JP2019023128A - Separation device and separation method of sheets - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はシート積層体から一定の枚数のシートを分離する装置と方法に関する。 The present invention relates to an apparatus and method for separating a certain number of sheets from a sheet laminate.
枚葉紙やプラスチックフィルム等のシート積層体から一定の枚数のシートを分離する装置が知られている。特許文献1には、回転するローラをシート積層体の側面に押しつけてシートを分離する方法が開示されている。
An apparatus for separating a certain number of sheets from a sheet laminate such as a sheet or plastic film is known.
特許文献1のようにローラの回転でシートを分離すると、シート積層体の側面に対して回転するローラ表面が摺動接触するので、シートに望ましくない損傷が生じる可能性がある。
When a sheet is separated by rotation of a roller as in
本発明はシートへの損傷を抑えつつ、シート積層体から複数のシートを確実に分離する装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the apparatus which isolate | separates a some sheet | seat reliably from a sheet | seat laminated body, suppressing the damage to a sheet | seat.
本発明のシートの分離装置は、シート積層体が載置されるテーブルと、シート積層体の側面の一部を両側から挟み込む保持部と、テーブルまたは保持部を昇降させる機構と、前記シート積層体の側面を押して前記シート積層体を揃える矯正機構とを有し、テーブルに載置されたシート積層体の側面の一部を保持部で両側から挟み込み、次いで機構によりテーブルを下降させるまたは保持部の一部を上昇させることで、保持部で挟み込まれたシートを分離することを特徴とする。 The sheet separating apparatus according to the present invention includes a table on which a sheet laminate is placed, a holding unit that sandwiches a part of a side surface of the sheet laminate from both sides, a mechanism for raising and lowering the table or the holding unit, and the sheet laminate. A correction mechanism for aligning the sheet laminate by pushing the side of the sheet, and sandwiching a part of the side of the sheet laminate placed on the table from both sides by the holding unit, and then lowering the table by the mechanism or the holding unit The sheet sandwiched between the holding parts is separated by raising a part thereof.
本発明によれば、シートへの損傷を抑えつつ、シート積層体から複数のシートを確実に分離することが可能となる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to isolate | separate a some sheet | seat from a sheet | seat laminated body reliably, suppressing the damage to a sheet | seat.
(シートの分離装置の構成)
図1(a)は分離装置の正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。図2(a)は本発明のシートの分離装置の斜視図、図2(b)は第1シート保持部材の斜視図である。
(Configuration of sheet separation device)
FIG. 1A is a front view of the separation device, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2A is a perspective view of the sheet separating apparatus of the present invention, and FIG. 2B is a perspective view of the first sheet holding member.
シートの分離装置21は複数の積層されたシート1が載置されるテーブル5を有している。本実施形態では、シート1は長辺と短辺を有する長方形であるが、正方形の形状を有していてもよい。テーブル5は電動式直動アクチュエータ15を備えており、アクチュエータ15の作動により鉛直方向DZに移動することができる。テーブル5に載置されたシート1はシート積層体22を形成する。テーブル5はシート積層体22の上面が後述するストッパ6に当接したときに停止するように、トルクリミット検知機構を備えている。
The
シートの分離装置21はシート積層体22の四隅をガイドするホッパー4を有している。ホッパー4はシート積層体22の四隅に位置する4つのL字断面の柱部材(支柱)4a,4b,4c,4dからなっている。柱部材4a,4b,4c,4dの間には、後述する第1及び第2シート保持部材2,3と第1及び第2搬送ハンド7a,7b(搬送爪ともいう)が進入し退避することが可能な空間が形成されている。ホッパー4はテーブル5の直上位置から第1及び第2シート保持部材2,3の上方まで延びており、ホッパー4の高さ範囲内で任意の枚数のシート1を水平方向DX,DYにガイドする。
The
第1及び第2搬送ハンド7a,7bは、駆動装置(図示せず)により水平方向DYに移動可能である。第1及び第2搬送ハンド7a,7bは、分離装置21の鉛直方向中心軸に関し第1及び第2シート保持部材2,3に対してそれぞれ90°回転した位置にある。第1及び第2搬送ハンド7a,7bはホッパー4の内部に進入し、分離されたシート1を受け取る。第1及び第2搬送ハンド7a,7bは分離されたシート1を保持しながらホッパー4の内部から退避し、次ステップに搬送する。
The first and
シートの分離装置21は互いに対向して位置する第1シート保持部材2と第2シート保持部材3を有している。本実施形態ではシート1の2つの長辺に隣接して第1及び第2シート保持部材2,3が設けられている。第1及び第2シート保持部材2,3はシート1の2つの短辺に隣接して設けられていてもよい。第1シート保持部材2はエアシリンダー12を備え、シート積層体22の第1側面22a(図5参照)に当接可能に、第1側面22aと直交する方向に移動することができる。第2シート保持部材3はエアシリンダー13を備え、シート積層体22の第1側面22aと対向する第2側面22b(図5参照)に当接可能に、第2側面22bと直交する方向に移動することができる。これにより、第1及び第2シート保持部材2,3は協働してシート積層体22を挟み込むことができる。
The
第1シート保持部材2はゴムなどで形成された第1弾性部材9を有している。同様に、第2シート保持部材3はゴムなどで形成された第2弾性部材16を有している。第1弾性部材9はシート積層体22の第1側面22aとほぼ平行に広がる第1平面9aを有している。同様に、第2弾性部材16はシート積層体22の第2側面22bとほぼ平行に広がる第2平面16aを有している。第1平面9aはシート積層体22の第1側面22aと面接触し、第2平面16aはシート積層体22の第2側面22bと面接触する。従って、シート積層体22の第1及び第2側面22a,22bが第1及び第2弾性部材9,16から受ける力が分散され、シート1の変形、折れ、破断などが生じにくくなる。
The first
第1平面9aの下端9bは水平方向において第2平面16aと対向している。本実施形態では第1平面9aの下端9bは第2平面16aの下端16bより上方にあるが、第2平面16aの下端16bと同じ高さにあってもよい。いずれの形態においても、第1平面9aの下端9bの直下では、シート積層体22は第1シート保持部材2と第2シート保持部材3とによって挟持されない。従って、第1平面9aの下端9bは、シート積層体22が第1シート保持部材2と第2シート保持部材3とによって挟持される部分の下端を形成する。このため、第1平面9aの下端9bでシート積層体22の上部部分23(図6(a)参照)をその下方部分から分離することが可能となる。
The
第1シート保持部材2は第1弾性部材9の鉛直方向位置を制御する電動式直動アクチュエータ(図示せず)を備えている。これにより、後の実施例で述べるように、シート積層体22から分離されるシートの枚数を調整することができる。
The first
第1弾性部材9は第1シート保持部材2の本体からシート積層体22に向けて突き出すように形成されている。これに対し、第2弾性部材16は第2シート保持部材3の本体のシート積層体22に対向する面全体に貼り付けられている。このような形状の差により、第1平面9aの鉛直方向寸法a1は第2平面16aの鉛直方向寸法a2より小さくされている。このため、第1平面9aからシート積層体22に掛かる力は狭い範囲に集中し、シート積層体22のシートが分離される部分(上部部分23)を確実に保持することができる。一方、第2平面16aは第1平面9aから受ける力の反力を受け、シート積層体22の位置を保つために設けられている。第2平面16aは第1平面9aより広い面積を有しているため、第2平面16aからシート積層体22に掛かる力が分散され、シート1に対するダメージを抑えることができる。
The first
テーブル5の上方にはストッパ6が設けられている。ストッパ6はエアシリンダー14を備えており、エアシリンダー14が駆動することで鉛直方向DZに移動することができる。
A
第1シート保持部材2とテーブル5との間の鉛直方向の間隔Z1は昇降機構によって増減させることができる。本実施形態では昇降機構はテーブル5に備えられた電動式直動アクチュエータ15である。電動式直動アクチュエータ15は第1及び第2シート保持部材2,3がシート積層体22を挟み込んだ後にテーブル5を鉛直方向下方に移動させる。これによってシート積層体22から分離される上部部分23とその下方部分24の間に搬送ハンド7a,7bが進入可能な空間17a,17b(図6〜8参照)を形成することができる。
The vertical distance Z1 between the first
〈実施例1〉
次に、シート積層体22から一定枚数のシートを分離する方法を実施例によって説明する。図3はシートの分離方法の主要なステップを示している。シート1としては、写真等をインクジェットプリンターで印刷するための片面光沢紙を用いる。シート1の寸法は横89mm、縦127mm、厚さ0.3mmmである。まず、ホッパー4内にて、テーブル5の上にシート1を載置する(ステップS1)。シート1は光沢面を上面にしてセットされる。この理由は、傷つき易いシート表面をテーブルや後工程の収納物の底面に接触させないためである。ホッパー4の内寸は、シート1の長辺方向、短辺方向とも、シート1の寸法公差内の最大寸法よりも1mm大きくなるように設定されている。これにより、テーブル5の昇降(上昇及び下降)の際にシート1の四辺がホッパー4の支柱4a〜4dに当たりにくくなる。
<Example 1>
Next, a method for separating a certain number of sheets from the
次に、図1に点線で示した位置までストッパ6を下降させる(ステップS2)。この時点では、シート積層体22の上面とストッパ6の下面には十分な空隙がある。次に、図4に示す様に、シート積層体22の上面がストッパ6の下面に当接するまで、テーブル5とテーブル5に載置されたシート積層体22とを上昇させる(ステップS3)。シート積層体22の上面がストッパ6に当接し、テーブル5のトルクリミット検知機構が予め設定した限界トルクを検知すると、テーブル5は停止する。限界トルクは、テーブル5及びシート積層体22を上昇させるのに必要な最低トルクより大きく、ストッパ6がシート積層体22に当接した際にテーブル5の駆動機構に生じるトルクよりも小さい値に設定される。これにより、シート積層体22の上面がストッパ6に当接したときにテーブル5を停止させることができる。
Next, the
次に、図5(a)に示す様に、第2シート保持部材3を前進させ、シート積層体22の第2側面22bの一部に第1弾性部材9を当接させる(ステップS4)。第2シート保持部材3の第2弾性部材16は厚さ2mm、硬度80°のゴムからなっている。第2シート保持部材3の前進機構であるエアシリンダー13は直径12mmのシリンダを2つ内蔵している。第2シート保持部材3は、第2弾性部材16が、第2シート保持部材3に隣接するホッパー4内壁の端面からホッパー4の内側に1mm突き出す位置まで駆動される。これにより、シート1の寸法公差を考慮しても第2弾性部材16をシート積層体22に確実に当接させることができる。
Next, as shown in FIG. 5A, the second
次に、第1シート保持部材2を前進させ、シート積層体22の第1側面22aの一部に第1弾性部材9を当接させる(ステップS5)。これによって、シート積層体22は第1シート保持部材2の第1弾性部材9と第2シート保持部材3の第2弾性部材16とによって挟み込まれる。第1シート保持部材2の前進機構であるエアシリンダー12は直径12mmのエアシリンダーを2つ内蔵している。第1シート保持部材2の第1弾性部材9は幅32mm、高さ4mm、硬度30°のシリコンゴムからなっている。第1弾性部材9は第2弾性部材16より硬度が小さいため、後工程でシート積層体22の下方部分が下降して第1シート保持部材2がシート積層体22の上部部分23を保持する際に、シート1への損傷を抑えることができる。
Next, the first
図5(b)は図5(a)のA−A線に沿った断面図である。同図に示す通り、第1シート保持部材2は、第1弾性部材9がシート積層体22の第1側面22aに当接した後、シート積層体22を押し込みながらさらに内側に前進する。図中、破線22a0は第1弾性部材9が第1側面22aに当接する前の第1側面22aの位置を、実線22a1は第1弾性部材9が前進した後の第1側面22aの位置を示している。第1シート保持部材2は、第1弾性部材9と第2弾性部材16との間隔がシート1の幅方向寸法より小さくなる位置まで移動する。シート1の幅方向寸法とは、シート積層体22の第1側面22aと第2側面22bとの間隔に対応するシート1の短辺方向寸法、或いは第1側面22aを構成するシートの長辺と第2側面22bを構成するシートの長辺間の距離である。第1弾性部材9のシート積層体22の第1側面22aに当接した後の前進量X1は1mmに設定されている。また、ここでのシート1の幅方向寸法はシート寸法の寸法公差内での最小値であるとする。従って、寸法公差を考慮しても、第1弾性部材9をシート積層体22の第1側面22aに確実に当接させてシート1を保持することが可能である。
FIG.5 (b) is sectional drawing along the AA line of Fig.5 (a). As shown in the figure, the first
第2シート保持部材3が前進する圧力は第1シート保持部材2が前進する圧力よりも大きく設定される。本実施例では、第2シート保持部材3のエアシリンダー13の圧力を0.5MPaに、第1シート保持部材2のエアシリンダー12の圧力を0.2MPaに設定している。これらの圧力は、第1シート保持部材2によりシートを押さえつつシートに過度な力がかからないことを意図して設定している。なお、第1シート保持部材2と第2シート保持部材3を動かす順番は逆であってもあるいは同時であってもよい。
The pressure at which the second
次に、図6に示す通り、ストッパ6を上昇させ(ステップS6)、テーブル5を下降させる(ステップS7)。テーブル5を下降させることで、第1シート保持部材2とテーブル5との間の鉛直方向の間隔Z1が増加する。その結果、シート積層体22の第1弾性部材9の下端9bより上の部分、すなわちシート積層体22の第1シート保持部材2と第2シート保持部材3とによって挟み込まれた上部部分23が、シート積層体22から分離される。上部部分23とその下方部分24との間には空間17aが形成される。ステップS6とステップS7はいずれを先に行ってもよく、同時に行ってもよい。
Next, as shown in FIG. 6, the
次に、空間17aに一対の搬送ハンド7a,7bを進入させ、シート積層体22から分離された上部部分23を保持する(ステップS8)。これとともに第1及び第2シート保持部材2,3がホッパー4の内部から後退し、シート積層体22の上部部分23の保持を解除する。搬送ハンド7a,7bで保持されたシート積層体22の上部部分23は図示しない次ステップに搬送される。
Next, the pair of
第1シート保持部材2と第2シート保持部材3は、水平方向において互いに対向する位置でそれぞれシート積層体22に押し付け力を印加する。また、第1弾性部材9と第2弾性部材16の間隔はシート1の幅方向寸法より小さくなっている。このため、シート積層体22を構成するシート1のうち、上部部分23の第1シート保持部材2と第2シート保持部材3とで挟まれたシート1が湾曲する。
The first
シート1が湾曲する向きはシート1が積層される向き(表裏)やシートの種類などによって変わる。この例では、シート1の光沢面を下面にして積層すると、図7(a)に示すように、シート1は中央部が上向きないし上方向に突き出すように湾曲する。逆にシート1の光沢面を上面にして積層すると、図7(b)に示すように、シート1は中央部が下向きないし下方向に突き出すように湾曲する。図7(a)に示すようにシート1が湾曲すると、テーブル5を下降させてシート積層体22から上部部分23を分離する際に下方部分24のシート1が上部部分23とともにシート積層体22から分離してしまい、分離されるシート1の枚数が安定しない。これに対し、図7(b)に示すようにシート1が湾曲すると、このような現象が生じにくい。このため、シート1の中央部が下方向に突き出すようにシート1を湾曲させるように、シートの種類に応じて表裏の向きをセットすることが望ましい。
The direction in which the
分離されるシート1の枚数は、図5(a)に示す様に、第1弾性部材9の下端9bとストッパ6の下面との距離Z2で決定される。分離されるシート1の枚数は、ストッパ6の下端位置を固定し、第1シート保持部材2の鉛直方向位置を変えることで調整することができる。第1シート保持部材2の鉛直方向位置は前述の電動式直動アクチュエータ―で変更することができる。第1シート保持部材2の鉛直方向位置を固定し、ストッパ6の停止位置を変更しても同様の効果が得られる。あるいは、第1シート保持部材2の鉛直方向位置とストッパ6の停止位置の両方を調整してもよい。本実施例では、0.3mmの厚みのシート1を50枚分離するため、距離Z2を15mmに設定している。厚さが異なるシートを同じ枚数、例えば50枚分離する場合も同様の方法を用いることができる。
The number of
本実施例では、シート積層体の側面の一部を保持部(第1シート保持部材2、第2シート保持部材3)で両側から挟み込み、次いで昇降機構によりテーブルを下降させる。このようなシンプルな動作により、保持部で挟み込まれた複数枚のシートを確実に分離することができる。この際、保持部2つの平面9a,16aでシート積層体の両側が保持されるため、保持がより確実になり且つシートへの損傷が生じにくい。また、本実施例は特許文献1に開示されたローラを用いる分離装置と比べて、シートに静電気が発生しにくいという利点がある。特許文献1に記載の分離装置ではローラがシート積層体の側面を擦るように回転するため、シート積層体を構成するシートに静電気が発生しやすい。このため、シートに生じる静電気でシートの分離に支障をきたす可能性がある。本実施例では、第1シート保持部材2と第2シート保持部材3はシート積層体22に当接した後、シート積層体22に対して相対移動を行うことなく静止したままである。このため、シート1に静電気が発生しにくく、シートがより確実に分離される。
In this embodiment, a part of the side surface of the sheet laminate is sandwiched from both sides by the holding portions (first
〈実施例2〉
本実施例では、第1シート保持部材2と第2シート保持部材3でシート積層体22を挟み込むまでの工程(ステップS1からステップS5まで)は実施例1と同様である。第1及び第2シート保持部材2,3がシート積層体22を挟み込んだ後、図8に示すようにストッパ6が上昇し、これとは独立して昇降機構が第1シート保持部材2を上方に移動させる。本実施例の昇降機構は第1シート保持部材2に備えられた電動式直動アクチュエータ18である。電動式直動アクチュエータ18は第1シート保持部材2の下面に接続され、第1シート保持部材2を鉛直方向DZに移動させることができる。第1シート保持部材2が上に持ち上げられるとき、第2シート保持部材3は静止したままである。シート積層体22の上部部分23は第1シート保持部材2の側で下方部分24から分離し、上部部分23と下方部分24の間に三角形形状の空間17bが生じる。次に、実施例1のステップS8と同様に、一対の搬送ハンド7a,7bを空間17bに進入させ、シート積層体22の分離された上部部分23を保持する。
<Example 2>
In this embodiment, the process (from step S1 to step S5) until the
このように本実施例では、シート積層体の側面の一部を保持部(第1シート保持部材2、第2シート保持部材3)で両側から挟み込み、次いで昇降機構により保持部の一部(第1シート保持部材2)を上昇させる。このようなシンプルな動作により、保持部で挟み込まれた複数枚のシートを確実に分離することができる。本実施例では、上部部分23の第2シート保持部材3側の下端が下方部分24の上面に接している。このため、第1シート保持部材2を持ち上げる際に第1シート保持部材2と第2シート保持部材3による保持が外れ、上部部分23が落下した場合でも、シートに対する損傷を効果的に抑えることができる。また、実施例1で述べた静電気による分離時のトラブルも抑制される。
As described above, in this embodiment, a part of the side surface of the sheet laminate is sandwiched from both sides by the holding parts (first
〈実施例3〉
本実施例は、実施例1及び2の工程に加えてシート枚数測定とシート枚数調整の工程を連続して行う場合、シート積層体22から上部分23を分離するシート枚数の精度を向上する制御方法である。実施例1及び実施例2に示したシート分離方法では、ロット毎のシートの厚み差や、シートの変形などの影響により、毎回規定したシート枚数が正確に分離できる訳ではなく、後工程により枚数の微調整が必要である。シートの分離精度の低下に伴い、後工程であるシート枚数の調整工程の負荷が大きくなる等の不具合が生じる。本実施例では、図9に示す通り、シート枚数を測定後、その枚数に応じて次のシート分離作業前に図5に示したZ2の寸法を変更し、常に規定したシート枚数に近い枚数を分離できるような枚数フィードバック制御を行う。Z2の値の変更は、先に述べたとおり、第1シート保持部材2の鉛直方向位置を制御する電動アクチュエータを動作させる事で容易に変更が可能である。
<Example 3>
In this embodiment, in addition to the steps of the first and second embodiments, when the sheet number measurement and the sheet number adjustment steps are continuously performed, the control for improving the accuracy of the number of sheets separating the
例えば、全く変形の無い、厚さ0.3mmのシート50枚を毎回分離したい場合を考える。Z2の値は15mmが適当であるが、シートの厚みがロットの違いにより0.32に変更になった場合、第1シート保持部材2は毎回同じ鉛直方向位置でシート積層体22に当接する。そのため、46枚前後の枚数が連続して発生する事になる。本実施例では、シート枚数測定で得られたシート枚数の値である46枚は50枚に対して足りない枚数である4枚を第1シート保持部材2の鉛直方向位置の値である1.2mmとして換算する。そしてその値分、第1シート保持部材2の鉛直方向位置を鉛直下側へ移動し、常に規定の50枚付近の枚数を分離する事が可能である。フィードバックするタイミングは、本実施例では50回のシート枚数の値を平均値化して51回目からの分離の際に第1シート保持部材2の鉛直方向位置Z2の値を変更する。このような制御を行うことにより、常に最新のシート状態に対応して枚数分離を行う事が可能となり、後工程で行うシート枚数調整の負荷を減らす事が出来る。
For example, let us consider a case where it is desired to separate 50 sheets of 0.3 mm thick without deformation at all times. The value of Z2 is suitably 15 mm, but when the thickness of the sheet is changed to 0.32 due to the difference in lots, the first
〈実施例4〉
図10(a)に示すように、シート1はホッパー4とのクリアランス30の量だけ前後左右に動くことができる。分離動作後にシート積層体を積んだテーブル5が下降する際に、振動や降下加速度によりシート積層体に含まれる一部のシートだけがホッパー4の中で前後左右に動いてしまうことがある。すると、図10(b)のように、シート積層体の側面が不揃いとなって、一部のシートエッジが側面から突出する。もし、この突出したシートエッジ25がシート保持部材2、3の当接位置に存在すると、シート保持動作において、図10(c)のようにシート保持部材2、3がシートエッジ25に過剰が力を加えて押しつぶし、エッジ折れ26が発生してしまう可能性がある。この問題は、シート保持動作の際にはストッパ6がシート積層体を上方から押圧した状態にあって、シート積層体に含まれる少数のシートを押圧力に抗して横移動させるのが困難であることに起因する。
<Example 4>
As shown in FIG. 10A, the
本実施例はこのような事態を未然に防ぐため、シート分離に先立ってシート積層体の側面が揃うように矯正すべく、上述の実施例の構成に加えてさらに矯正機構を備える。図11は本実施形態の装置の構成図、図13は動作を説明する図である。これは実施例1の装置にさらに2つの矯正シリンダ27(矯正機構)を追加した構成である。なお、矯正シリンダ27の数は2つに限らず1つでまたは3つ以上としてもよい。
In this embodiment, in order to prevent such a situation, a correction mechanism is further provided in addition to the configuration of the above-described embodiment in order to correct the side surfaces of the sheet laminate prior to sheet separation. FIG. 11 is a block diagram of the apparatus of this embodiment, and FIG. 13 is a diagram for explaining the operation. This is a configuration in which two correction cylinders 27 (correction mechanisms) are added to the apparatus of the first embodiment. The number of
2つの矯正シリンダ27はいずれも、その先端にシート積層体22との当接面29が設けられており、水平方向に所定のストロークで伸縮して当接面29を移動させる。当接面29は本例では円柱形状のジュラコンであるが、形状や材質はこの限りではない。円柱形状の高さ方向のサイズは、第1シート保持部材2の高さ方向のサイズと同じかそれよりも大きい。矯正シリンダ27は第1シート保持部材2の下方に配置されており、シート保持動作と矯正動作ではともにシート積層体22の同じ側面が押圧される。鉛直方向において、当接面29と第1弾性部材9の間の距離は、テーブル5が昇降する距離と同等である。そのため、シート保持動作において第1弾性部材9が当接するシート束を少なくとも含むシート束に、矯正動作において当接面29が当接する。また当接面29が最も前進したときの位置からシリンダと対抗するガイド内側までの距離は、シートサイズに最大公差分だけ加えた値となるよう、矯正シリンダ27のストロークが決められている。この寸法関係を満たすことで、仮に設置したシートが公差範囲内の最大サイズを持っていたとしても、当接面29によりシートエッジが押しつぶされることが無い。
Each of the two
次に、図12のフローチャートを用いて動作シーケンスについて説明する。ステップS1〜S8までは、シート積層体から所定枚数のシートを分離・搬送する動作であり、これらは先に図3(実施例1)説明したとおりなので、ここでは説明を省略する。上述したとおりテーブル5が下降する際にシート積層体22が不揃いになることがある。そこで続くステップでこの不揃いを矯正する。ステップS9では、図13(a)のように矯正シリンダ27を前進させて、当接面29で対象とする複数枚のシートの端部を押し込む。この矯正動作の際には、ストッパ6はシート積層体から上方に離れた状態にあってシート積層体を押さえていないので、束から飛び出たシートは束の中で容易に横移動することができる。次いで、ステップS10では、図3(b)のように矯正シリンダ27が後退して初期位置に戻る。こうしてシート積層体の側面が垂直に揃えられた状態に矯正される。なお、シリンダ前進後退は1回に限らず、紙種や分離枚数、シートの滑り性等を考慮して複数回繰返すようにしてもよい。また、ステップ8と同時にステップ9を行うようにしてもよい。
Next, an operation sequence will be described using the flowchart of FIG. Steps S1 to S8 are operations for separating / conveying a predetermined number of sheets from the sheet laminate, and these are as described above with reference to FIG. As described above, when the table 5 descends, the
続いて、次の分離動作を行う際には、テーブル5が上昇してシート保持部材2、3により確実に保持されるので、シートエッジ潰れの不良が生じることはない。なお、図12の手順では、ある分離動作の後に矯正動作を行うように説明しているが、見方を変えれば、次の分離動作に先立って矯正動作を行うものである。
Subsequently, when the next separation operation is performed, the table 5 is raised and securely held by the
1 シート
2 第1シート保持部材
3 第2シート保持部材
5 テーブル
15 昇降機構
22 シート積層体
27 矯正シリンダ(矯正機構)
29 当接面
DESCRIPTION OF
29 Contact surface
Claims (16)
前記シート積層体の側面の一部を両側から挟み込む保持部と、
前記テーブルまたは前記保持部を昇降させる昇降機構と、
前記シート積層体の側面を押して前記シート積層体を揃える矯正機構と、
を有し、
前記テーブルに載置された前記シート積層体の側面の一部を前記保持部で両側から挟み込み、次いで前記昇降機構により前記テーブルを下降させるまたは前記保持部の一部を上昇させることで、前記保持部で挟み込まれたシートを分離することを特徴とする、シートの分離装置。 A table on which the sheet laminate is placed;
A holding part for sandwiching a part of the side surface of the sheet laminate from both sides;
An elevating mechanism for elevating the table or the holding unit;
A correction mechanism for aligning the sheet laminate by pressing the side of the sheet laminate;
Have
The holding is performed by sandwiching a part of the side surface of the sheet laminated body placed on the table from both sides by the holding part, and then lowering the table by the lifting mechanism or raising a part of the holding part. Separating apparatus for separating sheets sandwiched between sections
前記揃えられたシート積層体の側面の一部を保持部で両側から挟み込み、
前記テーブルを下降させるまたは前記保持部の一部を上昇させることで、前記保持部で挟み込まれたシートを分離することを特徴とする、シートの分離方法。
Align the sheet laminate by pressing the side of the sheet laminate placed on the table,
Sandwiching part of the side surface of the aligned sheet laminate from both sides with a holding part,
A sheet separating method, wherein the sheet sandwiched by the holding part is separated by lowering the table or raising a part of the holding part.
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