特殊カードであることを示す表示が含まれているので、教育対象者は、次に引かれるカードが特殊カードであることを予め把握し、心の準備をすることができる。
ノーマルカードと特殊カードが適度な割合で含まれていれば、教育対象者は、過剰なストレスを感じることもなく、一方で退屈することもなくカードを用いた教育に参加することができる。特殊カードの場合、質問に対する回答を複数の参加者で共有することができるので、教育効果を高めることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態のカードゲームを、図10を参照して説明する。この第2の実施の形態のカードゲームは、プレイカード10(20〜60)及び指名済みカード70に加え、感情カード80を備えている点で第1の実施の形態のカードゲームと異なっている。この感情カード80は、図10に例示されているように、こわい、悲しい、がっかり、腹が立つ、楽しい・・・など、指名及び質問を受けたことにより指名を受けた者が
質問に回答する際に自分の感情を表現するためのカードである。指名済みカード70を受け取り、質問を受けた参加者は、その質問により生じた自分の感情に最も合致するカードを、複数の感情カード80の中から選択し、他の参加者に提示する。提示された感情カード80の種類を見ることで、質問をした参加者は、自分の質問の仕方などについて学習することができる。このように、感情カード80を用いることによって、参加者の間のコミュニケーションをより円滑にし、各人のコミュニケーション力をより効果的に訓練・向上させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に関する教育用カードゲームを、図11を参照して説明する。前述の実施の形態は、カード10、70、80が物理的な、有形的な存在である。これに対し、この第3の実施の形態では、このカードゲームをコンピュータ100上で仮想的に実現する。すなわち、コンピュータ100のディスプレイ上には、プレイカード10の山と、指名済みカード70の山とが(仮想的に)表示されている。
また、参加者A〜Eのアイコンも表示されている。
参加者は、前述の実施の形態と同様なルールで、この教育用カードゲームを使用することができる。例えば、カードを引く者は、マウス110を利用してマウスポインタPを動かし、プレイカード10の上でマウス110をクリックすることにより、プレイカード10を一枚引くことができる。また、第1ご指名カード50または第2ご指名カード60を引いた場合には、指名済みカード70を引くため、指名済みカード70の山にマウスポインタPを合わせてクリックするとともに、指名したい人のアイコンの位置まで指名済みカード70をドラッグ・アンド・ドロップする。このようにして、この第3の実施の形態では、コンピュータ100上で前述の実施の形態と同一のゲームをプレイすることができる。
なお、図11の例では、1台のコンピュータ100は参加者全員で共有して使用する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、参加者全員が、別々の端末(パソコン、タブレットPC、スマートフォンなど)を与えられていてもよい。別々の端末の場合、各端末間は、例えば無線LANでデータ通信可能に構成することができる。
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、特殊カードとして、リレーカード30、フリーカード40、第1ご指名カード50、第2ご指名カード60を含む例を説明した。しかし、特殊カードは、例示されたものに限らないのは言うまでもない。
また、ノーマルカード20、特殊カードに加え、それ以外のカードを含めることも可能である。例えば、「お隣カード」というカードを加えることもできる。お隣カードとは、例えば表面に「右隣の人を褒めてください」や、「左隣の人が好きな漫画について聞いて下さい」などの文言を含む。お隣カードを引いた参加者は、お隣カードの表面に書かれた指令に従って、隣の人に話しかけたり、質問したりするものである。その他、他人とのコミュニケーションを図るための様々なカードを適宜含めることができる。
10・・・プレイカード
20・・・ノーマルカード
30・・・リレーカード
40・・・フリーカード
50・・・第1ご指名カード
60・・・第2ご指名カード
70・・・指名済カード
80・・・感情カード。

Claims (10)

  1. 表面と裏面とを有するカードの集合であるプレイカードを備え、
    前記表面は、教育対象者に対する質問を含み、
    前記プレイカードは、少なくとも、
    カードを引いた教育対象者に対する質問を含むノーマルカードと、
    前記カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問を含む特殊カードと
    を含み、
    前記特殊カードの前記裏面は、前記特殊カードであることを示す表示を含むことを特徴とする教育用カードゲーム。
  2. 前記特殊カードは、前記他の教育対象者に対し順に質問に回答させるリレーカード、又は複数の教育対象者との間で自由に質問に関し話し合わせるフリーカードのいずれか1つを含む、請求項1記載の教育用カードゲーム。
  3. 前記特殊カードは、カードを引いた教育対象者以外の教育対象者を指名して質問に回答させるご指名カードをさらに備える、請求項2記載の教育用カードゲーム。
  4. 前記ご指名カードが引かれた場合に、前記指名をする教育対象者に対して渡すとともに、当該指名をされた教育対象者が指名済であることを示すための指名済みカードをさらに備える、請求項3記載の教育用カードゲーム。
  5. 前記指名を受けた教育対象者が、質問をされたときの感情を示すための感情カードを更に備える、請求項4記載の教育用カードゲーム。
  6. 前記特殊カードは、前記他の教育対象者に対し順に質問に回答させるリレーカード、複数の教育対象者との間で自由に質問に関し話し合わせるフリーカード、及び、カードを引いた教育対象者以外の教育対象者を指名して質問に回答させるご指名カードをさらに備える、請求項1記載の教育用カードゲーム。
  7. 前記ご指名カードが引かれた場合に、前記指名をする教育対象者に対して渡すとともに、当該指名をされた教育対象者が指名済であることを示すための指名済みカードをさらに備える、請求項6記載の教育用カードゲーム。
  8. 前記指名を受けた教育対象者が、質問をされたときの感情を示すための感情カードを更に備える、請求項7記載の教育用カードゲーム。
  9. 表面と裏面とを有するカードの集合であるプレイカードを含む教育用カードゲームの使用方法であって、
    前記表面は、教育対象者に対する質問を含み、
    前記プレイカードは、少なくとも、
    カードを引いた教育対象者に対する質問を含むノーマルカードと、
    前記カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問を含む特殊カードと
    を含み、
    前記特殊カードは、前記他の教育対象者に対し順に質問に回答させるリレーカード、又は複数の教育対象者との間で自由に質問に関し話し合わせるフリーカードのいずれか1つを含み、
    前記使用方法は、
    前記プレイカードを前記裏面を上側にして山積みとし、複数の教育対象者が順に前記プレイカードを引き、
    引かれた前記プレイカードが前記ノーマルカードである場合、そのプレイカードを引いた教育対象者が前記ノーマルカードに書かれた質問に回答し、
    引かれた前記プレイカードが前記リレーカードまたは前記フリーカードである場合、そのプレイカードを引いた教育対象者以外の教育対象者が質問に回答する、
    ことを特徴とする、教育用カードゲームの使用方法。
  10. 前記特殊カードは、カードを引いた教育対象者以外の教育対象者を指名して質問に回答させるご指名カードをさらに備え、
    前記ご指名カードが引かれた場合に、前記指名をする教育対象者に対して指名済みカードを渡すことを含む、請求項9記載の教育用カードゲームの使用方法。
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