JP2019024534A - Vehicle seat pad and method for manufacturing the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は車両用座席シートを構成する車両用シートパッド及びその製造方法に関する。 The present invention relates to a vehicle seat pad constituting a vehicle seat and a method for manufacturing the same.
自動車等の車両用座席シートの座部や背もたれを構成するシートパッドは、従来、快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡成形体で造られてきた。ただ近年になり、燃費向上に向け、その一部をポリスチロール発泡体等のビーズ発泡成形体に担わせて、車両の軽量化に応える動きがある(例えば特許文献1)。 Conventionally, a seat pad constituting a seat portion and a backrest of a vehicle seat such as an automobile has been conventionally made of a flexible polyurethane foam molded article so as to obtain a comfortable cushioning property. However, in recent years, there has been a movement toward reducing the weight of a vehicle by using a bead foam molded body such as a polystyrene foam body to improve fuel efficiency (for example, Patent Document 1).
しかるに、特許文献1をはじめとするビーズ発泡成形体は、その成形時に収縮し寸法精度を上げられないことから、発泡成形型へのセットが難しく、ポリウレタン発泡成形体の一体成形がしづらい問題がある。
そこで、軽量化を目指すのに、本発明者はビーズ発泡成形体に代えてブロー成形品を用いることを新たに検討しているが、そのままでは困難である。パリソンが熱可塑性樹脂のポリプロピレン樹脂等で構成され、このパリソンから造られるブロー成形体を、発泡成形型にセットして、軟質ポリウレタン発泡成形体を一体成形しようとしても、両者の結合性が悪く一体化が難しくなっている。
However, since the bead foam molded body including
Therefore, in order to reduce the weight, the present inventor has newly studied to use a blow molded product instead of the bead foam molded product, but it is difficult as it is. Even if the parison is made of a thermoplastic resin such as polypropylene resin, and the blow molded body made from this parison is set in a foam mold and an attempt is made to integrally form a flexible polyurethane foam molded body, the binding between the two is poor and the integral It is becoming difficult.
本発明は、上記問題を解決するもので、ブロー成形体を一部に用いながら軟質ポリウレタン発泡成形体との結合性を良好にし、軽量化を実現する車両用シートパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described problem, and provides a vehicle seat pad and a method for manufacturing the same that achieve good weight and weight reduction while using a blow-molded body as a part while improving the bonding property with a flexible polyurethane foam molded body. For the purpose.
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した車両用シートパッドであって、熱可塑性プラスチックの中空成形体に形成されたブロー成形品の芯パッドと、軟質ポリウレタン発泡成形体にして、その意匠面側に前記当たり面部分が形成され、且つ前記芯パッドの上面形状に内面がならうように形成されて、該芯パッドの上面を覆う表層パッドと、該表層パッドと前記芯パッド間に介在し、不織布から成って、一面側不織布部分に前記表層パッドの内面側が入り込んで接合一体化し、且つ他面側不織布部分に前記芯パッドの上面側が入り込んで接合一体化してなる接合材と、を具備することを特徴とする車両用シートパッドにある。請求項2の発明たる車両用シートパッドは、請求項1で、不織布が、スパンボンド不織布層の基層と、該基層の少なくとも前記芯パッド側に起毛を有して機械的に絡まる不織布層の外層とを結合して積層され、且つ該外層の目付よりも前記基層の目付が大になっていることを特徴とする。請求項3の発明たる車両用シートパッドは、請求項1又は2で、芯パッドをポリプロピレン樹脂ベースにする一方、前記不織布が、PET繊維の基層と、少なくとも前記芯パッド側にポリプロピレン繊維の外層とを結合して積層されていることを特徴とする。請求項4の発明たる車両用シートパッドは、請求項1〜3で、芯パッドに係る中空本体の下面に露出面を有して、該露出面をなだらかな一様に形成しながら、部分的に上面側に窪む凹所が形成されていることを特徴とする。請求項5の発明たる車両用シートパッドは、請求項1〜4で、芯パッドの下面寄り側壁にアンダーカット部が形成され、前記表層パッドが該芯パッドの上面側から該アンダーカット部の部位を覆って前記芯パッドの下面に達していることを特徴とする。請求項6の発明たる車両用シートパッドは、請求項1〜5で、芯パッドが中空本体の側壁から外方に張り出す鍔部が一体形成されたブロー成形品で、且つ該鍔部が前記表層パッドに埋設されていることを特徴とする。請求項7の発明たる車両用シートパッドは、請求項6で、芯パッドに、前記鍔部の一部が前記表層パッドの外側に出て、車体への接続固定用取付け部が設けられたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した車両用シートパッドの製造方法であって、芯パッドを成形するブロー成形型で、該芯パッドの上面側を成形する一方の割り型型面に、不織布からなるシート状接合材の一面側を向けて、該シート状接合材を割り型間にセットした後、該接合材の他面側不織布部分に、中空成形体に形成される芯パッドの上面側を入り込ませて接合一体化した接合材付き芯パッドをブロー成形し、次に、前記シート状接合材に係る前記不織布の一面側が下型に向くよう露出させて、前記接合材付き芯パッドを発泡成形型の上型キャビティ面にセットし、続いて、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体原料を注入すると共に型閉じし、その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記接合材の一面側不織布部分に内面側が入り込んで接合一体化する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項9の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項8で、不織布が、スパンボンド不織布層の基層と、該基層の少なくとも前記芯パッド側に起毛を有して機械的に絡まる不織布層の外層と、を結合して積層されていることを特徴とする。請求項10の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項8又は9で、芯パッドをポリプロピレン樹脂ベースにする一方、前記不織布が、PET繊維の基層と、少なくとも前記芯パッド側にポリプロピレン繊維の外層とを結合して積層されていることを特徴とする。請求項11の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項8〜10で、芯パッドの下面寄り側壁にアンダーカット部を形成し、該アンダーカット部の部位を前記芯パッドの上面側から覆って前記芯パッドの下面に達する前記表層パッドを発泡成形したことを特徴とする。請求項12の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項8〜11で、芯パッドの側壁から外方に張り出す鍔部を、該芯パッドのブロー成形で一体形成し、その後、前記表層パッドの発泡成形で該鍔部を埋設したことを特徴とする。請求項13の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項8〜12で、芯パッドの側壁に車体への接続固定用取付け部を前記ブロー成形で一体形成した後、前記表層パッドの発泡成形で該取付け部が前記表層パッドの外側に出るようにしたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the gist of the invention described in
The gist of the invention described in
本発明の車両用シートパッド及びその製造方法は、表層パッドとブロー成形品からなる芯パッドとの間に接合材を介在させて結合力を高め、その芯パッドをブロー成形の中空体にすることで軽量化し、さらに両者の結合力強化用鍔部や車体取付け部を設けることも可能になるなど優れた効果を発揮する。 The vehicle seat pad and the manufacturing method thereof according to the present invention include a bonding material interposed between the surface layer pad and the core pad made of the blow molded product to increase the bonding force, and the core pad is made into a blow molded hollow body. This makes it possible to reduce the weight, and to provide a superior effect such as the ability to provide a brim for strengthening the coupling force between the two and a vehicle body mounting part.
以下、本発明に係る車両用シートパッド(以下、単に「シートパッド」ともいう。)及びその製造方法について詳述する。図1〜図14は本発明のシートパッド及びその製造方法の一形態で、図1はシートパッドの斜視図、図2は図1のII-II線矢視図、図3は図2の円内拡大図、図4は図3の部分拡大図、図5は図2のV-V線矢視図、図6は図2のVI-VI線矢視図、図7は芯パッドの底面図、図8は型開状態のブロー成形型の型面に接合材をセットした断面図、図9は図8の円内拡大図、図10は図8の後、ダイスからパリソンを押出した断面図、図11は図10の後、型を閉じ、パリソン内へ気体を吹き込んで型面に該パリソンを押し付けた断面図、図12は接合材付き芯体を上型にセットし、発泡原料を注入する説明断面図、図13は型閉じした断面図、図14は表層パッドの発泡成形を終えた断面図を示す。尚、各図は判り易くするため、簡略化して発明要部を強調図示する。 Hereinafter, a vehicle seat pad (hereinafter also simply referred to as “seat pad”) according to the present invention and a manufacturing method thereof will be described in detail. 1 to 14 show one embodiment of the seat pad and the manufacturing method thereof according to the present invention, FIG. 1 is a perspective view of the seat pad, FIG. 2 is a view taken along the line II-II in FIG. 1, and FIG. 4 is a partially enlarged view of FIG. 3, FIG. 5 is a view taken along the line VV in FIG. 2, FIG. 6 is a view taken along the line VI-VI in FIG. 2, and FIG. 8 is a cross-sectional view in which a bonding material is set on the mold surface of the blow mold in the mold open state, FIG. 9 is an enlarged view in a circle in FIG. 8, FIG. 10 is a cross-sectional view in which a parison is extruded from a die after FIG. 11 is a cross-sectional view of FIG. 10 after closing the mold, blowing gas into the parison and pressing the parison against the mold surface, and FIG. 12 is an explanation of setting the core with bonding material to the upper mold and injecting the foaming raw material FIG. 13 is a sectional view in which the mold is closed, and FIG. 14 is a sectional view in which foaming of the surface layer pad is completed. It should be noted that, for the sake of clarity, each figure is simplified and the essential parts of the invention are highlighted.
(1)車両用シートパッド
車両用シートパッドSは、背もたれ用のバックパッドや着座した乗員の下半身を受け支えるクッションパッドである。本実施形態は車両後部座席の図1のようなクッションパッドに適用する。クッションパッドに表皮を被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッドに表皮を被せたシートバックと公知のヘッドレストとで、車幅方向中央に補助席部が付加された後部座席シートを形成する。
シートパッドSは、芯パッド1と接合材2と表層パッド5とを具備する(図2)。図2は紙面水平左方向が車両前方、図1では紙面斜め右上方向が車両前方になる。
(1) Vehicle Seat Pad The vehicle seat pad S is a back pad for backrest or a cushion pad that supports the lower body of a seated occupant. This embodiment is applied to a cushion pad as shown in FIG. If the cushion pad is covered with a skin to form a seat cushion, a seat back with a known back pad and a known headrest will form a rear seat with an auxiliary seat at the center in the vehicle width direction. To do.
The seat pad S includes a
芯パッド1は、熱可塑性プラスチックの中空成形体に形成されたブロー成形品で、シートパッドSの下半部を占める大きさになっている(図2)。芯パッド1は、そのブロー成形で中空本体1Aと、該中空本体1Aの側壁13から外方に張り出す鍔部1Bとが一体成形される。該鍔部1Bは、図11に示す中空体73のブロー成形時にパーティングライン上に現れるバリの部分を有効活用し一体成形加工してなるもので、中空本体側壁13の略中間高さに設けられる。鍔部1Bは表層パッド5(詳細後述)に埋設されて、表層パッド5との一体強化が図られる。庇状の鍔部1Bが中空本体側壁13沿いに略全周に亘って設けられるが、芯パッド1には、該鍔部1Bの一部を変形させ、図7のような取付け部15も設けられる。鍔部1Bの一部は、屈曲片状に形を変えて表層パッド5の外側へ出て、車体への接続固定用の通孔150(又は切欠き)を有する取付け部15に形成される(図6)。取付け部15は、図7のように鍔部1Bとつなげずに、分離してもよい。
本実施形態の芯パッド1はポリプロピレン樹脂製にし、接合材2(詳細後述)も芯パッド1側にポリプロピレン繊維製外層3Bを有する不織布が用いられる。
The
The
芯パッド1は前記鍔部1Bと共に中空本体1Aが表層パッド5に埋設されるが、中空本体1Aの下面は露出面19になる。該露出面19はなだらかな一様に形成しながら、部分的に上面側へ窪む凹所12が形成される。ここで、本発明でいう芯パッド1の上面側の「上面」とはバックパッドへの適用も鑑み、乗員が当接する側の面をいい、「下面」はその反対側の面をいう。シートパッドSが車両設置の図2の状態下にあるクッションパッドでいえば、芯パッド1の上面側の「上面」は図2の紙面上で文字通り芯パッド1の上面となり、中空本体1Aの「下面」も文字通り中空本体1Aの下面となる。凹所12には、角穴状にして発泡成形型Tへのセット保持用凹所123と、図2の波状溝のようにして芯パッド1の車幅方向に走る強度補強用凹所124と、がある。強度補強用凹所124は、芯パッド下面1b側が凹んで芯パッド上面1aの裏面側に達する立壁部分が補強柱となって、着座乗員の荷重を受ける中空芯体の部位を強度アップさせている。
芯パッド1は、また下面寄り側壁13が芯パッド下面1bに近づくに従い芯パッド1中央側へ傾倒して、アンダーカット部14を形成する。該アンダーカット部14の部位を、表層パッド5が芯パッド上面1a側から覆って、芯パッド下面1bにまで達している。
In the
The
表層パッド5は、ポリウレタン材料等の発泡樹脂原料を用いて、外形がクッションパッド座部形状に成形された発泡成形品である。少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分51を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成する。乗員が当接する意匠面5a側に当たり面部分51が設けられ、且つ内面5bが芯パッド1の上面形状にならうように設けられた表層パッド5が芯パッド上面1aを覆う。そして、芯パッド下面1bを露出面19として残しながら、芯パッド1の側壁13及び鍔部1Bを表層パッド5の側壁部55で埋設している。鍔部1Bによって表層パッド5に対する芯パッド1の勝手な動きを抑える。
ここでの表層パッド5は、乗員が座るメイン部5Aと、該メイン部の両外側で隆起して、該乗員に係る臀部,大腿部の側部を支えるサイド部5Bと、補助席部5Cとを備える(図1〜図6)。そして、図2で説明すると、表層パッド5は車両前方側の側壁部55がその上端で当たり面部分51とつながり、該当たり面部分51は車両後方へ向けその厚みが徐々に増し、乗員の臀部を支える部分で最大になる。その後は、厚みを小さくして斜面5Dを形成し、バックパッドとの合わせ部5Eに至る。
The
Here, the
接合材2は、不織布3からなるシート状部材である(図3)。シートパッドSが、表層パッド5用発泡成形型Tに芯パッド1をセットし、表層パッド5が芯パッド1を埋設して一体成形されて得られるが、表層パッド5を芯パッド1と結合一体化させるのが難しい。ポリプロピレン樹脂等からなるブロー成形品の芯パッド1への軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッド5の接着力は乏しく結合が困難である。
そこで、不織布3からなるシート状の接合材2を、表層パッド5と芯パッド1間に介在させて両者の連結が図られる。接合材2は、上面側(一面側)不織布部分32に表層パッド5の内面5bが接合一体化し、且つ下面側(他面側)不織布部分31に芯パッド1の上面1a側が入り込んで接合一体化する。ここで、本発明でいう接合材2の上面側の「上面」とは、前記芯パッド1の上面と同様、乗員が当接する側の面をいい、「下面」はその反対側の面をいう。
The
Therefore, the sheet-
接合材2は、図3のごとく表層パッド5の内面5b側が上面側(一面側)不織布部分32と接合一体化し、且つ芯パッド1の上面1a側が下面側(他面側)不織布部分31へ入り込んで不織布3と接合一体化する。本実施形態は、芯パッド1を造るブロー成形時のパリソン72が上面側不織布部分32に進入しない不織布構成にする。図4(イ)のごとく接合材2の下面側不織布部分31にブロー成形時のパリソン72が浸入するが、下面側不織布部分31の外層3Bにとどまるよう設定する。
In the
詳しくは、スパンボンド不織布層の基層3Aと、該基層3Aの少なくとも芯パッド1側に起毛を有して機械的に絡まる不織布層の外層3Bとが結合積層されている。不織布外層3Bの目付を100g/m2〜400g/m2の範囲とするが、基層3Aの目付は該外層3Bの目付よりも大に設定し、網目構造の目を詰める。これらの構成によって、芯パッド1のブロー成形でパリソン72が外層3B内にとどまって基層3A内へ進出し難くなる。
スパンボンド不織布層のスパンボンド不織布は、ふつうの紡糸と同様に樹脂チップを溶融し糸を作り、そのままコンベア上に堆積させてウェブを形成し、シート状に結合させた網目構造の不織布である。スパンボンド不織布層の基層3Aに、機械的に絡まる不織布層の起毛を有する外層3Bが結合するが、機械的に絡まる不織布の形成は、ニードルパンチや流体パンチ等による。ニードルパンチを用いる方法は、針でウェブを突き刺し外層3Bの繊維を基層3Aに絡ませる。ここでは、芯パッド1側の目付が小の外層3Bが目付が大の基層3Aを突き抜けない図4(イ)のような二層不織布としても、芯パッド1側の外層3Bが基層3Aを突き抜けているものでも構わない。尚、表層パッド5側にも外層3Bが設けられる三層不織布(図4のロ)を他態様品として用いてもよい。
Specifically, the
The spunbond nonwoven fabric of the spunbond nonwoven fabric layer is a nonwoven fabric having a network structure in which resin chips are melted to form yarns as in ordinary spinning, and are deposited on a conveyor as they are to form a web, which are bonded in a sheet form. The
さらに詳しくいえば、本接合材2たる不織布3は、PET繊維製基層3Aと、少なくとも芯パッド1側にポリプロピレン繊維製外層3Bとが結合して複合積層し、前記芯パッド1はポリプロピレン樹脂ベースにする。斯かる構成によって、芯パッド1のブロー成形で、接合材2の起毛のある不織布の外層3Bにパリソン72が浸入して、不織布3の下面側不織布部分31に芯パッド1の上面1a側が入り込んで接合一体化する。そして、外層3Bをポリプロピレン繊維にし、相溶性に優れるポリプロピレン樹脂ベースの芯パッド1の採用で、結合力が一層高まる接合材2付き芯パッド1を得る。芯パッド1が起毛のある外層3B内に入り込んで溶融結合する。
ここで、ブロー成形における芯パッド1のパリソン72が下面側不織布部分31の上記外層3Bを越え基層3A域にまで含浸する虞もある。しかるに、パリソン72は粘度が高く、またスパンボンド不織布層の基層3Aは機械的に絡まる外層3Bよりもパリソン72の浸入が難しくなっている。さらに目付が大で網目構造の目を詰めており、パリソン浸入を基層3A手前で止めることができる。パリソン72は芯パッド1用中空体73に成形された段階で外層3B内にとどまって、ブロー成形後に網目構造の基層3Aの姿が残る格好になる。加えて、PET繊維の基層3Aにして、万一、ポリプロピレン樹脂製パリソン72が該基層3Aに浸入しても溶融することがなく、基層3Aの網目構造が維持され易くなっている。
More specifically, the
Here, there is a possibility that the
接合材2は、また前記外層3Bの反対面の基層3A側で表層パッド5と一体化が図られる(図4のイ)。表層パッド5の発泡成形で、芯パッド1に接合一体化した接合材2の面とは反対の網目構造の基層3A側に、いいかれば上面側不織布部分32に、表層パッド5の内面5b側が入り込んで接合一体化する。表層パッド5となる発泡原料gが、発泡途中で接合材2に含浸して接合一体化する。表層パッド5側に外層3Bを設けた三層不織布(図4のロ)においては、表層パッド5側の外層3B側たる上面側不織布部分32に、状況によってはさらに基層3Aにまでに、表層パッド5の内面5b側が入り込んで接合一体化する。
かくのごとく、本発明のシートパッドSは、表層パッド5と芯パッド1が接合材2を介在させることで、強力に且つ確実に結合一体化し、ブロー成形体の芯パッド1によって軽量化を実現する所望のシートパッドSに仕上がっている。尚、符号53はアンダーカット部14を埋める表層パッド5の発泡成形部、符号59は縦溝591,横溝592等の吊溝を示す。
The
As described above, the seat pad S of the present invention has the
(2)車両用シートパッドの製造方法
前記シートパッドSは例えば次のような製法によって造られる。前記接合材2とブロー成形型6と発泡成形型Tとを用い、先ずブロー成形型6に接合材2をセットして芯パッド1をブロー成形し、接合材2付き芯パッド1を得る。その後、該接合材2付き芯パッド1を発泡成形型Tにセットし(図12)、接合材2の上面側(一面側)不織布部分32(露出側)に内面5bが接合一体化する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッド5を発泡成形するシートパッドの製造方法である(図14)。
(2) Manufacturing method of vehicle seat pad The seat pad S is manufactured by the following manufacturing method, for example. Using the
接合材2は不織布からなるシート状体である。接合材2は(1)シートパッドで述べたものと同様で、詳細説明を省く。本実施形態も図4(イ)のような不織布の接合材2を用いており、これをベースに述べる。
The
ブロー成形型6は、ブロー成形品を造る公知の装置で、ブロー成形品たる芯パッド1の外側形状が型面61に形成された一対の割り型6A,6Bと、両割り型6A,6B間に筒状パリソン72を押し出すダイス71と、を備える(図10)。芯パッド上面1a側を成形する割り型(一方の割り型)6Aにはシート状の接合材2をセットできるように例えば接合材セットピン64が設けられている(図8のイ)。また、割り型6Aの型面形状に合わせて予め成形した成形フェルト(成形不織布)の接合材2を使用する場合には、割り型6Aの型面61に接合材2のセット用凹み611が設けられてもよい(図8のロ)。接合材2を一方の割り型6Aの型面に上面側(一面側)不織布部分32を向けて一方の割り型6Aに取付けることで、一対の割り型6A,6B間に接合材2をセットし、次いで、型開状態にある割り型6A,6B間(詳しくは、接合材2と他方の割り型6B間)に、ダイス71からパリソン72を押し出し、該パリソン72を両割り型6A,6B内に挟み込む。挟み込んだパリソン72内へ図示しないブローピンで気体を吹き込み、その圧力で型面61にパリソン72を押し付けて接合材2付き芯パッド1用中空体73に成形できるブロー成形装置になっている(図8〜図11)。符号623は芯パッド1のセット保持用凹所123を形成するための突部、符号624は芯パッド1の強度補強用凹所124を形成するための突部、符号69は喰い切り突起を示す。
The
発泡成形型Tは、図12ごとくの分割型で、下型8と上型9とを備える。上型キャビティ面91には接合材2付き芯パッド1のセット保持用凸部923と芯パッド1の強度補強用凸部924が形成される。上型キャビティ面91に接合材2付き芯パッド1をセットし、ヒンジhgを支点にして図13のごとく型閉じすると、全体的にへこみ度合いが大きな下型キャビティ面81と一部に凸部92を有するものの略平坦な上型キャビティ面91とで、接合材2付き芯パッド1入りシートパッドSのキャビティCをつくる。図12〜図14の発泡成形では、下型キャビティ面81でシートパッドSの意匠面側が成形され、上型キャビティ面91でシートパッドSの裏面側が成形される。
The foaming mold T is a split mold as shown in FIG. 12 and includes a
前記接合材2とブロー成形型6と発泡成形型Tを用いて、シートパッドSが例えば次のように製造される。
まず、型開状態下、接合材2を割り型6Aの型面61に上面側(一面側)不織布部分32を向けて、割り型6Aにセットする(図8)。接合材2のセットは、割り型6Aに取付ける形態(図8のイ)に限らず、両割り型6A,6B間の割り型6A側に、図10(ロ)のようにクランプ65等を用いて吊るしておいてもよい。本実施形態の接合材2は、スパンボンド不織布層のPET繊維製基層3Aと、該基層3Aの少なくとも芯パッド1側に機械的に絡まる不織布層の起毛を有するポリプロピレン樹脂繊維製外層3Bとが結合する二層不織布(図4のイ,図9)とする。且つ該外層3Bの目付よりも前記基層3Aの目付が大になっている。パリソン72を挟持できるようにして開閉可能なブロー成形型6に係る一方の割り型6Aに係る型面61に接合材2の基層3A側不織布上面(一面)3aを向け、不織布3の外層側下面(他面)を他方の割り型6Bに向けて、一方の割り型6Aに不織布3からなる接合材2をセットする。
図示を省くが、接合材2が図4(ロ)の三層不織布の場合も、外層3B側の不織布下面を他の割り型6Bに向けてセットすることになる。また、一方の割り型6Aの型面形状に合わせて成形した成形不織布(成形フェルト)を用いる場合は、不織布3の上面3a側を、図9のようにブロー成形型6の型面凹み611に当接させてセットする。
Using the
First, under the mold open state, the
Although not shown, when the
次に、型開状態下、一対の割り型6A,6B間にダイス71からパリソン72を降下させる(図10)。このとき、パリソン72は接合材2と他方の割り型6Bとの間に降下する。続いて、該パリソン72を割り型6A,6Bで挟み込み、挟んだ型閉じ空洞部60内のパリソン72にブローピン(図示せず)を使ってエアを吹き込む。該型閉じ空洞部60内のパリソン72を膨らませ、接合材2に中空体73の壁面の一部が浸入,一体化した接合材2付き中空体73ができ、やがて、中空成形体に形成された芯パッド1の上面1aに接合材2が接合一体化した接合材2付き芯パッド1のブロー成形が完了する。芯パッド上面1a側が接合材2の下面側不織布部分31に入り込んで接合一体化した接合材2付き芯パッド1を造る(図11)。ブロー成形で、突部623により前記セット保持用凹所123が設けられ、突部624により前記強度補強用凹所124が設けられる。このブロー成形でパリソン72から中空体73にするとき、余剰のバリ79は喰い切り突起69によって除去されるが、パーティングライン上では、バリの一部が中空本体1Aと一体になる鍔部1B,取付け部15に成形される。芯パッド1は中空本体1Aに鍔部1B,取付け部15が一体のブロー成形品になる。型開,脱型し、鍔部1B,取付け部15以外のバリを除去して、図7のような接合材2付き芯パッド1を得る。
Next, the
続いて、接合材2の不織布上面3aが下型8に向くよう露出させて、前記接合材2付き芯パッド1を発泡成形型Tの上型キャビティ面91にセットする(図12)。芯パッド下面1bを上型キャビティ面91に当接させる発泡成形型Tで、シートパッドSが上下逆に成形されるので、不織布上面3aが下型8に向くようにして上型9にセットされる。上型9の凸部923をセット保持用凹所123に挿着して、接合材2付き芯パッド1が上型9に係止状態が保たれる。
Then, the nonwoven fabric
しかる後、下型キャビティ面81上に軟質ポリウレタン発泡体原料を注入すると共に型閉じする。型開状態のまま下型キャビティ面81上に、注入ホースNL等を使用してシートパッド成形用発泡原料gを所定量注入する。
そして、上型9を作動させ型閉じする(図13)。上型9と下型8との型閉じで、接合材2付き芯パッド1がインサートセットされたシートパッド用キャビティCができる。
Thereafter, a soft polyurethane foam raw material is injected onto the lower
Then, the
型閉じ後、主工程の発泡成形に移る。意匠面5a側に当たり面部分51を形成すると共に、接合材2の上面側不織布部分32に発泡原料gが含浸することで、上面側不織布部分32に内面5b側が入り込んで接合一体化する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッド5を発泡成形する(図14)。鍔部1Bを埋設し、また芯パッド1の下面寄り側壁13に形成したアンダーカット部14の部位を芯パッド上面1a側から覆って芯パッド下面1bに達する表層パッド5が発泡成形される。表層パッド5で芯パッド1を埋設するが、その下面1bは露出面19として残す。
After closing the mold, the main process moves to foam molding. A flexible polyurethane foam that forms a
ここで、本実施形態はスパンボンド不織布層のPET繊維製基層3Aと、該基層3Aの少なくとも芯パッド1側に起毛を有して機械的に絡まる不織布層のポリプロピレン繊維製外層3Bとが結合積層された接合材2を採用する。芯パッド1のブロー成形で接合材2が一体化した接合材2付き芯パッド1において、接合材2の上面側不織布部分32は、既述のごとく不織布の網目構造が保たれている。型閉じ後の発泡成形の初期は、図13の状態から発泡原料gの発泡が進行し、その上面が上昇していく。やがて、接合材2の上面に到達する。接合材2の上面側に在る基層3Aには先のブロー成形でパリソン72が浸入しておらず、網目構造の不織布を保っている。発泡原料gが該不織布の繊維間内へ入り込んでいく。発泡原料gの一部が接合材2の上面側不織布部分32の繊維間内へと浸入し、やがて硬化する。上面側不織布部分32にしみ込んだ発泡原料gが該不織布部分と絡み合って硬化した軟質ポリウレタン発泡成形結合部分ができる。図4(イ)では該軟質ポリウレタン発泡成形結合部分を、基層3Aに入り込んだ表層パッド5のハッチング断面表示で示す。
また発泡原料gは、発泡が進行して、芯パッド側壁13から張り出す鍔部1Bを埋設して上面が上昇し、さらにアンダーカット部14を覆って上型キャビティ面91に達する。
Here, in this embodiment, the PET
Further, the foaming raw material g progresses in foaming, burying the
こうして、キャビティCを発泡原料gの発泡体で充満させて、接合材2の上面側に内面5b側が入り込んで接合一体化する軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッド5の発泡成形を終える(図14)。芯パッド1の側壁13に、ブロー成形で一体形成した車体への接続固定用取付け部15が、表層パッド5の外側に突き出ている(図1,図6)。発泡成形を完了し脱型すれば、中空部10を有するブロー成形品の芯パッド1の採用で軽量化を実現し、且つ該芯パッド1と表層パッド5とが接合材2を介して結合力を高めた所望のシートパッドSが出来上がる。尚、符号84は横溝形成部、符号89,99は型合せ面を示す。
In this manner, the cavity C is filled with the foam of the foaming raw material g, and the foam molding of the
(3)効果
このように構成した車両用シートパッド及びその製造方法によれば、内側に気体を有して中空成形体に形成され、軽量の芯パッド1が占めるシートパッドSにするので、軽量化を実現できる。
そして、表層パッド5と芯パッド1間に、不織布3からなる接合材2が介在すると、接合材2がなかだちして表層パッド5と芯パッド1とを連結する。芯パッド1がそのブロー成形で、接合材2の下面側不織布部分31に入り込んで接合一体化するので、単なる接着等の固定と違って、接合材2が芯パッド1と強力に結合一体化する。
一方、接合材2の上面側では、その上面側不織布部分32に表層パッド5の内面5b側が入り込んで接合一体化させることができ、接合材2の上面側不織布部分32においても、単なる接着等の固定と違って接合材2が芯パッド1と強力に結合一体化する。大型製品で下半部に芯パッド1を配設し、芯パッド下面1bに露出面19を有するシートパッドSにしても、芯パッド1から表層パッド5が剥がれ難くなり、表層パッド5と接合材2の結合一体性が良好になる。接合材2を介して表層パッド5と芯パッド1との連結強化が図られる。
(3) Effect According to the vehicle seat pad configured as described above and the manufacturing method thereof, the seat pad S is formed into a hollow molded body having gas inside, and the
When the
On the other hand, on the upper surface side of the
そして、接合材2が不織布3から成って、スパンボンド不織布層の基層3Aと、該基層3Aの少なくとも芯パッド1側に起毛を有して機械的に絡まる不織布層の外層3Bとを結合して積層されると、芯パッド1のブロー成形で、起毛を有して機械的に絡まる不織布層にパリソン72が円滑浸入でき、且つ浸入しても、長繊維をウェブ化して繊維同士を圧着形成したスパンボンド不織布層は浸入抵抗が大であるので、パリソン72が接合材2の下面側不織布部分31にとどまって接合一体化する。不織布上面3a側がそのまま残る。外層3Bの目付よりも基層3Aの目付が大にすると、スパンボンド不織布層は浸入抵抗がさらに大になるので、芯パッド1のブロー成形後も、不織布上面3a側の網目構造をブロー成形前の形のまま残すことができる。かくして、その後の表層パッド5の発泡成形で、不織布上面3a側に表層パッド5の内面5b側が入り込んで、単なる接着と違って、表層パッド5と接合材2との結合力が増す。
また、芯パッド1をポリプロピレン樹脂ベースにする一方、不織布3が、PET繊維の基層3Aと、少なくとも芯パッド1側にポリプロピレン繊維の外層3Bとを結合して積層していると、結合力が一段と高まる接合材2付き芯パッド1になる。芯パッド1のブロー成形時に、パリソン72が相溶性のある外層3B内にしみ込んで、外層3Bと溶融結合するからである。
さらにいえば、芯パッド1が中空本体1Aの側壁13から外方に張り出す鍔部1Bが一体形成されたブロー成形品で、且つ鍔部1Bが表層パッド5に埋設されると、鍔部1Bが表層パッド5の芯パッド1からの剥がれを規制するので、芯パッド1と表層パッド5との一体化が盤石になる。
Then, the
On the other hand, when the
More specifically, when the
また、シートパッドSを車体に取付けるには、シートパッドSに別体の取付け部15が必要になるが、ブロー成形で、芯パッド1に表層パッド5の外側に現れる車体への接続固定用取付け部15が設けられると、別体の取付け部15を要しない。軽量化に用いた従来のビーズ発泡成形体では、金属製取付け部15の別体部品をインサート成形で組み込んでいたが、本発明は組み込む手間がいらず、金属製部品による重量増等の心配もない。また外形寸法が確かなブロー成形品の芯パッド1は、寸法精度が上げられないビーズ発泡成形体と違って、取付け部15も取付け位置精度の高いものになっている。
加えて、鍔部1Bや取付け部15は、芯パッド1のブロー成形で、パーティングライン上にできるバリの部分を加工して、中空本体1Aと鍔部1B,取付け部15とを一体形成できるので、取付け部用の別部品等もいらず、在庫管理も不要である。生産性を維持しながら低コストで対応でき、極めて有益である。
In order to attach the seat pad S to the vehicle body, a
In addition, the
さらにいえば、芯パッド1の下面寄り側壁13にアンダーカット部14が形成され、表層パッド5の発泡成形で、該表層パッド5が芯パッド1の上面側から該アンダーカット部14の部位を覆うと、アンダーカット部14も芯パッド1からの表層パッド5の剥がれ防止に役立つ。
また、芯パッド1にセット保持用凹所123が設けられると、表層パッド5の発泡成形時に発泡成形型Tへのセットが容易になる。また、芯パッド1に強度補強用凹所124が設けられると、中空本体1Aが大きな芯パッド1にあって必要強度を簡便に確保できる。
このように、本車両用シートパッドS及びその製造方法は、内側が気体だけの中空成形体からなるブロー成形品の芯パッド1を用いて軽量化を実現すると共に、芯パッド1と表層パッド5との一体強化を図り、また取付け部15も一体成形することで部品点数を減らすことができるなど、軽量化に伴う燃費向上,品質安定,低コスト化等に優れた効果を発揮する。
More specifically, an undercut
Further, if the
As described above, the vehicle seat pad S and its manufacturing method achieve weight reduction by using the
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。芯パッド1,接合材2,表層パッド5,ブロー成形型6,発泡成形型T等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態はクッションパッドに適用したが、背もたれ用バックパッドにも適用できる。鍔部1Bは芯パッド1の全周になくてもよい。芯パッド1の外周で部分的に設けてあってもよい。
The present invention is not limited to those shown in the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the present invention depending on the purpose and application. The shape, size, number, material, and the like of the
1 芯パッド
1A 中空本体
1B 鍔部
14 アンダーカット部
15 取付け部
2 接合材
3 不織布
3a 不織布上面(不織布の一面)
32 上面側不織布部分(一面側不織布部分)
5 表層パッド
5a 意匠面
5b 内面
51 着座乗員の当たり面部分
6 ブロー成形型
61 型面(割り型型面)
8 下型(発泡成形型の下型)
81 下型キャビティ面
g 発泡原料
S シートパッド
T 発泡成形型
DESCRIPTION OF
32 Upper side nonwoven fabric part (one side nonwoven fabric part)
5
8 Lower mold (foam mold lower mold)
81 Lower mold cavity surface g Foaming raw material S Seat pad T Foaming mold
Claims (13)
熱可塑性プラスチックの中空成形体に形成されたブロー成形品の芯パッドと、
軟質ポリウレタン発泡成形体にして、その意匠面側に前記当たり面部分が形成され、且つ前記芯パッドの上面形状に内面がならうように形成されて、該芯パッドの上面を覆う表層パッドと、
該表層パッドと前記芯パッド間に介在し、不織布から成って、一面側不織布部分に前記表層パッドの内面側が入り込んで接合一体化し、且つ他面側不織布部分に前記芯パッドの上面側が入り込んで接合一体化してなる接合材と、を具備することを特徴とする車両用シートパッド。 A vehicle seat pad in which at least a contact surface portion on a side where an occupant abuts is formed of a soft polyurethane foam molded article,
A core pad of a blow molded product formed in a hollow molded body of thermoplastic plastic;
A soft polyurethane foam molded body, the contact surface portion is formed on the design surface side, and the upper surface of the core pad is formed to follow the inner surface, and a surface layer pad covering the upper surface of the core pad;
It is interposed between the surface layer pad and the core pad, and is made of a nonwoven fabric. The inner surface side of the surface layer pad enters and is integrated into one nonwoven fabric portion, and the upper surface side of the core pad enters and joins the other nonwoven fabric portion. A vehicular seat pad comprising: an integrated bonding material.
芯パッドを成形するブロー成形型で、該芯パッドの上面側を成形する一方の割り型型面に、不織布からなるシート状接合材の一面側を向けて、該シート状接合材を割り型間にセットした後、該接合材の他面側不織布部分に、中空成形体に形成される芯パッドの上面側を入り込ませて接合一体化した接合材付き芯パッドをブロー成形し、次に、前記シート状接合材に係る前記不織布の一面側が下型に向くよう露出させて、前記接合材付き芯パッドを発泡成形型の上型キャビティ面にセットし、続いて、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体原料を注入すると共に型閉じし、その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記接合材の一面側不織布部分に内面側が入り込んで接合一体化する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法。 A vehicle seat pad manufacturing method in which at least a contact surface portion on the side where an occupant abuts is formed of a soft polyurethane foam molded article,
A blow mold for molding a core pad. One surface of the mold pad for molding the upper surface side of the core pad is directed to one surface side of a sheet-shaped bonding material made of nonwoven fabric, and the sheet-shaped bonding material is placed between the split molds. Then, the other side nonwoven fabric portion of the bonding material is blow-molded with the bonding material core pad which is bonded and integrated by inserting the upper surface side of the core pad formed in the hollow molded body, One side of the nonwoven fabric related to the sheet-like bonding material is exposed so as to face the lower mold, and the core pad with the bonding material is set on the upper mold cavity surface of the foam mold, and then the flexible polyurethane is formed on the lower mold cavity surface. The foam raw material is injected and the mold is closed. Thereafter, the contact surface portion is formed on the design surface side, and the surface layer pad of the flexible polyurethane foam is joined and integrated into the one side nonwoven fabric portion of the bonding material. Method for producing a vehicle seat pad, characterized in that foamed molded.
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WO2023090301A1 (en) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 株式会社アーケム | Seat pad and method for manufacturing seat pad |
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