JP2019033051A - 蓄電システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】規定された性能を発揮し得る蓄電システム及びその制御方法を提案する。【解決手段】鉄道車両に付設される蓄電システムにおいて、複数の蓄電池を有する蓄電装置と、蓄電装置の筐体であって、鉄道車両の走行に伴う走行風を通過させる開口部を備える筐体と、開口部の開放度合いを調整する絞り部材とを備えるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電システムに関し、例えば、冷却機構を備える鉄道車両用蓄電システムに適用して好適なものである。
近年、地球温暖化等の環境問題を背景に様々な産業分野において省エネルギー化を推進する動きが活発化している。この省エネルギー化は、輸送システム分野においても推進されており、自動車や航空機などの他の輸送システムと比較してエネルギー効率の高い鉄道においても、更なる消費電力量の削減が求められている。
このような状況のもと、軽負荷時の回生電力を蓄電池に吸収する電車やエンジンと蓄電池を組み合わせたハイブリット気動車等の鉄道車両用電力システムの研究開発も広く行われ、実用化されている。
これら鉄道車両用電力システムの蓄電池等の電力装置は、放電及び充電に伴い発熱し、この発熱によって高温になり、正負極の劣化及びリチウム損失が生じ、電力容量の低下及び抵抗値の上昇といった劣化が促進される。このような劣化を抑制するために、電力装置の設置される箇所や電力装置の外装を考慮する必要がある。
この種の鉄道車両用電力システムの1つとして、例えば特許文献1には、大容量の蓄電池を格納した蓄電装置箱をファンやラジエータ等の冷却器と共に冷却フィン等の機構が設けられた鉄道車両の床下に艤装する発明が開示されている。
また特許文献2には、使用される半導体素子の熱を逃がすための冷却フィンを複数取り付け、冷却フィンを覆うように取り付けた保護カバーに通気口として開口部を設けることで車両走行時の走行風を効率よく取り入れ、放電及び充電に伴い発熱する電力変換装置を冷却する発明が開示されている。
特開2006−193154号公報 特開2000−92819号公報
蓄電池は低温になるほどその内部抵抗値が高くなる特性があるため、同じ電流値であっても低温時は上限電圧又は下限電圧に達しやすく、許容される出力が低下する。このため、規定された性能を発揮するために、蓄電池は適切な温度下(20℃〜50℃程度)で使用されることが必要となる。
特許文献1及び2に開示された発明によると、特に冬季の外気温が低い環境下において必要以上に蓄電池を冷却してしまい規定された性能を発揮できないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、規定された性能を発揮し得る蓄電システム及びその制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、鉄道車両に付設される蓄電システムにおいて、複数の蓄電池を有する蓄電装置と、蓄電装置の筐体であって、鉄道車両の走行に伴う走行風を通過させる開口部を備える筐体と、開口部の開放度合いを調整する絞り部材とを備えるようにした。
また本発明においては、鉄道車両に付設される蓄電システムの制御方法において、蓄電システムは、複数の蓄電池から構成される蓄電装置と、蓄電装置の筐体と、筐体に設けられ、鉄道車両の走行に伴う走行風を通過させる開口部と、開口部の開閉状態を制御する制御装置とを有し、制御装置が、鉄道車両の情報を取得する第1のステップと、制御装置が、情報に基づいて開口部の開閉状態を制御する第2のステップとを設けるようにした。
本発明によれば、規定された性能を発揮し得る蓄電システム及びその制御方法を実現できる。
本実施の形態による蓄電システムが設置されている鉄道車両の要部を示した正面図である。 本実施の形態による蓄電システムが設置されている鉄道車両の要部を示した側面図である。 本実施の形態による開口度を示す概念図である。 本実施の形態による蓄電システムの概念図である。 本実施の形態による蓄電システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態による開閉制御フラグテーブルの構成を示す概念図である。 本実施の形態による蓄電池温度及び開閉制御フラグの関係を示す相関図である。 本実施の形態による開閉扉のタイミングチャートである。 本実施の形態によるエンジン出力及び開閉制御フラグの関係を示す相関図である。 本実施の形態による開閉扉のタイミングチャートである。 本実施の形態による開口度制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施の形態による蓄電システムが設置されている鉄道車両の要部を示した側面図である。 他の実施の形態による蓄電システムが設置されている鉄道車両の要部を示した正面図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態による蓄電システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による蓄電システムを示す。この蓄電システム1は、図1に示すように例えばハイブリット気動車である鉄道車両9の屋根上に艤装され、外側の筐体2と、外側の筐体2に内包される内側の筐体3と、内側の筐体3の内部に格納された蓄電装置4(図4)とから構成される。
外側の筐体2は、例えば直射日光を遮る遮蔽板であり、直射日光による蓄電装置4の温度上昇を低減する。また外側の筐体2には、蓄電池5(図4)の温度に基づいて外気(走行風)を取り入れ外側の筐体2の内部の温度を調節する開口部10が設けられている。この開口部10は、レール方向(鉄道車両の進行方向の面及びその反対側の面)に設置されており、鉄道車両9が走行する際に外気(走行風)が外側の筐体2の内部へ流入しやすいようにしている。
図2(A)、図2(B)に示すように開口部10は、モータダンパ、コントロールバルブ及びアクチュエータによって動作するフラップ式又はスライド式のドア等の開閉扉(絞り部材)を備える開口機構であって、例えばスライド式のドアをアクチュエータによって上下方向にスライドさせることで開閉扉の開閉状態(開放又は閉鎖)を切り替えることができる。図2(A)に示すように上下方向にスライドする開閉扉が開状態の場合、鉄道車両9の進行方向と逆方向に外気(走行風)が外側の筐体2内に流入するため外側の筐体2の内部の温度を低下させる。これに対して、図2(B)に示すように開閉扉が閉状態の場合、外側の筐体2内に外気(走行風)は流入しないため外側の筐体2の内部の温度は保持される。
また図3(B)に示すように、開口部10は、その開閉状態を開閉扉が半分だけ開いている開口度50%の状態に制御される。このことにより、外側の筐体2内に流入する外気(走行風)の量が調整され、熱交換部3A(図4)周辺の外気(走行風)の流速は、より繊細に調整される。なお図3(A)、図3(C)に示すように、開状態及び閉状態はそれぞれ開口度100%及び0%として表す。
図4に示すように内側の筐体3には、例えばヒートポンプやラジエータやヒートシンク等の熱交換器の一部又は内側の筐体3のフレームの一部であって、外気(走行風)を取り入れ内側の筐体3の内部の温度を調整する熱交換部3Aが設けられている。
蓄電装置4は、蓄電池5を使用して蓄電するための装置であり、1又は複数の蓄電池5と、昇温機器6と、ジャンクションボックス7と、制御装置8とを備えて構成される。
蓄電池5は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の電力を蓄えることができる蓄電素子であり、鉄道車両9が減速する際に生じるエネルギーを回生電力として充電し、力行の際に充電した回生電力を放電し鉄道車両9を駆動する駆動装置の動力として再利用して鉄道車両9の省エネルギー化に寄与する。なお蓄電池5には、温度センサが取り付けられており、温度センサによって測定された蓄電池5の温度が制御装置8に送信される。
昇温機器6は、ペルチェ素子等の熱電素子を使用したヒータであり、蓄電池5が低温となった際に稼働し、蓄電池5の温度を上昇させる。なお昇温機器6は、昇温機器6が稼働しているか否かを示す昇温機器稼働情報を制御装置8に送信する。ジャンクションボックス7は、例えば電流センサや電圧センサ等のセンサ、高電圧リレー、ヒューズ、サービスプラグ及び直流安定化電源を内包しており、蓄電池5の電流や電圧の状態を取得する。言うまでもないが、蓄電池5が複数ある場合は、昇温機器6は、1つ以上の蓄電池5の温度を上昇させる。
制御装置8は、ジャンクションボックス7から取得する情報を基に蓄電池5の充電率推定や異常診断を行い、図5に示すように構成される。また制御装置8は、開閉扉の開閉状態を例えばアクチュエータを制御することで制御する。なお、この図5からも明らかなように、制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)11及びメモリ12等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置から構成される。
CPU11は、制御装置8全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ12は、例えば半導体記憶装置から構成され、モニタ制御部15、エンジン制御部16、車両状態管理部17及び開閉状態制御部18等のプログラムや開閉制御フラグテーブル19等の必要な情報を保持するために利用される。メモリ12に格納されたプログラムをCPU11が実行することにより、制御装置8全体としての各種処理が行われる。
モニタ制御部15は、鉄道車両9の運転台に備えられたモニタの表示情報を制御する機能を有するプログラムであって、鉄道車両9の運転手に時刻情報を提示するために保持している日付情報を、開閉状態制御部18に送信する。
エンジン制御部16は、鉄道車両9のエンジンの出力や回転数を運転台から送信されるノッチ情報に基づいて制御する機能を有するプログラムであって、エンジン回転数から推定するエンジンの出力値を開閉状態制御部18に送信する。
車両状態管理部17は、鉄道車両9が停車制御中か否を示す車両状態を運転台から送信されるノッチ情報に基づいて管理する機能を有するプログラムであって、車両状態を示す車両停止フラグを開閉状態制御部18に送信する。
開閉状態制御部18は、モニタ制御部15から送信される日付情報、エンジン制御部から送信されるエンジンの出力値、車両状態管理部17から送信される車両停止フラグ、蓄電池5に取り付けられた温度センサから送信される蓄電池5の温度及び昇温機器6から送信される昇温機器稼働情報の1つ以上に基づいて開口部10の開閉扉の開閉状態を制御する機能を有するプログラムである。開閉状態制御部18は、開口部10へ送信する開閉制御フラグを生成することで開口部10の開閉扉の開閉状態を制御する。
一方、開閉制御フラグテーブル19は、季節間の外気温度の変動を開閉状態の制御に反映させるために利用されるテーブルであり、図6に示すように、月情報欄19A及び開閉制御フラグ欄19Bを備えて構成される。開閉制御フラグテーブル19は、1つのエントリ(1行)がある月の月情報に基づく開閉制御フラグの状態に対応する。
そして月情報欄19Aには、「1」〜「12」といった月名が格納される。また開閉制御フラグ欄19Bには、対応する月の外気温度の変動を開閉状態制御に反映させるための開閉制御フラグの情報である「0」(閉状態)または「1」(開状態)が格納される。
開閉状態制御部18は、日付情報と開閉制御フラグテーブルとを参照し、開閉制御フラグが「0」の場合には開閉扉を閉状態とし、開閉制御フラグが「1」の場合には開閉扉を開状態とする。このように開閉状態制御部18が開閉扉を制御することで、外気温が低い冬季の間は開閉扉を閉状態として蓄電システム1の保温性能を高め、冬季以外の外気温が比較的高い間は開閉扉を開状態として蓄電システム1の冷却性能を高めることができる。なおこの開閉制御フラグテーブル19の内容は、予め作業員等により設定される。
また開閉状態制御部18は、図7(A)に示すように、蓄電池5の温度に基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。開閉状態制御部18は、蓄電池5の温度が所定の温度(例えば40℃)以上となった場合に開閉制御フラグを「1」に設定し開閉扉を開状態とし、それ以外の場合は「0」に設定し開閉扉を閉状態とする。つまり開閉状態制御部18は、温度閾値と温度センサから送信される蓄電池5の温度とを比較し、比較結果に基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。なお開閉状態制御部18は、蓄電池5が複数ある場合には少なくとも1つの蓄電池の温度を取得し、取得した温度に基づいて制御する。
このように開閉状態制御部18は、蓄電池5の温度が低温の場合に開閉扉を閉状態として蓄電システム1の保温性能を高め、蓄電池5の温度が高温の場合に開閉扉を開状態として蓄電システム1の冷却性能を高めることができる。
また開閉状態制御部18は、図8に示すように、昇温機器6の昇温機器稼働情報に基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。図8(A)に示すように、昇温機器稼働情報は、昇温機器6が稼働している場合に「1」(稼働)となり、昇温機器6が停止している場合に「0」(停止)となる。
図8(B)に示すように、開閉状態制御部18は、昇温機器稼働情報が「0」から「1」になると、すぐに開閉制御フラグを「1」(開)から「0」(閉)に設定する。このことで、蓄電システム1の保温性能は高まる。
図8(B)に示すように、開閉状態制御部18は、昇温機器稼働情報が「1」から「0」になると、所定の遅延時間経過後に開閉制御フラグを「0」(閉)から「1」(開)に設定する。このように所定の遅延時間を設けることで、昇温機器6から得た熱量を維持することができる。
また開閉状態制御部18は、図9(A)に示すようにエンジンの出力値に基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。開閉状態制御部18は、エンジンの出力値が所定の値(例えば200kW)以上となった場合に開閉制御フラグを「0」に設定し、それ以外の場合は「1」に設定する。つまり開閉状態制御部18は、出力閾値とエンジンの出力値とを比較し、比較結果に基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。
このように開閉状態制御部18は、エンジンの出力値が高い場合に開閉扉を閉状態として蓄電システム1の密閉性を高め、エンジンから発生する塵埃の外側の筐体2内への侵入量を低減させることができる。
また開閉状態制御部18は、図10に示すように車両停止フラグに基づいて開閉扉の開閉状態を制御する。図10(A)に示すように、車両停止フラグは、鉄道車両9の駆動装置及び補器が停車準備に入った場合に「1」(停止)となり、それ以外の場合は「0」(稼働)となる。
図10(B)に示すように、開閉状態制御部18は、車両停止フラグが「0」から「1」になると、すぐに開閉制御フラグを「0」(閉)から「1」(開)に設定する。このことで、夜間に鉄道車両9を長期休止する場合に常に開口部10の開閉扉は開状態となり、蓄電池5の冷却が促進される。一般的に蓄電素子は、低温で保存される場合に経年劣化が小さくなる。このため、蓄電池5の長寿命化が可能となる。
(2)開閉状態制御処理
次に開閉扉の開閉状態を制御するために開閉状態制御部18により実行される開閉状態制御処理について図11を用いて説明する。なお開閉状態制御部18は、上述のように日付情報、蓄電池5の温度、昇温機稼働情報、エンジンの出力値及び車両停止フラグの1つ以上に基づいて開閉扉の開閉状態を制御するが、図11ではこれらすべてを参照する場合の一例を挙げている。
この開閉状態制御処理は、一定の周期(例えば10秒ごと)で実行される。開閉状態制御部18は、まず、蓄電池5の温度が55℃以上か否かを判断する(S11)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「1」を設定し、開口度を100%に設定して(S19)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、ステップS11の判断で否定結果を得ると、車両停止フラグが「1」か否かを判断する(S12)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「0」を設定し、開口度を0%に設定して(S17)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、エンジンの出力値が200kW以上か否かを判断する(S13)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「0」を設定し、開口度を0%に設定して(S17)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、昇温機器稼働情報が「1」か否かを判断する(S14)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「0」を設定し、開口度を0%に設定して(S17)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、日付情報の月情報が「12」、「1」、「2」のいずれか1つか否かを判断する(S15)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「0」を設定し、開口度を0%に設定して(S17)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、蓄電池5の温度が40℃以上か否かを判断する(S16)。開閉状態制御部18は、この判断で肯定結果を得ると、開閉制御フラグに「1」を設定し、開口度を100%に設定して(S19)、この開閉状態制御処理を終了する。
これに対して、開閉状態制御部18は、ステップS16の判断で否定結果を得ると、開閉制御フラグに「1」を設定し、開口度を50%に設定して(S18)、この開閉状態制御処理を終了する。
(3)本実施の形態の効果
以上のように、本蓄電システム1は、開閉状態制御部18に入力される情報に基づいて開閉扉の開閉状態を制御することで、蓄電池5の温度を年間を通して適切な温度に保つことができ、柔軟に環境の変化に対応することができる。なお、本蓄電システム1は、開閉状態制御部18に入力される情報に優先順位を付けて開閉扉の開閉状態を制御するとより柔軟に環境の変化に対応することができる。
従って、本蓄電システム1によれば、規定された性能を発揮し得る蓄電システム及びその制御方法を実現できる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、図7(A)や図9(A)に示したように閾値が1つの場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7(B)や図9(B)に示すように、閾値を2つ以上とするようにしてもよい。
実際上、図7(B)及び図9(B)においては、開閉制御フラグが「0」から「1」に変化する場合の閾値と、「1」から「0」に変化する場合の閾値とを異なる値としてヒステリシス領域を設けることで、開閉扉の開閉状態が短時間で何度も切り替わるチャタリング現象の発生を抑制することができる。
また上述の実施の形態においては、図8(B)に示したように遅延時間を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば蓄電池5の温度を別途参照するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、開口部10を外側の筐体2に設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図12(A)、図12(B)に示すように外側の筐体31は常に一部の領域を開放して(以下、これを常時開放領域と呼ぶ)、内側の筐体32に開口部10を設けるようにしてもよい。なお言うまでもないが、外側の筐体31にも開閉扉を設けてもよい。
なお内側の筐体3は密閉されていたために、熱交換部3Aを設け、内側の筐体3の内部の温度を調整する必要があったが、内側の筐体32には開口部10が設けられている。このため、内側の筐体32には、熱交換部3Aを設ける必要がない。また内側の筐体32の開口部10には、エアフィルタ33が設けられ、内側の筐体32の内部に異物が流入しないようになっている。このような構成とすることで、内側の筐体32の内部の蓄電装置4を外気(走行風)により冷却することが可能となり、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、鉄道車両9の屋根上に蓄電システム1を艤装する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図13に示すように床下に蓄電システム1を設置するようにしてもよい。
このように床下に蓄電システム1を設置する場合、内側の筐体3に直射日光が当たることはないため直射日光を遮蔽するための外側の筐体2は不要となるが、代わりに外側の筐体2を車輪21の高さの分だけ空いている鉄道車両9の床下の空間に固定するために吊り具22が必要となる。
この吊り具22の枕木方向の両面(鉄道車両の進行方向の側面)に開口部10が設けられる。鉄道車両9の走行時に開口部10にかかる風圧は、開口部10がレール方向に設けられた場合よりも枕木方向に設けられた場合に少なくなる。このため、蓄電システム1を鉄道車両9の床下に設置する場合、強度の低い素材を開口部10に採用することできる。
さらに上述の実施の形態においては、制御装置8が開口部10の開閉扉を制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、保守員が開口部10の開閉扉を手動で切り替えられてもよい。この場合、開口部10は、ボリュームダンパ、手動切替ルーバ、手動切替バルブ及びフラップ式又はスライド式のドア等の開閉扉を備える開口機構とする。
1……蓄電システム、2,31……外側の筐体、3,32……内側の筐体、3A……熱交換部、4……蓄電装置、5……蓄電池、6……昇温機器、7……ジャンクションボックス、8……制御装置、9……鉄道車両、10……開口部、11……CPU、12……メモリ、15……モニタ制御部、16……エンジン制御部、17……車両状態管理部、18……開閉状態制御部、19……開閉制御フラグテーブル、21……車輪、22……吊り具、33……エアフィルタ。

Claims (17)

  1. 鉄道車両に付設される蓄電システムであって、
    複数の蓄電池を有する蓄電装置と、
    前記蓄電装置の筐体であって、前記鉄道車両の走行に伴う走行風を通過させる開口部を備える筐体と、
    前記開口部の開放度合いを調整する絞り部材と、
    を備える
    蓄電システム。
  2. 前記絞り部材のアクチュエータを制御する制御装置を備える
    請求項1記載の蓄電システム。
  3. 前記制御装置は日付情報に基づいて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材による、前記開口部の開放又は閉鎖を切り替える
    請求項2記載の蓄電システム。
  4. 前記制御装置は、前記日付情報としての冬季期間情報に基づいて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材によって、前記開口部を閉状態にする
    請求項3記載の蓄電システム。
  5. 前記制御装置は、前記蓄電装置から、複数の前記蓄電池の少なくとも1つの温度の検出情報に基づいて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材による、前記開口部の開放又は閉鎖を切り替える
    請求項2記載の蓄電システム。
  6. 前記制御装置は、前記検出情報と温度閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材による、前記開口部の開放又は閉鎖を切り替える
    請求項5記載の蓄電システム。
  7. 複数の前記蓄電池の温度を上昇させる昇温機器を備え、
    前記制御装置は、前記昇温機器の稼働状態に応じて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材による、前記開口部の開放又は閉鎖を切り替える
    請求項2記載の蓄電システム。
  8. 前記制御装置は、前記鉄道車両のエンジンの出力値と出力閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材による、前記開口部の開放又は閉鎖を切り替える
    請求項2記載の蓄電システム。
  9. 前記制御装置は、前記鉄道車両が停車する際に、前記アクチュエータを制御して、前記絞り部材によって、前記開口部を閉状態にする
    請求項2記載の蓄電システム。
  10. 前記筐体は、前記蓄電装置を格納する第1の筐体と、当該第1の筐体を収容する第2の筐体とからなり、
    前記開口部が前記第1の筐体に設けられ、
    前記第2の筐体は常時開放領域を備え、
    前記走行風が前記常時開放領域を通過した後、前記開口部から前記第1の筐体内に導入され得るようにした、
    請求項1記載の蓄電システム。
  11. 前記筐体は、前記蓄電装置を格納する第1の筐体と、当該第1の筐体を収容する第2の筐体とからなり、
    前記第1の筐体は熱交換器を有し、
    前記開口部が前記第2の筐体に設けられ、
    当該開口部からの走行風によって、前記熱交換器が冷却される
    請求項1記載の蓄電システム。
  12. 前記第2の筐体は前記蓄電池を日光から遮る遮蔽板であって、当該遮蔽板は前記鉄道車両の屋根上に艤装される
    請求項11記載の蓄電システム。
  13. 前記第2の筐体は吊り具であって、当該吊り具は前記鉄道車両の床下に艤装される
    請求項11記載の蓄電システム。
  14. 前記開口部の開口度合いは複数の段階に設定される
    請求項1に記載の蓄電システム。
  15. 前記開口部の設置面をレール方向とする
    請求項1に記載の蓄電システム。
  16. 前記開口部の設置面を枕木方向とする
    請求項1に記載の蓄電システム。
  17. 鉄道車両に付設される蓄電システムの制御方法において、
    蓄電システムは、
    複数の蓄電池から構成される蓄電装置と、
    前記蓄電装置の筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記鉄道車両の走行に伴う走行風を通過させる開口部と、
    前記開口部の開閉状態を制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置が、前記鉄道車両の情報を取得する第1のステップと、
    前記制御装置が、前記情報に基づいて前記開口部の開閉状態を制御する第2のステップと
    を備える蓄電システムの制御方法。
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