JP2019015379A - 摩耗検知装置及びブレーキ用摩擦部材 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、通知部への給電が継続されるため、制動が解除されても、摩耗検知の通知を継続することができる。
上記構成によれば、ブレーキ用摩擦部材が摩耗したことを摩耗検知装置自らが通知することができる。
上記構成によれば、摩耗検知の通知を無線で受信することができるため、離れた場所でも摩耗したことを把握することができる。
上記構成によれば、電力の消費量を抑えつつ、ブレーキ用摩擦部材の摩耗を容易に検知することができる。
以下、図1〜図9を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、摩耗検知装置を鉄道車両のブレーキ装置の制輪子に適用している。
図5に示すように、接触子22の長い方の径である大径D1の穴を形成することができる第1の錐G1と、接触子22の短い方の径である小径D2の穴を形成することができる第2の錐G2とを用いる。まず、第1の錐G1によって、制輪子5の取付板13に大径D1の貫通孔13Bを形成するとともに、制輪子5の台板11の背面11B側から途中まで大径D1の穴を形成する。台板11の穴の深さは、接触子22の大径D1の部分の長さと同じである。続いて、第2の錐G2によって、制輪子5の台板11の背面11B側から摩擦材12に小径D2の穴を形成する。台板11の背面11Bから摩擦材12の穴の底までの深さが接触子22の長さと同じである。第1の錐G1及び第2の錐G2によって形成された穴が接触子22を設置する設置穴16となる。
図1及び図9に示すように、鉄道車両1の床下には、摩耗検知装置20の無線送信部34から送信された無線信号を受信することができる車両受信機41が設置されている。運転室Cには、車両受信機41から出力された信号を処理する検知制御部42と、検知結果を表示する表示部43とが設けられている。車両受信機41は、摩耗検知情報を含む無線信号を受信すると、検知制御部42に摩耗検知情報を出力する。検知制御部42は、摩耗検知情報に基づいて表示部43に検知結果を表示させる。表示部43は、取付位置を示す車両、台車、車輪を少なくとも表示する。
図8に示すように、制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xになると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置20の接触子22の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
(1)制輪子5が摩耗したときに給電部から第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34に電力が供給されるようになり、これら通知部によって制輪子5の摩耗が通知される。よって、電力の消費量を抑えつつ、制輪子5の摩耗を容易に検知することができる。
(3)第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34への給電が継続されるため、制動が解除されても、第1発光部31、第2発光部32、スピーカ33、無線送信部34による通知を継続することができる。
(5)制輪子固着が発生した場合には、制輪子5と車輪4との常時接触によって温度が上昇するため、摩耗検知装置20は温度の上昇によって制輪子固着を検知することも可能である。
以下、図10及び図11を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第2の実施形態について説明する。この実施形態の摩耗検知装置は、制輪子の摩耗を検知する接触子が変位することで検知スイッチが導通状態となる点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xに近くなると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置50の接触子52の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
(5)制輪子5が摩耗すると接触子52が車輪4の踏面4Aと接触して可動子53Aを非導通位置から導通位置に変位させることで給電部が電力を供給することができる。
以下、図12及び図13を参照して、摩耗検知装置を備えた制輪子の第3の実施形態について説明する。この実施形態の摩耗検知装置は、制輪子の摩擦材の中に設置される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
制輪子5の摩擦材12が摩耗して、摩擦材12が所定量Xになると、車輪4に制輪子5を当接させたときに、摩耗検知装置60の接触子62の先端が車輪4の踏面4Aと接触する。
(1)制輪子5が摩耗したときに給電部から無線送信部34に電力が供給されるようになり、無線送信部34によって制輪子5の摩耗が通知される。よって、電力の消費量を抑えつつ、制輪子5の摩耗を容易に検知することができる。
(3)無線送信部34への給電が継続されるため、制動が解除されても、無線送信部34による通知を継続することができる。なお、リーダーからの電波や磁界を電力に変換して動作するパッシブタグ等のトランスポンダと比較して、電力に変換する電波や磁界を送信する給電装置が不要であるため、給電装置がない場所でも受信機があれば検知することができる。また、制輪子5が摩耗した際に送信が遮断されるトランスポンダと比較して、制輪子5が摩耗していないときに送信が不要である。
(5)制輪子固着が発生した場合には、制輪子5と車輪4との常時接触によって温度が上昇するため、摩耗検知装置60は温度の上昇によって制輪子固着を検知することも可能である。
・上記第1,2の実施形態では、摩耗検知装置20,50を台板11の背面11Bの上下方向の中央に設置したが、摩耗検知装置を台板11の背面11Bの上下方向の中央以外に設置してもよい。
・上記各実施形態では、検知スイッチ23,53が導通状態になると、通知部への電力の供給を継続させたが、検知スイッチ23,53の導通状態と非導通状態との切替を数回行った後に通知部への電力の供給を継続するようにしてもよい。このようにすれば、取付前に行われる出荷検査や納品後の再検査を行うことが可能となる。
・上記各実施形態では、車輪4の踏面4Aに接触して制動力を発生させるブレーキ装置に適用したが、被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材が摩耗するキャリパブレーキやレールブレーキ等のブレーキ装置に適用してもよい。
Claims (7)
- 被押圧部材に押し当てられるブレーキ用摩擦部材の摩耗を検知する摩耗検知装置であって、
前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗により、前記ブレーキ用摩擦部材の表面に一部が露出することで前記被押圧部材と接触する接触子と、
前記被押圧部材と前記接触子との接触によって、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗したことを通知するための通知部に電源からの電力を供給する給電部と、を備える
摩耗検知装置。 - 前記接触子は、前記被押圧部材との接触により生じる摩擦熱を前記給電部に伝達するものであり、
前記給電部は、前記接触子から伝達された熱によって電力を供給するものである
請求項1に記載の摩耗検知装置。 - 前記給電部は、前記通知部に電力を供給する導通位置と、前記通知部に電力を供給しない非導通位置との間で変位可能な可動子を含み、
前記接触子は、前記被押圧部材との接触により変位して前記可動子と接触することで当該可動子を前記導通位置に駆動する
請求項1に記載の摩耗検知装置。 - 前記給電部は、前記接触子と前記被押圧部材との接触状態にかかわらず、給電を一度開始したら、給電を継続するものである
請求項1〜3のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。 - 前記通知部を備える
請求項1〜4のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。 - 前記通知部は、前記ブレーキ用摩擦部材が摩耗した旨の情報を無線受信機に送信する無線送信部である
請求項1〜5のいずれか一項に記載の摩耗検知装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の摩耗検知装置を備える
ブレーキ用摩擦部材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112241211A (zh) * | 2020-10-26 | 2021-01-19 | Oppo广东移动通信有限公司 | 电子笔及电子系统 |
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2017
- 2017-07-10 JP JP2017134766A patent/JP6913543B2/ja active Active
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