JP2019009723A - 加入者線端局装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である加入者線端局装置を提供する。【解決手段】加入者線端局装置は、自装置と加入者線終端装置との間の光線路において光線路断が発生したか否かを判定する判定部と、光線路断が発生したと判定された場合、自装置から加入者線終端装置への光信号のパワーを低下させる制御部とを備える。制御部は、光線路断が発生したと判定された場合、光信号の出力を停止してもよい。【選択図】図1
Description
本発明は、加入者線端局装置に関する。
近年におけるインターネットの急速な普及に伴い、事業経費(OPEX: operating expense)及び設備投資(CAPEX: capital expenditure)に貢献する経済化と大容量化とが、光アクセスシステムに要求されている。経済化及び大容量化の要求を満たす光アクセスシステムとして、PON(Passive Optical Network)が研究されている。
PONでは、加入者線端局装置(Optical Line Terminal)(以下「OLT」という。)と複数の加入者線終端装置(Optical Network Unit)(以下「ONU」という。)との間の複数の光線路(伝送路)が、光受動素子によって単一の光線路に集線される。PONは、複数のONUが単一の光線路を共有するので、経済的な光アクセスシステムである。
経済的な光アクセスシステムであるPONとして、GE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)-PON)がある。GE−PONでは、最大32台のONUが、1Gbps級の回線容量を時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)によって共有する。これにより、ユーザにとって現実的な料金で提供可能なFTTHサービスが、急速に普及してきた。
更なる大容量化のニーズに対応可能な次世代の光アクセスシステムとして、10Gbps級の10G−EPONが研究されている。IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc)は、10G−EPONの標準化を2009年に完了した。10G−EPONは、光信号の送受信のビットレートが高い。このため、10G−EPONは、10G−EPONと既存のGE−PONとが光線路を共有した場合でも、大容量化が実現可能である(非特許文献1参照)。
データ通信向けサービスのほかに、映像配信用の光アクセスシステムが開発されている。世界各国の事業者は、インターネットなどのデータ通信と、電話等の音声通信と、テレビ番組等の映像配信とを、トリプルプレイサービスとして提供している。
図5は、光アクセスシステムの構成の第1例を示す図である。図5では、光アクセスシステムは、GE−OLTと、映像配信−OLTと、GE−ONUと、映像用−ONUと、多重部とを備える。GE−ONUは、GE−PONのサービスの提供を受けるONUである。GE−OLTは、GE−PONのサービスをGE−ONUに提供するOLTである。映像用−ONUは、映像配信サービスの提供を受けるONUである。映像配信−OLTは、映像配信サービスを映像用−ONUに提供するOLTである。
Y. Sakaue, K. Taguchi, K. Hara, T. Shitaba, T. Taniguchi, S. Nishihara, K. Asaka, K.-I. Suzuki, and A. Otaka, "Demonstration of NG-PON2 Coexisting with Other Systems on Same ODN by Using WDM filter with Low Power Penalty of under 1.0 dB", ECOC 2016,pp.923-925,2016.
ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)は、更に大容量な光アクセスシステムとして研究が進められているTWDM(Time and Division Multiplexing)−PONの標準化を完了した。ITU−Tは、既存の光アクセスシステムであるGE−PON及び映像配信システムと共存することができるように、10G−EPON及びTWDM−PONを標準化した。
また、モバイル基地局の収容等に対応できる大容量化のTWDM−PONへの適用と、4K/8K等の高精細映像に対応可能な次世代の映像配信システムへの適用とに向けた検討が、光アクセスサービスの更なる利便性向上の観点から進められている。
図6は、光アクセスシステムの構成の第2例を示す図である。10G−EPON及びTWDM−PON等の新規の光アクセスシステムと映像配信システム等の既存の光アクセスシステムとを共存させるため、作業者は、一時的に光線路断させた既存の光アクセスシステムに新規の光アクセスシステムを追加する場合がある。
しかしながら、既存の光アクセスシステムの光信号のパワーは高出力である。このため、光アクセスシステムの光信号のパワーの合計は、光線路断の作業等を行う作業者の目を保護する観点から定められた光信号のパワーの規格値(以下、「アイセーフの閾値」という。)を超えてしまうことがあった。
上記事情に鑑み、本発明は、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である加入者線端局装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、自装置と加入者線終端装置との間の光線路において光線路断が発生したか否かを判定する判定部と、光線路断が発生したと判定された場合、自装置から加入者線終端装置への光信号のパワーを低下させる制御部とを備える加入者線端局装置である。
本発明の一態様は、上記の加入者線端局装置であって、制御部は、光線路断が発生したと判定された場合、光信号の出力を停止する。
本発明の一態様は、上記の加入者線端局装置であって、判定部は、光線路断の発生箇所から自装置に戻った光信号のパワーに基づいて、光線路断が発生したか否かを判定する。
本発明の一態様は、上記の加入者線端局装置であって、判定部は、予め定められた時間幅のタイミングで複数のONUの認証が解除された場合、光線路断が発生したと判定する。
本発明の一態様は、上記の加入者線端局装置であって、制御部は、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーがアイセーフの閾値以下となる光信号のパワーの低下量に基づいて、光信号のパワーを低下させる。
本発明により、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、OLT1aの構成の例を示す図である。以下、OLTからONUへの向きを「下り」という。以下、ONUからOLTへの向きを「上り」という。OLT1aは、光パワースプリッタ等の光受動素子と光ファイバとを有する光線路を介して、光アクセスシステムのONUに下りの光信号を出力するOLTである。OLT1aは、OLT1aが10G−EPONのOLT(10G−OLT)である場合、10G−ONUに下りの光信号を出力する。OLT1aは、OLT1aがTWDM−PONのOLT(TWDM−OLT)である場合、TWDM−ONUに下りの光信号を出力する。
(第1実施形態)
図1は、OLT1aの構成の例を示す図である。以下、OLTからONUへの向きを「下り」という。以下、ONUからOLTへの向きを「上り」という。OLT1aは、光パワースプリッタ等の光受動素子と光ファイバとを有する光線路を介して、光アクセスシステムのONUに下りの光信号を出力するOLTである。OLT1aは、OLT1aが10G−EPONのOLT(10G−OLT)である場合、10G−ONUに下りの光信号を出力する。OLT1aは、OLT1aがTWDM−PONのOLT(TWDM−OLT)である場合、TWDM−ONUに下りの光信号を出力する。
10G−EPON及びTWDM−PON等の新規の光アクセスシステムと映像配信システム等の既存の光アクセスシステムとを共存させるため、作業者は、一時的に光線路断させた既存の光アクセスシステムに新規の光アクセスシステムを追加する場合がある。
OLT1aは、複数のシステムが共存する光アクセスシステムの光線路断を検出した場合、光アクセスシステムにおける光信号のパワーの合計がアイセーフの閾値以下となるように、OLT1aの下りの光信号のパワーを低下させる。例えば、OLT1aは、複数のシステムが共存する光アクセスシステムの光線路断を検出した場合、OLT1aの下りの光信号の出力を減衰させる。例えば、OLT1aは、光アクセスシステムの光線路断を検出した場合、OLT1aの下りの光信号の出力を停止する。すなわち、OLT1aは、光アクセスシステムの光線路断を検出した場合、OLT1aの下りの光信号を遮断する。
OLT1aは、情報保持部10と、制御部11と、光送受信部12とを備える。光送受信部12は、光合分波部120と、光受信部121と、電流電圧変換部122と、等化増幅部123と、光送信部駆動部124と、光送信部125と、反射光分岐部126と、反射光監視部127と、反射光判定部128とを備える。
情報保持部10は、ONUの情報を保持する記憶部である。情報保持部10は、ONUの情報として、例えばONUの識別子を保持する。ONUの識別子は、特定の種類の識別子に限定されないが、例えば、MACアドレス(Media Access Control address)、IPアドレス(Internet Protocol address)である。情報保持部10は、ONUの情報として、制御部11によって認証されたONUの識別子を、ONUの登録情報として保持してもよい。情報保持部10は、制御部11によって認証が解除されたONUの識別子を、情報保持部10から消去してもよい。
制御部11は、上りの光信号を等化増幅部123から取得する。制御部11は、ONUの情報を情報保持部10から取得する。制御部11は、ONUの情報に基づいてONUを認証する。制御部11は、制御部11によって認証されたONUのうちから、下りの光信号の送信先となるONUを決定する。制御部11は、光送信部駆動部124の出力を制御することによって、送信先のONUに下りの光信号を出力する。下りの光信号は、送信先のONUを表す識別子を含んでもよい。
制御部11は、OLT1aとONUとの間の光線路において光線路断が発生したことを表す警報信号を、反射光判定部128から受信する。制御部11は、警報信号を反射光判定部128から受信した場合、光送信部駆動部124の出力電圧を低下させる。すなわち、制御部11は、光アクセスシステムのOLT1aとONUとの通信が確立されている状況で、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、光送信部駆動部124の出力電圧を低下させる。制御部11は、光送信部駆動部124の出力電圧を低下させることによって、光信号のパワーを低下させる。制御部11は、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーがアイセーフの閾値以下となる光信号のパワーの低下量に基づいて、光信号のパワーを低下させる。なお、アイセーフの閾値は、予め定められる。光送信部駆動部124の光信号のパワーの低下量は、アイセーフの閾値に基づいて予め定められる。
制御部11は、警報信号を反射光判定部128から受信した場合、光送信部駆動部124の出力を停止してもよい。制御部11は、光送信部駆動部124の出力を停止することによって、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることができる。
光送受信部12は、OLT1aが10G−OLTである場合、上りの光信号を10G−ONUから受信する。光送受信部12は、OLT1aがTWDM−OLTである場合、上りの光信号をTWDM−ONUから受信する。光送受信部12は、OLT1aが10G−OLTである場合、下りの光信号を10G−ONUに出力する。光送受信部12は、OLT1aがTWDM−OLTである場合、下りの光信号をTWDM−ONUに出力する。
光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、光線路断の発生箇所からOLT1aに下りの光信号の一部が反射光として戻る。光送受信部12は、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、下りの光信号の反射光を受信する。
光合分波部120は、光線路を介して、上りの光信号を各ONUから受信する。光合分波部120は、光フィルタを有する。光合分波部120は、光受信部121及び反射光分岐部126に、上りの光信号を分波して出力する。光合分波部120は、下りの光信号を反射光分岐部126から受信する。光合分波部120は、光線路を介して、下りの光信号を各ONUに出力する。
光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、光線路断の発生箇所から光合分波部120に下りの光信号の一部が反射光として戻る。光合分波部120は、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、下りの光信号の反射光を受信する。光合分波部120は、光受信部121及び反射光分岐部126に、下りの光信号の反射光を分波して出力する。
光受信部121は、光電変換素子を有する。光受信部121は、上りの光信号を光合分波部120から受信する。光受信部121は、上りの光信号のパワーに応じた電流の電気信号を生成する。光受信部121は、生成された電気信号を電流電圧変換部122に出力する。
電流電圧変換部122は、光受信部121から出力された電気信号の電流に応じた電圧の電気信号を生成する。電流電圧変換部122は、電流電圧変換部122によって生成された電気信号を、等化増幅部123に出力する。
等化増幅部123は、上りの光信号に生じた信号歪みに応じて電気信号に生じた信号歪みを、等化処理によって補正する。これによって、等化増幅部123は、光線路において上りの光信号に生じた信号歪みを補正することができる。等化増幅部123は、等化処理された電気信号を制御部11に出力する。
光送信部駆動部124は、制御部11によって定められた出力に応じて、光送信部125を駆動する。光送信部125は、半導体レーザ等のデバイスを有する。光送信部125は、光送信部駆動部124による駆動に応じて、下りの光信号を反射光分岐部126に出力する。すなわち、光送信部125は、光送信部駆動部124が出力した電圧に応じたパワーの下りの光信号を、反射光分岐部126に出力する。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力電圧が低下した場合、下りの光信号のパワーを低下させる。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が停止した場合、下りの光信号の出力を停止する。
反射光分岐部126は、光フィルタを有する。反射光分岐部126は、光送信部125が送信した下りの光信号を、光合分波部120に出力する。反射光分岐部126の光フィルタは、下りの光信号の反射光を反射する帯域特性を有する。反射光分岐部126は、光合分波部120の光フィルタが反射した反射光を、反射光監視部127に出力する。反射光分岐部126の光信号のパワーの分岐比は、非対称でもよい。すなわち、反射光分岐部126の光送信部125側のポートは、反射光分岐部126の反射光監視部127側のポートと比較して、挿入損失が低いポートでもよい。これによって、反射光分岐部126は、下りの光信号への反射光による挿入損失を抑えることができる。
反射光監視部127は、下りの光信号の反射光を反射光分岐部126から受信した場合、OLT1aに戻った光信号である下りの反射光のパワーを検出する。反射光監視部127は、検出された反射光のパワーに応じて、電気信号を生成する。反射光監視部127は、生成された電気信号がデジタル信号である場合、検出された反射光のパワーを表す情報を電気信号に含める。反射光監視部127は、生成された電気信号がアナログ信号である場合、検出された反射光のパワーに応じて電気信号の電圧を変化させる。反射光監視部127は、生成された電気信号を反射光判定部128に出力する。
反射光判定部128は、電気信号を反射光監視部127から取得する。反射光判定部128は、光線路断の発生箇所からOLT1aに戻った光信号(反射光)のパワーに基づいて、光線路断が発生したか否かを判定する。例えば、反射光判定部128は、電気信号が表す反射光のパワーと閾値とを比較する。反射光判定部128は、電気信号が表す反射光のパワーが閾値以上である場合、下りの光信号の反射光が受信されたと判定する。すなわち、反射光判定部128は、電気信号が表す反射光のパワーが閾値以上である場合、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生したと判定する。反射光監視部127は、下りの光信号の反射光が受信されたと反射光判定部128が判定した場合、OLT1aとONUとの間の光線路において光線路断が発生したことを表す警報信号を、制御部11に出力する。
以上のように、第1実施形態のOLT1aは、反射光判定部128と、制御部11とを備える。反射光判定部128は、OLT1aとONUとの間の光線路において光線路断が発生したか否かを判定する。制御部11は、光線路断が発生したと判定された場合、OLT1aからONUへの光信号のパワーを低下させる。これによって、第1実施形態のOLT1aは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である。例えば、第1実施形態のOLT1aは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、光送受信部12が反射光監視部及び反射光判定部を光受信部121の側に備える点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
第2実施形態では、光送受信部12が反射光監視部及び反射光判定部を光受信部121の側に備える点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図2は、OLT1bの構成の例を示す図である。OLT1bは、情報保持部10と、制御部11と、光送受信部12とを備える。光送受信部12は、光合分波部120と、光受信部121と、電流電圧変換部122と、等化増幅部123と、光送信部駆動部124と、光送信部125と、反射光監視部129と、反射光判定部130とを備える。
光合分波部120は、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生した場合、下りの光信号の反射光を受信する。光合分波部120は、光受信部121及び反射光分岐部126に、下りの光信号の反射光を分波して出力する。光合分波部120の光フィルタは、下りの光信号の反射光を光受信部121に透過する帯域特性を有する。これによって、光合分波部120は、下りの光信号の反射光を光受信部121に出力することができる。
下りの光信号の反射光は、光受信部121における上りの光信号に干渉する。このため、下りの光信号の反射光が受信された場合、光受信部121における上りの光信号の受信特性は劣化する。反射光監視部129は、上りの光信号の受信特性の劣化の度合いを検出する。反射光監視部129は、上りの光信号の受信特性の劣化の度合いを表す値を、反射光判定部130に出力する。
反射光判定部130は、光受信部121における上りの光信号の受信特性の劣化の度合いを表す値に基づいて、下りの光信号の反射光が受信されたか否かを判定する。すなわち、反射光判定部130は、光受信部121における上りの光信号の受信特性の劣化の度合いを表す値が閾値以上である場合、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生したと判定する。反射光判定部130は、下りの光信号の反射光が受信されたと反射光判定部130が判定した場合、警報信号を制御部11に出力する。
制御部11は、警報信号を反射光判定部130から受信した場合、光送信部駆動部124の出力電圧を低下させる。制御部11は、警報信号を反射光判定部130から受信した場合、光送信部駆動部124の出力を停止してもよい。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が低下した場合、下りの光信号のパワーを低下させる。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が停止した場合、下りの光信号の出力を停止する。
以上のように、第2実施形態の反射光判定部130は、光受信部121における上りの光信号の受信特性の劣化の度合いを表す値が閾値以上である場合、光アクセスシステムの光線路において光線路断が発生したと判定する。これによって、第2実施形態のOLT1bは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である。例えば、第2実施形態のOLT1bは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、OLTが反射光監視部及び反射光判定部の代わりに線路断判定部を備える点が、第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
第3実施形態では、OLTが反射光監視部及び反射光判定部の代わりに線路断判定部を備える点が、第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
図3は、OLT1cの構成の例を示す図である。OLT1cは、情報保持部10と、制御部11と、光送受信部12と、線路断判定部13とを備える。光送受信部12は、光合分波部120と、光受信部121と、電流電圧変換部122と、等化増幅部123と、光送信部駆動部124と、光送信部125とを備える。
線路断判定部13は、情報保持部10にアクセスし、認証されたONUの識別子(登録情報)を参照する。光線路断が発生した光線路の分岐に接続されていた複数のONUは、光線路において光線路断が発生したタイミングで、通信リンクが遮断(リンク断)される。したがって、光線路において光線路断が発生した場合、制御部11は、ほぼ同じタイミングで複数のONUの認証を解除する。ほぼ同じタイミングの時間幅は、予め定められる。制御部11が複数のONUの認証をほぼ同じタイミングで解除する確率は極めて低い。このため、線路断判定部13は、制御部11が複数のONUの認証をほぼ同じタイミングで解除した場合、光線路において光線路断が発生したと判定する。線路断判定部13は、光線路において光線路断が発生したと線路断判定部13が判定した場合、警報信号を制御部11に出力する。
制御部11は、警報信号を線路断判定部13から受信した場合、光送信部駆動部124の出力を停止する。制御部11は、光送信部駆動部124の出力を停止することによって、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることができる。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が停止した場合、下りの光信号の出力を停止する。
以上のように、第3実施形態の線路断判定部13は、予め定められた時間幅のタイミングで複数のONUの認証が解除された場合、光線路断が発生したと判定する。これによって、第3実施形態のOLT1cは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である。例えば、第3実施形態のOLT1cは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることが可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態では、OLTが光パワー参照部を備える点が、第3実施形態と相違する。第4実施形態では、第3実施形態との相違点についてのみ説明する。
第4実施形態では、OLTが光パワー参照部を備える点が、第3実施形態と相違する。第4実施形態では、第3実施形態との相違点についてのみ説明する。
図4は、OLT1dの構成の例を示す図である。OLT1dは、情報保持部10と、制御部11と、光送受信部12と、線路断判定部13と、光パワー参照部14とを備える。光送受信部12は、光合分波部120と、光受信部121と、電流電圧変換部122と、等化増幅部123と、光送信部駆動部124と、光送信部125とを備える。
光パワー参照部14は、データテーブルを保持する記憶部である。データテーブルでは、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーと、アイセーフの閾値とが対応付けられている。データテーブルでは、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーの低減量と、アイセーフの閾値とが対応付けられていてもよい。
線路断判定部13は、情報保持部10にアクセスし、認証されたONUの識別子(登録情報)を参照する。線路断判定部13は、制御部11が複数のONUの認証をほぼ同じタイミングで解除した場合、光線路において光線路断が発生したと判定する。
線路断判定部13は、光線路において光線路断が発生したと線路断判定部13が判定した場合、光パワー参照部14に保持されているデータテーブルを参照し、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーを決定する。すなわち、線路断判定部13は、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーの低減量を決定する。線路断判定部13は、アイセーフの閾値を外部から取得する。線路断判定部13は、アイセーフの閾値に対応付けられた光信号のパワーを、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーと決定する。
制御部11は、警報信号を線路断判定部13から受信した場合、光送信部駆動部124の出力電圧を低下させる。制御部11は、警報信号を反射光判定部130から受信した場合、光送信部駆動部124の出力を停止してもよい。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が低下した場合、下りの光信号のパワーを低下させる。光送信部125は、光送信部駆動部124の出力が停止した場合、下りの光信号の出力を停止する。
以上のように、第4実施形態の光パワー参照部14は、下りの光信号のパワーとアイセーフの閾値とが対応付けられているデータテーブルを保持する。線路断判定部13は、アイセーフの閾値に対応付けられた光信号のパワーを、光送信部125が出力する下りの光信号のパワーと決定する。これによって、第4実施形態のOLT1dは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーを弱くすることが可能である。例えば、第4実施形態のOLT1dは、光線路断の発生箇所から放射される光信号のパワーをアイセーフの閾値以下にすることが可能である。
上述した実施形態におけるOLT、ONUの少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、加入者線端局装置、通信システムに適用可能である。
1a〜1d…OLT、10…情報保持部、11…制御部、12…光送受信部、13…線路断判定部、14…光パワー参照部、120…光合分波部、121…光受信部、122…電流電圧変換部、123…等化増幅部、124…光送信部駆動部、125…光送信部、126…反射光分岐部、127…反射光監視部、128…反射光判定部、129…反射光監視部、130…反射光判定部
Claims (5)
- 自装置と加入者線終端装置との間の光線路において光線路断が発生したか否かを判定する判定部と、
光線路断が発生したと判定された場合、自装置から前記加入者線終端装置への光信号のパワーを低下させる制御部と
を備える加入者線端局装置。 - 前記制御部は、光線路断が発生したと判定された場合、前記光信号の出力を停止する、請求項1に記載の加入者線端局装置。
- 前記判定部は、光線路断の発生箇所から自装置に戻った前記光信号のパワーに基づいて、光線路断が発生したか否かを判定する、請求項1又は請求項2に記載の加入者線端局装置。
- 前記判定部は、予め定められた時間幅のタイミングで複数のONUの認証が解除された場合、光線路断が発生したと判定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の加入者線端局装置。
- 前記制御部は、光線路断の発生箇所から放射される前記光信号のパワーがアイセーフの閾値以下となる前記光信号のパワーの低下量に基づいて、前記光信号のパワーを低下させる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の加入者線端局装置。
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- 2017-06-28 JP JP2017126337A patent/JP2019009723A/ja active Pending
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