JP2019032251A - 絶縁特性測定装置及び絶縁特性測定装置の固定方法 - Google Patents

絶縁特性測定装置及び絶縁特性測定装置の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象となる絶縁物に対する密着性を確保して安定的に表面抵抗を測定すること。【解決手段】絶縁特性測定装置(1)は、開口端を絶縁物(8)の表面(9)に向けて配置することで所定の密閉空間(10)を形成する容器(2)と、密閉空間内で絶縁物の表面に当接可能な高電圧電極(3)と、容器の開口端に配置され、絶縁物の表面に当接可能な接地電極(4)と、を有するセンサで絶縁物の表面抵抗を測定する。絶縁特性測定装置は、センサを絶縁物の表面に密着固定する固定手段(30)を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、高圧受配電機器の内部絶縁物の絶縁特性を測定する絶縁特性測定装置及び絶縁特性測定装置の固定方法に関する。
従来より、基板の表面抵抗率を測定して基板の汚染状況を評価する測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の測定装置は、複数の電極を有する測定器本体を備え、電極を評価対象となる基板上に接触させて表面抵抗率を測定している。このとき、測定器本体は湿度可変チャンバー内に収容されている。特許文献1では、湿度可変チャンバー内の測定空気の湿度を連続的あるいは断片的に変化させながら表面抵抗率の測定を行うことで、表面抵抗率と湿度との関係を把握することが可能となっている。そして、表面抵抗率と湿度との関係から基板の汚染状況を予測している。
特開2011−149771号公報
しかしながら、特許文献1では、湿度可変チャンバーが測定対象の基板表面から浮いた状態にある。すなわち測定器本体は、完全な密閉空間内に配置されているわけではなく、測定対象となる基板表面を高湿度状態に安定保持することが困難である。この結果、基板の表面抵抗率を安定的に測定することができないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、測定対象となる絶縁物に対する密着性を確保して安定的に表面抵抗を測定することができる絶縁特性測定装置及び絶縁特性測定装置の固定方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の絶縁特性測定装置は、開口端を絶縁物の表面に向けて配置することで所定の密閉空間を形成する容器と、前記密閉空間内で前記絶縁物の表面に当接可能な高電圧電極と、前記容器の前記開口端に配置され、前記絶縁物の表面に当接可能な接地電極と、を有するセンサで前記絶縁物の表面抵抗を測定する絶縁特性測定装置であって、前記センサを前記絶縁物の表面に密着固定する固定手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、測定対象となる絶縁物に対する密着性を確保して安定的に表面抵抗を測定することができる。
第1の実施形態に係る絶縁特性測定装置の模式図である。 第1の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。 第1の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。 第2の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。 第2の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。 第3の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。 第3の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係る絶縁特性測定装置について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係る絶縁特性測定装置については、以下の各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明における絶縁特性の測定対象は特に限定されるものでないが、例えば、高圧受配電機器を構成する絶縁物である。高圧受配電機器は、高電圧構造物を一定サイズの盤に格納した装置である。配電盤内部の電位差が大きい箇所は、離隔距離を大きくしたり、絶縁物を挟むなどして、所定の絶縁強度を確保している。この高電圧物構造物の保持や防壁に用いられるのが、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などの固体絶縁物である。これらの絶縁物は経年使用により絶縁性能が劣化すると最終的には絶縁破壊に至る。一旦、絶縁破壊が発生すると、高圧受配電機器の復旧に時間と費用が掛かり、社会的にも莫大な損失が発生する。
固体絶縁物は、絶縁物内部を貫通破壊するバルク絶縁性能が非常に高く、絶縁表面を沿面破壊する沿面絶縁性能が問題とされる。
ここで従来において、絶縁表面の表面抵抗率を測定して絶縁表面の汚染状況を、測定結果に基づいて評価することは知られていたが、絶縁劣化進展過程には環境条件(特に湿度)が大きく影響する。このため、測定時の環境では絶縁異常がなくてもその後、高湿度条件下に曝されることで、劣化が進展する危険性があった。
また従来では、湿度に関係のない因子(例えばイオン量や色差)を測定して、絶縁物劣化サンプルのデータベースと統計学的処理により高湿度状態での絶縁特性を推定する手法も知られていた。しかしながらあくまでも絶縁特性の推定にすぎず、推定精度を物理的には保証できない。
本発明に係る絶縁特定測定装置では、外部環境によらずに測定対象としての絶縁物の絶縁表面に対する絶縁特性を高湿度状態にて直接測定可能となっている。
図1を参照して、第1の実施形態に係る絶縁特性測定装置の概略構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る絶縁特性測定装置の模式図である。図1Aは、絶縁特性測定装置1の全体構成図であり、図1Bは、絶縁表面に当接した電極構成を示す平面図である。
図1Aに示すように、絶縁特性測定装置1は、一方(下方)が開口されたドーム状の容器2に高電圧電極3及び接地電極4を取り付けて構成される。高電圧電極3及び接地電極4は、高電圧ケーブル5及び接地ケーブル6を介して絶縁測定器7に接続される。絶縁特性測定装置1は、絶縁物8の表面9に高電圧電極3及び接地電極4を接触させ、絶縁測定器7から所定の電圧を印加して絶縁物8の表面抵抗を測定するように構成される。本実施の形態では、容器2、高電圧電極3及び接地電極4をまとめてセンサと呼ぶことがある。
測定対象となる絶縁物8は、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂材料で形成され、所定の厚みで水平方向に拡がる板状体で構成される。なお、絶縁物8の形状は、板状体に限らず適宜変更が可能である。また、絶縁物8の材質も適宜変更が可能である。また、本実施形態では、板状の絶縁物8が水平面内に拡がる場合について説明するが、これに限定されない。絶縁物8は、鉛直面内に拡がってもよく、水平面又は鉛直面に交差する面内に拡がってもよい。更に、絶縁物8は、平面に限らず、曲面を有する形状であってもよい。
容器2は、ポリプロピレン、ポリアセタール、シリコンなどの樹脂材料により形成され、一方が開口された所定厚みの碗型形状を有している。容器2は、円形の開口部分を絶縁物8の表面に向けて絶縁物8上に載置されることにより、絶縁物8との間に所定の密閉空間10を形成する。
図1Aでは、容器2が絶縁物8との間で略半球状の密閉空間10を形成する場合を示しているが、容器2の形状はこれに限定されず、適宜変更が可能である。容器2は、絶縁物8との間で所定の密閉空間10を形成できればよく、例えば、円錐形状や円柱形状、直方体などの多面体で構成される密閉空間を形成してもよい。また、容器2の材質も、特に限定されるものではなく、ガラス材、ステンレス鋼などを用いてもよい。特に容器2は、高湿度状態に曝されても錆び難いなど、劣化し難い材質であること、絶縁材料であることが好ましい。
容器2は、開口部が円形状になるよう形成され、その開口端(面)は円環形状を有する。当該開口端には、封止材11を介して円環状の接地電極4が取り付けられている。封止材11は、例えばゴムなどの弾性体によって開口端と略同径のリング状に形成され、容器2と接地電極4とを密着固定する。接地電極4については後述する。なお、容器2の開口端は、円環形状に限らず、適宜変更が可能である。
ドーム状に形成される容器2の頂点(中心位置)には、保持材12を介して高電圧ケーブル5が密閉空間10内に向かって挿入されている。高電圧ケーブル5は、複数の導線が束ねられた高電圧導体5aの周囲を絶縁保護材5bで被覆して構成される。保持材12は、高電圧ケーブル5(絶縁保護材5b)の周囲を覆う円筒形状を有し、高電圧ケーブル5は、保持材12により、容器2(密閉空間10)内で直立した状態で保持される。
上記したように、高電圧ケーブル5は、保持材12を介して容器2に保持される。このため、例えば保持材12を弾性変形可能な材質で形成することにより、容器2に対する高電圧ケーブル5の挿入位置において、容器2、高電圧ケーブル5及び保持材12間の密着性を確保することができ、容器2(密閉空間10)の気密性を適切に保つことができる。
また、図1Aに示す状態では、高電圧ケーブル5が容器2の頂点から絶縁物8の表面9に向かって鉛直方向に延びている。高電圧ケーブル5の先端は、絶縁保護材5bが除去されて高電圧導体5aが露出された状態となっている。高電圧導体5aの露出部分は、高電圧ケーブル5の外径より大きい円板状に形成され、絶縁物8の表面9に当接可能な高電圧電極3を構成する。詳細は後述するが、高電圧電極3は、容器2の密閉空間10の中心に位置する中心電極を構成する。
接地電極4は、円環状の板状体で形成され、封止材11の下面に取り付けられる。接地電極4は、高電圧電極3の外周において、絶縁物8の表面9に当接可能な当接面を有する。詳細は後述するが、接地電極4は、中心電極としての高電圧電極3に対して外周に位置する外周電極(環状電極と呼ばれてもよい)を構成する。また、接地電極4の円形の外周縁は、上方に立ち上がっており、径方向に沿って切断した断面が略L字形状を有する。立ち上がった接地電極4の上端部分には、接地ケーブル6の一端が接続される。接地ケーブル6は、複数の導線が束ねられた接地導体6aの周囲を絶縁保護材6bで被覆して構成される。接地ケーブル6は、高電圧ケーブル5と異なり、容器2を貫通することなく、接地電極4の端部から容器2の外側に引き回される。
図1Bに示すように、高電圧電極3及び接地電極4が絶縁物8の表面9に当接した状態においては、高電圧電極3を中心に接地電極4が円環状の外周電極を構成する。なお、高電圧電極3及び接地電極4は、導電材料であれば特に材質を限定するものでないが、高湿度状態におかれるため、錆びにくい材質であることが好ましい。
高電圧ケーブル5及び接地ケーブル6の他端側は、それぞれ高電圧端子13及び接地端子14を介して絶縁測定器7に接続される。絶縁測定器7は、絶縁特性を測定するための測定手段を構成し、例えば、既存の市販品を使用することができる。具体的には、絶縁測定器7として、部分放電測定装置(例えば、日本電計製 DAC−PD−7)を用いることが可能である。絶縁測定器7は、上記した高電圧端子13及び接地端子14から取り外して、適宜交換が可能である。
また、絶縁特性測定装置1は、密閉空間10内の湿度を調整可能な湿度調整手段15を更に備えている。湿度調整手段15は、加湿空気を生成する加湿装置16と、当該加湿空気を密閉空間10へ流入させる流入流路としてのエアチューブ17と、密閉空間10から加湿空気を加湿装置16へ流出させる流出流路としてのエアチューブ18と、を含んで構成される。流路としてのエアチューブ17、18は、空気を通すことができる管状のものであれば材質や太さ、管形状などを限定するものでない。
湿度調整手段15は、密閉空間10を一定の湿度に保つためのものである。一般的には密閉空間10を容器2の外気よりも高い湿度に保つために用いられるが、容器2の外気の湿度が100%近いなど結露が発生するおそれがある場合などには、結露が発生しない範囲の一定の高湿度で安定させることが可能である。ここで「一定」とは、厳密な一定を指すものでなく、測定誤差などを含む概念である。
また、加湿装置16は、溶液槽19内に所定の平衡湿度を有する飽和塩溶液20を貯留して構成される。飽和塩溶液20は、例えば、硫酸カリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム、炭酸カリウム及び塩化マグネシウムを含む溶液であり、所定の温度及び濃度に調整されている。飽和塩溶液20の種類、温度及び濃度は、適宜変更が可能である。
エアチューブ17、18の一端は、溶液槽19に接続されており、その端部が溶液槽19内に貫通している。エアチューブ17、18の一端は、飽和塩溶液20の液面より高い位置で開放されている。また、エアチューブ17、18の他端は、継手21を介して容器2の外面に接続されており、その端部が密閉空間10内に貫通している。継手21は、例えばゴムなどの弾性体で形成され、容器2に対するエアチューブ17、18の挿入箇所において、容器2の気密性が向上されている。また、エアチューブ17の途中には、加湿空気を循環させるための循環ポンプ22が設けられる。
このように構成される絶縁特性測定装置1においては、容器2の開放端を絶縁物8の表面9に向けて高電圧電極3及び接地電極4を絶縁物8の表面9に当接させることで、図1Bに示すように、高電圧電極3が中心電極として、接地電極4が、高電圧電極3の外周に位置するリング状の外周電極として構成される。このとき、絶縁物8と容器2との間には、図1Aに示す所定の密閉空間10が形成される。
この状態で、循環ポンプ22を操作することで、密閉空間10内に加湿空気が導入される。所定時間経過して密閉空間10内の湿度が安定したら、絶縁測定器7から所定の電圧が高電圧電極3に印加され、絶縁物8の表面抵抗(絶縁特性)を測定することが可能である。
ところで、上記した絶縁特性測定装置1を用いて絶縁物8の表面抵抗を測定する場合、密閉空間10内の湿度を一定に安定させるには、所定の時間(例えば10分程度)を要する。この場合、測定を実施する作業者は、高電圧電極3及び接地電極4が絶縁物8の表面9に当接して密閉空間10が完全に密閉された状態を維持する必要がある。すなわち、作業者は、容器2を絶縁物8に向かって常時押し付けておかなければならない。
しかしながら、上記したように、密閉空間10内の湿度を安定させるまでには所定の時間を要し、湿度が安定した後においても、測定中は、高電圧電極3及び接地電極4が絶縁物8の表面9から離れないように密着させておく必要がある。これは、作業者にとって非常に煩わしい作業となるだけでなく、作業者による容器2の押し付けでは、密閉空間10の気密性、すなわち、絶縁物8に対する高電圧電極3及び接地電極4の密着性を安定的に保持することが困難である。このため、表面抵抗の測定結果にも影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本件発明者は、絶縁物8の表面抵抗を測定する絶縁特性測定装置1において、測定対象となる絶縁物8に対する密着性を確保して安定的に表面抵抗を測定することを着想した。すなわち、本発明の骨子は、センサ電極面(高電圧電極3及び接地電極4)と絶縁物8の表面9との密着性を確保し、密着状態のままセンサ(容器2、高電圧電極3及び接地電極4)を絶縁物8の所定箇所に固定することである。以下、センサを絶縁物8に固定する構成及びその方法について、複数の態様を例に挙げて説明する。
先ず、図2及び図3を参照して第1の実施形態に係る絶縁特定測定装置の固定方法について説明する。図2は、第1の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。図3は、第1の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。図3A−Bは、絶縁特性装置(特にセンサ)の固定順序を示す遷移図である。なお、図2及び図3に示す絶縁特性測定装置の基本構成は図1と同じであり、一部図示を省略している。また、以下においては、既出の構成について適宜説明を省略し、センサの固定(取付)構成を主に説明する。
図2に示すように、絶縁特性測定装置1のセンサを構成する容器2、高電圧電極3及び接地電極4は、固定手段30によって絶縁物8の表面9に密着固定される。具体的に固定手段30は、容器2に一体固定される固定部材としてのアンカー部材31と、絶縁物8の表面9に密着可能な吸着部材32と、アンカー部材31及び吸着部材32を連結してアンカー部材31を絶縁物8側に付勢する連結部材33とによって構成される。
アンカー部材31は、金属などの剛体により形成され、絶縁物8に対向して水平に延びる板状体又は棒状体で構成される。なお、アンカー部材31の材質、形状及び容器2に対する固定(取付)位置は、これらに限定されず適宜変更が可能である。
吸着部材32は、例えばゲル状の吸盤で形成され、絶縁物8の表面9に対して密着固定可能な吸着面34を有する。図2に示す吸着部材32は、例えばドーム状に形成され、下面である平坦面が吸着面34を構成する。また、吸着部材32の上面側である球面側には、取付金具35が固定されている。吸着部材32は、容器2の周囲を囲うように複数(2つ、4つ、又はそれ以上)配置される。図2では、容器2を左右で挟むように2つの吸着部材32が絶縁物8の表面9に配置されている。なお、吸着部材32の材質、形状などは、これらに限定されず、絶縁物8の表面9に密着した状態を維持することができれば、適宜変更が可能である。また、吸着部材32の配置個数も適宜変更が可能である。
連結部材33は、ゴムバンドなどの弾性体で形成され、一端が取付金具35に固定される一方、他端がアンカー部材31に固定される。これにより、アンカー部材31と吸着部材32(取付金具35)とが連結されると共に、アンカー部材31及び吸着部材32は、互いに近づく方向に付勢される。上記したように、吸着部材32は絶縁物8の表面9に密着固定されているため、アンカー部材31は、連結部材33の付勢力により吸着部材32側(絶縁物8側)に引っ張られる。
アンカー部材31が絶縁物8側に押し付けられることで、センサを構成する容器2、高電圧電極3及び接地電極4は、全体として絶縁物8の表面9に向かって押し付けられる。これにより、作業者がセンサに触れることなくセンサを絶縁物8に密着固定することが可能である。この結果、測定時における作業者の煩わしい作業を無くすことができ、測定中においても絶縁物8に対する高電圧電極3及び接地電極4の密着性を安定的に保持することが可能である。よって、表面抵抗の測定精度を向上することが可能である。
なお、連結部材33は、上記した構成に限定されず、アンカー部材31と吸着部材32とを互いに近づく方向に付勢力を有すれば、どのような構成であってもよい。連結部材33は、例えば、引張コイルバネで構成されてもよい。
また、従来の絶縁特性測定装置においては、絶縁物8に対するセンサの位置決めについて、あまり考慮されていなかった。特に、絶縁特性を評価するに当たり、測定対象となる絶縁表面の位置は、可能な限り共通化することが好ましい。また、測定箇所は、作業者によってもバラツキが生じる可能性がある。
そこで、第1の実施形態では、上記したセンサの固定構成を用いて、所定の順序でセンサを絶縁物8に密着固定することにより(図3参照)、絶縁物8に対するセンサの位置決めを容易にすることが可能になっている。
図3Aに示すように、先ず、絶縁物8の表面9に複数(例えば2つ)の吸着部材32を密着固定する。このとき、複数の吸着部材32の間隔が、センサ(特に容器2)の外径より僅かに大きくなるように配置される。
そして、図3Bに示すように、複数の吸着部材32の間にセンサを配置する。具体的には、容器2の開放端を絶縁物8の表面9に向けて高電圧電極3及び接地電極4を絶縁物8の表面9に当接させる。このとき、対向する複数の吸着部材32の中心位置に高電圧電極3が位置するようにセンサを配置することで、絶縁物8に対するセンサの位置決めを容易にすることが可能である。そして、連結部材33で吸着部材32とアンカー部材31とを連結することにより、センサを絶縁物8に密着固定することが可能である。
次に、図4及び図5を参照して第2の実施形態に係る絶縁特定測定装置の固定方法について説明する。図4は、第2の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。図5は、第2の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。図5A−Bは、絶縁特性装置(特にセンサ)の固定順序を示す遷移図である。なお、図4及び図5に示す絶縁特性測定装置では、一対のリング磁石で容器と絶縁物とを挟持固定する点で、第1の実施形態と相違する。このため、主に相違点について説明し、既出で共通する構成は同一の符号を示して説明は適宜省略する。
図4に示すように、絶縁特性測定装置1のセンサを構成する容器41、高電圧電極3及び接地電極4は、固定手段40によって絶縁物8の表面9に密着固定される。固定手段40は、絶縁物8の裏面側に設けられる第1の磁性体としてのリング磁石42と、容器41側に設けられる第2の磁性体としてのリング磁石43とによって構成される。
図4に示す容器41は、開口端部にリング状のフランジ部44が形成されている。フランジ部44は、容器41の外面、すなわち円形の開口部から径方向外側に向かって水平に突出形成されている。フランジ部44の下面には、封止材11を介して接地電極4が取り付けられている。また、フランジ部44の上面には、フランジ部44と略同径のリング磁石43が取り付けられている。リング磁石42、43は同径に形成され、フランジ部44に沿って配置される。なお、詳細は後述するが、リング磁石42、43は、リング状に限らず、例えば複数の磁石をフランジ部44に沿ってリング状に配置する構成としてもよい。
第2の実施形態では、図5Aに示すように、先ず、リング磁石42を絶縁物8の裏面側の所定箇所に配置する。この場合、リング磁石42の上面は粘着性を有することが好ましい。これにより、リング磁石42単体を絶縁物8に固定することが可能である。
そして、図5Bに示すように、絶縁物8の表面側において、センサを裏面側のリング磁石42に対応するように位置づけると、リング磁石42、43間の磁力により、センサが絶縁物8の表面9の所定箇所に押し付けられる。これにより、フランジ部44、封止材11及び接地電極4は、2つのリング磁石42、43に挟持された状態となり、密閉空間10の気密性、高電圧電極3及び接地電極4の密着性を確保することが可能である。特に、リング磁石42、43の磁力を用いたことで、センサの位置も自動的に決められる。このように、第2の実施形態においても、絶縁物8に対するセンサの位置決めを容易にすると共に、センサを絶縁物8に密着固定することが可能である。
次に、図6及び図7を参照して第3の実施形態に係る絶縁特定測定装置の固定方法について説明する。図6は、第3の実施形態に係る絶縁特性装置を絶縁物に固定した状態を示す模式図である。図7は、第3の実施形態に係る絶縁特性装置の固定方法を示す模式図である。図7A−Cは、絶縁特性装置(特にセンサ)の固定順序を示す遷移図である。なお、図6及び図7に示す絶縁特性測定装置では、容器と接地電極とが分離できる点で、第2の実施形態と相違する。このため、主に相違点について説明し、既出で共通する構成は同一の符号を示して説明は適宜省略する。
図6に示すように、容器41と接地電極4とは、分離可能に構成されている。また、封止材51は、リング磁石で構成される。具体的に封止材51は、磁性を有する第3の磁性体としての磁性層52の端面をゴムなどで形成される上下一対の弾性層53で厚み方向に挟んで一体的に構成される。封止材51は、接地電極4に固定されている。図6では、リング磁石42、43及び封止材51が固定手段50を構成する。
第3の実施形態では、図7Aに示すように、先ず、リング磁石42を絶縁物8の裏面側の所定箇所に配置する。そして、図7Bに示すように、絶縁物8の表面側において、接地電極4を裏面側のリング磁石42に対応するように位置づける。このとき、リング磁石42及び封止材51間の磁力により、接地電極4が絶縁物8の表面9の所定箇所に押し付けられる。これにより、接地電極4は、リング磁石42及び封止材51に挟持され、絶縁物8の表面9に密着固定されると共に、絶縁物8の所定箇所に位置決めされる。
そして、図7Cに示すように、接地電極4の上部に容器41を載置する。具体的には封止材51の上面にフランジ部44の下面が当接するように容器41を位置付ける。このとき、リング磁石43及び封止材51間の磁力により、容器41が接地電極4側(絶縁物8側)に押し付けられる。これにより、フランジ部44は、リング磁石43及び封止材51に挟持され、封止材51に密着固定されると共に位置決めされる。封止材51が弾性を有するため、フランジ部44と接地電極4との密着性が向上されている。このように、第3の実施形態においても、絶縁物8に対するセンサの位置決めを容易にすると共に、センサを絶縁物8に密着固定することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、センサを固定手段で絶縁物8の所定箇所に固定したことで、測定作業の煩わしさを削減すると共に、センサと絶縁物8との密着性を確保して、安定的に絶縁特性を測定することが可能である。
なお、上記実施形態では、吸着部材32を容器2の周囲に2つ設ける場合について説明したが、これに限定されない。例えば、吸着部材32を容器2の周囲に3つ以上、等角度間隔で環状に配置してもよい。これにより、より安定的にセンサを絶縁物8に密着固定することができる。また、吸着部材32は、容器2の周囲を囲うように円環状に形成されてもよい。
また、上記した実施形態において、第1から第3の磁性体としてのリング磁石(リング磁石42、43、封止材51)は、ネオジム磁石で構成されることが好ましい。なお、これに限らず、リング磁石は、磁性を有する各種材料であれば、どのような材質で構成されてもよい。例えば、一方をネオジム磁石とし、他方を鉄などの強磁性部材としてもよい。より具体的に第2の実施形態では、リング磁石42、43のいずれか一方をネオジム磁石で構成し、いずれか他方を鉄などの強磁性部材で構成することが考えられる。第3の実施形態では、リング磁石42、43、封止材51のうち、少なくとも1つをネオジム磁石で構成し、その残りを鉄などの強磁性部材で構成することが考えられる。また、リング磁石は、完全なリング状でなくともよく、途中に隙間を設けた円形としてもよく、円周上に点在する複数の磁石としてもよい。リング磁石42は、リング磁石43の磁力に対応する位置に磁性を備えていれば、リング状でなくともよい。例えば、フランジ部44全体に対応するような板状の磁石や強磁性部材としてもよい。
また、上記した実施形態において、第1の磁性体としてリング磁石42を絶縁物8の裏面側に配置する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、配電盤の筐体部(盤)
を鉄などの強磁性部材で構成し、盤の表面に絶縁塗装を施してもよい。この場合、盤の表面に形成される絶縁塗装面(絶縁層)が絶縁部8となり、鉄製の盤自体を第1の磁性体として代用することができる。この結果、別途リング磁石42を設ける必要がなくなり、構成の簡略化を実現することができる。
なお、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、測定対象となる絶縁物に対する密着性を確保して安定的に表面抵抗を測定することができるという効果を有し、特に、高圧受配電機器の内部絶縁物の絶縁特性を測定する絶縁特性測定装置及び絶縁特性測定装置の固定方法に有用である。
1 絶縁特性測定装置
2、41 容器
3 高電圧電極
4 接地電極
8 絶縁物
9 絶縁物の表面
10 密閉空間
30、40、50 固定手段
31 アンカー部材
32 吸着部材
33 連結部材
42 リング磁石(第1の磁性体)
43 リング磁石(第2の磁性体)
44 フランジ部
51 封止材(第3の磁性体)
52 磁性層(第3の磁性体)

Claims (7)

  1. 開口端を絶縁物の表面に向けて配置することで所定の密閉空間を形成する容器と、
    前記密閉空間内で前記絶縁物の表面に当接可能な高電圧電極と、
    前記容器の前記開口端に配置され、前記絶縁物の表面に当接可能な接地電極と、を有するセンサで前記絶縁物の表面抵抗を測定する絶縁特性測定装置であって、
    前記センサを前記絶縁物の表面に密着固定する固定手段を備えることを特徴とする絶縁特性測定装置。
  2. 前記固定手段は、
    前記容器に一体固定されるアンカー部材と、
    前記絶縁物の表面に密着可能な吸着部材と、
    前記アンカー部材及び前記吸着部材を連結すると共に、前記アンカー部材及び前記吸着部材を互いに近づく方向に付勢する連結部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の絶縁特性測定装置。
  3. 前記開口端は、開口部が円形状になるよう形成され、該開口部から径方向外側に突出するフランジ部を有し、
    前記固定手段は、
    前記絶縁物の裏面側に配置される第1の磁性体と、
    前記フランジ部に沿ってリング状に配置される第2の磁性体と、を有し、
    前記絶縁物、前記接地電極及び前記フランジ部は、前記第1、第2の磁性体間の磁力によって固定されることを特徴とする請求項1に記載の絶縁特性測定装置。
  4. 前記容器と前記接地電極とは分離可能に構成され、
    前記容器と前記接地電極とを封止する封止材を更に備え、
    前記封止材は、第3の磁性体を含んで構成され、
    前記絶縁物及び前記接地電極は、前記第1、第3の磁性体間の磁力によって固定され、
    前記フランジ部は、前記第2、第3の磁性体間の磁力によって固定されることを特徴とする請求項3に記載の絶縁特性測定装置。
  5. 請求項2に記載の絶縁特性測定装置の固定方法であって、
    前記容器の外側で前記絶縁物の表面に複数の前記吸着部材を配置し、前記複数の前記吸着部材の間で前記絶縁物の表面に前記センサを配置した後、前記アンカー部材と前記吸着部材とを前記連結部材で連結することを特徴とする絶縁特性測定装置の固定方法。
  6. 請求項3に記載の絶縁特性測定装置の固定方法であって、
    前記絶縁物の裏面側に前記第1の磁性体を配置した後、前記絶縁物の表面に前記第1、第2の磁性体が対応するように前記センサを配置することを特徴とする絶縁特性測定装置の固定方法。
  7. 請求項4に記載の絶縁特性測定装置の固定方法であって、
    前記絶縁物の裏面側に前記第1の磁性体を配置した後、前記絶縁物の表面に前記第1、第3の磁性体が対応するように前記接地電極を配置し、その後、前記第2、第3の磁性体が対応するように前記容器を前記接地電極に配置することを特徴とする絶縁特性測定装置の固定方法。
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