JP2019015379A - 摩耗検知装置及びブレーキ用摩擦部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することのできる摩耗検知装置及びブレーキ用摩擦部材を提供する。【解決手段】摩耗検知装置20は、車輪4の踏面4Aに押し当てられる制輪子5の摩擦材12の摩耗を検知する。摩耗検知装置20は、摩擦材12が摩耗により、摩擦材12の表面に一部が露出することで踏面4Aと接触する接触子22と、踏面4Aと接触子22との接触によって、摩擦材12が摩耗したことを通知するための第1発光部31に電池からの電力を供給する検知スイッチ、制御部、及び電気回路とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、摩耗検知装置及びブレーキ用摩擦部材に関する。
鉄道車両に用いられるブレーキ装置は、制輪子を車輪の踏面に接触して制動力を発生させる。このようなブレーキ装置では、所望の制動力を得るため、制輪子が摩耗した場合でも、制輪子と車輪の踏面との間の距離が一定となるように調整される。
また、制輪子の摩擦部材の摩耗限度を検知する摩耗検知装置が提案されている。例えば特許文献1には、制輪子の摩耗限度位置に沿って導電線が配設され、この導電線が制輪子の摩耗によって切断することによって摩耗限度を検知する摩耗検知装置が開示されている。
特開2001−330063号公報
ところで、上記特許文献1に記載の摩耗検知装置では、制輪子の摩耗を検知するために、導電線に常に通電する必要があり、電力の消費量が多い。なお、車輪の踏面に接触して制動力を発生させるブレーキ装置に限らず、被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材が摩耗するキャリパブレーキやレールブレーキ等のブレーキ装置でも同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することのできる摩耗検知装置及びブレーキ用摩擦部材を提供することにある。
上記課題を解決する摩耗検知装置は、被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材の摩耗を検知する摩耗検知装置であって、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗により、前記ブレーキ用摩擦部材の表面に一部が露出することで前記被押圧部材と接触する接触子と、前記被押圧部材と前記接触子との接触によって、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗したことを通知するための通知部に電源からの電力を供給する給電部と、を備える。
上記構成によれば、ブレーキ用摩擦部材が摩耗したときに給電部から通知部に電力が供給されるようになり、同通知部によってブレーキ用摩擦部材の摩耗が通知される。よって、電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することができる。
上記摩耗検知装置について、前記接触子は、前記被押圧部材との接触により生じる摩擦熱を前記給電部に伝達するものであり、前記給電部は、前記接触子から伝達された熱によって電力を供給するものであることが好ましい。
上記構成によれば、ブレーキ用摩擦部材が摩耗すると接触子が被押圧部材と接触して摩擦熱が生じ、この熱を接触子が給電部に伝達することで給電部が電力を供給することができる。
上記摩耗検知装置について、前記給電部は、前記通知部に電力を供給する導通位置と、前記通知部に電力を供給しない非導通位置との間で変位可能な可動子を含み、前記接触子は、前記被押圧部材との接触により変位して前記可動子と接触することで当該可動子を前記導通位置に駆動することが好ましい。
上記構成によれば、ブレーキ用摩擦部材が摩耗すると接触子が被押圧部材と接触して可動子を非導通位置から導通位置に変位させることで給電部が電力を供給することができる。
上記摩耗検知装置について、前記給電部は、前記接触子と前記被押圧部材との接触状態にかかわらず、給電を一度開始したら、給電を継続するものであることが好ましい。
上記構成によれば、通知部への給電が継続されるため、制動が解除されても、摩耗検知の通知を継続することができる。
上記摩耗検知装置は、前記通知部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、ブレーキ用摩擦部材が摩耗したことを摩耗検知装置自らが通知することができる。
上記摩耗検知装置について、前記通知部は、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗した旨の情報を無線受信機に送信する無線送信部であることが好ましい。
上記構成によれば、摩耗検知の通知を無線で受信することができるため、離れた場所でも摩耗したことを把握することができる。
上記課題を解決するブレーキ用摩擦部材は、上記の摩耗検知装置を備える。
上記構成によれば、電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することができる。
本発明によれば、電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することができる。
鉄道車両における第1の実施形態の摩耗検知装置の設置位置を示す図。 同実施形態の摩耗検知装置を備えた制輪子を示す側面図。 同実施形態の摩耗検知装置の概略構成を示す正面図。 同実施形態の摩耗検知装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の摩耗検知装置の制輪子への取り付けを示す図。 同実施形態の摩耗検知装置の制輪子への取り付けを示す図。 同実施形態の摩耗検知装置の制輪子への取り付けを示す図。 同実施形態の摩耗検知装置を備えた制輪子が摩耗した状態を示す側面図。 同実施形態の摩耗検知装置による通知を示す鉄道車両の平面図。 第2の実施形態の摩耗検知装置を備えた制輪子を示す側面図。 同実施形態の摩耗検知装置の電気的構成を示すブロック図。 第3の実施形態の摩耗検知装置を備えた制輪子を示す側面図。 同実施形態の摩耗検知装置を備えた制輪子を示す正面図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図9を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、摩耗検知装置を鉄道車両のブレーキ装置の制輪子に適用している。
図1に示すように、鉄道車両1は、台車2の上に車体3が保持されている。台車2は、1両あたり2個設けられている。台車2には、2軸設けられ、4個の車輪4が設けられている。台車2には、車輪4の踏面に押し当てて制動力を発生させる押当部材である制輪子5を有する図示しないブレーキ装置が設けられている。ブレーキ装置は、空圧等によって駆動する駆動機構を介して制輪子5を車輪4の踏面に圧接したり、車輪4の踏面から離間させたりすることで制動を行う。各制輪子5には、車輪4の踏面に接触する制輪子5の摩耗を検知する摩耗検知装置20が設置されている。なお、制輪子5がブレーキ用摩擦部材に相当し、車輪4が被押圧部材に相当する。
図2に示すように、制輪子5は、長手方向、言い換えれば上下方向に延出する台板11と、車輪4の踏面4Aと接触する摩擦材12とを備えている。摩擦材12は、台板11の正面11A側に固定されている。台板11の摩擦材12が固定されていない面、背面11Bには、側面視においてU字状の取付板13と、背面視(図3参照)においてU字状の2個の止め板14,15が突出した状態で固定されている。取付板13は、台板11の背面11Bの長手方向、言い換えれば上下方向において中央に設けられている。止め板14,15は、台板11の背面11Bの上部寄りと下部寄りとにそれぞれ設けられている。
制輪子5は、ブレーキ装置の駆動機構の先端に設けられた制輪子頭6に取り付けられる。制輪子5と制輪子頭6とは、制輪子コッター7と呼ばれる板材によって固定されている。取付板13には、制輪子コッター7が貫通する貫通孔13Aが形成されている。制輪子頭6は、制輪子5の上側の止め板14と取付板13との間、及び下側の止め板15と取付板13との間において接触するように設けられている。制輪子頭6の制輪子5の取付板13が位置する部分は、凹部6Aとなっている。
摩耗検知装置20は、制輪子5の台板11と取付板13とによって形成される空間A内に設置されている。すなわち、摩耗検知装置20は、直方体状のケース21に収容されている。ケース21には、両側方に突出する取付部21Aが設けられている。ケース21が空間Aに設置された状態で、取付部21Aが制輪子5の台板11の背面11Bに固定されている。このように、元々あった空間Aに摩耗検知装置20を設置するため、摩耗検知装置20を制輪子5に設置するために新たなスペースが不要であり、制輪子5の設計変更が不要である。
摩耗検知装置20は、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、車輪4の踏面4Aと接触する接触子22を備えている。接触子22は、丸棒状の部材であって、径の異なる段付き部材である。接触子22は、例えば鋳鉄系の金属からなる。接触子22は、ケース21の外側に突出した状態で設けられ、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、制輪子5の表面に一部が露出することで踏面4Aと接触する。ケース21は制輪子5の台板11の背面11Bに固定されるので、接触子22は制輪子5の台板11を貫通して、摩擦材12内に挿入されている。接触子22の長さは、接触子22の先端の位置が摩擦材12の摩耗を検知したい所定量Xの位置となるように設定される。所定量Xは、例えば摩擦材12の残り厚さが15〜20mmとなる長さである。なお、接触子22の材料は、摩擦材12の材料よりも熱伝導率が高い。また、接触子22は、車輪4との摩擦によって接触子22自体が摩耗する材料で構成されていてもよく、被押当部材である車輪4が摩耗するような材料で構成されていてもよく、被押当部材と同じ材料で構成されていてもよい。このうち、交換の容易さの観点では、接触子22自体が摩耗する材料が好ましい。
図3に示すように、摩耗検知装置20は、装置の制御を行う制御部24と、車輪4の踏面4Aと接触子22との接触に基づいて導通状態となることで電気回路を閉じる検知スイッチ23と、制輪子5の摩擦材12が摩耗したことを外部に通知する通知部とを備えている。接触子22は、車輪4の踏面4Aとの接触による摩擦熱によって温度が上昇し、検知スイッチ23に接触子22の熱を伝達する。検知スイッチ23は、熱によって非導通状態から導通状態に切り替わる感熱式のスイッチであって、例えばバイメタルスイッチ、セラミックサーモスタット等である。コネクタ26は、ノートパソコンやタブレット端末等が接続される。
摩耗検知装置20は、電源として電力を供給する電池25と、外部と接続するコネクタ26とを備える。制御部24は、情報を記憶する記憶部(図示略)を有している。電池25は、例えばボタン電池や釣り浮き用電池が用いられる。摩耗検知装置20は、コネクタ26にノートパソコンやタブレット端末等が接続されることで、製造時には製造日、製造ロット番号等が制御部24の記憶部に記憶される。摩耗検知装置20は、取付時には取付位置を示す車両番号、台車位置、車輪位置、取付日が制御部24の記憶部に記憶される。また、摩耗検知装置20は、コネクタに26にノートパソコンやタブレット端末等が接続されることで、電池25の残量が確認される。また、制御部24の記憶部に制輪子5毎に個別IDを記憶させ、この個別IDによって制輪子5を特定するようにしてもよい。この場合、制御部24の記憶部には、個別IDのみ記憶させ、製造日、製造ロット番号、取付位置を示す車両番号、台車位置、車輪位置、取付日等は、外部の装置に、個別IDと紐付けて記憶させておけばよくなる。また、摩耗検知装置20は、摩耗時にコネクタ26にノートパソコンやタブレット端末等が接続されることで、制輪子5の摩耗期間の長短から台車2を含めたブレーキ装置の調整不良等を推測することができるようになる。
図4に示すように、摩耗検知装置20は、通知部として、第1発光部31と、第2発光部32と、スピーカ33と、無線送信部34とを備えている。第1発光部31及び第2発光部32は、例えば発光ダイオード(LED)や電球であって、制御部24によって点灯が制御される。スピーカ33は、制御部24によってビープ音等の音の通知が制御される。無線送信部34は、無線によって制輪子5の摩耗を示す摩耗検知情報を無線信号として間欠的に送信し、制御部24によって送信が制御される。間欠周期は、例えば3秒に1回等である。無線送信部34は、取付位置を示す車両、台車、車輪と、取付日又は使用開始日と、製造日と、製造ロット番号と等を含む摩耗検知情報を送信する。ケース21には、検知スイッチ23と、制御部24と、電池25と、コネクタ26と、第1発光部31と、第2発光部32と、スピーカ33と、無線送信部34とが収容されている。
摩耗検知装置20は、車輪4の踏面4Aと接触子22との接触によって通知部に電池25からの電力を供給する給電部を備えている。すなわち、給電部は、検知スイッチ23と、電池25と、制御部24と、各通知部に接続される電気回路27とによって機能する。
そして、制御部24には、電池25が電気的に接続されている。検知スイッチ23、第1発光部31及び第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34は、電気回路27において電池25に電気的に接続されるとともに、制御部24に電気的にそれぞれ接続されている。第1発光部31及び第2発光部32は、直列に接続されている。制御部24には、コネクタ26が接続されている。
ケース21の底面には、検知スイッチ23を露出させる開口部21Bが形成されている。接触子22は、検知スイッチ23の底面に接触して設置されている。これにより、接触子22が車輪4と接触することで発生した熱が検知スイッチ23に伝達される。接触子22を介して熱が検知スイッチ23に伝達されると、検知スイッチ23が導通状態となる。
制御部24は、制御部24に検知スイッチ23から電流が流れることで起動し、摩耗を検知する。制御部24は、摩耗を検知すると、第1発光部31及び第2発光部32を点灯させ、スピーカ33から音を通知させ、無線送信部34から無線信号を送信させる。制御部24は、接触子22と車輪4との接触がなくなり、検知スイッチ23の非導通状態となっても、これら通知部の動作を電池25の電力がなくなるまで継続する。言い換えれば、給電部は制御部24によって接触子22と車輪4との接触状態にかかわらず、給電を一度開始したら、給電を継続する。なお、通知の継続期間は、鉄道車両1を運用から外さずに行う検査である仕業検査の周期(例えば3日)の間は最低でも継続することが望ましい。
図3に示すように、第1発光部31及び第2発光部32は、ケース21の左右両側面にそれぞれ露出して設置されている。このため、制輪子5が鉄道車両1に設置された状態において、摩耗検知装置20の第1発光部31及び第2発光部32が発光した際に、鉄道車両1の両側から目視することができるようになっている。また、コネクタ26も、ケース21の左側面に露出して設置されている。
次に、図5〜7を参照して、上記摩耗検知装置20の制輪子5への取り付けについて説明する。
図5に示すように、接触子22の長い方の径である大径D1の穴を形成することができる第1の錐G1と、接触子22の短い方の径である小径D2の穴を形成することができる第2の錐G2とを用いる。まず、第1の錐G1によって、制輪子5の取付板13に大径D1の貫通孔13Bを形成するとともに、制輪子5の台板11の背面11B側から途中まで大径D1の穴を形成する。台板11の穴の深さは、接触子22の大径D1の部分の長さと同じである。続いて、第2の錐G2によって、制輪子5の台板11の背面11B側から摩擦材12に小径D2の穴を形成する。台板11の背面11Bから摩擦材12の穴の底までの深さが接触子22の長さと同じである。第1の錐G1及び第2の錐G2によって形成された穴が接触子22を設置する設置穴16となる。
次に、図6に示すように、まず、接触子22を設置穴16に挿入する。このとき、接触子22を設置穴16の底まで挿入しなくてもよい。続いて、摩耗検知装置20のケース21を取付板13の側方から空間Aに挿入する。ケース21には、接触子22以外の部材が既に収容されている。
次に、図7に示すように、摩耗検知装置20のケース21を、接触子22の端部に当接させるとともに、台板11の背面11Bに当接させて、複数のリベットRによってケース21の取付部21Aを台板11に固定する。このとき、接触子22は、検知スイッチ23の底面に接触している。
次に、図1及び図9を参照して、摩耗検知装置20から送信された無線信号を受信する受信機について説明する。
図1及び図9に示すように、鉄道車両1の床下には、摩耗検知装置20の無線送信部34から送信された無線信号を受信することができる車両受信機41が設置されている。運転室Cには、車両受信機41から出力された信号を処理する検知制御部42と、検知結果を表示する表示部43とが設けられている。車両受信機41は、摩耗検知情報を含む無線信号を受信すると、検知制御部42に摩耗検知情報を出力する。検知制御部42は、摩耗検知情報に基づいて表示部43に検知結果を表示させる。表示部43は、取付位置を示す車両、台車、車輪を少なくとも表示する。
線路の脇には、摩耗検知装置20の無線送信部34から送信された無線信号を受信することができる地上受信機44が設置されている。地上受信機44は、摩耗検知情報を含む無線信号を受信すると、運行管理を行う管理センターや車両の保守を行う保守センター等に摩耗検知情報を出力する。
制輪子5の摩耗を点検する作業者は、摩耗検知装置20の無線送信部34から送信された無線信号を受信することができる携帯型受信機45を携帯する。携帯型受信機45には、検知結果を表示するモニタ45Aが設けられている。携帯型受信機45は、摩耗検知情報を含む無線信号を受信すると、モニタ45Aに摩耗検知情報を表示させる。
次に、図8及び図9を参照して、上記のように構成された摩耗検知装置20の作用について説明する。
図8に示すように、制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xになると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置20の接触子22の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
そして、接触子22の先端が車輪4と接触することで摩擦熱が発生すると、この熱が接触子22を介して検知スイッチ23に伝達される。接触子22を介して熱が検知スイッチ23に伝達されると、検知スイッチ23が導通状態となる。
制御部24は、制御部24に検知スイッチ23から電流が流れることで摩耗を検知する。制御部24は、摩耗を検知すると、摩耗検知を通知する。すなわち、制御部24は、第1発光部31及び第2発光部32を点灯させ、スピーカ33から音を出力させ、無線送信部34から無線信号を送信させる。制御部24は、接触子22と車輪4との接触がなくなり、検知スイッチ23の非導通状態となっても、これら通知部の動作を電池25の電力がなくなるまで継続する。
上記のように摩耗検知が通知されている状態において、作業者は、鉄道車両1に近づくことで、第1発光部31及び第2発光部32の光を視認したり、スピーカ33から出力される音を認識したりすることで、摩耗している制輪子5があることを認識するとともに、摩耗している制輪子5を特定することができる。また、携帯型受信機45を携帯している作業者は、携帯型受信機45が摩耗検知情報を含む無線信号を受信することで、モニタ45Aに表示された摩耗検知情報から摩耗している制輪子5があることを認識するとともに、摩耗している制輪子5を特定することができる。
また、上記のように摩耗検知が通知されている状態において、運転者は、運転室Cの表示部43に表示される検知結果によって摩耗している制輪子5があることを認識するとともに、摩耗している制輪子5を特定することができる。
さらに、上記のように摩耗検知が通知されている状態において、管理センターや保守センター等にいる作業者は、地上受信機44から出力された摩耗検知情報によって摩耗している制輪子5があることを認識するとともに、摩耗している制輪子5を特定することができる。
例えば、ブレーキ装置の制動を解除したにも関わらず、制輪子5が車輪4から離れない制輪子固着が発生した場合には、制輪子5と車輪4との常時接触によって温度が上昇するため、摩耗検知装置20は温度の上昇によって制輪子固着を検知することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)制輪子5が摩耗したときに給電部から第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34に電力が供給されるようになり、これら通知部によって制輪子5の摩耗が通知される。よって、電力の消費量を抑えつつ、制輪子5の摩耗を容易に検知することができる。
(2)制輪子5が摩耗すると接触子22が車輪4と接触して摩擦熱が生じ、この熱を接触子22が給電部に伝達することで給電部が電力を供給することができる。
(3)第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34への給電が継続されるため、制動が解除されても、第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34による通知を継続することができる。
(4)摩耗検知の通知を無線で受信することができるため、離れた場所でも摩耗したことを把握することができる。
(5)制輪子固着が発生した場合には、制輪子5と車輪4との常時接触によって温度が上昇するため、摩耗検知装置20は温度の上昇によって制輪子固着を検知することも可能である。
(第2の実施形態)
以下、図10及び図11を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第2の実施形態について説明する。この実施形態の摩耗検知装置は、制輪子の摩耗を検知する接触子が変位することで検知スイッチが導通状態となる点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10及び図11に示すように、検知スイッチ53は、検知スイッチ53を導通状態とする導通位置と、非導通状態とする非導通位置との間で変位可能な可動子53Aを有する。可動子53Aは、ばね53Bによって開状態に保持されている。可動子53Aは、導通位置において通知部に電力を供給し、非導通位置において通知部に電力を供給しない。摩耗検知装置50は、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、車輪4の踏面4Aとの接触により変位して可動子53Aと接触することで可動子53Aを導通位置に駆動する接触子52を備えている。接触子52は、丸棒状の部材である。接触子52は、例えば鋳鉄系の金属からなる。接触子52は、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、制輪子5の表面に一部が露出することで踏面4Aと接触する。接触子52は、常開接点である検知スイッチ53に固着された状態で、ケース21の外側に設けられる。ケース21は制輪子5の台板11の背面に固定されるので、接触子52は制輪子5の台板11を貫通して、摩擦材12内に挿入されている。接触子52の長さは、検知スイッチ53の可動子53Aが閉じられた状態において、接触子52の先端の位置が摩擦材12の摩耗を検知したい所定量Xの位置となるように設定される。所定量Xは、例えば摩擦材12の残り厚さが15〜20mmとなる長さである。なお、接触子52の材料は、摩擦材12の材料よりも硬度が高い。
次に、上記のように構成された摩耗検知装置50の作用について説明する。
制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xに近くなると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置50の接触子52の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
そして、摩擦材12が所定量Xになると、接触子52がケース21に近づいて検知スイッチ53が導通状態となる。第1の実施形態と同様に、制御部24は、制御部24に検知スイッチ53から電流が流れることで起動し、摩耗を検知し、摩耗検知を通知する。制御部24は、接触子52と車輪4との接触がなくなり、検知スイッチ53が非導通状態となっても、これら通知部の動作を電池25の電力がなくなるまで継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)、(3)、及び(4)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)制輪子5が摩耗すると接触子52が車輪4の踏面4Aと接触して可動子53Aを非導通位置から導通位置に変位させることで給電部が電力を供給することができる。
(第3の実施形態)
以下、図12及び図13を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第3の実施形態について説明する。この実施形態の摩耗検知装置は、制輪子の摩擦材の中に設置される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図12及び図13に示すように、摩耗検知装置60は、制輪子5の摩擦材12内の上部寄りに設置されている。摩耗検知装置60は、直方体状のケース61に収容されている。ケース61は、台板11の正面11A側に固定されている。ケース61は、例えば鋳鉄系の金属からなる。ここで、摩擦材12が複合樹脂製の場合には、複合樹脂の硬化温度が約180℃であるためケース61を台板11に固定した状態で摩擦材12を成形可能である。一方、摩擦材12が焼結金属の場合には、焼結金属からなる成形ブロックを台板11に溶接するため台板11が高熱となり、摩擦材12が鋳鉄材の場合には、摩擦材12の鋳込み温度が1,400℃になるため台板11が高熱になる。そこで、台板11が高熱となる摩擦材12の成形方法の場合には、摩擦材12を台板11に成形した後に、台板11に開けた窓11Cからケース61を摩擦材12内に挿入して、窓11Cをろう付け接合によって塞ぐ。
摩耗検知装置60は、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、車輪4の踏面4Aと接触する接触子62を備えている。接触子62は、丸棒状の部材である。接触子62は、例えば鋳鉄系の金属からなる。接触子62は、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに、制輪子5の表面に一部が露出することで踏面4Aと接触する。接触子62は、ケース61の外側に突出した状態で設けられる。ケース61の上面側には、接触子62を挿通させる開口部61Aが形成されている。ケース61は制輪子5の台板11の正面11Aに固定されるので、接触子62はケース61の開口部61Aを貫通して、摩擦材12内に突出している。接触子62の長さは、接触子62の先端の位置が摩擦材12の摩耗を検知したい所定量Xの位置となるように設定される。所定量Xは、例えば摩擦材12の残り厚さが15〜20mmとなる長さである。
接触子62は、検知スイッチ23の上面に接触して設置されている。これにより、接触子62が車輪4の踏面4Aと接触することで発生した熱が検知スイッチ23に伝達される。接触子62を介して熱が検知スイッチ23に伝達されると、検知スイッチ23が導通状態となる。
なお、万一、接触子62が摩滅したり、脱落したりした場合には、ケース61自体が車輪4と接触することで摩擦熱が発生して、ケース61を介して伝達された熱によって検知スイッチ23が導通状態となる。
摩耗検知装置60は、通知部として、無線送信部34を備えている。無線送信部34は、ケース61内に収容されるが、アンテナ34Aのみ上側の止め板14よりも上側に引き出されている。このようにすることで、ケース61が摩擦材12内に覆われた状態であっても無線信号の送信が容易となる。
次に、上記のように構成された摩耗検知装置60の作用について説明する。
制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xになると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置60の接触子62の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
そして、接触子62の先端が車輪4と接触することで摩擦熱が発生すると、この熱が接触子62を介して検知スイッチ23に伝達される。接触子22を介して熱が検知スイッチ23に伝達されると、検知スイッチ23が導通状態となる。制御部24は、制御部24に検知スイッチ23から電流が流れることで摩耗を検知し、摩耗検知を通知する。すなわち、制御部24は、無線送信部34から無線信号を送信させる。制御部24は、接触子62と車輪4との接触がなくなり、検知スイッチ23が非導通状態となっても、これら通知部の動作を電池25の電力がなくなるまで継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(5)の効果と同様に、以下の効果を奏することができる。
(1)制輪子5が摩耗したときに給電部から無線送信部34に電力が供給されるようになり、無線送信部34によって制輪子5の摩耗が通知される。よって、電力の消費量を抑えつつ、制輪子5の摩耗を容易に検知することができる。
(2)制輪子5が摩耗すると接触子62が車輪4と接触して摩擦熱が生じ、この熱を接触子62が給電部に伝達することで給電部が電力を供給することができる。
(3)無線送信部34への給電が継続されるため、制動が解除されても、無線送信部34による通知を継続することができる。なお、リーダーからの電波や磁界を電力に変換して動作するパッシブタグ等のトランスポンダと比較して、電力に変換する電波や磁界を送信する給電装置が不要であるため、給電装置がない場所でも受信機があれば検知することができる。また、制輪子5が摩耗した際に送信が遮断されるトランスポンダと比較して、制輪子5が摩耗していないときに送信が不要である。
(4)摩耗検知の通知を無線で受信することができるため、離れた場所でも摩耗したことを把握することができる。
(5)制輪子固着が発生した場合には、制輪子5と車輪4との常時接触によって温度が上昇するため、摩耗検知装置60は温度の上昇によって制輪子固着を検知することも可能である。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1,2の実施形態では、摩耗検知装置20,50を台板11の背面11Bの上下方向の中央に設置したが、摩耗検知装置を台板11の背面11Bの上下方向の中央以外に設置してもよい。
・上記第3の実施形態では、摩耗検知装置60を台板11の正面11Aの摩擦材12内の上側に設置したが、摩耗検知装置を台板11の正面11Aの摩擦材12内の上側以外に設置してもよい。
・上記第1の実施形態では、第1の錐G1及び第2の錐G2によって接触子22を設置する設置穴16を形成したが、大径D1と小径D2とを一体に有する錐によって設置穴16を形成してもよい。
・上記各実施形態の構成において、所定量の異なる接触子を複数備える構成を採用してもよい。すなわち、各接触子に対応した検知スイッチを設け、異なる所定量において検知スイッチが導通状態となることで複数の所定量の摩耗を検知する。
・上記各実施形態では、車両受信機41、地上受信機44、及び携帯型受信機45によって無線信号を受信したが、車両受信機41、地上受信機44、及び携帯型受信機45の少なくとも1つを用いてもよい。摩耗検知装置20(50,60)と、車両受信機41、地上受信機44、及び携帯型受信機45の少なくとも1つとを備える摩耗検知システムとしてもよい。
・上記第1,2の実施形態では、通知部として、第1発光部31と、第2発光部32と、スピーカ33と、無線送信部34とを備えたが、第1発光部31と、第2発光部32と、スピーカ33と、無線送信部34との少なくとも1つを備える構成としてもよい。
・また、摩耗検知装置20,50,60自らが通知部を備えず、摩耗検知装置20,50,60の外部に通知部を設けてもよい。
・上記各実施形態では、検知スイッチ23,53が導通状態になると、通知部への電力の供給を継続させたが、検知スイッチ23,53の導通状態と非導通状態との切替を数回行った後に通知部への電力の供給を継続するようにしてもよい。このようにすれば、取付前に行われる出荷検査や納品後の再検査を行うことが可能となる。
・上記各実施形態では、検知スイッチ23,53が導通状態になった後、非導通状態となっても通知部の動作を制御部24が継続させたが、制御部24の制御によらず、通電されると通電状態に固定するリレー等の回路を設けてもよいし、機械的に通電状態を保持してもよい。
・上記各実施形態では、制御部24が通知部の通知を制御したが、制御部24の構成を省略してもよい。すなわち、通知部を電池25と直列に接続して、検知スイッチが導通状態となったときのみ通知部が通知する。
・上記各実施形態では、制輪子5が所定量X以上摩耗したときに接触子22,52,62が車輪4の踏面4Aと接触するようにしたが、所定量Xは任意に設定してもよい。
・上記各実施形態では、車輪4の踏面4Aに接触して制動力を発生させるブレーキ装置に適用したが、被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材が摩耗するキャリパブレーキやレールブレーキ等のブレーキ装置に適用してもよい。
・上記各実施形態では、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を検知する例について説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく、例えば、クラッチ等の動力伝達装置又は動力伝達切替装置における摩擦部材の摩耗を検知することもできる。
1…鉄道車両、2…台車、3…車体、4…被押圧部材としての車輪、4A…踏面、5…ブレーキ用摩擦部材としての制輪子、6…制輪子頭、6A…凹部、7…制輪子コッター、11…台板、11A…正面、11B…背面、11C…窓、12…ブレーキ用摩擦部材としての摩擦材、13…取付板、13A…貫通孔、14…止め板、15…止め板、16…設置穴、20…摩耗検知装置、21…ケース、21A…取付部、21B…開口部、22…接触子、23…検知スイッチ、24…制御部、25…電池、26…コネクタ、27…電気回路、31…通知部としての第1発光部、32…通知部としての第2発光部、33…通知部としてのスピーカ、34…通知部としての無線送信部、41…車両受信機、42…検知制御部、43…表示部、44…地上受信機、45…携帯型受信機、45A…モニタ、50…摩耗検知装置、52…接触子、53…検知スイッチ、53A…可動子、53B…ばね、60…摩耗検知装置、61…ケース、61A…開口部、62…接触子、A…空間、C…運転室、G1,G2…錐、R…リベット、X…所定量。

Claims (7)

  1. 被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材の摩耗を検知する摩耗検知装置であって、
    前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗により、前記ブレーキ用摩擦部材の表面に一部が露出することで前記被押圧部材と接触する接触子と、
    前記被押圧部材と前記接触子との接触によって、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗したことを通知するための通知部に電源からの電力を供給する給電部と、を備える
    摩耗検知装置。
  2. 前記接触子は、前記被押圧部材との接触により生じる摩擦熱を前記給電部に伝達するものであり、
    前記給電部は、前記接触子から伝達された熱によって電力を供給するものである
    請求項1に記載の摩耗検知装置。
  3. 前記給電部は、前記通知部に電力を供給する導通位置と、前記通知部に電力を供給しない非導通位置との間で変位可能な可動子を含み、
    前記接触子は、前記被押圧部材との接触により変位して前記可動子と接触することで当該可動子を前記導通位置に駆動する
    請求項1に記載の摩耗検知装置。
  4. 前記給電部は、前記接触子と前記被押圧部材との接触状態にかかわらず、給電を一度開始したら、給電を継続するものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。
  5. 前記通知部を備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。
  6. 前記通知部は、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗した旨の情報を無線受信機に送信する無線送信部である
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の摩耗検知装置を備える
    ブレーキ用摩擦部材。
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