JP2019017357A - 幕式水路式生簀 - Google Patents

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Abstract

【課題】 幕式水路を用い、海流の流入口と流出口付近に網を設けることで生簀とし、幕式水路に新たな産業的価値を提供する。【解決手段】 海底より海面上まで起立させた柱(2)を2列作り、柱(2)の間に幕(1)を張り水路を作り、水路の開口部は片方を広くし、もう片方を狭くしたものにおいて、2か所以上、水路を横切る形で縦に網を張ることを特徴とするものである。【選択図】図1

Description

本発明は従来の幕式水路を用い、海流の流入口と流出口付近に網を設けることで生簀とし、幕式水路に新たな価値を与えることを目的にしたものである。
従来の幕式水路とは海流の流出口を流入口より狭くすることで、海流の増速を図り、海流の流出口に海流発電機を設けることで、海流の遅い沿岸部においても発電を可能にするものであった。しかし、沿岸部の遅い海流を速くし、且つ採算が取れるようにするにはかなりの範囲にわたって幕式水路を設置しなくてはならない。しかし、沿岸部には漁業権があり、その海域に設置することは漁師の死活問題に直結し、解決には多大な労力と時間が必要である。そこで、幕式水路を横切る形で2か所以上の網を張り生簀とする。網を張っても水流にはさして影響はなく海流発電に支障はない。そして水路内にできた生簀を養殖で使うなり、もしくは定置網として活用することを提案すれば、漁業権の解決は容易になると思われる。
特許第6143315 特願2017−030971 特許第6150411
従来の幕式水路は、沿岸部に設置できる反面、穏やかな海流を発電に利用できるまで増速するため広範囲の海域を占有してしまうので、その海域での漁業ができなくなるものであった。
上記目的を達成するために、幕式水路式生簀において請求項1に係るものは、海底より海面上まで起立する柱を複数以上設け、その柱の間に幕を張ることで形成した壁を2列設けて水路を作る。なお水路の形状は、海流の流出口を海流の流入口より狭くなるようにする。そのようにして作られた水路において、2か所以上、水路を横切る形で網を縦にして張り、水路の内部を生簀にしたものである。
請求項2に係るものは、請求項1に係るものにおいて、海流の流入口の網の一部を自在に開閉可能にしたものである。
請求項3に係るものは、請求項1に係るものにおいて、網が張られた付近の海中に監視カメラを設けたものである。
本発明は、以上説明したように構成されており、以下に記載されるような効果を有する。 請求項1に係る仕組みを用いた場合、従来の幕式水路を内の海域を生簀として活用することができる。幕式水路とは特許文献1及び特許文献2に基づくものであるが、それらなどを用い、2か所以上、水路を横切る形で網を縦にして張る。そうすることで、幕式水路内を生簀とすることができる。仮に養殖に用いた場合、海流の流出口付近では流れが速いので、ある程度育った魚をその区域で育てれば、養殖でありながら身のしまった魚になる。ただし水路内の網を張る位置には注意を要する。網は海流の流出口と流入口に張るのが一番水路内を有効活用できるのであるが、海流発電的には海流がある程度早くないと採算がとれないので流出口の海流は2ノット以上になるはずである。しかし魚がその海流の早い区域に入った場合、体力を使い果たし絶命することが十分考えられる。ゆえに流出口側の網は、ある程度、海流が速くなり過ぎない位置に張るのがよいと思われる。
水路内の活用において、生簀の他に定置網も考えられる。ただ、魚の乱獲により水産資源の枯渇が心配される昨今において、定置網よりも養殖の生簀として活用した方が、手間があってもより安定した収入をもたらすと考えられる。また、水路の先に海流発電機を設置するにあたり、特許文献3の抗力型開閉式発電機を用いれば、その規模によっては浮体の上に海産物の加工工場を設置でき、液体冷凍技術などを用い鮮度を保ったまま保存でき、年間を通して安定的な出荷が可能になる。
請求項2に係る仕組みを用いた場合、請求項1に係る仕組みを用いた場合に加え、海流の流入口の網の一部を自在に開閉可能にしたものである。このようにすることで水路内に船を入れることが可能になり、魚の飼育や捕獲または水路のメンテナンスが容易になる。
請求項3に係る仕組みを用いた場合、請求項1に係る仕組みを用いた場合に加え、幕式水路の保全が容易になる。特許文献1や特許文献2と違い、本発明は網によって網目以上のものが流れて行かない。生簀内の魚が何らかの原因で大量死した場合、流出口側の網目に張り付き海流の流れを阻害する恐れがある。場合によっては水路を形成する柱に負荷がかかり倒壊してしまうかもしれない。そこで、流出口側に張られた網付近の海中に監視カメラを設け異常があった場合即座に対応可能にする。ちなみに流入口側の網についても監視カメラを設置してもよいが、上から見て紡錘状にすることで、流れてきた物を受け流すこともできる。
発明を実施するための形態を示す斜視図である。 発明を実施するための形態を示す上面図。 発明を実施するための形態を示す横面図である。 実施例1を示す正面図である。 実施例1を示す正面図である。
本発明を実施するための形態を図1に基づいて説明する。図1は発明を実施するための形態を示す斜視図である。図2は上面図であり、図3は横面図である。海底より海面上まで起立させた柱(2)を2列作り、柱(2)の間に幕(1)を張り水路を作る。なお、水路の開口部は片方を広くし、もう片方を狭くする。開口部の広い方を海流の流れる方向に向けるように設置する。また、水路の前後の開口部は網(3)でふさがれている。また、水路の外側に、幕(1)で作られた壁にそって海底(7)に杭(5)を打ち込み、ケーブル(4)で柱(2)と杭(5)を連結する。また水路内にも中心線にそって海底(7)に杭(5)が打ち込まれ、両側の柱(2)からケーブル(4)が伸ばされ杭(5)に連結されている。外側と違い、柱(2)の中央部分からもケーブル(4)が伸ばされて杭(5)に連結されているが、これは、水路が狭くなることにより、海流の圧力が水路を押し広げる方向に働くため、その圧力で柱(2)が折れないようにケーブル(4)で支えているからである。ちなみに、本図は最小構成を示したものであり、柱(2)の中間部分に張られるケーブル(4)は海流の圧力に応じて増やさなければならない。その他、海流の圧力に対処するには柱(2)の本数を増やしたり、海流に対する水路の角度を浅くするなどの方法がある。
水路を形成する幕(1)の下には接地板(6)があるが、これは海流を漏らさないためである。また、速い海流で海底が全体的に削れてしまうようであればテトラポットを敷き詰める方法がある。これは生簀内の魚の飼育環境としても有効と思われる。また、満潮時の荒天においても水路および生簀は海面に沈まないようにしなければならない。
図1において、生簀内に張られたケーブルが邪魔な印象を受けると思われるが、これはあくまで最小構成の一例を示したもので、水路の規模が大きくなれば、必然的に水路の幅が広くなり、両サイドのケーブル(4)は左右に離れていくので、それほど問題ではなくなる。また、ケーブル(4)にカバーを付けて太くして魚が衝突しにくくするのもよい。
実施例1を図4および図5を基に説明する。網(3)の一部を開閉可能にして船の往来を可能にしたものである。柱(2)の間に昇降網(10)を設け、昇降網(10)が上下することでゲート(9)が開き船(11)が水路に作られた生簀から入出が可能になる。ゲート(9)は横に開くようにしても構わない。魚は何かにぶつかると沖に向かう習性があるので、ゲート(9)は陸の方向に作った方がよいと思われる。また、内部の魚を逃がさないようにするためゲート(9)部分を二重にしてもよい。
水路の前後に網を設けることで、生簀としたり、または定置網として利用できる。また、生簀といっても養殖で使うばかりではなく、豊漁になった場合この生簀に魚を放ち、出荷調整をすることもできる。また、広大な釣堀として活用したり、ダイビングスポットとして活用すれば、観光客の誘致にも繋がり、沿岸部の旅客業の活性化やここで育てた海産物の直接消費に結びつく。
1 幕
2 柱
3 網
4 ケーブル
5 杭
6 接地板
7 海底
8 海面
9 ゲート
10 昇降網
11 船
本発明は従来の幕式水路を用い、海流の流入口と流出口付近に網を設けることで生簀とし、幕式水路に新たな価値を与えることを目的にしたものである。
従来の幕式水路とは海流の流出口を流入口より狭くすることで、海流の増速を図り、海流の流出口に海流発電機を設けることで、海流の遅い沿岸部においても発電を可能にするものであった。しかし、沿岸部の遅い海流を速くし、且つ採算が取れるようにするにはかなりの範囲にわたって幕式水路を設置しなくてはならない。しかし、沿岸部には漁業権があり、その海域に設置することは漁師の死活問題に直結し、解決には多大な労力と時間が必要である。そこで、幕式水路を横切る形で2か所以上の網を張り生簀とする。網を張っても水流にはさして影響はなく海流発電に支障はない。そして水路内にできた生簀を養殖で使うなり、もしくは定置網として活用することを提案すれば、漁業権の解決は容易になると思われる。
特許第6143315 特願2017−030971 特許第6150411
従来の幕式水路は、沿岸部に設置できる反面、穏やかな海流を発電に利用できるまで増速するため広範囲の海域を占有してしまうので、その海域での漁業ができなくなるものであった。
上記目的を達成するために、幕式水路式生簀において請求項1に係るものは、海底より海面上まで起立する柱を複数以上設け、その柱の間に幕を張ることで形成した壁を2列設けて水路を作る。なお水路の形状は、海流の流出口を海流の流入口より狭くなるようにし、海流の流出口側に海流発電機を設ける。そのようにして作られた水路において、2か所以上、水路を横切る形で網を縦にして張り、水路の内部の網の間を生簀にしたものである。
請求項2に係るものは、請求項1に係るものにおいて、海流の流入口の網の一部を自在に開閉可能にしたものである。
請求項3に係るものは、請求項1に係るものにおいて、網が張られた付近の海中に監視カメラを設けたものである。
本発明は、以上説明したように構成されており、以下に記載されるような効果を有する。 請求項1に係る仕組みを用いた場合、従来の幕式水路を内の海域を生簀として活用することができる。幕式水路とは特許文献1及び特許文献2に基づくものであるが、それらなどを用い、2か所以上、水路を横切る形で網を縦にして張る。そうすることで、幕式水路内を生簀とすることができる。仮に養殖に用いた場合、海流の流出口付近では流れが速いので、ある程度育った魚をその区域で育てれば、養殖でありながら身のしまった魚になる。ただし水路内の網を張る位置には注意を要する。網は海流の流出口と流入口に張るのが一番水路内を有効活用できるのであるが、海流発電的には海流がある程度早くないと採算がとれないので流出口の海流は2ノット以上になるはずである。しかし魚がその海流の早い区域に入った場合、体力を使い果たし絶命することが十分考えられる。ゆえに流出口側の網は、ある程度、海流が速くなり過ぎない位置に張るのがよいと思われる。
水路内の活用において、生簀の他に定置網も考えられる。ただ、魚の乱獲により水産資源の枯渇が心配される昨今において、定置網よりも養殖の生簀として活用した方が、手間があってもより安定した収入をもたらすと考えられる。また、水路の先に海流発電機を設置するにあたり、特許文献3の抗力型開閉式発電機を用いれば、その規模によっては浮体の上に海産物の加工工場を設置でき、液体冷凍技術などを用い鮮度を保ったまま保存でき、年間を通して安定的な出荷が可能になる。
請求項2に係る仕組みを用いた場合、請求項1に係る仕組みを用いた場合に加え、海流の流入口の網の一部を自在に開閉可能にしたものである。このようにすることで水路内に船を入れることが可能になり、魚の飼育や捕獲または水路のメンテナンスが容易になる。
請求項3に係る仕組みを用いた場合、請求項1に係る仕組みを用いた場合に加え、幕式水路の保全が容易になる。特許文献1や特許文献2と違い、本発明は網によって網目以上のものが流れて行かない。生簀内の魚が何らかの原因で大量死した場合、流出口側の網目に張り付き海流の流れを阻害する恐れがある。場合によっては水路を形成する柱に負荷がかかり倒壊してしまうかもしれない。そこで、流出口側に張られた網付近の海中に監視カメラを設け異常があった場合即座に対応可能にする。ちなみに流入口側の網についても監視カメラを設置してもよいが、上から見て紡錘状にすることで、流れてきた物を受け流すこともできる。
発明を実施するための形態を示す斜視図である。 発明を実施するための形態を示す上面図。 発明を実施するための形態を示す横面図である。 実施例1を示す正面図である。 実施例1を示す正面図である。
本発明を実施するための形態を図1に基づいて説明する。図1は発明を実施するための形態を示す斜視図である。図2は上面図であり、図3は横面図である。海底より海面上まで起立させた柱(2)を2列作り、柱(2)の間に幕(1)を張り水路を作る。なお、水路の開口部は片方を広くし、もう片方を狭くする。開口部の広い方を海流の流れる方向に向けるように設置する。また、水路の前後の開口部は網(3)でふさがれている。また、水路の外側に、幕(1)で作られた壁にそって海底(7)に杭(5)を打ち込み、ケーブル(4)で柱(2)と杭(5)を連結する。また水路内にも中心線にそって海底(7)に杭(5)が打ち込まれ、両側の柱(2)からケーブル(4)が伸ばされ杭(5)に連結されている。外側と違い、柱(2)の中央部分からもケーブル(4)が伸ばされて杭(5)に連結されているが、これは、水路が狭くなることにより、海流の圧力が水路を押し広げる方向に働くため、その圧力で柱(2)が折れないようにケーブル(4)で支えているからである。ちなみに、本図は最小構成を示したものであり、柱(2)の中間部分に張られるケーブル(4)は海流の圧力に応じて増やさなければならない。その他、海流の圧力に対処するには柱(2)の本数を増やしたり、海流に対する水路の角度を浅くするなどの方法がある。
水路を形成する幕(1)の下には接地板(6)があるが、これは海流を漏らさないためである。また、速い海流で海底が全体的に削れてしまうようであればテトラポットを敷き詰める方法がある。これは生簀内の魚の飼育環境としても有効と思われる。また、満潮時の荒天においても水路および生簀は海面に沈まないようにしなければならない。
図1において、生簀内に張られたケーブルが邪魔な印象を受けると思われるが、これはあくまで最小構成の一例を示したもので、水路の規模が大きくなれば、必然的に水路の幅が広くなり、両サイドのケーブル(4)は左右に離れていくので、それほど問題ではなくなる。また、ケーブル(4)にカバーを付けて太くして魚が衝突しにくくするのもよい。
実施例1を図4および図5を基に説明する。網(3)の一部を開閉可能にして船の往来を可能にしたものである。柱(2)の間に昇降網(10)を設け、昇降網(10)が上下することでゲート(9)が開き船(11)が水路に作られた生簀から入出が可能になる。ゲート(9)は横に開くようにしても構わない。魚は何かにぶつかると沖に向かう習性があるので、ゲート(9)は陸の方向に作った方がよいと思われる。また、内部の魚を逃がさないようにするためゲート(9)部分を二重にしてもよい。
水路の前後に網を設けることで、生簀としたり、または定置網として利用できる。また、生簀といっても養殖で使うばかりではなく、豊漁になった場合この生簀に魚を放ち、出荷調整をすることもできる。また、広大な釣堀として活用したり、ダイビングスポットとして活用すれば、観光客の誘致にも繋がり、沿岸部の旅客業の活性化やここで育てた海産物の直接消費に結びつく。
1 幕
2 柱
3 網
4 ケーブル
5 杭
6 接地板
7 海底
8 海面
9 ゲート
10 昇降網
11 船

Claims (3)

  1. 海底より海面上まで起立する柱を複数以上設け、その柱の間に幕を張ることで形成した壁を、海流の流出口を海流の流入口より狭くなるように2列設け、そのようにして作られた水路において、2か所以上、水路を横切る形で網を縦にして張った幕式水路式生簀。
  2. 海流の流入口の網の一部を自在に開閉可能にした請求項1の幕式水路式生簀。
  3. 網が張られた付近の海中に監視カメラを設けた請求項1の幕式水路式生簀。
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