JP2019021157A - 情報提示システム、情報提示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、各ユーザの対話内容を記録し、再生する際にLINE(登録商標)の対話インターフェースのように、時系列の順番にユーザ毎のメッセージを表示する電子会議室システムがある(例えば、特許文献3参照)。
また、本発明によれば、上述した構成により、「興味が無い」、「関連がない(あるいは低い)」と推定されるメッセージに対し、直感的に知覚可能を得る表示と逆に、直感的な知覚を得ることができない表示(例えば、「興味がある」または「関連がある」メッセージに対して、より抑えめあるいは控えた表示)を行うことにより、「興味がある」または「関連がある」メッセージを直感的に知覚可能とすることもできる。
また、閲覧志向情報が上記閾値未満のメッセージを、閲覧志向情報が閾値以上のメッセージに比較して、より目だたない(控えめあるいは抑えめの)ように圧縮(縮小)した表示とし、閲覧志向情報が閾値以上のメッセージを、より閲覧志向情報が上記閾値未満のメッセージに比較し、より強調させるようにする。
ここで、上記閲覧志向とは、自身の嗜好性及び関連性の各々を有する単語等を含む対話データを参照(閲覧)したいと感じるユーザの意志を示している。
図1は、本発明の一実施形態による情報提示システムを用いた対話システムの構成例を示すブロック図である。図1において、対話システム100は、情報提示システム10、端末装置20及び通信ネットワーク30の各々を備えている。
図1に示す対話システム100は、複数のユーザからなる対話グループにおいて対話データの送受信及び提示に用いられる。端末装置20の各々は、対話システム100を用いるユーザそれぞれが所有する端末であり、情報の送受信及び提示を要求するユーザに使用される端末である。本実施形態において、通信ネットワーク30は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)などである。
また、端末装置20は、自身が有する入力部(例えば、マイクロフォンなど)がユーザの発話する音声を入力し、デジタル形式の音声データに変換し、自身が有する送信部及び通信ネットワーク30を介して、情報提示システム10に対して発話情報として送信する。
また、情報提示システム10は、端末装置20から受信した発話情報における音声データをテキスト(文字データ)に変換し、記憶部(後述)に書き込んで記憶させる。
また、情報提示システム10が、端末装置20から取得した音声データを、音声データからテキストに変換する変換機構を持つ外部サーバ(不図示)へ送信し,この外部サーバから変換されたテキストを取得するように構成してもよい。
例えば、ユーザの意図を伝えることができるデバイスやセンサであればどのような機器でもよい。例えば、文字情報がキーボードやタッチパネルによって入力されるような構成や、ユーザのジェスチャによって示される情報が、端末装置20に備えられたカメラによって入力されるような構成であってもよい。
上記以外にも、ユーザの意図を伝える画像(顔文字、絵文字、LINE(登録商標)スタンプなど)や動画コンテンツをカメラによって入力されるような構成であったり、センサを介さずとも事前に保存されている動画コンテンツを用いてもよい構成とする。
本実施形態においては、モデル構築部103の一例として、ユーザの興味や関連性の高いキーワードに対してスコアを付与した特徴情報をデータベースとして保持するモデルを構築するという構成がある。そして、閲覧志向情報推定部104は、入力される発話情報から抽出される特徴情報とデータベースにおける特徴情報との比較を行い、閲覧志向情報としてスコアを算出する処理を行う。
一方、類似サブグループのモデルは、例えば、グループに新たに参加したユーザがグループ内の各ユーザとの間における対話が少ないため、ユーザ毎のモデルを生成できないために用意される。そして、ユーザ分類において、全体モデルのなかから最も類似した傾向を有する類似サブグループのモデルを選択して、閲覧志向情報のスコアを求めても良い。ここで、新たに参加したユーザのユーザ分類は、属性格納部109におけるユーザの属性データを用いて、属性データが類似したユーザの含まれる類似サブグループを検索して行われる。そして、新たに参加したユーザに対しては、抽出された類似サブグループのモデルがスコアの推定に用いられる。
この更新により、ユーザの各々の発話内容に対する閲覧志向が明確となり、発話情報を選択する精度が向上し、ユーザが閲覧したいと志向する発話情報を抽出することが可能となる。
また、モデル構築部103は、ユーザ毎に異なる複数のモデル、例えば、閲覧志向のスコア、コンテンツの表示の嗜好性のスコア、属性情報のスコアなどの複数のモデルを生成し、これらを単独モデルであるいは組み合わせた合成モデルとして用い、スコアを算出するように構成しても良い。
また、閲覧志向情報推定部104は、閲覧志向情報として、上述した嗜好性のモデルを用いて、端末装置20に対するコンテンツの表示の形態に対する嗜好性などに関するスコアを求め、データ表示制御部107に対して出力する。
そして、強調データ抽出部106は、各発話情報とともに、それぞれの発話情報に対する強調提示情報(強調提示するか否か、強調提示する場合にはその方法)とを組み合わせて、データ表示制御部107に対して出力する。
ここで、例えば、閲覧志向情報のスコアに対して閾値を設け、この閾値以上に関しては強調表示するように構成してもよい。
すなわち、強調データ抽出部106は、閲覧志向情報が上記閾値以上の他のユーザのメッセージ(対話メッセージ)の表示として、閲覧志向情報が上記設定値未満のメッセージに比較して、ユーザが知覚し易い強調した形態の提示とする強調提示情報として決定する。
また、強調データ抽出部106は、閲覧志向情報が上記閾値未満のユーザのメッセージの表示形態として、閲覧志向情報が設定値以上のメッセージに比較して、ユーザが知覚し難い、より目だたない(控えめあるいは抑えめの)ように圧縮(縮小)した形態の提示とする強調提示情報として決定する。
このとき、データ表示制御部107は、データ表示制御部107からの強調提示情報に応じて、コンテンツの表示形態に対して加工処理を行う(例えば、図2に示す変更処理などを行う)。
そして、上記明示的な項目に対するユーザからの応答は、端末装置20から供給されると取得制御部101により行動格納部110に対して書き込まれて記憶される。
また、取得制御部101、データ解析部102、データ表示制御部107の各々は、それぞれ取得した発話内容、解析結果、強調提示で用いたコンテンツの情報(文字、音声、静止画及び動画など)を発話格納部108に対して書き込んで記憶させる。
上述した閲覧志向情報のスコアとする指標に加えて、文字数と応答時間の間隔との相互関係を元に、スコアリングする構成としても良い。
閲覧志向情報推定部104は、上述した発話ログテーブルにおける情報を用いて、嗜好性に対応するスコアを推定するモデルにより、他のユーザの発話情報であるメッセージの各々に対する嗜好性のスコアを推定する。
そして、閲覧志向情報推定部104は、上記ユーザ毎のモデルを用いて、他のユーザの発話情報であるテキストデータなどの特徴情報を入力し、発話情報の各々に対するスコアを求めて付与する。
閲覧志向情報推定部104は、ユーザが属するグループにおける対話が初めて、すなわちグループにおける対話に初参加か否かの判定を行う。このとき、閲覧志向情報推定部104は、発話格納部108の発話ログテーブルを参照し、この参加したユーザのユーザIDが発話ログテーブルに有るか否かにより、初参加か否かの判定を行う。
そして、閲覧志向情報推定部104は、参加したユーザのユーザIDが発話ログテーブルに有る場合、このユーザが初参加でないと判定し、処理をステップS2へ進める。
一方、閲覧志向情報推定部104は、参加したユーザのユーザIDが発話ログテーブルにない場合、このユーザが初参加であると判定し、処理をステップS3へ進める。
閲覧志向情報推定部104は、モデル構築部103から、このユーザに対応した、閲覧志向情報のスコアを求めるモデル(個人モデル)を読み込む。
閲覧志向情報推定部104は、モデル構築部103に対して、このユーザに対応した、類似サブグループの抽出を依頼する。
これにより、モデル構築部103は、初参加のユーザの属性情報から、この初参加のユーザに類似するユーザからなる類似サブグループを抽出し、閲覧志向情報推定部104に対して通知する。
そして、閲覧志向情報推定部104は、通知された類似サブグループに対応するモデル(全体モデル)を、モデル構築部103から読み込む。
閲覧志向情報推定部104は、モデル(個人モデルあるいは全体モデル)の読み込み後、発話情報が供給されるのを待つ待機状態(入力待機)となる。すなわち、閲覧志向情報推定部104は、データ解析部102から発話情報の解析結果が供給されるのを待機する。
閲覧志向情報推定部104は、発話情報が入力されたか、あるいは発話情報ではなくユーザの何らかのアクション(画面の操作など)が行われたかの情報である行動情報が入力されたかの判定を行う。このとき、閲覧志向情報推定部104は、発話情報が入力された(yes)場合、処理をステップS6へ進める。一方、閲覧志向情報推定部104は、上記行動情報が入力された場合、すなわち、発話情報が入力されない(no)場合、処理をステップS6へ進める。
データ解析部102は、新たに受信した発話情報(対話を行うアプリケーションが起動された際に受信される対話のメッセージ)を解析する処理を行い、発話情報毎の特徴情報を閲覧志向情報推定部104へ出力する。ここで、データ解析部102は、対話のメッセージのテキストデータの各々の解析を行い、解析結果として発話内容の特徴情報を閲覧志向情報推定部104に対して出力する。
そして、強調データ抽出部106は、発話情報の各々のスコア、あるはスコアと各種記憶情報(発話、属性、行動)との組み合わせに応じて、発話情報それぞれの強調提示情報(最適化提示情報)を求める。ここで、各種記憶情報とは、発話格納部108、属性格納部109及び行動格納部110の各々に記憶されている、発話ログテーブル、ユーザ属性テーブル、ユーザ行動テーブルそれぞれに記憶されているユーザの情報である。
強調データ抽出部106は、ユーザの端末装置20に対して、発話情報及び強調提示情報の組み合わせを送信する。
これにより、端末装置20は、発話情報を強調提示情報に対応して、図2の例に示すように、表示画面に表示する。
閲覧志向情報推定部104は、全ての発話情報に対する強調提示情報のスコアの算出が終了したか否かの判定を行う。このとき、閲覧志向情報推定部104は、全ての発話情報に対する強調提示情報のスコアの算出が終了した場合、処理を終了する。一方、閲覧志向情報推定部104は、全ての発話情報に対する強調提示情報のスコアの算出が終了していない場合、処理をステップS9へ進める。
ここで、モデル構築部103は、発話格納部108の発話ログテーブル及び行動格納部110のユーザ行動テーブルに新たに書き込まれた情報に対応し、ユーザ毎のモデル及び類似サブグループ毎のモデルの更新処理を行う。
取得制御部101は、取得されたユーザの行動情報を、行動格納部110のユーザ行動テーブルに書き込んで記憶させ、処理をステップS2へ進める。
取得制御部101は、取得された発話情報を、発話格納部108の発話ログテーブルに書き込んで記憶させ、処理をステップS2へ進める。
また、本実施形態によれば、ユーザ自身が「興味がない」あるいはユーザ自身と「関連がない」と推定される(閲覧志向情報のスコアが閾値未満)、端末装置20の表示画面におけるメッセージのフォントや吹き出しの画像を、ユーザ自身が「興味がある」あるいはユーザ自身と「関連がある」とするメッセージの画像に比較して目立ち難い表示とするため、ユーザ自身以外の他のユーザのメッセージのなかから関連性を有しない、すなわちユーザの閲覧志向の低いメッセージを直感的に判別し難くすることが可能となる。これにより、ユーザ自身が「興味がある」あるいはユーザ自身と「関連がある」と推定されるメッセージの表示がより強調される提示形態となる。
また、本実施形態によれば、ユーザの興味や、ユーザと対話グループにおけるメンバーの他のユーザとの関連性を反映して、端末装置20の表示画面にメッセージの表示を実現することができ、各ユーザに対して「必要な情報(自身の閲覧志向の高い情報)の素早い収集・把握」という効果、及び嗜好が近いユーザのメッセージが強調されることにより、「対話しているユーザ識別の簡便化」という効果を提供できる。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
10…情報提示システム
20…端末装置
30…通信ネットワーク
100…対話システム
101…取得制御部
102…データ解析部
103…モデル構築部
104…閲覧志向情報推定部
106…強調データ抽出部
107…データ表示制御部
108…発話格納部
109…属性格納部
110…行動格納部
Claims (9)
- ネットワークを介して、所定の対話グループに属する複数のユーザが各々の端末を用い、それぞれのユーザの間で対話を行う際、対話データの履歴のなかから前記ユーザの各々が参照したい対話データの表示制御を行う情報提示システムであり、
前記対話グループに属する前記ユーザの各々の対話データが記憶される発話格納部と、
前記ユーザの各々の対話データの内容から、前記ユーザそれぞれの興味/関連を示す度合いのスコアである閲覧志向情報を、対話データ毎に推定する閲覧志向情報推定部と、
前記対話データの各々の前記閲覧志向情報に対応させ、当該対話データの表示形態を示す強調表示情報を決定する強調データ抽出部と、
前記端末の表示画面において、前記強調表示情報の示す前記表示形態により、前記対話データの各々を表示させるデータ表示制御部と
を備えることを特徴とする情報提示システム。 - 強調データ抽出部が、前記閲覧志向情報が高くなるにしたがって、より前記閲覧志向情報が低い対話データに比較して、ユーザの知覚が高くなる表示形態で提示するように強調表示情報を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。 - 前記ユーザ毎に、履歴として記憶されている対話データの自然言語処理を行い、単語の少なくとも意味及び配列から、前記対話データの特徴情報を抽出するデータ解析部をさらに有し、
前記閲覧志向情報推定部が、前記特徴情報に対応して、前記ユーザ毎に前記対話データの各々の前記閲覧志向情報を求める
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。 - 前記閲覧志向情報推定部が、前記閲覧志向情報を推定する際に前記対話データのみでなく、少なくとも、前記ユーザと同一の前記対話グループにおける他のユーザの対話データに対する回答の回数、当該回答における対話メッセージの文字数、前記回答までの時間、及び他のユーザの対話データの展開の有無の各々のいずれか、あるいは組み合わせを含む行動情報を用いて、前記閲覧志向情報を推定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報提示システム。 - 前記閲覧志向情報推定部が、前記閲覧志向情報を推定する際に前記対話データのみでなく、少なくとも、前記ユーザと同一の前記対話グループにおける他のユーザの居所、性別、年齢及び職業の各々のいずれかあるいは組み合わせを含む属性情報を用いて、前記閲覧志向情報を推定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報提示システム。 - 前記データ表示制御部が、前記対話データを強調する表示形態として、前記対話データの圧縮(縮小)、展開、フォント、フォントサイズ、表示色、明滅のいずれかあるいは組み合わせにより表示する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報提示システム。 - 前記データ表示制御部が、前記対話データを強調する表示形態として、前記対話データに添付された音声、静止画及び動画の各々のテキストの文章以外のコンテンツを提示する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報提示システム。 - ネットワークを介して、所定の対話グループに属する複数のユーザが各々の端末を用い、それぞれのユーザの間で対話を行う際、対話メッセージの履歴のなかから前記ユーザの各々が参照したい対話メッセージの表示制御を行う情報提示システムの動作方法であり、
閲覧志向情報推定部が、前記対話グループに属する前記ユーザの各々の対話データが記憶される発話格納部における前記ユーザの各々の対話データの内容から、前記ユーザそれぞれの興味/関連を示す度合いのスコアである閲覧志向情報を、対話データ毎に推定する閲覧志向情報推定過程と、
強調データ抽出部が、前記対話データの各々の前記閲覧志向情報に対応させ、当該対話データの表示形態を示す強調表示情報を決定する強調データ抽出過程と、
データ表示制御部が、前記端末の表示画面において、前記強調表示情報の示す前記表示形態により、前記対話データの各々を表示させるデータ表示制御過程と
を含むことを特徴とする情報提示方法。 - ネットワークを介して、所定の対話グループに属する複数のユーザが各々の端末を用い、それぞれのユーザの間で対話を行う際、対話メッセージの履歴のなかから前記ユーザの各々が参照したい対話メッセージの表示制御を行う情報提示システムとしてコンピュータを動作させるプログラムであり、
前記コンピュータを、
前記対話グループに属する前記ユーザの各々の対話データが記憶される発話格納部における前記ユーザの各々の対話データの内容から、前記ユーザそれぞれの興味/関連を示す度合いのスコアである閲覧志向情報を、対話データ毎に推定する閲覧志向情報推定手段、
前記対話データの各々の前記閲覧志向情報に対応させ、当該対話データの表示形態を示す強調表示情報を決定する強調データ抽出手段、
前記端末の表示画面において、前記強調表示情報の示す前記表示形態により、前記対話データの各々を表示させるデータ表示制御手段
として機能させるためのプログラム。
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