JP2019016953A - 撮像装置、映像システム、及びそれらの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置において、撮像装置の省電力化を可能とする技術を提供する。【解決手段】 撮像装置100は、通信装置300と無線通信を行う無線通信回路(無線送信部106、無線送信部107)と、撮像装置100と通信装置300が無線接続され、かつ、撮像装置100と表示装置200が有線接続された状態で、表示装置200と通信装置300が無線接続されている場合に、撮像装置100の無線通信回路の少なくとも一部の動作を停止する制御を行う通信制御部105及び電源制御部108と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置、映像システム、及びそれらの制御方法に関する。
従来から、映像制作分野で用いられる映像システムでは、映像伝送のリアルタイム性や信頼性が求められるため、撮像装置と表示装置は有線接続されることが多い。近年、無線技術の信頼性向上や無線機器の価格低下等により、撮影現場においてタブレット端末等の通信装置と撮像装置とを無線接続し、通信装置を用いて撮像装置を無線通信で遠隔操作する技術が検討されている。さらに、タブレット端末等の通信装置と表示装置とを無線接続し、通信装置を用いて撮像装置と表示装置の両方を無線通信で遠隔操作する技術が検討されている。無線通信時の消費電力は、有線伝送時の消費電力よりも大きくなることが多い。撮像装置は、バッテリー駆動で使用されることが多いため、省電力化が求められる。
特許文献1では、W−CDMAの第1の通信回路とWiMAXの第2の通信回路のそれぞれの消費電力を検出し、消費電力の低い方の通信回路を選択することで、消費電力を低減する技術が提案されている。
上述した従来の技術では、2つの通信回路の消費電力を検出する機能が必要であった。また、有線接続と無線接続が混在する場合については考慮されていなかった。
そこで、本発明は、表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置において、撮像装置の省電力化を可能とする技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る撮像装置は、表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置であって、通信装置と無線通信を行う通信手段と、撮像装置と通信装置が無線接続され、かつ、撮像装置と表示装置が有線接続された状態で、表示装置と通信装置が無線接続されている場合に、撮像装置の通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行う制御手段と、を備える。
また、本発明の一実施形態に係る撮像装置の制御方法は、表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置の制御方法であって、通信手段が、通信装置と無線通信を行う通信ステップと、撮像装置と通信装置が無線接続され、かつ、撮像装置と表示装置が有線接続された状態で、表示装置と通信装置が無線接続されている場合に、撮像装置の通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行う制御ステップと、を有する。
本発明によれば、撮像装置と有線接続された表示装置を利用して、表示装置と通信装置の無線通信を行うことにより、撮像装置の省電力化が可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定され、以下に例示する実施形態によって限定されるものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明に必須とは限らない。本明細書および図面に記載の内容は例示であって、本発明を制限するものと見なすべきではない。本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、撮像装置と表示装置との間の有線伝送路として、撮像装置から表示装置に対する一方方向の有線伝送路、例えばSDI(シリアル・デジタル・インターフェース)ケーブルを使用した例について説明する。
本実施の形態1では、撮像装置と表示装置との間の有線伝送路として、撮像装置から表示装置に対する一方方向の有線伝送路、例えばSDI(シリアル・デジタル・インターフェース)ケーブルを使用した例について説明する。
図1は、実施の形態1に係る映像システムの構成を示すブロック図である。図1の映像システムは、撮像装置100と、表示装置200と、通信装置300とで構成される。有線伝送路500を介して、撮像装置100から表示装置200に映像信号が伝送され、撮像装置100により撮像して得られた画像が表示装置200に表示される。通信装置300は、撮像装置100及び表示装置200と無線通信により遠隔操作を行うことができる。例えば、通信装置300は、ユーザ指示に従い、撮像装置100の絞りやフォーカス等の撮影条件を変更したり、撮像により得られた画像の記録開始や記録終了の遠隔制御を行ったりすることができる。また、通信装置300は、ユーザ指示に従い、表示装置200の表示輝度調整や色調整等の遠隔制御を行うことができる。また、通信装置300は、撮像装置100から無線通信により映像信号を受信して表示したり、表示装置200から無線通信により映像信号を受信して表示したりすることもできる。
撮像装置100は、撮像部101、画像処理部102、補助データ重畳部103、送信部104、通信制御部105、無線送信部106、無線受信部107、電源制御部108、及び無線電源供給部109を備える。無線送信部106と無線受信部107は、無線通信部を構成する。撮像装置100は、不図示のバッテリーを備え、バッテリー駆動で使用される。
撮像部101は、2次元撮像素子(撮像センサー)からなり、被写体の光学像を電気信号に変換して得られた映像信号を画像処理部102に出力する。画像処理部102は、撮像部101から入力された映像信号にγ補正等の各種画像処理を施し、映像伝送に適した形式へ信号フォーマットを変換して、変換後の映像信号を補助データ重畳部103に出力する。
補助データ重畳部103は、画像処理部102から入力された映像信号に対して、データパケット領域(アンシラリ領域)に、通信制御部105から出力された制御信号等の補助データ(アンシラリデータ)を重畳して、送信部104に出力する。SDIのデータパケット領域は、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)291Mで規格化されている。データパケット領域には、SMPTE規格で決められたデータ識別ワード(表示装置を制御するコマンドデータ等)が付加される。
送信部104は、補助データ重畳部103から入力された映像信号を、SDIケーブルで伝送可能な形式に変換して、有線伝送路500を介して、表示装置200に送信する。なお、送信部104は、撮像装置100の出力端子にSDIケーブルが接続されているか否かを検知する機能を有し、接続検知結果を通信制御部105に通知するようにしてもよい。
通信制御部105は、無線送信部106及び無線受信部107の動作を制御する。また、無線受信部107が受信した制御信号に応じて、無線送信部106を介して応答コマンドを通信装置300へ無線送信するか、補助データ重畳部103と送信部104を介して有線伝送路500経由で応答コマンドを通信装置300へ送信するかを制御する。また、通信制御部105は、電源制御部108に対して、無線通信回路への電源を供給するか停止するかを指示する制御信号を出力する。
無線送信部106は、無線電源供給部109から電源を供給され、通信制御部105から入力される制御信号をWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線規格に従った形式の信号に変換して、通信装置300に無線送信する。無線受信部107は、無線電源供給部109から電源を供給され、通信装置300から無線送信された制御信号を受信して所定の変換処理を施して、通信制御部105に出力する。電源制御部108は、通信制御部105からの指示に従い、無線電源供給部109に無線通信回路の動作開始・動作停止の指示を出す。無線電源供給部109は、電源制御部108からの指示に従い、無線送信部106及び無線受信部107に対して電源の供給または停止を行う。
表示装置200は、受信部201、画像処理部202、パネル制御部203、表示パネル204、補助データ解析部205、通信制御部206、無線送信部207、及び無線受信部208を備える。無線送信部207と無線受信部208は、無線通信部を構成する。表示装置200は、AC電源により駆動されるものとするが、バッテリー駆動で使用されてもよい。
受信部201は、撮像装置100から有線伝送路500を介して伝送された映像信号を受信し、映像データを画像処理部202へ出力し、データパケット領域に重畳されている補助データを補助データ解析部205に出力する。
画像処理部202は、受信部201から入力された映像データにマトリクス変換やγ補正等の画像処理を施した後、パネル制御部203に出力する。パネル制御部203は、画像処理部202から入力された映像データを、表示パネル204の駆動に適切な電圧値に変換して、表示パネル204に出力する。表示パネル204は、液晶パネル等の二次元表示デバイスであり、映像データに基づく画像を表示する。
補助データ解析部205は、受信部201から入力された補助データ(アンシラリデータ)のデータパケットを解析し、パケット中に所定のデータ識別ワード(表示装置を制御するコマンドデータであることを示す識別ワード等)があるかを確認する。そして、表示装置200の無線通信回路を制御するコマンドを検知したら、通信制御部206に制御信号を出力する。
通信制御部206は、補助データ解析部205から入力された制御信号に基づき、無線送信部207及び無線受信部208を制御する。無線送信部207は、通信制御部206から入力された制御信号をWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線規格に従った形式の信号に変換して、通信装置300に無線送信する。無線受信部208は、通信装置300から入力された制御信号を受信して所定の変換処理を施して、通信制御部206に出力する。
なお、受信部201で受信した映像データを、補助データ解析部205、通信制御部206、無線送信部207を介して、通信装置300へ無線伝送してもよい。
通信装置300は、無線送信部301、無線受信部302、通信制御部303、操作入力部304、及び表示パネル305を備える。無線送信部301は、通信制御部303から入力された制御信号をWi−FiやBluetooth等の無線規格に従った形式の信号に変換して、撮像装置100又は表示装置200に無線送信する。無線受信部302は、通信装置300に入力された制御信号を受信して所定の変換処理を施して、通信制御部303に出力する。
通信制御部303は、ユーザ指示に従い、操作入力部304から入力された制御信号を適切なパケットに変換して、無線送信部301に出力する。また、無線受信部302から入力された制御信号を受信して、撮像装置100や表示装置200の設定状態などに関するグラフィック画像を表示パネル305に表示させる。
なお、表示装置200から無線伝送された映像データを、無線受信部302、通信制御部303を介して、表示パネル305に表示してもよい。
図2は、実施の形態1に係る映像システムの動作について説明するためのフローチャートである。まず、撮像装置100と通信装置300との間の無線接続のリンク確立の動作について説明する。以下の動作は、撮像装置100の無線通信部と通信装置300の無線通信部との間で、無線通信により行われる。
ステップS300で、通信装置300は、ユーザからの撮像装置100と無線接続を開始する指示に応じて、予め取得しているSSIDをブロードキャストすることで、無線通信先となる撮像装置100を探索する。次に、ステップS100で、撮像装置100は、通信装置300から送信されたSSIDが自身のSSIDと同じであるかを識別し、同じであれば、応答コマンドを通信装置300に送信する。
ステップS301で、通信装置300は、撮像装置100からの応答コマンドを受けたことに応じて、撮像装置100に対して認証要求コマンドを送信する。次に、ステップS101で、撮像装置100は、通信装置300からの認証要求コマンドに応答して、承認コマンドを通信装置300に送信する。続いて、ステップS102で、撮像装置100は、通信装置300に対して認証要求コマンドを送信する。次に、ステップS302で、通信装置300は、撮像装置100からの認証要求コマンドに応答して、承認コマンドを撮像装置100に送信する。
ステップS303で、通信装置300は、撮像装置100に対して、接続要求コマンドを送信する。次に、ステップS103で、撮像装置100は、通信装置300からの接続要求コマンドに応答して、応答コマンドを通信装置300に送信する。
以上の動作により、撮像装置100と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立する。なお、通信装置300がマスターとなって、撮像装置100と接続を行う動作を説明したが、撮像装置100がマスターとなって、通信装置300と接続を行ってもよい。
次に、撮像装置100が、通信装置300と無線接続された状態から、有線接続された表示装置200を介して通信装置300と無線接続された状態へ移行する動作について説明する。なお、撮像装置100と表示装置200が有線接続された状態で、撮像装置100と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立したことに応じて、以下の動作を行ってもよい。また、撮像装置100と表示装置200が有線接続された状態で、撮像装置100のバッテリー残量が所定値以下になったことに応じて、以下の動作を行ってもよい。また、撮像装置100と表示装置200が有線接続された状態で、撮像装置100が通常モードから省電力モードに移行したことに応じて、以下の動作を行ってもよい。
ステップS104で、撮像装置100は、有線接続された表示装置200の無線通信回路を起動する制御を行う。具体的には、撮像装置100の通信制御部105が、表示装置200内の無線通信回路を起動する起動コマンドを含む補助データを、補助データ重畳部103に出力する。補助データ重畳部103は、画像処理部102から入力された映像信号に対して、表示装置200内の無線通信回路を起動する起動コマンドを含む補助データをデータパケット領域に重畳して、送信部104に出力する。表示装置200内の無線通信回路を起動する起動コマンドは、送信部104から有線伝送路500を介して、表示装置200に送信され、表示装置200内の受信部201を介して、補助データ解析部205に入力される。
ステップS201で、補助データ解析部205は、受信部201から入力された補助データのデータパケットを解析し、表示装置200内の無線通信回路を起動する起動コマンドを検知して、通信制御部206に起動制御信号を出力する。通信制御部206は、補助データ解析部205から入力された起動制御信号に応答して起動する。また、補助データ解析部205から入力された起動制御信号に基づき、無線送信部207及び無線受信部208を起動制御する。これにより、通信制御部206、無線送信部207、無線受信部208が起動し、不図示の電源回路から通信制御部206、無線送信部207、無線受信部208への給電が開始される。
ステップS105で、撮像装置100は、表示装置200に対して通信装置300と無線接続するよう制御する。具体的には、撮像装置100の通信制御部105が、通信装置300との無線通信で用いているSSIDと、通信装置300と無線接続する接続要求コマンドとを含む補助データを、補助データ重畳部103に出力する。補助データ重畳部103は、画像処理部102から入力された映像信号に対して、上記SSIDと、接続要求コマンドとを含む補助データをデータパケット領域に重畳して、送信部104に出力する。上記SSIDと接続要求コマンドは、送信部104から有線伝送路500を介して、表示装置200に送信され、表示装置200内の受信部201を介して、補助データ解析部205に入力される。
ステップS202で、補助データ解析部205は、受信部201から入力された補助データのデータパケットを解析し、上記SSIDと接続要求コマンドを検知し、通信制御部206に制御信号を出力する。通信制御部206は、補助データ解析部205から入力された制御信号に基づき、無線送信部207及び無線受信部208を制御する。そして、表示装置200は、通信装置300に対して上記SSIDと認証要求コマンドを送信する。次に、ステップS304で、通信装置300は、表示装置200からの上記SSIDと認証要求コマンドに応答して、承認コマンドを表示装置200に送信する。続いて、ステップS305で、通信装置300は、表示装置200に対して、接続要求コマンドを送信する。次に、ステップS203で、表示装置200は、通信装置300からの接続要求コマンドに応答して、応答コマンドを通信装置300に送信する。以上の動作により、表示装置200と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立する。
ステップS306で、通信装置300は、表示装置200と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立したことを、撮像装置100に通知する。
この状態で、撮像装置100と通信装置300との間で無線通信しなくても、撮像装置100に有線接続された表示装置200と、通信装置300との間の無線接続を利用することで、撮像装置100と通信装置300との間で通信ができる。このため、S106で、撮像装置100内の通信制御部105は、撮像装置100の省電力化のため、無線電源供給部109から無線送信部106への電源供給を停止する制御信号を、電源制御部108に出力する。そして、電源制御部108は、通信制御部105からの制御信号に従い、無線電源供給部109に無線送信部106の動作停止の指示を出す。無線電源供給部109は、電源制御部108からの指示に従い、無線送信部106に対して電源供給を停止する。なお、無線電源供給部109から無線受信部107への電源供給は継続される。
ステップS307で、通信装置300から撮像装置100を遠隔制御するユーザ操作が行われた場合に、通信装置300は、ユーザ操作コマンドを無線通信で撮像装置100に送信する。ステップS107で、撮像装置100は、有線接続された表示装置200を介して、通信装置300に応答する。具体的には、撮像装置100の通信制御部105が、応答コマンドを含む補助データを、補助データ重畳部103に出力する。補助データ重畳部103は、画像処理部102から入力された映像信号に対して、応答コマンドを含む補助データをデータパケット領域に重畳して、送信部104に出力する。応答コマンドは、送信部104から有線伝送路500を介して、表示装置200に送信され、表示装置200内の受信部201を介して、補助データ解析部205に入力される。
ステップS204で、補助データ解析部205は、受信部201から入力された補助データのデータパケットを解析し、応答コマンドを検知して、通信制御部206に出力する。通信制御部206は、補助データ解析部205から入力された応答コマンドを、無線送信部207を介して通信装置300に送信するように制御する。これにより、撮像装置100からの応答コマンドが、表示装置200を介して通信装置300に送信される。
ステップS308以降、再び、通信装置300から撮像装置100を遠隔制御するユーザ操作が行われた場合は、同様の動作が繰り返される。
以上のように、撮像装置100と有線接続された表示装置200を利用して、表示装置200と通信装置300の無線接続を確立した後、撮像装置100の無線通信部の一部(無線送信部106)の動作を停止させる。これにより、撮像装置100の省電力化を実現するとともに、ユーザは、通信装置300を用いて撮像装置100を無線通信で遠隔操作を継続することができる。撮像装置100は、バッテリー駆動で使用されることが多いため、省電力化により使用可能時間を長くすることができる。
なお、表示装置200と通信装置300の無線接続が既に確立していた場合は、ステップS104,S105,S201〜S203、S304〜S305の処理は省略してもよい。この場合、撮像装置100から通信装置300へ、表示装置200と通信装置300の無線接続が確立しているかを問い合わせる等して、表示装置200と通信装置300の無線接続が確立している通知を通信装置300から受けるようにしてもよい(S306)。
また、ステップS106で、無線電源供給部109から無線送信部106と無線受信部107への電源供給を停止するようにしてもよい。この場合、通信装置300から撮像装置100への通信は行えなくなるが、撮像装置100から通信装置300への通信は、表示装置200を介して行うことができる。通信装置300から撮像装置100を遠隔操作しないユースケースであれば、このようにしても問題ない。例えば、撮像装置100で撮像して得られた映像信号を、表示装置200を介して通信装置300に無線送信し、通信装置300の表示パネルで撮像画像をユーザが確認する作業は継続できる。
(実施の形態2)
この実施の形態2では、撮像装置と表示装置の間の有線伝送路として、双方向通信が可能な有線伝送路(インターフェース)、例えばHDMI(登録商標)ケーブルやDisplayPort(登録商標)ケーブルを使用した例について説明する。以下、実施の形態1との差分について詳細に説明する。
この実施の形態2では、撮像装置と表示装置の間の有線伝送路として、双方向通信が可能な有線伝送路(インターフェース)、例えばHDMI(登録商標)ケーブルやDisplayPort(登録商標)ケーブルを使用した例について説明する。以下、実施の形態1との差分について詳細に説明する。
図3は、実施の形態2に係る映像システムの構成を示すブロック図である。図3において、図1と同一の構成要素ついては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図3の映像システムは、撮像装置110と、表示装置210と、通信装置300とで構成される。
有線伝送路500,501は、同一のケーブル被覆内にあり、複合ケーブルで構成されている。有線伝送路500は、映像・音声用の伝送路であり、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインを含む。有線伝送路500は、撮像装置110から表示装置210に対する一方方向の伝送路である。有線伝送路501は、補助データや制御信号用の伝送路であり、HDMI規格におけるCEC(Consumer Electronics Control)ライン、DisplayPort規格におけるAUX(Auxiliary)ラインを含む。有線伝送路501は、撮像装置110と表示装置210との間で双方向の伝送が可能な伝送路である。
撮像装置110内の通信制御部111は、無線送信部106及び無線受信部107の動作を制御する。また、無線受信部107から入力された制御信号に応じて、無線送信部106を介して応答コマンドを通信装置300へ無線送信するか、又は有線伝送路501を介して応答コマンドを通信装置300へ送信するかを制御する。また、通信制御部111は、電源制御部108に対して、無線通信回路への電源を供給するか停止するかを指示する制御信号を出力する。
表示装置210内の通信制御部211は、有線伝送路501を介して入力された制御信号を解析し、表示装置210の無線通信回路を制御するコマンドを検知したら、無線送信部207及び無線受信部208を制御する。また、通信制御部211は、無線受信部208が受信した制御信号を、有線伝送路501を介して、撮像装置110内の通信制御部111に送信する。
図4は、実施の形態2に係る映像システムの動作について説明するためのフローチャートである。ステップS100〜S103,S300〜S303の動作は、図2と同様である。
ステップS110で、撮像装置110は、有線接続された表示装置210の無線通信回路を起動する制御を行う。具体的には、撮像装置110の通信制御部111が、表示装置210内の無線通信回路を起動する起動コマンドを含む制御信号を、有線伝送路501を介して、表示装置210内の通信制御部211に送信する。具体的には、HDMIケーブルのCECラインを用いる場合には、予め定義されたメーカー独自コマンドを送信する。DisplayPortケーブルのAUXラインを用いる場合には、I2C通信(Inter−Integrated Circuitシリアル通信)で所定のコマンドを送信する。
ステップS210で、表示装置210内の通信制御部211は、撮像装置110から入力された制御信号をデコードし、表示装置210内の無線通信回路を起動する起動コマンドを検知して、無線送信部207及び無線受信部208を起動制御する。これにより、無線送信部207、無線受信部208が起動し、不図示の電源回路から無線送信部207、無線受信部208への給電が開始される。
ステップS211で、通信制御部211は、表示装置210内の無線通信回路が起動したことを、有線伝送路501を介して、撮像装置110内の通信制御部111に通知する。
ステップS111で、撮像装置110は、表示装置210からの起動通知を受けたことに応じて、表示装置210に対して通信装置300と無線接続するよう制御する。具体的には、撮像装置110内の通信制御部111が、通信装置300との無線通信で用いているSSIDと、通信装置300と無線接続する接続要求コマンドとを含む制御信号を、有線伝送路501を介して、表示装置200内の通信制御部211に送信する。
ステップS212で、通信制御部211は、撮像装置110から入力された制御信号をデコードし、上記SSIDと接続要求コマンドを検知し、無線送信部207及び無線受信部208を制御する。そして、表示装置210は、通信装置300に対して上記SSIDと認証要求コマンドを送信する。次に、ステップS310で、通信装置300は、表示装置210からの上記SSIDと認証要求コマンドに応答して、承認コマンドを表示装置210に送信する。続いて、ステップS311で、通信装置300は、表示装置210に対して、接続要求コマンドを送信する。次に、ステップS213で、表示装置210は、通信装置300からの接続要求コマンドに応答して、応答コマンドを通信装置300に送信する。以上の動作により、表示装置210と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立する。
ステップS214で、通信装置300は、表示装置210と通信装置300との間の無線接続のリンクが確立したことを、撮像装置110に通知する。
この状態で、撮像装置110と通信装置300との間で無線通信しなくても、撮像装置110に有線接続された表示装置210と、通信装置300との間の無線接続を利用することで、撮像装置110と通信装置300との間で通信ができる。このため、S112で、撮像装置110内の通信制御部111は、撮像装置110の省電力化のため、無線電源供給部109から無線送信部106及び無線受信部107への電源供給を停止する制御信号を、電源制御部108に出力する。そして、電源制御部108は、通信制御部105からの制御信号に従い、無線電源供給部109に無線送信部106及び無線受信部107の動作停止の指示を出す。無線電源供給部109は、電源制御部108からの指示に従い、無線送信部106及び無線受信部107に対して電源供給を停止する。
ステップS312で、通信装置300から撮像装置110を遠隔制御するユーザ操作が行われた場合に、通信装置300は、ユーザ操作コマンドを無線通信で表示装置210に送信する。ステップS215で、表示装置210は、通信装置300から無線受信部208を介して受信したユーザ操作コマンドを、通信制御部211を介して、有線伝送路501を経由して、撮像装置110に送信する。これにより、通信装置300からのユーザ操作コマンドが、表示装置210を介して撮像装置110に転送される。
ステップS113で、撮像装置110は、有線接続された表示装置210を介して、通信装置300に応答する。具体的には、撮像装置110の通信制御部111が、応答コマンドを含む制御信号を、有線伝送路501を介して、表示装置210に送信する。ステップS216で、表示装置210の通信制御部211は、撮像装置110から受信した制御信号を、無線送信部207を介して、通信装置300に送信する。これにより、撮像装置110からの応答コマンドが、表示装置210を介して通信装置300に転送される。
ステップS313以降、再び、通信装置300から撮像装置110を遠隔制御するユーザ操作が行われた場合は、同様の動作が繰り返される。
以上のように、撮像装置110と有線接続された表示装置210を利用して、表示装置210と通信装置300の無線接続を確立した後、撮像装置110の無線通信部(無線送信部106と無線受信部107の両方)の動作を停止させる。これにより、撮像装置110の省電力化を実現するとともに、ユーザは、通信装置300を用いて、表示装置210を介して、撮像装置110を無線通信で遠隔操作を継続することができる。撮像装置110は、バッテリー駆動で使用されることが多いため、省電力化により使用可能時間を長くすることができる。
なお、表示装置210と通信装置300の無線接続が既に確立していた場合は、ステップS110,S111,S210〜S213、S310〜S311の処理は省略してもよい。この場合、例えば、撮像装置110から表示装置210(又は通信装置300)へ、表示装置210と通信装置300の無線接続が確立しているかを問い合わせる等する。そして、表示装置210と通信装置300の無線接続が確立している旨の通知を表示装置210(又は通信装置300)から撮像装置110が受信する(S214)。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。上記コンピュータは、例えば、CPUやMPU等のプロセッサーで構成される。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。上述の実施形態の1以上の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。上記コンピュータは、例えば、CPUやMPU等のプロセッサーで構成される。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。上述の実施形態の1以上の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
100,110 撮像装置
200,210 表示装置
300 通信装置
105 通信制御部
106 無線送信部
107 無線受信部
108 電源制御部
109 無線電源供給部
200,210 表示装置
300 通信装置
105 通信制御部
106 無線送信部
107 無線受信部
108 電源制御部
109 無線電源供給部
Claims (11)
- 表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置であって、
前記通信装置と無線通信を行う通信手段と、
前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置が無線接続されている場合に、前記撮像装置の前記通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行う制御手段と、を備える撮像装置。 - 前記制御手段は、前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置の無線接続が確立したことに応じて、前記撮像装置と前記通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置の無線接続が確立した場合に、前記撮像装置のバッテリー残量が所定値以下になったことに応じて、前記撮像装置と前記通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置の無線接続が確立した場合に、撮像装置が通常モードから省電力モードに移行したことに応じて、前記撮像装置と前記通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記通信手段は、前記通信装置と無線通信を行う無線送信部と無線受信部とを有し、
前記通信手段の少なくとも一部は、前記無線送信部であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記表示装置と前記撮像装置は、シリアル・デジタル・インターフェースにより有線接続されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記通信手段は、前記通信装置と無線通信を行う無線送信部と無線受信部とを有し、
前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置の無線接続が確立したことに応じて、前記撮像装置と前記無線送信部と前記無線受信部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記表示装置と前記撮像装置は、双方向通信が可能なインターフェースにより有線接続されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 撮像装置と、表示装置と、通信装置とを備える映像システムであって、
前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置が無線接続されている場合に、
前記撮像装置は、前記撮像装置の通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする映像システム。 - 表示装置と有線接続が可能であり、通信装置と無線接続が可能な撮像装置の制御方法であって、
通信手段が、前記通信装置と無線通信を行う通信ステップと、
前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置が無線接続されている場合に、前記撮像装置の前記通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行う制御ステップと、を有する撮像装置の制御方法。 - 撮像装置と、表示装置と、通信装置とを備える映像システムの制御方法であって、
前記撮像装置と前記通信装置が無線接続され、かつ、前記撮像装置と前記表示装置が有線接続された状態で、前記表示装置と前記通信装置が無線接続されている場合に、
前記撮像装置の通信手段の少なくとも一部の動作を停止する制御を行うことを特徴とする映像システムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133940A JP2019016953A (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 撮像装置、映像システム、及びそれらの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017133940A JP2019016953A (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 撮像装置、映像システム、及びそれらの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019016953A true JP2019016953A (ja) | 2019-01-31 |
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ID=65359379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017133940A Pending JP2019016953A (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 撮像装置、映像システム、及びそれらの制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019016953A (ja) |
-
2017
- 2017-07-07 JP JP2017133940A patent/JP2019016953A/ja active Pending
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