JP2019016276A - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の表示装置に対する操作性を向上させることができる表示制御装置および表示制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の一態様においては、表示制御装置は、操作受付部と、表示制御部とを備える。操作受付部は、第1表示装置および第2表示装置を含む複数の表示装置のそれぞれに対するユーザの操作を受け付ける。表示制御部は、操作受付部によって第1表示装置に対する操作を受け付けた場合、当該操作に続く操作に関する情報を第2表示装置に表示させる。また、操作受付部は、第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を第2表示装置を介して受け付ける。【選択図】図1B

Description

本発明は、表示制御装置および表示制御方法に関する。
従来、例えば車両には、ナビゲーションやオーディオなどに関する情報を表示する表示装置が搭載されている。近年、かかる表示装置は、車両に複数搭載されることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−3787号公報
ところで、上記した複数の表示装置にあっては、情報を表示させる位置や表示画面の大きさなどによって特性が互いに異なる。しかしながら、従来技術には、表示装置が複数ある場合に、表示装置のそれぞれの特性に応じて情報を表示させ、表示装置に対する操作性を向上させるという点で改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の表示装置に対する操作性を向上させることができる表示制御装置および表示制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示制御装置において、操作受付部と、表示制御部とを備える。操作受付部は、第1表示装置および第2表示装置を含む複数の表示装置のそれぞれに対するユーザの操作を受け付ける。表示制御部は、前記操作受付部によって前記第1表示装置に対する操作を受け付けた場合、当該操作に続く操作に関する情報を前記第2表示装置に表示させる。また、前記操作受付部は、前記第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を前記第2表示装置を介して受け付ける。
本発明によれば、複数の表示装置に対する操作性を向上させることができる。
図1Aは、第1の実施形態に係る表示制御方法の概要説明図である。 図1Bは、第1の実施形態に係る表示制御方法の概要説明図である。 図2は、第1の実施形態における表示システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、階層情報を説明する図である。 図4は、表示制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る表示制御方法の概要説明図である。 図6は、第2の実施形態に係る表示制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図7は、変形例に係る表示制御方法の概要説明図である。 図8は、変形例に係る表示制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する表示制御装置および表示制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<1.第1の実施形態に係る表示制御方法の概要>
以下では先ず、第1の実施形態に係る表示制御方法の概要について図1Aおよび図1Bを参照して説明する。図1Aおよび図1Bは、第1の実施形態に係る表示制御方法の概要説明図である。
図1Aに示すように、第1の実施形態に係る表示制御方法は、例えば自動車などの車両1に搭載された表示制御装置10によって実行される。車両1には、表示制御装置10に加え、表示装置40と、撮像部62とが搭載される。
表示装置40は、複数である。なお、図1Aに示す例では、表示装置40は3つであるが、これに限定されるものではなく、例えば2つまたは4つ以上であってもよい。
複数の表示装置40はそれぞれ、例えばナビゲーションやオーディオなどに関する情報、車速等の運転状況に関する情報など種々の情報を表示可能なディスプレイである。例えば、複数の表示装置40は、ヘッドアップディスプレイ41(以下、「HUD(Head-Up Display)41」と記載する場合がある)と、メータディスプレイ42と、センタディスプレイ43とを含む。
HUD41は、車室2内の適宜位置に取り付けられ、例えば車両1前方のフロントガラス3に情報を含む画像を映し出す。これにより、HUD41は、運転中のユーザ(ドライバ)の視野内に情報を表示することができる。
メータディスプレイ42およびセンタディスプレイ43は、例えばインストルメントパネル4に取り付けられ、各種情報を表示する。具体的には、メータディスプレイ42はインストルメントパネル4において運転席の正面付近に、センタディスプレイ43はインストルメントパネル4の中央付近で、運転席と助手席との間に対応する位置に取り付けられる。なお、上記したHUD41、メータディスプレイ42およびセンタディスプレイ43の取付位置は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
表示制御装置10は、複数の表示装置40の制御などを行う。なお、表示制御装置10の詳しい構成については、図2を参照して後述する。
撮像部62は、車室2の適宜位置に設けられ、ユーザを撮像する。撮像部62は、後述するように、ユーザの視線検出に利用されるため、ユーザの顔を含む画像、換言すると、ユーザの視線に関する画像を撮像し、かかる画像情報を表示制御装置10へ出力する。
ところで、上記した複数の表示装置40にあっては、情報を表示させる位置や表示画面の大きさなどによって特性が互いに異なる。例えばHUD41は、ユーザたるドライバの視野内に情報を表示させるため、ドライバにとって運転中でも情報を視認しつつ操作できるという特性を有している。また、メータディスプレイ42やセンタディスプレイ43は、表示画面が比較的大きいため、ユーザにとって多くの情報を視認しつつ操作できるといった特性を有している。
そこで、本実施形態に係る表示制御装置10にあっては、表示装置40が複数ある場合に、表示装置40のそれぞれの特性に応じて情報を表示させることで、各表示装置40に対する操作性を向上させることができる構成とした。以下、かかる構成について詳しく説明する。なお、以下では、複数の表示装置40のうち、ヘッドアップディスプレイ41およびメータディスプレイ42に対し、ナビゲーションに関する情報を表示させる場合を例に挙げて説明する。
図1Bに示すように、表示制御装置10(図1A参照)は、例えばレストラン検索など目的地の検索指示がユーザによってなされると、後述する地図情報などに基づいて車両1近くにあるレストランの名称などを目的地候補の情報42aとしてメータディスプレイ42に表示させる(ステップS1)。なお、図1Bの例では、目的地候補の情報42aは複数あり、目的地候補の情報42aとしてレストランA〜Dが表示されるものとする。
なお、上記したユーザの検索指示は、例えば、ハンドル5に設けられた操作部61(図1A参照。ステアリングリモコン)を介して行われたり、ユーザの音声を認識する技術を用いて行われたりするが、これらに限られるものではない。また、メータディスプレイ42には、目的地候補の情報42aの他に、車速の情報42bや現在のシフトポジションの情報42cなどが表示されてもよい。
メータディスプレイ42は、例えばHUD41に比べて表示画面が大きいため、多くの目的地候補の情報42aを一覧で表示することが可能である。これにより、ユーザは、多くの目的地候補の情報42aを一覧で視認しながら、目的地候補を選択する操作を行うことができる。
そして、表示制御装置10は、ユーザによる目的地候補の選択操作を受け付ける(ステップS2)。なお、表示制御装置10における選択操作の受け付けは、例えばユーザによる操作部61(図1A参照)の操作や音声認識により行われるが、これらに限定されるものではない。図1Bの例では、太枠で示すように、レストランA〜Dのうち、レストランBに関する目的地候補の情報42aがユーザによって選択されたものとする。
なお、ここでの選択操作は、複数の目的地候補の情報42aの中から目的地候補を選択するだけの操作を意味し、目的地を決定する操作までは含まれないものとする。従って、ユーザは、目的地候補を選択する操作に続き、目的地を最終的に決定する操作(後述)を行う。
次いで、表示制御装置10は、撮像部62から出力された画像情報に基づいてユーザの視線の検出を行う(ステップS3)。詳しくは、表示制御装置10は、ユーザの視線を検出し、視線がメータディスプレイ42からHUD41へ移動したか否かを判定する。
すなわち、ユーザの視線が上記のように移動した場合、表示制御装置10は、メータディスプレイ42に対して行った目的地候補の選択操作に続く操作(ここでは目的地の決定操作)を、HUD41で行うことをユーザが所望していると推定する。従って、表示制御装置10は、視線がメータディスプレイ42からHUD41へ移動したことが検出された場合、メータディスプレイ42で選択された目的地候補の情報をHUD41に表示させる(ステップS4)。
選択された目的地候補の情報には、例えば目的地候補の到着予想時間や、目的地候補(ここではレストランB)の画像などが含まれるが、これらは例示であって限定されるものではない。すなわち、選択された目的地候補の情報には、例えば、目的地候補までの距離、目的地候補であるレストランBの電話番号、口コミ、評価の情報など、その他各種の情報が含まれてもよい。このように、選択された目的地候補の情報は、決定操作の参考となり得る情報が含まれており、選択操作に続く決定操作に関する情報の一例である。
また、HUD41は、ユーザのフロントガラス3を通じた視野内に情報を表示させるため、ユーザは運転中でも目的地候補の情報を視認しつつ、目的地の決定操作を行うことができる。
そして、表示制御装置10は、ユーザによる目的地の決定操作を受け付ける(ステップS5)。なお、表示制御装置10における決定操作の受け付けは、例えばユーザによる操作部61(図1A参照)の操作や音声認識により行われるが、これらに限定されるものではない。
また、図示は省略するが、表示制御装置10は、目的地の決定操作が行われると、決定した目的地までの経路を算出し、算出された経路を例えばメータディスプレイ42やセンタディスプレイ43に表示させてナビゲーション処理を行う。
このように、本実施形態に係る表示制御装置10は、例えばメータディスプレイ42に対する操作(選択操作)を受け付けた場合、当該操作に続く操作(決定操作)に関する情報をHUD41に表示させる。そして、表示制御装置10は、メータディスプレイ42で受け付けた操作(選択操作)に続く操作(決定操作)をHUD41を介して受け付けるようにした。言い換えると、表示制御装置10は、例えばメータディスプレイ42に対する操作を受け付けた後、当該操作に続く操作の受け付けをHUD41に引き継がせるようにした。
これにより、本実施形態にあっては、HUD41やメータディスプレイ42など複数の表示装置40のそれぞれの特性に応じて情報を表示させることが可能となり、よって各表示装置40に対する操作性を向上させることができる。
なお、上記では、表示制御装置10は、ユーザの視線移動が検出された場合に、決定操作に関する情報をHUD41に表示させるようにしたが、これに限られない。すなわち、表示制御装置10は、例えば「フロントガラスに表示して」など、ユーザがHUD41を用いた決定操作を所望していることを示す音声を認識した場合、決定操作に関する情報をHUD41に表示させてもよい。
また、上記では、ユーザがドライバである場合を例にとって説明したが、これに限られず、他の同乗者であってもよい。
<2.表示制御装置を備えた表示システムの構成>
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る表示制御装置10を備えた表示システム100の構成を説明する。図2は、第1の実施形態における表示システム100の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、本実施形態に係る表示システム100は、上記した表示制御装置10と、表示装置40と、操作部61と、撮像部62と、車載センサ群63と、通信部64と、コンテンツ入力部65と、スピーカ66とを備える。
表示装置40は、上記したようにHUD41と、メータディスプレイ42と、センタディスプレイ43とを含むが、これに限られず、例えば車室2(図1A参照)の天井に取り付けられるディスプレイなどその他の表示装置を含んでもよい。また、本実施形態では、表示装置40は複数であればよいため、HUD41、メータディスプレイ42およびセンタディスプレイ43のうちの一つを除去してもよい。
操作部61は、ユーザによって操作された場合、かかる操作内容を示す信号を表示制御装置10の制御部20(後述)へ出力する。例えば、操作部61は、目的地候補の情報が表示されているメータディスプレイ42に対し、ユーザによって目的地候補を選択する選択操作がなされた場合、選択された目的地候補を示す信号を制御部20へ出力する。
なお、操作部61としては、上記したステアリングリモコンを用いることができるが、これに限定されるものではない。例えば、センタディスプレイ43等がタッチパネルを備える場合、タッチパネルが操作部61として機能することとなる。
撮像部62は、上記したように、ユーザの視線に関する画像を撮像し、画像情報を表示制御装置10の制御部20へ出力する。なお、撮像部62としては、車載カメラなどを用いることができる。
車載センサ群63は、車両1の走行状態を検出する各種のセンサを含む。例えば、車載センサ群63は、車速を検出する車速センサや、シフトポジションを検出するシフトポジションセンサ、車両1の外方(周辺)に存在する他の車両や道路標識等の対象物を撮像するカメラなどを含むが、これらに限定されるものではない。車載センサ群63は、得られた車速やシフトポジションなどを示す信号を表示制御装置10の制御部20へ出力する。
通信部64は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星と通信して得られる信号に基づき、自車の現在位置を検出して現在位置の情報として制御部20へ出力する。また、通信部64は、インターネットなどの通信ネットワークに接続され、例えば目的地候補に関する情報など各種の情報を取得して制御部20へ出力する。
コンテンツ入力部65には、例えばCD(Compact Disc)の音楽やDVD(Digital Versatile Disc)の映像などのコンテンツ情報が入力され、入力されたコンテンツ情報を制御部20へ出力する。コンテンツ入力部65としては、CDやDVDを再生する装置を用いることができる。
スピーカ66は、車室2(図1A)の適宜位置に配置される。そして、スピーカ66は、後述するユーザに対する通知に関する音声を出力する。
表示制御装置10は、制御部20と、記憶部30とを備える。制御部20は、操作受付部21と、視線検出部22と、表示制御部23と、通知制御部24とを備え、CPU(Central Processing Unit)などを有するマイクロコンピュータである。
また、記憶部30は、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部であり、地図情報31と、階層情報32とを記憶する。
地図情報31には、例えば、道路データ、レストランや公園等の施設データなどナビゲーション機能に必要な各種情報が含まれる。なお、地図情報31には、通信部64によって得られた目的地候補に関する情報(例えば、目的地候補となり得るレストランの口コミや評価に関する情報)が含まれてもよい。
階層情報32は、表示装置40に対する操作を複数の階層に分類した情報である。図3は、階層情報32を説明する図である。図3に示すように、表示装置40に対する操作は、第1階層、第2階層、第3階層など複数の階層に分類される。なお、図3に示す例では、階層情報32における階層の数を3つとしたが、これに限られず、2つまたは4つ以上など任意の数に設定することができる。
第1階層には、表示装置40に対して最初に行われる操作(操作内容1)が対応付けられている。具体的には、例えば、ナビゲーションの情報を表示装置40に表示させる場合、第1階層の操作内容1は、目的地候補の選択操作である。
第2階層には、第1階層の操作に続く操作(操作内容2−1、2−2)が対応付けられている。例えば、第1階層の操作内容1が目的地候補の選択操作である場合、第2階層の操作内容2−1、2−2は、目的地の決定操作である。
第3階層には、第2階層の操作に続く操作(操作内容3−1〜3−4)が対応付けられている。例えば、第2階層の操作内容2−1、2−2が目的地の決定操作である場合、第3階層の操作内容3−1〜3−4は、目的地までの経路の途中に寄りたい経由地の設定操作などである。なお、上記では、操作内容1、2−1、2−2、3−1〜3−4について具体的に示したが、これらはあくまでも例示であって限定されるものではない。
また、階層情報32には、第1階層から第3階層までの各操作に対し、操作の難易度が対応付けられてもよい。かかる難易度は、例えば操作の複雑さの度合いを示す。具体的には、例えばユーザが表示装置40を注視して行うような操作は、難易度が比較的高く設定される一方、ユーザが表示装置40を注視せずとも行うことができるような操作は、難易度が比較的低く設定される。
表示制御装置10は、上記のように構成された階層情報32に基づいて、表示装置40に対する制御を行うが、これについては後述する。
図2の説明に戻ると、制御部20の操作受付部21は、各表示装置40のそれぞれに対するユーザの操作を操作部61を介して受け付ける。具体的には、操作受付部21は、ユーザの操作部61への操作内容を示す信号を受け付け、受け付けた信号を表示制御部23へ出力する。
視線検出部22は、撮像部62によって撮像されたユーザの画像を取得し、かかる画像に対する画像解析処理を行ってユーザの視線を検出する。例えば、視線検出部22は、ユーザの画像におけるユーザの頭部の向きや目の位置を、予め記憶部30に記憶された基準画像と比較し、ユーザの視線が何処に向いているかを検出してもよい。
なお、例えば、撮像部62が赤外線カメラおよび赤外線LEDを備えるように構成し、視線検出部22は、赤外線カメラで撮像した画像に基づいてユーザの視線を検出してもよい。具体的には、視線検出部22は、赤外線LEDで照らしたユーザの顔を赤外線カメラで撮像することによって得られる赤外画像中の瞳孔と、眼球上に生じる赤外照明反射像との位置関係に基づき、ユーザの視線を検出してもよい。
そして、視線検出部22は、検出されたユーザの視線を示す情報を表示制御部23へ出力する。なお、上記したユーザの視線を検出する手法は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
表示制御部23は、複数の表示装置40のうち一つの表示装置40に対する操作を受け付けた場合、かかる操作に続く操作に関する情報を他の表示装置40に表示させる。例えば、表示制御部23は、メータディスプレイ42に対して目的地候補の選択操作を受け付けた場合、選択操作に続く操作である目的地の決定操作に関する情報をHUD41に表示させる。
そして、決定操作に関する情報がHUD41に表示されると、操作受付部21は、メータディスプレイ42で受け付けた目的地候補の選択操作に続く目的地の決定操作を、HUD41を介して受け付ける。
本実施形態では、このようにHUD41やメータディスプレイ42の表示制御が行われることで、HUD41など複数の表示装置40に対する操作性を向上させることができることは、既に述べた通りである。
また、表示制御部23は、視線検出部22によってユーザの視線が、例えば選択操作を行ったメータディスプレイ42からHUD41へ移動したことが検出された場合、選択操作に続く決定操作に関する情報をHUD41に表示させてもよい。
このように、本実施形態では、ユーザの視線がHUD41へ移動し、ユーザが目的地の決定操作をHUD41で行うことを所望していると推定される場合、かかる決定操作に関する情報をHUD41に表示させるようにした。これにより、表示制御部23は、ユーザの意図に即した表示制御を行うことができ、よって表示装置40に対する操作性をより向上させることができる。
また、操作受付部21は、例えば表示制御部23によって決定操作に関する情報がHUD41に表示された場合、メータディスプレイ42に対する操作の受付を中止してもよい。すなわち、操作受付部21は、選択操作に続く操作である決定操作をメータディスプレイ42を介して受け付けないようにしてもよい。
これにより、表示装置40に対する操作性をより一層向上させることができる。すなわち、決定操作に関する情報がHUD41に表示された後に、メータディスプレイ42およびHUD41の両方で決定操作を受け付けると、ユーザはどちらを操作すべきか迷ってしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、メータディスプレイ42に対する操作の受付を中止することで、ユーザが操作に迷うことを防止でき、結果として表示装置40に対する操作性をより一層向上させることができる。なお、上記した操作の受付中止は、メータディスプレイ42における表示を中止することで行われてもよい。
また、表示制御部23は、上記した階層情報32(図3参照)に基づいて表示装置40に対する制御を行ってもよい。例えば、表示制御部23は、複数の階層に分類された操作のうち所定の階層の操作(ここでは第1階層の操作内容1)をメータディスプレイ42で受け付けた場合、所定の階層より下層で当該操作に続く操作(ここでは第2階層の操作内容2−1、2−2)に関する情報をHUD41に表示させる。
ここで、表示制御部23は、上記した所定の階層を変更してもよい。例えば、表示制御部23は、所定の階層を車両1の走行状態に応じて変更してもよい。すなわち、表示制御部23は、例えば車載センサ群63の車速センサの出力に基づいて車両1が走行中であると判定される場合、メータディスプレイ42での操作からHUD41での操作に早期に切り替えた方が良いため、所定の階層は「第1階層」に設定される。これにより、運転中のユーザは、視野内に情報を表示するHUD41を介して目的地の決定操作などを行うことができる。
他方、表示制御部23は、例えば車速センサの出力に基づいて車両1が停止中であると判定される場合、HUD41での操作に早期に切り替えることを要しないため、所定の階層は「第2階層」に変更される。これにより、ユーザは、例えば目的地の決定操作などをメータディスプレイ42を介して行った後、走行を開始し、走行中に第3階層の操作である経由地の設定操作などをHUD41を介して行うことができる。このように、表示制御部23は、所定の階層を変更することで、表示装置40の操作を走行状態に即して行うことが可能となる。
なお、上記では、所定の階層を車両1の走行状態に応じて変更したが、これに限定されるものではない。例えば、表示制御部23は、所定の階層を、各階層に分類された操作の難易度に応じて変更してもよい。
例えば、HUD41で操作を受け付け、かかる操作に続く操作をメータディスプレイ42で受け付けるような場合、表示制御部23は、難易度が高く、表示できる情報量が少ないHUD41では操作が複雑になりすぎて操作が難しいとされる操作内容が対応付けられている階層より上層にある階層を、所定の階層として設定してもよい。これにより、ユーザは、難易度の低い操作をHUD41で行い、かかる操作に続くとともに難易度の高く複雑な操作をメータディスプレイ42で行うことが可能となる。
また、上記した難易度は操作内容に応じて変わるため、所定の階層も難易度に応じて変更されることとなる。これにより、表示制御部23は、所定の階層を操作の難易度に応じて変更することで、ユーザは難易度に適した表示装置40で操作を行うことが可能となる。また、これにより、ユーザが操作に没頭してしまい、運転への注意が疎かになることを防止することができる。
また、表示制御部23は、上記したように、メータディスプレイ42での選択操作に続く目的地の決定操作に関する情報をHUD41に表示させるが、かかる情報を例えば前方を走行する先行車に重畳あるいは近接させて表示させてもよい。これにより、表示制御部23は、ユーザに対して走行中に注意して見るべき場所を認識させることができる。なお、注意して見るべき場所は、上記した先行車に限られず、例えば道路標識や歩行者などその他の場所であってもよい。また、表示制御部23は、先行車や歩行者など注意して見るべき場所の情報を、車載センサ群63のカメラから取得してもよい。
また、表示制御部23は、例えば、視線検出部22の出力に基づいてユーザの視線がメータディスプレイ42にあって目的地候補の選択操作を行っていると推定され、かつ、地図情報31や車載センサ群63のカメラの情報に基づいて例えば車両1が人通りの多い道に進入しようとしている場合、メータディスプレイ42に表示されている目的地候補の情報をHUD41に表示させてもよい。これにより、表示制御部23は、ユーザに対して前方の道を見るように誘導することができる。なお、表示制御部23は、HUD41に表示させる際、目的地候補の情報の量を、メータディスプレイ42に表示されていた情報の量に比べて減少させるようにしてもよい。
また、表示制御部23は、HUD41に情報を表示させる際、車両1が赤信号などで停止している場合に限って表示させるようにしてもよい。これにより、表示制御部23は、HUD41に表示した情報をユーザに対して確実に認識させることができる。
また、表示制御部23は、コンテンツ入力部65から入力されたコンテンツ情報を適宜な表示装置40に表示させる。かかるコンテンツ情報は、CDの音楽情報やDVDの映像情報を含むが、これらに限定されるものではない。
通知制御部24は、複数の表示装置40のうち一つの表示装置40で受け付けた操作に続く操作を他の表示装置40を介して受け付けることをユーザに対して通知する。例えば、通知制御部24は、メータディスプレイ42で受け付けた操作に続く操作をHUD41を介して受け付けることをユーザに通知する。
詳しくは、通知制御部24は、例えば「以降の操作はヘッドアップディスプレイで行って下さい」などの音声をスピーカ66を介して出力することで、ユーザへの通知を行う。これにより、通知制御部24は、HUD41を介して操作を行うべきことをユーザに対して効果的に認識させることができる。また、これにより、ユーザがいつまでもメータディスプレイ42を見続けてしまい、前方への注意が疎かになることを防止することができる。
<3.第1の実施形態に係る表示制御装置の表示制御処理>
次に、表示制御装置10が表示装置40の表示を制御する具体的な処理手順について図4を用いて説明する。図4は、表示制御装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、表示制御装置10の制御部20は、目的地の検索指示があったか否かを判定する(ステップS10)。制御部20は、目的地の検索指示がないと判定された場合(ステップS10,No)、ステップS10の処理を繰り返す。
一方、制御部20は、目的地の検索指示があったと判定された場合(ステップS10,Yes)、例えばメータディスプレイ42に目的地候補の情報を表示する(ステップS11)。
次いで、制御部20は、目的地候補の選択操作をメータディスプレイ42を介して受け付ける(ステップS12)。続いて、制御部20は、ユーザの視線がメータディスプレイ42からHUD41へ移動したか否かを判定する(ステップS13)。
制御部20は、ユーザの視線がHUD41に移動していないと判定された場合(ステップS13,No)、ステップS13の処理を繰り返す。他方、制御部20は、ユーザの視線がHUD41に移動したと判定された場合(ステップS13,Yes)、選択された目的地候補に関する情報をHUD41に表示させる(ステップS14)。続いて、制御部20は、目的地の決定操作をHUD41を介して受け付ける(ステップS15)。
上述してきたように、第1の実施形態に係る表示制御装置10は、操作受付部21と、表示制御部23とを備える。操作受付部21は、メータディスプレイ42(第1表示装置の一例)およびHUD41(第2表示装置の一例)を含む複数の表示装置40のそれぞれに対するユーザの操作を受け付ける。表示制御部23は、操作受付部21によってメータディスプレイ42に対する操作を受け付けた場合、当該操作に続く操作に関する情報をHUD41に表示させる。また、操作受付部21は、メータディスプレイ42で受け付けた操作に続く操作をHUD41を介して受け付ける。これにより、複数の表示装置40に対する操作性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
<4.第2の実施形態に係る表示制御方法の概要>
次いで、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態にあっては、HUD41およびメータディスプレイ42に対し、例えばコンテンツ情報に含まれる音楽情報において楽曲を選択する場合を例に挙げて説明する。
図5は、第2の実施形態に係る表示制御方法の概要説明図である。なお、以下においては、第1の実施形態と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、例えば楽曲検索など検索指示がユーザによってなされると、表示制御装置10は、コンテンツ情報に含まれる音楽情報に基づいて曲名のインデックスに関する情報をHUD41に表示させる(ステップS21)。なお、図5の例では、インデックスとして、曲名の頭文字がアルファベット順に並んで表示されるものとする。
上記したユーザの検索指示は、例えば、図示しないオーディオスイッチ(操作部61の一例)などの押下で行われたり、ユーザの音声を認識する技術を用いて行われたりするが、これらに限られるものではない。
HUD41は、ユーザのフロントガラス3を通じた視野内に情報を表示させるため、ユーザは運転中でも曲名のインデックスの情報を視認しつつ、インデックスの選択操作を行うことができる。
そして、表示制御装置10は、ユーザによるインデックスの選択操作を受け付ける(ステップS22)。なお、図5の例では、太枠で示すように、インデックスの中からアルファベットの「A」がユーザによって選択されたものとする。
なお、ここでの選択操作は、複数のインデックスの中から曲名候補となるアルファベットを選択するだけの操作を意味し、曲名を選択する操作や決定する操作までは含まれないものとする。従って、ユーザは、インデックスを選択する操作に続き、曲名を選択、決定する操作(後述)を行う。
次いで、表示制御装置10は、ユーザの視線の検出を行う(ステップS23)。詳しくは、表示制御装置10は、ユーザの視線を検出し、視線がHUD41からメータディスプレイ42へ移動したか否かを判定する。
すなわち、視線が上記のように移動した場合、表示制御装置10は、HUD41に対して行ったインデックスの選択操作に続く操作(ここでは曲名の選択、決定操作)を、メータディスプレイ42で行うことをユーザが所望していると推定する。従って、表示制御装置10は、視線がHUD41からメータディスプレイ42へ移動したことが検出された場合、HUD41で選択されたインデックスと対応する曲名候補の情報142aをメータディスプレイ42に表示させる(ステップS24)。
メータディスプレイ42は、例えばヘッドアップディスプレイ41に比べて表示画面が大きいため、多くの曲名候補の情報142aを一覧で表示することが可能である。これにより、ユーザは、多くの曲名候補の情報142aを一覧で視認しながら、曲名を選択、決定する操作を行うことができる。
そして、表示制御装置10は、ユーザによる曲名の選択および決定操作を受け付ける(ステップS25)。なお、図5に示す例では、太枠で示すように、曲名A2がユーザによって選択、決定されたものとする。続いて、表示制御装置10は、決定した曲名A2の音声をスピーカ66などから出力する。
このように、第2の実施形態に係る表示制御装置10は、例えばHUD41に対する操作(選択操作)を受け付けた場合、当該操作に続く操作(決定操作)に関する情報をメータディスプレイ42に表示させる。そして、表示制御装置10は、HUD41で受け付けた操作(選択操作)に続く操作(決定操作)をメータディスプレイ42を介して受け付けるようにした。言い換えると、第2の実施形態に係る表示制御装置10は、例えばHUD41に対する操作を受け付けた後、当該操作に続く操作の受け付けをメータディスプレイ42に引き継がせるようにした。
これにより、第2の実施形態にあっては、第1の実施形態と同様、HUD41やメータディスプレイ42など複数の表示装置40のそれぞれの特性に応じて情報を表示させることが可能となり、よって各表示装置40に対する操作性を向上させることができる。
なお、上記では、表示制御装置10は、ユーザの視線移動が検出された場合に、曲名候補の情報の表示をメータディスプレイ42に表示させるようにしたが、これに限られない。すなわち、表示制御装置10は、例えば「メータディスプレイに曲名表示して」など、ユーザがメータディスプレイ42を用いた選択および決定操作を所望していることを示す音声を認識した場合、選択および決定操作に関する情報の表示をメータディスプレイ42に表示させてもよい。
<5.第2の実施形態に係る表示制御装置の表示制御処理>
次に、第2の実施形態に係る表示制御装置10が表示装置40の表示を制御する具体的な処理手順について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態に係る表示制御装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、表示制御装置10の制御部20は、楽曲の検索指示があったか否かを判定する(ステップS30)。制御部20は、楽曲の検索指示がないと判定された場合(ステップS30,No)、ステップS30の処理を繰り返す一方、楽曲の検索指示があったと判定された場合(ステップS30,Yes)、例えばHUD41に曲名のインデックスの情報を表示する(ステップS31)。
次いで、制御部20は、インデックスの選択操作をHUD41を介して受け付ける(ステップS32)。続いて、制御部20は、ユーザの視線がHUD41からメータディスプレイ42へ移動したか否かを判定する(ステップS33)。
制御部20は、ユーザの視線がメータディスプレイ42に移動していないと判定された場合(ステップS33,No)、ステップS33の処理を繰り返す。他方、制御部20は、ユーザの視線がメータディスプレイ42に移動したと判定された場合(ステップS33,Yes)、選択されたインデックスの曲名候補に関する情報をメータディスプレイ42に表示させる(ステップS34)。続いて、制御部20は、曲名の選択および決定操作をメータディスプレイ42を介して受け付ける(ステップS35)。
なお、上記した第2の実施形態にあっては、楽曲の検索を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、制御部20は、例えば通信部64を介して車両周辺のおすすめスポット情報の通知など、所謂プッシュ通知がなされた場合、かかるプッシュ通知の概略的な情報を、HUD41に表示させるようにしてもよい。そして、制御部20は、ユーザの視線がHUD41からメータディスプレイ42へ移動した場合に、プッシュ通知の詳細な情報をメータディスプレイ42に表示させるようにしてもよい。
このように、制御部20は、ユーザの視線がメータディスプレイ42へ移動し、ユーザがプッシュ通知の続きの情報を所望していると推定される場合、かかる情報をメータディスプレイ42に表示させるようにしてもよい。これにより、制御部20は、ユーザの意図に即した表示制御を行うことができ、よって表示装置40に対する操作性をより向上させることができる。
(変形例)
<6.変形例に係る表示制御方法の概要>
次いで、第2の実施形態の変形例について説明する。変形例に係る表示制御装置10にあっては、例えばHUD41に対する操作を受け付けた後、車両1の走行状態に基づき、当該操作に続く操作の受け付けをメータディスプレイ42に引き継がせる処理を行うようにした。
変形例にあっては、HUD41およびメータディスプレイ42に対し、例えばコンテンツ情報に含まれる音楽情報において楽曲を選択する場合を例に挙げて説明する。図7は、変形例に係る表示制御方法の概要説明図である。なお、図7は、図5に対応する図である。
図7に示すように、例えば楽曲検索など検索指示がユーザによってなされると、表示制御装置10は、曲名のインデックスに関する情報をHUD41に表示させ(ステップS21)、続いてユーザによるインデックスの選択操作を受け付ける(ステップS22)。
そして、表示制御装置10の操作受付部21(図2参照)は、例えば車載センサ群63(図2参照)の車速センサから出力される車速を示す信号に基づき、車両1が走行中であるか否かを判定する。そして、操作受付部21は、車両1が走行中であると判定された場合、すなわち、車速が0ではない場合、インデックスの選択操作に続く操作(ここでは曲名の選択、決定操作)の受け付けを一時的に禁止(保留)する(ステップS23a)。
なお、ここでは、インデックスの選択操作に続く操作の受け付けは禁止されるが、例えばHUD41で選択操作を再度行ったり、HUD41で行われた操作の前の画面や上位の階層の操作に戻ったりすることはできるように構成してもよい。
すなわち、変形例では、車両1走行時のユーザは、HUD41で操作可能な範囲の操作は引き続き行える一方、メータディスプレイ42等での続く操作はできないようにした。例えば、操作受付部21による操作の受け付けの禁止は、表示制御部23を介してメータディスプレイ42等に操作画面を表示させないようにしたり、または、グレーアウトで表示させたりするなど、ユーザが操作できない(操作に反応しない)状態にすることで行われるが、これらに限定されるものではない。
このように、変形例にあっては、車両1の走行中はHUD41から他のディスプレイ(ここではメータディスプレイ42)への不用意な操作の引き継ぎが防止されるため、ユーザの注意が前方からそれてしまうことを防止することができる。
また、表示制御装置10の通知制御部24(図2参照)は、図7の上図に示すように、例えば「これ以降の操作は、車が停止したときにメータディスプレイで行ってください」等、車両1を停止させれば以降の操作を行える旨の情報41aをHUD41に表示させて、ユーザに通知してもよい。なお、上記では、情報41aをHUD41に表示させるようにしたが、これに限られず、例えば引き継ぎ先のメータディスプレイ42に表示させたり、スピーカ66から音声で出力させたりしてもよい。
これにより、変形例にあっては、ユーザに対して、車両1が走行中であるためにメータディスプレイ42での操作の受け付けができなくなったことを認識させることが可能となる。
次に、表示制御装置10は、車両1が走行中ではないと判定された場合、言い換えると、例えば信号待ち等で車速がゼロになって車両1が停止していると判定された場合(ステップS23b)、HUD41で選択されたインデックスと対応する曲名候補の情報142aをメータディスプレイ42に表示させる(ステップS24)。その後、表示制御装置10は、ユーザによる曲名の選択および決定操作を受け付ける(ステップS25)ことは、既に述べた通りである。
<7.変形例に係る表示制御装置の表示制御処理>
次に、変形例に係る表示制御装置10が表示装置40の表示を制御する具体的な処理手順について図8を用いて説明する。図8は、変形例に係る表示制御装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。表示制御装置10の制御部20は、ステップS30〜S32の処理を行った後、車両1が走行中であるか否かを判定する(ステップS33a)。
制御部20は、車両1が走行中であると判定された場合(ステップS33a,Yes)、メータディスプレイ42におけるインデックスの選択操作に続く操作の受け付けを禁止する(ステップS33b)。
次に、制御部20は、車両1が停止したか否かを判定する(ステップS33c)。制御部20は、車両1が停止してないと判定された場合(ステップS33c,No)、すなわち、車両1が走行中であると判定された場合、ステップS33b,S33cの処理を繰り返す。
他方、制御部20は、車両1が停止したと判定された場合(ステップS33c,Yes)、すなわち、走行中ではないと判定された場合、禁止していたメータディスプレイ42におけるインデックスの選択操作に続く操作の受け付けを許可する。具体的には、制御部20は、選択されたインデックスの曲名候補に関する情報をメータディスプレイ42に表示させ(ステップS34)、曲名の選択および決定操作をメータディスプレイ42を介して受け付ける(ステップS35)。
このように、変形例に係る表示制御装置10にあっては、例えばHUD41に対する操作を受け付けた後、車両1が走行中の場合、当該操作に続く操作をメータディスプレイ42を介して受け付けることを禁止する一方、車両1が停止している場合、受け付けを許可するようにした。
これにより、変形例にあっては、車両1の走行中はHUD41から他のディスプレイ(例えばメータディスプレイ42)へ操作が不用意に引き継がれて、ユーザの注意が前方からそれてしまうことを防止することができる。また、変形例にあっては、車両1が停止したとき、ユーザは速やかに続きの操作を行うことが可能になる。
なお、上記した第2の実施形態と変形例とを組み合わせて構成してもよい。すなわち、例えば、ユーザの視線がHUD41からメータディスプレイ42へ移動したか否かを判定する処理(ステップS33。図6参照)の後に、車両1が走行中であるか否かを判定する処理等のステップS33a〜S33c(図8参照)を行うように構成してもよい。
なお、上記では、HUD41およびメータディスプレイ42に対して操作を行う場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1、第2の実施形態および変形例は、例えばHUD41およびセンタディスプレイ43に対して操作を行う場合や、メータディスプレイ42およびセンタディスプレイ43に対して操作を行う場合などにも適用可能である。
なお、上記において、メータディスプレイ42が先に操作される場合は、メータディスプレイ42が第1表示装置として機能し、その他の表示装置40であるHUD41またはセンタディスプレイ43が第2表示装置として機能する。また、HUD41が先に操作される場合は、HUD41が第1表示装置として機能し、その他の表示装置40であるメータディスプレイ42またはセンタディスプレイ43が第2表示装置として機能する。また、センタディスプレイ43が先に操作される場合は、センタディスプレイ43が第1表示装置として機能し、その他の表示装置40であるHUD41またはメータディスプレイ42が第2表示装置として機能する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 表示制御装置
21 操作受付部
22 視線検出部
23 表示制御部
24 通知制御部
40 表示装置
41 ヘッドアップディスプレイ(HUD)
42 メータディスプレイ
43 センタディスプレイ
100 表示システム

Claims (8)

  1. 第1表示装置および第2表示装置を含む複数の表示装置のそれぞれに対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部によって前記第1表示装置に対する操作を受け付けた場合、当該操作に続く操作に関する情報を前記第2表示装置に表示させる表示制御部と
    を備え、
    前記操作受付部は、
    前記第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を前記第2表示装置を介して受け付けること
    を特徴とする表示制御装置。
  2. ユーザの視線を検出する視線検出部
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記視線検出部によって前記視線が前記第1表示装置から前記第2表示装置へ移動したことが検出された場合、前記情報を前記第2表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を前記第2表示装置を介して受け付けることをユーザに対して通知する通知制御部
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記操作受付部は、
    前記表示制御部によって前記情報が前記第2表示装置に表示された場合、前記第1表示装置に対する操作の受付を中止すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  5. 前記表示装置に対する操作は、複数の階層に分類され、
    前記表示制御部は、
    前記複数の階層に分類された操作のうち所定の階層の操作を前記第1表示装置で受け付けた場合、前記所定の階層より下層で当該操作に続く操作に関する情報を前記第2表示装置に表示させるとともに、前記所定の階層を変更可能であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記所定の階層を、前記複数の階層に分類された操作の難易度および前記表示装置が搭載された車両の走行状態の少なくともいずれかに応じて変更すること
    を特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記操作受付部は、
    前記表示装置が搭載された車両が走行している場合、前記第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を前記第2表示装置を介して受け付けることを禁止すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  8. 第1表示装置および第2表示装置を含む複数の表示装置のそれぞれに対するユーザの操作を受け付ける操作受付工程と、
    前記操作受付工程によって前記第1表示装置に対する操作を受け付けた場合、当該操作に続く操作に関する情報を前記第2表示装置に表示させる表示制御工程と
    を含み、
    前記操作受付工程は、
    前記第1表示装置で受け付けた操作に続く操作を前記第2表示装置を介して受け付けること
    を特徴とする表示制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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