JP2019021734A - 電子機器 - Google Patents

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亮祐 川瀬
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【課題】発熱体を冷却するためのファンの大径化や回転速度の高速化を招くことなく、該発熱体を効率よく冷却できる電子機器を提供する。【解決手段】筐体と、発熱体が取り付けられるベース板、およびベース板上に所定の間隔を有して立設された、その一部がそれぞれ切り欠かれた形状である複数の放熱フィンを備えた放熱部材と、筐体外の空気を筐体内に取り込むための、筐体の壁面に設けられた吸気口と、筐体内の空気を筐体外へ排気するための、筐体の壁面に取り付けられた排気ファンとを有し、吸気口から取り込まれた筐体外の空気が複数の放熱フィンへ向かって流れるように、吸気口、放熱部材及び排気ファンが配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は発熱体を冷却するための放熱部材を備えた電子機器に関する。
従来から電子部品等の発熱体を冷却するために様々な冷却方式が検討されている。特に空冷方式は、簡易な構成で安価に実現できるため、多くの電子機器で採用されている。例えば、業務用や一般家庭用として広く普及している投写型表示装置(プロジェクタ)では強制空冷方式が用いられる。強制空冷方式では、例えば放熱部材(ヒートシンク)と冷却ファンとが用いられる。
図5は、背景技術の放熱部材の構成例を示す正面図である。図5は、背景技術の放熱部材を複数の放熱フィンの配列方向と平行な方向から見た様子を示している。また、図5で示す矢印は冷却ファンから送風される空気の流れを示している。
図5で示すように、放熱部材6は、発熱体5が取り付けられるベース板61と、該ベース板61に所定の間隔を有して立設される複数の放熱フィン62とで構成される。
発熱体5は、通常、放熱フィン62を有するベース板61の一方の面と対向する他方の面の略中央部に取り付けられる。発熱体5で発生した熱は、ベース板61の略中央部から各放熱フィン62へ放射状に伝導し、各放熱フィン62の表面から大気中に放散される。このとき、冷却ファン(不図示)から放熱フィン62へ送風し、各放熱フィン62の表面近傍の空気を入れ替えることで発熱体5を効果的に冷却できる。このような放熱部材6では、放熱フィン62の表面積が大きく、各放熱フィン62の間に流れる空気の速度が速いほど発熱体5を効率よく冷却できることが知られている。
図5に示した放熱部材6において、発熱体5で発生した熱を効率よく冷却するには、該発熱体5と近いベース板61の略中央部付近に立設された放熱フィン62の根元付近に流れる空気の速度を速くすることが重要になる。しかしながら、放熱フィン62の先端側に冷却ファンを配置し、放熱フィン62へ向かって送風すると、図1で示すように放熱フィン62のベース板61側における根元付近で空気の淀みが発生し、ベース板61の略中央部付近で流れる空気の速度が遅くなる。このような傾向は、放熱面積を広くするために、放熱フィン61の枚数を増やすことで各放熱フィン62の間隔が狭くなった放熱部材6で顕著になる。
放熱フィン62の根元付近に流れる空気の速度を上げるには、冷却ファンの回転速度を上げて冷却風を高速にする、あるいは冷却ファンを大径化することで送風量を増大させることでも実現できる。しかしながら、冷却ファンの回転速度を上げると該冷却ファンで発生する騒音が増大する。一方、冷却ファンを大径化することで送風量を増大させると、該冷却ファンを備える電子機器が大型になる。
冷却ファンの大径化や回転速度の高速化を図ることなく、放熱フィン62の根元付近で流れる空気の速度を向上させる方法は、例えば特開2005−251892号公報(以下、特許文献1と称す)で提案されている。特許文献1には、各放熱フィンにそれぞれ溝部を設け、各放熱フィンの配列方向における両端に溝部の無い板部材(シュラウド板)を配置した構成が記載されている。このような構成では、冷却ファンから送風されて放熱フィンの根元付近まで到達する空気の量が溝部の無い放熱フィンと比べて増大するため、該放熱フィンの根元付近における空気の速度の低下が抑制される。
特開2005−251892号公報
上述した特許文献1に記載された冷却装置は、立設された複数の放熱フィン上に冷却ファンである軸流ファンを直接固定した構成である。そのような構成では、該軸流ファンの中央部にモータがあることで、最も冷却したい発熱体を取り付けたベース板の略中央部付近の空気の速度が遅くなるため、発熱体を効率よく冷却できない課題がある。
そこで、例えば軸流ファンに代えて遠心方向に空気を送り出す遠心ファンを使用すれば、各放熱フィンに対して比較的均一に送風することができる。しかしながら、遠心ファンは、一般に軸流ファンと比べて風量が少ないため、冷却に必要な風量を確保するためには軸流ファンよりも大径化や回転速度の高速化を図る必要がある。そのため、遠心ファンを採用すると、該遠心ファンで発生する騒音の増大や該遠心ファンを備える電子機器の大型化を招いてしまう。
本発明は上述したような背景技術が有する課題を解決するためになされたものであり、発熱体を冷却するためのファンの大径化や回転速度の高速化を招くことなく、該発熱体を効率よく冷却できる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の電子機器は、筐体と、
発熱体が取り付けられるベース板、および前記ベース板上に所定の間隔を有して立設された、その一部がそれぞれ切り欠かれた形状である複数の放熱フィンを備えた放熱部材と、
前記筐体の外部の空気を前記筐体の内部に取り込むための、前記筐体の壁面に設けられた吸気口と、
前記筐体の内部の空気を前記筐体の外部へ排気するための、前記筐体の壁面に取り付けられた排気ファンと、
を有し、
前記吸気口から取り込まれた前記筐体の外部の空気が前記複数の放熱フィンへ向かって流れるように、前記吸気口、前記放熱部材及び前記排気ファンが配置された構成である。
本発明によれば、発熱体を冷却するためのファンの大径化や回転速度の高速化を招くことなく、該発熱体を効率よく冷却できる。
本発明の電子機器が備える放熱部材の一構成例を示す図であり、同図(a)は放熱フィン側から見た斜視図、同図(b)はベース板側から見た斜視図である。 図1に示した放熱部材の正面図である。 図2に示した放熱フィンに発熱体の熱が伝導する様子を示す模式図である。 本発明の電子機器の一例である投写型表示装置の一構成例を示す断面図である。 背景技術の放熱部材の構成例を示す正面図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電子機器が備える放熱部材の一構成例を示す図であり、同図(a)は放熱フィン側から見た斜視図、同図(b)はベース板側から見た斜視図である。図2は図1に示した放熱部材の正面図であり、図3は図2に示した放熱フィンに発熱体の熱が伝導する様子を示す模式図である。図2及び図3は、図1(a)及び(b)に示した放熱部材を、複数の放熱フィンの配列方向と平行な方向から見た様子を示している。また、図1(b)及び図2で示す矢印は放熱部材を通過する空気の流れの一例をそれぞれ示している。
図1(a)及び(b)で示すように、放熱部材1は、発熱体2が取り付けられるベース板11と、ベース板11に所定の間隔を有して立設された、その一部がそれぞれ切り欠かれた(以下、切り欠き13と称す)形状である複数の放熱フィン12とを有する。各放熱フィン12の切り欠き13は、ベース板11と対向する端辺からベース板11の方向へそれぞれ形成されている。
上述したように、発熱体2は、一般的にベース板11の略中央部に取り付けられるため、切り欠き13は各放熱フィン12の略中央部にそれぞれ設ける。切り欠き13は、各放熱フィン12の略中央部である必要はなく、発熱体2の位置や発熱体2の最も発熱する部位に応じて、中央部からずれた位置に設けてもよい。切り欠き13は、図1(a)及び(b)、並びに図2で示すように、放熱フィン12の配列方向と平行な方向から見てV字(逆三角形)状となるように形成すればよい。切り欠き12は、V字状に限定されるものではなく、例えばU字(四角形)状や逆台形状となるように形成してもよく、その他の形状となるように形成してもよい。
図1(a)及び(b)では、各放熱フィン12に設ける切り欠き13が同一形状であり、かつ同一寸法である例を示しているが、各放熱フィン12に設ける切り欠き13の形状や寸法は異なっていてもよい。例えば、ベース板11上の各放熱フィン12を所定の枚数毎に複数の領域に分割した場合、放熱フィン12は、領域毎に異なる形状の切り欠き13を備えていてもよく、領域毎に異なる寸法(開口幅)の切り欠き13を備えていてもよい。また、ベース板11上の各放熱フィン12は、配列方向において切り欠き13の形状が徐々に変化する構成でもよく、切り欠き13の寸法(開口幅)が徐々に変化する構成でもよい。
また、本発明では、発熱体2及び放熱部材1を含む電子機器の筐体内の空気を、不図示の排気ファン3を用いて該筐体外へ強制的に排気することで吸気口4から筐体外の空気を筐体内に吸気させる。吸気口4及び排気ファン3は電子機器の筐体壁面にそれぞれ設ければよい。さらに、本発明では、吸気口4から筐体内に取り込まれた空気が放熱部材1の各放熱フィン12へ向かって流れるように、吸気口4、放熱部材1及び排気ファン3を配置する。このとき、吸気口4と近接して放熱フィン12が位置するように放熱部材1を配置することで、吸気口4から取り込まれた筐体外の空気が放熱フィン12に直接当たるようにするのが好ましい。
放熱フィン12に切り欠き13を設けると、該放熱フィン12の表面積が低減するため、放熱部材1の冷却効率が低下するとも考えられる。しかしながら、各放熱フィン12にそれぞれ切り欠き13を備える構成では、放熱フィン12に向かって流れる空気のうち、該切り欠き13の開口内に流れる込む空気の量が多くなる。そのため、切り欠き13に向かって流れた空気は、切り欠き13が無い放熱フィン12と比べて少ない抵抗で該放熱フィン12の根元まで到達する。
したがって、切り欠き13を備えた放熱フィン12では、切り欠き13が無い放熱部材と比べて放熱フィン12の根元まで到達する空気の速度の低下が抑制される。図3で示すように、放熱フィン12の温度は先端部よりも発熱体2に近い根元の方が高いため、放熱フィン12の根元まで到達する空気の速度の低下を抑制できれば、放熱部材1の放熱性能が向上する。
なお、図2で示すように、ベース板11と平行であり、各放熱フィン12の配列方向と直交する方向におけるベース板11の幅d2は、該方向と同一方向における各放熱フィン12の幅d1よりも狭くすることが好ましい。各放熱フィン12の根元付近に到達した空気は、ベース板11に沿って流れるため、d1>d2とすれば放熱フィン12の端部へ到達する前にベース板11の両端から排気ファン3の方向へ流れる。
また、図2で示すように、ベース板11と平行であり、各放熱フィン12の配列方向と直交する方向における吸気口4の幅d3は、該方向と同一方向におけるベース板11の幅d2よりも広いほうが好ましい。このようにd3>d2とすることで、放熱フィン12が設けられたベース板11の全面に吸気口4から取り込まれた空気を当てることが可能になる。また、d3>d2とすることで、ベース板11に当たらない空気は各放熱フィン12の間を通して排気ファン3の方向へ流れる。そのため、吸気口4に近接して放熱フィン12が位置するように放熱部材1を配置しても、吸気口4から排気ファン3へ向かう良好な空気の流れを実現できる。
切り欠き13の幅d4は、ベース板11と平行であり、各放熱フィン12の配列方向と直交する方向におけるベース板11の幅d2よりも狭いほうが好ましい。このようにd4<d2とすることで、放熱フィン12の表面積の低下を抑制できる。
さらに、切り欠き13の深さh2は放熱フィン12の高さh1の2/3程度とすることが好ましい。切り欠き13を放熱フィン12の根元まで設けないことで、発熱体2と近い部位における放熱フィン12の表面積の低下を抑制できる。すなわち、d4<d2、あるいはh2≒h1・2/3とすることで、各放熱フィン12に切り欠き13を設けることによる放熱部材1の放熱性能の低下が最小限に抑制される。
本発明によれば、吸気口4から取り込まれた空気が放熱部材1の各放熱フィン12へ向かって流れるように、吸気口4、放熱部材1及び排気ファン3を配置するため、各放熱フィン12に対して筐体外から取り込まれた空気が比較的均一に送風される。そのため、発熱体2が取り付けられた放熱部材1が備えるベース板11の略中央部付近にも筐体外から取り込まれた空気が送風される。また、本発明では、放熱部材1の各放熱フィン12に切り欠き13を備えることで、該放熱フィン12の根元付近まで到達する空気の速度の低下が抑制されるため、放熱部材1の冷却性能が向上する。
したがって、発熱体2を冷却するためのファン(排気ファン3)の大径化や回転速度の高速化を招くことなく、該発熱体2を効率よく冷却できる。また、発熱体2である電子部品を効率よく冷却できることで、該電子部品の製品寿命の短縮が抑制される。
次に本発明を適用する電子機器の一例である投写型表示装置について説明する。
投写型表示装置は、映像形成素子で形成された画像や映像をスクリーン等へ投影することで表示する装置である。以下では、投写型表示装置のうち、映像形成素子として液晶パネルを用いる液晶プロジェクタ装置の構成例及び動作例について簡単に説明する。投写型表示装置には、映像形成素子として、DMD(Digital Micro-mirror Device:登録商標)を用いる構成もある。
図4は、本発明の電子機器の一例である投写型表示装置の一構成例を示す断面図である。
図4で示すように、投写型表示装置100は、光源部200、照明光学系300、光変調部400及び投写光学系500を備える。
光源部200は、光源201、コリメータレンズ202、第1のレンズ群203、ダイクロイックミラー204、蛍光体ホイール205、第2のレンズ群206及び第3のレンズ群207を備える。
光源201には、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、あるいはレーザダイオードやLED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子が用いられる。図4は、光源201としてレーザダイオードを用いる投写型表示装置の構成例を示している。レーザダイオードは、本発明において冷却対象となる発熱体2であり、放熱部材1のベース板11に取り付けられる。
光源201から出射された光(例えば、S偏光の青色レーザ光)は、コリメータレンズ202によって平行光束に変換され、第1のレンズ群203によって集光されてダイクロイックミラー204に入射される。
ダイクロイックミラー204は、例えばS偏光で入射する光に対して、光源201の波長よりも長い第1の波長以上の光を透過し、第1の波長未満の光を反射する特性を有する。また、ダイクロイックミラー204は、P偏光で入射する光に対して、光源201の波長よりも短い第2の波長以上の光を透過し、第2の波長未満の光を反射する特性を有する。ダイクロイックミラー204は、第1のレンズ群203を介して入射された光(青色光)を反射する。ダイクロイックミラー204で反射された青色光は1/4波長板を含む第2のレンズ群206で集光されて高速に回転する蛍光体ホイール205に照射される。
1/4波長板は、一方の面から入射された直線偏光(ここではS偏光)を円偏光に変換し、他方の面から入射された円偏光を、上記一方の面から入射される直線偏光とは異なる偏光面(90°異なる)の直線偏光(P偏光)に変換する。そのため、ダイクロイックミラー204で反射された青色光(S偏光)は、1/4波長板を通過することで円偏光となる。
蛍光体ホイール205は、光源201から出射された青色光を反射する領域と、光源201から出射された光で励起し、該光とは異なる波長の光(例えば、黄色光)を発光する蛍光体が固定された蛍光体領域とを備える。そのため、蛍光体ホイール205からは、青色光(円偏光)と蛍光体領域で発光された黄色光とが順次出力される。
蛍光体ホイール205から出力された青色光及び黄色光は第2のレンズ群206を通過してダイクロイックミラー204に入射される。このとき、青色光(円偏光)は、1/4波長板を再び通過することで、光源201の偏光(S偏光)から1/2波長位相が異なる直線偏光(P偏光)に変換されてダイクロイックミラー204に入射される。黄色光は、振動方向がランダムな偏光(非偏光)であるため、1/4波長板を透過しても光の特性は変化しない。ダイクロイックミラー204は、青色光よりも波長が十分に長い黄色光を透過させるため、1/4波長板を通過した青色光(P偏光)及び黄色光(非偏光)はダイクロイックミラー204を透過する。ダイクロイックミラー204を透過した青色光(P偏光)及び黄色光(非偏光)は第4のレンズ群207によって集光されて照明光学系300に入射される。
照明光学系300は、インテグレータ301、PBS302、レンズ303、第1のカラーフィルタ304、第1のミラー305、第2のカラーフィルタ306、第1のリレーレンズ307、第2のミラー308、第2のリレーレンズ309及び第3のミラー310を備える。
インテグレータ301は、光源部200から出射された光を、照射面に対して均一な照度分布を有する光に変換する。
PBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)302は、インテグレータ301から出力された光を、R(赤)/G(緑)/B(青)の各色光に分離して出力する。PBS302から出力された各色光はレンズ303で集光されて第1のカラーフィルタ304に入射される。
第1のカラーフィルタ304は、例えば緑色光及び青色光を透過させ、赤色光を反射する。第1のカラーフィルタ304で反射された赤色光は第1のミラー305で反射されて光変調部400に入射され、第1のカラーフィルタ304を透過した緑色光及び青色光は第2のカラーフィルタ306に入射される。
第2のカラーフィルタ306は、例えば青色光を透過させ、緑色光を反射する。第2のカラーフィルタ306で反射された緑色光は光変調部400に入射され、第2のカラーフィルタ306を透過した青色光は第1のリレーレンズ307によって第2のミラー308に入射される。
第2のミラー308は入射された青色光を反射し、該反射された青色光は第2のリレーレンズ309によって第3のミラー308に入射される。第3のミラー308は入射された青色光を反射し、光変調部400に入射する。
光変調部400は、上述した映像形成素子である液晶パネル401及び色合成プリズム402を備える。
照明光学系300で分離された各色光は、R(赤)/G(緑)/B(青)毎に用意された液晶パネル401に入射され、映像信号に基づいてそれぞれ光変調される。光変調された各色光は、色合成プリズム402によって合成され、投写レンズ(不図示)を備えた投写光学系500を介して不図示のスクリーン等に映像として投影される。
図4では、R(赤)/G(緑)/B(青)の色光毎に液晶パネル401を備える構成例を示しているが、液晶プロジェクタ装置にはR(赤)/G(緑)/B(青)の各色光で共通の液晶パネルを用いる構成もある。また、ここでは透過型の液晶パネルを用いて光変調する構成例を示したが、液晶プロジェクタ装置には反射型の液晶パネルを用いて光変調する構成もある。
このような構成において、図4に示す投写型表示装置100では、光源201であるレーザダイオードを放熱部材1に取り付け、放熱フィン12が吸気口4と近接するように該放熱部材1を配置する。
また、吸気口4から取り込まれた筐体外の空気が放熱部材1の放熱フィン12へ向かって流れるように、例えば蛍光体ホイール204近傍の筐体側面に排気ファン3を配置し、排気ファン3を用いて筐体内の空気を筐体外へ強制的に排気する。
吸気口4から取り込まれた筐体外の空気は、各放熱フィン12に対して比較的均一に送風される。そのため、光源201が取り付けられた放熱部材1のベース板11の略中央部付近にも筐体外から取り込まれた空気が送風される。
また、本発明では、放熱部材1の各放熱フィン12に切り欠き13を備えているため、該放熱フィン12の根元付近まで到達する空気の速度の低下が抑制される。
したがって、発熱体(光源201)2を冷却するためのファン(排気ファン3)の大径化や回転速度の高速化を招くことなく、該発熱体2を効率よく冷却できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細は本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更が可能である。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    発熱体が取り付けられるベース板、および前記ベース板上に所定の間隔を有して立設された、その一部がそれぞれ切り欠かれた形状である複数の放熱フィンを備えた放熱部材と、
    前記筐体の外部の空気を前記筐体の内部に取り込むための、前記筐体の壁面に設けられた吸気口と、
    前記筐体の内部の空気を前記筐体の外部へ排気するための、前記筐体の壁面に取り付けられた排気ファンと、
    を有し、
    前記吸気口から取り込まれた前記筐体の外部の空気が前記複数の放熱フィンへ向かって流れるように、前記吸気口、前記放熱部材及び前記排気ファンが配置された電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記吸気口から取り込まれた前記筐体の外部の空気が前記複数の放熱フィンに直接当たるように前記放熱部材が配置された電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記ベース板と平行であり、前記複数の放熱フィンの配列方向と直交する方向における前記ベース板の幅が、該方向と同一方向における前記放熱フィンの幅よりも狭い電子機器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記ベース板と平行であり、前記複数の放熱フィンの配列方向と直交する方向における前記吸気口の幅が、該方向と同一方向における前記ベース板の幅よりも広い電子機器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記切り欠きの開口幅が、前記複数の放熱フィンの配列方向と直交する方向における前記ベース板の幅よりも狭い電子機器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記切り欠きの深さが前記放熱フィンの高さの2/3である電子機器。
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