JP2019022909A - 溶接シーケンサの部品検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接シーケンサの部品検査装置を提供する。【解決手段】溶接シーケンサが、作成されたレポートに提示された情報を使用して、部品のどの溶接部に欠陥があるかを自動的に判定し、欠陥のある溶接部それぞれの再加工を実行できるように溶接電源を構成することができるようになる、様々なシステムおよび方法が提供される。溶接シーケンサは、一連の溶接作業を含み、この部品に関連するシーケンス・ファイルを検索する。修理が必要な溶接部に対応するシーケンス・ファイル内の各溶接作業について、溶接シーケンサは、それぞれの溶接作業に対応する溶接部の部品の位置を示す図を表示し、それぞれの溶接作業を実行できるように、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定することができる。したがって、溶接シーケンサは、修理または再加工する必要のない溶接部に対応する、シーケンス・ファイル内の溶接作業をスキップする。【選択図】図5

Description

本開示の各実施形態は、アーク溶接などに関する。より詳細には、本開示のある一定の実施形態は、欠陥のある溶接部を自動的に検査および修理するためのシステムおよび方法に関する。
一般に、作業セルを使用して、溶接部または溶接部品を作製する。作業セルには、少なくとも2つの広義のカテゴリが存在し、ロボット作業セルおよび半自動作業セルが含まれる。ロボット作業セルでは、溶接作業のスケジューリングおよび実行がかなり自動化されており、作業者の関与する余地はほとんどない。したがって、こうしたセルでは一般に、労働コストが相対的に低く、生産性が相対的に高い。しかし、その繰返し作業は、変化する溶接条件および/または溶接シーケンスには容易に適合することができない。
対照的に、半自動作業セル(たとえば、作業者による少なくとも何らかの溶接を含む作業セル)は一般に、ロボット作業セルと比較して自動化が進んでおらず、したがって、労働コストが相対的に高く、生産性が相対的に低い。それにもかかわらず、半自動溶接作業セルを使用すると、実際にロボット作業セルを上回って有利になり得る事例が数多くある。たとえば、半自動溶接作業セルは、変化する溶接条件および/または溶接シーケンスに、より容易に適合することができる。
本明細書に記載のシステム、方法、および装置は、それぞれいくつかの態様を有しており、そのうちのどれ1つとして、その望ましい属性についての役割を単独で担うものではない。本開示の範囲を限定することなく、次に、いくつかの非限定的な特徴を簡潔に論じることにする。
本明細書に開示されたシステムおよび方法は、溶接シーケンサ内の再加工機能を提供し、この機能によって、溶接シーケンサは、作成されたレポートに提示された情報を使用して、どの溶接部に欠陥があるかを自動的に判定し、欠陥のある溶接部それぞれの再加工を実行できるように溶接電源を構成することができるようになる。たとえば、溶接シーケンサは、ユーザまたは作業者に、修理すべき部品を特定するように要求することができる。次いで、溶接シーケンサは、特定された部品について作成された1つまたは複数のレポートを検索し、この1つまたは複数のレポートを解析して、潜在的に欠陥のある溶接部を特定することができる。溶接シーケンサは、潜在的に欠陥のある溶接部に関連する情報を表示し、ユーザまたは作業者に、このような溶接部を(たとえば目視で、または測定値を取得することによって)検査するように要求することができる。検査の結果を記録することができ、溶接シーケンサは、この結果を解析して、修理が必要な溶接部を特定することができる。
次いで、溶接シーケンサは、一連の溶接作業を含み、この部品に関連するシーケンス・ファイルを検索することができる。修理が必要な溶接部に対応するシーケンス・ファイル内の各溶接作業について、溶接シーケンサは、それぞれの溶接作業に対応する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示することができ、それぞれの溶接作業を実行できるように、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定することができる。したがって、溶接シーケンサは、修理する必要のない溶接部に対応する、シーケンス・ファイル内の溶接作業をスキップすることができる。したがって、ユーザまたは作業者は、必要ではない溶接作業を自動的にスキップすることによって、部品を効率的に修理することができる。
本開示の一態様は、溶接シーケンサ・システムを提供する。溶接シーケンサ・システムは、器具に電力を供給して部品に溶接作業を実行するように構成された溶接電源、およびこの溶接電源に結合された溶接シーケンサを含む。溶接シーケンサは、この部品に関連するシーケンス・ファイルおよびレポートを検索し、このシーケンス・ファイルは複数の溶接作業を含み、このレポートは、複数の溶接作業での各溶接作業が、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含み、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たさない、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示し、それぞれの溶接作業を実行できるように、シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するように構成される。
これまでの段落の溶接シーケンサ・システムは、以下の各特徴の任意のサブコンビネーションを含むことができる。すなわち、溶接シーケンサはさらに、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを第1の時点に設定するように構成され、溶接シーケンサはさらに、複数の溶接作業での各溶接作業について、この第1の時点よりも前の第2の時点に、溶接電源の動作中での関連する1組の制約条件を、それぞれの溶接作業が満たすかどうかを示すデータをレポートに記憶するように構成され、溶接シーケンサはさらに、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たす、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図をユーザ・インターフェースに表示することがないように、また、それぞれの溶接動作を実行できるように、シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定することがないように構成され、この1組の制約条件は、平均の溶接パラメータ値を下回る複数の標準偏差、およびこの平均の溶接パラメータ値を上回る複数の標準偏差を含み、レポートは、電流レベル、電圧レベル、ワイヤ供給速度、溶接時間、または溶接作業全体の時間のうち少なくとも1つが1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含み、部品は、固有のシリアル・ナンバーに関連付けられており、溶接シーケンサはさらに、固有のシリアル・ナンバーをユーザから受信し、この固有のシリアル・ナンバーに基づいてシーケンス・ファイルおよびレポートを検索するように構成される。
本開示の別の態様は、溶接作業を再加工する方法を提供する。この方法は、部品に関連するシーケンス・ファイルを検索するステップであって、このシーケンス・ファイルが複数の溶接作業を含むステップと、この部品に関連するレポートを検索するステップであって、このレポートは、複数の溶接作業での各溶接作業が、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含むステップと、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たさない、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示するステップと、それぞれの溶接作業を実行できるように、シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するステップとを含む。
これまでの段落の方法は、以下の各特徴の任意のサブコンビネーションを含むことができる。すなわち、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するステップがさらに、この溶接電源のこの1つまたは複数のパラメータを第1の時点に設定するステップを含み、この方法はさらに、複数の溶接作業での各溶接作業について、この第1の時点よりも前の第2の時点に、溶接電源の動作中での関連する1組の制約条件を、それぞれの溶接作業が満たすかどうかを示すデータをレポートに記憶するステップを含み、この方法はさらに、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たす、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図をユーザ・インターフェースに表示することがなく、また、それぞれの溶接動作を実行できるように、シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定することがないステップを含み、この1組の制約条件は、平均の溶接パラメータ値を下回る複数の標準偏差、およびこの平均の溶接パラメータ値を上回る複数の標準偏差を含み、レポートは、電流レベル、電圧レベル、ワイヤ供給速度、溶接時間、または溶接作業全体の時間のうち少なくとも1つが1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含み、部品は、固有のシリアル・ナンバーに関連付けられており、シーケンス・ファイルを検索するステップがさらに、固有のシリアル・ナンバーをユーザから受信し、この固有のシリアル・ナンバーに基づいてシーケンス・ファイルを検索するステップを含む。
図1は、溶接ジョブ・シーケンサを利用する溶接システムのブロック図を示す。 図2は、複数の溶接システムのブロック図を示す。 図3は、溶接部を再加工するためのプロセスを示す図である。 図4A〜4Dは、溶接部を再加工するためにユーザまたは作業者に表示してもよい情報を示す、ユーザ・インターフェースを示す。 図5は、溶接作業の再加工の例示的な作業を示す流れ図である。
概要
前述の通り、ロボット作業セルおよび半自動作業セルが、作業セルのうち2つの広義のカテゴリである。典型的な半自動作業セルでは、溶接スケジュールに従って各部品が溶接される。この溶接スケジュールは、シーケンス・ファイルなどの電子フォームで記憶することができ、このシーケンス・ファイルは、溶接スケジュール内の各ステップを示す機能を含むことができる。たとえば、ある機能は、半自動装置用のパラメータ設定、ならびに実行すべき溶接部の視覚表現および/または部品上の溶接部の位置を含むことができる。
溶接シーケンサなどのコンピュータ・システムは、シーケンス・ファイルを実行することができる。これが実行されると、作業者は、溶接スケジュールによって決定している順序で、各機能を順次実行することができる。ある機能に到達すると、溶接シーケンサは、半自動装置のパラメータ設定を、この機能に対応するパラメータ設定に自動的に調整し、この機能に対応する溶接部の視覚表現を表示することができ、作業者はこの溶接を完了することができる。
残念ながら、半自動作業セルは、作業者による少なくとも何らかの溶接を必要とするので、ヒューマン・エラーが発生する場合があり、その結果、溶接部が最適なものにはならない。場合によっては、溶接部の外観検査からだけでは、最適ではない溶接部を検出することが難しい場合がある。さらに、各部品は、しばしば大規模の組立てラインで組み立てられ、最適ではない溶接部が、この溶接部の外観検査からだけで検出できる場合でも、この最適ではない溶接部を修理するために組立てラインを停止させることは望ましくない場合がある。したがって、溶接シーケンサは、具体的な部品のあらゆる機能およびあらゆる溶接部についての詳細を示すレポートを作成する。ある1つの部品が別の部品と同じタイプである場合でも、それぞれ個別の部品について別々のレポートを作成することができる。再加工の作業者(たとえば、欠陥のある溶接部を再加工または修理する役割を担う作業者)は、このレポートに提示された情報を見直して、最適ではない溶接部を修理することができる。
しかし、レポートに提示された情報を手にしても、再加工の作業者が最適ではない溶接部を突き止めることは難しい場合がある。さらに、レポートに記憶される大量のデータ(および、場合によっては多数のレポート)を考慮すると、このような見直しは、扱いにくくて時間のかかる場合がある。実際、レポート内のデータには何らかの問題が存在する場合があり、したがって、このデータは見直しに含まれるべきではないが(たとえば、作業者が溶接スケジュールに従わなかったり、またはこれを完全に完了しなかったり、作業者が不適切な装置を使用したりなど)、再加工の作業者には、問題のあるこのようなデータを識別するすべがない。こういう理由で、再加工の作業者は、(たとえば、欠陥のある溶接部が、どんな再加工を施すこともなく検査に合格できるようにすることによって)部品を完全に修理することができない。
したがって、本明細書に開示されたシステムおよび方法は、溶接シーケンサ内の再加工機能を提供し、この機能によって、溶接シーケンサは、作成されたレポートに提示された情報を使用して、どの溶接部に欠陥があるかを自動的に判定し、欠陥のある溶接部それぞれの再加工を実行できるように溶接電源を構成することができるようになる。たとえば、溶接シーケンサは、ユーザまたは作業者に、修理すべき部品を特定するように要求することができる。次いで、溶接シーケンサは、特定された部品について作成された1つまたは複数のレポートを検索し、この1つまたは複数のレポートを解析して、潜在的に欠陥のある溶接部を特定することができる。溶接シーケンサは、潜在的に欠陥のある溶接部に関連する情報を表示し、ユーザまたは作業者に、このような溶接部を(たとえば目視で、または測定値を取得することによって)検査するように要求することができる。検査の結果を記録することができ、溶接シーケンサは、この結果を解析して、修理が必要な溶接部を特定することができる。
次いで、溶接シーケンサは、一連の溶接作業を含み、この部品に関連するシーケンス・ファイルを検索することができる。修理が必要な溶接部に対応するシーケンス・ファイル内の各溶接作業について、溶接シーケンサは、それぞれの溶接作業に対応する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示することができ、それぞれの溶接作業を実行できるように、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定することができる。したがって、溶接シーケンサは、修理する必要のない溶接部に対応する、シーケンス・ファイル内の溶接作業をスキップすることができる。したがって、ユーザまたは作業者は、必要ではない溶接作業を自動的にスキップすることによって、部品を効率的に修理することができる。
溶接シーケンサの概要
図1には、溶接ジョブ・シーケンサ102を利用する溶接システム100のブロック図が示してある。本明細書では、溶接システム100は、溶接作業セルとも呼ばれており、この溶接作業セルおよび/または溶接システム100は、溶接部または溶接済み部品を作製できる。図1に示すように、溶接システム100は、溶接ジョブ・シーケンサ102、溶接回路経路105、溶接機電源110、ならびに、この溶接機電源110(および/または溶接ジョブ・シーケンサ102)に動作可能に結合された表示装置115を含む。あるいは、表示装置115は、溶接機電源110の一体部分でもよい。たとえば、表示装置115は、溶接機電源110に組み込むことができ、(図示したように)独立型の構成要素とすることができ、またはそれらの組合せとすることができる。
溶接システム100はさらに、溶接ケーブル120、溶接工具130、被加工物コネクタ150、ワイヤのスプール160、ワイヤ供給装置170、およびワイヤ180を含む。さらなる実施形態では、溶接システム100はさらに、被加工物140および部品190を含む。実施形態では、ワイヤ180は、スプール160からワイヤ供給装置170を介して、溶接工具130に送り込まれる。別の実施形態では、溶接システム100は、ワイヤのスプール160、ワイヤ供給装置170、および/またはワイヤ180を含まない。代わりに、溶接システム100は、たとえば手棒溶接などで使用される消耗電極を含む、溶接工具を備える。本明細書に開示された様々な実施形態によれば、溶接工具130は、たとえば、溶接トーチ、溶接ガン、または溶接消耗材料のうち少なくとも1つを含むが、それだけには限らない。
溶接回路経路105は、溶接機電源110から溶接ケーブル120を通って溶接工具130まで延びており、かつ/または被加工物140を通って被加工物コネクタ150まで延びており、また溶接ケーブル120を通って溶接機電源110まで戻ることができる。動作中、電流が溶接回路経路105を通って流れ、電圧が溶接回路経路105に印加される。一実施形態では、溶接ケーブル120は、同軸ケーブル・アセンブリを含む。別の実施形態では、溶接ケーブル120は、溶接機電源110から溶接工具130まで延びる第1のケーブル長、および被加工物コネクタ150から溶接機電源110まで延びる第2のケーブル長を有する。溶接回路経路105は、溶接電源110が使用して、溶接が実行されるときに溶接データ(たとえば、溶接パラメータ値)を収集することができる。1つまたは複数のレポートに含めるため、この情報を溶接ジョブ・シーケンサ102に転送することができる。
溶接ジョブ・シーケンサ102は、2つ以上の溶接作業用の溶接装置(たとえば、溶接工具130)を構成して、被加工物(たとえば、被加工物140)を組み立てることができる。溶接ジョブ・シーケンサ102は、被加工物に2つ以上の溶接手順を実行するための設定、構成、および/またはパラメータを含むシーケンス・ファイルによって規定された、溶接シーケンスを実施するように構成される。具体的には、前述の通り、溶接ジョブ・シーケンサ102は、2つ以上の溶接部を作製するように溶接装置を自動的に構成することができる。さらに、溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接シーケンス(たとえば、溶接部の視覚表現)を利用して、作業者が2つ以上の溶接を実行するのを支援することができる。溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接システム100などの半自動作業セルとともに利用することができる。しかし、溶接ジョブ・シーケンサ102は、少なくとも溶接装置および作業者を含む適切な溶接環境または溶接システムに実装して、1つまたは複数の溶接部の作製を容易にすることができることを評価および理解されたい。
一実施形態では、溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接された部品のどの溶接部に欠陥があるのか、溶接ジョブ・シーケンサ102が自動的に判定できるようにし、溶接電源110を構成して、欠陥のある溶接部のそれぞれを再加工できるようにするための再加工機能を提供する、溶接再加工装置104を含む。たとえば、溶接再加工装置104は、(たとえば、表示装置115を用いて)修理すべき部品を特定するように、ユーザまたは作業者に要求することができる。次いで、溶接再加工装置104は、特定された部品について作成された1つまたは複数のレポートを検索し、この1つまたは複数のレポートを解析して、潜在的に欠陥のある溶接部を特定することができる。このレポートは、溶接ジョブ・シーケンサ102のメモリに局所的に記憶することができ、かつ/または別の溶接システム100のメモリに遠隔的に記憶することができる。溶接再加工装置104は、表示装置115が、潜在的に欠陥のある溶接部に関連する情報を表示し、ユーザまたは作業者に、このような溶接部を(たとえば目視で、または測定値を取得することによって)検査するように要求することができる。この検査の結果は、入力装置(たとえば、キーボード、ポインティング装置など)を介して、ユーザまたは作業者によって記録することができ、溶接再加工装置104は、この結果を解析して、修理が必要な溶接部を特定することができる。
次いで、溶接再加工装置104は、一連の溶接作業を含み、この部品に関連するシーケンス・ファイルを検索することができる。修理が必要な溶接部に対応するシーケンス・ファイル内の各溶接作業について、溶接再加工装置104は、表示装置115が、それぞれの溶接作業に対応する溶接部の部品の位置を示す図を表示するようにでき、それぞれの溶接作業を実行できるように、溶接電源110の1つまたは複数のパラメータを設定することができる。したがって、溶接再加工装置104は、溶接ジョブ・シーケンサ102が、修理する必要のない溶接部に対応する、シーケンス・ファイル内の溶接作業をスキップするようにすることができる。図3〜5について、溶接再加工装置104によって実行される各機能を以下でより詳細に説明する。
溶接ジョブ・シーケンサ102は、(図示したような)独立型の構成要素とすることができ、溶接作業セルの別の構成要素に組み込むことができ、またはそれらの適切な組合せとすることができることも理解されたい。さらに、溶接ジョブ・シーケンサ102は、分散システム、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)、クラウドベースのシステム、またはそれらの組合せとすることができる。溶接ジョブ・シーケンサ102は、シーケンス・ファイルによって提示される命令など、記憶されたプログラム命令を実行し、そうでなければ本明細書に記載の作業を実行するのに使用される、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。
一実施形態では、溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接システム100の一部分と対話するように構成される。たとえば、溶接ジョブ・シーケンサ102は、少なくとも溶接機電源110、溶接回路経路105の少なくとも一部分、ワイヤのスプール160、ワイヤ供給装置170、またはそれらの組合せと対話することができる。溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接シーケンスに基づいて溶接システム100の1つまたは複数の要素(たとえば、シーケンス・ファイル内の各機能)を自動的に調整し、この溶接シーケンスを利用して、各溶接手順についてのそれぞれの設定または構成で、2つ以上の溶接手順を実行するように、作業者の介入なしに溶接システム100(またはその要素)を構成する。
一実施形態では、溶接ジョブ・シーケンサ102は、溶接シーケンス(たとえば、シーケンス・ファイル内の各機能に関連するパラメータ設定)を利用して溶接装置を自動的に構成する。溶接システム100または溶接作業セルは、1つまたは複数の被加工物を組み立てるための複数の溶接シーケンスを利用できることを理解されたい。たとえば、被加工物は、組立体を完成するための3つの溶接部を含むことができ、この3つの溶接部において、第1の溶接部向けに第1の溶接シーケンスを使用することができ、第2の溶接部向けに第2の溶接シーケンスを使用することができ、第3の溶接部向けに第3の溶接シーケンスを使用することができる。さらに、このような例では、3つの溶接部を含む被加工物の組立体全体を、溶接シーケンスとして参照することができる。一実施形態では、特定の構成またはステップを含む溶接シーケンスはさらに、異種の溶接シーケンス(たとえば、入れ子式溶接シーケンス)内に含むことができる。入れ子式溶接シーケンスは、手順の一環としての溶接シーケンスを含む、溶接シーケンスとすることができる。さらに、溶接シーケンスには、とりわけ、パラメータ、溶接スケジュール、溶接スケジュールの一部分、段階的な命令、媒体(たとえば、画像、ビデオ、テキストなど)の一部分、またはチュートリアルのうちの少なくとも1つが含まれ得る。一般に、溶接シーケンスを作成および利用すると、作業者が溶接装置を手動で設定することなく、特定の被加工物についての(1つまたは複数の)溶接手順を介して作業者を誘導して、このような溶接手順を実行することができる。
1つまたは複数の溶接機電源110は、この溶接機電源が電力を供給している先の、実施する溶接プロセスそれぞれに対して、それぞれのデータを集約する。このように収集されたデータは、各溶接機電源110に関するものであり、本明細書では「溶接データ」と呼ばれる。溶接データには、溶接機電源110が電力を供給している先の特定の溶接プロセスに特有の溶接パラメータおよび/または溶接データが含まれ得る。たとえば、溶接データは、出力(たとえば、とりわけ、波形、特徴、電圧、電流)、溶接時間、消費電力、溶接プロセス用の溶接パラメータ、溶接プロセス用の溶接機電源110の出力などとすることができる。一実施形態では、溶接データは、溶接ジョブ・シーケンサ102とともに利用することができる。たとえば、溶接データは、溶接シーケンスの各ステップに対応する各機能によって設定することができる。別の例では、溶接データは、設定を確認検査するためのフィードバック・ループまたはフィードフォワード・ループとして使用することができる。
一実施形態では、溶接ジョブ・シーケンサ102は、本明細書に開示された方法およびプロセスを実行することのできるコンピュータ動作可能な構成要素である。本明細書に開示された実施形態の様々な態様についてさらに説明するため、以下の考察では、本明細書に開示された実施形態の様々な態様を実装することのできる適切なコンピューティング環境の概要を簡潔に述べるものである。各実施形態はこれまで、1つまたは複数のコンピュータ上で実行できるコンピュータ実行可能な命令の一般的状況において説明してきたが、各実施形態はまた、他のプログラム・モジュールと組み合わせて、ならびに/またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの組合せとして実施してもよいことが当業者には理解されよう。一般に、プログラム・モジュールは、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含み、これらは特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実装する。
さらに、本明細書に開示された方法は、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサのコンピュータ・システム、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、ならびにパーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピューティング装置、マイクロプロセッサ・ベースまたはプログラマブルの家庭用電化製品などを含め、他のコンピュータ・システム構成で実施してもよく、これらのそれぞれを、1つまたは複数の関連する装置に動作可能なように結合してもよいことが当業者には理解されよう。本発明の例示した態様はまた、通信ネットワークを介してリンクされる各装置を遠隔処理することによってある一定のタスクが実行される、分散コンピューティング環境において実施してもよい。分散コンピューティング環境においては、プログラム・モジュールは、ローカルのメモリ記憶装置と遠隔のメモリ記憶装置の両方に配置してもよい。たとえば、遠隔データベース、ローカル・データベース、クラウドコンピューティングのプラットフォーム、クラウド・データベース、またはこれらの組合せを、溶接ジョブ・シーケンサ102とともに利用することができる。
溶接ジョブ・シーケンサ102は、本明細書に開示された実施形態の様々な態様を実装するための、コンピュータを含む例示的な環境を利用することができ、ここでコンピュータは、処理装置、システム・メモリ、およびシステム・バスを備える。システム・バスは、それだけに限定されないが、システム・メモリを含むシステム構成要素を処理ユニットに結合する。処理ユニットは、様々な市販のプロセッサのうち任意のものでもよい。デュアル・マイクロプロセッサおよび他のマルチプロセッサ・アーキテクチャも、処理ユニットとして利用することができる。
システム・バスは、様々な市販のバス・アーキテクチャのうち任意のものを使用する、メモリ・バスもしくはメモリ制御装置、周辺装置バス、および/またはローカル・バスを備えるいくつかのタイプのバス構造のうち、任意のものとすることができる。システム・メモリには、リード・オンリ・メモリ(ROM)およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)が含まれ得る。起動中および/またはレポートの統計解析時などに、溶接ジョブ・シーケンサ102内の各要素間で情報を転送する助けとなる基本ルーチンを含む、基本入出力システム(BIOS)がROMに記憶されている。
溶接ジョブ・シーケンサ102はさらに、ハード・ディスク・ドライブ、(たとえば、取外し可能ディスクとの間で読み書きするための)磁気ディスク・ドライブ、および/または(たとえば、CD−ROMディスクを読み取るため、もしくは他の光媒体との間で読み書きするための)光ディスク・ドライブを備えることができる。溶接ジョブ・シーケンサ102は、少なくともいくつかの形式のコンピュータ読取り可能な媒体を含むことができる。コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータがアクセスできる利用可能な任意の媒体とすることができる。一例として、また限定することなく、コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ読取り可能な命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータなど、情報を記憶するための任意の方法または技術で実装された、揮発性および不揮発性、取外し可能および取外し不可能な媒体が含まれ得る。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、もしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくは他の磁気記憶装置、または、所望の情報を記憶するのに使用することができ、溶接ジョブ・シーケンサ102からアクセスすることのできる他の任意の媒体を含むが、それだけには限定されない。
通信媒体は通常、搬送波または他の搬送メカニズムなどの変調済みデータ信号内に、コンピュータ読取り可能な命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータを組み入れ、任意の情報送達媒体を含む。「変調済みデータ信号」という用語は、信号内の情報を符号化するように設定または変更された、その特性のうち1つまたは複数の特性を有する信号を意味する。一例として、それだけには限定しないが、通信媒体には、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、ならびに、音波、無線周波数(RF)、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、赤外線、および/または他の無線媒体などの無線媒体が含まれ得る。上記の任意の組合せも、コンピュータ読取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
オペレーティング・システム、1つまたは複数のアプリケーション・プログラム、他のプログラム・モジュール、およびプログラム・データを含め、複数のプログラム・モジュールを各ドライブおよびRAMに記憶してもよい。溶接ジョブ・シーケンサ102内のオペレーティング・システムは、市販されている複数のオペレーティング・システムのうち任意のものとすることができる。
さらに、ユーザは、キーボードおよび/またはマウスなどのポインティング装置を介して、コマンドおよび情報(たとえば、溶接解析パラメータ)を、溶接システム100の1つまたは複数の構成要素に入力してもよい。他の入力装置には、マイクロホン、IR遠隔制御装置、トラック・ボール、ペン型入力装置、ジョイスティック、ゲーム・パッド、デジタイズ用タブレット、衛星用パラボラ・アンテナ、スキャナなどが含まれ得る。上記その他の入力装置は、システム・バスに結合されたシリアル・ポート・インターフェースを介して処理ユニットに接続されることが多いが、パラレル・ポート、ゲーム・ポート、ユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)、IRインターフェース、および/または様々な無線技術によって接続されてもよい。ビデオ・アダプタなどのインターフェースを介して、モニタ(たとえば、表示装置115)または他のタイプの表示装置もシステム・バスに接続してよい。視覚出力はまた、リモート・デスクトップ・プロトコル、VNC、X−Windowsシステムなど、遠隔表示ネットワーク・プロトコルを介して実現してもよい。視覚出力に加えて、コンピュータは通常、スピーカ、プリンタなど他の周辺出力装置を含む。
表示装置を(表示装置115に加えて、または表示装置115と組み合わせて)溶接ジョブ・シーケンサ102とともに使用して、処理ユニットから電子的に受信されるデータ(たとえば、溶接部に欠陥があるか無効になる場合の警告および/または通知)を提示することができる。たとえば、表示装置は、データを電子的に提示する、LCD、プラズマ、CRTなどのモニタとすることができる。あるいは、またはさらに、表示装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、プロッタなどのハード・コピー形式で受信データを提示することができる。表示装置は、任意の色でデータを提示することができ、任意の無線もしくはハード・ワイヤのプロトコルおよび/または標準を用いて、溶接ジョブ・シーケンサ102からデータを受信することができる。別の例では、溶接ジョブ・シーケンサ102および/または溶接システム100は、とりわけ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機、携帯型インターネット・ブラウジング装置、WiFi装置、または携帯型情報端末(PDA)など、モバイル装置とともに利用することができる。
コンピュータは、(1つまたは複数の)遠隔コンピュータなど、1つまたは複数の遠隔コンピュータへの論理的および/または物理的な接続を使用するネットワーク化された環境で動作することができる。(1つまたは複数の)遠隔コンピュータは、ワークステーション、サーバ・コンピュータ、ルータ、パーソナル・コンピュータ、マイクロプロセッサ・ベースの娯楽機器、ピア装置、または他の一般的なネットワーク・ノードとすることができ、通常、コンピュータに関して述べた要素の多くまたはその全てを含む。図示した論理接続は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)および広域ネットワーク(WAN)を含む。このようなネットワーキング環境は、オフィス、企業規模のコンピュータ・ネットワーク、イントラネット、およびインターネットでは普通である。
LANネットワーキング環境で使用するとき、コンピュータは、ネットワークのインターフェースまたはアダプタを介してローカル・ネットワークに接続される。WANネットワーキング環境で使用するとき、通常、コンピュータはモデムを備え、またはLAN上の通信サーバに接続され、またはインターネットなどのWAN上での通信を確立するための他の手段を有する。ネットワーク化された環境では、コンピュータに関連して示したプログラム・モジュールまたはその各部分を、遠隔のメモリ記憶装置に記憶してもよい。本明細書に記載のネットワーク接続は、例示的なものであり、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段を使用してもよいことが理解されよう。
あるいは、またはさらに、ローカルまたはクラウドの(たとえば、とりわけ、ローカル、クラウド、遠隔、外部の)コンピューティング・プラットフォームを、データの集約、処理、および送達用に利用することができる。このために、クラウドコンピューティング・プラットフォームは、特定の遠隔地に複数のプロセッサ、メモリ、およびサーバを備えることができる。サービスとしてのソフトウェア(SaaS)の考え方の下では、複数のユーザによって単一のアプリケーションが利用されて、クラウド内に存在するデータにアクセスする。このようにして、データ処理が一般にクラウド内で実行され、それによってユーザのネットワーク資源を解放するので、ローカル・レベルでの処理要求事項が軽減される。サービスとしてのソフトウェアのアプリケーションによって、ユーザは、(たとえば、ウェブ・ブラウザを介して)ウェブ・ベースのサービスにログインできるようになり、このサービスがクラウド内に存在する全てのプログラムをホスティングする。
例示的な再加工ステーション
図2には、複数の溶接システム100A〜Cおよび100Xのブロック図が示してある。一実施形態では、溶接システム100A〜Cが組立てラインに沿って配置されており、このラインにおいて、部品が溶接システム100Aを使用して溶接され、次いで、溶接システム100Bなどを使用して溶接される。しかし、溶接システム100Xは、組立てラインに沿って配置しなくてもよい。
本明細書に記載の通り、溶接部によっては欠陥を生じる場合がある。溶接システム100A〜Cのうちの1つにおいて欠陥のある溶接部を再加工することにより、部品の組立てラインを中断および/または停止させる代わりに、組立てラインの外側にある別々の溶接システム(たとえば、溶接システム100X)を使用して、欠陥のある溶接部を再加工することができる。部品は、組立てラインを通過し終えると、再加工ステーションに移動することができる。したがって、この部品は、異なる時点において、組立てラインから独立して(たとえば、この部品が組立てラインを通過してから数日後に)再溶接することができる。再加工ステーションにおいて、溶接システム100Xは、溶接再加工装置104を備えていて、本明細書に記載の再加工機能を実現することができる。組立てラインから分離された再加工ステーションに溶接システム100Xを設けることにより、特に量産の組立てラインを用いて部品をより効率的に溶接することができる。
例示的な流れ図
図3は、溶接部を再加工するためのプロセス300を示す図である。実施形態によっては、プロセス300は、溶接ジョブ・シーケンサ102(たとえば、溶接再加工装置104)など、様々なコンピューティング装置によって実行してもよい。実施形態によっては、プロセス300は、さらに少ないブロックおよび/または追加のブロックを含んでもよく、このブロックは、図示された順序とは異なる順序で実行してもよい。プロセス300は、ブロック302で開始する。
ブロック302において、変数iが1に等しくなるように設定される。変数iは、実行中の溶接作業を表すことができる。
ブロック304において、シーケンス・ファイル内の溶接作業の数に等しくなるように、変数nが設定される。たとえば、このシーケンス・ファイルは、溶接作業(または再加工溶接動作)を実行すべき部品に関連付けてもよい。
ブロック306において、プロセス300は、溶接作業iがある一定の制約条件を満たしているかどうか判定する。たとえば、この制約条件は、視覚ベース(たとえば、溶接部の外観に基づく)とすることができ、または測定値ベース(たとえば、電流レベル、電圧レベル、ワイヤ供給速度、溶接時間、溶接作業の合計時間など)とすることができる。視覚ベースの制約条件の場合、ユーザまたは作業者が、(たとえば入力装置を介して)視覚フィードバックを提示することができ、溶接再加工装置104が、この視覚フィードバックと溶接作業iでの所定の制約条件とを比較して、視覚ベースの制約条件を満たしているかどうか判定することができる。測定値ベースの制約条件の場合、ユーザまたは作業者は、物理的な測定値を取得することができ、かつ/または、この測定値は、作成されたレポートに記憶してもよい(たとえば、溶接作業中に溶接工具130、溶接ケーブル120、および/または溶接電源110によって測定値を取得することができ、この測定値を作成済みのレポートに記憶することができる)。次いで、溶接再加工装置104は、この測定値と溶接作業iでの所定の制約条件とを比較して、測定値ベースの制約条件を満たしているかどうか判定することができる。制約条件を満たしていない場合、プロセス300は、続いてブロック308に進む。そうではなくて制約条件を満たしている場合、プロセス300はブロック314に進み、ここで、以下に述べるように変数iがインクリメントされる。したがって、溶接作業iが制約条件を満たす場合、この溶接作業は、シーケンス・ファイルにおいてスキップされ(たとえば、溶接再加工装置104は、溶接作業に関連するどんな情報も表示装置115に表示させないようにし、かつ/または溶接作業を実行するように溶接電源110のパラメータを構成することはなく)、溶接再加工装置104は次の溶接作業に移る。
ブロック308において、溶接作業iに関連する溶接部の部品の位置を示す図が表示される。たとえば、この図は、溶接システム100Xの表示装置115に表示することができる。この図は部品の写真でもよく、ここで、この写真は、特定の溶接部の位置に焦点を当てており、かつ/またはこの特定の溶接部の位置を特定する注釈を含む。
ブロック310において、溶接作業iを実行するように、溶接電源110のパラメータが設定される。たとえば、プロセス300は、ブロック308および310に進んだので、溶接作業iに関連する溶接部に欠陥があると判定した(たとえば、制約条件を満たしていなかったので)。したがって、再加工ステーションにおいて、溶接電源100は、溶接作業iでのパラメータで構成してもよく、その結果、欠陥のある溶接部を修理することができる。
ブロック312において、プロセス300は、溶接作業iが完了しているかどうか判定する。たとえば、ユーザまたは作業者は、入力装置を介してフォワード・ボタンを選択して、溶接作業iが完了していることを示してもよい。溶接作業iが完了している場合、プロセス300はブロック314に進む。完了していない場合、プロセス300はブロック312に戻る。
ブロック314において、変数iが1だけインクリメントされる。すなわち、溶接再加工装置104は、欠陥のある溶接部が修理されたこと、および欠陥のある溶接部に対応するシーケンス・ファイル内の次の溶接作業に進めることを決定した。
ブロック316において、プロセス300は、変数iが変数nに等しいかどうか判定する。これらの変数が等しい場合、このことは、溶接再加工装置104が、シーケンス・ファイル内の溶接作業のそれぞれを段階的に進んできたこと、および欠陥のある全ての溶接部が修理されたこと(および/または、対処が済んでいない欠陥のある溶接部がもはや存在しないこと)を示す。これらの変数が等しい場合、プロセス300はブロック318に移動し、そして終了する。等しくない場合には、プロセス300はブロック308に戻り、そして次の溶接作業に向けて繰り返される。
例示的なユーザ・インターフェース
図4A〜4Dには、溶接部を再加工するためにユーザまたは作業者に表示してもよい情報を示す、ユーザ・インターフェース400が示してある。図4Aに示すように、ユーザ・インターフェース400はウィンドウ410を含む。このウィンドウ410は、ユーザまたは作業者が部品情報を入力するための要求を含む。たとえば、ユーザまたは作業者は、フィールド415に部品名を入力し、かつ/またはフィールド420に部品番号を入力するように求められる。溶接再加工装置104は、この情報を使用して、特定された部品について作成された1つまたは複数のレポートを検索することができる。
図4Bに示すように、次いで、部品の視覚ベースおよび/または測定値ベースの検査を実行するように、ユーザまたは作業者を促してもよい。たとえば、ユーザ・インターフェース400は、完了すべき1組の視覚ベースおよび/または測定値ベースのステップを、ウィンドウ410に表示することができる。ウィンドウ410はまた、ユーザまたは作業者が、各ステップのそれぞれに関連する情報を入力することのできるボックスおよび/またはフィールドを提示してもよい。たとえば、ユーザもしくは作業者は、ボックスを検査して、外観検査に基づいて溶接部に欠陥があることを示すことができ、かつ/または、ユーザおよび/もしくは作業者によって取得される測定値に基づいた値を入力することができる。溶接再加工装置104は、(検索された1つまたは複数のレポートに提示された情報とともに)この情報を使用して、どの溶接部に欠陥があるのかないのか(たとえば、どの溶接部が所定の制約条件を満たしているのかいないのか)判定することができる。
たとえば、図4Cに示すように、ユーザ・インターフェース400は、部品上での欠陥のある溶接部の位置、および/または欠陥のある溶接部に関連付けられた任意のデータに関連する情報を、ウィンドウ410に表示することができる。たとえば、欠陥のある溶接部に関連付けられたデータは、この溶接部に欠陥があると判定される理由を示すことができる。
図4Dに示すように、ユーザ・インターフェース400はまた、欠陥のある溶接部を再加工する際にユーザまたは作業者を誘導するための情報を、このユーザまたは作業者に提示してもよい。たとえば、ウィンドウ410は、溶接部画像430を表示することができ、この画像は、再加工すべき部品および/または溶接部の図(たとえば、注釈付きまたは注釈なしの写真、イラスト、3D表示など)とすることができる。ウィンドウ410は、所定の溶接作業のために再加工される溶接部の数、実行する必要のある溶接作業の数、溶接作業を実行するための溶接電源110のパラメータ(たとえば、電流レベル、電圧レベル、溶接を実行する時間など)、ユーザまたは作業者が、これまでの溶接作業に戻ることができるようにするためのボタン、溶接作業を停止できるようにするためのボタン、および/または次の溶接作業に進むためのボタンなど、追加情報を表示することもできる。
例示的なプロセスの流れ
図5は、溶接作業の再加工の例示的な作業を示す流れ図500である。実施形態によっては、図5の方法は、溶接ジョブ・シーケンサ102(たとえば、溶接再加工装置104)など、様々なコンピューティング装置によって実行してもよい。実施形態によっては、図5の方法は、さらに少ないブロックおよび/または追加のブロックを含んでもよく、このブロックは、図示された順序とは異なる順序で実行してもよい。
ブロック502において、部品に関連するシーケンス・ファイルおよびレポートが検索される。たとえば、シーケンス・ファイルおよびレポートは、ユーザまたは作業者によって特定された部品に基づいて検索することができる。一実施形態では、レポートは、複数の溶接作業における各溶接作業が、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たすかどうかの表示を含む。
ブロック504において、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たさない、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェース内に表示する。したがって、溶接再加工装置104は、これらの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図が表示されないように、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たす、複数の溶接作業での溶接作業をスキップすることができる。
ブロック506において、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たさない、複数の溶接作業での各溶接作業について、それぞれの溶接作業を実行できるように、シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定する。したがって、溶接再加工装置104は、1つまたは複数のパラメータを用いて、これらの溶接作業を実行するように溶接電源110が設定されないように、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たす、複数の溶接作業での溶接作業をスキップすることができる。一実施形態では、溶接再加工装置104は同時に、図を表示するとともに、溶接作業に関連する1組の制約条件を満たさない、複数の溶接作業での溶接作業について、溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定する。
専門用語
これまでのセクションで説明したプロセス、方法、およびアルゴリズムのそれぞれは、コンピュータ・ハードウェアを含む1つまたは複数のコンピュータ・システムまたはコンピュータ・プロセッサによって実行されるコード・モジュールにおいて実施してもよく、またこのコード・モジュールによって完全にまたは部分的に自動化してもよい。このプロセスおよびアルゴリズムは、アプリケーションに特化した回路において、部分的または全体的に実装してもよい。
前述の様々な特徴およびプロセスを、互いに独立して使用してもよく、または様々な方式で組み合わせてもよい。全ての実現可能な組合せおよび部分的組合せは、本開示の範囲内に含まれるものである。さらに、実装形態によっては、ある一定の方法またはプロセス・ブロックを省略してもよい。本明細書に記載の方法およびプロセスはまた、特定のどんなシーケンスにも限定されず、それに関連するブロックまたは状態を、適切な他のシーケンス内で実行することができる。たとえば、説明したブロックまたは状態は、具体的に開示された順序以外の順序で実行してもよく、または複数のブロックもしくは状態を、単一のブロックもしくは状態で組み合わせてもよい。例示的なブロックまたは状態は、直列に、並列に、または他の何らかの方式で実行してもよい。ブロックまたは状態は、開示された例示的な実施形態に追加してもよく、またはそこから削除してもよい。本明細書に記載の例示的なシステムおよび構成要素は、記載されたものとは異なるように構成してもよい。たとえば、開示された例示的な実施形態と比較して、各要素を追加、削除、または再構成してもよい。
具体的な言及がない限り、または使用される文脈内で他の意味に理解されない限り、とりわけ、「can」、「could」、「might」または「may」などの条件付き文言は一般に、ある一定の特徴、要素、および/またはステップを含む実施形態もあれば、含まない実施形態もあることを知らせるものである。したがって、このような条件付き文言は、特徴、要素、および/もしくはステップが、1つもしくは複数の実施形態に多少なりとも必要であると一般に暗示するものではなく、または、1つもしくは複数の実施形態は、ユーザの入力または催促の有無にかかわらず、これらの特徴、要素、および/もしくはステップが、特定のあらゆる実施形態に含まれるか、それともその実施形態で実施されることになるかを決定するための論理を必然的に含むものと一般に暗示するものではない。
本明細書では、用語「comprising」には、排他的な解釈ではなく、包括的な解釈を与えるべきである。たとえば、1つまたは複数のプロセッサを備える汎用コンピュータは、他のコンピュータ構成要素を排除するものと解釈すべきではなく、場合によっては、とりわけ、メモリ、入力/出力装置、および/またはネットワーク・インターフェイスなどの構成要素を含んでもよい。
本明細書に記載され、かつ/または添付図に示された流れ図での、あらゆるプロセスの説明、要素、またはブロックは、プロセス内で特定の論理的機能またはステップを実施するための、1つもしくは複数の実行可能命令を含むコードのモジュール、セグメント、または各部分を潜在的に表すものと理解すべきである。当業者には理解されるように、本明細書に記載の各実施形態の範囲内には、代替実装形態が含まれており、ここで、各要素または各機能は、削除してもよく、関係のある機能に応じて、実質的に同時に、または逆の順序などで、図示または議論された順序から外れた順序で実行してもよい。
本明細書では、用語「a」には、排他的な解釈ではなく、包括的な解釈を与えるべきである。たとえば、特に明記しない限り、用語「a」は、「正確に1つ」または「1つだけ」を意味するものと理解すべきではなく、代わりに、用語「a」は、特許請求の範囲で使用されようが、本明細書の他の箇所で使用されようが、また特許請求の範囲または明細書の他の箇所において、「少なくとも1つ」、「1つまたは複数」、または「複数」などの数量詞の使用にかかわらず、「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」を意味する。
本明細書では、用語「comprising」には、排他的な解釈ではなく、包括的な解釈を与えるべきである。たとえば、1つまたは複数のプロセッサを備える汎用コンピュータは、他のコンピュータ構成要素を排除するものと解釈すべきではなく、場合によっては、とりわけ、メモリ、入力/出力装置、および/またはネットワーク・インターフェイスなどの構成要素を含んでもよい。
前述の実施形態には数多くの変形および修正を加えてもよく、その各要素は、受入れ可能な他の例の中にあると理解すべきであることを強調すべきである。このようなあらゆる修正および変形は、本明細書においては、本開示の範囲内に含まれるものである。前述の説明は、本発明のある一定の実施形態を詳しく述べるものである。しかし、前述の説明が、テキストでどんなに詳細に述べられていても、本発明は数多くの方式で実施できることが理解されよう。やはり先に述べたように、本発明のある一定の特徴または態様を説明するときに特定の専門用語を使用することは、その専門用語が本明細書において再定義されて、その専門用語が関連している本発明の特徴または態様のあらゆる具体的な特性を含むことに限定されることを意味するものと解釈すべきではない。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲、およびその任意の均等物によって解釈すべきである。
100 溶接システム
100A 溶接システム
100B 溶接システム
100C 溶接システム
100X 溶接システム
102 溶接ジョブ・シーケンサ
104 溶接再加工装置
105 溶接回路経路
110 溶接機電源
115 表示装置
120 溶接ケーブル
130 溶接工具
140 被加工物
150 被加工物コネクタ
160 スプール
170 ワイヤ供給装置
180 ワイヤ
190 部品
300 プロセス
302 ブロック
304 ブロック
306 ブロック
308 ブロック
310 ブロック
312 ブロック
314 ブロック
316 ブロック
318 ブロック
400 ユーザ・インターフェース
410 ウィンドウ
415 フィールド
420 フィールド
430 溶接部画像
500 流れ図
502 ブロック
504 ブロック
506 ブロック

Claims (15)

  1. 器具に電力を供給して部品に溶接作業を実行するように構成された溶接電源と、
    前記溶接電源に結合された溶接シーケンサであって、
    前記部品に関連するシーケンス・ファイルおよびレポートを検索し、前記シーケンス・ファイルが複数の溶接作業を含み、前記レポートは、前記複数の溶接作業での各溶接作業が、前記それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含み、
    前記それぞれの溶接作業に関連する前記1組の制約条件を満たさない、前記複数の溶接作業での各溶接作業について、
    前記それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示し、
    前記それぞれの溶接作業を実行できるように、前記シーケンス・ファイルに基づいて前記溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するように構成される、溶接シーケンサと
    を備える、溶接シーケンサ・システム。
  2. 前記溶接シーケンサが、前記溶接電源の前記1つまたは複数のパラメータを第1の時点に設定するようにさらに構成され、前記溶接シーケンサが、前記複数の溶接作業での各溶接作業について、前記第1の時点よりも前の第2の時点に、前記溶接電源の動作中での前記関連する1組の制約条件を、前記それぞれの溶接作業が満たすかどうかを示すデータを前記レポートに記憶するようにさらに構成される、請求項1に記載の溶接シーケンサ・システム。
  3. 前記溶接シーケンサが、前記それぞれの溶接作業に関連する前記1組の制約条件を満たす、前記複数の溶接作業での各溶接作業について、
    前記それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、前記ユーザ・インターフェースに表示せず、
    前記それぞれの溶接作業を実行できるように、前記シーケンス・ファイルに基づいて前記溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定しない
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の溶接シーケンサ・システム。
  4. 前記1組の制約条件が、平均の溶接パラメータ値を下回る複数の標準偏差、および前記平均の溶接パラメータ値を上回る複数の標準偏差を含む、請求項1に記載の溶接シーケンサ・システム。
  5. 前記レポートは、電流レベル、電圧レベル、ワイヤ供給速度、溶接時間、または溶接作業全体の時間のうち少なくとも1つが前記1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含む、請求項1に記載の溶接シーケンサ・システム。
  6. 前記部品が、固有のシリアル・ナンバーに関連付けられている、請求項1に記載の溶接シーケンサ・システム。
  7. 前記溶接シーケンサが、
    前記固有のシリアル・ナンバーをユーザから受信し、
    前記固有のシリアル・ナンバーに基づいて前記シーケンス・ファイルおよび前記レポートを検索する
    ようにさらに構成される、請求項6に記載の溶接シーケンサ・システム。
  8. 溶接作業を再加工する方法であって、
    部品に関連するシーケンス・ファイルを検索するステップであって、前記シーケンス・ファイルが複数の溶接作業を含むステップと、
    前記部品に関連するレポートを検索するステップであって、前記レポートは、前記複数の溶接作業での各溶接作業が、それぞれの溶接作業に関連する1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含むステップと、
    前記それぞれの溶接作業に関連する前記1組の制約条件を満たさない、前記複数の溶接作業での各溶接作業について、
    前記それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、ユーザ・インターフェースに表示するステップと、
    前記それぞれの溶接作業を実行できるように、前記シーケンス・ファイルに基づいて溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するステップと
    を含む、方法。
  9. 溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定するステップが、前記溶接電源の前記1つまたは複数のパラメータを第1の時点に設定するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数の溶接作業での各溶接作業について、前記第1の時点よりも前の第2の時点に、前記溶接電源の動作中での前記関連する1組の制約条件を、前記それぞれの溶接作業が満たすかどうかを示すデータを前記レポートに記憶するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記それぞれの溶接作業に関連する前記1組の制約条件を満たす、前記複数の溶接作業での各溶接作業について、
    前記それぞれの溶接作業に関連する溶接部の部品の位置を示す図を、前記ユーザ・インターフェースに表示しないステップと、
    前記それぞれの溶接作業を実行できるように、前記シーケンス・ファイルに基づいて前記溶接電源の1つまたは複数のパラメータを設定しないステップと
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記1組の制約条件が、平均の溶接パラメータ値を下回る複数の標準偏差、および前記平均の溶接パラメータ値を上回る複数の標準偏差を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記レポートは、電流レベル、電圧レベル、ワイヤ供給速度、溶接時間、または溶接作業全体の時間のうち少なくとも1つが前記1組の制約条件を満たすかどうかの指示を含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記部品が、固有のシリアル・ナンバーに関連付けられている、請求項8に記載の方法。
  15. シーケンス・ファイルを検索するステップが、
    前記固有のシリアル・ナンバーをユーザから受信するステップと、
    前記固有のシリアル・ナンバーに基づいて前記シーケンス・ファイルを検索するステップと
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
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