JP2019012499A - 電子筆記板システム - Google Patents

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惣 菊池
有希子 榮永
Yukiko Einaga
有希子 榮永
友美 阿部
Yumi Abe
友美 阿部
川村 誠
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誠 川村
軒 韓
Xuan Han
軒 韓
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哲 小林
健 光藤
Ken Mitsufuji
健 光藤
友徳 海崎
Tomonori Kaizaki
友徳 海崎
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Akihiro Nishikawa
明宏 西川
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久夫 大川
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隆之 山田
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航 筒井
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【課題】 電子筆記板を介して複数人における情報共有を容易に図ることが可能であり、かつ、他の地点においても、時と場所を問わずに電子筆記板の内容を確認、かつ、書き込み自在として、複数人での情報共有を容易に可能とする電子筆記板システムを提供する。【解決手段】 第1地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなる映像表示部11と、映像を投影可能な映像投影部12と、手書き入力の内容を検知する入力検知部15と、入力結果を電子筆記板情報として蓄積しつつ、映像に反映する情報共有サーバ20と、通信ネットワークを介して情報共有サーバ20に接続され、電子筆記板情報を表示及び入力可能な他地点端末装置30を備え、入力検知部15は、複数人によって同時に行われる手書き入力の内容を検知可能であり、情報共有サーバ20は、他地点端末装置30からの入力結果を電子筆記板情報に蓄積して、映像に反映させる。【選択図】図1

Description

本発明の電子筆記板システムは、オフィスの壁面等の既存の設備に元々備わっている平面部を利用した書き込み自在な電子筆記板を介して複数人における情報共有を容易に図ることが可能であり、かつ、他の地点においても、時と場所を問わずに電子筆記板の内容を確認可能、かつ、書き込み自在として、複数人での情報共有を容易に図ることができる電子筆記板システムに関する。
企業において事業を進めるためには、関係者において情報共有を緊密に行うことが求められている。業務において新たに発生した情報は、社内ポータルで通知したり、電子メールを用いて共有したりするだけでなく、打ち合わせのように関係者を集めて直接伝えられることが多い。
このような情報共有は、関係者に対して日々行われている。企業において活動している限り、情報共有は欠かすことができないが、目的が曖昧な状態で情報共有を行っている場合が多々存在する。
この場合、複数人が集まって議論を行って情報共有を図ることにより、事業の目的に対する理解がより深まることが知られている。
また、情報通信技術(ICT)の進化に伴い、打ち合わせにおいて、従来のホワイトボードや黒板ではなく、インタラクティブホワイトボードや電子黒板と称される大型ディスプレイや、プロジェクタによる投影画像を、黒板やホワイトボードとして利用して、所望の情報表示や所望の書き込みを行う構成及びその細部を実現する技術が開示されている(例として、特許文献1及び特許文献2)。
特許第5939285号公報 特許第5794711号公報
この場合、多くの情報をより多くの人数で情報共有するためには、打ち合わせを行う場所において、大型の表示部を用意する必要があり、大型のディスプレイを用意したのでは、コストが嵩み現実的ではない。
特に、打ち合わせにおいて、より効率的な議論を行うためには、複数人が自己の意見や議論結果を書き込み可能な大型のタッチパネルディスプレイを用意する必要があり、大型のタッチパネルディスプレイを用意するためには、多額のコストがかかってしまう。
また、プロジェクタを用いる場合においても、より大きな表示部を確保して複数人による打ち合わせ及び議論を行うには大型のスクリーンを用意する必要があり、そのような設備がない場所においては、打ち合わせが大型ディスプレイと同様に制限されてしまう。
さらに、企業においては、多数の支店や店舗、工場等が存在し、打ち合わせを行うためには、打ち合わせ場所への移動が必要となるが、ICTの進歩を背景にしたテレワークの推進に伴い、益々、場所や時間に捕らわれない柔軟な働き方が求められている。
この場合、場所及び時間に捕らわれることなく、打ち合わせに容易に参加可能であれば、移動時間及び移動コスト等といった企業資源を減らすことなく容易に情報共有を図ることができ、企業活動のさらなる効率化が可能となる。
そのため、多数の関係者が、多数の場所で柔軟に打ち合わせを行い、情報共有をより深めていくことが求められている。
本発明は、オフィスの壁面等の既存の設備に元々備わっている平面部を利用した書き込み自在な電子筆記板を介して複数人における情報共有を容易に図ることが可能であり、かつ、他の地点においても、時と場所を問わずに電子筆記板の内容を確認可能、かつ、書き込み自在として、複数人での情報共有を容易に図ることができる電子筆記板システムを提供することを目的とする。
本発明は、複数地点からの書き込みを可能とする電子筆記板システムであって、第1地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなる映像表示部と、当該映像表示部に対して映像を投影可能な映像投影部と、前記映像表示部に対する手書き入力の内容を検知する入力検知部と、前記映像投影部及び前記入力検知部を制御し、前記入力検知部からの入力結果を電子筆記板情報として蓄積し、当該電子筆記板情報を前記映像に反映して前記映像投影部に出力する情報共有サーバと、通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続され、前記電子筆記板情報を表示し、当該電子筆記板情報に入力可能な単数又は複数の他地点端末装置を備え、前記入力検知部は、前記映像表示部に対して複数人によって同時に行われる手書き入力の内容を検知可能であり、前記情報共有サーバは、前記他地点端末装置からの入力結果を前記電子筆記板情報に蓄積して、前記映像に反映させることを特徴とする。
また、本発明の前記他地点端末装置は、他地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなる他の映像表示部と、当該他の映像表示部に対して前記電子筆記板情報に係る映像を投影可能な他の映像投影部と、前記他の映像表示部に対する手書き入力の内容を検知する他の入力検知部とを備えていることを特徴とすることを特徴とする。
また、本発明の前記他地点端末装置は、ディスプレイを備え、前記電子筆記板情報を表示可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記情報共有サーバは、前記電子筆記板情報の変化を蓄積する電子筆記板情報蓄積部を備え、前記他地点端末装置は、前記通信ネットワークを介して前記電子筆記板情報蓄積部より前記電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に所望のタイミングの前記電子筆記板情報を表示し、当該電子筆記板情報に書き込み可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記電子筆記板情報蓄積部は、前記電子筆記板情報を時刻情報とともに蓄積し、前記他地点端末装置は、前記通信ネットワークを介して前記電子筆記板情報蓄積部より前記電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に前記電子筆記板情報について、所望のタイミングから時系列順に当該電子筆記板情報の変化に沿って表示して確認することが可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記手書き入力は、手書きした点及び線の軌跡を表示するのみならず、手書き入力により、グラフィカルユーザーインターフェースを介して所望の情報を読み出して表示可能であり、当該所望の情報は、前記電子筆記板情報として前記情報共有サーバに蓄積されて前記映像に反映され、手書きした前記軌跡及び/又は他の所望の情報に対して重畳して表示可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記映像投影部は、複数台設置され、当該複数の映像投影部により投影される各々の映像の組み合わせによって一つの前記電子筆記板情報に係る映像として作用することを特徴とする。
また、本発明の前記平面部は、前記所定の空間における既存の設備である壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンであることを特徴とする。
本発明の電子筆記板システムによれば、オフィスの壁面等の既存の設備に元々備わっている平面部を利用した書き込み自在な電子筆記板を介して複数人における情報共有を容易に図ることが可能であり、かつ、他の地点においても、時と場所を問わずに電子筆記板の内容を確認可能、かつ、書き込み自在として、複数人での情報共有を容易に図ることができる。
即ち、本発明の電子筆記板システムによれば、オフィスの壁面等の既存の設備に元々備わっている平面部を映像表示部として利用することにより、映像投影部により電子筆記板情報に係る映像を映像表示部に投影して表示することにより、ディスプレイではコストが嵩んでしまう大型の表示部を、既存の設備を利用するのみで容易に提供することが可能であり、複数人でその映像表示部を看取して情報共有することが容易に可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、入力検知部は、映像表示部に対して複数人によって同時に行われる手書き入力の内容を検知可能であることから、大型の映像表示部に対して同時に複数人での書き込みが可能であり、複数人による情報共有がより容易である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、映像表示部が配された第1地点における複数人による情報共有のみならず、他の地点においても他地点端末装置を介して、時と場所を問わずに電子筆記版の内容を確認可能、かつ、書き込み自在としていることから、時と場所を問わずに複数人での情報共有を容易に図ることができる。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、他地点端末装置は、他地点を構成する所定の空間における既存設備の平面部からなる他の映像表示部と、この他の映像表示部に対して電子筆記板情報に係る映像を投影可能な他の映像投影部と、この他の映像表示部に対する手書き入力の内容を検知する他の入力検知部とを備えていることから、第1地点のみならず、他の地点においても、オフィスの壁面等の既存設備の平面部を他の映像表示部として利用することにより、他の映像投影部により電子筆記板情報に係る映像を他の映像表示部に投影して表示することにより、ディスプレイではコストが嵩んでしまう大型の表示部を、既存の設備を利用するのみで他の地点においても容易に提供することが可能であり、他の地点においても、複数人でその他の映像表示部を看取して情報共有することが容易に可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、他地点端末装置は、ディスプレイを備え、電子筆記板情報を表示可能なタブレットPC、スマートフォン、デスクトップPC、ノートPC等といったディスプレイを備えた種々の端末を使用可能であり、他地点において時と場所を問わず、情報共有を可能として多数人による時と場所を超えた情報共有が可能となる。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、他地点端末装置は、通信ネットワークを介して電子筆記板情報蓄積部より電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に電子筆記板情報を表示し、電子筆記板情報に書き込み可能であり、議論等が行われた第1地点の場所及び時間に捕らわれることなく、他地点端末装置により自由にその議論等に参加及びその確認が可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、他地点端末装置は、通信ネットワークを介して電子筆記板情報蓄積部より電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に電子筆記板情報について、所望のタイミングから時系列順に電子筆記板情報の変化に沿って表示して確認することが可能であるため、時と場所を異にしても、容易に議論等の経過を確認することができ、より情報共有を容易にすることが可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、映像表示部への手書き入力は、手書きした点及び線の軌跡を表示するのみならず、手書き入力により、グラフィカルユーザーインターフェースを介して所望の情報を読み出して表示可能であり、この所望の情報は、電子筆記板情報として情報共有サーバに蓄積されて映像に反映され、さらにこの所望の情報は、手書きした軌跡及び/又は他の所望の情報に対して重畳して表示可能であることから、手書き入力によって通常のPCと同様に、自在に所望の情報を表示可能であり、より情報共有を深いレベルで行うことが可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、映像投影部は、複数台設置されて、これら複数の映像投影部により投影される各々の映像の組み合わせによって一つの電子筆記板情報に係る映像として作用させることが可能であるため、この複数台の映像投影部の組み合わせにより大型の表示部を自在に実現することが可能であり、より多数人での情報共有を容易に可能とすることが可能である。
また、本発明の電子筆記板システムによれば、平面部は、オフィスや、屋外空間といった所定の空間における既存の設備として極一般的に存在する壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンを映像表示部として利用することができるため、殊更用意する必要がなく、余剰スペースを利用して映像表示部として大型の表示部を提供できるため、余剰スペースの有効活用により、容易に複数人による情報共有が可能である。
本発明の電子筆記板システムの実施形態に係る機能ブロック図である。 映像表示部、映像投影部及び入力検知部の一例を示す図であり、映像投影部及び入力検知部を壁面に配置した図である。 図2の他の一例を示す図であり、映像投影部をテーブル上に設置した図である。 映像表示部の一例を示す図であり、(a)は入力前の状態を示す図であり、(b)は(a)の状態に文字を記載した状態の図である。 映像表示部の一例を示す図であり、(a)は図4(a)の状態においてグラフィカルユーザーインターフェースを表示した状態の図であり、(b)は(a)の状態に前回の打ち合わせのまとめデータを表示した状態の図である。 映像表示の一例を示す図であり、(a)は図5(b)の状態において2人が同時に書き込みをした状態の図であり、(b)は(a)の状態からさらに書き込みをした状態の図である。 映像表示の一例を示す図であり、(a)は図6(b)の状態にさらに書き込みをし、さらにグラフィカルユーザーインターフェースを表示した状態の図であり、(b)は(a)の状態に地図データを表示した状態の図である。 映像表示の一例を示す図であり、(a)は図7(b)の状態にさらに地図データ上に図形及び文字を重畳させてさらに書き込みをした状態の図であり、(b)は(a)の状態の後、議論が終了した状態の図である。 図1の映像投影部及び入力検知部の変形例を示す機能ブロック図である。 図9の映像投影部及び入力検知部の一例を示す図であり、映像投影部及び入力検知部を壁面に配置した図である。
以下、図面を参照して、本発明による電子筆記板システムを実施するための形態について説明する。
本発明の電子筆記板システムは、オフィスの壁面等の既存の設備に元々備わっている平面部を利用した書き込み自在な電子筆記板を介して複数人における情報共有を容易に図ることが可能であり、かつ、他の地点においても、時と場所を問わずに電子筆記板の内容を確認可能、かつ、書き込み自在として、複数人での情報共有を容易に図ることを可能とするものである。
[電子筆記板システムの概要]
図1を参照して本発明の実施形態に係る電子筆記板システムの概要を説明する。図1は、本発明の電子筆記板システムの実施形態に係る機能ブロック図である。
図1に示すように、電子筆記板システム1は、電子筆記板に筆記された筆記内容及び筆記の結果表示される電子筆記板情報について、複数地点において表示及び書き込みを可能とするものであり、通信ネットワーク3を介して、第1地点に存在する複数人での議論を可能とする第1地点端末装置10と、他の地点からも議論への参加を可能とする他地点端末装置30と、電子筆記板システム1全体の制御、特に第1地点端末装置10を制御し、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力結果を電子筆記板情報として蓄積して、この電子筆記板情報を第1地点端末装置10の映像及び他地点端末装置30における表示に反映する情報共有サーバ20とが互いに通信可能に接続されている。
第1地点端末装置10は、第1地点において複数人での議論及び情報共有を可能とするものであり、オフィスの壁面等の既存の設備の平面部から構成され、電子筆記板となる映像表示部11と、映像表示部11に対して電子筆記板情報に係る映像を投影するプロジェクタから構成される映像投影部12と、映像が投影されている映像表示部11を触れること等により行う手書き入力動作を検知するセンサから構成される入力検知部15とから構成されている。
他地点端末装置30は、第1地点での議論に参加できない者が使用するものであり、例えば、第1地点端末装置10と同種の構成を採り、プロジェクタにより映像を投影し、手書き入力を可能とする第2地点端末装置31、例えば、タブレットPCからなる第3地点端末装置32、例えば、スマートフォンからなる第4地点端末装置33、例えば、デスクトップPCからなる第5地点端末装置35、例えば、ノートPCからなる第6地点端末装置36の何れかを少なくとも備えるものであり、場所及び時に捕らわれることなく、議論に参加することを可能とするものである。
この他地点端末装置30を使用することにより、第1地点での議論に参加できない者は、第1地点において行われた議論に電子筆記板情報を確認することにより参加し、電子筆記板情報に対して書き込みを行ったり、第1地点における議論が行われた後においても、その議論の経過及び結果を確認し、電子筆記板情報に対して書き込みを行うことが可能である。
情報共有サーバ20は、制御部21及び電子筆記板情報蓄積部22を備え、制御部21は電子筆記板システム1全体の制御を担い、特に、第1地点端末装置10の映像投影部12及び入力検知部15を制御する。電子筆記板情報蓄積部22は、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力結果を電子筆記板情報として蓄積して、この電子筆記板情報を第1地点端末装置10の映像及び他地点端末装置30における表示に反映する。
また通信ネットワーク3は、第1地点端末装置10、他地点端末装置30及び情報共有サーバ20の互いの通信を有線又は無線を問わずに可能とするものであり、さらにインターネット5に接続されて、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からインターネット上の資料の読み出しを可能としている。
[第1地点端末装置]
まず、第1地点端末装置10について、図1に図2及び図3を加えて説明する。図2は、映像表示部、映像投影部及び入力検知部の一例を示す図であり、映像投影部及び入力検知部を壁面に配置した図である。図3は、図2の他の一例を示す図であり、映像投影部をテーブル上に設置した図である。
第1点端末装置10は、第1地点において複数人での議論及び情報共有を可能とするものであり、前述のように映像表示部11、映像投影部12、入力検知部15を備えている。
映像表示部11は、電子筆記板として利用されるものであり、第1地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなり、即ち、この平面部には、所定の空間における既存の設備である壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンといったオフィスや、屋外空間に極一般的に存在する設備を映像表示部10として利用することができる。そのため、平面部は極一般的に既存の設備に備わっているため、殊更用意する必要がなく、余剰スペースを利用して映像表示部として大型の表示部を提供できる。
映像投影部12は、情報共有サーバ20からの指令により、映像表示部11に対して電子筆記板情報に係る映像を投影するプロジェクタから構成される。映像投影部12による投影は、プロジェクタ内のコンピュータのCPUがROM、RAMや、ハードディスク等に格納されている所定のデータを利用し、所定のコンピュータプログラムに基づいてかかる投影動作を行なうものである。
例えば、映像投影部12であるプロジェクタは、図2に示すように、一例としてオフィス等の屋内空間において、物等が置かれていない壁面7等に設置される。即ち、映像投影部12であるプロジェクタは、図2において、壁面7に配された固定部12a、固定部12aから水平方向に立設された支持腕部12b、支持椀部12bから吊り下げられるように配された本体部12c、本体部12cに配され、映像表示部11(壁面7)に向けられた投影用のレンズ部12dから構成されており、レンズ部12dから電子筆記板情報に係る映像が映像表示部11に投影される。
また、映像投影部12であるプロジェクタは、壁面への設置に限られるものではなく、例えば、図3に示すように、他の一例としてオフィス等の屋内空間において、テーブル8等の台の上に映像投影部12が載置されてレンズ部12dから電子筆記板情報に係る映像が映像表示部11に投影される。
即ち、映像表示部11については、所定の空間における既存の設備である壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンといったオフィスや、屋外空間に極一般的に存在する設備を映像表示部10として利用することができるため、その映像表示部10に対して電子筆記板情報に係る映像を投影するべく、必要な箇所に映像投影部12が適宜配されればよい。
入力検知部15は、電子筆記板情報に係る映像が投影されている映像表示部11を触れることにより行う手書き入力動作を検知し、情報共有サーバ10へ検知した入力情報を出力するものである。入力検知部15による入力検知は、入力検知部15内のコンピュータのCPUがROM、RAMや、ハードディスク等に格納されている所定のデータを利用し、所定のコンピュータプログラムに基づいてかかる検知動作を行なうものである。
入力検知部15は、図2及び図3に示すように、例えば、映像表示部11と同一平面の近傍に配されて(両図においては、映像表示部11の同一平面かつ直上に配されて)、筆記者の指や筆記者が所持するスタイラスが映像表示部11たる壁面7等に触れたかを検知するものである。
図2及び図3においては、壁面7等の映像表示部と同一平面に配された入力検知部15は、映像表示部11側にセンサ部15aが配されており、センサ部15aは例えば、赤外線センサ及び/又はカメラ等によって構成され、筆記者の指やスタイラスが映像表示部11へ触れたかどうかを検知するものである(タッチ検知)。
センサ部15aが、筆記者の指やスタイラスが映像表示部11に対して触れた時間の長さ、触れた位置、触れた動きの軌跡、触れた回数等を検知して入力検知部15が情報共有サーバ20にそれら入力情報を送信する。
尚、入力検知部15における赤外線センサ及び/又はカメラ等を用いた、指やスタイラスの映像表示部へのタッチ検知については、プロジェクタにおける既存の公知技術であり、技術の詳細は省略する。
また、入力検知部15については、図2及び図3においては、一例として、映像表示部11と同一平面の近傍に配された例を示したが、プロジェクタのレンズ部と同様に、プロジェクタ側に配される構成等、タッチ検知が可能であれば、上記構成に限られるものではない点は当然である。
また、入力検知部15において検知する電子筆記板情報に対する入力動作は、一人の筆記者による入力動作を検知するものではなく、同時に複数人が入力動作を行った場合でも検知可能である(マルチタッチ検知)。複数人が同時に映像表示部11に対して入力動作を行い、入力検知部15において、その同時に行われる複数人による入力動作を検知することにより、大型の映像表示部における複数人のより効率的な議論を容易とするものである。
尚、大型の映像表示部11を用意したい場合においては、入力検知部15のセンサ部15aの精度を高めたり、センサ部15aの個数を増加することも想定される。
また、入力検知部15における電子筆記板情報に対する入力動作は、センサ部15aが検知可能な指や、腕等のジェスチャー動作による入力方法をも加えることが想定される。映像表示部11たる壁面等を触れなくとも、特定のジェスチャー動作により入力動作を可能とするものである。例えば、センサ部15aが検知可能な箇所で指やスタイラスを映像表示部11に触れることなく一回転させたような場合は、直前の入力動作を無効として取り消すような場合が想定される。
また、映像表示部11に黒板や、ホワイトボードを用いた場合においては、入力検知部15を介した入力動作は、筆記者の指やスタイラスによる映像表示部11たる壁7等へのタッチ動作のみならず、ペンやチョーク等による筆記具を用いたホワイトボードや黒板への実際の物理的な書き込みを利用して、電子筆記板情報への書き込みを行うことも可能である。
即ち、ペンやチョーク等により実際に筆記を行った場合、その後の筆記された物理的な文字及び図形を入力検知部15により検知して電子筆記板情報への書き込みとすることも可能であり、これらはセンサ部の構成や設定の問題であり、プロジェクタにおける既存の公知技術であり、技術の詳細は省略する。
[情報共有サーバ]
次に、情報共有サーバ20について、図1を用いて説明する。情報共有サーバ20は、本発明の電子筆記板システム1の中枢を担うものであり、コンピュータにより構成され、電子筆記板システム1全体の制御、特に第1地点端末装置10を制御し、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力結果を電子筆記板情報として蓄積して、この電子筆記板情報を第1地点端末装置10の映像及び他地点端末装置30における表示に反映するものであり、制御部21及び電子筆記板情報蓄積部22を備えている。
制御部21は電子筆記板システム1全体の制御を担い、特に、第1地点端末装置10の映像投影部12及び入力検知部15を制御する。また、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力内容を電子筆記板情報に反映して新たな電子筆記板情報として更新して電子筆記板情報蓄積部22に逐次蓄積して、蓄積された電子筆記板情報を第1地点端末装置10の映像及び他地点端末装置30における表示に反映するものである。
この場合、制御部21は、入力検知部15から送信された筆記者による映像表示部11への入力内容に基づき電子筆記板情報を更新する。即ち、入力検知部15により送信された、筆記者の指やスタイラスが映像表示部11に対して触れた時間の長さ、触れた位置、触れた動きの軌跡、触れた回数、さらにはジェスチャー動作等の入力内容に基づき、入力結果を電子筆記板情報に反映させて電子筆記板情報蓄積部22において蓄積・記録するように指令を行う。
筆記者の指やスタイラスが映像表示部11に対して触れた時間の長さ、触れた位置、触れた動きの軌跡、触れた回数、さらにはジェスチャー動作等といった手書きによる入力内容は、制御部21において、予め定義されたプログラムに従い、文字や図形の直接の手書き入力や、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の表示が行われ、これによりタブレットPCのように電子筆記板を使用することが可能となる。
例えば、軌跡を伴ったタッチ動作は、そのまま手書きの文字や図形の入力と制御部で判断し、そのまま軌跡を電子筆記板情報に書き込む場合や軌跡を持たない点による同じ個所での2回の短時間の連続タッチにより、GUIの表示やこのGUIの表示により、資料の表示やインターネットの使用を可能として電子筆記板情報に書き込むことが想定される。GUIを用いて表示したこれら資料のデータやインターネットの使用により表示されたデータも電子筆記板情報として電子筆記板情報蓄積部22において蓄積・記録される。
電子筆記板情報蓄積部22は、電子筆記板情報データーベース22a(電子筆記板情報DB)を備えており、制御部21からの指令に基づき、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力結果を新たな電子筆記板情報として更新し、電子筆記板情報DB22aに逐次蓄積・記憶して、同様に制御部21からの指令に基づき、必要な時点の電子筆記板情報を電子筆記板情報DB22aから読み出して、第1地点端末装置10の映像投影部12及び他地点端末装置30に送信して、映像投影部12により投影する映像及び他地点端末装置30における表示に反映する。
電子筆記板情報蓄積部22は、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力結果を新たな電子筆記板情報として更新し、電子筆記板情報DB22aに逐次蓄積・記憶するにあたり、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30における新たな書き込みの入力時刻である時間情報をも共に記憶する。
これにより、第1地点での議論が終了した後においても、他地点端末装置30において、過去の議論に係る電子筆記板情報の検索及び所望のタイミングからの電子筆記板情報の確認等が可能となるものである。
この場合、この時間情報は、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30が備えている計時機能を用いて、第1地点端末装置10及び他地点端末装置30からの入力内容とともに電子筆記板情報蓄積部22に送信されることが想定される。時間情報は、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)により第1地点端末装置10及び他地点端末装置30で同期されていることが望ましい。
[他地点端末装置]
次に、他地点端末装置30について、図1を用いて説明する。他地点端末装置30は、その表示部を電子筆記板として使用可能であり、第1地点における複数人での議論に対して、他の地点からも議論への参加を可能とするものであり、通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ20に接続され、所望の電子筆記板情報を表示し、電子筆記板情報に入力可能に構成されている。
即ち、他地点端末装置30は、第1地点での議論に参加できない者が使用して他の地点からも議論へ参加したり、議論終了後においても、議論の結果及び経過の確認等を可能とするものであり、図1においては、一例として、第2地点端末装置31、第3地点端末装置32、第4地点端末装置33、第5地点端末装置35、第6地点端末装置36が通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ20に接続されて、場所及び時に捕らわれることなく、議論に参加することを可能とするものである。
この他地点端末装置30は、図1のように、種々の端末を用いることができ、通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ20に接続され、所望の電子筆記板情報を表示し、電子筆記板情報に入力可能であれば、単数が情報共有サーバ30に接続されても、複数が接続されてもよい。
図1においては、例として、第2地点端末装置31は、第1地点端末装置10と同種の構成を採り、プロジェクタにより映像を投影し、手書き入力を可能とするものであり、第2地点端末装置31は、
第1地点における複数人での議論に対して、第2地点からも複数人で議論に参加し、または後に議論の結果や経過を複数人で確認可能として情報共有を図るべく、他の映像表示部31a、他の映像投影部31b、他の入力検知部31cを備えている。
他の映像表示部31aは、電子筆記板として使用されるものであり、第1地点端末装置10における映像表示部11と同様の構成を採ることができ、第2地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなり、即ち、この平面部には、所定の空間における既存の設備である壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンといったオフィスや、屋外空間に極一般的に存在する設備を他の映像表示部31aとして利用することができる。そのため、平面部は極一般的に既存の設備に備わっているため、殊更用意する必要がなく、余剰スペースを利用して映像表示部として大型の表示部を提供できる。
他の映像投影部31bは、第1地点端末装置10における映像投影部12と同様の構成を採ることができ、情報共有サーバ20からの指令により、他の映像表示部31aに対して電子筆記板情報に係る映像を投影するプロジェクタから構成される。他の映像投影部31bによる投影は、プロジェクタ内のコンピュータのCPUがROM、RAMや、ハードディスク等に格納されている所定のデータを利用し、所定のコンピュータプログラムに基づいてかかる投影動作を行なうものである。
他の入力検知部31cは、第1地点端末装置10における入力検知部15と同様の構成を採ることができ、電子筆記板情報に係る映像が投影されている他の映像表示部31aを触れることにより行う手書き入力動作を検知し、情報共有サーバ10へ検知した入力情報を出力するものである。他の入力検知部31cによる入力検知は、他の入力検知部31c内のコンピュータのCPUがROM、RAMや、ハードディスク等に格納されている所定のデータを利用し、所定のコンピュータプログラムに基づいてかかる検知動作を行なうものである。
他の入力検知部31cにおいては、第一地点端末装置10の入力検知部15と同様に複数人による映像表示部への入力動作を同時に検知可能なマルチタッチを可能とする構成とすることも考慮される。また、ジェスチャー動作による入力等についても同様である。
また、例えば、第3地点端末装置32としてタブレットPCを用い、第4地点端末装置33としてスマートフォンを用い、第5地点端末装置35としてデスクトップPCを用い、第6地点端末装置36としてノートPCを用いることが一例として可能であり、これらは表示としてディスプレイを備え、情報共有サーバ10から送信された電子筆記板情報を表示可能であり、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力装置を用いて電子筆記板情報への入力が可能となっており、ディスプレイと入力装置により電子筆記板となるものである。
これら第3地点端末装置32、第4地点端末装置33、第5地点端末装置35及び第6地点端末装置36による電子筆記板情報の表示及び電子筆記板情報への入力は、これら装置内のコンピュータのCPUがROM、RAMや、ハードディスク等に格納されている所定のデータを利用し、所定のコンピュータプログラムに基づいてかかる表示動作及び入力動作を行なうものである。
これら他地点端末装置30(31,32,33,35,36)については、これらの入力装置(他の入力検知部31c、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力装置)を用いて第1地点端末装置10と同様に、電子筆記板情報に所望の内容を書き込むことが可能であり、何れを単数又は複数用いたり、それらを自在に組み合わせて電子筆記板システム1を構成可能であり、場所及び時に捕らわれることなく、議論に参加することを可能とするものである。
また、電子筆記板システム1は、電子筆記板を通じた情報共有のみならず、テレビ会議システムや、音声通話システムを併用することにより、さらに臨場感ある複数人及び複数箇所による議論を行うことも可能である。
[電子筆記板システムの使用方法及びその表示]
次に、本発明の電子筆記板システム1の実施形態の使用方法及びその表示を、図1及び図2の構成を利用した場合を例として、図1及び図2に加えて、図4乃至図8を用いて説明する。図4は、映像表示部の一例を示す図であり、(a)は入力前の状態を示す図であり、(b)は(a)の状態に文字を記載した状態の図である。図5は、映像表示部の一例を示す図であり、(a)は図4(a)の状態においてグラフィカルユーザーインターフェースを表示した状態の図であり、(b)は(a)の状態に前回の打ち合わせのまとめデータを表示した状態の図である。図6は、映像表示の一例を示す図であり、(a)は図5(b)の状態において2人が同時に書き込みをした状態の図であり、(b)は(a)の状態からさらに書き込みをした状態の図である。図7は、映像表示の一例を示す図であり、(a)は図6(b)の状態にさらに書き込みをし、さらにグラフィカルユーザーインターフェースを表示した状態の図であり、(b)は(a)の状態に地図データを表示した状態の図である。図8は、映像表示の一例を示す図であり、(a)は図7(b)の状態にさらに地図データ上に図形及び文字を重畳させてさらに書き込みをした状態の図であり、(b)は(a)の状態の後、議論が終了した状態の図である。
電子筆記板システム1の使用を開始すると、第1地点端末装置10の映像表示部11及びリアルタイムで議論に参加する他地点端末装置30の表示部に図4(a)のように、何も入力されていない初期画面を表示することが可能である。
他地点端末装置30においては、第2地点端末装置31においては他の映像表示部31aに他の映像投影部31bより何も入力されていない初期画面が投影され、第3地点端末装置32、第4地点端末装置33、第5地点端末装置35及び第6地点端末装置36においてはディスプレイに初期画面が表示される。
尚、電子筆記板システム1の使用にあたって、電子筆記板情報に対してはID及びパスワード等により、アクセス管理がなされており(図示せず)、電子筆記板システム1の新規使用であれば、前述の通り、何も入力されていない初期画面が投影、表示される。
また、第1地点端末装置10において、電子筆記板システム1の開始時に既存ID等を指定することにより、前回の議論の続きから開始することも可能である。他地点端末装置30も第1地点端末装置10と同様であり、第1地点端末装置10との共通ID等を指定することで、第1地点端末装置10と同じ電子掲示板情報を共有することが可能となる。
次に、例えば、第1地点において、電子筆記板への書き込みを希望する者は、その指やスタイラスを用いて映像表示部に触れるようにして文字や図形を記載する。図4(a)においては、第1地点の映像表示部11に対して筆記者の指51により映像表示部11に触れて手書き入力を行い、文字の軌跡をそのまま表示することにより、図4(b)に示すように筆記された文字が映像表示部11及び他地点端末装置30に表示される。
この際、筆記者による手書き入力により、入力内容が入力検知部15から情報共有サーバ20に送信され、制御部21が入力内容に基づき電子筆記板情報を更新して、電子筆記板情報蓄積部22において電子筆記板情報DB22aに更新された電子筆記板情報を蓄積・記憶するとともに、制御部21により、入力内容としての筆記された文字が映像表示部11及び他地点端末装置30に表示されて映像に反映される。
また、他地点端末装置30から書き込みがあった場合においては、その入力内容が他地点端末装置30から情報共有サーバ20に送信され、制御部21が入力内容に基づき電子筆記板情報を更新して、電子筆記板情報蓄積部22において電子筆記板情報DB22aに更新された電子筆記板情報を蓄積・記憶するとともに、制御部21により、入力内容としての他地点端末装置30により書き込まれた内容が映像表示部11及び他地点端末装置30に表示されて映像に反映される。
次に、図4(b)の状態において、映像表示部の右側上部で例えば、筆記者が2回、同じ個所で映像表示部11を短い間隔で触れると、図5(a)に示すように、グラフィカルユーザーインターフェース55(GUI)が表示される。尚、GUIは全て図形アイコンとするような場合も想定される。
この場合、例えば、GUI55の一つである「資料の表示」を選択することにより、所望の資料を選択する画面(図示せず)をさらに表示して、図5(b)に示すように、例えば、前回の打ち合わせの結果のまとめのテキストデータ55aを表示するようなことも可能である。また、GUIの「資料の表示」ではなく、「タッチキーボード」の表示により、映像表示部11にタッチキーボードを表示させて、テキストの文字を入力して、前回のまとめのテキストデータ55aを表示させることも可能である。
また、映像表示部11に対して複数人が同時に手書き入力することも可能であり(マルチタッチ)、例えば、図5(b)の状態において、映像表示部11の左右中央上部において第1の筆記者の指51により、左側上部において第2の筆記者のスタイラス52により、同時に複数人による手書き入力が行われ、その結果、図6(a)のように、第1の筆記者により筆記された文字56及び第2の筆記者により筆記された文字57が表示される。
この複数人による同時入力は、場所を異にして、例えば、第1地点端末10と他地点端末装置30の両者や、複数の他地点端末装置30からの同時複数入力も想定される。
次に、図6(b)は、さらに筆記された文字53が表示されている。また、その次に、他地点端末装置30においても、同じ電子筆記板情報が表示されているため、例えば、第2地点端末装置31の他の映像表示部31aに対する直接の手書き入力により、図7(a)に示すように、他の入力検知部31cを介して、他地点端末装置から筆記された文字として第3の筆記者により筆記された文字58が映像表示部11の上下中段に表示される。もちろん、第2地点端末装置31のみならず、第3地点端末装置32、第4地点端末装置33、第5地点端末装置35及び第6地点端末装置36からの入力であってもよい。
また、その後、図7(a)に示すように、映像表示部11の左側下部において、GUI55を表示させ、「資料の表示」を選択して、図7(b)に示すように、地図データ55bを表示することも可能である。もちろん、他地点端末装置30からの入力として、地図データ55bを表示させることも可能である。
また、その後、地図データ55bを表示したまま、その表示に重畳させて文字や、図形を入力することも可能であり、図8(a)においては、地図データに重畳して筆記された文字及び図形59が表示されている。
図8(b)は議論が終了した状態の図の一例であり、最終的に議論が終了すると、これまで逐次蓄積されてきた議論の経過とともに、最終(最新)の電子筆記板情報が情報共有サーバ20の電子筆記板情報蓄積部22において蓄積・記憶される。
これにより、他地点端末装置30において、第1地点端末装置10との共通ID等を用いることにより、議論終了後、または議論への途中参加でも、それまでの経過や、議論の結果を確認して、適宜、必要な情報を電子筆記板情報に書き込む事も可能である。もちろん、第1地点端末装置10において、既存ID等を用いて、後に電子筆記板情報を所望の時期から確認して、また、必要な情報を書き込む事も可能である。
即ち、情報共有サーバ20に逐次蓄積された電子筆記板情報については、所望の時期に所望のタイミング(時点)から内容を確認し、また、書き込みを行うことが可能であり、時と場所に捕らわれることなく議論の内容を把握して情報共有を図ることが可能となる。この場合、電子筆記板情報に関連付けられて、共に電子筆記板情報蓄積部22に蓄積・記憶された時間情報をキーとして検索を行ったり、資料名称、テキストデータ内のキーワードを用いて検索を行い、所望のタイミングから議論の内容を確認可能である。
また、情報共有サーバ20に逐次蓄積された電子筆記板情報については、電子筆記板情報について、所望の時期に所望のタイミング(時期)から、時系列順に電子筆記板情報の変化に沿って表示してその議論の経過を確認することが可能であり、議論の経過を知ることにより、議論の雰囲気等をより明確に把握して情報共有を深めることが可能である。
[第1地点端末装置の変形例]
図9及び図10を用いて第1地点端末装置の変形例を説明する。図9は、図1の映像投影部及び入力検知部の変形例を示す機能ブロック図である。図10は、図9の映像投影部及び入力検知部の一例を示す図であり、映像投影部及び入力検知部を壁面に配置した図である。これまで説明した電子筆記板システムの実施形態と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
これまで説明した実施形態においては、図1乃至図3に示すように、第1地点端末装置10において、映像投影部12たるプロジェクタは、一台により電子筆記板情報に係る映像を映像表示部11に表示したものの、変形例の第1地点端末装置16においては、映像投影部18は、複数台のプロジェクタにより構成される。
即ち、図9及び図10に示すように、映像投影部18は、例えば、第1の映像投影部18a、第2の映像投影部18b、第3の映像投影部18cというように3台のプロジェクタにより構成される。この3台設置されたプロジェクタにより映像投影部18を構成して、この3台のプロジェクタにより投影される各々の映像の組み合わせによって、一つの電子筆記板情報に係る映像として作用する。
図10においては、オフィス等の壁面7において、3台のプロジェクタ(第1の映像投影部18a、第2の映像投影部18b、第3の映像投影部18c)が横方向に配されており、映像表示部17は、第1の映像投影部18aによって投影される第1の映像表示部17a、第2の映像投影部18bによって投影される第1の映像表示部17b、第3の映像投影部18cによって投影される第3の映像表示部17cによって一つの映像表示部17として作用する。
これにより、プロジェクタの設置台数を自在に増やすことにより、大型の映像表示部17を容易に用意することができ、より大人数での議論及び情報共有を可能とするものである。
また、これに応じて入力検知部19も、例えば、第1の映像表示部17aに対する入力を検知する第1の入力検知部19a、第2の映像表示部17bに対する入力を検知する第2の入力検知部19b、第3の映像表示部17cに対する入力を検知する第3の入力検知部19cによって一つの入力検知部19として作用させることも可能である。
また、他地点端末装置30において、図1の第2地点端末装置31同様に、他の映像表示部31a、他の映像投影部31b、他の入力検知部31cにより他地点端末装置30を構成する場合においても、この変形例同様に、他の映像投影部を複数台設置し、この複数台の他の映像投影部により投影される各々の映像の組み合わせによって一つの電子筆記板情報に係る映像とすることも可能である。また、他の入力検知部も必要に応じて増設を行う。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
また、図1及び図9の機能ブロック図に示した機能ブロックは、本発明の電子筆記板システムの機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態を制限しない。即ち、図中の機能ブロックに対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、さらには、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
1 電子筆記板システム
3 通信ネットワーク
5 インターネット
7 壁面
8 テーブル
10 第1地点端末装置
11 映像表示部
12 映像投影部
12a 固定部
12b 支持椀部
12c 本体部
12d レンズ部
15 入力検知部
15a センサ部
16 第1地点端末装置(変形例)
17 映像表示部(変形例)
17a 第1の映像表示部
17b 第2の映像表示部
17c 第3の映像表示部
18 映像投影部(変形例)
18a 第1の映像投影部
18b 第2の映像投影部
18c 第3の映像投影部
19 入力検知部(変形例)
19a 第1の入力検知部
19b 第2の入力検知部
19c 第3の入力検知部
20 情報共有サーバ
21 制御部
22 電子筆記板情報蓄積部
22a 電子筆記板情報DB
30 他地点端末装置
31 第2地点端末装置
31a 他の映像表示部
31b 他の映像投影部
31c 他の入力検知部
32 第3地点端末装置(タブレットPC)
33 第4地点端末装置(スマートフォン)
35 第5地点端末装置(デスクトップPC)
36 第6地点端末装置(ノートPC)
51 筆記者の指(第1の筆記者の指)
52 第2の筆記者のスタイラス
53 筆記された文字
55 グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)
55a テキストデータ
55b 地図データ
56 第1の筆記者により筆記された文字
57 第2の筆記者により筆記された文字
58 第3の筆記者により筆記された文字(他地点端末装置から筆記された文字)
59 地図データに重畳して筆記された文字及び図形

Claims (8)

  1. 複数地点からの書き込みを可能とする電子筆記板システムであって、
    第1地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなる映像表示部と、
    当該映像表示部に対して映像を投影可能な映像投影部と、
    前記映像表示部に対する手書き入力の内容を検知する入力検知部と、
    前記映像投影部及び前記入力検知部を制御し、前記入力検知部からの入力結果を電子筆記板情報として蓄積し、当該電子筆記板情報を前記映像に反映して前記映像投影部に出力する情報共有サーバと、
    通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続され、前記電子筆記板情報を表示し、当該電子筆記板情報に入力可能な単数又は複数の他地点端末装置を備え、
    前記入力検知部は、前記映像表示部に対して複数人によって同時に行われる手書き入力の内容を検知可能であり、
    前記情報共有サーバは、前記他地点端末装置からの入力結果を前記電子筆記板情報に蓄積して、前記映像に反映させることを特徴とする電子筆記板システム。
  2. 前記他地点端末装置は、他地点を構成する所定の空間における既存の平面部からなる他の映像表示部と、当該他の映像表示部に対して前記電子筆記板情報に係る映像を投影可能な他の映像投影部と、前記他の映像表示部に対する手書き入力の内容を検知する他の入力検知部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子筆記板システム。
  3. 前記他地点端末装置は、ディスプレイを備え、前記電子筆記板情報を表示可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子筆記板システム。
  4. 前記情報共有サーバは、前記電子筆記板情報の変化を蓄積する電子筆記板情報蓄積部を備え、前記他地点端末装置は、前記通信ネットワークを介して前記電子筆記板情報蓄積部より前記電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に所望のタイミングの前記電子筆記板情報を表示し、当該電子筆記板情報に書き込み可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の電子筆記板システム。
  5. 前記電子筆記板情報蓄積部は、前記電子筆記板情報を時刻情報とともに蓄積し、前記他地点端末装置は、前記通信ネットワークを介して前記電子筆記板情報蓄積部より前記電子筆記板情報を読み出して、所望の時期に前記電子筆記板情報について、所望のタイミングから時系列順に当該電子筆記板情報の変化に沿って表示して確認することが可能であることを特徴とする請求項4に記載の電子筆記板システム。
  6. 前記手書き入力は、手書きした点及び線の軌跡を表示するのみならず、手書き入力により、グラフィカルユーザーインターフェースを介して所望の情報を読み出して表示可能であり、
    当該所望の情報は、前記電子筆記板情報として前記情報共有サーバに蓄積されて前記映像に反映され、手書きした前記軌跡及び/又は他の所望の情報に対して重畳して表示可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち、いずれか1に記載の電子筆記板システム。
  7. 前記映像投影部は、複数台設置され、当該複数の映像投影部により投影される各々の映像の組み合わせによって一つの前記電子筆記板情報に係る映像として作用することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の電子筆記板システム。
  8. 前記平面部は、前記所定の空間における既存の設備である壁面、床面、机、テーブル、ホワイトボード、黒板又はスクリーンであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載の電子筆記板システム。
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