JP2019033507A - クラスタベースのビーコン信号伝送 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波無線通信ネットワーク内で複数のアクセスポイントからなるアクセスポイントクラスタがビーコン信号をブロードキャストする方法を提供する。【解決手段】アクセスポイント(AP)は、高周波無線通信ネットワーク内の複数のAPで構成されるAPクラスタに参加する310。APは、APクラスタのID(identification)を含んだ同じビーコン信号を、APクラスタ内の他のAPとともに、同期してブロードキャストする320。【選択図】図3

Description

本技術は通信分野に関し、特にはアクセスポイントクラスタに基づいてビーコン信号を高周波無線通信ネットワーク内でブロードキャストする方法に関する。本技術はまた、この方法を実行するためのアクセスポイントおよびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に関する。
数Gbpsのスピードを可能にすることによる爆発的な帯域要求に対応するための有望な技術として、30〜300GHzで稼働するミリ波(MMW)無線システムが注目されている。例えば、5G指向の超高密度ネットワーク(UDN)は、ほぼ間違いなくMMWバンドに配備されるであろう。UDNに関する典型的な配備は、ホットスポット、オフィスビル、または都市の繁華街などといった人口が多いエリアであり、そこでは高データレートサービスの需要がある。高い送信周波数(例えば6GHz以上)では、経路損失が低い送信周波数の場合よりも非常に大きくなる。動作中、同期情報およびランダムアクセス設定などの情報を含んだビーコン信号を、全てのユーザ機器(UE)が正しく受信できるように、アクセスポイント(AP)によって十分に大きなカバレッジエリアにブロードキャストする必要がある。
図1は様々なアンテナ構成を採用した場合の、APによる個々のブロードキャストカバレッジエリアを示している。
高い経路損失のため、無指向性または疑似無指向性アンテナを用いることによるブロードキャストカバレッジは非常に小さいカバレッジである。図示の通り、一番小さな円は無指向性アンテナを通常の変調およびコーディングレートとともに用いるブロードキャストカバレッジを示している。中間の円は無指向性アンテナを低い変調およびコーディングレートとともに用いるブロードキャストカバレッジを示している。変調およびコーディングレートを下げることは、ブロードキャストカバレッジを少し広げるための助けになり得るが、シームレスなカバレッジを達成するには不十分である。図2に示すように、拡大したブロードキャストカバレッジによってもカバーできないエッジ領域がAPの間に依然として存在する。
最大の円はビームフォーミングアンテナを用いたブロードキャストカバレッジを示しており、それによって高利得のビームフォーミングが可能になる。このようにして、ブロードキャストカバレッジは大きく拡大される。典型的には、ビーコン信号はビーコンスウィープによってブロードキャストされるであろうが、それは、APが同じビーコン信号を様々な方向に向かう複数のビームにわたって順次送信することを意味する。しかし、周期的にビーコン信号をブロードキャストするために全てのビームフォーミングアンテナが必要なため、アンテナ電力消費が顕著である。さらに、セル縁部のUEは、違ったAPから違ったビーコン信号を受信しうる。そのため、それらのビーコン信号をUEで受信する際の干渉を引き起こしうる。
本発明の目的は、上述した課題の少なくとも1つを解決もしくは緩和することである。
ここで開示される発明の第1の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするための、APにおける方法である。方法は、高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加することと、ここで、APクラスタは2つ以上のAPを含み、APクラスタのID(identification)を含んだ同じビーコン信号を、APクラスタ内の他のAPとともに、同期してブロードキャストすることと、を有する。
本発明の第2の態様は、AFが実行した際にAPに上述した方法を実行させる命令を格納する、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
本発明の第3の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するための、通信デバイスにおける方法である。方法は、各々が複数のAPを有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信することと、ここで、同じAPクラスタ内の複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含み、1つ以上のビーコン信号を複数の候補ビーコン信号から選択することと、を含む。
本発明の第4の態様は、通信デバイスで実行した際に通信デバイスに上述した方法を実行させる命令を格納する、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
本発明の第5の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成されたAPである。APは、参加手段およびブロードキャスト手段を有する。参加手段は高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加するように構成され、APクラスタは2つ以上のAPを含む。ブロードキャスト手段は、APクラスタのIDを含んだ同じビーコン信号を、APクラスタ内の他のAPとともに同期してブロードキャストするように構成される。
本発明の第6の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された通信デバイスである。通信デバイスは受信手段と選択手段とを有する。受信手段は、各々が複数のAPを有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信するように構成され、同じAPクラスタ内の複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含む。選択手段は、1つ以上のビーコン信号を複数の候補ビーコン信号から選択するように構成される。
本発明の第7の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成されたAPである。APはプロセッサとメモリとを有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を有し、それによってAPは、高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加し、ここで、APクラスタは2つ以上のAPを含み、APクラスタのIDを含んだ同じビーコン信号を、APクラスタ内の他のAPとともに、同期してブロードキャストする、ように動作する。
本発明の第8の態様は、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された通信デバイスである。通信デバイスはプロセッサとメモリとを有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を有し、それによって通信デバイスは、各々が複数のAPを有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信し、ここで、同じAPクラスタ内の複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含み、1つ以上のビーコン信号を複数の候補ビーコン信号から選択する、ように動作する。
いくつかのAPをAPクラスタに集約することにより、同じAPクラスタ内のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために協力し、それによって受信側でこのビーコン信号についてのエネルギー利得および/またはダイバーシチ利得を取得する。このようにして、ビーコンブロードキャストカバレッジが拡大されるであろう。
一例として、添付図面に関する実施形態に基づいて本技術を説明する。
様々なアンテナ構成を採用するAPによるビーコンブロードキャストカバレッジエリアを模式的に示す図である。 指向性アンテナを低い変調およびコーディングレートとともに用いる複数のAPによるビーコンブロードキャストカバレッジを模式的に示す図である。 実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でAPによってビーコン信号をブロードキャストすることの模式的なフローチャートである。 実施形態に係る、全てのAPが複数のビームにわたってビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いるAPクラスタを模式的に示す図である。 実施形態に係る、クラスタ化されたビーコン送信を模式的に示す図である。 実施形態に係る、クラスタ化されたビーコン送信を模式的に示す図である。 実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内で通信デバイスによってビーコン信号を取得することの模式的なフローチャートである。 実施形態に係る、APクラスタ内のAPと通信デバイスとの相互作用図を模式的に示す図である。 実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成された例示的なAPのブロック図である。 実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された例示的な通信デバイスのブロック図である。
以下、ここでの実施形態を、添付図面に関してより十分に説明する。しかしながら、ここでの実施形態は、様々な異なる形態で実施することができ、従って添付の請求項の範囲を限定するものと解されてはならない。図面の要素は互いに縮尺されているとは限らない。図面を通じて、同様の番号は同様の要素を指す。
個々で用いられる専門用語は、特定の実施形態を説明するという目的のためだけのものであって、限定を意図したものではない。ここで用いられる際、単数形での表現は、そうで無いことが文脈で明確に示されていないかぎり、複数形も含むことが意図されている。単語「有する」「有している」「含む」および/または「含んでいる」は、ここで用いられる際、記述された機能、整数、工程、動作、要素、および/または成分の存在を特定するが、1つ以上の他の機能、整数、工程、動作、要素、成分および/またはそれらのグループの存在または付加を排除しないことが理解されよう。
また、特許請求の範囲における、構成要素を就職するための「第1」「第2」「第3」などのような独特の用語の使用はそれによって1つの構成要素の他の構成要素に対するいかなる優先度、重要度、または順序、あるいは方法の行為が実行される時間的な順番を暗示せず、構成要素を区別するために、ある名称を有する1つの構成要素を同じ名称を有する他の構成要素と(独特の用語を用いることなく)区別するためのラベルとして単に用いられる。
そうでないことが規定されない限り、ここで用いられる全ての用語(技術および科学用語を含む)は、一般的に理解されるものと同じ意味を有する。また、ここで用いられる用語は、本明細書および関連技術の文脈における意味と矛盾しない意味を有するものとして解釈されねばならず、明確にそのように規定されていない限り、理想化されたり過度に形式的な意味で解釈されないことが理解されよう。
以下で本技術は、本実施形態に係る方法、装置(システム)および/またはコンピュータプログラムのブロック図および/またはフローチャート図に関して説明される。ブロック図および/またはフローチャート図のブロック、およびブロック図および/またはフローチャート図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施されうることが理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを通じて実行する命令が、ブロック図および/またはフローチャートの1つ以上のブロックに規定される機能/動作を実行するための手段を生成するように、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、および/または機械を生産するための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ、コントローラ、または制御ユニットに供給されてよい。
したがって、本技術はハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)によって実施されうる。さらに、本技術は、命令実行システムによって、あるいは命令実行システムとともに用いるために、コンピュータが利用可能な、あるいはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体内に具現化された、コンピュータが利用可能な、あるいはコンピュータが読み取り可能プログラムコードを有する、コンピュータが利用可能な、あるいはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体上のコンピュータプログラムの形態を取り得る。本文書の文脈において、コンピュータが利用可能な、あるいはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって用いる、あるいはそれらとともに用いるために、プログラムを格納、保存、あるいは通信するように構成されたいかなる媒体であってもよい。
ここでは、APといったような、一部の仕様における具体的な用語が用いられるが、実施形態はそのような具体的な用語に限定されず、基地局、マクロ基地局、フェムト基地局、コアネットワーク(CN)、ノードB、eノードBなどのような、全ての類似エンティティに当てはまりうることを理解すべきである。
ここでの実施形態を、以下、図面に関して説明する。
図3は、実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でAPによってビーコン信号をブロードキャストする方法300の模式的な図である。ここで、高周波無線通信ネットワークは通常、UDNのような、6GHzを超える送信周波数上で稼働する任意の種類の無線通信ネットワークを表す。図3について、実施形態の処理を詳細に説明する。
ステップ310で、APは高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加する。APクラスタは2つ以上のAPを含む。
具体的には、APがどのAPクラスタに参加すべきかを、セル計画の過程で静的に予め定めておくことができる。一実施形態において、高周波無線通信ネットワークには中央コントローラがあり、全てのAPクラスタは自身の位置、または隣接APから受信する信号の信号受信電力の情報を、中央コントローラに送信する。そして、中央コントローラは、収集した情報に基づいて、全てのAPを複数のクラスタに分割するであろう。例えば、APの位置情報に従って、互いに近距離であるAPは同じクラスタに参加するであろう。別の例に関して、中央コントローラは互いの信号受信電力が電力閾値を超えるAPを同じクラスタに含めることができる。
あるいは、APは、動作中に、参加しようとするAPクラスタを動的に選択することができる。例えば、APがちょうど起動中であるか、別のクラスタに変更したい場合、APはまず、クラスタによってブロードキャストされているビーコン信号を検出することにより、その付近のクラスタ情報を取得するか、その情報を隣接APに要求し、その後、利用可能なAPクラスタのどれに参加するかを何らかの条件に基づいて決定することができる。一実施形態において、APは自身からの距離が閾値距離より短いAPクラスタに参加してもよい。つまり、APは隣接APクラスタに参加するであろう。別の実施形態において、APは、自身とカバレッジの重複が閾値面積より大きいAPクラスタに参加してもよい。さらなる実施形態において、例えば、APが参加しようとするAPクラスタ内のAP数が上限に達していれば、APは新しいAPクラスタを生成してその新しいAPクラスタに参加してもよい。その後、他のAPはこの新しいAPクラスタを参加のために選択してもよい。
なお、ここで述べたAPクラスタへの参加は、単に例として説明されたもので、APクラスタに参加するための他の好適な方法を本発明に適用可能であることを理解すべきである。
ステップ320で、APはAPクラスタ内の他のAPとともに、同期して同じビーコン信号をブロードキャストする。ここで、ビーコン信号はブロードキャストによって送信される制御信号を表す。ビーコン信号は同期情報、制御またはデータ信号検出のための1つまたは複数のプリアンブル、ビームトレーニングプリアンブル、基準信号、ランダムアクセス設定、ダウンリンクおよびアップリンク構成のインジケータ、帯域幅インジケータなど、あるいはこれらの組み合わせを含みうる。本開示では、ビーコン信号はAPクラスタのIDをさらに含む。
具体的には、同じAPクラスタ内のAPは、同じビーコン信号を同期してブロードキャストしてよい。つまり、APの各々は互いに同時にビーコン信号をブロードキャストし、APによってブロードキャストされる各々のビーコン信号は同じビーコン信号である。同じビーコン信号とは、同期情報およびAPクラスタのIDといった、それらビーコン信号に含まれる項目の全てが互いに一致することを意味する。このようにして、携帯電話のようなビーコン信号受信機は、それら同じビーコン信号の2つ以上の重ね合わせであるクラスタ化されたビーコン信号を受信する可能性が非常に高い。したがって、受信側においてエネルギー利得が得られるであろう。さらに、APは、例えばそれら同じビーコン信号をブロードキャスト前にプリコードするために、共同送信(joint transmission)を調整してもよい。したがって、受信側においてダイバーシチ利得が得られるであろう。
一実施形態において、APクラスタ内の各APは、ビーコン信号をブロードキャストするために無指向性アンテナ(omni antenna)を用いてもよい。この場合、より広いブロードキャストカバレッジを実現するために、これらのAPはブロードキャストするビーコン信号についての変調およびコーディングレートを常に低下させてもよい。
別の実施形態において、APクラスタ内の各APは、ビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いてもよい。特に、APクラスタ内の各APは、異なる方向に向けられた複数のビームを有し、APはその複数のビームによって異なる方向にビーコン信号をブロードキャストすることができる。このようにして、複数のビームにわたる送信での高いゲインが得られる。なお、ビームフォーミング技術は本技術分野において既知であるため、簡単さおよび明瞭さのためにその詳細については説明を省略する。
さらに、APクラスタ内の各APがビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いる場合、それらのAPは同じビーコン信号を、同じビームIDを有するビームにわたって同期してブロードキャストしてよい。例えば、図4に示すように、APクラスタは3つのAP、AP1〜AP3を有し、各APは順にビーム1〜ビーム8と番号付けされた合計8つのビームを有する。なお、ビームは順に番号付けされなくてもよいことを理解すべきである。クラスタ化されたビーコン送信を実行する際、3つのAPは、AP1〜AP3の番号ビーム1を有する3つのビームのように、それらの同じビームIDを有するビームによって、同じビーコン信号を同期してブロードキャストする。さらに、1つのAPで異なる複数のビームによって送信されたビーコン信号を特定するために、ブロードキャストされるビーコン信号は関連付けされたビームについてのビームIDと、ビームに関連するオプション構成情報、例えばそのビームに特有なランダムアクセスリソース構成と、をさらに含んでよい。
さらに、受信機がさらなるエネルギー/ダイバーシチ利得を得るためにクラスタ化されたビーコン信号を受信できるよう、複数のAPで同じビームIDを有するビームは実質的に同じ方向に向けられることが望ましい。ここで、実質的に同じ方向とは、同一方向と、閾値未満の角度を有する方向とを表しうる。このようにして、異なるAPにおいて同じビームIDを有するビームは重複したカバレッジを有するであろう。それにより、受信機が、2つ以上のビームからの同じビーコン信号であって、クラスタ化されたビーコン信号を形成するために互いに重なり合った同じビーコン信号を受信することが可能になる。
いくつかのAPをAPクラスタに集約することにより、同じAPクラスタ内のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために協力し、それによって受信側でこのビーコン信号についてのエネルギー利得および/またはダイバーシチ利得を取得する。このようにして、ビーコンブロードキャストカバレッジが拡大されるであろう。
必要に応じて、APクラスタ内の各APについて、APの全ビームが、ビーコン信号をただ1つのビーコン送信インターバル内でブロードキャストするために用いられる。図5aに示すように、ビーコン送信インターバルは周期的に配置される。各ビーコン送信インターバルは8つのタイムスロットに分割され、AP1〜AP3が全8ビームの各々によって同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために用いられる。例えば、タイムスロット1内で、AP1〜AP3は同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために、ビーム1のIDを有する自身のビームを用い、タイムスロット2で、AP1〜AP3は同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために、ビーム2のIDを有する自身のビームを用い、といったような具合である。最終的に、各APの全てのビームが、1つのビーコン送信インターバル内にビーコン信号をブロードキャストするために用いられる。ここで、複数のAPが同じビームIDを有するビームでブロードキャストするビーコン信号は同じビーコン信号である。さらに、複数のAPが異なるビームIDを有するビームでブロードキャストするビーコン信号もまた、含まれるビーコンIDが異なるだけであれば、同じビーコン信号と見なすことができる。
あるいは、ビーコン信号をブロードキャストするためのAPの負荷を軽減してオーバヘッドおよび電力消費を節約するために、第1のビーコン送信インターバル内にビーコン信号をブロードキャストするためにAPの全ビームの第1のサブセットを用い、第2のビーコン送信インターバル内にビーコン信号をブロードキャストするためにAPの全ビームの第2のサブセットを用いると有利である。このようにして、各ビーコン送信インターバル内でAPがブロードキャストするビーコン信号の数が削減されるであろう。例えば、図5bに示すように、第1のビーコン送信インターバルが4つのタイムスロットに分割され、AP1〜AP3が4つのビーム、すなわちビーム1、ビーム2、ビーム5、およびビーム6の各ビームによって同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために用いられる。第2のビーコン送信インターバルが4つのタイムスロットに分割され、AP1〜AP3が他の4つのビーム、すなわちビーム3、ビーム4、ビーム7、およびビーム8の各ビームによって同じビーコン信号を同期してブロードキャストするために用いられる。ここでは一例として、異なるビーコン送信インターバルでのビーコン送信のためにビームを2つのサブセットに分割した。しかし、ビームは、各サブセットが異なるビーコン送信インターバルでビーコン信号をブロードキャストするために用いられるように、2つ以上のサブセットに分割されて良いことを理解すべきである。
図6は、実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内で通信デバイスによってビーコン信号を取得する方法600を模式的に示している。ここで、通信デバイスは無線通信ネットワークを通じてサービスにアクセスすることが意図され、かつその無線通信ネットワーク上で通信するように構成された任意のデバイスであってよい。例えば通信デバイスは、非限定的な例として、携帯電話、スマートフォン、センサデバイス、メーター、車両、家電製品、医療機器、メディアプレーヤ、カメラ、または任意のタイプの家庭用電化製品(非限定的な例として、テレビ、ラジオ、照明機器、タブレットコンピュータ、ノート型コンピュータ、またはパーソナルコンピュータ(PC))であってよい。通信デバイスは、無線接続を通じて音声および/またはデータを通信可能にされた、ポータブル、ポケットに収容可能な、ハンドヘルド、コンピュータで構成された、あるいは車載型の、モバイルデバイスであってよい。図6について、実施形態の処理を詳細に説明する。
ステップ610で、通信デバイスは、1つ以上のAPクラスタから送信された複数の候補ビーコン信号を受信する。上述の通り、1つ以上のAPクラスタの各々は複数のAPを有し、同じAPクラスタ内の複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含む。1つのAPクラスタ内のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストするので、APがブロードキャストするこれらの同じビーコン信号は伝播中に互いに重なり合い、クラスタ化されたビーコン信号とも呼ばれる、重なり合ったビーコン信号を形成するであろう。クラスタ化されたビーコン信号は通信デバイスによって、このAPクラスタから送信された候補ビーコン信号として受信される。同様に、通信デバイスは他のAPクラスタから送信された各々の候補ビーコン信号を受信してよい。
ステップ620で、通信デバイスは、複数の候補ビーコン信号から1つ以上のビーコン信号を選択する。一実施形態において、通信デバイスは複数の候補ビーコン信号の受信品質に基づいて1つ以上のビーコン信号を選択することができる。例えば、通信デバイスは候補ビーコン信号の信号強度を調べることができる。信号強度が強いほど、受信品質は良い。このようにして、通信デバイスは最も受信品質が良いビーコン信号を選択することができる。そして、通信デバイスは、選択したビーコン信号をブロードキャストしたAPクラスタに、ランダムアクセス要求を送信するであろう。例えば、通信デバイスはAPクラスタのIDと、このAPクラスタに特有なランダムアクセス設定情報とを取り出し、ランダムアクセス要求のフォーマット(例えば、ランダムアクセス要求はAPクラスタのIDを含む必要がある)を含みうるランダムアクセス設定情報に基づいてランダムアクセス要求を生成し、ランダムアクセス要求をAPクラスタに(より具体的にはAPクラスタのAPに)、ランダムアクセス設定情報に示されるようなスケジュールされた時間−周波数リソースを用いて送信することができる。
さらに、選択されたビーコン信号をブロードキャストしたAPクラスタは、通信デバイスのアクセス要求に応答しない(例えば、APクラスタ内の全APがシャットダウンしている)可能性がある。この場合、通信デバイスは候補ビーコン信号から複数のビーコン信号を選択し、選択した複数のビーコン信号をブロードキャストした別々の送信元へランダムアクセス要求を送信してもよい。
APクラスタから送信されるクラスタ化されたビーコン信号はエネルギー利得および/またはダイバーシチ利得を通信デバイス対して提供しうるため、通信デバイスはビーコン信号をより高い品質で取得でき、したがってAPとの通信接続を円滑に設定することができる。
さらに、複数のAPクラスタ内の全APは様々な方向に向けられた複数のビームによってビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いることができる。この場合、同じAPクラスタ内の複数のAPの各々は複数のビームを有し、同じAPクラスタ内の複数のAPにより、それらAPの同じビームIDを有するビームによって同じビーコン信号が同期してブロードキャストされる。そして、複数の候補ビーコン信号の各々は、その候補ビーコン信号の送信に用いられたビームのIDをさらに含む。そのため、APクラスタは異なるビームを通じて異なる候補ビーコン信号をブロードキャストすることができ、これら候補ビーコン信号は同じAPクラスタIDを有する一方で異なるビームIDを有する。例えば、通信デバイスは2つの候補ビーコン信号を受信しうる。第1の候補ビーコン信号はAPクラスタ1からビーム1を通じて送信され、第2の候補ビーコン信号はAPクラスタ1からビーム2を通じて送信される。
ビームの導入により、ランダムアクセス要求の宛先は、APクラスタでなく、APクラスタの特定のビームになるであろう。一実施形態において通信デバイスは、APクラスタのID、ビームのID、およびAPクラスタのビームに特有なランダムアクセス設定情報を取り出し、ランダムアクセス設定情報に基づいて(APクラスタのIDおよびビームのIDを含みうる)ランダムアクセス要求を生成し、最終的に、特定のビーム宛てのランダムアクセス要求をAPクラスタに送信することができる。
図7は、実施形態に係る、APクラスタ内のAP701と通信デバイス702との間の相互作用図を模式的に示している。通信デバイスとAPクラスタとの間の相互作用を図7に関して説明する。
AP701は710で高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加し、720でAPクラスタ内の他のAPとともに同じビーコン信号を同期してブロードキャストする。ステップ710および720は図3のステップ310および320と同様に実行されるため、簡潔さのために再説明は行わない。
APクラスタ内のAP(AP701を含む)が同期して同じビーコン信号をブロードキャストした後、通信デバイス702は730で、AP701が参加しているAPクラスタを含む複数のAPクラスタから複数の候補ビーコン信号を受信し、740で、複数の候補ビーコン信号から1つ以上のビーコン信号を選択することができる。ステップ730および740は図6のステップ610および620と同様に実行されるため、簡潔さのために再説明は行わない。
通信デバイス702がAP701が参加しているAPクラスタから送信されたビーコン信号を選択するならば、750で通信デバイス702は選択したビーコン信号からこのAPクラスタのIDを取り出し、そのAPクラスタのIDを含んだアクセス要求を760でAPクラスタに送信するであろう。
APクラスタ内のAP701および他のAPは、通信デバイスから送信されるアクセス要求を監視し、アクセス要求内のAPクラスタIDを調べることにより、アクセス要求がこのAPクラスタ宛てか否かを判定する。アクセス要求がこのAPクラスタ宛であると判定された場合、APクラスタ内のAP701および他のAPは770でこのAPクラスタ宛のアクセス要求を受信し、780で、通信デバイス701への応答のためにAPの1つを選択するため、APクラスタ内の他のAPと調整することができる。例えば、アクセス要求を含む信号を最もよい信号品質で受信したAPが、通信デバイス701に応答するために選択されるであろう。
図8は、実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成された例示的なAP800のブロック図である。図示の通り、AP800は、ジョイント部810およびブロードキャスト部820を有する。APは図示した要素によって限定されず、他の目的のための他の従前の要素および追加要素を有することができることを理解すべきである。図8について、これら要素の機能を詳細に説明する。
AP800の参加部810は、高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加する。APクラスタは2つ以上のAPを含む。
具体的には、APがどのAPクラスタに参加すべきかを、セル計画の過程で静的に予め定めておくことができる。一実施形態において、高周波無線通信ネットワークには中央コントローラがあり、全てのAPクラスタは自身の位置、または隣接APから受信する信号の信号受信電力の情報を、中央コントローラに送信する。そして、中央コントローラは、収集した情報に基づいて、全てのAPを複数のクラスタに分割するであろう。例えば、APの位置情報に従って、互いに近距離であるAPは同じクラスタに参加するであろう。別の例に関して、中央コントローラは互いの信号受信電力が電力閾値を超えるAPを同じクラスタに含めることができる。
あるいは、参加部810は、動作中に、参加しようとするAPクラスタを動的に選択することができる。例えば、APがちょうど起動中であるか、別のクラスタに変更したい場合、参加部810はまず、クラスタによってブロードキャストされているビーコン信号を検出することにより、その付近のクラスタ情報を取得するか、その情報を隣接APに要求し、その後、利用可能なAPクラスタのどれに参加するかを何らかの条件に基づいて決定することができる。一実施形態において、参加部810はAPからの距離が閾値距離より短いAPクラスタに参加することを選択してもよい。つまり、参加部810は隣接APクラスタに参加することを選択することができる。別の実施形態において、参加部810は、APとのカバレッジの重複が閾値面積より大きいAPクラスタに参加ことを選択してもよい。さらなる実施形態において、例えば、参加部810が参加しようとするAPクラスタ内のAP数が上限に達していれば、参加部810は新しいAPクラスタを生成してその新しいAPクラスタに参加してもよい。
AP800のブロードキャスト部820は、APクラスタ内の他のAPとともに、同期して同じビーコン信号をブロードキャストする。具体的には、同じAPクラスタ内のAPのブロードキャスト部820は、同じビーコン信号を同期してブロードキャストしてよい。つまり、APの各々は互いに同時にビーコン信号をブロードキャストし、APによってブロードキャストされる各々のビーコン信号は同じビーコン信号である。同じビーコン信号とは、同期情報およびAPクラスタのIDといった、それらビーコン信号に含まれる項目の全てが互いに一致することを意味する。このようにして、携帯電話のようなビーコン信号受信機は、それら同じビーコン信号の2つ以上の重ね合わせであるクラスタ化されたビーコン信号を受信する可能性が非常に高い。したがって、受信側においてエネルギー利得が得られるであろう。さらに、APのブロードキャスト部820は、それら同じビーコン信号をブロードキャスト前にプリコードするために、共同送信(joint transmission)を調整してもよい。したがって、受信側においてダイバーシチ利得が得られるであろう。
一実施形態において、APクラスタ内の各APは、ビーコン信号をブロードキャストするために無指向性アンテナ(omni antenna)を用いてもよい。この場合、より広いブロードキャストカバレッジを実現するために、これらのAPのブロードキャスト部820は、ブロードキャストするビーコン信号についての変調およびコーディングレートを常に低下させてもよい。
別の実施形態において、APクラスタ内の各APは、ビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いてもよい。特に、APクラスタ内の各APは、異なる方向に向けられた複数のビームを有し、APはその複数のビームによって異なる方向にビーコン信号をブロードキャストすることができる。このようにして、複数のビームにわたる送信での高いゲインが得られる。なお、ビームフォーミング技術は本技術分野において既知であるため、簡単さおよび明瞭さのためにその詳細については説明を省略する。
さらに、APクラスタ内の各APがビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いる場合、それらAPのブロードキャスト部820は同じビーコン信号を、同じビームIDを有するビームにわたって同期してブロードキャストしてよい。例えば、図4に示すように、APクラスタは3つのAP、AP1〜AP3を有し、各APは順にビーム1〜ビーム8と番号付けされた8つのビームを有する。クラスタ化されたビーコン送信を実行する際、3つのAPのブロードキャスト部820は、AP1〜AP3の番号ビーム1を有する3つのビームのように、それらの同じビームIDを有するビームによって、同じビーコン信号を同期してブロードキャストする。さらに、1つのAPで異なる複数のビームによって送信されたビーコン信号を特定するために、ブロードキャストされるビーコン信号は関連付けされたビームについてのビームIDと、ビームに関連するオプション構成情報、例えばそのビームに特有なランダムアクセスリソース構成と、をさらに含んでよい。
さらに、受信機がさらなるエネルギー/ダイバーシチ利得を得るために同じビーコン信号を受信できるよう、複数のAPで同じビームIDを有するビームは実質的に同じ方向に向けられることが望ましい。ここで、実質的に同じ方向とは、同一方向または閾値未満の角度を有する方向を表す。このようにして、異なるAPにおいて同じビームIDを有するビームは重複したカバレッジを有するであろう。それにより、受信機が2つ以上のビームから同じビーコン信号を受信することが可能になる。
図9は、実施形態に係る、高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された例示的な通信デバイス900のブロック図である。図示の通り、通信デバイス900は受信部910と選択部920とを有する。実際には、通信デバイスはUEもしくはAPとして動作してよい。通信デバイスは図示した要素によって限定されず、他の目的のための他の従前の要素および追加要素を有することができることを理解すべきである。図9について、これら要素の機能を詳細に説明する。
通信デバイス900の受信部910は、1つ以上のAPクラスタから送信された複数の候補ビーコン信号を受信する。1つ以上のAPクラスタの各々は複数のAPを有し、同じAPクラスタ内の複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含む。1つのAPクラスタ内のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストするので、APがブロードキャストするこれらの同じビーコン信号は伝播中に互いに重なり合い、クラスタ化されたビーコン信号とも呼ばれる、重なり合ったビーコン信号を形成するであろう。クラスタ化されたビーコン信号は受信部910によって、このAPクラスタから送信された候補ビーコン信号として受信される。同様に、受信部910は他のAPクラスタから送信された各々の候補ビーコン信号を受信してよい。
通信デバイス900の選択部920は、複数の候補ビーコン信号から1つ以上のビーコン信号を選択する。一実施形態において、選択部920は複数の候補ビーコン信号の受信品質に基づいて1つ以上のビーコン信号を選択することができる。例えば、選択部920は候補ビーコン信号の信号強度を調べることができる。信号強度が強いほど、受信品質は良い。このようにして、選択部920は最も受信品質が良いビーコン信号を選択することができる。そして、通信デバイス900は、選択したビーコン信号をブロードキャストしたAPクラスタに、ランダムアクセス要求を送信するであろう。例えば、通信デバイス900はAPクラスタのIDおよびそのAPクラスタに特有なランダムアクセス設定情報を取り出し、ランダムアクセス設定情報に基づいて(APクラスタのIDを含む)ランダムアクセス要求を生成し、ランダムアクセス要求をAPクラスタに、より具体的にはAPクラスタのAPに送信することができる。
さらに、選択されたビーコン信号をブロードキャストしたAPクラスタは、通信デバイスのアクセス要求に応答しない(例えば、APクラスタ内の全APがシャットダウンしている)可能性がある。この場合、選択部920は候補ビーコン信号から複数のビーコン信号を選択することができ、通信デバイス900は選択された複数のビーコン信号をブロードキャストした別々の送信元へランダムアクセス要求を送信する。
さらに、複数のAPクラスタ内の全APは様々な方向に向けられた複数のビームによってビーコン信号をブロードキャストするためにビームフォーミングアンテナを用いることができる。この場合、同じAPクラスタ内の複数のAPの各々は複数のビームを有し、同じAPクラスタ内の複数のAPにより、それらAPの同じビームIDを有するビームによって同じビーコン信号が同期してブロードキャストされる。そして、複数の候補ビーコン信号の各々は、その候補ビーコン信号の送信に用いられたビームのIDをさらに含む。そのため、APクラスタは異なるビームを通じて異なる候補ビーコン信号をブロードキャストすることができ、これら候補ビーコン信号は同じAPクラスタIDを有する一方で異なるビームIDを有する。例えば、通信デバイスは2つの候補ビーコン信号を受信しうる。第1の候補ビーコン信号はAPクラスタ1からビーム1を通じて送信され、第2の候補ビーコン信号はAPクラスタ1からビーム2を通じて送信される。
ビームの導入により、ランダムアクセス要求の宛先は、APクラスタでなく、APクラスタの特定のビームになるであろう。一実施形態において通信デバイス900は、APクラスタのID、ビームのID、およびAPクラスタのビームに特有なランダムアクセス設定情報を取り出し、ランダムアクセス設定情報に基づいて(APクラスタのIDおよびビームのIDを含む)ランダムアクセス要求を生成し、最終的に、特定のビーム宛てのランダムアクセス要求をAPクラスタに送信することができる。
実施形態を図示および説明してきたが、本技術の真の範囲を離れることなく様々な変更および修正を行いうること、その要素をいかなる等価物によっても置き換えできることは本技術分野に属する当業者が理解するところであろう。さらに、その基本的な範囲を離れることなく、特定の状況およびここでの教示に適合させるために様々な修正を行いうる。したがって、本実施形態は本技術を実行するための想定されるベストモードとして開示された特定の実施形態に限定されず、本実施形態は添付した請求項の範囲内に含まれる全ての実施形態を含むことが意図されている。

Claims (23)

  1. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするためのアクセスポイント(AP)における方法(300)であって、
    前記高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加する(310,710)ことと、ここで、APクラスタは2つ以上のAPを含み、
    前記APクラスタのIDを含んだ同じビーコン信号を、前記APクラスタ内の他のAPとともに同期してブロードキャストする(320,720)ことと、を有する方法。
  2. 前記参加すること(310)が、
    前記APからの距離が閾値距離より短い前記APクラスタに参加することと、
    前記APとの重複カバレッジが閾値面積よりも大きい前記APクラスタに参加することと、
    新しいAPクラスタを生成し、前記新しいAPクラスタに参加することと、
    のいずれかを有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記APクラスタ内の各APがビーコン信号をブロードキャストするために無指向性アンテナを用い、前記方法が、前記同じビーコン信号の変調およびコーディングレートを下げることをさらに有する請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記APクラスタ内の各APが異なる方向に向けられた複数のビームを有し、前記ブロードキャストすること(320)が、前記同じビーコン信号を、前記他のAPとともに、同じビームIDを有するビームによって同期してブロードキャストすることを有し、前記ブロードキャストされる同じビーコン信号が前記ビームIDをさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記同じビームIDを有する前記ビームが、実質的に同じ方向に向けられる請求項4に記載の方法。
  6. 前記APクラスタ内の前記各APについて、ビーコン送信インターバル内にビーコン信号をブロードキャストするために前記APの全ビームが用いられる請求項4に記載の方法。
  7. 前記APクラスタ内の前記各APについて、前記APの全ビームの第1のサブセットが第1のビーコン送信インターバル内でビーコン信号をブロードキャストするために用いられ、前記APの全ビームの第2のサブセットが第2のビーコン送信インターバル内でビーコン信号をブロードキャストするために用いられる請求項4に記載の方法。
  8. 前記方法がさらに、
    通信デバイスから前記APクラスタ宛のアクセス要求を受信する(770)ことと、
    前記通信デバイスへの応答のためにAPの1つを選択するため、前記APクラスタ内の他のAPと調整する(780)ことと、を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するための通信デバイスにおける方法(600)であって、
    各々が複数のアクセスポイント(AP)を有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信する(610,730)ことと、ここで同じAPクラスタ内の前記複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、前記複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含み、
    前記複数の候補ビーコン信号から1つ以上のビーコン信号を選択する(620,740)ことと、を有する方法。
  10. 同じAPクラスタ内の前記複数のAPの各々が複数のビームを有し、同じビーコン信号は前記同じAPクラスタ内の前記複数のAPにより、前記複数のAPの同じビームIDを有するビームによって同期してブロードキャストされ、前記複数の候補ビーコン信号の各々が、関連するビームIDをさらに含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記選択すること(620)が、前記複数の候補ビーコン信号の受信品質に基づいて前記1つ以上のビーコン信号を選択することを有する請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記方法がさらに、
    選択されたビーコン信号から前記関連するAPクラスタの前記IDを取り出す(750)ことと、
    前記関連するAPクラスタの前記IDに基づいて、前記関連するAPクラスタにアクセス要求を送信する(760)ことと、を有する請求項9に記載の方法。
  13. 前記方法がさらに、
    前記関連するAPクラスタの前記IDと、前記関連するビームIDとを、選択されたビーコン信号から取り出すことと、
    前記関連するAPクラスタのIDと前記関連するビームIDとに基づいて、前記関連するAPクラスタにアクセス要求を送信することと、を有する請求項10に記載の方法。
  14. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成されたアクセスポイント(AP)(800)であって、
    前記高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加するように構成された参加手段(810)と、ここで前記APクラスタは2つ以上のAPを含み、
    前記APクラスタのIDを含んだ同じビーコン信号を、前記APクラスタ内の他のAPとともに同期してブロードキャストするように構成されたブロードキャスト手段(820)と、を有するAP。
  15. 前記APクラスタ内の各APがビーコン信号をブロードキャストするために無指向性アンテナを用い、前記AP(800)が、前記同じビーコン信号の変調およびコーディングレートを下げるようにさらに構成される請求項14記載のAP。
  16. 前記APクラスタ内の各APが異なる方向に向けられた複数のビームを有し、前記ブロードキャスト手段が、前記同じビーコン信号を、前記他のAPと同期して、同じビームIDを有するビームによってブロードキャストするように構成され、前記ブロードキャストされる同じビーコン信号が前記ビームIDをさらに含む請求項14に記載のAP。
  17. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された通信デバイス(900)であって、
    各々が複数のアクセスポイント(AP)を有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信するように構成された受信手段(910)と、ここで、同じAPクラスタ内の前記複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、前記複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含み、
    1つ以上のビーコン信号を前記複数の候補ビーコン信号から選択するように構成された選択手段(920)と、を有する通信デバイス。
  18. 同じAPクラスタ内の前記複数のAPの各々が複数のビームを有し、同じビーコン信号は前記同じAPクラスタ内の前記複数のAPにより、前記複数のAPの同じビームIDを有するビームによって同期してブロードキャストされ、前記複数の候補ビーコン信号の各々が、関連するビームIDをさらに含む請求項17に記載の通信デバイス。
  19. 前記通信デバイス(900)がユーザ機器である請求項17または18に記載の通信デバイス。
  20. アクセスポイント(AP)で動く際に、前記APに請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の方法の各工程を実行させる命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 通信デバイスで動く際に、前記通信デバイスに請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の方法の各工程を実行させる命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号をブロードキャストするように構成されたアクセスポイント(AP)であって、プロセッサおよびメモリを有し、前記メモリは前記プロセッサによって実行可能な命令を含み、それによって前記APが、
    前記高周波無線通信ネットワーク内のAPクラスタに参加し、ここで、前記APクラスタは2つ以上のAPを含み、
    前記APクラスタのIDを含んだ同じビーコン信号を、前記APクラスタ内の他のAPとともに同期してブロードキャストする、ように動作可能であるAP。
  23. 高周波無線通信ネットワーク内でビーコン信号を取得するように構成された通信デバイスであって、プロセッサおよびメモリを有し、前記メモリは前記プロセッサによって実行可能な命令を含み、それによって前記通信デバイスが、
    各々が複数のアクセスポイント(AP)を有する1つ以上のAPクラスタから、複数の候補ビーコン信号を受信し、ここで、同じAPクラスタ内の前記複数のAPは同じビーコン信号を同期してブロードキャストし、前記複数の候補ビーコン信号の各々は関連するAPクラスタのIDを含み、
    前記複数の候補ビーコン信号から1つ以上のビーコン信号を選択する、ように動作可能である通信デバイス。
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