JP2019015523A - 空頭高さ測定器 - Google Patents

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Yusuke Eguchi
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【課題】空頭高さの測定を容易に行うことができる空頭高さ測定器を実現する。【解決手段】空頭高さ測定器100を、対を成すレールRに跨らせて設置すれば、錘40が垂下する作用によって揺動部材30の姿勢が切り替わり、載置板50の板面51が上方を向き水平になるので、その板面51に載置されたレーザー距離計60は鉛直方向上向きにレーザー光を照射することが可能になって、レーザー距離計60は載置板50の板面51からの鉛直方向上向きの距離であって、軸部材20の軸心(軸線)からの鉛直方向上向きの距離を測定することができる。つまり、この空頭高さ測定器100であれば、錘40が垂下する作用によって、レーザー距離計60が鉛直方向上向きにレーザー光を照射するための水平調整がなされるので、作業員の熟練度によらず空頭高さの測定を容易に行うことができる。【選択図】図6

Description

本発明は、傾斜した箇所でも空頭高さの測定を容易に行うことができる空頭高さ測定器に関する。
鉄道設備では、建築限界との関係などから各設備の寸法管理が実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、駅構内で軌道の上方に屋根などの構造物を構築した場合、対を成すレールに跨らせて軌間定規を設置し、軌間定規上でレール間の中心に相当する位置にレーザー距離計を置いて、屋根までの空頭高さを測定する検査が行われる。
この測定箇所でのレールにカントがある場合、軌間定規が水平となる調整を行って、空頭高さを測定するようになっている。
特開2016−14601号公報
しかしながら、軌間定規が水平となる調整を速やかに行うには熟練を要するので、作業経験が少ない者が精度の高い測定を行うには、その水平調整のために時間が掛かってしまうという問題があった。
本発明の目的は、空頭高さの測定を容易に行うことができる空頭高さ測定器を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明は、
両端に設置面を有し、所定の2箇所に跨った状態で設置される長尺部材と、
水平方向の軸部材を介して前記長尺部材に回転自在に支持されている揺動部材と、
前記揺動部材に固設されている錘と、
前記軸部材の軸線の仮想延長線を含む板面を有し、前記揺動部材に固設されている載置板と、
前記板面に載置されたレーザー距離計を保持する保持機構と、
を備え、
前記軸部材の軸線は、前記長尺部材の前記設置面を含む面上に位置するようになっており、
前記錘が垂下する作用によって前記板面が上方を向き水平になるように構成されているようにした。
かかる構成の空頭高さ測定器を所定の2箇所に跨らせて設置すれば、錘が垂下する作用によって揺動部材の姿勢が切り替わり、載置板の板面が上方を向き水平になるので、その板面に載置されたレーザー距離計は鉛直方向上向きにレーザー光を照射することが可能になり、レーザー距離計は載置板の板面からの鉛直方向上向きの距離であって、軸部材の軸心(軸線)からの鉛直方向上向きの距離を測定することができる。
つまり、この空頭高さ測定器であれば、錘が垂下する作用によって、レーザー距離計が鉛直方向上向きにレーザー光を照射するための水平調整がなされるので、作業員の熟練度によらず空頭高さの測定を容易に行うことができる。
特に、この空頭高さ測定器であれば、所定の2箇所の高低差による測定器の設置姿勢の角度によらず、レーザー距離計は、載置板の板面からの鉛直方向上向きの距離であって、軸部材の軸心(軸線)からの鉛直方向上向きの距離を測定することができるので、常に軸部材を基準にした空頭高さの測定を行うことができる。
また、望ましくは、
前記保持機構は、その中心が前記載置板に軸支されている中央リンクと、前記中央リンクの両端に連結されている一対のスライダリンクとを備え、
前記中央リンクを一の方向に回動させて前記一対のスライダリンクを接近させることで、前記一対のスライダリンクにそれぞれ連結されている保持部を接近させて、その一対の保持部で前記レーザー距離計を挟み込むように保持し、
前記中央リンクを他の方向に回動させて前記一対のスライダリンクを離間させることで、前記一対のスライダリンクにそれぞれ連結されている保持部を離間させて、その一対の保持部による前記レーザー距離計の保持を解除するように構成されており、
前記中央リンクは、前記載置板の板面における前記仮想延長線と直交する軸によって軸支されているようにする。
この保持機構の中央リンクは、載置板の板面における仮想延長線と直交する軸によって軸支されており、スライダリンクを介して中央リンクに連結されている一対の保持部は、中央リンクの軸を挟んで左右対称の位置にあるようになるので、一対の保持部によって挟まれるレーザー距離計はその幅のサイズによらず、中央リンクの軸や軸部材を基準にする中央側に寄せて保持される。
つまり、載置板の板面に載置されて一対の保持部によって保持されるレーザー距離計を、軸部材を基準にする測定器の中央側の所定位置に据え付けることができ、その測定器の中央側の所定位置から空頭高さの測定を好適に行うことができる。
また、望ましくは、
前記一対の保持部で挟み込む前記レーザー距離計の位置を、一方の保持部よりも他方の保持部に近接させた位置で挟持可能に調整するための調整部材が設けられているようにする。
上記した保持機構によれば、載置板の板面に載置されて一対の保持部によって保持されるレーザー距離計を、軸部材を基準にする測定器の中央側の所定位置に据え付けることができるが、レーザー距離計におけるレーザー光の出射口は、レーザー距離計の幅方向中央に設けられていることに限らず、レーザー距離計におけるレーザー光の出射口が、幅方向中央からずれた位置に設けられているものもある。
レーザー距離計におけるレーザー光の出射口が、幅方向中央からずれた位置に設けられている場合、調整部材を利用して、一対の保持部で挟み込むレーザー距離計の位置を、一方の保持部よりも他方の保持部に近接させた位置で挟持するように調整し、その出射口を軸部材を基準にする測定器の中央側の所定位置に合わせるようにする。
本発明によれば、空頭高さの測定を容易に行うことができる空頭高さ測定器が得られる。
本実施形態の空頭高さ測定器を示す正面図であり、一対の保持部の間を狭めた状態を示している。 本実施形態の空頭高さ測定器を示す上面図であり、一対の保持部の間を狭めた状態を示している。 本実施形態の空頭高さ測定器を示す正面図であり、一対の保持部の間を広げた状態を示している。 本実施形態の空頭高さ測定器を示す上面図であり、一対の保持部の間を広げた状態を示している。 本実施形態の空頭高さ測定器を一部断面視して示す側面図である。 レーザー距離計が取り付けられている空頭高さ測定器を示す正面図である。 空頭高さ測定器の変形例を示す正面図である。 空頭高さ測定器の他の使用形態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る空頭高さ測定器の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
空頭高さ測定器100は、図1〜図5に示すように、所定の2箇所に跨った状態で設置される長尺部材10と、軸部材20を介して長尺部材10に回転自在に支持されている揺動部材30と、揺動部材30に固設されている錘40と、軸部材20の軸線の仮想延長線Lを含む板面51を有し、揺動部材30に固設されている載置板50と、載置板50の板面51に載置されたレーザー距離計60を保持する保持機構70等を備えて構成されている。
本実施形態の空頭高さ測定器100は、レールRの上方の空頭高さの測定を行う場合、対を成すレールRに長尺部材10を跨らせるように設置して使用するものである。
長尺部材10は、剛性を有する棒状部材である。
この長尺部材10の両端にはそれぞれ、レールRの頭頂部に当接する当接部11が設けられている。この当接部11の底面が測定器の設置面として機能する。
また、一方の当接部11には、レールRの頭部側面に当接する位置決め部12が設けられている。
軸部材20は、長尺部材10に固定されている支持板13を介して長尺部材10に配設されている。
つまり、揺動部材30は、軸部材20を介して支持板13に回転自在に軸支されており、揺動部材30は、軸部材20と支持板13を介して長尺部材10に取り付けられている。
なお、揺動部材30の回転を滑らかにするため、軸部材20はベアリング(軸受)に支持されたものを用いている。
揺動部材30は、軸部材20が挿通されている揺動板31と、揺動板31に固定されている取付板部32を備えており、この取付板部32に錘40と載置板50が固設されている。
錘40は、載置板50の板面51とは反対側となる取付板部32の端に取り付けられている。
この錘40は、載置板50の板面51に載置されるレーザー距離計60と、載置板50の板面51に取り付けられる一対の保持部73(後述)とを合わせた重量よりも重く、その錘40が常に下側に位置するよう、揺動部材30の上下の向きを一定に保つために、揺動部材30(取付板部32)に取り付けられている。
載置板50は、側面視略L字状を呈する部材であり、揺動部材30の取付板部32に固設されている。
載置板50は、軸部材20の軸線の仮想延長線L(図5参照)を含む板面51を有しており、その板面51にレーザー距離計60が載置される。なお、軸部材20の軸線は、長尺部材10の設置面(当接部11の底面)を含む面上に位置するようになっている。
また、載置板50の板面51上には、水準器55が固設されている。
この載置板50には、板面51に載置されたレーザー距離計60を保持する保持機構70が設けられている。
保持機構70は、図2、図4に示すように、その中心が載置板50に軸支されている中央リンク71と、中央リンク71の両端に連結されている一対のスライダリンク72と、一対のスライダリンク72にそれぞれ連結されている保持部73と、を備えている。
中央リンク71は、載置板50の板面51における仮想延長線Lと直交する軸71aによって軸支されている。
スライダリンク72は、一端が中央リンク71の端部に回動可能に連結されており、他端が載置板50に形成されている長穴50aに案内されて移動するようになっている。具体的には、スライダリンク72の他端には連結ピン72aが設けられており、連結ピン72aが長穴50aに沿って移動可能になっている。
この中央リンク71と一対のスライダリンク72は、載置板50の板面51とは反対側の面に設けられている。
なお、スライダリンク72の他端に設けられている連結ピン72aは、長穴50aを通じて載置板50の板面51上に配されている保持部73に連結されている。
保持部73は、正面視略L字状を呈する部材である。
保持部73は、載置板50の板面51上に配されており、載置板50の長穴50aに挿通されている連結ピン72aを介してスライダリンク72の他端に連結されている。
この保持部73は、載置板50の長穴50aに沿って板面51上をスライド移動可能になっている。
また、保持部73の底面部には、載置板50の長穴50aと平行な長穴73aが形成されており、その長穴73aを通じて載置板50に螺着されているネジ74が設けられている。
このネジ74を載置板50に向けて螺入し締め付けることで、保持部73の移動を規制することができる。
つまり、載置板50の長穴50aに沿って保持部73をスライド移動させた後、ネジ74を載置板50に向けて螺入することで、スライド移動させた位置に保持部73を固定することができる。
ここで、保持機構70の動作について説明する。
中央リンク71を一の方向(図中、時計回りの方向)に回動させて一対のスライダリンク72を接近させることで、一対のスライダリンク72にそれぞれ連結されている保持部73を接近させることができ(図1、図2参照)、その一対の保持部73でレーザー距離計60を挟み込むように保持することができる。
また、中央リンク71を他の方向(図中、反時計回りの方向)に回動させて一対のスライダリンク72を離間させることで、一対のスライダリンク72にそれぞれ連結されている保持部73を離間させることができ(図3、図4参照)、その一対の保持部73によるレーザー距離計60の保持を解除することができる。
一方の保持部73は、中央リンク71と一対のスライダリンク72等で構成されるリンク機構を介して、他方の保持部73と繋がれているので、一方の保持部73を他方の保持部73に近付けるように移動させると、他方の保持部73も一方の保持部73に近付くように移動する。同様に、一方の保持部73を他方の保持部73から遠ざけるように移動させると、他方の保持部73も一方の保持部73から遠ざかるように移動する。
特に、この保持機構70の中央リンク71は、載置板50の板面51における仮想延長線Lと直交する軸71aによって軸支されており、スライダリンク72を介して中央リンク71に連結されている一対の保持部73は、中央リンク71の軸71aを挟んで左右対称の位置にあるようになるので、一対の保持部73によって挟まれるレーザー距離計60はその幅のサイズによらず、軸71aや軸部材20を基準にする中央側に寄せて保持されるようになっている。
つまり、載置板50の板面51に載置されて一対の保持部73によって保持されるレーザー距離計60は、軸部材20を基準にする測定器の中央側の所定位置に据え付けられるようになっている。
そして、図6に示すように、載置板50の板面51に載置したレーザー距離計60を、一対の保持部73によって保持した状態で、対を成すレールRに長尺部材10を跨らせるように空頭高さ測定器100を設置すると、錘40が垂下する作用によって揺動部材30の姿勢が切り替わり、載置板50の板面51が上方を向き水平になるので、レールRにカントがある場合でもレーザー距離計60は鉛直方向上向きにレーザー光を照射することができる。
このとき、レーザー距離計60は、載置板50の板面51からの鉛直方向上向きの距離であって、軸部材20の軸心(軸線)からの鉛直方向上向きの距離を測定することが可能になっている。
そして、空頭高さ測定器100を、対を成すレールRに跨らせて設置して、位置決め部12を一方のレールRの内側の頭部側面に当接させると、軸部材20が対を成すレールRの中間に位置するとともに、その軸部材20がレールRの頭頂面に相当する高さ位置に配されるので、載置板50の板面51に載置されて一対の保持部73によって保持されているレーザー距離計60によって、軌間の中間位置で軌道上方の空頭高さの測定を行うことができる。
特に、この空頭高さ測定器100であれば、レールRのカントに角度によらず、レーザー距離計60は、載置板50の板面51からの鉛直方向上向きの距離であって、軸部材20の軸心(軸線)からの鉛直方向上向きの距離を測定することができるので、常に軸部材20(軸心、軸線)を基準にした空頭高さの測定を行うことができる。
このように、本実施形態の空頭高さ測定器100を、対を成すレールRに跨らせて設置すれば、レールRにカントがある場合でもレーザー距離計60が鉛直方向上向きにレーザー光を照射することが可能な姿勢に切り替わるので、軌道上方の空頭高さの測定を容易に行うことができる。
つまり、本実施形態の空頭高さ測定器100であれば、錘40が垂下する作用によって、レーザー距離計60が鉛直方向上向きにレーザー光を照射するための水平調整がなされるので、作業員の熟練度によらず軌道における空頭高さの測定を容易に行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、一対の保持部73によって挟まれるレーザー距離計60はその幅のサイズによらず、軸71aや軸部材20を基準にする中央側に寄せて保持されるとしたが、これはレーザー距離計60におけるレーザー光の出射口が、レーザー距離計60の幅方向中央に設けられているものが主流であることによる。
そのため、レーザー距離計60におけるレーザー光の出射口が、幅方向中央からずれた位置に設けられているレーザー距離計60を使用する場合には、レーザー距離計60の出射口を軸71aや軸部材20を基準にする箇所に合わせる必要が生じる。
このような場合に対応するため、例えば、図7に示すように、一対の保持部73の少なくとも一方に、一対の保持部73で挟み込むレーザー距離計60の位置を調整する調整部材80を設けることが好ましい。
この調整部材80は、一対の保持部73で挟み込むレーザー距離計60の位置を、一方の保持部73よりも他方の保持部73に近接させた位置で挟持可能に調整するために設けられている。
具体的に、調整部材80は、保持部73の側面部に外側から内側に向けて螺着されてなるネジ部材であり、この調整部材80を一対の保持部73で挟み込んでいるレーザー距離計60に向けて螺入して保持部73の内側に突き出すことで、保持部73とレーザー距離計60との間に隙間をつくるように、一対の保持部73の間でのレーザー距離計60の位置を調整し、レーザー距離計60の出射口の位置を軸71aや軸部材20を基準にする箇所に合わせるようにする。
なお、調整部材80を保持部73に螺入し、その保持部73の内側に突き出させる調整部材80の突出量を調整することで、一対の保持部73の間でのレーザー距離計60の位置を所望する位置に調整することができる。
また、レーザー距離計60の位置を調整部材80によって調整した際、揺動部材30における重心が変わるような場合には、錘40の位置をレーザー距離計60とは逆側にスライド移動させることで、揺動部材30の水平を保つようにすればよい。
このようにすれば、任意のレーザー距離計60を用いて、軌道上方の空頭高さの測定を容易に行うことができる。
また、本実施形態の空頭高さ測定器100は、レールRの上方の空頭高さの測定を行う際に用いるだけでなく、例えば、図8に示すように、駅構内のエスカレータSの上方の空頭高さの測定を行う場合にも用いることができる。
このように、空頭高さ測定器100を高低差のある2箇所に跨らせて設置すれば、錘40が垂下する作用によって揺動部材30の姿勢が切り替わり、レーザー距離計60は鉛直方向上向きにレーザー光を照射することが可能になるので、その箇所での空頭高さの測定を容易に行うことができる。
なお、以上の実施の形態においては、揺動部材30は、軸部材20を介して支持板13に回転自在に軸支されており、揺動部材30は、軸部材20と支持板13を介して長尺部材10に支持されているとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、揺動部材30は、軸部材20を介して長尺部材10に直接軸支されていてもよい。
また、以上の実施の形態において、空頭高さ測定器100を、対を成すレールRに跨らせて設置して、位置決め部12を一方のレールRの内側の頭部側面に当接させると、軸部材20が対を成すレールRの中間に位置するとともに、その軸部材20がレールRの頭頂面に相当する高さ位置に配されるとしたが、これはレールRの軌間などに応じて測定器ごとに各部が設計されている(調整されている)ことによる。
例えば、在来線用の空頭高さ測定器と、新幹線(登録商標)用の空頭高さ測定器とでは、レールRの軌間の寸法などの相違点に応じて長尺部材10の当接部11の厚さや位置決め部12の固定箇所が異なり、軸部材20の配置が異なっている。
つまり、在来線用の空頭高さ測定器は、在来線の軌道での測定に用いられるように設計され、新幹線(登録商標)用の空頭高さ測定器は、新幹線(登録商標)の軌道での測定に用いられるように設計されている。
そして、各空頭高さ測定器を測定対象の軌道で使用した場合に、軸部材20が対を成すレールRの中間に位置するとともに、その軸部材20がレールRの頭頂面に相当する高さ位置に配されるので、それぞれ空頭高さの測定を行うのに好適に活用されるようになっている。
また、以上の実施の形態において、空頭高さ測定器100を、対を成すレールRに跨らせて設置すれば、レールRにカントがある場合でもレーザー距離計60が鉛直方向上向きにレーザー光を照射することが可能な姿勢に切り替わるとしたが、レールRの延在方向に所定角度以上の勾配がある場合には、載置板50の板面51に固設されている水準器55を指標にして水平調整の微調整を行うようにすればよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 長尺部材
11 当接部
12 位置決め部
13 支持板
20 軸部材
30 揺動部材
31 揺動板
32 取付板部
40 錘
50 載置板
50a 長穴
51 板面
55 水準器
60 レーザー距離計
70 保持機構
71 中央リンク
71a 軸
72 スライダリンク
72a 連結ピン
73 保持部
73a 長穴
74 ネジ
80 調整部材
100 空頭高さ測定器
L 仮想延長線
R レール
S エスカレータ

Claims (3)

  1. 両端に設置面を有し、所定の2箇所に跨った状態で設置される長尺部材と、
    水平方向の軸部材を介して前記長尺部材に回転自在に支持されている揺動部材と、
    前記揺動部材に固設されている錘と、
    前記軸部材の軸線の仮想延長線を含む板面を有し、前記揺動部材に固設されている載置板と、
    前記板面に載置されたレーザー距離計を保持する保持機構と、
    を備え、
    前記軸部材の軸線は、前記長尺部材の前記設置面を含む面上に位置するようになっており、
    前記錘が垂下する作用によって前記板面が上方を向き水平になるように構成されていることを特徴とする空頭高さ測定器。
  2. 前記保持機構は、その中心が前記載置板に軸支されている中央リンクと、前記中央リンクの両端に連結されている一対のスライダリンクとを備え、
    前記中央リンクを一の方向に回動させて前記一対のスライダリンクを接近させることで、前記一対のスライダリンクにそれぞれ連結されている保持部を接近させて、その一対の保持部で前記レーザー距離計を挟み込むように保持し、
    前記中央リンクを他の方向に回動させて前記一対のスライダリンクを離間させることで、前記一対のスライダリンクにそれぞれ連結されている保持部を離間させて、その一対の保持部による前記レーザー距離計の保持を解除するように構成されており、
    前記中央リンクは、前記載置板の板面における前記仮想延長線と直交する軸によって軸支されていることを特徴とする請求項1に記載の空頭高さ測定器。
  3. 前記一対の保持部で挟み込む前記レーザー距離計の位置を、一方の保持部よりも他方の保持部に近接させた位置で挟持可能に調整するための調整部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の空頭高さ測定器。
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