JP2019034720A - 歯間に間隙のある歯を有するマスタートラックリンク - Google Patents

歯間に間隙のある歯を有するマスタートラックリンク Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性および費用の優れたマスタートラックリンクの提供。【解決手段】トラックチェーンアセンブリ(112)は、トラックピン(126)またはトラックブッシュによって相互に接続された複数のトラックリンク(116)と、第1マスタートラックリンク(202、302)と、第2マスタートラックリンクと、を含み、その結果第1マスタートラックリンク(202、302)と第2マスタートラックリンクの両方の複数の歯は、該トラックチェーンアセンブリ(112)が使用中の場合に、実質的に同じ負荷を共有するように構成される。【選択図】図2

Description

本開示は、土木、建設、および採掘の機器および同種のものによって採用されたエンドレスアンダーキャリッジ駆動のトラックチェーンアセンブリを完了するために使用されるマスタートラックリンクの方法および機器に関する。具体的には本開示は、1つ以上の歯とその歯の間に間隙のあるマスタートラックリンクに関する。
土木、建設、および採掘の機器および同種のものは、しばしばでこぼこでオフロード地形で使用される。このような機械はしばしば、トラックシュー付きのエンドレス駆動を採用するが、この駆動は障害物があったり平らでない地形などの環境において機械を優れて推進することができる。シューを含むトラックチェーンは、一連の相互接続されたトラックリンク、ピン、およびブッシュによってつながれ、該機械の駆動スプロケット、遊動輪、およびサポートローラーに支持される。想像できるように、トラックチェーンの自由端を繋ぎ合わせる前に、該トラックチェーンが駆動スプロケット、遊動輪、およびサポートローラーを経由し得る装置が通常設けられている。この装置は「マスターリンク」と呼ばれる。
また該機械の重量、チェーンのサイズ、機械の動作環境、および他のファクターによって、該チェーンおよび/またはトラックシューは磨耗したり、損傷し得て、および定期点検、サービシング、修理、および/または交換を必要とする場合がある。ゆえにまたマスターリンクをチェーン内に設けることで、チェーンの分解を可能にし得る(つまりチェーンの2端の分離)。
想像できるように、マスタートラックリンクは少なくとも3つの特性をそなえることが望ましい。第1に、該マスタートラックリンクは信頼性に優れる、または耐久性があることが望ましい。つまりマスタートラックリンクは、トラックチェーンの使用中に意図しない分解を引き起こすべきではない。分解が起きると、該トラックチェーンアセンブリは該機械のアンダーキャリッジを脱落させ、機械をもう一度動作させるために、機械の不要のダウンタイムとメンテナンスを招く。第2に、該マスタートラックリンクは容易に使いやすいことが望ましい。つまり、前述のようなメンテナンスを実施し得るように、マスタートラックリンクは取り外しに時間がかかるべきではない。第3に、該マスタートラックリンクはコスト効率よく製造できることが望ましい。
いくつかのマスタートラックリンク設計は、現在の用途において歯に関して問題を経験しており、その結果1つのマスタートラックリンクの歯と噛み合うマスタートラックリンクの歯との噛み合いに耐久性が不足する。したがって、該マスタートラックリンクは時間の経過とともに分離されて、トラックチェーンに問題が発生して機械のアンダーキャリッジを脱落させ、該機械の補修を必要とする場合がある。これは、機械に不要のダウンタイムと、該機械を使用するビジネス努力(例えば採掘、建設、土木、農業、等)に関連する経済的損失と、を招き得る。
従って、有用性、耐久性または信頼性、および費用の優れた組み合わせを提供し得るマスタートラックリンクに関する方法および機器の必要が存在する。
同様に構成されたマスタートラックリンクの5歯と噛み合う5歯を使用する1つの先行するマスタートラックリンクが、Choによる米国特許第8,671,539号で開示されている。Choによる図1は、一方のマスタートラックリンクの5歯がもう一方のマスタートラックリンクの5歯と密に噛み合うことを示す。より具体的には、マスタートラックリンクのペアが使用張力のある状態にロードされて完全なトラックチェーンを完了する場合、5歯の各々の前傾斜面は他方のマスタートラックリンクの対応する5歯の前傾斜面と噛み合うか、接触することが開示される。
同時に、歯の上面と歯の後部傾斜面は、他方のマスタートラックリンクの歯の対応するフィーチャに接触しない。すなわち、一方のマスタートラックリンクの歯の上面と他方のマスタートラックリンクの隣接する歯間に位置する谷との間、ならびに両方のマスタートラックリンクの歯の後傾斜面の間、に間隙が形成される。前に言及したように、この設計は、この設計は所望の耐久性が不足していた。該歯は時間の経過とともに、必ずしも係合しなくなり、結果としてトラックチェーンは機械のアンダーキャリッジを脱落させる。それゆえ、より耐久性または信頼性に優れ、および既に現場にあるトラックチェーンアセンブリを用いた改修が可能なマスタートラックリンクがなお求められる。
要旨
上面を規定する第1本体、底面、その間の厚さを規定する第1側面と第2側面、を含む第1マスタートラックを含む本開示の一実施形態によるマスタートラックリンクのペアが提供される。該第1本体はさらに近位端、遠位端、および該近位端に隣接する第1ボア、を規定する。該第1本体は、近位端に隣接して配置された前歯、遠位端に隣接して配置された後歯、および該前歯と該後歯の間に配置された少なくとも1つの中間歯、を含む第1インターフェース領域を含む。該前歯は、少なくとも1つの中間歯から第1最小距離だけ離れて配置されており、および該後歯は少なくとも1つの中間歯から第2最小距離だけ離れて配置されており、この第2最小距離は第1最小距離とは異なる。
上面を規定する第1本体、底面、その間の厚さを規定する第1側面と第2側面、を含む第1マスタートラックリンクを含む本開示の一実施形態によるマスタートラックリンクのペアが提供される。該第1本体はさらに近位端、遠位端、および該近位端に隣接する第1ボア、を規定する。該第1本体は、近位端に隣接して配置された前歯、遠位端に隣接して配置された後歯、および該前歯と該後歯の間に配置された少なくとも1つの中間歯、を含む第1インターフェース領域を含む。該前歯は根元を含みおよび高さを規定し、および該前歯はボイドによって規定され、このボイドは該前歯の根元を越えて該歯の高さに平行な方向に沿って伸びる。
複数のトラックピンと、該トラックピンの周りに配置されたトラックブッシュと、トラックピンまたはトラックブッシュによって相互に接続された複数のトラックリンクと、を含むトラックチェーンアセンブリであって、少なくとも1つのトラックリンクは、トラックピンまたはブッシュを受けるため複数のアパーチャと、複数のトラックファスナーと、該トラックファスナーを介して該トラックリンクに取り付けられた複数のトラックシューと、およびブッシュまたはピンを受けるように構成された第1ボアを規定し、および複数の歯を含む第1インターフェース領域を含む第1マスタートラックリンクと、およびブッシュまたはピンを受けるように構成された第1ボアを規定し、および複数の歯を含む第2インターフェース領域を含む第2マスタートラックリンクと、を規定する。該第1インターフェース領域と該第2インターフェース領域は、第1マスタートラックリンクと第2マスタートラックリンクの両方の複数の歯が、該トラックチェーンアセンブリが使用中の場合に実質的に同じ負荷を共有するように構成される、本開示の一実施形態によるトラックチェーンアセンブリが提供される。
組み入れられて本明細書の一部を構成する添付図面は、該開示のいくつかの実施形態を図示し、および説明とともに該開示の原則を説明するのに役立つ。
本開示の様々な実施形態によるマスタートラックリンクを用いた様々なトラックチェーンアセンブリを使用する機械の側面図である。 該機械から取り外された、図1の該機械のトラックチェーンアセンブリの側面図である。 図2のトラックチェーンアセンブリを図示する底面図である。 図2のトラックチェーンアセンブリから取り外された、相互に噛み合うマスタートラックリンクのペアの側面図である。 図4のマスタートラックリンクの噛合い歯の詳細図である。 本開示の別の実施形態による非支持後歯および/または5歯の代わりに6歯を使用するマスタートラックリンクのペアの噛合い歯の詳細図である。
ここで該開示の実施形態が詳細に参照されるが、その実施形態の実施例は添付図面に図示される。可能であれば、図面全体で同じ参照番号が同一または類似の部分を参照するように使用される。いくつかの場合では、本明細書で参照番号が示され、および図面は例えば100a、100bのように参照番号の後に文字が続いたり、または例えば100’、100’’などのようにプライム記号が続く参照番号を表示する場合がある。参照番号の後に文字またはプライム記号を付けることは、対称面をはさんでジオメトリが反射される場合によくある事であるが、同じ様な形状で類似した機能を持つフィーチャがあることを示すと理解されるべきである。本明細書において説明を簡単にするため、そのような文字とプライム記号がしばしば本明細書に含まれていなくても、図面には表示される場合があり、本明細書において論じたように、類似または同一の機能またはジオメトリを持つフィーチャの重複を示す。
ここでは、マスタートラックリンクを使用するトラックチェーンアセンブリを作成するための、機器および方法の様々な実施形態が説明される。いくつかの実施形態において、該マスタートラックリンクは既に現場にあるトラックチェーンアセンブリとともに使用され得るオフセットリンクである。他の実施形態において、該マスタートラックリンクはストレートリンクなどである。
図1は、協力し合って作業を遂行する複数のシステムと構成部品をそなえる例示的機械100を図示する。機械100は、鉱業、建設、農業、輸送、または他の任意の当業者には周知の産業などの産業に関連して、ある種類の動作を実行する移動式機械を具体化し得る。例えば機械100は、掘削機、ブルドーザ、ローダー、バックホー、モーターグレーダー、または他の任意の土木機械などの土木機械であり得る。機械100は、動力源102およびアンダーキャリッジアセンブリ104を含み得て、このアセンブリは動力源102によって駆動され、1つ以上の間隔を開けて配置された遊動輪106によって支持される。
動力源102は、出力速度とトルクの範囲で機械100のアンダーキャリッジ104を駆動し得る。動力源102は、例えばディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、気体燃料駆動エンジン、または他の任意の好適なエンジンなどのエンジンであり得る。動力源102はまた、例えば燃料電池、蓄電装置、または他の任意の当業者には周知の動力源などの非燃焼動力源であり得る。
アンダーキャリッジアセンブリ104は、それぞれ機械100の片側にある、2つの別々の連続トラック108を含み得る(図1には1つのみ示す)。各トラック108は、1つ以上の駆動スプロケット110を経由して動力源102によって駆動され得る。加えて各トラック108は、チェーン112と複数のトラックシュー114を含み得て、シューはそれぞれ選択的に例えば地面などの表面に係合するように構成される。各チェーン112は、複数のリンクサブアセンブリ116とマスターリンクサブアセンブリ200を含み得る。またサポートローラー152がトラックの底面に設けられて、チェーンを支持する。
図2と図3はそれぞれ、例示的チェーンアセンブリ112、およびそれぞれ複数の例示的リンクサブアセンブリ116とマスターリンクサブアセンブリ200、300、の側面透視図と底面透視図を図示する。リンクサブアセンブリ116の各1つは、それぞれのオフセットリンクメンバー118のペア、またはストレートリンクを使用した場合(図示せず)にそれぞれ内側リンクと外側リンクのペアを含み得る。各オフセットリンクメンバー118は、例えばボルトまたは袋ねじなどファスナー150を受け入れて、トラックシュー114をリンクサブアセンブリ116のうち所定の1つに取り付けるように構成された、例えばねじ穴などのファスナーホール120を含み得る。マスタートラックリンクアセンブリ200は、第1マスタートラックリンク202と第2マスタートラックリンク202’を含む、マスタートラックリンク202のペアを含み得る。該マスタートラックリンクサブアセンブリ200は、チェーンアセンブリ112を完結するために使用され得るが、その方法は後でさらに図4を参照して下記に説明される。
リンクサブアセンブリ116の隣接する各々は、ピンまたはブッシュの形態のロッドアセンブリ122を通って相互接続され得る。より具体的には各ロッドアセンブリ122は、実質的に円筒形のピン126の周りに配置された実質的に円筒形のブッシュ124を含み得る。ピン126に対して自在に回転可能なベアリングのペア(図示せず)およびシールのペア(図示せず)もまた、ロッドアセンブリの中に、またはロッドアセンブリに近接するリンクメンバーのうち1つに設けられて、給油不足を防止して運動の自由を与え得る。
いくつかの実施形態において、ベアリングとシールは機能的に同一アセンブリに組み合わせ得る。該ブッシュ124は、オフセットリンクメンバー118の一端130にあるアパーチャ128の中に圧入され得て、および該ピン126はオフセットリンクメンバー118のこの端130を通って伸びて、および隣接するオフセットリンクメンバー118’の他端134のアパーチャ132の中に収容され得る。該ピン126は、隣接するオフセットリンクメンバー118’の他端134で、そのリンクメンバー118’に圧入されることで保持され得るか、またはスリップフィットを使用した場合にコッタピンまたは別の類似器具を使用してその中に保持され得る。該リンクサブアセンブリ116を組み合わせる他の構成および方法が、トラックチェーンアセンブリ112を作成するために提供され得る。例えばピン126またはブッシュ124は、リンク118のボス154をかしめることなどによって保持され得る。もちろん、複数のオフセットリンクメンバー118は、トラックチェーンアセンブリ112を形成するために記載された方法と同様の方法で接続される。
より詳細には、該第1および第2のロッドアセンブリ122は、隣接するオフセットリンクメンバー118、118’のアパーチャ128、132と整合し得て、その結果引き続いて接続されていたリンクサブアセンブリ116は回動自在に互いに相互接続されてトラックチェーンアセンブリ112を形成し得る。例えば1つのオフセットリンクメンバー118’の外端134は、固定した方法でピン126(プレスばめを採用した場合など)と噛み合い得て、およびシールおよび/またはベアリングアセンブリを収納し得るが、他方隣接するオフセットリンクメンバー118の内端130はブッシュ124と固定した方法で噛み合い得る(プレスばめを採用した場合など)。同時に、該ピン126は、いくらかのクリアランスがピンとブッシュのボア間にできた場合などに、ブッシュ124内で自在に回転し得る。従って隣接するオフセットリンクメンバー118のペアは、互いに回転自在に支持するように構成され得て、連結式のトラックチェーンアセンブリ112を形成する。同様にマスタートラックリンクサブアセンブリ200は、2つの標準リンクサブアセンブリ116の間でロッドアセンブリ122を通って相互接続され得る。
トラックシュー114は、各オフセットリンクメンバー118に接続され得る。各トラックシュー114は、ベース部136、地面に係合する表面138、立上り140、および立下り142を含み得る。それぞれのトラックシュー114はまた、立上り140と立下り142の間に配置された対向する側端144(のうち1つのみ図2に示す)を含み得る。1つ以上のグローサまたはリブ146が地面と係合するために設けられ得て、静止摩擦を改善させる。加えて、各トラックシュー114はまた、ネジ込み式シューホール148の2ペアを含み得て、各ペアは側端144のうちそれぞれ1つに沿って配置され、およびオフセットリンクメンバー118に関連するファスナーホール120のペアと整合するように構成される。いくつかの実施形態において、ホール148はクリアランスホールであり得て、ネジ込み式ではない。
一般にシューホール114の各々1つは、オフセットリンクメンバー118のうち各々の底面に位置する関連するファスナー受けホール120に対応し得る。従って各トラックシュー114は、図3に示すようにトラックチェーンアセンブリの片側からトラックチェーンアセンブリの反対側にむかって、オフセットリンクメンバー118の対向するペアのペアにそれぞれ接続し得る。例えばボルトまたは袋ねじなどのネジ込み式ファスナー150は、それぞれシューホール148とファスナー受けホール120の各々1つに配置され得て、対向するオフセットリンクメンバー118のそれぞれのペアにトラックシュー114を締め付け得る。各オフセットリンクメンバー118のファスナー受けホール120のスペースは実質的に類似しており、その結果、各トラックシューも同様にまたは同一に構成されていると仮定すれば、各トラックシュー114はオフセットリンクメンバーのうちの各々に接続可能であるように構成され得ることが考えられる。
図4と図6に進むと、マスタートラックリンクサブアセンブリ200、300が、本開示の様々な実施形態に従って描写される。図4と図5に焦点を合わせると、マスタートラックリンクサブアセンブリ200は、5歯構成を使用しているところが表示されるが、しかし他の歯数と歯形状も、本開示の範囲内にあると見なされる。第1マスタートラックリンク202は、上面206を規定する第1本体204、底面208、その間の厚さを規定する第1側面210および第2側面212(両側面は図3に示す)、近位端214と遠位端216、を含み得る。該本体204はまた、第1ボア218と近位端214とを規定し得る。このボアは、一方または両方の側面210、212から伸び得るか、または少なくとも部分的に一方または両方の側面210、212によって規定され得る。示されたように、該ボア218は円筒形であり、および貫通ボアであるが、別の好適な構成をそなえ得る。
加えて該第1本体204は、近位端214に隣接して配置された前歯222、遠位端216に隣接して配置された後歯224、および該前歯224と該後歯224の間に配置された少なくとも1つの中間歯226、を含む第1インターフェース220領域を含む。該前歯222は、少なくとも1つの中間歯226から第1最小距離228だけ離れて配置されており、および該後歯224は少なくとも1つの中間歯226から第2最小距離230だけ離れて配置されており、この第2最小距離は第1最小距離228とは異なる。
より詳細には該第1本体204は、前歯222に近接して配置された第1中間歯226、後歯224に近接して配置された第2中間歯226’、および第1中間歯226と第2中間歯226’の間に配置された第3中間歯226’’、を含み、第1マスタートラックリンク202の第1インターフェース領域220の5歯構成を形成する。この特定の実施形態では、該第2最小距離230は、後歯224から第2中間歯226’までを測定し、および第1最小距離228は第1中間歯226から前歯222までを測定する。
さらに該第3中間歯226’’は、第1中間歯226から第3最小距離232だけ離れて配置されており、該第3中間歯226’’は第2中間歯226’から第4最小距離234だけ離れて配置され、および第2最小距離230、第3最小距離232、および第4最小距離234はほぼ同一である。他方では前歯222から第1中間歯該226までの第1最小距離228は、第2最小距離230、第3最小距離232、および第4最小距離234、より短い。いくつかの実施形態において、第1最小距離228の値は約5mmであり得て、他方第2最小距離230の値は約5mmであり得る。また前歯222、第1中間歯226、第2中間歯226’、および第3中間歯226’’は、同様にまたは同一に構成され得る。歯の様々な距離と構成は、他の実施形態において、必要に応じてまたは要望に応じて変更され得る。また、このような距離は1つの歯222、224、226、226’、226’’の該根元236から隣接する歯222、224、226、226’、226’’の該根元までを測定し得ることに留意されるべきである。
図5で最良に見るように、前歯222は根元236を含み、第1本体204は前歯の根元の最大距離238を規定し、これは約11mmである。また該前歯222は自由端240を規定し、および該第1本体204は、前歯222の根元236で最大距離238から前歯222の自由端240まで、最大距離238に対して垂直方向に沿って測定された、該前歯222の高さ239を規定する。前歯222の根元236で、最大距離238に対する該前歯222の高さ239の比は、0.7〜0.9の範囲にある。前歯222の根元236で該最大距離238であり、この最大距離は第1最大距離242未満であり、ここで該前歯222は第1中間歯226から離れて配置されている。このような様々な寸法の該妥当性は、まもなく説明される。
図4に戻ると、第1マスタートラックリンク202と噛み合い得る第2マスタートラックリンク202’が設けられる。第2マスタートラックリンク202’は、上面206’を規定する第2本体204’、底面208’、その間の厚さを規定する第1側面210’および第2側面212’、近位端214’と遠位端216’、を含み得る。また該第2本体204’は、ステップまたはカウンタボア244を有する近位端214に隣接する第1ボア218’を規定する。第2本体204’のこの第1ボア218’の構成は、必要に応じてまたは要望に応じて変更され得る。該第2本体204’は、近位端214’に隣接して配置された前歯248、遠位端216’に隣接して配置された後歯250、および該前歯248と該後歯250の間に配置された少なくとも1つの中間歯252、を含む第2インターフェース領域246を含む。該第2インターフェース領域246は、第1マスタートラックリンク202の第1インターフェース領域220に同様にまたは同一に構成される。言いかえると、該第1インターフェース領域220と該第2インターフェース領域246は、少なくとも部分的に相互の鏡像であり得る。
第1マスタートラックリンク202と第2マスタートラックリンク202’は、相互に接触し合う第1および第2のインターフェース領域220,246と噛み合うように構成されており、その結果第1および第2のマスタートラックリンク202、202’が互いに固定される前に、該第1マスタートラックリンク202の前歯222は、該第2マスタートラックリンク202’の後歯250と接触しないし、および該第2マスタートラックリンク202’の前歯248は該第1マスタートラックリンク202の後歯224と接触しない。換言すれば、2〜15ミクロンという値を有する公称間隙254、254’が、前歯222、248と後歯224、250の間に存在し得る。次いで、該ファスナー(図2、150参照)が、該第1マスタートラックリンク202のクリアランスホール270を通る第2マスタートラックリンク202’のねじ穴256に係合すると、トラックシュー(図2、114参照)が第2マスタートラックリンク202’に取り付けられ得る。この結果第1および第2のマスタートラックリンク202、202’は、歯222、224、226、248、250、252が接触するまで、第1および第2のインターフェース領域220、246のランプ部分258に沿って相互に接近し合い、該第1および第2のマスタートラックリンク202、202’は使用中のトラックチェーンアセンブリ(図1〜図3、112参照)の張力258の方向に沿って互いにロックし合う。この張力方向258は、垂直方向260に対して垂直であり得て、この垂直方向は当初、第1および第2のマスタートラックリンク202、202’がそれに沿って組み立てられた方向である。クリアランス間隙262はまた、各歯の自由端240と各歯間の谷264の間に、ならびに該歯の後傾斜面266の間に、存在する。該クリアランス間隙262の最小間隔は、歯面の法線を測定した約0.8mmであり得る。
その結果、各歯222、224、226、248、250、252が支える負荷は優れて平衡化されて、その結果各歯が支える負荷は5%以内であり、およびより好ましくは相互に2%以内である。
図5に戻ると該歯形は、前傾斜面266が垂直方向260(値は約35度)に対して大きな角度272を形成し、他方後傾斜面268は垂直方向260から大きな角度274(約0〜5度の角度)を形成するように設計される。それゆえ該歯222、224、226、248、250、252の前傾斜面268はすべるおそれがなく、他方後傾斜面268は第1と第2のマスタートラックリンク202、202’が容易に分解可能に設計される。表示されている該歯222、224、226、248、250、252の該刃先角276は35度であり得る。この角度は、他の実施形態において、必要に応じてまたは要望に応じて変更され得る。
ここで図6を見ると、本開示のマスタートラックリンクサブアセンブリ300の別の実施形態による噛合い歯の代替構成が図示される。図4の第1および第2のマスターリンク202、202’の第1および第2のインターフェース領域220、246は、図6に示す第1および第2のマスタートラックリンク302、302’の第1および第2のインターフェース領域320、346によって代替され得ることが理解されるべきである。該第1マスタートラックリンク302は、近位端(図4、214参照)に隣接して配置された前歯322を含む第1インターフェース領域320を含む第1本体304、遠位端(図4、216参照)に隣接して配置された後歯324、および該前歯322と該後歯324の間に配置された少なくとも1つの中間歯326、を含み得て、および該前歯322は根元336を含み、および高さ339を規定し、および該前歯322はボイド378によって規定され、このボイドは該前歯322の該根元336を越えて該歯322の該高さ339と平行な方向に沿って延びる。このボイド378の容量は前述のクリアランス間隙262より大きく、いくつかの実施形態において、少なくとも2〜3倍以上であり得る。
第1マスタートラックリンク302と同様に構築された第2マスタートラックリンク302’もまた、設けられ得る。該第2マスタートラックリンク302’は、近位端(図4、214’参照)に隣接して配置された前歯348を含む第2インターフェース領域346を含む第2本体304’、遠位端(図4、216’参照)に隣接して配置された後歯350、および該前歯348と該後歯350の間に配置された少なくとも1つの中間歯326、を含み得て、および該前歯348は根元336’を含み、および高さ339’を規定し、および該前歯348はボイド378’によって規定され、このボイドは該前歯348の該根元336’を越えて該歯348の該高さ339’と平行な方向に沿って延びる。
第1マスタートラックリンク302の第1インターフェース領域320が第2マスタートラックリンク302’の第2インターフェース領域346と本開示で前述した方法で噛み合う場合に、第1マスタートラックリンク302の該後歯324は、第2マスタートラックリンク302’の前歯348に近接して配置された該ボイド378に隣接して位置して非支持であり、および第2マスタートラックリンク302’の該後歯350は、第1マスタートラックリンク302’の前歯322に近接して配置された該ボイド378’に隣接して位置して非支持である。
図6に示す該実施形態について、第1マスタートラックリンク302の第1インターフェース領域320が第2マスタートラックリンク302’の第2インターフェース領域346と噛み合う場合に、第1および第2のマスタートラックリンク302、302’の両方は、前歯322、348と後歯324、350の間に配置された少なくとも3つの中間歯326、352を含み、および第1マスタートラックリンク302の後歯324は、補助ボイド380によって規定され、および第2マスタートラックリンクの後歯350は、補助ボイド380’によって規定される。ボイド380は、第1および第2のマスターリンク302、302’が噛み合う場合に、少なくともボイド378と同じ大きさであり、およびボイド378を包含し得るか、またはそれと連絡し得る。このようなボイド378、380の効果は、後歯324、350がより柔軟になり、後歯324、350と前歯322、348が負う負荷を減少させ、各々の歯322、324、326、348、350、352によって支えられる力を本開示で前述した方法で平衡化するのに役立つ。
各歯は前傾斜面366と後傾斜面368を規定し、および第1マスタートラックリンク302の中間歯326は、第2マスタートラックリンク302’の噛み合う中間歯352とクリアランス間隙362を形成し、その結果第1マスタートラックリンク302の中間歯326の後傾斜面368は第2マスタートラックリンク302の中間歯352の後傾斜面368と接触しない。この間隙362はまた、対向するマスタートラックリンク302、302’の各歯の自由端340と対応する谷364の間に延び、および図4に関して前述した同じ構成をそなえ得る。
第1マスタートラックリンク302は6つの歯382を含み、その歯は第1マスタートラックリンク302の前歯322、後歯324、および中間歯326、より小さく、該6歯382は第1マスタートラックリンク302の補助ボイド380に近接して位置する。同様に、第2マスタートラックリンク302’は6つの歯382’を含み、その歯は第2マスタートラックリンク302’の前歯348、後歯350、および中間歯352、より小さく、第2マスタートラックリンク302’の該6歯382’は第2マスタートラックリンク302’の補助ボイド380’に近接して位置する。
前述のように、第1マスタートラックリンク302の第1インターフェース領域320と第2マスタートラックリンク302’の第2インターフェース領域346は、同様にまたは同一に構成される。特に図6に示す一方のマスタートラックリンク302の歯322、324、326、382は、他方のマスタートラックリンク302’の歯348、350、352、382’の鏡像である。
本開示で論じた実施形態のうち任意のものについて、所望の長さのチェーンアセンブリが達成された場合、対向するマスタートラックリンクメンバー202、302のペアの遠位端216は、該チェーン112の対向する自由端のペアに取り付けられる。次いで該チェーンアセンブリ112が駆動スプロケット110、遊動輪106、アンダーキャリッジ104のローラー、などを経由すると、該チェーン112は前述のようにファスナー150を使用してマスタートラックリンクサブアセンブリ200、300を形成することで完了する。
またねじ穴256のうち任意のものは、リンク202、302のレール部分を形成する硬化物によって少なくとも部分的に規定され得て、該機械の重量と積載量の好適な支持を提供する。
実際、本開示で記述されている任意の実施形態によるマスタートラックリンク、マスタートラックリンクのペア、マスタートラックリンクまたはトラクックリンクのペア使用のチェーン、もしくはマスタートラックリンクサブアセンブリのペアは、販売、購入、製造、またはさもなければOEMまたはアフターマーケットコンテキストで取得され得る。
マスタートラックリンク202、302またはマスタートラックリンクサブアセンブリ200、300は、工場でチェーンアセンブリ112の自由端に取り付けられて、交換部品として販売されるか、図1に関して以前に説明したようにあらかじめ機械に装着され得る。該チェーンアセンブリ112の完了は、単純に利用者がマスタートラックリンク202、302を調整して一緒に固定する必要があるだけである。
該チェーンアセンブリ112は全体として、以下のとおり図1〜図6に関連して説明されよう。該トラックチェーンアセンブリ112は、複数のトラックピン126とトラックピン126の周りに配置されたトラックブッシュ124、およびトラックピン126またはトラックブッシュ124によって相互に接続された複数のトラックリンク118、を含み得て、少なくとも1つのトラックリンク118はトラックピン126またはトラックブッシュ124を受けるための複数のアパーチャ128、132を規定する。該チェーンアセンブリ112は、また通常、複数のトラックファスナー150と、該トラックファスナー150を介してトラックリンク118に取り付けられた複数のトラックシュー114とを含む。最後に少なくとも1つおよび通常は2つのマスタートラックリンク202、302は、該トラックチェーンアセンブリ112の各自由端で取り付けられる。
該マスタートラックリンク202、302は、上面206を規定する本体204、304、底面208、その間の厚さを規定する第1側面210および第2側面212、近位端214と遠位端216、を含み得る。該本体204、304はまた、近位端214に隣接する第1ボア218を規定し得る。
より具体的には、該第1マスタートラックリンク202、302はブッシュ124またはピン126を受けるように構成された第1ボア218を規定し、および複数の歯222、224、226、322、324、326を含む第1インターフェース領域220、320を含み、他方第2マスタートラックリンク202’、302’はブッシュ124またはピン126を受けるように構成された第1ボア218’を規定し、および複数の歯248、250、252、348、350、352を含む第2インターフェース領域246、346を含む。該第1インターフェース領域220、320と該第2インターフェース領域246、346は、第1マスタートラックリンク202、302と第2マスタートラックリンク202’、302’の両方の複数の歯が、該トラックチェーンアセンブリを使用中の場合に実質的に同じ負荷を共有するように構成される。例えば歯から歯への該負荷は、少なくとも5%以内であり得て、より好ましくは相互に2%以内であり得る。
図4と図5に示したように、該第1マスタートラックリンク202は前歯222を含み得て、および第2マスタートラックリンク202’は後歯250を含み得て、および該第1マスタートラックリンク202の該前歯222は、該第1マスタートラックリンク202が第2マスタートラックリンク202’に固定される前に、第2マスタートラックリンク202’の後歯250に接触しないように構成される。
図6に示すように、該第1マスタートラックリンク302は前歯322を含み得て、および第2マスタートラックリンク302’は後歯350を含み得て、この後歯は根元336を含み、および高さ339を規定し、および該後歯350はボイド378によって規定され、このボイドは該後歯350の根元336を越えて延び、その結果該後歯350は、第1マスタートラックリンク302の前歯322が該後歯350に接触する場合に非支持であるように構成される。
いずれのシナリオにおいても、第1インターフェース領域320の複数の歯322、324、326と第2インターフェース領域346の複数の歯348、350、352は、相互に鏡像であり得る。選択された好適な構成の結果として、本開示で論じられた任意の実施形態の歯に支えられた負荷は、別の歯によって支えられた負荷と実質的に同一であり得る。
本開示で論じられたアセンブリの該機器と該方法の実施形態に対して、該発明の範囲または精神から逸脱せずに様々な修正と変更をなしうることは当業者に明白であろう。本開示の他の実施形態は、該明細書の考慮およびここに開示された様々な実施形態の実行から当業者に明白であろう。例えば、ある機器が組み立てられるが、本開示で記述されているものとは機能が異なり、および任意の方法の一部のステップが省略されたり、実行される順序が具体的に紀述されたものと異なったり、またはいくつかの場合にステップが同時に実施されたり、サブステップの中で実施されたりする場合があり得る。さらに様々な実施形態の一部の態様またはフィーチャに変更または修正が加えられて、さらなる実施形態が形成され、およびなお更なる実施形態を提供するために、様々な実施形態のフィーチャと態様が追加されたり、他のフィーチャや態様を代替したりし得る。
従って、該明細書と実施例は例示的にのみ考慮し、該発明の真の範囲と精神を以下の特許請求の範囲とその等価物によって示すことが意図されている。

Claims (10)

  1. マスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)であって:
    第1マスタートラックリンク(202)であって:
    上面(206)を規定する第1本体(204)、底面(208)、その間の厚さを規定する第1側面(210)および第2側面(212)、近位端(214)と遠位端(216)、を含む第1マスタートラックリンク(202)を含み;
    該第1本体は該近位端に隣接する該第1ボアを規定し;
    該第1本体(204)は、該近位端(214)に隣接して配置された前歯(222)、該遠位端(216)に隣接して配置された後歯(224)、および該前歯(224)と該後歯(224)の間に配置された少なくとも1つの中間歯(226)、を含む第1インターフェース領域(220)を含み;および
    該前歯(222)は、少なくとも1つの中間歯(226)から第1最小距離(228)だけ離れて配置され、および該後歯224は少なくとも1つの中間歯(226)から第2最小距離(230)だけ離れて配置され、この第2最小距離は第1最小距離(228)とは異なる、ことを特徴とするマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  2. 該第1本体(204)は該前歯(222)に近接して配置された第1中間歯(226)、該後歯(224)に近接して配置された第2中間歯(226’)、および該第1中間歯(226)と該第2中間歯(226’)との間に配置された第3中間歯(226’’)、を含み、該第2最小距離(230)は該後歯(224)から該第2中間歯(226’)までを測定し、および該第1最小距離(228)は該第1中間歯(226)から該前歯(222)までを測定する請求項1に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  3. 該第3中間歯(226’’)は、該第1中間歯(226)から第3最小距離(232)だけ離れて配置され、該第3中間歯(226’’)は該第2中間歯(226’)から第4最小距離(234)だけ離れて配置され、および該第2最小距離(2330)、第3最小距離(232)、および第4最小距離(234)はほぼ同一である請求項2に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  4. 該第1最小距離(228)は該第2最小距離(230)未満である請求項3に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  5. 該第1最小距離(228)は約5mmであり、および該第2最小距離(230)は約5mmである請求項4に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  6. 該前歯(222)は根元(236)を含み、および該第1本体(204)は該前歯(222)の該根元(236)の最大距離(238)を規定し、この距離は約11mmである請求項4に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  7. 該前歯(222)は自由端(240)を規定し、および該第1本体(204)は、該前歯(222)の該根元(236)で該最大距離(238)から該前歯(222)の該自由端(240)まで、該最大距離(238)に対して垂直の方向に沿って測定された該前歯(222)の高さ(239)を規定し、および該前歯(222)の根元(236)で最大距離(238)に対する該前歯(222)の高さ(239)の比は、0.7〜0.9の範囲にある請求項6に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  8. 該前歯(222)の該根元(236)で該最大距離(238)であり、この最大距離は最大距離(242)未満であり、ここで該前歯(222)は該第1中間歯(226)から離れて配置されており、およびさらに:
    第2マスタートラックリンク(202’)であって:
    上面(206’)を規定する第2本体(204’)、底面(208’)、その間の厚さを規定する第1側面(210’)および第2側面(212’)、近位端(214’)と遠位端(216’)、を含む第2マスタートラックリンク(202’)を含み;
    該第2本体(204’)は、該近位端(214’)に隣接する第1ボア(218’)を規定し;
    該第2本体(204)は、該近位端(214’)に隣接して配置された前歯(248)、該遠位端(216’)に隣接して配置された後歯(250)、および該前歯(248)と該後歯(250)の間に配置された少なくとも1つの中間歯(252)、を含む第2インターフェース領域(246)を含み;および
    該第1マスタートラックリンク(202)と該第2マスタートラックリンク(202’)は、相互に接触し合う該第1および該第2のインターフェース領域(220,246)と噛み合うように構成されており、その結果該第1および該第2のマスタートラックリンク(202、202’)が互いに固定される前に、第1マスタートラックリンク(202)の該前歯(222)は、該第2マスタートラックリンク(202’)の該後歯(250)と接触しないし、および該第2マスタートラックリンク(202’)の該前歯(248)は該第1マスタートラックリンク(202)の該後歯(224)と接触しないことを特徴とする請求項6に記載のマスタートラックリンク(202、202’)のペア(200)。
  9. マスタートラックリンク(302、302’)のペア(300)であって:
    第1マスタートラックリンク(302)であって:
    上面(206)を規定する第1本体(304)、底面(208)、その間の厚さを規定する第1側面(210)および第2側面(212)、近位端(214)と遠位端(216)、を含む第1マスタートラックリンク(302)を含み;
    該第1本体(304)は、該近位端(214)に隣接する第1ボア(218)を規定し;
    該第1本体(304)は、該近位端(214)に隣接して配置された前歯(322)、該遠位端(216)に隣接して配置された後歯(324)、および該前歯(322)と該後歯(324)の間に配置された少なくとも1つの中間歯(326)、を含む第1インターフェース領域(320)を含み;および
    該前歯(322)は根元(336)を含みおよび高さ(339)を規定し、および該前歯(322)はボイド(378)によって規定され、このボイドは該前歯(322)の該根元(336)を越えて該前歯(322)の該高さ(339)に平行な方向に沿って伸びることを特徴とするマスタートラックリンク(302、302’)のペア(300)。
  10. マスタートラックリンク(302、302’)のペア(300)であって、さらに:
    第2マスタートラックリンク(302’)であって:
    上面(206’)を規定する第2本体(304’)、底面(208’)、その間の厚さを規定する第1側面(210’)および第2側面(212’)、近位端(214’)と遠位端(216’)、を含む第2マスタートラックリンク(202’)を含み;
    該第2本体(304’)は、該近位端(214’)に隣接する第1ボア(218’)を規定し;
    該第2本体(304’)は、該近位端(214’)に隣接して配置された前歯(348)、該遠位端(216’)に隣接して配置された後歯(350)、および該前歯(348)と該後歯(350)の間に配置された少なくとも1つの中間歯(352)、を含む第2インターフェース領域(346)を含み;および
    該前歯(348)は根元(336’)を含みおよび高さ(339’)を規定し、および該前歯(348)はボイド(378’)によって規定され、このボイドは該前歯(348)の該根元(336’)を越えて該前歯(348)の該高さ(339’)に平行な方向に沿って伸びる請求項9に記載のマスタートラックリンク(302、302’)のペア(300)。
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