JP2019020785A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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雄一 鶴巻
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洋介 大山
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Takumi Ido
拓海 井土
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Mukutaro Onuki
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Abstract

【課題】商用電源から機器に供給される電流の波形に基づいて、機器の動作状況をモニタリング可能な情報処理装置等を提供すること。【解決手段】情報処理装置は、所定時間長の電流データを複数取得する取得部と、前記取得部が取得した前記電流データを複数のクラスタに分けるクラスタリング部と、前記取得部が新たに取得した電流データを、前記クラスタリング部が分けた複数の前記クラスタのいずれか一つに分類する分類部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
配電システムの電流波形をモニタリングして過渡状態を検出し、過渡状態の波形を所定の基準と比較することにより、故障の発生を検出する方法が提案されている(特許文献1)。
特表2013−518543号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法においては、配電システムに接続された各種機器の動作状況をモニタリングすることはできない。
一つの側面では、機器の動作状況をモニタリング可能な情報処理装置等を提供することを目的とする。
情報処理装置は、所定時間長の電流データを複数取得する取得部と、前記取得部が取得した前記電流データを複数のクラスタに分けるクラスタリング部と、前記取得部が新たに取得した電流データを、前記クラスタリング部が分けた複数の前記クラスタのいずれか一つに分類する分類部とを備える。
一つの側面では、機器の動作状況をモニタリング可能な情報処理装置等を提供することができる。
情報処理システムの構成を説明する説明図である。 情報処理システムの構成を説明する説明図である。 情報処理装置の外観を説明する説明図である。 情報処理装置が行う処理の概要を説明する説明図である。 波形DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 周波数成分DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 意味づけDBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 分類DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 ブロックDBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 異常DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 主成分分析およびクラスタリングの処理の概要を説明する説明図である。 クライアントが表示する画面を示す説明図である。 クライアントが表示する画面を示す説明図である。 クライアントが表示する画面を示す説明図である。 クライアントが表示する画面を示す説明図である。 プログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。 分類作成のサブルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 意味づけ取得のサブルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 プログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。 特徴量DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。 実施の形態2のクライアントが表示する画面を示す説明図である。 実施の形態2のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態3の情報処理システムのブロック図である。 実施の形態4の情報処理システムの構成を説明する説明図である。
[実施の形態1]
図1は、情報処理システム40の構成を説明する説明図である。情報処理システム40は、ネットワークを介して接続された情報処理装置10、クライアント20およびサーバ30を含む。図1においては、情報処理装置10の構成を示す。
情報処理装置10は、第1CPU(Central Processing Unit)11、主記憶装置12、補助記憶装置13、通信部14、センサI/F17、電流センサ18およびバスを備える。本実施の形態の情報処理装置10は、商用電源から各種の機器45に供給される電流波形に基づいて、機器45の動作状態をモニタリングする装置である。機器45は、商用電源から供給される電力を消費して動作する各種電気機器であり、たとえば工作機械または家電製品等である。なお機器45は、たとえば自家発電設備等の非商用電源から供給される電力により動作しても良い。
第1CPU11は、本実施の形態にかかるプログラムを実行する演算制御装置である。第1CPU11には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。第1CPU11は、バスを介して情報処理装置10を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置12には、第1CPU11が行う処理の途中で必要な情報および第1CPU11で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置13は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置13には、第1CPU11に実行させるプログラム、波形DB(Database)51、周波数成分DB52、意味づけDB531、分類DB541およびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。なお、各DBはネットワーク等を介して情報処理装置10に接続された外部の大容量記憶装置等に保存されていても良い。各DBの詳細については後述する。
通信部14は、ネットワークとの通信を行うインターフェイスである。電流センサ18は、たとえばCT(Current Transformer)方式の電流計である。電流センサ18は、機器45の非接地側電線に取り付けられる。
センサI/F17は、電流センサ18の出力をA/D(Analog / Digital)変換するインターフェイスである。センサI/F17が変換したデジタル信号は、センサI/F17内に設けられたバッファメモリ19に一時保存され、第1CPU11により順次処理される。
図2は、情報処理システム40の構成を説明する説明図である。図2においては、クライアント20およびサーバ30の構成を示す。クライアント20は、汎用のパソコン、タブレット、スマートフォン等の情報機器である。クライアント20は、第2CPU21、主記憶装置22、補助記憶装置23、通信部24、表示部25、入力部26およびバスを備える。
第2CPU21は、本実施の形態にかかるプログラムを実行する演算制御装置である。第2CPU21には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。第2CPU21は、バスを介してクライアント20を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置22は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置22には、第2CPU21が行う処理の途中で必要な情報および第2CPU21で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置23は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置23には、第2CPU21に実行させるプログラム、分類DB542、およびプログラムの実行に必要な各種情報が保存される。なお、分類DB542は、本実施の形態のプログラムの起動時にレコードを含まない状態で作成され、後述する準備段階の終了後に削除される。
通信部24は、ネットワークとの通信を行うインターフェイスである。表示部25は、たとえば液晶表示パネル等である。入力部26は、たとえばキーボードおよびマウス等である。表示部25と入力部26とは、一体のタッチパネルを構成しても良い。
サーバ30は、第3CPU31、主記憶装置32、補助記憶装置33、通信部34およびバスを備える。本実施の形態のサーバ30は汎用のパーソナルコンピュータまたはサーバマシン等の情報処理装置である。また、本実施の形態のサーバ30は、大型計算機上で動作する仮想マシンでも良い。
第3CPU31は、本実施の形態にかかるプログラムを実行する演算制御装置である。第3CPU31には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。第3CPU31は、バスを介してサーバ30を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置32は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置32には、第3CPU31が行う処理の途中で必要な情報および第3CPU31で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置33は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置33には、第3CPU31に実行させるプログラム、ブロックDB55、意味づけDB533、異常DB56、および、プログラムの実行に必要な各種情報が保存される。なお、各DBはサーバ30に接続された外部の大容量記憶装置等に保存されていても良い。各DBの詳細については後述する。
通信部34は、ネットワークとの通信を行うインターフェイスである。
図3は、情報処理装置10の外観を説明する説明図である。情報処理装置10は、筐体部47と、クランプ部48と、AC(Alternating Current)アダプタ一体型の電源プラグ46とを有する。筐体部47は、略直方体であり、内部に図1を使用して説明した第1CPU11等を搭載した回路基板を収容する。
電源プラグ46が商用電源に接続されることにより、情報処理装置10に直流電源が供給される。本実施の形態の情報処理装置10は、電源プラグ46が商用電源に接続されることにより起動する。
なお、情報処理装置10は、電源プラグ46の代わりに電池を内蔵していても良い。情報処理装置10は、電源プラグ46の代わりに、外付けの電池に接続されていても良い。これらの場合、情報処理装置10はユーザによる起動指示を受け付ける電源スイッチを備えることが望ましい。
クランプ部48は、筐体部47の一端に筐体部47に対して回動可能に設けられており、爪部49により筐体部47に固定される。筐体部47およびクランプ部48には、それぞれ半円型の溝が設けられている。二つの溝は合わさって測定孔44を形成する。
ユーザは、クランプ部48を開いて、機器45の非接地側電線を二つの溝の間に入れた後に、クランプ部48を閉じて爪部49により固定する。以上により、測定孔44の中を、非接地側電線が貫通する状態になる。測定孔44の周囲には、電流センサ18が配置されており、測定孔44の内側を通過する電流を測定可能である。
図3に示す情報処理装置10の外観は一例である。情報処理装置10の形状は、たとえば円柱型、卵型、球形その他任意の形状であってもよい。
図4は、情報処理装置10が行う処理の概要を説明する説明図である。図4Aは、準備段階の処理の概要を示す。図4Bは、モニタリング段階の処理の概要を示す。図1から図4を使用して、本実施の形態の情報処理装置が行う処理の概要を説明する。
前述の通り、機器45は商用電源に接続される。機器45は、ユーザの操作または自動制御により、様々な動作を行う。たとえば機器45がレーザ加工機である場合には、起動、加工条件の受け付け、切断、マーキング、スタンバイおよび停止等の動作を行う。機器45がエアコンである場合には、冷房、暖房、送風、除湿および停止等の動作を行う。
機器45が消費する電力は、動作により異なる。商用電源の電圧は、たとえばAC100ボルト、またはAC200ボルト等の一定の値であるので、商用電源から機器45に流れる電流も、動作により異なる。
図4Aを使用して、準備段階の処理の概要を説明する。情報処理装置10は、正常稼動中の機器45の非接地側電線に流れる電流の波形を、電流センサ18により取得する。電流センサ18の出力は、センサI/F17によりA/D変換される。デジタル化により得られた電流データは、バッファメモリ19に一時保存される。
第1CPU11は、バッファメモリ19から所定時間ΔT長の電流データを取得して、波形DB51に記録する。所定時間ΔTは任意の長さであり、たとえば5秒間である。以下の説明では、所定時間ΔT長に区切られた電流データを、区切波形と記載する。
図4においては、第1CPU11は、互いに重複せず、かつ、すべての電流データがいずれか一つの区切波形に含まれるように、区切波形を取得しているが、区切波形の取得方法はこれに限定しない。
第1CPU11は、たとえば、0秒から5秒までを第1の区切波形、4秒から9秒までを第2の区切波形、8秒から13秒までを第3の区切波形というように、一部が重複するように区切って取得しても良い。第1CPU11は、0秒から5秒までを第1の区切波形、10秒から15秒までを第2の区切波形、20秒から25秒までを第3の区切波形というように、間歇的に区切波形を取得しても良い。
第1CPU11は、区切波形を取得して波形DB51に記録する動作を、所定の取得期間にわたって継続して実行することにより、初期データを収集する。取得期間は、たとえば平日の一日、または一週間等であり、機器45が正常に稼動する際の動作状態をすべて含むことが望ましい。
第1CPU11は、ユーザによる指示を受け付けるまでの期間、初期データの収集を継続しても良い。この場合、情報処理装置10は、初期データ収集の終了指示を受け付けるボタンを有しても良い。第1CPU11は、ネットワークを介してユーザによる指示を受け付けて、初期データの収集を終了しても良い。
第1CPU11は、FFT(Fast Fourier Transform)によりそれぞれの区切波形を周波数領域に変換して、パワースペクトルを算出する。すなわち第1CPU11は、区切波形の周波数解析を行う。第1CPU11は、パワースペクトルの特徴量を算出し、周波数成分DB52に記録する。特徴量は、たとえば、パワースペクトルのピークの周波数およびピーク値である。第1CPU11は、たとえば特定の周波数における位相など、区切波形の周波数領域における特徴量を算出しても良い。
なお、第1CPU11は、たとえば振幅、最大値、最小値、RMS(Root mean Square)値等、時間領域における区切波形の特徴量を算出しても良い。第1CPU11は、周波数領域の特徴量と時間領域の特徴量の両方を算出しても良い。第1CPU11は、その他任意の信号解析手法に基づいて区切波形の特徴量を算出しても良い。
第1CPU11は、初期データの収集と平行して、特徴量の算出と周波数成分DB52への記録を行ってもよい。このようにすることにより、初期データの収集完了とほぼ同時に、初期データの特徴量の算出が完了する。
区切波形の特徴量の算出が完了した後、第1CPU11は、区切波形をクラスタリングする。第1CPU11は、たとえばCRP(Chinese Restaurant Process)を用いてDPGMM(Dirichlet Process Gaussian Mixture Model:ディリクレ過程ガウス混合モデル)を作成することにより、多数の区切波形を適切な数のクラスタにクラスタリングできる。CRPおよびDPGMMは従来から使用されているので、詳細については説明を省略する。
なお、クラスタリングの手法は、DPGMMを作成することに限定しない。第1CPU11は、任意の手法により主成分分析を行うことにより特徴量を縮約した後に、任意の手法によりクラスタリングを行っても良い。第1CPU11は、たとえばk平均法のような、あらかじめ定められた数のクラスタにクラスタリングする手法を使用しても良い。
第1CPU11は、ユーザによる指示を受け付けるまでの期間、初期データの収集と平行して、特徴量の算出と周波数成分DB52への記録を行ない、ユーザによる指示を受け付けた後に、クラスタリングの処理を開始してもよい。この場合、情報処理装置10は、クラスタリングの開始指示を受け付けるボタンを有しても良い。第1CPU11は、ネットワークを介してユーザによる指示を受け付けても良い。
第1CPU11は、クラスタリング結果に基づいて時刻と、区切波形のクラスタとの関係をクライアント20の表示部25に表示する。ユーザは、データを取得した際の機器45の動作の推移に基づき、それぞれのクラスタがどのような動作に対応しているかの意味づけを判断して入力する。第1CPU11は、クライアント20を介してユーザによる入力を取得し、意味づけDB531に記録する。以上により、第1CPU11は準備段階を終了する。
図4Bを使用して、モニタリング段階の処理の概要を説明する。モニタリング段階においても第1CPU11は、バッファメモリ19から区切波形を取得して、波形DB51に記録する。第1CPU11は、準備段階と同様に区切波形の特徴量を抽出する。第1CPU11は、準備段階で作成したクラスタのうち、いずれか一つのクラスタに、区切波形を分類する。
第1CPU11は、区切波形の分類の確実性を示すスコアを算出する。第1CPU11は、区切波形を分類したクラスタと、スコアとを、分類DB541に記録する。
本実施の形態においては、第1CPU11は準備段階で作成したDPGMMに基づいて、区切波形がクラスタに含まれる対数尤度の大小を示すスコアを算出する。スコアの絶対値が大きいほど区切波形がクラスタに含まれない対数尤度が高い。また、スコアがゼロに近いほど、区切波形は、区切波形が分類されたクラスタに含まれる典型的な波形に近い。
すなわち、スコアが大きい場合には、区切波形と、区切波形が分類されたクラスタに含まれる典型的な波形との相違が大きく、機器45に異常が生じている可能性がある。スコアが所定の値よりも大きい場合には、情報処理装置10は、ユーザまたは管理サーバ等に対して通知を出力する。
第1CPU11は、区切波形とクラスタとの距離に基づいてスコアを算出しても良い。区切波形とクラスタとの距離は、たとえば、最短距離法、最長距離法または群平均法等、任意の手法により算出することができる。
第1CPU11は、モニタリング段階においてユーザによる指示を受け付けた場合、周波数成分DB52に記録されたデータに基づいて再度クラスタリングの処理を行っても良い。この場合、第1CPU11は、周波数成分DB52に記録されたデータのうち、たとえば最新の1日分等の所定の期間のデータを使用しても良い。第1CPU11は、ユーザによる所定の期間の指示を受け付けても良い。
新たにクラスタリングを行った場合、第1CPU11は、意味づけDB531の意味づけフィールドを削除または別の場所に保存し、ユーザによる意味づけの入力を新たに取得して、意味づけDB531に記録する。
新たにクラスタリングを行った場合、第1CPU11は、分類DB541を削除または別の場所に保存し、新たなクラスタリングに基づき区切波形を分類したクラスタと、スコアとを、分類DB541に記録することが望ましい。第1CPU11は、過去に取得した区切波形を、新たなクラスタリングに基づき分類したクラスタと、スコアとを、分類DB541に記録しても良い。
ユーザは、たとえば機器45の改修を行った場合、または、機器45の用途を大きく変更した場合等に、新たにクラスタリングを行うことにより、新たな状況に応じた適切なデータを取得することができる。
図5は、波形DB51のレコードレイアウトを説明する説明図である。波形DB51は、個々の区切波形に固有に付与された波形ID(Identifier)と、区切波形の開始時刻と、波形データとを関連づけて記録するDBである。波形DB51は、波形IDフィールド、開始時刻フィールドおよび波形データフィールドを有する。
波形IDフィールドには、波形IDが記録されている。開始時刻フィールドには、区切波形の開始時刻が記録されている。波形データフィールドには、たとえばバイナリ形式、または、CSV(Comma Separated Values)形式等により区切波形が記録されている。波形DB51は、一つの波形IDについて一つのレコードを有する。
図6は、周波数成分DB52のレコードレイアウトを説明する説明図である。周波数成分DB52は、波形IDと、区切波形をFFTにより変換した周波数領域の波形と、特徴量とを関連づけて記録するDBである。周波数成分DB52は、波形IDフィールド、FFTフィールドおよび特徴量フィールドを有する。特徴量フィールドは、第1成分フィールドおよび第2成分フィールドを有する。特徴量フィールドは、第3成分フィールド以降のフィールドを有しても良い。第1成分フィールドおよび第2成分フィールドは、それぞれピーク値フィールドおよび周波数フィールドを有する。
波形IDフィールドには、波形IDが記録されている。FFTフィールドには、区切波形をFFTにより周波数領域に変換して得たパワースペクトルの波形がたとえばバイナリ形式またはCSV形式等により記録されている。
第1成分フィールドのピーク値フィールドには、パワースペクトルの最大値、すなわち最も大きいピークの最大値が記録されている。第1成分フィールドの周波数フィールドには、最大値の周波数が記録されている。第2成分フィールドのピーク値フィールドには、パワースペクトルの2番目に大きいピークの最大値が記録されている。第2成分フィールドの周波数フィールドには、パワースペクトルの2番目に大きいピークの周波数が記録されている。周波数成分DB52は、一つの波形IDについて一つのレコードを有する。
なお、区切波形を周波数領域に変換する変換手法はFFTに限定しない。たとえばコサイン変換等の任意の変換手法を使用することができる。
図6に示す特徴量フィールドは例示である。特徴量フィールドには、たとえば各ピークの鋭さを示すQ値(Quality Factor)、または特定の周波数におけるパワーの値等、任意の特徴量を記録するフィールドを含んでも良い。特徴量フィールドには、たとえば振幅、最大値、最小値、RMS値等、時間領域における区切波形の特徴量を記録するフィールドを含んでも良い。
図7は、意味づけDB531のレコードレイアウトを説明する説明図である。意味づけDB531は、クラスタと、クラスタの意味付けとを関連づけて記録するDBである。意味づけDB531は、分類フィールドと、意味づけフィールドと、稼動対象時間フィール度と、実稼動時間フィールドとを有する。分類フィールドには、クラスタリングにより得たクラスタの番号が記録されている。
意味づけフィールドには、ユーザが判断して入力したそれぞれのクラスタの意味づけが記録されている。なお、ユーザからの入力を受け付けていない場合には、意味づけフィールドに分類フィールドと同様にクラスタの番号が記録されている。意味づけDB531は、クラスタリングにより分類された一つのクラスタについて一つのレコードを有する。
稼動対象時間フィールドには、ユーザから稼動対象時間である旨の入力を受け付けたか否かが記録される。実稼動時間フィールドには、ユーザから実稼動時間である旨の入力を受け付けたか否かが記録される。
サーバ30の補助記憶装置33に記録される意味づけDB533は、図7を使用して説明した意味づけDB531に、対応する機器45を識別する機器IDフィールドを加えたDBであるので、図示を省略する。
なお、第1CPU11は、電流の実効値の平均値が小さい順に、クラスタ番号を付与しても良い。さらに第1CPU11は、電流の実効値の平均値が所定の値よりも小さいクラスタを「停止」または「待機電力」であると判定し、意味づけフィールドに記録しても良い。
図8は、分類DB541のレコードレイアウトを説明する説明図である。分類DB541は、波形IDと、区切波形が分類されたクラスタと、スコアとを関連づけて記録するDBである。分類DB541は、波形IDフィールド、開始時刻フィールド、分類フィールドおよびスコアフィールドを有する。
波形IDフィールドには、波形IDが記録されている。開始時刻フィールドには、区切波形の開始時刻が記録されている。分類フィールドには、区切波形が分類されたクラスタの番号が記録されている。スコアフィールドには区切波形をクラスタに分類した際の分類の確実性を示すスコアが記録されている。分類DB541は、一つの波形IDについて一つのレコードを有する。
分類DB542のレコードレイアウトは、分類DB541と同一であるので、図示および説明を省略する。
図9は、ブロックDB55のレコードレイアウトを説明する説明図である。以下の説明においては、複数の区切波形を含む所定の期間をブロックと呼ぶ。本実施の形態においては、所定時間は1分間であり、1ブロックには12個の区切波形が含まれる。
なお、所定時間および1ブロックに含まれる区切波形の数は例示であり、上記に限定されるものではない。たとえば、情報処理装置10とサーバ30との間の通信量、および、サーバ30の補助記憶装置33の容量に制約がない場合には、1ブロックに含まれる区切波形が1個であってもよい。
ブロックDB55は、機器45に固有に付与された機器IDと、ブロックに固有に付与されたブロックIDと、ブロックの開始時刻と、ブロックの特徴とを関連づけて記録するDBである。ブロックDB55は、機器IDフィールド、ブロックIDフィールド、開始時刻フィールドおよびブロック特徴フィールドを有する。ブロック特徴フィールドは、代表分類フィールド、代表波形IDフィールド、実効電流フィールド、平均スコアフィールドおよび異常有無フィールドを有する。ブロックDB55は、一つのブロックについて一つのレコードを有する。
機器IDフィールドには、機器IDが記録されている。ブロックIDフィールドにはブロックIDが記録されている。開始時刻フィールドには、ブロックの開始時刻が記録されている。代表分類フィールドには、ブロックに含まれる区切波形が分類されたクラスタのうち、代表的なクラスタの番号が記録されている。本実施の形態においては、代表的なクラスタの番号は、最も多くの区切波形が分類されたクラスタの番号、すなわちクラスタ番号の最頻値である。
なお、区切波形が極く稀に分類されるクラスタが存在する場合には、そのクラスタの番号を代表的なクラスタの番号に使用しても良い。ブロック中の所定の順番、たとえばブロック中の最初の区切波形が分類されるクラスタの番号を代表的なクラスタの番号に使用しても良い。
代表波形フィールドには、ブロックに含まれる区切波形のうち、代表的な区切波形の波形IDが記録されている。本実施の形態においては、代表的な区切波形は代表分類に分類された区切波形のうち、スコアが最小である波形である。
代表的な区切波形は、代表分類とは無関係であっても良い。たとえば、ブロックに含まれる区切波形のうち、スコアが最小である区切波形、またはブロック中の所定の順番の区切波形を代表的な区切波形に選択しても良い。代表波形IDの代わりに、または代表波形IDと共に代表的な区切り波形の波形データが代表波形フィールドに記録されても良い。
実効電流フィールドには、ブロックの時間全体の実効電流値が記録されている。平均スコアフィールドには、ブロックに含まれる区切波形のスコアの平均値が記録されている。異常有無フィールドには、ブロックに含まれる区切波形の中に、スコアが所定の基準を上回る異常波形があるか否かが記録されている。
図9に示すブロック特徴フィールドは例示である。ブロック特徴フィールドには、たとえば最大スコア、最小スコア、最大電流値、最小電流値等、ブロックの任意の特徴を記録するフィールドを含むことができる。
図10は、異常DB56のレコードレイアウトを説明する説明図である。異常DB56は、機器IDと、波形IDと、区切波形の開始時刻と、波形データと、区切波形が分類されたクラスタと、スコアとを関連づけて記録するDBである。異常DB56は、機器IDフィールド、波形IDフィールド、開始時刻フィールド、波形データフィールド、分類フィールドおよびスコアフィールドを有する。
機器IDフィールドには、機器IDが記録されている。波形IDフィールドには、波形IDが記録されている。開始時刻フィールドには、区切波形の開始時刻が記録されている。波形データフィールドには、区切波形がたとえばCSV(Comma Separated Values)形式等により記録されている。分類フィールドには、区切波形が分類されたクラスタの番号が記録されている。スコアフィールドには区切波形をクラスタに分類した際の分類の確実性を示すスコアが記録されている。
異常DB56には、スコアが所定の値よりも大きく、情報処理装置10の第1CPU11からサーバ30の第3CPU31に対して通知が行われた場合に、通知に含まれる情報が記録される。異常DB56は、一つの波形IDについて一つのレコードを有する。
図11は、主成分分析およびクラスタリングの処理の概要を説明する説明図である。第1CPU11は、周波数成分DB52の特徴量フィールドに記録された各区切波形の特徴量に基づいてDPGMMを作成する。図11においては、特徴量をPC1およびPC2の二つの変数に縮約した例を示す。PC1およびPC2は、特徴量に基づいて算出される第1主成分および第2主成分である。
本実施の形態においては、区切波形は6個のクラスタに分類される。図11中の各プロットは、それぞれ一つの区切波形を示す。プロットの記号の違いは、分類されるクラスタの違いを示す。
なお、第1CPU11は、3個以上の所定の数の主成分に基づいて区切波形をクラスタリングしても良い。第1CPU11は、累積寄与率が所定の値、たとえば80%以上になる数の主成分に基づいて区切波形をクラスタリングしても良い。
図12は、クライアント20が表示する画面を示す説明図である。図12に示す画面は、実績欄61、意味欄621、稼動対象欄622、実稼動対象欄623および終了ボタン63を含む。第2CPU21は、図4を使用して説明した準備段階の終了後、情報処理装置10からネットワークを介して分類DB541のレコードを取得して、分類DB542に記録する。
第2CPU21は、分類DB542に基づいて、区切波形の開始時刻と分類との関係を示す帯グラフを実績欄61に表示する。実績欄61の横軸は区切波形の開始時刻である。それぞれの時刻に開始する区切波形の分類をハッチングの相違で示す。なお、第2CPU21は、図示を省略するスクロールバー、拡大ボタンおよび縮小ボタン等の操作を受け付けて、実績欄61の表示範囲を変更しても良い。
第2CPU21は、ユーザによる意味欄621への入力を受け付ける。ユーザは、機器45の動作状況に基づいて、各分類の意味を判断して、意味欄621に入力する。図12においては、ユーザは9時に機器45のスイッチを入れ、19時に機器45のスイッチを切った。したがって、ユーザは右上がりのハッチングで示すクラスタ2は、機器45が停止している状態であると判断し、意味欄621に入力する。同様にユーザは、機器45の機能および使用状況に基づいて、点々のハッチングで示すクラスタ1は、スタンバイの状態であると判断し、意味欄621に入力する。
第2CPU21は、稼動対象欄622を介して、それぞれのクラスタに分類された時間が稼動時間であるか否かの入力を受け付ける。図12において、稼動対象欄622の初期値は「YES」である。ユーザは稼動時間ではないと判断したクラスタを選択して「NO」に変更することができる。
第2CPU21は、実稼動対象欄623を介して、それぞれのクラスタに分類された時間が実稼動時間であるか否かの入力を受け付ける。実稼動時間は、機器45の稼動時間のうちたとえば点検等により機器45が停止している時間を除いた時間である。なお第2CPU21は、稼動対象欄622が「NO」である場合、実稼動対象欄623も「NO」に設定する。
稼働時間および実稼働時間の区別は、(1)式により機器45の稼働率を算出する際に使用する。
稼働率=実稼働時間/稼動時間 ‥‥‥ (1)
第2CPU21は意味欄621に所定のキーワードが入力されたか否かに基づいて、稼動時間および実稼動時間を区別しても良い。たとえば第2CPU21は、意味欄621に「停止」が入力されていない場合に、稼動時間であると判定する。同様に第2CPU21は、意味欄621に「停止」および「点検」が入力されていない場合に、実稼動時間であると判定する。この場合、第2CPU21は稼動対象欄622および実稼動対象欄623を表示しなくても良い。
終了ボタン63の選択を受け付けた場合、第2CPU21は意味欄621に入力された意味を情報処理装置10の第1CPU11に送信する。第1CPU11は、意味づけDB531の意味づけフィールドに、受信した意味を記録する。なお、第2CPU21は、意味欄621への入力を受け付けていないクラスタについては、意味づけ欄にクラスタの番号を記録する。
ユーザは、任意のタイミングでクライアント20を操作して図12に示す画面を表示させ、意味づけを入力しても良い。第2CPU21と第1CPU11とは、連携してユーザの入力を受け付けて、意味づけDB531を更新する。
図13は、クライアント20が表示する画面を示す説明図である。図13に示す画面は、概要ボタン81、月グラフボタン83、ブロック実績欄70、現在状態欄64、稼働率欄65およびカーソル状態欄66を含む。ブロック実績欄70の下に、スクロールバー69が設けられている。ブロック実績欄70の上にカーソル67および異常通知マーク68が表示されている。
第2CPU21は、図4を使用して説明したモニタリング段階においてユーザによる操作を受け付けた場合、サーバ30と連携して図13に示す画面を表示部25に表示する。
概要ボタン81の選択を受け付けた場合、第2CPU21は、後述する図14を使用して説明する画面を表示する。月グラフボタン83の選択を受け付けた場合、第2CPU21は、後述する図15を使用して説明する画面を表示する。図14または図15に示す画面において、日グラフボタン82の選択を受け付けた場合、第2CPU21は図13に示す画面に戻る。
第3CPU31は、ブロックDB55の開始時刻フィールド、代表分類フィールドおよび異常有無フィールドに記録されたデータに基づいて、ブロックの開始時刻と代表分類との関係を示す帯グラフ表示用のデータを作成し、第2CPU21に送信する。
第2CPU21は受信したデータに基づいて、ブロックの開始時刻と代表分類との関係を示す帯グラフをブロック実績欄70に表示する。ブロック実績欄70の横軸はブロックの開始時刻である。それぞれの時刻に開始する代表分類をハッチングの相違で示す。第2CPU21は、異常有無フィールドに「有り」と記録されているブロックの上部に異常通知マーク68を表示する。
第2CPU21は、入力部26を介してスクロールバー69の操作を受け付けて、帯グラフの表示範囲を変更する。第2CPU21は、入力部26を介してカーソル67を移動させる操作を受け付ける。第2CPU21は、カーソル67の位置に対応する代表分類を、カーソル状態欄66に表示する。
第3CPU31は、ブロックDB55から開始時刻フィールドに記録された開始時刻が最も新しいブロックレコードを抽出する。第3CPU31は、抽出したブロックレコードの代表分類フィールドをキーとして、意味づけDB533を検索して意味を抽出する。第3CPU31は、抽出した意味を第2CPU21に送信する。第2CPU21は、現在状態欄64に受信した意味を表示する。
第3CPU31は、新しい方から所定の期間内のレコードをブロックDB55から抽出する。所定の期間は、たとえば24時間である。第3CPU31は、代表分類フィールドに基づいて、それぞれの代表分類に分類されたレコードの数を算出する。第3CPU31は、意味づけDB533を検索してそれぞれの代表分類が稼動対象時間であるか否か、および、実稼動時間であるか否かを取得する。第3CPU31は、式(1)に基づいて稼働率を算出し、第2CPU21に送信する。第2CPU21は、受信した稼働率を稼働率欄65に表示する。
なお、ブロックDB55および意味づけDB533の複製を補助記憶装置23に記憶し、第2CPU21が、表示部25に表示するそれぞれのデータを算出しても良い。
図14は、クライアント20が表示する画面を示す説明図である。図14に示す画面は、日グラフボタン82、月グラフボタン83、施設情報欄73、計測対象機器欄74、計測期間欄77、稼働率欄65およびコンディション欄72を含む。
施設情報欄73および計測対象機器欄74には、図示しないDBに基づき、機器45が設置された場所等に関する情報が表示されている。計測期間欄77には、稼働率の算出対象期間が表示されている。稼働率欄65には、(1)式に基づいて算出した稼働率が表示されている。稼働率の算出方法は、図13の稼働率欄65と同様であるので、説明を省略する。
コンディション欄には、計測期間内に異常DB56に記録されたレコードに基づいて、機器45のコンディションが表示されている。たとえば、計測期間内に異常DB56に記録されたレコードがゼロである場合、第3CPU31は、第2CPU21を介してコンディション欄72に「Very Good」と表示する。計測期間内に異常DB56に記録されたレコードが1個以上所定の所定の数、たとえば五個未満である場合、第3CPU31は、コンディション欄72に「Good」と表示する。同様に異常DB56に記録されたレコードの数が多くなるにつれて、第3CPU31は「Not Good」、「Bad」、「Danger」等をコンディション欄に表示する。
第3CPU31は、異常DB56に記録されたスコアの平均値、または最大値等の統計値に基づいて、コンディション欄に「Good」等を表示してもよい。
図15は、クライアント20が表示する画面を示す説明図である。図15に示す画面は、概要ボタン81、日グラフボタン82および棒グラフ欄78を含む。
第3CPU31は、ブロックDB55の開始時刻フィールドおよび代表分類フィールドに記録されたデータに基づいて、一日ごとの代表分類の数を示す棒グラフ表示用のデータを作成し、第2CPU21に送信する。
第2CPU21は受信したデータに基づいて、一日ごとの代表分類を示す棒グラフを棒グラフ欄78に表示する。棒グラフ欄78の横軸はブロックの開始時刻である。棒グラフ欄78の縦軸は、それぞれの日付に占める代表分類の時間である。なお、本実施の形態においては「停止」と意味づけされたブロックについては棒グラフを表示しない。このような表示により、ユーザは機器45が停止していない時間の推移を容易に視認できる。
図16は、プログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。ユーザは、情報処理装置10のクランプ部48を、正常に稼動している機器45の非接地側電線に取り付ける。ユーザは、電源プラグ46を商用電源に接続する。以上により、第1CPU11は図16に示すプログラムを起動する。
第1CPU11は、初期データを収集し、区切波形ごとに波形DB51に記録する(ステップS501)。ステップS501により、第1CPU11は本実施の形態の取得部の機能を実現する。
たとえば平日の一日または一週間等の、所定の取得期間のデータを収集した後に、第1CPU11は分類作成のサブルーチンを起動する(ステップS502)。分類作成のサブルーチンは、波形DB51に記録された区切波形をクラスタリングすることにより複数の分類を作成するサブルーチンである。分類作成のサブルーチンの処置の流れは後述する。
第1CPU11は、意味づけ取得のサブルーチンを起動する(ステップS503)。意味づけ取得のサブルーチンは、分類作成のサブルーチンで作成した分類の意味をユーザから取得するサブルーチンである。意味づけ取得のサブルーチンの処理の流れは後述する。
なお、情報処理装置10がネットワークを介してクライアント20と接続されていない場合、第1CPU11は意味づけ取得のサブルーチンの実行を保留して、次のステップS511に進む。この場合、第1CPU11は、クライアント20と接続された後に意味づけ取得のサブルーチンを起動する。
第1CPU11は、区切波形を取得する(ステップS511)。第1CPU11は、波形DB51に新規レコードを作成し、区切波形を記録して固有の波形IDを付与する。第1CPU11は、区切波形を分類作成で作成した分類のいずれか一つに分類すると共に、分類のスコアを算出する(ステップS512)。ステップS512により、第1CPU11は本実施の形態の分類部およびスコアリング部の機能を実現する。第1CPU11は、分類DB541に新規レコードを作成し、波形ID、開始時刻、分類およびスコアを記録する。
第1CPU11は、スコアが所定の値以下の正常範囲内であるか否かを判定する(ステップS513)。正常範囲外であると判定した場合(ステップS513でNO)、第1CPU11は、スコアが所定の警告値よりも大きい警告レベルであるか否かを判定する(ステップS514)。
警告レベルであると判定した場合(ステップS514でYES)、第1CPU11は、ユーザに通知する(ステップS515)。通知は、所定の宛先へのショートメッセージ、メール、SNS(Social Network Service)への投稿等により行う。ステップS515により、第1CPU11は本実施の形態の通知部の機能を実現する。
ユーザは、機器45に異常が発生したこと、または異常の兆候が発生したことを認識して、必要な対応を行うことができる。ユーザは必要に応じてネットワークを介してブロックDB55、異常DB56および波形DB51等から波形データを取得して、解析を行うことができる。
警告レベルでないと判定した場合(ステップS514でNO)、またはステップS515の終了後、第1CPU11は第1CPU11は、区切波形の波形ID、開始時刻、波形データ、分類およびスコアを第3CPUに送信する(ステップS516)。第3CPU31は、異常DB56に新規レコードを作成し、送信されたデータを記録する。
スコアが正常範囲内である場合(ステップS513でYES)、またはステップS516の終了後、第1CPU11は1ブロック分の区切波形の取得が完了したか否かを判定する(ステップS521)。完了していないと判定した場合(ステップS521でNO)、第1CPU11はステップS511に戻る。
1ブロック分の区切波形の取得が完了したと判定した場合(ステップS521でYES)、第1CPU11は、区切波形の中から代表分類および代表波形を選択する(ステップS522)。代表分類は、たとえばブロックに含まれる区切波形のクラスタ番号の最頻値である。代表波形は、たとえば代表分類に分類された区切波形のうち、スコアが最小である波形である。ステップS522により、第1CPU11は本実施の形態の代表判定部の機能を実現する。
第1CPU11は、ブロックの実効電流値およびスコアの平均値等の、ブロックの特徴量を算出する。第1CPU11は、ブロックの中にステップS513において正常と判定されなかった区切波形、すなわち異常と判定された区切波形があるか否かを判定する。
第1CPU11は、ブロックの開始時刻、代表分類、代表波形の波形ID、実効電流、平均スコア、および、異常と判定された区切波形の有無を第3CPU31に送信する(ステップS523)。ステップS523により、第1CPU11は本実施の形態の出力部および送信部の機能を実現する。第3CPU31は、データを受信して、ブロックDB55に記録する。以上により第3CPU31は、本実施の形態の受信部の機能を実現する。
なお、通信トラブル等により第3CPU31との通信が途絶している場合には、第1CPU11は送信対象のデータを補助記憶装置13に記憶し、通信が回復した後に送信することが望ましい。
第1CPU11は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS524)。たとえば、ユーザから処理終了の指示を受け付けた場合に、第1CPU11は処理を終了すると判定する。終了しないと判定した場合(ステップS524でNO)、第1CPU11はステップS511に戻る。終了すると判定した場合(ステップS524でYES)、第1CPU11は処理を終了する。
図17は、分類作成のサブルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。分類作成のサブルーチンは、波形DB51に記録された区切波形をクラスタリングすることにより複数の分類を作成するサブルーチンである。分類作成のサブルーチンにより、第1CPU11は本実施の形態のクラスタリング部の機能を実現する。
第1CPU11は、波形DB51から1個の区切波形を取得する(ステップS531)。第1CPU11は、区切波形のFFTを行い、パワースペクトルを算出する(ステップS532)。第1CPU11は、パワースペクトルのピーク値および周波数等、区切波形の特徴量を抽出する。
第1CPU11は、周波数成分DB52に新規レコードを作成し、波形ID、パワースペクトルおよび特徴量を記録する(ステップS533)。第1CPU11は、波形DB51に記録されたすべての区切波形の処理を終了したか否かを判定する(ステップS534)。終了していないと判定した場合(ステップS534でNO)、第1CPU11はステップS531に戻る。
処理を終了したと判定した場合(ステップS534でYES)、第1CPU11は、周波数成分DB52に記録された特徴量に基づいて、たとえばDPGMMを作成することにより区切波形をクラスタリングする(ステップS535)。第1CPU11は、分類DB541に各区切波形の波形ID、開始時刻、分類したクラスタの番号およびスコアを記録する(ステップS536)。その後、第1CPU11は処理を終了する。
図18は、意味づけ取得のサブルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。意味づけ取得のサブルーチンは、分類作成のサブルーチンで作成した分類の意味をユーザから取得するサブルーチンである。
第1CPU11は、分類DB541のデータを第2CPU21に送信する(ステップS541)。第2CPU21は、分類DB541のデータを受信して、複製である分類DB542を補助記憶装置23に記録する(ステップS601)。第2CPU21は、分類DB542に基づいて図12を使用して説明した画面を表示部25に表示する(ステップS602)。
第2CPU21は、入力部26を介して意味欄621、稼動対象欄622および実稼動対象欄623への入力を受け付ける(ステップS603)。終了ボタン63の選択を受け付けた後、第2CPU21は入力を受け付けたデータを第1CPU11に送信する(ステップS604)。第2CPU21は、分類DB542を削除する。
第1CPU11は、データを受信する(ステップS545)。第1CPU11は、受信したデータを意味づけDB531に記録する(ステップS546)。その後、第1CPU11は処理を終了する。
図19は、プログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図19を使用して、図13を使用して説明した画面をクライアント20の表示部25に表示するプログラムの処理の流れを説明する。図19に示すプログラムは、ユーザから、図13を使用して説明した画面を表示する指示を受け付けることにより起動する。
第2CPU21は、第3CPU31に画面表示用のデータを要求する(ステップS611)。第3CPU31は、要求を受信する(ステップS701)。第3CPU31は、ブロックDB55から所定期間、たとえば直近の24時間または1週間等のブロックレコードを抽出する(ステップS702)。所定期間は、図13を使用して説明したブロック実績欄70の帯グラフのスクロール可能範囲である。
第3CPU31は、抽出したブロックレコードに基づいて帯グラフ表示用のデータを作成する(ステップS703)。帯グラフ表示用のデータは、横軸の時間ごとに分類を記録したCSV形式のデータでもよいし、帯グラフの画像データでも良い。
第3CPU31は、ネットワークを介して第1CPU11から分類DB541中の最新のレコードのデータを取得する(ステップS704)。第3CPU31は、取得したレコードの分類フィールドに記録されたクラスタの番号をキーとして意味づけDB533を検索し、意味を取得する(ステップS705)。
なお、ステップS704において、第3CPU31は、ブロックDB55から最新のレコードのデータを取得しても良い。この場合、ステップS705において第3CPU31は、代表分類フィールドに記録されたクラスタの番号をキーとして、意味づけDB533を検索する。
第3CPU31は、ステップS702で抽出したブロックレコードの数を、代表分類フィールドに記録されたクラスタの番号ごとに算出する(ステップS706)。第3CPU31は、意味づけDB533に基づいてそれぞれのクラスタ番号が移動対象時間および実稼動時間であるか否かを判定し、(1)式に基づいて稼働率を算出する(ステップS707)。
第3CPU31は、ステップS703で作成した帯グラフ用のデータ、ステップS705で抽出した最新データの意味およびステップS707で算出した稼働率を第2CPU21に送信する(ステップS708)。第3CPU31は、ブロックDB55に追加データが記録されたことを検出するまで待つ(ステップS709)。その後、第3CPU31はステップS703に戻る。
なお、第2CPU21との通信が途絶した場合、または第2CPU21から画面が遷移した旨の通知を受け付けた場合、第3CPU31はステップS703からステップS709までのループの実行を停止する。
第2CPU21は、データを受信する(ステップS621)。第2CPU21は、図13を使用して説明した画面を表示部25に表示する(ステップS622)。第2CPU21は、ユーザによるカーソル67およびスクロールバー69の操作に応じて、画面を変更する。第2CPU21は、第3CPU31と連携して、カーソル67に対応する位置のクラスタ番号に対応する意味を取得し、カーソル状態欄66に表示する。
第2CPU21は終了するか否かを判定する(ステップS623)。第2CPU21は、概要ボタン81または月グラフボタン83の選択を受け付けた場合等に、終了すると判定する。終了しないと判定した場合(ステップS623でNO)、第2CPU21はステップS621に戻る。終了すると判定した場合(ステップS623でYES)、第2CPU21は処理を終了する。
なお、概要ボタン81の選択を受け付けた場合、第2CPU21は、図14を使用して説明した画面を表示する。施設情報欄73および計測対象機器欄74に表示される情報は、あらかじめユーザによる入力を受け付け、補助記憶装置13に記憶されている。第2CPU21は、計測期間欄77、稼働率欄65、およびコンディション欄72に第3CPUから取得したデータを表示する。
同様に、月グラフボタン83の選択を受け付けた場合、第2CPU21は、第3CPU31から取得したデータに基づき図15を使用して説明した画面を表示する。なお、第3CPU31がブロックDB55に記録されたデータに基づいて棒グラフ欄78に表示する棒グラフ用のデータを算出する方法は、一般的に行われるグラフ作成方法と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態によると、機器45の動作状況をモニタリング可能な情報処理装置10を提供することができる。
本実施の形態によると、正常に動作している機器45の非接地側電線に取り付けて、電源プラグ46を商用電源に接続するだけで、自動的に準備段階およびモニタリング段階の動作を行う情報処理装置10を提供できる。ユーザは、必要に応じて分類DB541に蓄積されたデータを取得して、適宜解析することにより、機器45の稼動状況等を把握できる。
本実施の形態によると、機器45に流れる電流波形が、クラスタの典型的な波形から大きく乖離してスコアの値が所定の値を超えた場合に、ユーザに通知する情報処理装置10を提供できる。これによりユーザは機器45の故障および故障の前兆を早期に把握し、対処することができる。
本実施の形態によると、機器45の稼動スケジュールが変更された場合であっても、動作状態の分類および故障等の検知を適切に行う情報処理装置10を提供できる。
本実施の形態によると、図12を使用して説明した画面により、各クラスタの意味づけを取得して、記録する情報処理システム40を提供できる。これにより、機器45の動作を十分に把握したユーザが意味づけを記録した後は、不慣れなユーザであっても図13から図15を使用して説明した画面をみて機器45の動作状況を知ることができる。
なお、ユーザは、情報処理装置10がモニタリング段階に入った後であっても、都合の良い時間に意味づけを入力することができる。また、ユーザは意味づけの入力をせずに、情報処理装置10を使用することもできる。
本実施の形態によると、図12を使用して説明した画面により、クラスタごとに稼動状態であるか、実稼動状態であるかの設定を取得する情報処理システム40を提供できる。これにより、機器45の稼働率を適切に算出する情報処理システム40を提供できる。
情報処理装置10は、機器45に内蔵されていても良い。情報処理装置10は、商用電源の配電盤に内蔵されていても良い。
[実施の形態2]
本実施の形態は、ブロックDB55に蓄積されたデータに基づいて、機器45の稼動状態の分析を行う情報処理システム40に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図20は、特徴量DBのレコードレイアウトを説明する説明図である。特徴量DBは、機器45の稼動状況の一日ごとの特徴量を記録するDBである。特徴量DBは、日付フィールドと特徴量フィールドとを有する。特徴量フィールドは、合計時間フィールドおよび回数フィールドを有する。日付フィールドおよび合計時間フィールドは、それぞれ準備段階のクラスタリングで分類されたクラスタ番号のサブフィールドを有する。
日付フィールドには、日付が記録されている。合計時間フィールドのクラスタ1フィールドには、ブロックDB55に記録されたデータに基づいて、代表クラスタがクラスタ1である時間が記録されている。クラスタ2フィールド以降も同様である。回数フィールドのクラスタ1フィールドには、ブロックDB55に記録されたデータに基づいて代表クラスタがクラスタ1である回数が記録されている。ここで、代表クラスタがクラスタ1であるブロックが複数回連続している場合には1回と数える。
図20に示す特徴量フィールドは例示である。特徴量DBには、補助記憶装置33に記録されたデータを用いて第3CPU31が算出可能な、任意の特徴量を記録するフィールドを有することができる。図20に示す特徴量フィールドには、代表クラスタの出現状態に関する特徴量が記録される。
図21は、実施の形態2のクライアント20が表示する画面を示す説明図である。図21に示す画面は、代表日欄75および結果欄76を有する。代表日欄75は、特徴量DBに記録された特徴量に基づいてクラスタリングされた各クラスタの代表的なパターンが帯グラフにより表示されている。帯グラフの横軸はブロックの開始時刻である。それぞれの時刻に開始するブロックの代表分類をハッチングの相違で示す。結果欄76には、各日付をパターンに分類した結果が、曜日ごとに記載されている。
ユーザは、図21に示す画面により、機器45の稼動状態の曜日ごとの変動を知ることができる。これにより、ユーザは機器45の使用計画等を立てることができる。
図22は、実施の形態2のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。第3CPU31は、クライアント20を介して分析範囲の指定を取得する(ステップS721)。分析範囲は、たとえば先月、先々月など、過去の任意の範囲の日付である。分析範囲は、あらかじめサーバ30の補助記憶装置33、またはクライアント20の補助記憶装置23に記憶されていても良い。
第3CPU31は、ブロックDB55から1日分のデータを取得する(ステップS722)。第3CPU31は、機器45の稼動状況の特徴量を抽出する(ステップS723)。第3CPU31は、特徴量DBに抽出した特徴量を記録する(ステップS724)。第3CPU31は、ステップS721で取得した範囲の日付の処理を終了したか否かを判定する(ステップS725)。
終了していないと判定した場合(ステップS725でNO)、第3CPU31はステップS722に戻る。終了したと判定した場合(ステップS725でYES)、第3CPU31は、特徴量DBに記録された特徴量に基づいて、たとえばDPGMMを作成することにより各日付をクラスタリングする(ステップS726)。ステップS726により、第3CPU31は本実施の形態の第2クラスタリング部の機能を実現する。
第3CPU31は、それぞれのクラスタの中で最もスコアの小さい代表日を選択する(ステップS727)。第3CPU31は、ステップS726でクラスタリングした結果およびステップS727で選択した代表日のデータに基づき、第2CPU21を介して表示部25に図21を使用して説明した画面を表示する(ステップS728)。第3CPU31は、その後処理を終了する。
本実施の形態によると、ブロックDB55に蓄積されたデータに基づいて、機器45の稼動状態の分析を行う情報処理システム40を提供できる。ユーザは、図21に示す画面により、機器45の稼動状態の曜日ごとの変動を知ることができる。
サーバ30は、週単位、または、月単位などのデータをクラスタリングしても良い。同一の機器45が多数設置されている場合には、それぞれの機器45から取得したデータをまとめてクラスタリングしても良い。
[実施の形態3]
図23は、実施の形態3の情報処理システム40の機能ブロック図である。情報処理システム40は、ネットワークを介して接続された情報処理装置10と、サーバ30とを備える。情報処理装置10は、取得部84と、第1クラスタリング部85と、分類部86と、送信部87とを備える。
取得部84は、所定時間長の電流データを複数取得する。第1クラスタリング部85は、取得部84が取得した電流データを複数の第1クラスタに分ける。分類部86は、取得部84が新たに取得した電流データを、第1クラスタリング部85が分けた複数の第1クラスタのいずれか一つに分類する。送信部87は、分類部86が分類した第1クラスタを送信する。
サーバ30は、受信部88と第2クラスタリング部89とを備える。受信部88は、送信部87が送信した第1クラスタを受信する。第2クラスタリング部89は、受信部88が受信した第1クラスタに基づいて、所定期間ごとの第1クラスタの出現状態を複数の第2クラスタに分ける。
[実施の形態4]
本実施の形態は、汎用のコンピュータ90とプログラム97とを組み合わせて動作させることにより、本実施の形態の情報処理システム40を実現する形態に関する。図24は、実施の形態4の情報処理システム40の構成を示す説明図である。なお、実施の形態1と共通する部分の説明は省略する。
本実施の形態の情報処理システム40は、ネットワークを介して接続された情報処理装置10と、クライアント20と、コンピュータ90とを含む。情報処理装置10およびクライアント20の構成は、実施の形態1と同一である。
コンピュータ90は、第3CPU31、主記憶装置32、補助記憶装置33、通信部34、読取部92およびバスを備える。コンピュータ90は、汎用のパーソナルコンピュータまたはサーバマシン等の情報処理装置である。また、本実施の形態のコンピュータ90は、大型計算機上で動作する仮想マシンでも良い。
プログラム97は、可搬型記録媒体96に記録されている。第3CPU31は、読取部92を介してプログラム97を読み込み、補助記憶装置33に保存する。また第3CPU31は、コンピュータ90に実装されたフラッシュメモリ等の半導体メモリ98に記憶されたプログラム97を読出しても良い。さらに、第3CPU31は、通信部34および図示しないネットワークを介して接続される図示しない他のサーバコンピュータからプログラム97をダウンロードして補助記憶装置33に保存しても良い。
プログラム97は、コンピュータ90の制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置32にロードして実行される。これにより、コンピュータ90は上述したサーバ30として機能する。
第3CPU31は、ネットワークを介してプログラム97を第1CPU11および第2CPU21に送信する。
第1CPU11は、ネットワークを介してプログラム97のうち情報処理装置10で実行する部分を取得し、補助記憶装置13に保存する。プログラム97は、情報処理装置10の制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置12にロードして実行される。
第2CPU21は、ネットワークを介してプログラム97のうちクライアント20で実行する部分を取得し、補助記憶装置23に保存する。プログラム97は、クライアント20の制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置22にロードして実行される。
以上により、情報処理装置10と、クライアント20と、コンピュータ90とは、上述した情報処理システム40として機能する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 情報処理装置
11 第1CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 通信部
17 センサI/F
18 電流センサ
19 バッファメモリ
20 クライアント
21 第2CPU
22 主記憶装置
23 補助記憶装置
24 通信部
25 表示部
26 入力部
30 サーバ
31 第3CPU
32 主記憶装置
33 補助記憶装置
34 通信部
40 情報処理システム
44 測定孔
45 機器
46 電源プラグ
47 筐体部
48 クランプ部
49 爪部
51 波形DB
52 周波数成分DB
531 意味づけDB
533 意味づけDB
541 分類DB
542 分類DB
55 ブロックDB
56 異常DB
61 実績欄
621 意味欄
622 稼動対象欄
623 実稼動対象欄
63 終了ボタン
64 現在状態欄
65 稼働率欄
66 カーソル状態欄
67 カーソル
68 異常通知マーク
69 スクロールバー
70 ブロック実績欄
71 稼働率欄
72 コンディション欄
73 施設情報欄
74 計測対象機器欄
75 代表日欄
76 結果欄
77 計測期間欄
78 棒グラフ欄
81 概要ボタン
82 日グラフボタン
83 月グラフボタン
84 取得部
85 第1クラスタリング部
86 分類部
87 送信部
88 受信部
89 第2クラスタリング部
90 コンピュータ
92 読取部
96 可搬型記録媒体
97 プログラム
98 半導体メモリ

Claims (7)

  1. 所定時間長の電流データを複数取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記電流データを複数のクラスタに分けるクラスタリング部と、
    前記取得部が新たに取得した電流データを、前記クラスタリング部が分けた複数の前記クラスタのいずれか一つに分類する分類部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記クラスタリング部は、前記電流データをそれぞれ周波数解析した結果に基づいてクラスタに分ける
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分類部による分類の確実性を示すスコアを算出するスコアリング部と、
    前記スコアリング部が算出した前記スコアが所定の範囲である場合に通知を出力する通知部と
    を備える、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部が所定の期間内に新たに取得した複数の前記電流データを前記分類部がそれぞれ分類したクラスタから、代表クラスタを判定する代表判定部と、
    前記代表判定部が判定した代表クラスタを出力する出力部とを備える
    請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. ネットワークを介して接続された情報処理装置とサーバとを備える情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    所定時間長の電流データを複数取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記電流データを複数の第1クラスタに分ける第1クラスタリング部と、
    前記取得部が新たに取得した電流データを、前記第1クラスタリング部が分けた複数の前記第1クラスタのいずれか一つに分類する分類部と
    前記分類部が分類した第1クラスタを送信する送信部とを備え、
    前記サーバは、
    前記送信部が送信した第1クラスタを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した第1クラスタに基づいて、所定期間ごとの第1クラスタの出現状態を複数の第2クラスタに分ける第2クラスタリング部と、
    を備える
    情報処理システム。
  6. 所定時間長の電流データを複数取得し、
    取得した前記電流データを複数のクラスタに分け、
    新たに取得した電流データを複数の前記クラスタのいずれか一つに分類する
    処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
  7. 所定時間長の電流データを複数取得し、
    取得した前記電流データを複数のクラスタに分け、
    新たに取得した電流データを複数の前記クラスタのいずれか一つに分類する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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