JP2019030587A - 歯肉炎検査システム、歯肉炎検査方法及びそのプログラム - Google Patents

歯肉炎検査システム、歯肉炎検査方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが容易に自身の歯肉炎の状態を短い周期で検査でき、歯肉炎の予防及び完治に対するブラッシングの必要性を認識できる歯肉炎検査システムを提供する。【解決手段】本発明は、口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出部と、歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルと、歯周画像データのピクセル毎の色データを、参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、歯肉炎の可能性を検査する歯肉炎検査システム、歯肉炎検査方法及びそのプログラムに関する。
近年、歯科医による歯科検診において、中学生及び高校生に歯肉炎(歯周組織において炎症が歯肉のみに存在する状態)を発症する生徒が多く見受けられる。歯肉炎の症状が進行すると、炎症が歯肉から歯槽骨や歯根膜までに広がった状態の歯周炎となり、歯科医の治療が必要となる。
本来、各人が歯肉(歯茎)のブラッシングを十分に行うことにより、歯周炎を予防あるいは完治させることが可能である。
このため、中学校及び高校において歯肉炎に対してのブラッシングの重要性を啓蒙する活動が行われているが、実際にブラッシングの必要性が実感として伝わり難いため、効果が上がらないのが実情である。
例えば、ブラッシングを行っている際、短い周期(一週間)毎にブラッシングの歯肉炎に対する予防の効果が見られないと、ユーザ自身の行っているブラッシングの必要性を認識できない。
このため、短い周期で歯肉炎に対する効果を得るため、歯肉炎の検査を行う必要があるが、歯科医の診察を受けるか歯周疾患の検査を行う装置を用いて歯肉炎の症状を確認しなければならない。
しかしながら、虫歯などでない限り、歯肉炎の症状を見るためだけに、短い周期で歯科医に通うことは、面倒であるとともに、多くの学生が一斉に歯科医に通うことなり、歯科医の治療のキャパシティから言っても現実的ではない。
また、歯周疾患を検査する歯周疾患検査装置(例えば、特許文献1参照)はあるものの、歯周炎となれば歯科医による治療が必要となって装置は無用であり、個人が歯肉炎のブラッシングの効果を得るためだけに、上記歯周疾患検査装置を購入することは現実的ではない。
特開2009−183323号公報
本発明は、上述した点を鑑みてなされたもので、ユーザが自身の歯肉炎の状態を短い周期において容易に検査することができ、歯肉炎の予防及び完治に対するブラッシングの必要性を認識することができる歯肉炎検査システム、歯肉炎検査方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の歯肉炎検査システムは、口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出部と、前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルと、前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較部とを備えることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記参照色データテーブルが参照色データと歯肉炎の状態を示す歯肉炎係数とが対応して書き込まれて記憶されており、色データ比較部が抽出した前記ピクセル毎の歯肉炎係数を前記参照色データテーブルから抽出し、前記歯肉炎係数に応じて歯肉炎の状態を示す表示色をピクセル毎に選択する表示色選択部と、前記撮像画像における前記歯周画像データの前記ピクセルの各々を、選択された前記表示色の色データにより出力する表示色出力部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記表示色が歯肉炎である可能性が低い状態から高い状態までの複数段階の状態毎に色分けされていることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、複数のピクセルを囲む大きさの選択枠を、歯周画像データ上においてピクセル単位でずらす毎に、囲まれた複数のピクセルの色データを抽出するピクセル選択部をさらに有し、前記色データ比較部が、前記ピクセル選択部の選択した複数のピクセルの各々に色データに対応する歯肉炎係数を前記参照色データテーブルから読み出し、前記表示色選択部が、前記選択枠内のピクセルの各々の歯肉炎係数に基づいて選択枠の中央のピクセルの表示色を求めることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記表示色選択部が、前記選択枠内の各ピクセルの前記歯肉炎係数の積算値あるいは平均値を、前記選択枠の中央のピクセルの歯肉炎係数とし、当該歯肉炎係数に対応する前記表示色を、前記選択枠の中央のピクセルの表示色とすることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記歯周画像データのピクセルの色データが表示色に変換された結果画像と、歯肉炎の検査を行った日時である検査日時とが対応付けられた検査結果テーブルと、前記日時における歯肉炎の検査毎に、検査を行った前記検査日時と、検査結果の前記結果画像とを前記検査結果テーブルに書き込んで記憶させる検査結果出力部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、色校正用カラーパッチを口腔内とともに撮像画像として撮像し、前記撮像画像における前記色校正用カラーパッチの色データにより、歯周画像データの色データを補正する色空間変換部をさらに有することを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記撮像画像を撮像させる際、当該撮像画像を撮像する端末の表示画面に対し、口腔内の画像の位置を特定して撮像させる撮影枠を表示する撮影枠表示部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査システムは、前記撮像画像を撮像した端末が、前記撮像画像を前記歯周画像データ抽出部に対して送信し、前記表示色出力部が、歯肉炎の検査結果である前記歯周画像データの画素が前記表示色の色データにより描画された前記撮像画像を前記端末に送信することを特徴とする。
本発明の歯肉炎検査方法は、歯周画像データ抽出部が、口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出過程と、色データ比較部が、前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較部とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出手段、前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較手段として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、ユーザが自身の歯肉炎の状態を短い周期において容易に検査することができ、歯肉炎の進行の予防あるいは完治に対してブラッシングの効果を時系列に確認することが可能となり、歯肉炎の予防及び完治に対するブラッシングの必要性を認識することができる歯肉炎検査システム、歯肉炎検査方法及びそのプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態による歯肉炎検査システムの構成例を示す概略ブロック図である。 歯周画像データの各ピクセルの対象色データを抽出する処理の一例を説明する図である。 参照色データの一例として、本実施形態において色相7.5Rにおいて参照色データとして抽出された色データを示す図である。 参照色テーブルデータベース110に予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの構成例を示す図である。 表示色テーブルデータベース111に予め書き込まれて記憶されている表示色テーブルの構成例を示す図である。 検査結果テーブルデータベース112に書き込まれている検査結果テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態による歯肉炎検査システム1の配合インキテーブルの作成における動作例を示すフローチャートである。 歯肉炎検査の検査結果を示す端末の表示部に表示される表示画面を説明する図である。 歯周画像データ抽出部103が歯周画像データを抽出する処理の動作例を示すフローチャートである。 歯周画像データの抽出処理を説明する撮影枠内の撮像画像である部分撮像画像の一例を示している。 本実施形態における歯肉炎検査システムのシステム構成の例を示す図である。する処理を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態による歯肉炎検査システムについて説明する。図1は、本発明の一実施形態による歯肉炎検査システムの構成例を示す概略ブロック図である。図1における歯肉炎検査システムは、例えば、ユーザが自身の端末から歯肉炎を検査するアプリケーションの配布を行う歯肉炎検査サーバにアクセスし、この歯肉炎検査サーバから歯肉炎検査システムのアプリケーションをダウンロードする(後述する図11)。そして、ダウンロードしたアプリケーションのソフトウェアをユーザの端末において実行した際、端末のメモリに展開される歯肉炎検査システムの構成例を示している。本実施形態において、端末は、タッチパッドコンピュータ、スマートフォン、ノートパソコンなどの携帯端末や、パーソナルコンピュータ、サーバの固定端末などである。
本実施形態による歯肉炎検査システム1は、撮像画像入力部101、色空間変換部102、歯周画像データ抽出部103、ピクセル選択部104、色データ比較部105、表示色選択部106、表示色出力部107、検査結果出力部108、撮影枠表示部109、参照色テーブルデータベース110、表示色テーブルデータベース111及び検査結果テーブルデータベース112の各々を備えている。端末においてアプリケーションが起動されると、歯肉炎検査システム1のデータの処理単位である上記各部は、アプリケーションの実行手段として端末の記憶部のメモリ上に展開される。
撮像画像入力部101は、上記端末に付加されている撮像装置から、口腔内の画像データである撮像画像を歯肉炎検査システム1に入力するインターフェースである。
色空間変換部102は、歯周画像データからピクセル選択部104が選択した各ピクセルの色データを、例えばRGB(Red、Green、Blue)の色空間の形式から、Labの色空間(明度を意味する次元Lと補色次元のaおよびbの色空間)の形式に変換する。
歯周画像データ抽出部103は、口腔内を撮像した撮像画像から、歯肉炎の検査を行う検査対象の部位として、歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像データである歯周画像データを抽出する(この歯周画像データを抽出する処理の詳細については後述する)。
ピクセル選択部104は、複数のピクセルを囲む大きさの選択枠により、上記歯周画像データのピクセル上において上記選択枠をピクセル単位(1ピクセル単位)で移動させる。そして、ピクセル選択部104は、上記選択枠で囲まれた複数のピクセルを選択し、選択された複数のピクセルの各々の色データを歯周画像データから抽出する。
図2は、歯周画像データの各ピクセルを選択枠により選択する処理の一例を説明する図である。本実施形態において、ピクセル選択部104は、複数のピクセル、例えば本実施形態においては9個のピクセルを、3×3のマトリクスとして選択枠SWにより選択する。また、CPは、選択枠SWの複数のピクセルにおいて、この選択枠SWの中央に位置するピクセルを示している。
図1に戻り、ピクセル選択部104は、ピクセルCPの表示色を求めるために用いる選択枠SW内の9個全てのピクセルの対象色データを抽出する。すなわち、ピクセル選択部104は、歯周画像データの各ピクセルの表示色を求めるため、歯周画像データ内のピクセルの各々が選択枠SWの中央となるように、x方向及びy方向の各々に対してピクセル単位で選択枠SWを移動させる。そして、ピクセル選択部104は、選択枠SWを移動させる毎に、順次、ピクセルCPの表示色を求めるために用いる選択枠SW内の全てのピクセルの対象色データを抽出する。
色データ比較部105は、参照色テーブルデータベース110に記憶されている参照色データテーブルに記憶されている参照色データから、Labの色空間の形式に変換した各ピクセルの色データである対象色データと一致する(あるいは最も近い)参照色データを検索する。
参照色テーブルデータベース110は、上述した参照色データテーブルが予め書き込まれて記憶されている。参照色データテーブルは、「JIS標準色票」あるいは「マンセル色票(マンセル表色系の色票集)」における色データを参照色データとして用いている。ここで、発明者は、複数の人間の歯肉を撮像装置により撮像し、撮像した撮像画像において歯肉の領域の各ピクセルの色相の分布を解析し、人間の歯肉(歯肉炎の人間の歯肉を含む)の色相が「マンセル色票」における2.5R、5R、7.5R、10R、10RPに含まれる色データのいずれかに分布していることを見いだした。
また、この色相2.5R、5R、7.5R、10R、10RPの各々における参照色データから、歯肉炎である可能性の高い歯肉の色データと一致する(あるいは最も近い)色データを抽出し、抽出した色データを上記参照色データテーブルの参照色データとして用いている。すなわち、複数の歯肉炎である人間の口腔内の撮像画像において、実際に歯肉炎であると歯科医や歯科衛生士が判断した部分の歯肉のピクセルの色データを抽出し、この抽出した色データと近い色データを、色相2.5R、5R、7.5R、10R、10RPの各々における色データから抽出して、抽出された色データを参照色データとした。
図3は、参照色データの一例として、本実施形態において色相7.5Rにおいて参照色データとして抽出された色データを示す図である。すでに説明した複数の人間における歯肉の色データをマンセル色票の各色相の色データにマッピングした結果、色相7.5Rにおける色データにおいては、(彩度,明度)=(6,4)、(6,5)、(6,6)、(8,4)、(8,5)、(8,6)、(10,5)が歯肉の色に近い色データ、すなわち参照色データとして抽出された。この抽出された参照色データにおいて、(彩度,明度)=(6,4)、(6,5)、(6,6)、(8,4)は歯肉炎となっていない健康な歯肉である可能性が高い参照色データである。
一方、(彩度,明度)=(8,5)、(8,6)、(10,5)は歯肉炎である可能性の高い歯肉の参照色データであり、特に、(彩度,明度)=(8,5)は重度の歯肉炎である可能性の高い歯肉の参照色データである。この重度か否かについても、歯科医と歯科衛生士が歯肉炎である歯肉の色から歯肉炎の状態を参照色データ毎に決定している。そして、この歯肉炎の状態は、本実施形態において歯肉炎係数として参照色データ毎に歯科医や歯科衛生士により設定されている。ここで、歯科医や歯科衛生士により、歯肉炎の治療において歯肉の色を観察し、観察した歯肉(正常、歯肉炎、重度の歯肉炎)の色と、マンセル色票との各色データとを比較し、歯肉炎係数をそれぞれの参照色データに対して設定している。
図4は、参照色テーブルデータベース110に予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの構成例を示す図である。
参照色データテーブルは、識別情報、参照色データ及び歯肉炎係数の各々が対応付けられている。識別情報は、参照色データを識別するための情報であり、例えば順番を示す番号などである。参照色データは、上述したマンセル色票から抽出した歯肉の色データとしての色相、彩度及び明度のデータが記憶されている。例えば、(色相,彩度,明度)=(7.5R,10,5)と記載されている。歯肉炎係数は、歯肉炎である可能性が高いか低いかを示す指標となる数値である。例えば、本実施形態において、歯肉炎係数は、歯肉炎の可能性が高いほど高い数値に設定され、歯肉炎の可能性が低く正常に近くなるほど低い数値に設定される。
図1に戻り、色データ比較部105は、上述したように、ピクセル選択部104が選択枠にて選択した9個のピクセル各々の対象色データと一致するあるいは最も近い参照色データそれぞれを、参照色データテーブルから検索する。このとき、色データ比較部105は、ピクセルの各々の対象色データと一致あるいは最も近い参照色データが検索されると、それぞれの参照色データ対応付けられている歯肉炎係数を参照色データテーブルから読み出し、表示色選択部106に対して出力する。
表示色選択部106は、色データ比較部105から選択枠にて選択されたピクセルの各々の歯肉炎係数を加算して合計値を算出し、この合計値を選択枠の中心にあるピクセルの歯肉炎係数積算値とする。すなわち、表示色選択部106は、選択枠にて選択された複数のピクセルの対象色データから、選択枠の中央のピクセルの歯肉炎である可能性を示す指標としての歯肉炎係数積算値を求める。また、表示色選択部106は、算出した歯肉炎係数積算値から、歯周画像データにおける上記選択枠の中心にあるピクセルを端末の表示部に表示させる際の色データである歯肉炎の状態(歯肉炎の可能性の程度を示す状態)を示す表示色を、表示色テーブルデータベース111に記憶されている表示色テーブルから読み出す。
図5は、表示色テーブルデータベース111に予め書き込まれて記憶されている表示色テーブルの構成例を示す図である。
表示色テーブルは、歯肉炎係数積算範囲と表示色とが対応付けられている。歯肉炎係数積算範囲は、歯肉炎の状態に対応して、正常から重度(歯周炎になる可能性の高い)の歯肉炎までの歯肉炎係数積算値を複数の段階に分割した、歯肉炎係数積算値の範囲である。例えば、参照色データテーブルにおいて、参照色データに対応する歯肉炎係数が、歯肉炎の可能性が最も低い0から、重度の歯肉炎の可能性が最も高い100で設定されている場合、選択枠が9個のピクセルを選択するため、歯肉炎係数積算値は最低値が0であり、最高値が900となる。
これにより、最も重度の歯肉炎の可能性を示す歯肉炎係数積算値が900であり、正常の歯肉である可能性を示す歯肉炎係数積算値が0である場合、表示色テーブルにおける歯肉炎係数積算範囲は、正常を示す0から最も重度の歯肉炎を900まで、例えば100段階に分割され、それぞれ順次段階毎に表示色の色データが変化するグラデーションとして設定されている。例えば安全を示す緑から、歯肉炎の可能性を示して注意を喚起する黄色となり、最終的に重度の歯肉炎の可能性を示して危険を喚起する赤までに順次変化させて設定されている。
図1に戻り、表示色選択部106は、求めた歯肉炎係数積算値が含まれる歯肉炎係数積算範囲を表示色テーブルデータベース111の表示色テーブルから検索する。そして、表示色選択部106は、検索された歯肉炎係数積算範囲に対応する表示色を読み出し、この読み出した表示色を選択枠にて選択された複数のピクセルにおいて中央のピクセルの表示色とする。
上述したように、色データ比較部105及び表示色選択部106の各々は、ピクセル選択部104が選択枠を図2に示す様に、歯周画像データの配列するピクセル上においてx方向及びy方向の各々にずらす毎に、順次、選択枠の中央のピクセルの表示色を求める。そして、色データ比較部105及び表示色選択部106の各々は、上述した処理により、歯周画像データの配列するピクセルの全ての表示色を求める。すなわち、本実施形態においては、選択枠で選択される複数のピクセルの対象色データから、選択枠の中央のピクセルの表示色を選択することにより、歯周画像データの各ピクセルにおけるノイズなどの影響を低減させることができ、高い精度によって歯肉炎の状態の判定を行うことができる。
また、本実施形態においては、表示色選択部106が選択枠で選択されたピクセルの各々の歯肉炎係数を積算して歯肉炎係数積算値を求めて、この歯肉係数炎積算値により選択枠の中央のピクセルの表示色を求めている。しかしながら、選択枠で選択されたピクセルの各々の歯肉炎係数の平均値である歯肉炎係数平均値を表示色選択部106が求める構成としても良い。
この場合、表示色テーブルにおける歯肉炎係数積算範囲を歯肉炎係数平均範囲とし、歯肉炎係数平均範囲は、最低値が0であり、最高値が100となる。これにより、最も重度の歯肉炎の可能性を示す歯肉炎係数平均値が100であり、正常の歯肉である可能性を示す歯肉炎係数平均値が0である場合、歯肉炎係数平均範囲は、正常を示す0から最も重度の歯肉炎を100まで、例えば100段階に分割され、それぞれ順次色が変化するグラデーションとして予め設定されている。
表示色出力部107は、口腔内の画像データである撮像画像における歯周画像データの領域の各ピクセルを上述のように求めた表示色に変換する。
また、表示色出力部107は、歯周画像データの全ての歯肉炎係数積算値の合計値を求め、この合計値を歯周画像データの全てのピクセル数で除算し、平均歯肉炎係数積算値を求める。そして、表示色出力部107は、表示色テーブルデータベース111の表示色テーブルを参照し、平均歯肉炎係数積算値の含まれる歯肉炎係数積算範囲を検索する。
次に、表示色出力部107は、検索された歯肉炎係数積算範囲に対応する表示色を抽出し、この抽出した表示色を歯周画像データ全体の歯肉炎の状態を示す指標(口腔内歯肉炎状態情報)とする。これにより、利用者は、口腔内における歯肉炎が全体的に進行している状態にあるのか、あるいは改善している状態にあるのかをビジュアル的に確認することができ、ブラッシングを行うことによる歯肉炎の状態を逐次チェックすることができる。
図6は、検査結果テーブルデータベース112に書き込まれている検査結果テーブルの構成例を示す図である。検査結果テーブルは、日時、原画像インデックス、結果画像インデックス、口腔内歯肉炎状態情報が対応付けられている。日時は、口腔内の撮像画像を撮像した日及び時間を示している。原画像インデックスは、対応する日時に撮像された撮像画像の記憶されている領域を示すアドレスなどを示している。結果画像インデックスは、対応する日時に撮像された撮像画像における、各ピクセルの色データが上記表示色に変換された歯周画像データの記憶されている領域を示すアドレスなどを示している。口腔内歯肉炎状態情報は、表示色テーブルにおいて平均歯肉炎係数積算値の含まれる歯肉炎係数積算範囲に対応した表示色である。
図1に戻り、撮像画像入力部101は、アプリケーションが起動された後、撮像された口腔内の撮像画像を端末のメモリに書き込み、また、撮像画像を書き込んだメモリのアドレスを検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルの原画像インデックスに書き込む。このとき、撮像画像入力部101は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルに撮像画像を撮像した日時を、撮像画像の対応させて書き込む。
また、表示色出力部107は、各ピクセルを表示色に変換した歯周画像データを端末のメモリに書き込み、また、歯周画像データを書き込んだメモリのアドレスを、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルの結果画像インデックスに書き込む。
検査結果出力部108は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、原画像インデックス、結果画像インデックス、口腔内歯肉炎状態情報を読み出す。そして、検査結果出力部108は、原画像インデックスにより端末のメモリから撮像画像を読み出し、読み出した撮像画像を端末の表示部に表示する。また、検査結果出力部108は、結果画像インデックスにより端末のメモリから歯周画像データを読み出し、読み出した歯周画像データを、端末の表示部に表示されている撮像画像の歯周画像データの領域に上書きする。
撮影枠表示部109は、アプリケーションが起動されて口腔内を撮像する際、端末の表示部の表示画面に対して、口腔内を撮像する位置を示す撮影枠を表示する。利用者は、端末に表示部に表示されている撮影枠の中に自身の口腔内が入るように撮像画像を撮像する。これにより、上述した歯肉炎の判定を行う画像処理としては、撮像画像の撮影枠内のみを行えば良いため、端末の負荷を低減させて、歯肉炎の判定の処理を高速化することができる。
次に、図7は、本実施形態による歯肉炎検査システム1の配合インキテーブルの作成における動作例を示すフローチャートである。以下、この図7を用いて、本実施形態による本実施形態による歯肉炎検査システム1の歯肉炎の検査の処理を説明する。以下の処理は、端末によりアプリケーションが起動され、端末のメモリ上において歯肉炎検査システム1の各処理部が実行手段として展開されていることを前提として説明する。また、撮像画像の色データの色空間がRGBの色空間の形式として説明する。
ステップS101:
利用者は、端末に付属した撮像装置により、自身の口腔内の画像を撮像する。このとき、端末の表示部の表示画面には、上記撮像装置の撮像方向の撮影対象が表示されている。また、撮影枠表示部109は、上記端末の表示部の表示画面に対して、利用者の口腔内の画像を撮像する撮像範囲を示す撮影枠を表示する。これにより、利用者は、撮影枠内に口腔内の画像が含まれるように、撮像画像を撮像する。
そして、撮像画像入力部101は、上記撮像装置から撮像画像を入力し、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルに対して、撮像画像を撮像した日時と、この日時の撮像画像を書き込んだメモリの領域を示す原画像インデックスを書き込む。
ステップS102:
色空間変換部102は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、原画像インデックスを読み出す。そして、色空間変換部102は、原画像インデックスにより撮像画像のデータをメモリから読み出し、撮像画像の各ピクセルの色空間の形式を、RGBの色空間の形式から、Labの色空間の形式に変換する。
ステップS103:
歯周画像データ抽出部103は、撮像画像における撮影枠内における画像データ(以下、部分撮像画像)から、歯周画像データを抽出する。
このとき、歯周画像データ抽出部103は、部分撮像画像において歯の部分を抽出することで、歯と歯肉との境界を検出し、この境界から所定の歯肉の範囲を歯周画像データとして抽出する(詳細については、後述)。
ステップS104:
ピクセル選択部104は、例えば上記歯周画像データにおいて、選択枠により9個のピクセルを選択し、選択したピクセルの各々の歯周画像データにおける座標位置を、色データ比較部105に対して出力する。
ステップS105:
色データ比較部105は、ピクセル選択部104から供給されたピクセルの座標位置により、歯周画像データから9個の各ピクセルの参照色データを読み込む。
そして、色データ比較部105は、読み込んだ9個のピクセル各々の対象色データと一致するあるいは最も近い参照色データを、参照色テーブルデータベース110の参照色データテーブルからそれぞれ検索する。このとき、色データ比較部105は、ピクセルの各々の対象色データと最も近い参照色データが検索されると、それぞれの参照色データ対応付けられている歯肉炎係数をそれぞれ読み出して取得し、表示色選択部106に対して出力する。
ステップS106:
表示色選択部106は、色データ比較部105から供給される選択枠内の9個の各ピクセルの歯肉炎係数を積算することで集計し、歯肉炎係数積算値を算出する。
ステップS107:
表示色選択部106は、表示色テーブルデータベース111の表示色テーブルを参照し、算出した歯肉炎係数積算値が含まれる歯肉炎係数積算範囲を検索する。また、表示色選択部106は、検索された歯肉炎係数積算範囲に対応して記憶されている表示色のデータを選択して読み出す。
そして、表示色選択部106は、選択した表示色を歯肉炎の判定処理における判定結果として、選択枠の中央の座標のピクセルの色データとする。
ステップS108:
表示色出力部107は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルの結果画像インデックスを参照し、端末のメモリに記憶されている歯周画像データにおける、選択枠の中央のピクセルの色データを、表示色選択部106が選択した表示色データに変換する。
ステップS109:
次に、表示色出力部107は、歯周画像データにおける全てのピクセルが元の色データから表示色データに変換されたか否か、すなわち歯周画像データに対する歯肉炎の判定処理が終了したか否かの判定を行う。この判定は、例えば、歯周画像データにおける各ピクセルに対して変換フラグを付与して構成しても良い。すなわち、表示色出力部107は、表示色に変換したピクセルの変換フラグを立て、全てのピクセルの変換フラグが立っているか否かにより、歯周画像データの全てのピクセルの色データを表示色のデータへ変換する処理が終了したことを判定するようにしても良い。
このとき、表示色出力部107は、歯周画像データにおける全てのピクセルの表示色への変換が終了した場合、処理をステップS111に進める。一方、表示色出力部107は、歯周画像データにおける全てのピクセルの表示色への変換が終了していない場合、処理をステップS104に進める。
ステップS110:
ピクセル選択部104は、歯周画像データのピクセルの全てが表示色に変換されていない場合、図2に示すように、選択枠SWをx方向及びy方向にシフトさせ、表示色に変換されていないピクセルを選択枠の中央とし、新たな9個のピクセルを選択する。このとき、ピクセル選択部104が上述した変換フラグを用いて、表示色に変換されていないピクセルが選択枠の中央に位置するように、選択枠をx方向及びy方向にシフトさせて移動させても良い。
ステップS111:
表示色出力部107は、歯周画像データにおける全てのピクセルの歯肉炎係数積算値の合計値を求め、この合計値を歯周画像データの全てのピクセル数で除算することで、平均歯肉炎係数積算値を求める。
そして、表示色出力部107は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルの口腔内歯肉炎状態情報の欄に対して、算出した平均歯肉炎係数積算値を書き込んで記憶させる。
検査結果出力部108は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルを参照して、原画像インデックス、結果画像インデックス、口腔内歯肉炎状態情報を読み出す。そして、検査結果出力部108は、原画像インデックスにより端末のメモリから撮像画像を読み出し、読み出した撮像画像を端末の表示部に表示する。また、検査結果出力部108は、結果画像インデックスにより端末のメモリから歯周画像データを読み出し、読み出した歯周画像データを、端末の表示部に表示されている撮像画像の歯周画像データの領域に上書きする。検査結果出力部108は、読み出した口腔内歯肉炎状態情報を端末の表示部に表示する。
このとき、検査結果出力部108は、現在の撮像画像の直前の撮像画像に対応した口腔内歯肉炎状態情報を読み出し、現在表示している口腔内歯肉炎状態情報と比較し、比較結果によってコメントを表示するように構成されても良い。このコメントは、口腔内歯肉炎状態情報に対応付けて検査結果テーブルデータベース112に予め書き込まれて記憶されている。例えば、現在の口腔内歯肉炎状態情報が前回の口腔内歯肉炎状態情報が改善されている場合、すなわち平均歯肉炎係数積算値が現在の方が前回より下回っている場合、「ブラッシングの効果がでています。」というようなコメントを表示する。
一方、現在の口腔内歯肉炎状態情報が前回の口腔内歯肉炎状態情報が悪化している場合、すなわち平均歯肉炎係数積算値が現在の方が前回を超えている場合、「ブラッシングが不十分のようです。もう少しがんばりましょう。」というようなコメントを表示する。また、現在の口腔内歯肉炎状態情報が歯肉炎である可能性が高い場合、「歯ぐきが赤くなっています。歯みがきの時に歯ぐきから血が出たりしませんか?歯科医院で見てもらいましょう。」というコメントを表示する。また、現在の口腔内歯肉炎状態情報が前回の口腔内歯肉炎状態情報が変化していない場合、すなわち平均歯肉炎係数積算値が現在と前回とが同様の場合、「ブラッシングの効果がでていますが、改善のためにもう少しがんばりましょう。」というようなコメントを表示する。
図8は、歯肉炎検査の検査結果を示す端末の表示部に表示される表示画面を説明する図である。ここで、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域600に対して、歯肉炎の検査結果を示す、色データが表示色に変換された歯周画像データ(後述する図10の歯周画像データ505)が上書き口腔内の撮像画像を、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルにおける結果画像インデックスにより読み出して表示する。
また、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域601に対して、表示領域600に表示される撮像画像を撮像した日、すなわち歯肉炎の検査を行った日時を表示する。また、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域602に対して、ユーザの口腔内全体の歯肉炎の状態を示すため、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから読み出した平均歯肉炎係数積算値(評価点)を表示する。
また、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域603に対して、平均歯肉炎係数積算値に基づいた口腔内歯肉炎状態情報に対応するコメントを表示する。検査結果出力部108は、表示画面の表示領域604に対して、歯肉炎係数積算値に基づいて決定された、歯肉が正常な段階から歯肉炎の可能性の高い段階までの複数の段階の表示色の変化を示すグラデーションの画像を表示する。
例えば、このグラデーションの画像は、正常の青から、ブラッシングに注意する黄色を経て、歯肉炎の可能性が高く歯科医院に行くことを促す必要のある赤まで段階毎に変化している。また、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域605に対して、平均歯肉炎係数積算値に対応した表示色、すなわちユーザの口腔内全体の歯肉炎の状態を示す表示色の画像を表示する。これにより、ユーザは、自身の現在の口腔内の歯肉の状態をビジュアル的に知ることができる。
また、検査結果出力部108は、表示画面の表示領域606に対して、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、全ての日時のデータを読み出し、過去にユーザが行った検査結果の履歴が表示される。これにより、時系列に平均歯肉炎係数積算値(評価点)の変化を見ることにより、ブラッシングの効果の有無、あるいは歯肉炎の可能性の変化を容易に確認することができる。
さらに、表示領域606において、ユーザが現在の歯肉炎の結果画像と比較したい日時を選択することにより、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、ユーザの選択した日時の結果画像インデックスを読み出し、この結果画像インデックスによりユーザの選択した日時の結果画像を読み出し、現在の結果画像と並べて表示する。これにより、ユーザが現在の歯肉炎の状態と比較したい日時における歯肉炎の状態との比較を容易に行うことが可能となる。
上述したように、本実施形態によれば、ユーザが端末にダウンロードした歯肉炎検査システムのアプリケーションを起動し、ユーザが自身の口腔内の撮像画像を撮像し、起動された歯肉炎検査システムに対して撮像画像を用いた歯肉炎の状態の判定処理を実行させることで、ユーザが自身の歯肉における歯肉炎の状態の判定が自身の端末において短い周期において容易に検査することができ、ブラッシングを行った結果としての歯肉の状態を短い周期で時系列に確認することが可能となり、歯肉炎の予防及び完治に対するブラッシングの必要性を認識することができる。
次に、上述した歯周画像データの抽出処理を図9及び図10を用いて詳細に説明する。図9は、歯周画像データ抽出部103が歯周画像データを抽出する処理の動作例を示すフローチャートである。図10は、歯周画像データの抽出処理を説明する撮影枠内の撮像画像である部分撮像画像の一例を示している。図10において、500が部分撮像画像における口腔内の画像データである。501が歯の領域であり、502が歯肉の領域である。503が歯の領域501と歯肉の領域502との境界である。504が境界503を膨張させた膨張境界504である。505が境界503と膨張境界504とに囲まれた歯周画像データである。
以下、図7における歯周画像データの抽出処理の動作の説明を行う。
ステップS201:
歯周画像データ抽出部103は、Labの色空間の形式に変換した撮像画像から、aチャンネルのみを抽出する。部分撮像画像における歯肉の部分の色成分は、グリーンからレッドの範囲の色成分に含まれているため、本実施形態においてはLabの色空間のaチャンネルのみの情報を用いる。
そして、歯周画像データ抽出部103は、部分撮像画像のaチャンネルのみの画像をモノクロ画像に変換する。
ステップS202:
歯周画像データ抽出部103は、モノクロ画像を所定の閾値(例えば、256階調の場合であれば、128階調)で白と黒とに2値化し、2値化した後に反転させ、反転画像を生成する。
ステップS203:
歯周画像データ抽出部103は、生成した反転画像において、白の部分(図10の歯肉の領域502)と黒の部分(図10の歯の領域501)の領域との境界(図10の境界503)に接した黒の部分のピクセルを検出し、このピクセルを歯の輪郭線(実質的に図10の境界503となる)として抽出する。ここで、黒の部分(歯の領域1)のピクセルを境界503とすることにより、歯肉の領域502の部分のピクセルが歯周画像データから除かれることを防止している。
ステップS204:
歯周画像データ抽出部103は、抽出した境界503を用いて、反転画像において抽出した境界503の外側の領域、すなわち白の部分(歯の領域501を除いた反転画像の歯肉の領域502のみの画像データ)の画像データを抽出するためのマスク画像を生成する。
ステップS205:
次に、歯周画像データ抽出部103は、マスク画像の境界503を、境界503の重心から所定の割合で、重心から離れる方向に伸ばし(膨張させ)、膨張させた膨張境界504の内側(白の部分を膨張させた膨張境界504の内部の画像データ(後述するマスク内画像))を抽出するための膨張マスク画像を生成する。
ステップS206:
そして、歯周画像データ抽出部103は、部分撮像画像に生成した膨張マスク画像を重ね合わせ、部分撮像画像から膨張した膨張境界504の内側の画像データをマスク内画像として抽出する。このマスク内画像は、上述したように、部分撮像画像における歯の領域501と、歯と歯肉との境界503近傍の歯肉の領域502の画像データ(歯から所定の幅の歯周画像データ)とが含まれている。
ステップS207:
歯周画像データ抽出部103は、抽出したマスク内画像に対してマスク画像を重ね合わせ、マスク内画像からマスク画像の外側の領域(歯周画像データ505)を抽出し、この抽出したマスク外画像を歯周画像データ505として出力する。この歯周画像データ505は、図10に示す様に、歯肉の領域502において、歯肉と歯との境界503と、歯から所定の距離が離れた歯肉の領域502内の線分までの幅を有する歯肉の領域である。
これにより、歯肉炎の状態を検出する必要のある歯肉の部分のみの画像データとして、部分撮像画像から歯周画像データを抽出することができ、歯肉炎の判定の処理を行う画像データの領域を特定することが可能となり、歯肉炎の判定処理の負荷を低減させ、判定処理を高速化することができる。
また、利用者が図示しない入力手段により、例えば端末の表示部に表示されている履歴表示のアイコンを選択した場合、検査結果出力部108は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、直前の日時の結果画像インデックスを読み出し、この結果画像インデックスにより直前の日時の結果画像を読み出し、現在の結果画像と並べて表示するように構成しても良い。これにより、ユーザが現在の歯肉炎の状態と前回の判定の時点における歯肉炎の状態との比較を容易に行うことが可能となる。
また、端末の表示部に表示されている履歴表示のアイコンを選択した場合、検査結果出力部108は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、全ての日時のデータを読み出して表示部に表示するように構成しても良い。この構成の場合、ユーザが現在の歯肉炎の結果画像と比較したい日時を選択することにより、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、ユーザの選択した日時の結果画像インデックスを読み出し、この結果画像インデックスによりユーザの選択した日時の結果画像を読み出し、現在の結果画像と並べて表示する。これにより、ユーザが現在の歯肉炎の状態と比較したい日時における歯肉炎の状態との比較を容易に行うことが可能となる。
また、端末の表示部に表示されている全履歴表示のアイコンを選択した場合、検査結果出力部108は、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、全ての日時の口腔内歯肉炎状態情報を読み出して表示部に表示するように構成しても良い。この構成の場合、検査結果テーブルデータベース112の検査結果テーブルから、口腔内歯肉炎状態情報である表示色を読み出し、最も過去の日時から最も新しい日時の順番に、この読み出した各日時の口腔内歯肉炎状態情報を並べて表示する。これにより、ユーザが現在の歯肉炎の状態が過去からどの程度変化しているかをビジュアル的に確認することができ、ブラッシングの効果を時系列に容易に観察することが可能となる。
また、図7のステップS102における「色データをRGBからLabに変換」する処理において、色空間変換部102が色データの形式をRGBの色空間の形式からLabの色空間の形式に変換する際、撮像画像の色データの補正を行う構成としても良い。撮像画像の色データは、同一の対象を撮像したとしても、周囲から対象に対して照射される光の影響を受けることから、歯肉炎の判定を撮像画像を用いて行う際、判定の精度を向上させる場合、異なる波長の光の下や室外における色の差を補正する必要がある。
例えば、口腔内の撮像画像を撮像する際、色校正用カラーパッチが印刷された校正用被写体が、口腔内とともに撮像画像に含まれるように撮像する。色空間変換部102は、撮像された撮像画像から上記色校正用カラーパッチの画像データ(以下、パッチ画像データ)を抽出し、パッチ画像データにおけるの色データと予め設定されている色校正用カラーパッチの色データとを比較する。そして、色空間変換部102は、パッチ画像データにおける色データを、予め設定されている色校正用カラーパッチの色データに変換する補正を行う色変換行列を生成する。
そして、色空間変換部102は、生成した色変換行列により、撮像画像の各ピクセルの色データの補正を行う(特開012−65192に記載の色データの補正方法)。また、例えば、この補正は、RGBの色空間形式の色データの時点において行う。この色データの補正の後、色空間変換部102は、撮像画像の色データの形式をRGBの色空間の形式からLabの色空間の形式に変換する。これにより、異なった光の環境において撮像画像の色データが常に基準となる色校正用カラーパッチに対応するように補正される。このため、歯肉炎判定におけるマンセル色票から抽出した参照色データとの比較の際、常に同一の光の環境で撮像された撮像画像を用いて行うことが可能となり、歯肉炎の判定の精度が向上するとともに、ブラッシングによる歯肉炎の改善あるいは悪化の時系列の変化を明確に利用者に対して示すことができる。
また、検査結果出力部108は、結果画像の歯周画像データの領域で、ユーザが選択した領域近傍の複数のピクセル(例えば、50×50ピクセル、100×100のピクセル)歯肉炎係数積算値の平均値を出力し、ユーザが選択した領域における歯肉炎の状態をピンポイントで表示するように構成しても良い。これにより、上述した本実施形態においては、歯肉に対する歯肉炎の判定結果として、結果画像の他に平均歯肉炎係数積算値による表示色が歯肉炎の状態の指標として表示されるが、結果画像における歯肉炎の可能性があると判定された歯肉の部分の歯肉炎係数の変化もユーザが行うことが可能となり、気になる箇所のブラッシングによる改善の度合いも確認することができる。
図11は、本実施形態における歯肉炎検査システムのシステム構成の例を示す図である。上述した実施形態においては、アプリケーションのプログラムを、歯肉炎検査サーバ301からインターネットを含む情報通信網300を介してダウンロードし、端末302あるいは携帯端末303にインストールすることにより、歯肉炎検査システムのアプリケーションを端末のメモリ上に展開して歯肉炎検査の機能を実現する構成例を示している。携帯端末303の場合、無線通信にてデータの送受信を行う際、ワイヤレスアクセスポイント304を介して情報通信網300に接続される構成となる。
また、多くの記憶領域を必要とするため、検査結果テーブルデータベース112、撮像画像及び結果画像を、端末302や携帯端末303ではなく、歯肉炎検査サーバ301に、ユーザの識別情報に対応して記憶するようにしても良い。この構成においては、ユーザが歯肉炎検査システムのアプリケーションにより、過去の履歴を参照する場合、検査結果出力部108が歯肉炎検査サーバ301にアクセスし、ユーザの識別情報に対応した検査結果テーブルデータベース112を参照する。
また、本実施形態においては、端末302及び携帯端末303でアプリケーションをダウンロードし、歯肉炎検査システムを端末302及び携帯端末303のメモリ上に展開して、歯肉炎検査の処理を行ったが、ダウンロードするのは歯肉炎検査システムとのやり取りを行うインターフェース機能のみとし、図1における歯肉炎検査システムの各部を歯肉炎検査サーバ301に設けても良い。この場合、ユーザがアプリケーションを起動すると、端末302及び携帯端末303にインストールされたインターフェースが、歯肉炎検査サーバ301にアクセスし、ユーザにより撮像された撮像画像を送信する。そして、歯肉炎検査サーバ内301の歯肉炎検査システムが歯肉炎検査を行い、結果画像を端末302及び携帯端末303に対して返信する。結果画像が返信されると、端末302及び携帯端末303が自身の表示画面に返信された結果画像を表示する。
また、図1における歯肉炎検査システム1における各々の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより歯肉炎の検査(歯肉炎の可能性があるか否かの判定)の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…歯肉炎検査システム
101…撮像画像入力部
102…色空間変換部
103…歯周画像データ抽出部
104…ピクセル選択部
105…色データ比較部
106…表示色選択部
107…表示色出力部
108…検査結果出力部
109…撮影枠表示部
110…参照色テーブルデータベース
111…表示色テーブルデータベース
112…検査結果テーブルデータベース
300…情報通信網
301…歯肉炎検査サーバ
302…端末
303…携帯端末
304…ワイヤレスアクセスポイント

Claims (11)

  1. 口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出部と、
    前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルと、
    前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較部と
    を備えることを特徴とする歯肉炎検査システム。
  2. 前記参照色データテーブルが参照色データと歯肉炎の状態を示す歯肉炎係数とが対応して書き込まれて記憶されており、
    色データ比較部が抽出した前記ピクセル毎の歯肉炎係数を前記参照色データテーブルから抽出し、
    前記歯肉炎係数に応じて歯肉炎の状態を示す表示色をピクセル毎に選択する表示色選択部と、
    前記撮像画像における前記歯周画像データの前記ピクセルの各々を、選択された前記表示色の色データにより出力する表示色出力部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の歯肉炎検査システム。
  3. 前記表示色が歯肉炎である可能性が低い状態から高い状態までの複数段階の状態毎に色分けされていることを特徴とする請求項2に記載の歯肉炎検査システム。
  4. 複数のピクセルを囲む大きさの選択枠を、歯周画像データ上においてピクセル単位でずらす毎に、囲まれた複数のピクセルの色データを抽出するピクセル選択部をさらに有し、
    前記色データ比較部が、前記ピクセル選択部の選択した複数のピクセルの各々に色データに対応する歯肉炎係数を前記参照色データテーブルから読み出し、
    前記表示色選択部が、前記選択枠内のピクセルの各々の歯肉炎係数に基づいて選択枠の中央のピクセルの表示色を求める
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の歯肉炎検査システム。
  5. 前記表示色選択部が、前記選択枠内の各ピクセルの前記歯肉炎係数の積算値あるいは平均値を、前記選択枠の中央のピクセルの歯肉炎係数とし、当該歯肉炎係数に対応する前記表示色を、前記選択枠の中央のピクセルの表示色とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の歯肉炎検査システム。
  6. 前記歯周画像データのピクセルの色データが表示色に変換された結果画像と、歯肉炎の検査を行った日時である検査日時とが対応付けられた検査結果テーブルと、
    前記日時における歯肉炎の検査毎に、検査を行った前記検査日時と、検査結果の前記結果画像とを前記検査結果テーブルに書き込んで記憶させる検査結果出力部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯肉炎検査システム。
  7. 色校正用カラーパッチを口腔内とともに撮像画像として撮像し、前記撮像画像における前記色校正用カラーパッチの色データにより、歯周画像データの色データを補正する色空間変換部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の歯肉炎検査システム。
  8. 前記撮像画像を撮像させる際、当該撮像画像を撮像する端末の表示画面に対し、口腔内の画像の位置を特定して撮像させる撮影枠を表示する撮影枠表示部
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の歯肉炎検査システム。
  9. 前記撮像画像を撮像した端末が、前記撮像画像を前記歯周画像データ抽出部に対して送信し、
    前記表示色出力部が、歯肉炎の検査結果である前記歯周画像データの画素が前記表示色の色データにより描画された前記撮像画像を前記端末に送信する
    ことを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の歯肉炎検査システム。
  10. 歯周画像データ抽出部が、口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出過程と、
    色データ比較部が、前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較部と
    を備えることを特徴とする歯肉炎検査方法。
  11. コンピュータを、
    口腔内を撮像した撮像画像から歯肉と歯との境界近傍における歯肉の領域の画像である歯周画像データを抽出する歯周画像データ抽出手段、
    前記歯周画像データのピクセル毎の色データを、前記歯周画像データの各ピクセルの色データと比較する歯肉炎の状態を示す歯肉の色データである参照色データが予め書き込まれて記憶されている参照色データテーブルの参照色データと比較することにより、前記ピクセルにおける歯肉炎の状態を判定するから色データ比較手段
    として機能させるためのプログラム。
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