JP2019033643A - Controller, control method and control program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。 Embodiments described herein relate generally to a control device, a control method, and a control program.
近年、電力市場の自由化に伴い、VPP(Virtual Power Plant:仮想発電所)と呼ばれる制御手法が提案されている。このようなVPPの技術では、アグリゲータと呼ばれる管理システムが、各施設に設置されたEMS(Energy Management System)コントロータを介して太陽光発電、蓄電池、燃料電池、EV(Electric Vehicle)等といった分散電源や各種の省エネルギー機器等を統括的に制御することで、他の施設に電力を供給する。 In recent years, with the liberalization of the electric power market, a control method called VPP (Virtual Power Plant) has been proposed. In such a VPP technology, a management system called an aggregator uses a distributed power source such as photovoltaic power generation, storage battery, fuel cell, EV (Electric Vehicle), etc. via an EMS (Energy Management System) controller installed in each facility. Power is supplied to other facilities by comprehensively controlling various energy-saving devices.
ここで、アグリゲータは、各種エネルギー機器が制御された期間における電力量の実績値をEMSコントローラから受け取り、かかる実績値に基づいて、将来における需要電力量の予測を行う場合がある。また、このような実績値に基づいて、契約者へ支払うインセンティブ等の算出を行うといった態様が考えられる。しかしながら、従来の技術では、EMSコントローラがスマートメータやエネルギー機器から取得した電力量の実績値が正しい値であるか否かを判断できないおそれがあった。 Here, the aggregator may receive the actual value of the electric energy during the period when the various energy devices are controlled from the EMS controller, and may predict the future demand electric energy based on the actual value. Moreover, the aspect which calculates the incentive etc. which pay to a contractor etc. based on such a performance value can be considered. However, with the conventional technology, there is a possibility that it cannot be determined whether or not the actual value of the amount of power acquired by the EMS controller from the smart meter or the energy device is a correct value.
実施形態に係る制御装置は、取得部と、算出部と、処理部とを具備する。前記取得部は、電力量が制御される対象機器の時刻を示す時刻情報を取得する。前記算出部は、前記取得部が取得した前記時刻情報に基づいて基準時刻と前記時刻との誤差を算出する。前記処理部は、前記算出部によって算出された前記誤差に基づいて処理を行う。 The control device according to the embodiment includes an acquisition unit, a calculation unit, and a processing unit. The said acquisition part acquires the time information which shows the time of the object apparatus by which electric energy is controlled. The calculation unit calculates an error between a reference time and the time based on the time information acquired by the acquisition unit. The processing unit performs processing based on the error calculated by the calculation unit.
本発明によれば、電力量の実績値が正しい値であるか否かを判断することが出来る制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することが期待できる。 According to the present invention, it can be expected to provide a control device, a control method, and a control program capable of determining whether or not the actual value of the electric energy is a correct value.
以下で説明する実施形態に係る(H)EMSコントローラ44(制御装置の一例)は、取得部31と、算出部32と、処理部33とを具備する。取得部31は、消費した電力量の取得対象となる対象機器16の時刻を示す時刻情報を取得する。ここでは、EMSコントローラを家庭用のHome EMS(以降HEMS)を対象として説明する。算出部32は、取得部31が取得した時刻情報に基づいて基準時刻と時刻との誤差を算出する。処理部33は、算出部32によって算出された誤差に基づいて処理を行う。
The (H) EMS controller 44 (an example of a control device) according to an embodiment described below includes an
以下で説明する実施形態に係るHEMSコントローラ44は、機器制御部34を具備する。機器制御部34は、電力量の制御指示を受け付け、制御指示に基づいて対象機器16を制御する。取得部31は、機器制御部34によって制御された期間における電力量の実績値を取得する。処理部33は、実績値に誤差を対応付けた電力情報40aを外部へ出力する。
The HEMS
以下で説明する実施形態に係る取得部31は、機器制御部34によって制御された期間における電力量の積算値を実績値として取得する。
The
以下で説明する実施形態に係る処理部33は、誤差に基づき、取得部31に対して対象機器16から実績値を取得するタイミングの変更を指示する。
The
以下で説明する実施形態に係る算出部32は、基準時刻に対する時刻の誤差を算出する。処理部33は、誤差が負の値であった場合に、タイミングを誤差の時間だけ遅延させる指示を行う。
The
以下で説明する実施形態に係る処理部33は、誤差が所定の閾値以上であった場合に、対象機器16を有するユーザに対して誤差に応じた内容を示す情報を通知する。
When the error is equal to or greater than a predetermined threshold, the
以下、図面を参照して、実施形態に係る制御装置、制御方法および制御プログラムについて説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。 Hereinafter, a control device, a control method, and a control program according to embodiments will be described with reference to the drawings. In the embodiment, the same parts are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る通信システムについて説明する。図1は、実施形態に係る通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る通信システム1は、電力会社のサーバ装置41(以下、電力会社41)と、アグリゲータのサーバ装置42(以下、アグリゲータ42)と、EMS(Energy Management System)クラウド43と、HEMSコントローラ44と、スマートメータ(電力計測器)45とを備える。
(Embodiment)
First, the communication system according to the embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a
電力会社41は、各契約者宅Hに系統電源11を介して電力を供給する事業者、すなわち、電力事業者が使用するサーバ装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。なお、電力会社41は、発電施設や変電施設を所有する電気事業者であってもよく、送電事業者であってもよい。
The
また、電力会社41は、専用網(通称Aルート)を経由して、契約者のスマートメータ45による電力量の計測や、通電の停止および復帰、時刻の同期等の様々な用途にてスマートメータ45を遠隔操作する。
In addition, the
アグリゲータ42は、電力会社41と契約者との仲介を行い、電力会社41からの要求に応じて、EMSクラウド43に対して指示し、対象機器16を統括的に制御することで、VPPと呼ばれる制御を実現する。
The
例えば、アグリゲータ42は、電力会社41からの要請に基づき、EMSクラウド43に対して電力量(いわゆるコミット量)の制御指示を行う。そして、アグリゲータ42は、制御指示に対して供給された各契約者宅Hのコミット量に基づいて、例えば各契約者に支払うインセンティブを算出する。また、アグリゲータ42は、例えば、インターネットのNTPを用いて時刻同期サーバと同期する。
For example, the
EMSクラウド43は、契約者のHEMSコントローラ44から取得される電力量のデータなどを集約する。例えば、EMSクラウド43は、契約者に対して使用電力量のグラフ化(見える化)や対象機器16等の遠隔制御機能などを提供する。また、EMSクラウド43は、アグリゲータ42に対して契約者毎の余剰電力を一括してコミットする機能を有する。
The EMS
また、EMSクラウド43は、アグリゲータ42からコミット量(電力量)の指示を受け付けると、各契約者宅Hにおける対象機器16の余剰電力量や現在の状態を加味して、住宅毎にコミットすべきコミット量を指示する。
In addition, when the EMS
HEMSコントローラ44は、EMSクラウド43から指示されたコミット量に基づいて各対象機器に対して指示し、契約者宅H全体として指示されたコミット量を満たすように、対象機器を連携制御する。なお、HEMSコントローラ44がEMSクラウド43の有するアグリゲータ42とのコミット量指示に対応する機能などを有する場合、EMSクラウド43を省略することができる。
The HEMS
対象機器とは、消費した電力量の取得対象となる機器であり、例えば、図1に示す分散電源160、機器161〜164、住宅用分電盤12および分散電源用分電盤13を含む。なお、以下では、これらを総称して対象機器16と記載する場合がある。
The target devices are devices for which the amount of consumed power is acquired, and include, for example, the
分散電源160は、例えば、系統電源11から供給される電力や太陽光パネル21からパワーコンディショナ22を経由して生成された電力により充電される蓄電池や燃料電池、EV(Electric Vehicle:電気自動車)等を含む。
The
機器161〜164は、電力を消費する負荷機器である。機器161〜164は、例えば、冷蔵庫、洗濯機、テレビ等という日常的に利用されている、いわゆる家電や、空調機器等の季節や気候条件等に応じて使用される季節性を有する機器を含む。
The
住宅用分電盤12および分散電源用分電盤13は、系統電源11からの電力を契約者宅Hの配線に分岐させるとともに、各分岐における消費電力量を計測可能なスマート分電盤である。製品形態によっては、住宅用分電盤12と分散電源用分電盤13が同一の筐体に収められているケースもある。
The
これら対象機器16は、それぞれが有する計時機能(例えば、水晶体の振動を用いた計時)によって時刻を特定し、HEMSコントローラ44へ送信可能である。また、対象機器16の時刻は、例えば手動で設定される場合や、HEMSコントローラ44からの指示で設定される場合等がある。
Each of the
なお、対象機器16は、上記の例に限らず、HEMSコントローラ44の基準時刻と対象機器16の時刻とが異なる状態になる可能性があるものであれば、任意の対象機器16が採用可能である。
The
また、対象機器16は、消費した電力量の取得対象となる対象機器であれば、上述した機器以外にも、任意の機器が採用可能である。あるいは、対象機器16は、例えば、アグリゲータ42からの指示によって、HEMSコントローラ44により制御可能な機器であればよい。
In addition, the
また、HEMSコントローラ44は、コミットすべき指示期間中において、スマートメータ45の電力量をモニタしつつ、モニタされた電力量に応じて対象機器16の制御を調整する。また、HEMSコントローラ44は、コミットすべき指定期間が経過すると、スマートメータ45や対象機器16からコミット量(電力量)の実績値を取得し、EMSクラウド43を介してアグリゲータ42へ通知する。また、HEMSコントローラ44は、例えば、インターネットのNTPを用いて時刻同期サーバと同期する。一方、スマートメータ45は、電力会社41が独自で用意する専用網経由で時刻同期を管理する。すなわち、HEMSコントローラ44は、アグリゲータ42とは時刻が同期し、スマートメータ45とは時刻同期の経由が異なることにより時刻が同期しない場合がある。
Further, the
スマートメータ45は、系統電源11から供給された電力、すなわち買電した電力や、系統電源11側へ供給した電力、すなわち売電した電力を計量する。また、スマートメータ45は、契約者が所有するHEMSコントローラ44と接続される所定の伝送媒体上で、ECHONET Liteと呼ばれる通信プロトコルを使用して、HEMSコントローラ44へ契約者宅H全体の電力量の実績値を送信する(通称Bルート)。かかる伝統媒体として、例えば920MHz帯無線やPLC(電力線搬送通信:Power Line Communication)等を用いることができる。
The
ここで、HEMSコントローラ44がスマートメータ45や対象機器16から取得する電力量(コミット量)の実績値が正しい値でない場合がある。具体的には、HEMSコントローラ44は、スマートメータ45や対象機器16と時刻の同期がとれていない場合、HEMSコントローラ44が必要とする期間からずれた期間の電力量の実績値を取得する場合がある。
Here, the actual value of the power amount (commit amount) acquired by the
時刻の同期がとれない状況として、例えばHEMSコントローラ44と対象機器16とのクロック精度や同期頻度の違い等に起因する計時機能の精度の違い、計時機能の経年劣化、契約者宅H周辺の高圧電線等といった外部から印加される電磁場の影響等がある。
The situation where the time cannot be synchronized includes, for example, the difference in accuracy of the timekeeping function due to the difference in clock accuracy and synchronization frequency between the
例えば、HEMSコントローラ44の時刻が12時であり、対象機器16の時刻が11時55分であったとする。そして、かかる条件において、HEMSコントローラ44は、11時30分〜12時の電力量の実績値を対象機器16に要求した場合、対象機器16の時刻は、12時になっていないため、1つ前のセクションである11時〜11時30分の電力量の実績値をHEMSコントローラ44へ送信することになってしまう。
For example, it is assumed that the time of the
しかしながら、仮に、HEMSコントローラ44が対象機器16から電力量の実績値を受信した場合に、受信した11時〜11時30分の実績値を11時30分〜12時の実績値として処理する場合があった。つまり、HEMSコントローラ44側で電力量の実績値が正しい値であるか否かを判断できなかった。
However, if the
例えば、HEMSコントローラ44が指示された時間帯と異なる時間帯の実績値をアグリゲータ42に送信した場合、アグリゲータ42による需要電力量の推定精度が悪化し、実際の消費電力量と、アグリゲータ42から電力会社41に通知した需要電力量とに差が生じ、アグリゲータ42に対するペナルティが生じる恐れがある。
For example, when the
そこで、実施形態に係るHEMSコントローラ44は、対象機器16との時刻の誤差を算出することとした。具体的には、実施形態に係るHEMSコントローラ44は、自装置の時刻を基準時刻とし、かかる基準時刻と対象機器16の時刻との誤差を算出する。
Therefore, the
つまり、実施形態に係るHEMSコントローラ44では、電力量の実績値を取得する際に、時刻の誤差を算出しておくことで、実績値の期間が正しいか否かを判断できる。すなわち、HEMSコントローラ44側で電力量の実績値が正しい値であるか否かを判断することができる。
That is, the
また、HEMSコントローラ44は、アグリゲータ42に対して実績値とともに時刻の誤差を通知する。つまり、HEMSコントローラ44は、時刻の誤差の情報と、電力量の実績値とをアグリゲータ42へ送信する。これにより、例えば、アグリゲータ42側で時刻の誤差を加味した実測値を再計算することで需要電力量の推定精度が悪化することを防止できる。
Further, the
また、HEMSコントローラ44は、時刻の誤差の情報に基づいて電力量の実績値を対象機器16から取得するタイミングを変更することできるが、かかる点の一例については後述する。
Moreover, although the
また、HEMSコントローラ44は、時刻の誤差の情報に基づいて電力量の実績値を補正してアグリゲータ42へ通知してもよい。なお、HEMSコントローラ44は、上記以外にも、時刻の誤差に基づいた電力量の通知であれば、任意の処理が適用可能である。
Moreover, the
次に、図2を用いて、実施形態に係るHEMSコントローラ44の構成について説明する。図2は、実施形態に係るHEMSコントローラ44の構成の一例を示す図である。図2に示すように、HEMSコントローラ44は、通信部20と、制御部30と、記憶部40とを備える。
Next, the configuration of the
通信部20は、無線通信処理や有線通信処理を行うためのネットワークデバイスである。具体的には、通信部20は、図1に示したアグリゲータ42等との間で、無線通信により各種情報を送受信する。また、例えば、通信部20は、アグリゲータ42からEMSクラウド43を介してVPP指示を受信する。
The
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40は、電力情報40aを記憶する。
The
電力情報40aは、スマートメータ45や対象機器16から収集した各種情報を含む。ここで、図3を用いて、電力情報40aについて説明する。図3は、実施形態に係る電力情報40aの説明図である。
The power information 40 a includes various information collected from the
図3に示すように、電力情報40aは、「機器ID」、「種別」、「電力量取得時刻」、「時刻誤差想定値」および「電力量(Wh)」といった項目を含む。「機器ID」は、スマートメータ45および対象機器16を識別する識別情報である。「種別」は、スマートメータ45および対象機器16の種別を示す情報である。「電力量取得時刻」は、スマートメータ45および対象機器16から電力量の実績値を取得した時刻を示す。「時刻誤差想定値」は、HEMSコントローラ44の基準時刻と、スマートメータ45および対象機器16の時刻との誤差を示す。「電力量(Wh)」は、電力量の実測値を示す。
As illustrated in FIG. 3, the power information 40 a includes items such as “device ID”, “type”, “power amount acquisition time”, “time error assumed value”, and “power amount (Wh)”. “Device ID” is identification information for identifying the
図2に戻って、制御部30は、取得部31と、算出部32と、処理部33と、機器制御部34とを備える。制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路であり、HEMSコントローラ44の全体制御を実行する。
Returning to FIG. 2, the
取得部31は、アグリゲータ42からの指示に基づいてスマートメータ45や対象機器16から各種情報を取得する。例えば、取得部31は、消費した電力量の取得対象となる対象機器16の時刻を示す時刻情報を取得する。
The
また、取得部31は、後述する機器制御部34によって制御された期間における電力量の実績値を取得する。例えば、取得部31は、蓄電池や燃料電池等の分散電源から電力量の積算値(例えば、30分毎)を実績値として取得する。また、例えば、取得部31は、空調機器や照明機器等の負荷機器から電力量の瞬時値を実績値として取得する。
Moreover, the
算出部32は、取得部31が取得した時刻情報に基づいて基準時刻と対象機器16の時刻との誤差を算出する。基準時刻とは、HEMSコントローラ44の時刻であり、例えばインターネットのNTPにより時刻同期された時刻である。ここで、図4を用いて、算出部32による誤差の算出方法について説明する。
The
図4は、実施形態に係る算出部32の誤差算出処理の一例を示すシーケンス図である。図4では、HEMSコントローラ44と対象機器16との誤差を算出する場合を例に挙げて説明するが、HEMSコントローラ44とスマートメータ45との誤差も同様に算出可能である。また、図4では、HEMSコントローラ44と対象機器16との間の送信および受信の時間は共に等しいこととする。
FIG. 4 is a sequence diagram illustrating an example of an error calculation process of the
また、図4では、HEMSコントローラ44の基準時刻に対して対象機器16の時刻が例えば5秒進んでいるとする。つまり、HEMSコントローラ44の0〜4秒は、対象機器16の5〜9秒に対応する。
In FIG. 4, it is assumed that the time of the
かかる場合、まず、HEMSコントローラ44は、対象機器16に対して時刻取得指示を送信する(ステップS1)。これを時刻T1とする。つづいて、対象機器16は、時刻T1から1秒後の時刻T2において、時刻取得指示を受信する(ステップS2)。
In such a case, first, the
つづいて、対象機器16は、時刻T2から1秒後の時刻T3において、対象機器16自身の時刻プロパティ値を取得する(ステップS3)。つづいて、対象機器16は、時刻T3の1秒後の時刻T4において、取得した時刻プロパティ値をHEMSコントローラ44へ送信する(ステップS4)。そして、HEMSコントローラ44は、時刻T4の1秒後の時刻T5において、時刻プロパティ値を受信する(ステップS5)。
Subsequently, the
かかる条件において、算出部32は、誤差をxとした場合、xは以下の式で表すことができる。すなわち、x=(T2+T4)/2−(T1+T5)/2=T3−(T1+T5)/2となる。つまり、算出部32は、基準時刻に対する対象機器16の時刻の誤差を算出する。
Under such conditions, when the error is x, the
例えば、xが正の値の場合、対象機器16は、HEMSコントローラ44に対してxだけ進んでおり、負の値の場合、HEMSコントローラ44に対してxだけ遅れている。なお、図4に示す例では、誤差xは、5秒(正の値)となる。このように、モデルを単純化することで、時刻の誤差を秒オーダーで容易に算出することができる。
For example, when x is a positive value, the
図2に戻って、処理部33について説明する。処理部33は、算出部32によって算出された誤差に基づいて処理を行う。例えば、処理部33は、取得部31が取得した実績値に誤差を対応付けた電力情報40aを外部(アグリゲータ42やEMSクラウド43)へ出力する。
Returning to FIG. 2, the
また、処理部33は、算出部32によって算出された誤差に基づき、取得部31に対して実績値を取得するタイミングの変更を指示する。例えば、処理部33は、算出された誤差が負の値であった場合に、かかるタイミングを誤差の時間だけ遅延させる。
Further, based on the error calculated by the
例えば、HEMSコントローラ44の基準時刻が12時であり、対象機器16の時刻が11時55分であったとする。かかる場合、仮に、HEMSコントローラ44が12時の時点で11時30〜12時の30分間の実績値を取得しようとした場合、対象機器16の時刻は、まだ12時になっていないため、1つ前のセクションである11時〜11時30分の実績値をHEMSコントローラ44に送ることになってしまう。
For example, it is assumed that the reference time of the
そこで、HEMSコントローラ44は、算出した誤差マイナス5分を参照し、対象機器16から実績値を取得するタイミングを5分遅延させる。すなわち、HEMSコントローラ44は、12時5分になった時点で、対象機器16に対して実績値を要求する。これにより、対象機器16の時刻も12時に到達するため、HEMSコントローラ44へ11時30分〜12時の実績値が送信されることとなる。すなわち、アグリゲータ42へ送信される電力情報40aの電力量の誤差を最小限に抑えることができる。
Therefore, the
このように、誤差に合わせてHEMSコントローラ44側で実績値を取得するタイミングを調整することで、1つ前のセクションの実績値を誤って取得してしまうことを防止できる。
Thus, by adjusting the timing at which the
なお、処理部33は、算出部32によって算出された誤差が正の値であった場合には、1つ前のセクションの実績値が送信されることはないため、取得するタイミングを変更しなくともよい。
If the error calculated by the
また、処理部33は、算出された誤差が所定の閾値以上であった場合に、対象機器16を有するユーザ(すなわち、契約者)に対して誤差に応じた内容を示す情報を通知する。これにより、契約者は、例えば、誤差が比較的大きいために、アグリゲータ42からインセンティブが支払われない等といった状況の原因を把握することができる。また、処理部33は、誤差が所定の閾値以上であった場合に、対象機器16の時計機能の故障を検出してもよい。
In addition, when the calculated error is equal to or greater than a predetermined threshold, the
また、処理部33は、算出部32によって算出された誤差に基づいて対象機器16の時刻同期を行ってもよい。また、処理部33は、対象機器16の積算値の区間を変更してもよい。具体的には、上記例のように誤差がマイナス5分であった場合、対象機器16の積算値の区間を5分ずらしてもよい。つまり、11時25分〜11時55分、11時55分〜12時25分、・・・のように、積算値の区間を変更してもよい。
The
機器制御部34は、電力量の制御指示を受け付け、かかる制御指示に基づいて対象機器16を制御する。具体的には、機器制御部34は、アグリゲータ42もしくはEMSクラウド43からコミットすべきコミット量を取得し、かかるコミット量を達成できるように対象機器16を制御する。機器制御部34は、例えば、蓄電池等の分散電源の充放電制御を行ったり、空調機器等といった負荷機器の電力量の瞬時値を低下させる制御を行ったりする。
The
次に、図5を用いて、実施形態に係る通信システム1における動作例を説明する。図5は、実施形態に係る通信システム1における動作の一例を示すシーケンス図である。なお、図5では、対象機器16として蓄電池160aおよび燃料電池160bを例に挙げて説明する。
Next, an operation example in the
図5に示すように、通信システム1のHEMSコントローラ44は、蓄電池160aに対して時刻取得指示を送信する(ステップS101)。つづいて、蓄電池160aは、時刻取得指示を受信すると、時刻のプロパティ値を取得し、時刻情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS102)。
As shown in FIG. 5, the
つづいて、HEMSコントローラ44は、蓄電池160aに対して電力量取得指示を送信する(ステップS103)。つづいて、蓄電池160aは、電力量取得指示を受信すると、電力量の積算値を実績値として取得し、電力量情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS104)。
Subsequently, the
つづいて、HEMSコントローラ44は、燃料電池160bに対して時刻取得指示を送信する(ステップS105)。つづいて、燃料電池160bは、時刻取得指示を受信すると、時刻のプロパティ値を取得し、時刻情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS106)。
Subsequently, the
つづいて、HEMSコントローラ44は、燃料電池160bに対して電力量取得指示を送信する(ステップS107)。つづいて、燃料電池160bは、電力量取得指示を受信すると、電力量の積算値を実績値として取得し、電力量情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS108)。
Subsequently, the
つづいて、HEMSコントローラ44は、スマートメータ45に対して時刻取得指示を送信する(ステップS109)。つづいて、スマートメータ45は、時刻取得指示を受信すると、時刻のプロパティ値を取得し、時刻情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS110)。
Subsequently, the
つづいて、HEMSコントローラ44は、スマートメータ45に対して電力量取得指示を送信する(ステップS111)。つづいて、スマートメータ45は、電力量取得指示を受信すると、電力量の積算値を実績値として取得し、電力量情報としてHEMSコントローラ44へ返信する(ステップS112)。つづいて、HEMSコントローラ44は、取得した時刻情報に基づいて基準時刻との誤差を算出する(ステップS113)。
Subsequently, the
なお、HEMSコントローラ44は、時刻取得指示および電力取得指示を別々に送信したが、まとめて送信してもよい。かかる場合、蓄電池160a、燃料電池160bおよびスマートメータ45は、時刻情報および電力量情報をまとめてHEMSコントローラ44へ送信してもよい。
In addition, although the
また、図5に示す例では、HEMSコントローラ44は、蓄電池160a、燃料電池160b、スマートメータ45の順に、時刻情報および電力量情報の取得処理を行ったが、取得処理の順序は、あくまでも一例であって、任意の順序で行われてもよい。
In the example illustrated in FIG. 5, the
上述したように、実施形態に係るHEMSコントローラ44は、取得部31と、算出部32と、処理部33とを具備する。取得部31は、消費した電力量の取得対象となる対象機器16の時刻を示す時刻情報を取得する。算出部32は、取得部31が取得した時刻情報に基づいて基準時刻と時刻との誤差を算出する。処理部33は、算出部32によって算出された誤差に基づいて処理を行う。これにより、HEMSコントローラ44側で電力量の実績値が正しい値であるか否かを判断することができる。
As described above, the
なお、上述した実施形態では、アグリゲータ42とEMSクラウド43とが別体で構成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アグリゲータ42とEMSクラウド43とが一体的に構成されてもよい。かかる場合、アグリゲータ42がEMSクラウド43の機能を兼ねる。
In the above-described embodiment, the case where the
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although the embodiment of the present invention has been described, this embodiment is presented as an example and is not intended to limit the scope of the invention. This embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. This embodiment and its modifications are included in the scope of the present invention and the gist thereof, and are also included in the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
1 通信システム
11 系統電源
12 住宅用分電盤
13 分散電源用分電盤
16 対象機器
16a 蓄電池
16b 燃料電池
20 通信部
21 太陽光パネル
22 パワーコンディショナ
30 制御部
31 取得部
32 算出部
33 処理部
34 機器制御部
40 記憶部
40a 電力情報
41 電力会社
42 アグリゲータ
43 EMSクラウド
44 HEMSコントローラ
45 スマートメータ
160 分散電源
161〜164 機器
H 契約者宅
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記取得部が取得した前記時刻情報に基づいて基準時刻と前記時刻との誤差を算出する算出部と;
前記算出部によって算出された前記誤差に基づいて処理を行う処理部と;
を具備することを特徴とする制御装置。 An acquisition unit that acquires time information indicating a time of a target device from which power consumption is acquired;
A calculating unit that calculates an error between a reference time and the time based on the time information acquired by the acquiring unit;
A processing unit that performs processing based on the error calculated by the calculation unit;
A control device comprising:
をさらに具備し、
前記取得部は、
前記機器制御部によって制御された期間における前記電力量の実績値を取得し、
前記処理部は、
前記実績値に前記誤差を対応付けた電力情報を外部へ出力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 A device control unit that receives the control instruction of the electric energy and controls the target device based on the control command;
Further comprising
The acquisition unit
Obtain the actual value of the electric energy in the period controlled by the device control unit,
The processor is
The control apparatus according to claim 1, wherein power information in which the error is associated with the actual value is output to the outside.
前記機器制御部によって制御された期間における前記電力量の積算値を前記実績値として取得することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 The acquisition unit
The control device according to claim 2, wherein an integrated value of the electric energy in a period controlled by the device control unit is acquired as the actual value.
前記誤差に基づき、前記取得部に対して前記対象機器から前記実績値を取得するタイミングの変更を指示することを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。 The processor is
4. The control device according to claim 2, wherein the control unit instructs the acquisition unit to change a timing for acquiring the actual value from the target device based on the error. 5.
前記基準時刻に対する前記時刻の前記誤差を算出し、
前記処理部は、
前記誤差が負の値であった場合に、前記タイミングを前記誤差の時間だけ遅延させる指示を行うことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。 The calculation unit includes:
Calculating the error of the time relative to the reference time;
The processor is
The control device according to claim 4, wherein when the error is a negative value, an instruction is given to delay the timing by the time of the error.
前記誤差が所定の閾値以上であった場合に、前記対象機器を有するユーザに対して当該誤差に応じた内容を示す情報を通知することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御装置。 The processor is
The information indicating the content corresponding to the error is notified to a user having the target device when the error is equal to or greater than a predetermined threshold. The control device described.
前記取得ステップによって取得された前記時刻情報に基づいて基準時刻と前記時刻との誤差を算出する算出ステップと;
前記算出ステップによって算出された前記誤差に基づいて処理を行う処理ステップと;
を含むことを特徴とする制御方法。 An acquisition step of acquiring time information indicating a time of a target device that is an acquisition target of consumed electric energy;
A calculating step for calculating an error between a reference time and the time based on the time information acquired by the acquiring step;
A processing step for performing processing based on the error calculated by the calculation step;
The control method characterized by including.
消費した電力量の取得対象となる対象機器の時刻を示す時刻情報を取得する取得手順と;
前記取得手順によって取得された前記時刻情報に基づいて基準時刻と前記時刻との誤差を算出する算出手順と;
前記算出手順によって算出された前記誤差に基づいて処理を行う処理手順と;
を実行させることを特徴とする制御プログラム。 On the computer,
An acquisition procedure for acquiring time information indicating the time of the target device from which the consumed electric energy is acquired;
A calculation procedure for calculating an error between a reference time and the time based on the time information acquired by the acquisition procedure;
A processing procedure for performing processing based on the error calculated by the calculation procedure;
A control program characterized by causing
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JP2021100326A (en) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Power control unit and distribution board system |
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