JP2019032644A - アタッチメント管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業機械側との配線を不要とし、過酷な作業環境下であっても記録されるデータを保護し、アタッチメントの稼動状態を管理する。
【解決手段】管理装置1は、作業機械M側に設置される管理装置本体20と、アタッチメントA側に設置されて作業機械M側とは独立した電源で動作する表示装置10とを備える。表示装置10は、アタッチメントAの稼動状態を検出するセンサ11と、その稼動状態を光信号として表示する表示部13と、センサ11が検出した稼動状態を表示部13に光信号として表示させる制御部14とを有する。管理装置本体20は、表示部13の画像を撮像して画像情報として取得する画像取得部21と、その画像情報から光信号に応じた稼動情報を生成する稼動情報生成部22と、その稼動情報を時系列で記録する記憶部25と、稼動情報に基づいて作業機械の稼動状態を判定する判定部24とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】管理装置1は、作業機械M側に設置される管理装置本体20と、アタッチメントA側に設置されて作業機械M側とは独立した電源で動作する表示装置10とを備える。表示装置10は、アタッチメントAの稼動状態を検出するセンサ11と、その稼動状態を光信号として表示する表示部13と、センサ11が検出した稼動状態を表示部13に光信号として表示させる制御部14とを有する。管理装置本体20は、表示部13の画像を撮像して画像情報として取得する画像取得部21と、その画像情報から光信号に応じた稼動情報を生成する稼動情報生成部22と、その稼動情報を時系列で記録する記憶部25と、稼動情報に基づいて作業機械の稼動状態を判定する判定部24とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、油圧ショベル等の作業機械のアーム先端に設置して使用する、油圧ブレーカ等のアタッチメントの稼動状態をデータとして記録するとともに管理するための技術に関する。
アタッチメントとは、作業機械のアーム部に設置して使用する油圧ブレーカ等の油圧工具の総称である。この種のアタッチメントは、過酷な作業環境下で使用されるため、定期的な点検整備を行う必要がある。そのため、管理機器により、アタッチメントの稼動状況をデータとして記録するとともに管理する必要がある(例えば特許文献1ないし2参照)。
しかし、アタッチメントの稼動状況を、例えばアタッチメントに供給される圧油の圧力を油圧センサによって測定し管理する管理機器では、アタッチメント側の油圧センサから作業機械まで、信号配線及び電源供給用の配線を引く必要がある。
また、記録されるデータを機械的破損から保護するためには、アタッチメントやその近辺に管理機器を設置せずに、作業機械のキャビン内などの比較的安定した環境に管理機器を設置することが望ましい。
このように、従来提案されている、作業機械のアタッチメントの稼動状態を管理する技術では、作業機械のアームに沿って信号用や電源供給用の配線を施す必要があるところ、配線作業の手間を要する上、過酷な作業環境によって、断線や劣化などの不具合が生じるおそれが高いという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、作業機械側との信号用や電源供給用の配線を不要とし、過酷な作業環境下で使用されても、記録されるデータを保護し、アタッチメントの稼動状態を管理できるアタッチメント管理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るアタッチメント管理装置は、作業機械のアーム部に設置して用いられるアタッチメントの稼動状態を管理するアタッチメント管理装置であって、前記作業機械側に設置される管理装置本体と、前記アタッチメント側に設置されて前記作業機械側とは配線を介さずに前記管理装置本体とは独立した電源で動作する表示装置と、を備え、前記表示装置は、前記アタッチメントの稼動状態を検出するセンサと、前記アタッチメントの稼動状態を光信号として表示する表示部と、前記センサが検出した前記アタッチメントの稼動状態を前記表示部に光信号として表示させる制御を行う制御部と、を有し、前記管理装置本体は、前記表示部の画像を撮像して画像情報として取得する画像取得部と、該画像取得部で取得した前記表示部の画像情報から前記光信号に応じた稼動情報を生成する稼動情報生成部と、前記稼動情報に基づいて前記作業機械の稼動状態を判定する判定部と、前記稼動情報を時系列で記録する記録部と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るアタッチメント管理装置によれば、アタッチメント側に設置された表示装置は、制御部、センサおよび表示部が、管理装置本体とは独立した電源で動作するので、稼動状態を検出するセンサの稼動やLEDを点灯させるための電力を独立した電源から供給することで、作業機械側の電源からアタッチメント側に電力を供給するための電気配線等、作業機械側の電源との配線を介した接続が不要である。また、本発明の一態様に係るアタッチメント管理装置によれば、表示装置が省電力に構成されているので、作業機本体から電源を供給せずとも、表示装置の電源をバッテリで賄うことができる。
そして、管理装置本体は、画像取得部がアタッチメントの稼動状態を表示する光信号を画像情報として取得するとともに、判定部は、稼動情報生成部が画像情報から生成した稼動情報に基づいて作業機械の稼動状態を判定し、記録部は、稼動情報を作業機械側にて時系列で記録するので、従来のような、アタッチメント側の管理機器が発信する電気信号等を作業機械のキャビンまで送信する配線も不要である。そのため、断線等によるデータ送信の不具合を発生させることなくアタッチメントの稼動状態を管理できる。
すなわち、本発明の一態様に係るアタッチメント管理装置によれば、作業機械のキャビン内にカメラやイメージセンサ等の画像取得部を設置し、これによってアタッチメントに設置された表示装置の表示部の稼動状態表示を撮像し、撮像した画像情報を画像処理することで、アタッチメントの稼動情報を生成できる。そして、生成した稼動情報は、作業機械側の記録部に時系列で記録されるので、その稼動情報に基づき、アタッチメントの稼動データ等をグラフの形で表現したり、管理したりすることができる。
また、本発明の一態様に係るアタッチメント管理装置は、表示部がアタッチメントの稼動状態を光信号として表示するので、光信号が可視光であれば、オペレータにとっても、キャビンの操縦席から目視によって確認される表示と同じ稼動状態に関するデータが稼動情報として記録されるので、オペレータは、常に、アタッチメントの稼動状態を目視確認しながら作業をすることができる。
上述したように、本発明によれば、作業機械側との信号用や電源供給用の配線を不要とし、過酷な作業環境下で使用されても、記録されるデータを保護し、アタッチメントの稼動状態を管理できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
本発明の一実施形態は、図1に示すように、作業機械としての油圧ショベルMのアーム部Ma先端に、アタッチメントとしての油圧ブレーカAを装着した構成例を説明する。特に、本実施形態のアタッチメント管理装置1の構成は、表示装置10と管理装置本体20とが互いに独立した構成を有する。
まず、表示装置10の構成について説明する。
表示装置10は、図2に示すように、表示用コントローラ11と、振動センサ12と、LED14を有する表示部13と、電源としてのバッテリ15とを備える。本実施形態では、表示装置10は、油圧ブレーカAに対し、図1に示すキャビンMc内のオペレータOpから表示部13を視認可能な位置に装着される。
バッテリ15は、油圧ショベルMの機械本体側から独立しており、白抜き矢印にバスラインのイメージを示すように、バッテリ15からバス等の電力供給可能な配線を介して、表示用コントローラ11、振動センサ12および表示部13に必要な電力をそれぞれ供給可能になっている。
表示装置10は、図2に示すように、表示用コントローラ11と、振動センサ12と、LED14を有する表示部13と、電源としてのバッテリ15とを備える。本実施形態では、表示装置10は、油圧ブレーカAに対し、図1に示すキャビンMc内のオペレータOpから表示部13を視認可能な位置に装着される。
バッテリ15は、油圧ショベルMの機械本体側から独立しており、白抜き矢印にバスラインのイメージを示すように、バッテリ15からバス等の電力供給可能な配線を介して、表示用コントローラ11、振動センサ12および表示部13に必要な電力をそれぞれ供給可能になっている。
但し、表示装置10の電源は、バッテリ15に替え若しくはバッテリ15と共に、油圧ブレーカAの振動により発電可能な振動発電装置を使用してもよい。この場合は、発電電圧に応じてLED14の点灯状態を切り換えるように回路を構成することで、振動発電装置が振動センサ12を兼ねることができる。そのため、振動発電装置を備える構成とすれば、振動センサ12が不要になる。
振動センサ12は、アタッチメントの稼動状態を検出するセンサである。本実施形態では、振動センサ12は、表示装置10の筐体に内蔵され、油圧ブレーカAの稼動により発生する振動レベルを検知し、その振動レベルに応じた信号をバス等の信号線を介して表示用コントローラ11に送信する。振動センサ12には、例えば加速度センサのように消費電力の小さいものを選定することができる。振動センサ12に加速度センサを用いれば、小型のバッテリ15による電源供給であっても長時間の運用が可能となる。
表示用コントローラ11は、例えばコンピュータであり、CPUを有して構成され、所定の表示用プログラムを実行して、表示部13に何色のLED14を点灯させるかを決定する制御部である。なお、コンピュータの代わりに、例えばマイクロコントローラ(マイコン)を使用してもよい。
本実施形態では、表示用コントローラ11は、振動センサ12から取得された振動レベルに応じて、振動レベルを『停止』、『低振動』および『高振動』の3段階に設定し、表示部13に、それぞれ黄色、青色、赤色でLED14を点灯させる制御を行う。表示部13は、表示用コントローラ11からの『停止』、『低振動』および『高振動』の表示指令に応じて、光信号として、LED14をそれぞれ黄色、青色、赤色に点灯させる。
本実施形態では、表示用コントローラ11は、振動センサ12から取得された振動レベルに応じて、振動レベルを『停止』、『低振動』および『高振動』の3段階に設定し、表示部13に、それぞれ黄色、青色、赤色でLED14を点灯させる制御を行う。表示部13は、表示用コントローラ11からの『停止』、『低振動』および『高振動』の表示指令に応じて、光信号として、LED14をそれぞれ黄色、青色、赤色に点灯させる。
詳しくは、表示装置10は、例えばオペレータOpによる電源スイッチの操作によって起動され、電源スイッチが「ON」とされると、図3に示す所定の表示処理が実行される。
なお、表示装置10の起動は、電源スイッチの操作に限定されない。例えば表示装置10の電源がOFFの状態であっても振動を検知可能な振動センサ12を設け、振動センサ12が一定レベルの振動(例えば油圧ショベルMの稼動に相当する振動)を検知すると、表示装置10のコントローラ11が自動的に起動して、図3に示す所定の表示処理のモードに移行するように構成してもよい。このような構成であれば、振動センサ12がある程度の振動を検知するまでは、表示装置10のコントローラ11を眠らせておいて(LEDは非点灯)、一定レベルの振動検知で自動起動させることができるため、小型のバッテリ15をもたせる上で好適である。
なお、表示装置10の起動は、電源スイッチの操作に限定されない。例えば表示装置10の電源がOFFの状態であっても振動を検知可能な振動センサ12を設け、振動センサ12が一定レベルの振動(例えば油圧ショベルMの稼動に相当する振動)を検知すると、表示装置10のコントローラ11が自動的に起動して、図3に示す所定の表示処理のモードに移行するように構成してもよい。このような構成であれば、振動センサ12がある程度の振動を検知するまでは、表示装置10のコントローラ11を眠らせておいて(LEDは非点灯)、一定レベルの振動検知で自動起動させることができるため、小型のバッテリ15をもたせる上で好適である。
また、表示装置10の停止処理についても、例えばオペレータOpによる電源スイッチの「OFF」操作で電源が落ちる構成とすることができる他、一定時間以上振動が検出されなければ(例えば油圧ショベルMの稼動に相当する振動が一定時間入力されなければ)、自動的に電源が落ちる構成とし、これに応じてLED14が黄色から消灯に変わる表示処理を行うように構成することができる。
表示処理が実行されると、図3に示すように、まず、ステップS11に移行して、振動センサ12から取得された振動レベルの有無を監視し、振動レベルが取得されていなければ(No)ステップS13に移行し、振動レベルが取得されていればステップS12に移行する。ステップS12では、取得された振動レベルが所定未満か否を判定し、振動レベルが所定未満であれば(Yes)ステップS14に移行し、振動レベルが所定以上であれば(No)ステップS15に移行する。
表示処理が実行されると、図3に示すように、まず、ステップS11に移行して、振動センサ12から取得された振動レベルの有無を監視し、振動レベルが取得されていなければ(No)ステップS13に移行し、振動レベルが取得されていればステップS12に移行する。ステップS12では、取得された振動レベルが所定未満か否を判定し、振動レベルが所定未満であれば(Yes)ステップS14に移行し、振動レベルが所定以上であれば(No)ステップS15に移行する。
ステップS13では、振動レベルを『停止』と判定し、表示部13に『停止』に応じた表示指令を出力する。表示部13は、表示用コントローラ11からの『停止』表示指令に応じて、光信号として、LED14を黄色に点灯させる。
また、ステップS14では、振動レベルを『低振動』と判定し、表示部13に『低振動』に応じた表示指令を出力する。表示部13は、表示用コントローラ11からの『低振動』表示指令に応じて、光信号として、LED14を青色に点灯させる。
さらに、ステップS15では、振動レベルを『高振動』と判定し、表示部13に『高振動』に応じた表示指令を出力する。表示部13は、表示用コントローラ11からの『高振動』表示指令に応じて、光信号として、LED14を赤色に点灯させる。
また、ステップS14では、振動レベルを『低振動』と判定し、表示部13に『低振動』に応じた表示指令を出力する。表示部13は、表示用コントローラ11からの『低振動』表示指令に応じて、光信号として、LED14を青色に点灯させる。
さらに、ステップS15では、振動レベルを『高振動』と判定し、表示部13に『高振動』に応じた表示指令を出力する。表示部13は、表示用コントローラ11からの『高振動』表示指令に応じて、光信号として、LED14を赤色に点灯させる。
次に、管理装置本体20の構成について説明する。
本実施形態の管理装置本体20は、図4に示すように、管理用コントローラ21と、イメージセンサ24と、記憶部25と、を備える。記憶部25は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ若しくはハードディスクドライブ等又はこれらを組み合わせたものから構成される。
管理装置本体20の電源は、油圧ショベルMの発電機から配線を介して供給してもよいが、キャビンMc内であれば、例えばシガーライター用ソケットから電源を供給してもよい。また、管理装置本体20は、不図示の入出力部や通信部を有し、必要に応じてディスプレイ等の出力装置に、アタッチメントAの稼動に係る情報を表示可能になっている。
本実施形態の管理装置本体20は、図4に示すように、管理用コントローラ21と、イメージセンサ24と、記憶部25と、を備える。記憶部25は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ若しくはハードディスクドライブ等又はこれらを組み合わせたものから構成される。
管理装置本体20の電源は、油圧ショベルMの発電機から配線を介して供給してもよいが、キャビンMc内であれば、例えばシガーライター用ソケットから電源を供給してもよい。また、管理装置本体20は、不図示の入出力部や通信部を有し、必要に応じてディスプレイ等の出力装置に、アタッチメントAの稼動に係る情報を表示可能になっている。
イメージセンサ24は、表示部13の画像を撮像する画像取得部である。なお、画像取得部は、イメージセンサに限らず、種々のカメラ等に採用される画像取得手段を用いることができる。
本実施形態のイメージセンサ24は、広く普及している油圧ショベルMのアーム部Maの可動構造において、アタッチメントAのブラケットAbの背面側の面と正対するように、表示装置10のLED14を常に識別できる位置に設置される。本実施形態においては、油圧ショベルMのキャビンMc内の操縦席前方に設置されている。イメージセンサ24でサンプリング周波数に応じて周期的に取得された画像情報は、管理用コントローラ21に出力される。
本実施形態のイメージセンサ24は、広く普及している油圧ショベルMのアーム部Maの可動構造において、アタッチメントAのブラケットAbの背面側の面と正対するように、表示装置10のLED14を常に識別できる位置に設置される。本実施形態においては、油圧ショベルMのキャビンMc内の操縦席前方に設置されている。イメージセンサ24でサンプリング周波数に応じて周期的に取得された画像情報は、管理用コントローラ21に出力される。
管理用コントローラ21は、例えばコンピュータであり、CPUを有して構成され、所定の管理用プログラムの実行により、稼動情報生成部22および判定部23として機能する演算部である。
本実施形態では、管理用コントローラ21は、イメージセンサ24から周期的に画像情報を取得し、その画像情報を稼動情報生成部22で画像解析して稼動情報を生成する。そして、判定部23は、生成された稼動情報に基づいてアタッチメントAの稼動状態を判定し、上記『停止』、『低振動』および『高振動』の3段階の稼動状態を時間情報に紐づけて記憶部25に保存する。
本実施形態では、管理用コントローラ21は、イメージセンサ24から周期的に画像情報を取得し、その画像情報を稼動情報生成部22で画像解析して稼動情報を生成する。そして、判定部23は、生成された稼動情報に基づいてアタッチメントAの稼動状態を判定し、上記『停止』、『低振動』および『高振動』の3段階の稼動状態を時間情報に紐づけて記憶部25に保存する。
詳しくは、管理装置本体20は、オペレータOpによる油圧ショベルMの電源スイッチの操作によって起動され、電源スイッチが「ON」とされると、図5に示す所定の管理処理が実行される。管理処理が実行されると、管理用コントローラ21は、図5に示すように、まず、ステップS21に処理を移行し、稼動情報生成部22として、イメージセンサ24で撮像された表示部13の画像情報に基づく画像処理を行うことにより、LED14による光信号の有無を監視し、光信号が取得されていなければ(No)ステップS21で待機し、光信号が取得されていればステップS22に移行する。
なお、本実施形態での画像処理としては、例えば取得された画像情報から、エッジ検出処理等の周知の境界処理によりLED14の境界位置情報を取得するとともに、これにより取得されたLED14の位置にて周知の階調処理を行って色相に応じた濃度や明度等の閾値情報からそれに対応するLED14の色相を判定するなど、周知の処理全般から適当な処理を適宜採用することができる。
ステップS22では、判定部23として、取得された光信号の色相が「黄」か否かを判定し、光信号の色相が「黄」の判定範囲にあれば(Yes)ステップS25に移行し、そうでなければ(No)ステップS23に移行する。また、ステップS23では、取得された光信号の色相が「青」か否かを判定し、光信号の色相が「青」の判定範囲にあれば(Yes)ステップS26に移行し、そうでなければ(No)ステップS24に移行する。さらに、ステップS24では、取得された光信号の色相が「赤」か否かを判定し、光信号の色相が「赤」の判定範囲にあれば(Yes)ステップS27に移行し、そうでなければ(No)ステップS21に処理を戻す。
ステップS25では、判定部23として、振動レベルを『停止』と判定し、記憶部25に『停止』状態の数値データ(例えば0)として時系列で記録する。また、ステップS26では、振動レベルを『低振動』と判定し、記憶部25に『低振動』状態の数値データ(例えば1)として時系列で記録する。さらに、ステップS27では、振動レベルを『高振動』と判定し、記憶部25に『高振動』状態の数値データ(例えば2)として時系列で記録する。
次に、本実施形態における油圧ショベルMに装備された油圧ブレーカAの稼動と、これに伴うアタッチメント管理装置1の一連のデータ管理動作について説明する。
まず、オペレータOpは、油圧ブレーカAに装備された表示装置10の電源スイッチを「ON」とし、その後に、油圧ショベルMを起動させ、岩石等の破砕に必要な作業準備を行う。これにより、アタッチメント管理装置1の一連のデータ管理動作として、表示装置10は、上記表示処理の実行を開始し、管理装置本体20は、上記管理処理の実行を開始する。
油圧ブレーカAに圧油が供給されて稼動を開始するまでは、油圧ブレーカAは『停止』の状態である。よって、この状態では、アタッチメント管理装置1は、油圧ブレーカAに付設された表示装置10が、LED14を黄色に点灯させる。これにより、管理装置本体20は、イメージセンサ24にて取得される画像から、稼動状態が『停止』であると判定しこれを時系列で記録する。
そして、オペレータOpが岩石等の破砕作業を開始すると、油圧ブレーカAに圧油が供給されて油圧ブレーカAが稼動を開始する。表示装置10は、稼動開始に伴う油圧ブレーカAの振動を振動センサ12が感知すると、表示用コントローラ11は、振動が一定レベル以下であれば『低振動』と判定し、LED14を青色に点灯させるべく表示部21に『低振動』に応じた表示指令を出力し、表示部13は、LED14を青色に点灯させる。
一方、管理装置本体20は、LED14が青色の点灯したことをイメージセンサ24で画像情報として取得し、管理用コントローラ21は、その取得した画像情報を画像処理して青色の光信号に応じた稼動情報を生成し、これを稼動状態の数値データとして記憶部25に時系列で記録する。
一方、管理装置本体20は、LED14が青色の点灯したことをイメージセンサ24で画像情報として取得し、管理用コントローラ21は、その取得した画像情報を画像処理して青色の光信号に応じた稼動情報を生成し、これを稼動状態の数値データとして記憶部25に時系列で記録する。
さらに、破砕作業が継続し、油圧ブレーカAの振動レベルが一定レベルを超えると、表示用コントローラ11は『高振動』と判定し、今度は、LED14を赤色に点灯させる表示指令を表示部13に出力し、表示部13は、LED14を赤色に点灯させる。
一方、管理装置本体20は、LED14が赤色の点灯したことをイメージセンサ24で画像情報として取得し、管理用コントローラ21は、その取得した画像情報を画像処理して赤色の光信号に応じた稼動情報を生成し、これを稼動状態の数値データとして記憶部25に時系列で記録する。
一方、管理装置本体20は、LED14が赤色の点灯したことをイメージセンサ24で画像情報として取得し、管理用コントローラ21は、その取得した画像情報を画像処理して赤色の光信号に応じた稼動情報を生成し、これを稼動状態の数値データとして記憶部25に時系列で記録する。
このように、本実施形態のアタッチメント管理装置1によれば、複数のセンサや配線を油圧ブレーカAと油圧ショベルMとの間に施すことなく、作業機械の稼動状態を記憶部25に時系列で記録してこれを管理できる。
また、本実施形態のアタッチメント管理装置1は、表示部13が油圧ブレーカAの稼動状態をLED14で光信号として表示するので、オペレータOpにとっても、キャビンMcの操縦席から目視によってリアルタイムに確認される表示と同じ稼動状態に関するデータが記録され、オペレータOpは、常に、油圧ブレーカAの稼動状態を目視確認しながら作業をすることができる。
特に、本実施形態のアタッチメント管理装置1では、油圧ブレーカAの稼動情報が、記憶部25に時系列で記録されるので、記憶された稼動情報は、稼動時間や稼動率などの数値データを算出することにも利用できるし、故障や異常が発生した場合には、それが発生した時間を特定することにも利用できる。例えば、図6に示す例では、ある年の3月1日から3月5日における油圧ブレーカAの『停止』、『低振動』および『高振動』の稼動状況を色分けしたグラフで表示するとともに、各稼動状況の加算時間の数値(min.)を重畳表示した例である。
ここで、作業機械のアタッチメントは、レンタル会社において、アタッチメントのみでレンタルされることもある。その場合、本実施形態のアタッチメント管理装置1であれば、アタッチメントの稼動状態を表示する表示装置10が管理装置本体20と独立しているので、使用者は、信号配線や電気配線といった煩わしい配線作業をすることなく、キャビンMcの操縦席周辺に、本実施形態の管理装置本体20のような、簡単な機器を設置するだけで稼動情報を記録して管理できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明に係るアタッチメント管理装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、振動レベルに応じて光信号として表示するLEDの点灯方法は、上記実施形態のように色相の変更に限らず、例えばLEDを点滅させて、その周波数を変化させるもしくは、周波数を一定にし、点滅の有無で0/1をデジタル的に表現することで振動レベルを表現することも可能である。この場合、表示装置10は、例えば予め設定した周波数でLED14を点滅させ、これを管理装置本体20にて画像で取得してそれを解析することで数値データに変換すれば、より詳細な稼動情報を記録できる。
例えば、振動レベルに応じて光信号として表示するLEDの点灯方法は、上記実施形態のように色相の変更に限らず、例えばLEDを点滅させて、その周波数を変化させるもしくは、周波数を一定にし、点滅の有無で0/1をデジタル的に表現することで振動レベルを表現することも可能である。この場合、表示装置10は、例えば予め設定した周波数でLED14を点滅させ、これを管理装置本体20にて画像で取得してそれを解析することで数値データに変換すれば、より詳細な稼動情報を記録できる。
また、例えば上記実施形態では、振動センサ12が、表示装置10の筐体に内蔵されている例で説明したが、これに限らず、表示装置10の筐体と別体のピックアップ部を有する構成とし、このピックアップ部にセンサを設けてもよい。この構成の場合、振動を検知する上で好適な場所にピックアップ部を装着するとともに、表示装置の筐体は、表示部をオペレータが視認し易い場所に装着することができる。
1 アタッチメント管理装置
10 表示装置
11 表示用コントローラ(制御部)
12 振動センサ(センサ)
13 表示部
14 LED
15 バッテリ(電源)
20 管理装置本体
21 管理用コントローラ
22 稼動情報生成部
23 判定部
24 イメージセンサ(画像取得部)
25 記憶部
30 振動発電装置(電源)
M 油圧ショベル(作業機械)
Ma アーム
Mc キャビン
A 油圧ブレーカ(アタッチメント)
Ab ブラケット
10 表示装置
11 表示用コントローラ(制御部)
12 振動センサ(センサ)
13 表示部
14 LED
15 バッテリ(電源)
20 管理装置本体
21 管理用コントローラ
22 稼動情報生成部
23 判定部
24 イメージセンサ(画像取得部)
25 記憶部
30 振動発電装置(電源)
M 油圧ショベル(作業機械)
Ma アーム
Mc キャビン
A 油圧ブレーカ(アタッチメント)
Ab ブラケット
Claims (4)
- 作業機械のアーム部に設置して用いられるアタッチメントの稼動状態を管理するアタッチメント管理装置であって、
前記作業機械側に設置される管理装置本体と、前記アタッチメント側に設置されて前記作業機械側とは配線を介さずに前記管理装置本体とは独立した電源で動作する表示装置と、を備え、
前記表示装置は、前記アタッチメントの稼動状態を検出するセンサと、前記アタッチメントの稼動状態を光信号として表示する表示部と、前記センサが検出した前記アタッチメントの稼動状態を前記表示部に光信号として表示させる制御を行う制御部と、を有し、
前記管理装置本体は、前記表示部の画像を撮像して画像情報として取得する画像取得部と、該画像取得部で取得した前記表示部の画像情報から前記光信号に応じた稼動情報を生成する稼動情報生成部と、前記稼動情報に基づいて前記作業機械の稼動状態を判定する判定部と、前記稼動情報を時系列で記録する記録部と、を有することを特徴とするアタッチメント管理装置。 - 前記アタッチメントは、その稼動により振動を伴う機器であり、
前記表示部は、少なくとも二色以上の色相を表示可能なLEDを有し、
前記制御部は、前記センサが検出した前記アタッチメントの振動レベルに応じて、前記表示部のLEDの点灯状態の色相を変更させる請求項1に記載のアタッチメント管理装置。 - 前記アタッチメントは、その稼動により振動を伴う機器であり、
前記表示部は、少なくとも1以上のLEDを有し、
前記制御部は、前記センサが検出した前記アタッチメントの振動レベルに応じた周波数で前記表示部のLEDを点滅させる請求項1に記載のアタッチメント管理装置。 - 前記アタッチメントは、その稼動により振動を伴う機器であり、
前記表示装置は、前記アタッチメント側に設置されて前記表示部に前記電源を供給する振動発電装置を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のアタッチメント管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017152382A JP2019032644A (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | アタッチメント管理装置 |
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JP2017152382A JP2019032644A (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | アタッチメント管理装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021025034A1 (ja) * | 2019-08-05 | 2021-02-11 | 住友重機械工業株式会社 | 建設機械、建設機械の表示装置、及び、建設機械の管理装置 |
JP7438807B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-02-27 | 住友建機株式会社 | ショベルの施工支援システム |
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2017
- 2017-08-07 JP JP2017152382A patent/JP2019032644A/ja active Pending
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