JP2019032333A - 電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム - Google Patents
電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019032333A JP2019032333A JP2018172481A JP2018172481A JP2019032333A JP 2019032333 A JP2019032333 A JP 2019032333A JP 2018172481 A JP2018172481 A JP 2018172481A JP 2018172481 A JP2018172481 A JP 2018172481A JP 2019032333 A JP2019032333 A JP 2019032333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- reception state
- gain
- radio wave
- satellite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Abstract
Description
測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記捕捉手段が前記捕捉に係る動作の開始から所定の捕捉期間内に捕捉した前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別し、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電波受信装置及び電子時計の第1実施形態に係る電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
分周回路24は、発振回路23から出力された周波数信号をCPU20や計時回路25により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU20からの制御信号により変更可能に構成されていても良い。
GPS受信処理部10は、BPF(Band Pass Filter)13と、BPF13と接続されたRF信号処理部11と、RF信号処理部11と接続された局部発振器14及びベースバンド信号処理部12等を備える。
RF増幅部111は、BPF13と周波数変換部112との間でこの順に直列に接続された2つのLNA116a,116b(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)(増幅部)と、LNA116aの入力と出力とを短絡させてLNA116aを迂回して信号を通過(パススルー)させるスイッチ117a(切替部)と、LNA116bの入力と出力とを短絡させてLNA116bを迂回して信号を透過させるスイッチ117b(切替部)と、CPU123から入力される制御信号に基づきスイッチ117a,117bをオン(導通)又はオフ(非導通)させる信号をスイッチ117a,117bに出力するロジック回路118等を備える。LNA116a,116bには、それぞれ独立に電源電圧が供給される。スイッチ117aがオン状態の場合にはLNA116aへの電源電圧の供給が停止され、またスイッチ117bがオン状態の場合にはLNA116bへの電源電圧の供給が停止される。
RF増幅部111は、スイッチ117aがオフ、スイッチ117bがオンとされることにより、LNA116aのみによる信号増幅を行い、またスイッチ117aがオン、スイッチ117bがオフとされることにより、LNA116bのみによる信号増幅を行う。また、スイッチ117a,117bの双方がオンとされた場合には、信号増幅を行わない。
本実施形態では、LNA116aのNFが3dB、LNA116bのNFが8dBとなるように、LNA116a,116bのゲインがそれぞれ設定されている。このように、LNA116aは、LNA116bより高ゲイン、低雑音指数に設定され、LNA116aでの消費電力は、LNA116bでの消費電力より大きくなる。このような構成により、RF増幅部111においてLNA116a,116bのいずれを用いて信号増幅を行うか、あるいはこれらのいずれも使用しないかを選択することによって、RF増幅部111をゲイン、NF及び消費電力が異なる複数の動作モードで動作させることができる。
RF増幅部111の動作モードは、消費電力が高い方から順に、高電力モード、中電力モード及び低電力モードから選択される。
高電力モードでは、スイッチ117aがオフ、スイッチ117bがオンとされ、RF増幅部111ではLNA116aのみによる信号増幅が行われて、RF増幅部111のNFは3dBとなる。
中電力モードでは、スイッチ117aがオン、スイッチ117bがオフとされ、RF増幅部111ではLNA116bのみによる信号増幅が行われて、RF増幅部111のNFは8dBとなる。
低電力モードでは、スイッチ117a,117bがいずれもオンとされ、RF増幅部111ではLNA116a,116bのいずれによる信号増幅も行われない。この場合、RF信号処理部11全体のNFは、RF増幅部111の後段に位置する周波数変換部112の回路素子(ミキサ回路等)のNFにより定まる。この周波数変換部112の回路素子のNFは、例えば15dBであり、図4の低電力モードの欄にはこの値が記載されている。
電子時計1では、CPU123によりRF増幅部111をこれらの動作モードのうちいずれかで動作させるための設定(動作設定)が行われる。この動作設定を行う際の具体的な制御方法については後述する。
GPS衛星から送信される衛星信号(航法メッセージ)は、図5(a)に示す30秒単位のフレーム25個で構成されている。各フレームには、6秒単位のサブフレームが5個含まれており、更に、各サブフレームには、0.6秒単位のワード(WORD)が10個含まれている。
また、GPS受信処理部10は、算出された現在位置と、記憶部125に記憶された地図情報とを用いてタイムゾーンを特定し、地方時を算出する。
また、GPS受信処理部10は、サブフレーム1の受信データから取得される週番号WNと週内経過時間TOWの組み合わせにより、日時を取得する。
図6は、GPS受信処理部10で実行される地方時取得処理のCPU123による制御手順を示すフローチャートである。
GPS衛星から送信される衛星信号は、各GPS衛星に固有のC/Aコードにより位相変調(スペクトラム拡散)されており、そのC/Aコードと同一のC/Aコードを用いることで復調して復調信号を取得することができる。ステップS102では、捕捉追尾部122は、各GPS衛星のC/Aコードに係るデータを記憶部125から取得してマッチドフィルタにC/Aコードを発生させ、衛星信号のC/Aコードと位相を同期させることで、受信された送信電波に含まれる衛星信号を復調可能なC/Aコードを同定する。本明細書では、このC/Aコードの同定動作を、衛星信号のサーチ、又は衛星信号の捕捉とも表記する。
ここで、GPS受信処理部10は、上記のように少なくとも3つの衛星信号から位置情報を取得できれば現在位置を算出することができる。しかしながら、捕捉された衛星信号を含む復調信号にノイズが混入している場合や衛星配置が良好でない場合には必要な情報が取得できない可能性があるため、捕捉した衛星信号の一部が使用できない場合でも測位が完了できるよう、余裕を見て6以上の衛星信号の捕捉を行う。
衛星信号のサーチ開始から1秒間で6以上の衛星信号が捕捉されたと判別された場合には(ステップS103で“Y”)、CPU123は、捕捉追尾部122による衛星信号のサーチを終了させて、捕捉追尾部122に衛星信号を追尾させながら、衛星信号を復号していずれかのサブフレームのWORD1に含まれるプリアンブルを同定する(ステップS104)。プリアンブルは、各サブフレームの先頭のワードに含まれるため、1サブフレーム分の送信時間に相当する時間(6秒)が、プリアンブルを同定するための位置同定時間とされる。
ここで、衛星信号の追尾(トラッキング)は、捕捉追尾部122で生成されたC/Aコードを衛星信号のC/Aコードに同期させ続けるためにC/Aコードの位相を制御する動作である。
また、測位衛星からの受信信号を周波数変換し、衛星信号を追尾しながらC/Aコードを用いたスペクトラム逆拡散により受信信号から航法メッセージを含む信号(復調信号)を取り出すことを、衛星信号の復調と記す。
RF増幅部111が低電力モードに移行した後、CPU123は、捕捉追尾部122に衛星信号を追尾させながら、衛星信号を受信(ダウンロード)、復号して各種航法メッセージを取得する(ステップS114)。
また、プリアンブルの同定動作開始から6秒間に3〜5の衛星信号のプリアンブルが同定されなかったと判別された場合には(ステップS107で“N”)、CPU123は、RF増幅部111を高電力モードに維持させたまま処理をステップS114に移行させる。
プリアンブルの同定動作開始から6秒間に6以上の衛星信号のプリアンブルが同定されなかったと判別された場合には(ステップS113で“N”)、CPU123は、RF増幅部111を高電力モードに維持させたまま処理をステップS114に移行させる。
CPU123は、地方時の算出及び出力が完了した場合には、地方時取得処理を終了させる。
これにより、GPS衛星から送信される電波の受信状態に応じて消費電力を最適化することができる。即ち、受信状態が良い場合には、RF増幅部111が、衛星信号を適切に取得できる範囲でゲインが低い(即ち消費電力が低い、NFが高い)動作モードで動作されるよう動作設定が行われる。このため、受信状態が良いにも関わらず高ゲイン(低NF)で信号増幅が行われる無駄を省くとともに、受信状態が悪い場合には適切にゲインが高められて、RF増幅部111でのゲイン(又はNF)と消費電力のバランスが取れた制御を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の電子時計1の構成は、第1実施形態と同一である。第2実施形態では、電子時計1によりGPS衛星からの送信電波を用いて日時情報が取得(日時取得処理)され、取得された日時情報に基づいて計時回路25の計数する日時の修正(日時修正処理)が行われる点で第1実施形態と相違する。以下では、第1実施形態との差異を中心に説明する。
以下では、GPS衛星から日時情報を取得する場合にGPS受信処理部10で実行される日時取得処理について説明する。
日時取得処理が開始されると、CPU123は、RF増幅部111の動作設定を行ってRF増幅部111の動作モードを低電力モードとする(ステップS201)。
CPU123は、日時情報の出力が完了した場合には、地方時取得処理を終了させる。
また、日時取得処理におけるRF増幅部111の動作モードは低電力モードが初期状態とされる(ステップS201)。これにより、必要以上にRF増幅部111の消費電力が増加する不具合を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る電子時計1の構成は、第1、第2実施形態と同一である。第3実施形態では、第1実施形態の地方時取得動作において、捕捉された衛星信号を含む復調信号のSNR(信号雑音比)に基づいた受信状態の判別が併せて行われる。本実施形態では、CPU123は、信号雑音比算出手段としても機能する。以下では、第1実施形態との差異を中心に説明する。
6以上の衛星信号のSNRが30dB以上であると判別された場合には(ステップS118で“Y”)、CPU123は、処理をステップS104へ移行させ、6以上の衛星信号のSNRが30dB以上であるとの条件が満たされていないと判別された場合には(ステップS118で“N”)、CPU123は、処理をステップS109へ移行させる。
例えば、上記各実施形態では、受信状態に応じて信号増幅部としてのRF増幅部111の動作モードのみが変更される例で説明したが、これに限られない。例えば、RF増幅部111の動作モードの変更に合わせて、信号増幅部としてのアナログフィルタ113及びIF増幅部114の少なくとも一方のゲインを変更させてもよい。この場合、ADC115に入力される信号のダイナミックレンジがADC115にて適切な変換を行うことができる範囲に収まるように、RF増幅部111の各動作モードごとに、アナログフィルタ113又はIF増幅部114の少なくとも一方のゲインを予め定められた値に変更させる。ここで、アナログフィルタ113は、通過周波数帯域を変更することでゲインが調整される。IF増幅部114は、RF増幅部111と同様に複数のLNAのうち使用するLNAの数を変更することでゲインが調整されてもよいし、他の方式によりゲインが調整されてもよい。
また、上記第1、第3実施形態では、地方時算出処理において位置情報及び日時情報を取得する例を説明したが、例えば位置情報に基づくタイムゾーンの判定のみを行う場合には位置情報のみを取得してもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成や制御内容及びその手順等の具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置。
<請求項2>
前記利得設定手段は、前記捕捉手段が前記捕捉に係る動作の開始から所定の捕捉期間内に捕捉した前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
<請求項3>
前記利得設定手段は、前記捕捉された衛星信号のうち当該衛星信号の送信フォーマットにおける位置を特定するための所定部分を、当該所定部分を同定するために定められた位置同定時間内に前記情報取得手段が同定した数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項1又は2記載の電波受信装置。
<請求項4>
前記捕捉手段により捕捉された前記衛星信号を各々含んで復調された復調信号の信号雑音比をそれぞれ算出する信号雑音比算出手段を備え、
前記利得設定手段は、前記信号雑音比算出手段による信号雑音比の算出結果に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項1に記載の電波受信装置。
<請求項5>
前記利得設定手段は、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項4記載の電波受信装置。
<請求項6>
前記利得設定手段は、前記捕捉された衛星信号のうち当該衛星信号の送信フォーマットにおける位置を特定するための所定部分を、当該所定部分を同定するために定められた位置同定時間内に前記情報取得手段が3以上の所定数以上同定した場合に、当該所定部分が同定された前記衛星信号のうち、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項4又は5記載の電波受信装置。
<請求項7>
前記利得設定手段は、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数が前記情報取得手段による情報の取得に必要な数以上となる範囲で、最も前記利得が小さくなるように前記動作設定を行うことを特徴とする請求項4記載の電波受信装置。
<請求項8>
前記利得設定手段は、前記情報取得手段が前記衛星信号に含まれる前記日時情報を取得した直近のタイミングからの経過時間又は当該タイミング以降における前記日時情報の取得失敗回数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
<請求項9>
前記利得設定手段は、前記受信状態を予め定められた複数段階の中から判別し、前記複数段階にそれぞれ応じて各々離散的に定められた前記利得に係る前記動作設定を行うことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電波受信装置。
<請求項10>
前記信号増幅手段は、
入力された信号の増幅を行う複数の増幅部と、
前記複数の増幅部のオンオフをそれぞれ切り替える切替部と
を備え、
前記利得設定手段は、前記切替部を動作させて、前記信号増幅手段に入力された信号の増幅を行う増幅部を前記複数の増幅部から選択することにより前記動作設定を行う
ことを特徴とする請求項9記載の電波受信装置。
<請求項11>
前記利得設定手段は、前記衛星信号のうち前記位置情報及び前記日時情報を含まない部分が受信される期間内に前記動作設定を行うことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の電波受信装置。
<請求項12>
請求項1〜11の何れか一項に記載された電波受信装置と、
日時を計数する計時手段と、 前記情報取得手段で前記日時情報が取得された場合に、当該日時情報を用いて前記計時手段の日時を修正する日時修正手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。
10 GPS受信処理部
11 RF信号処理部
111 RF増幅部
116a,116b LNA
117a,117b スイッチ
118 ロジック回路
112 周波数変換部
113 アナログフィルタ
114 IF増幅部
115 ADC
12 ベースバンド信号処理部
121 周波数変換部
122 捕捉追尾部
123 CPU
124 RAM
125 記憶部
13 BPF
14 局部発振器
10a アンテナ
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 発振回路
24 分周回路
25 計時回路
26 標準電波受信部
26a アンテナ
27 駆動回路
28 操作部
29 電源部
30 光量センサ
41 秒針
42 分針
43 時針
44 日車
51,52,53,54 輪列機構
61,62,64 ステッピングモータ
測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から衛星信号を捕捉し、当該捕捉された前記衛星信号を復調処理し、前記信号増幅手段の利得を設定する復調手段と、
を備え、
前記復調手段は、捕捉した前記衛星信号の数に基づいて前記信号増幅手段の利得を設定する
ことを特徴とする電波受信装置である。
Claims (10)
- 測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記捕捉手段が前記捕捉に係る動作の開始から所定の捕捉期間内に捕捉した前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別し、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置。 - 測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記捕捉された衛星信号のうち当該衛星信号の送信フォーマットにおける位置を特定するための所定部分を、当該所定部分を同定するために定められた位置同定時間内に前記情報取得手段が同定した数に基づいて前記受信状態を判別し、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置。 - 測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
前記捕捉手段により捕捉された前記衛星信号を各々含んで復調された復調信号の信号雑音比をそれぞれ算出する信号雑音比算出手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別し、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置。 - 前記利得設定手段は、前記捕捉された衛星信号のうち当該衛星信号の送信フォーマットにおける位置を特定するための所定部分を、当該所定部分を同定するために定められた位置同定時間内に前記情報取得手段が3以上の所定数以上同定した場合に、当該所定部分が同定された前記衛星信号のうち、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数に基づいて前記受信状態を判別することを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
- 前記利得設定手段は、前記信号雑音比算出手段により算出された信号雑音比が所定の復調基準値以上である前記復調信号に係る前記衛星信号の数が前記情報取得手段による情報の取得に必要な数以上となる範囲で、最も前記利得が小さくなるように前記動作設定を行うことを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
- 測位衛星からの送信電波を受信し、当該受信された送信電波の信号を増幅する信号増幅手段と、
前記信号増幅手段により増幅された信号が入力され、当該信号から位置情報及び日時情報を含む衛星信号を捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段で捕捉された前記衛星信号から前記位置情報及び前記日時情報のうち少なくとも一方を取得する情報取得手段と、
前記捕捉手段及び前記情報取得手段のうち少なくとも一方における処理状況に基づいて前記送信電波の受信状態を判別し、当該判別された受信状態に応じて前記信号増幅手段の利得に係る動作設定を行う利得設定手段と、
を備え、
前記利得設定手段は、前記情報取得手段が前記衛星信号に含まれる前記日時情報を取得した直近のタイミングからの経過時間又は当該タイミング以降における前記日時情報の取得失敗回数に基づいて前記受信状態を判別し、前記受信状態が第1受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得が、前記受信状態が第1受信状態より劣る第2受信状態であると判別された場合に設定される前記動作設定での前記利得より小さくなるように前記動作設定を行う
ことを特徴とする電波受信装置。 - 前記利得設定手段は、前記受信状態を予め定められた複数段階の中から判別し、前記複数段階にそれぞれ応じて各々離散的に定められた前記利得に係る前記動作設定を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電波受信装置。
- 前記信号増幅手段は、
入力された信号の増幅を行う複数の増幅部と、
前記複数の増幅部のオンオフをそれぞれ切り替える切替部と
を備え、
前記利得設定手段は、前記切替部を動作させて、前記信号増幅手段に入力された信号の増幅を行う増幅部を前記複数の増幅部から選択することにより前記動作設定を行う
ことを特徴とする請求項7記載の電波受信装置。 - 前記利得設定手段は、前記衛星信号のうち前記位置情報及び前記日時情報を含まない部分が受信される期間内に前記動作設定を行うことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電波受信装置。
- 請求項1〜9の何れか一項に記載された電波受信装置と、
日時を計数する計時手段と、
前記情報取得手段で前記日時情報が取得された場合に、当該日時情報を用いて前記計時手段の日時を修正する日時修正手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018172481A JP6699697B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018172481A JP6699697B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014174706A Division JP6405795B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 電波受信装置及び電子時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019032333A true JP2019032333A (ja) | 2019-02-28 |
JP6699697B2 JP6699697B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=65523303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018172481A Active JP6699697B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6699697B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115061358A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-16 | 北京国卫星通科技有限公司 | 抗欺骗抗干扰报警北斗授时装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102245574B1 (ko) * | 2020-12-21 | 2021-04-27 | 한화시스템(주) | 항공기용 gps 신호 분할기 및 그 제어 방법 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH099333A (ja) * | 1995-06-26 | 1997-01-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯型情報端末装置 |
JPH1066127A (ja) * | 1996-08-16 | 1998-03-06 | Nec Shizuoka Ltd | 無線選択呼出受信機 |
JP2001016638A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Nec Corp | 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信装置の自動利得制御方法 |
JP2009276198A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Panasonic Corp | 通信端末装置及び受信方法 |
JP2010223594A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Casio Computer Co Ltd | Gps受信装置、及びgps信号受信方法とプログラム |
JP2011163803A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | 無線中継装置及び報知方法 |
JP2011208948A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Citizen Holdings Co Ltd | 電波腕時計 |
-
2018
- 2018-09-14 JP JP2018172481A patent/JP6699697B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH099333A (ja) * | 1995-06-26 | 1997-01-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯型情報端末装置 |
JPH1066127A (ja) * | 1996-08-16 | 1998-03-06 | Nec Shizuoka Ltd | 無線選択呼出受信機 |
JP2001016638A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Nec Corp | 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信装置の自動利得制御方法 |
JP2009276198A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Panasonic Corp | 通信端末装置及び受信方法 |
JP2010223594A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Casio Computer Co Ltd | Gps受信装置、及びgps信号受信方法とプログラム |
JP2011163803A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | 無線中継装置及び報知方法 |
JP2011208948A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Citizen Holdings Co Ltd | 電波腕時計 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115061358A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-16 | 北京国卫星通科技有限公司 | 抗欺骗抗干扰报警北斗授时装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6699697B2 (ja) | 2020-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6405795B2 (ja) | 電波受信装置及び電子時計 | |
US8432771B2 (en) | Electronic timepiece | |
US8169857B2 (en) | Electronic timepiece | |
EP2073081B1 (en) | Timekeeping device and satellite signal reception method for a timekeeping device | |
US8705321B2 (en) | Electronic timepiece and time adjustment method for an electronic timepiece | |
JP6550937B2 (ja) | 電子時計および電子時計の制御方法 | |
US9494692B2 (en) | Method and system for power optimization for a global navigation satellite system | |
JP6206478B2 (ja) | 衛星電波受信装置、電波時計、符号信号取得方法及びプログラム | |
JP6699697B2 (ja) | 電波受信装置、電子時計、衛星電波受信方法、及びプログラム | |
JP2011038989A (ja) | 電子時計 | |
US9280142B2 (en) | Radio clock | |
JP6911427B2 (ja) | 電子機器および受信装置 | |
US9229435B2 (en) | Electronic timepiece and satellite signal receiving method | |
CN109557806B (zh) | 电波表、电波表的控制方法以及存储介质 | |
JP6264175B2 (ja) | 電波時計 | |
JP2010216999A (ja) | 電子機器およびその制御方法 | |
JP6794813B2 (ja) | 電子時計 | |
EP3404495A1 (en) | Electronic timepiece, device, method and program for controlling method for obtaining date/time information | |
JP2019163997A (ja) | 衛星信号受信装置、電子機器および衛星信号受信装置の制御方法 | |
JP2018036106A (ja) | 電子機器 | |
JP6562067B2 (ja) | 電波時計 | |
JP6855750B2 (ja) | 電波時計、電波受信制御方法、及びプログラム | |
JP2017167045A (ja) | 衛星信号受信装置、電子機器および衛星信号受信装置の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181011 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200413 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6699697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |