JP2019008529A - 記録サーバ、記録方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】有価証券の取引に対する振り返りを容易に行うことができるようにするために、有価証券の取引に関する投資家自身の行動を記録して参照可能とする技術を提供すること。【解決手段】ユーザが利用する端末と通信する記録サーバ(10)であって、ユーザから入力されたメッセージを解釈することでユーザの行動内容を認識し、認識したユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部(105)に記録する言語処理部(101)と、行動履歴記憶部から、ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して端末に出力する出力部(102)と、を有する記録サーバ(10)を提供する。【選択図】図8

Description

本発明は、ユーザの行動内容を記録する記録サーバ、記録方法及びプログラムに関する。
現在、有価証券の取引を行う場合、投資家は、口座を開設した証券会社のWebサイトにアクセスして銘柄を指定することで、オンラインで取引を行うことができる。なお、有価証券取引に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
特開2014−182701
投資家によっては、自身が行った取引内容やその銘柄に関連したニュースなどを手帳等に手作業で記録することで、各銘柄について自分がどのような取引を行ってきたのかを将来振り返ることができるようにしている。しかしながら、投資家は同時に複数の銘柄について取引を行うことが多いことから、銘柄ごとに自分が行った取引等を手作業で記録していくことは非常に手間である。
そこで、本発明は、有価証券の取引に対する振り返りを容易に行うことができるようにするために、有価証券の取引に関する投資家自身の行動を記録して参照可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る記録サーバは、ユーザが利用する端末と通信する記録サーバであって、ユーザから入力されたメッセージを解釈することでユーザの行動内容を認識し、認識したユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録する言語処理部と、行動履歴記憶部から、ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して端末に出力する出力部と、を有する。
本発明の一態様に係る記録方法は、ユーザが利用する端末と通信する記録サーバが実行する記録方法であって、ユーザから入力されたメッセージを解釈することでユーザの行動内容を認識し、認識したユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録するステップと、行動履歴記憶部から、ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して端末に出力するステップと、を有する。
本発明の一態様に係るプログラムは、ユーザが利用する端末と通信するコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザから入力されたメッセージを解釈することでユーザの行動内容を認識し、認識したユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録するステップと、行動履歴記憶部から、ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して端末に出力するステップと、を有する。
本発明によれば、有価証券の取引に対する振り返りを容易に行うことができるようにするために、有価証券の取引に関する投資家自身の行動を記録して参照可能とする技術を提供することができる。
本実施形態に係る投資行動記録システムの一例を示す図である。 本実施形態に係る記録サーバの機能構成の一例を示す図である。 行動履歴DB及び銘柄DBの一例を示す図である。 本実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。 会話例を示す図である。 会話例を示す図である。 会話例を示す図である。 株式投資に関するユーザの行動等を時系列で表示する際の表示例を示す図である。 株式投資に関するユーザの行動等をグラフ形式で表示する際の表示例を示す図である。 各銘柄の購入目的を一覧表示する際の表示例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。以下の説明において、有価証券取引として株式の取引を例に説明するが、本行動記録システムは、株式の取引に限定されず、有価証券の取引全般を含む、ユーザのあらゆる行動の記録に適用することが可能である。
図1は、本実施形態に係る投資行動記録システムの一例を示す図である。本実施形態に係る投資行動記録システムは、有価証券の取引に関するユーザ(投資家)の投資行動を記録する記録サーバ10と、ユーザが利用する端末20と、株式等の実際の取引を行う取引サーバ30と、外部サーバ40とを有する。図1には外部サーバ40が1つ図示されているが、本投資行動記録システムは複数の外部サーバ40を有していてもよい。
記録サーバ10は、ユーザとの間で自然文での対話を行う対話エンジンを備えており、端末20が備える画面にてユーザから入力されたメッセージを解釈することでユーザの意図を理解し、ユーザの意図に応じた処理(例えば、株式の売買等)を行う。また、記録サーバ10は、ユーザの意図に応じて行った処理を、株式取引に関するユーザの行動として記録しておき、記録したユーザの行動の内容を時系列で端末20に表示させる機能を有する。
また、記録サーバ10は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで株式取引を通してユーザが抱く感情を認識し、認識したユーザの感情を、株式取引に関するユーザの行動と併せて記録しておくと共に、認識したユーザの感情に応じた所定のコンテンツ(例えば株価が下落してユーザが落ち込んでいる場合は、明るい音楽等)を外部サーバ40から取得してユーザに通知する機能を有する。また、記録サーバ10は、ユーザが気になる銘柄として登録を指示した株式銘柄又はユーザが購入した株式銘柄に関するニュース等をユーザに通知する機能等を有する。なお、ユーザが気になる株式銘柄について登録を指示することを、「お気に入り登録」と言う。
記録サーバ10は、プロセッサ、メモリ及び記憶装置を含んで構成される。なお、記録サーバ10は、1つの情報処理装置として実現されていてもよいし、それぞれ独立した複数の情報処理装置として実現されてもよい。また、記録サーバ10は、仮想サーバ又はクラウドサーバを用いて実現されていてもよい。
端末20は、プロセッサ、メモリ及び記憶装置を含んで構成され、ユーザが入力したメッセージと、記録サーバ10から出力されたメッセージとをチャット形式で表示する機能を備えている。端末20としては、主に、スマートフォン又はタブレット端末を想定しているが、これに限定されず、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器、PHSなど、通信機能を備えたあらゆる端末を用いることができる。
端末20及び記録サーバ10は、チャット形式によるメッセージの入出力に代えて、音声によるメッセージの入出力を行うようにしてもよい。例えば、端末20又は記録サーバ10に音声認識機能及び音声合成機能を備えておくことで、ユーザとの間で音声によるメッセージの入出力を実現することができる。また、端末20及び記録サーバ10は、ユーザのジェスチャーや目の動き等によってメッセージの入力を行うようにしてもよい。
取引サーバ30は、株式等の実際の取引を行うサーバであり、証券口座の管理、お気に入り登録銘柄の管理、及び、実際の株式の売買等を行うサーバである。
外部サーバ40は、第3者により提供されるサーバを想定しており、例えば、企業のIR(Investor Relations)情報等を提供するWebサーバ、株式市場等に関する各種のニュースを配信するサーバ、音楽、動画、ゲーム、グルメ情報等のコンテンツを提供するサーバである。なお、外部サーバ40は、必ずしも第3者により提供されるサーバではなく、自社で提供するサーバであってもよい。
<機能構成>
図2は、本実施形態に係る記録サーバ10の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る記録サーバ10は、言語処理部101と、出力部102と、情報収集部103と、外部連携部104と、記憶部105とを有する。これらの各機能部は、記録サーバ10のメモリに記憶されたプログラムが、CPUに実行させる処理により実現され得る。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。また、記憶部105は、記録サーバ10が備えるメモリ若しくは記憶装置、又は、記録サーバ10にネットワークで接続された記憶装置等を用いて実現され得る。
言語処理部101は、ユーザとの間で自然文での対話を行う対話エンジン1011を含む。対話エンジン1011は、端末20を介してユーザから入力されたメッセージを解釈し、ユーザの意図に応じた所定の処理を行う機能、ユーザから入力されたメッセージに対する応答メッセージを生成して端末20に送信する機能、ユーザに通知すべき情報を含むメッセージを生成して端末20に送信する機能を有する。また、言語処理部101は、音声を認識して文字列に変換する機能(音声認識機能)、及び、文字列から音声に変化する機能(音声合成機能)を備えていてもよい。
また、言語処理部101は、履歴記録部1012を含む。対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、株式取引についてのユーザの行動内容を認識し、認識した行動内容を履歴記録部1012に通知する。履歴記録部1012は、対話エンジン1011から通知されたユーザの行動内容を、ユーザの行動内容を記録するデータベース(以下、「行動履歴DB」と言う。)に記録する。より具体的には、履歴記録部1012は、対話エンジン1011から通知されたユーザの行動内容及び日時(行動履歴DBに記録する日時)を示す情報を、行動履歴DBに記録する。
株式取引についてのユーザの行動内容とは、ユーザが気になる株式銘柄をお気に入り登録すること、ユーザが株式の売買を指示すること等である。例えば、ユーザから入力されたメッセージに、「銘柄xxxをお気に入り登録しておいて」という文言が含まれている場合、対話エンジン1011は、銘柄xxxを登録するように取引サーバ30に指示すると共に、銘柄xxxをお気に入り登録したことを、ユーザの行動内容として履歴記録部1012に通知する。また、例えば、ユーザから入力されたメッセージに、「銘柄xxxを100株購入して」という文言が含まれている場合、対話エンジン1011は、銘柄xxxについて100株の購入を取引サーバ30に依頼すると共に、銘柄xxxを100株購入したことを、ユーザの行動内容として履歴記録部1012に通知する。
また、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、株式取引を通じてユーザが抱く感情を認識し、認識したユーザの感情を履歴記録部1012に通知する。履歴記録部1012は、対話エンジン1011から通知されたユーザの感情及び日時(ユーザの感情を行動履歴DBに記録する日時)を行動履歴DBに記録する。
対話エンジン1011は、ユーザの感情として、例えば、“嬉しい”(例えば儲かったと感じた時に抱く感情)、“期待している”(例えば株価上昇を期待している時に抱く感情)、“がっかり”(例えば株価が下落して落ち込んでいる時に抱く感情)及び“我慢”(例えば株価復活又は更なる上昇を期待している時に抱く感情)”の4種類を、株式取引についてのユーザの感情として認識するようにしてもよい。これらの感情はあくまで一例でありこれに限定されるものではない。対話エンジン1011は、更に多くの感情を認識するようにしてもよい。
また、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、株式取引についてのユーザのコメント(つぶやき)を認識し、認識したユーザのコメントを履歴記録部1012に通知するようにしてもよい。履歴記録部1012は、言語処理部101から通知されたコメントを日時(コメントを行動履歴DBに記録する日時)と共に行動履歴DBに記録する。
また、対話エンジン1011は、ユーザがお気に入り登録した株式銘柄又はユーザが購入した株式銘柄に関する情報を含むメッセージを端末20に送信する。当該情報とは、例えば、ユーザがお気に入り登録した株式銘柄又はユーザが購入した株式銘柄の株価、IR情報、ニュース、評価損益、配当金、配当利回り、投資スタイルに基づく売買タイミングのアドバイス等である。なお、対話エンジン1011は、株式取引についてのユーザの行動内容を認識した際や、ユーザがお気に入り登録した株式銘柄又はユーザが購入した株式銘柄に関する情報を含むメッセージを端末20に送信した際に、ユーザに対して感情の入力を促すメッセージ(例えば、「今の気持ちは?」というメッセージ等)を端末20に送信するようにしてもよい。
また、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、ユーザが購入した株式銘柄について購入目的及び/又は投資スタイルを認識し、認識した購入目的及び/又は投資スタイルを履歴記録部1012に通知する。履歴記録部1012は、対話エンジン1011から通知された購入目的及び/又は投資スタイルを、各銘柄の購入目的等を記録するデータベース(以下「銘柄DB」と言う。)に記録する。なお、投資スタイルとは、例えば、その株式銘柄を、長期に保持する予定で投資(長期投資)するのか、又は短期で売却する予定で投資するのか(短期投資)を意味する。
また、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、ユーザに通知すべき情報の内容と当該情報を通知すべきタイミングとしてユーザから指定された条件とを認識し、指定された条件が満たされたタイミングで当該情報を端末20に送信するようにしてもよい。ユーザに通知すべき情報とは、例えば、ユーザがお気に入り登録した銘柄の株価がユーザから指定された株価になったこと、ユーザが購入した銘柄の評価損益がユーザから指定された評価損益になったこと等である。
出力部102は、行動履歴DBからユーザの行動内容とその行動内容が記録された日時とを取得して端末20に出力する。出力されたユーザの行動内容は、端末20の画面にて時系列順に並べて表示される。また、出力部102は、行動履歴DBからユーザの感情とその感情が記録された日時を取得して端末20に出力するようにしてもよい。出力されたユーザの行動内容及びユーザの感情は、端末20の画面にて時系列順に並べて表示される。また、出力部102は、対話エンジン1011で取得されて銘柄DBに記録された株式銘柄ごとの購入目的を、ユーザが購入した株式銘柄ごとに対応づけて端末20に出力する。出力された株式銘柄ごとの購入目的は、端末20の画面にて一覧表示される。
情報収集部103は、外部サーバ40から、各企業のIR情報、株式市場に関するニュース等を収集して分析する機能を有する。収集及び分析された情報は、例えば、ユーザがお気に入り登録した株式銘柄又は購入済みの株式銘柄に関連する情報として言語処理部101から端末20に送信される。
外部連携部104は、対話エンジン1011においてユーザから入力されたメッセージからユーザの感情が認識された際に、認識されたユーザの感情に応じた所定のコンテンツを外部サーバ40に要求する機能を有する。また、外部連携部104は、要求した所定のコンテンツを外部サーバ40から取得する機能を有する。取得した所定のコンテンツは、対話エンジン1011からユーザに送信するメッセージに含まれて端末20に送信される。なお、ユーザの感情に応じた所定のコンテンツとは、ユーザが“がっかり”の感情を抱いている場合、例えば、明るい音楽、元気が出るグルメのグルメ情報など、ユーザを元気にさせるようなコンテンツである。また、ユーザが“我慢”の感情を抱いている場合、例えば、お笑い動画などユーザの気を紛らわせるようなコンテンツである。
記憶部105は、行動履歴DB及び銘柄DBを格納する。行動履歴DB及び銘柄DBは、ユーザごとに個別に格納される。図3(a)に、行動履歴DBの一例を示す。「記録日時」フィールドには、行動履歴DBに情報が記録された日時が格納される。「銘柄」フィールドには、株式銘柄の銘柄名又は銘柄コードが格納される。「行動内容」フィールドには、対話エンジン1011で認識されたユーザの行動内容(例えば、お気に入り登録、株式購入、株式売却等)が格納される。「取引内容」フィールドは、ユーザが株式の購入又は株式の売却を行った場合に、ユーザが行った取引の内容が格納される。「取引内容」フィールドには、例えば、購入株式数若しくは売却株式数、購入価格(取得価格)若しくは売却価格、及び売却損益(株式売却の場合のみ)等が格納される。「感情」フィールドには、対話エンジン1011がユーザの感情を認識した場合に、認識したユーザの感情(例えば、嬉しい、期待している、がっかり、我慢等)が格納される。「コメント」フィールドには、対話エンジン1011がユーザのコメントを認識した場合に、認識したユーザのコメントが格納される。
図3(b)に、銘柄DBの一例を示す。「銘柄」フィールドには、ユーザが購入した株式銘柄の銘柄名又は銘柄コードが格納される。「購入目的」フィールドには、対話エンジン1011がユーザから入力されたメッセージを解釈することで認識した、ユーザが購入した株式銘柄の購入目的が格納される。「投資スタイル」フィールドには、対話エンジン1011が認識した、ユーザが購入した株式銘柄の投資スタイルが格納される。
以上説明したように、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージから、株式取引についてのユーザの行動内容、株式取引を通じてユーザが抱く感情、株式取引についてのユーザのコメント(つぶやき)、ユーザが購入した株式銘柄の購入目的、及び、ユーザが購入した株式銘柄の投資スタイルを認識する。これらの認識を行う処理方法についてはどのような処理方法が用いられてもよいが、例えば、対話エンジン1011は、ユーザから入力されたメッセージに含まれる名詞や動詞等を、形態素解析等を用いて抽出し、抽出した名詞や動詞等と予め用意された辞書とを比較することで、これらの認識行うようにしてもよい。
また、対話エンジン1011は、ユーザが入力したメッセージと当該メッセージに対するシステムの応答ルールを定義した対話シナリオを用いることで、ユーザから必要な情報を引き出すようにしてもよい。例えば、ユーザが株式の注文を行う場合において、ユーザが入力したメッセージの中に株式数が含まれていない場合に購入したい株式数を尋ねるメッセージをユーザに返すという動作を対話シナリオに記述しておくことで、対話エンジン1011は、購入する株式数が不明な場合に株式数を尋ねるメッセージをユーザに返すという動作を行うことができる。また、対話シナリオに、株式の購入に関する一連のメッセージのやり取りが完了した後、その銘柄の購入目的や購入した時点の感情(気持ち)などを尋ねるメッセージをユーザに返すという一連の動作を対話シナリオに記述しておくことで、対話エンジン1011は、株式の購入が完了した後、その銘柄の購入目的や購入した時点の感情(気持ち)などを尋ねるといった動作を行うことができる。
図4は、本実施形態に係る端末20の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る端末20は、通信部201と、入力部202と、表示部203とを有する。これらの各機能部は、端末20のメモリに記憶されたプログラムが、CPUに実行させる処理により実現され得る。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。
通信部201は、記録サーバ10と通信を行い、入力部202で入力されたメッセージの送信、及び、表示部203に表示する画面の生成に必要な情報の受信を行う。
入力部202は、例えばタッチパネルやキーボード等を介して、ユーザからの入力を受け付ける。表示部203は、記録サーバ10から受信した情報を端末20が備えるタッチパネル等の画面に表示する。
<動作例>
(行動履歴の記録)
続いて、記録サーバ10が会話の内容に基づいてユーザの行動履歴を記録していく動作の具体例を、ユーザと記録サーバ10との間で行われる会話例を用いて説明する。
図5に示すM101〜M113の会話は、株式の購入が行われる際に、ユーザAと記録サーバ10との間で行われる会話例である。ユーザAは、取引サーバ30に証券口座を開設済みである前提とする。
まず、ユーザAからメッセージM101が通知される。記録サーバ10の言語処理部101は、メッセージM101を解釈し、ユーザAが、銘柄xxxをお気に入り登録することを要求していると認識する。言語処理部101は、取引サーバ30に、ユーザAのアカウントに銘柄xxxをお気に入り登録することを指示すると共に、ユーザAの行動履歴DBに、ユーザAの行動内容として、銘柄xxxをお気に入り登録したことを記録する。具体的には、言語処理部101は、ユーザAの行動履歴DBの「記録日時」フィールドに現在の日時を記録し、「銘柄」フィールドに銘柄xxxの銘柄コードを記録し、「行動内容」フィールドに“お気に入り登録”を記録する。続いて、言語処理部101は、お気に入り登録が完了したこと、及びユーザがお気に入り登録したことについてコメントを尋ねるメッセージM102を返信する。
続いて、ユーザAから、メッセージM102に対する返信メッセージM103が通知される。記録サーバ10の言語処理部101は、メッセージM103を解釈することで、ユーザのコメントを認識し、認識したコメントをユーザAの行動履歴DBに記録する。具体的には、言語処理部101は、メッセージM101でユーザAが銘柄xxxをお気に入りに登録したことを記録したレコードの「コメント」フィールドに、“AI銘柄で良さそうだから。”を記録する。
メッセージM101〜M103の動作は、例えば対話シナリオに、ユーザからお気に入り登録が要求された場合、お気に入り登録したことについてコメントを尋ねるメッセージを送信し、ユーザからの返信メッセージを行動履歴DBの「コメント」フィールドに記録するという一連の挙動を記述しておくことで実現可能である。
続いて、ユーザAから、株価の通知を依頼するメッセージM104が通知される。言語処理部101は、メッセージM104を解釈することで銘柄xxxについて株価が2000円に近づいた場合にユーザAに通知すべきことを認識し、通知条件(銘柄xxxの株価が2000円に近づいた場合)と、通知先(ユーザA)と、通知内容(銘柄xxxの株価が2000円に近づいたこと)とをメモリに記憶しておく。なお、株価がいくらになった場合に“近づいた”と判定するのかについては、予め言語処理部101内に処理ロジックとして定義しておくことで対応可能である。
続いて、言語処理部101は、株価の通知依頼を受け付けたことを示すメッセージM105を返信する。また、言語処理部101は、取引サーバ30に銘柄xxxの株価を問い合わせることで銘柄xxxの株価が2000円に近づいたことを認識すると、銘柄xxxの株価が2000円に近づいたことをユーザAに通知するメッセージM106を送信する。
続いて、ユーザAから、「銘柄xxxについて、1000株、2000円で指しで、期間は2月末まで、特定口座で注文入れて欲しい。」とのメッセージM107が通知される。言語処理部101は、メッセージM107を解釈し、ユーザAが、銘柄xxxの注文を要求していることを認識する。言語処理部101は、取引サーバ30に銘柄xxxについて注文を指示し、ユーザAの注文が約定したとの通知を取引サーバ30から受けた場合に、注文が約定したことを通知するメッセージM109をユーザAに送信する。また、記録サーバ10の言語処理部101は、ユーザAの行動履歴DBに、ユーザAの行動内容として、銘柄xxxを購入したことを記録する。具体的には、言語処理部101は、ユーザAの行動履歴DBの「記録日時」フィールドに現在の日時を記録し、「銘柄」フィールドに銘柄xxxの銘柄コードを記録し、「行動内容」フィールドに“株式購入”を記録し、「取引内容」フィールドに、購入価格及び購入株式数を記録する。
続いて、言語処理部101は、ユーザAに対し、銘柄xxxの購入目的を尋ねるメッセージM110を送信し、ユーザAから返信されたメッセージM111の内容を、ユーザAの銘柄DBに記録する。具体的には、ユーザAの銘柄DBの「銘柄」フィールドに銘柄xxxの銘柄コードを記録し、「購入目的」フィールドに、メッセージM111の内容(“老後資金にするつもり”)を記録する。また、言語処理部101は、メッセージM111の内容から、ユーザAが銘柄xxxを短期で売買するのではなく長期に投資する予定で購入したことを推測し、「投資スタイル」フィールドに、長期投資予定であることを示すフラグを記録する。なお、言語処理部101は、長期投資予定であることを推測できるキーワード及び短期投資予定であることを推測できるキーワードを大量に記述した知識データを予め保持しておき、ユーザからのメッセージにこれらのキーワードが含まれているか否かを検索することで、その銘柄の投資スタイルを認識するようにしてもよい。また、言語処理部101は、ユーザからのメッセージのみでは投資スタイルを認識できない場合、ユーザAに対し、その銘柄は長期投資予定なのか短期投資予定なのかを尋ねるメッセージを送信するようにしてもよい。
続いて、言語処理部101は、ユーザAに対し、銘柄xxxを購入した時点でのユーザAの感情を尋ねるメッセージM112を送信し、ユーザAから返信されたメッセージM113の内容を、ユーザAの銘柄DBに記録する。具体的には、ユーザAの行動内容として、銘柄xxxを購入したことを記録したレコードの「感情」フィールドに、ユーザの感情を示す“期待している”を記録する。
メッセージM109〜M113の動作は、例えば対話シナリオに、注文が約定したら、購入目的と投資スタイルと今の気持ちを尋ねる、という一連の挙動を記述しておくことで実現可能である。
図5に示すM114〜M116の会話は、記録サーバ10側からユーザに対し、通知すべき情報の有無を問い合わせる場合の会話例である。記録サーバ10は、例えば、株式の購入が行われた場合など、所定のタイミングで、通知すべき情報の有無を問い合わせるようにしてもよい。
言語処理部101は、通知すべき情報の有無を問い合わせるメッセージM114をユーザAに送信する。続いて、ユーザAから、「評価損が−10%になったら教えて」とのメッセージM115が通知される。言語処理部101は、メッセージM115を解釈することで、銘柄xxxの評価損が−10%になったタイミングでユーザAに通知すべきことを認識し、当該タイミングをメモリに記憶しておく。また、通知すべき内容を受け付けたことを示すメッセージM116をユーザAに送信する。
図5に示すM117〜M118の会話は、記録サーバ10側からユーザに対し、情報の通知を行う場合の会話例である。記録サーバ10は、メッセージM117及びメッセージM118で、ユーザAに対し、銘柄xxxの企業から届いたお礼状を送信する。例えば、銘柄によっては、その銘柄の企業から株式取得したユーザに対してお礼状を送信するといったケースが存在する。このようなケースについては、ユーザがある特定の銘柄の株式を購入した場合に、その銘柄の企業からお礼通知を送信するというような対話シナリオを予め設定しておくことで、当該特定の銘柄を購入したユーザに対してお礼状を送るといった動作を実現可能である。
図6に示すM201〜M207の会話は、図5のメッセージM115により予めユーザから通知を依頼されていた情報の通知(評価損が−10%になったことを通知)を行う場合の会話例である。
言語処理部101は、メッセージM115で依頼されていた通知条件を満たしたことを検出し、ユーザAに対して評価額が−10%になったことを通知すると共に、株式を売却するか否かを尋ねるメッセージM201を送信する。なお、ユーザから依頼された通知条件を満たした場合に、単に通知のみを行うのか、又は、通知に加えて次のアクション(例えば売却等)も尋ねるのかについては、ユーザから依頼された通知条件の内容に従い、予め対話シナリオに記述しておくことで切り替えるようにしてもよい。例えば、株価や評価額に関する通知を行う際には株式を売却するか否かを尋ねるように、対話シナリオに記述しておくようにしてもよい。
続いて、ユーザAは、株式を保有しておくとのメッセージM202を送信する。言語処理部101は、メッセージM202を解釈し、ユーザAが銘柄xxxの株式を売却する意思がないことを認識する。言語処理部101は、ユーザAに対し、銘柄xxxを売却しないと判断したユーザAの感情を尋ねるメッセージM1203を送信し、ユーザAから返信されたメッセージM204の内容を、ユーザAの銘柄DBに記録する。具体的には、言語処理部101は、「記録日時」フィールドに現在の日時を記録し、「感情」フィールドにユーザの感情を示す“我慢”を記録する。
続いて、言語処理部101は、ユーザに気分転換を促すメッセージM205を送信する。ユーザAは、メッセージM205に対する応答メッセージM206を送信する。言語処理部101の外部連携部104は、外部サーバ40に対し、ユーザの感情が“我慢”であることに対応する音楽をリクエストし、外部サーバ40から通知された音楽のコンテンツのURLを含むメッセージM207をユーザに送信する。メッセージM204〜M207の会話は、例えば、ユーザの感情を認識した場合に、認識したユーザの感情に応じたコンテンツを外部サーバ40にリクエストするという動作を、予め対話シナリオに記述しておくことで実現可能である。なお、端末20は、通知されたコンテンツをユーザが実際に視聴したか否かを記録サーバ10に通知し、言語処理部101は、通知されたコンテンツをユーザが実際に視聴したか否かを行動履歴DB等に記録しておくようにしてもよい。当該記録を参照することで、通知されたコンテンツの内容が適切であったか否かを事後的に判断することが可能になる。
図6に示すM301〜M302の会話は、ユーザから依頼された質問事項に回答する場合の会話例である。まず、ユーザAは、銘柄xxxの会社に関する分析を質問するメッセージM301を送信する。言語処理部101は、ユーザが銘柄xxxの会社について分析した情報の通知を希望していることを認識し、情報収集部103で収集及び分析されている銘柄xxxの会社に関する情報を取得し、取得した情報を含むメッセージM302を送信する。
図6に示すM401〜M404の会話は、ユーザが購入した銘柄に関する情報通知及び投資スタイルに基づく売買タイミングのアドバイス(レコメンド)を行う場合の会話例である。例えば言語処理部101は、ユーザが購入した銘柄でゴールデンクロスが到達すると判定される場合に、そのことを通知するメッセージM401を送信する。続いて、ユーザから、売買に関する質問を含むメッセージM402が送信される。言語処理部101は、ユーザの銘柄DBから、ゴールデンクロスが到達すると判定された銘柄の投資スタイルを取得し、取得した投資スタイルに基づく売買タイミングのアドバイスを含むメッセージM403を送信する。このような動作を実現するために、例えば、株価の推移及び投資スタイルとユーザに提示するアドバイス内容とを大量に記述したテンプレートを多数用意しておき、言語処理部101は、当該テンプレートに従って、ユーザに通知すべき売買タイミングのアドバイスを決定するようにしてもよい。また、例えば、言語処理部101は、株価の推移及び投資スタイルを所定のアルゴリズムに入力することで、ユーザに通知すべき売買タイミングのアドバイスを決定するようにしてもよい。
図7に示すM501〜M504の会話は、ユーザが購入した銘柄以外の銘柄に関する情報通知を希望する場合の会話例である。まず、ユーザAは、お勧め銘柄を質問するメッセージM501を送信する。続いて、言語処理部101は、お勧め銘柄の分野を尋ねるメッセージM502を送信し、ユーザから返信されたメッセージM503を解釈することでお勧め銘柄を決定し、決定した銘柄を回答するメッセージM504を送信する。
メッセージM501〜M504の動作は、例えば対話シナリオに、ユーザからお勧め銘柄を要求された場合で、ユーザが所望する銘柄の分野がユーザから示されていない場合、ユーザに対して興味のある分野を尋ねる、という動作を対話シナリオに記述しておくことで実現可能である。なお、お勧め銘柄として記録サーバ10からユーザに回答する銘柄は、銘柄の分野等の単位で予めテンプレートとして用意されていてもよい。
図7に示すM601〜M609の会話は、ユーザが株式を売却する際の会話例である。まず、ユーザAから、株式の売却を要求するメッセージM601が通知される。言語処理部101は、メッセージM107を解釈し、ユーザAが、銘柄xxxの売却を要求していることを認識すると共に、注文を入れる期間がメッセージM601に含まれていないことを認識し、注文を入れる期間を尋ねるメッセージM602をユーザAに送信する。ユーザから注文を入れる期間を回答するメッセージM603を受信すると、言語処理部101は、取引サーバ30に、銘柄xxxについて売却の注文を指示し、取引サーバ30から注文が約定したとの通知を受けた場合に、注文が約定したことを通知するメッセージM604をユーザAに送信する。また、言語処理部101は、ユーザAの行動履歴DBに、ユーザAの行動内容として銘柄xxxを売却したことを記録する。具体的には、言語処理部101は、ユーザAの行動履歴DBの「記録日時」フィールドに現在の日時を記録し、「銘柄」フィールドに銘柄xxxの銘柄コードを記録し、「行動内容」フィールドに“株式売却”を記録し、「取引内容」フィールドに、売却価格、売却株式数及び売却損益を記録する。
続いて、言語処理部101は、ユーザAに対し、銘柄xxxの売却理由を尋ねるメッセージM606を送信し、ユーザAから返信されたメッセージM607の内容を、ユーザAの行動履歴DBに記録する。具体的には、言語処理部101は、メッセージM604でユーザAが株式を売却したことを記録したレコードの「コメント」フィールドに、“洗濯機買おうと思って”を記録する。
続いて、言語処理部101は、ユーザAに対し、銘柄xxxを売却した時点でのユーザAの感情を尋ねるメッセージM608を送信し、ユーザAから返信されたメッセージM609の内容を、ユーザAの銘柄DBに記録する。具体的には、ユーザAの行動内容として、銘柄xxxを売却したことを記録したレコードの「感情」フィールドに、ユーザの感情を示す“嬉しい”を記録する。
メッセージM605〜M609の動作は、例えば対話シナリオに、注文が約定したら、売却理由及び売却時の感情を尋ねる、という一連の挙動を記述しておくことで実現可能である。
(行動履歴の一覧表示)
続いて、ユーザと記録サーバ10との間で行われる会話の内容に基づいて記録されたユーザの行動履歴を端末20に表示する際の表示例について説明する。
図8は、株式投資に関するユーザの行動等を時系列で表示する際の表示例を示す図である。図8に示すように、端末20の表示部203は、指定された銘柄の銘柄名と、指定された銘柄についてユーザの行動履歴DBに格納されている情報と、その銘柄に関する関連情報(ニュース等)を、時系列で表示する。
なお、図8のうち、「2016/10/30 上期決算。初の黒字。」の履歴は、指定された銘柄xxxに関するニュースの一例である。それ以外の履歴については、行動履歴DBの「記録日時」、「行動内容」、「取引内容」又は「コメント」に記録されていた内容の一例である。
また、図8の右上には、ユーザの感情を表すアイコン1001が表示されている。本実施形態では、行動履歴DBの「感情」フィールドに記録されるユーザの感情(“嬉しい”、“期待している”、“がっかり”、“我慢”)ごとにアイコンが予め定められており、図8に示す画面には、例えば、最新のユーザの感情に対応するアイコンを表示するようにしてもよい。最新のユーザの感情とは、行動履歴DBのうち、「記録日時」フィールドが最も新しいレコードの「感情」フィールドに格納されている感情を意図している。
図9は、株式投資に関するユーザの行動等をグラフ形式で表示する際の表示例を示す図である。図9に示すように、端末20の表示部203は、指定された銘柄の銘柄名と、指定された銘柄の購入目的と、指定された銘柄の株価の推移と、当該銘柄がお気に入り登録されたタイミングと、当該銘柄について売買が行われた際の株価と、購入(又は売却)株式数と、当該銘柄について売買が行われたタイミングでのユーザの感情を示すアイコンと、ユーザの証券口座の口座残高の推移とをグラフ形式で表示する。
図9に示す画面に表示する項目は、タブ2001により任意に選択可能としてもよい。例えば、指定された銘柄の株価の推移を示すグラフに、ユーザの感情を示すアイコンに代えて(又は加えて)、その銘柄に関する関連情報(市況、コーポレートニュース等)を表示するように切り替え可能にしてもよい。また、図9に示すグラフ形式の画面について、複数の銘柄を重ねて表示可能としてもよい。
図8及び図9に示す表示を実現するために、記録サーバ10の出力部102は、端末20から指定されたユーザ及び銘柄について、指定されたユーザの行動履歴DBから、指定された銘柄に関する「記録日時」、「行動内容」、「取引内容」、「感情」及び「コメント」を抽出して端末20に出力する。また、出力部102は、更に、指定された銘柄に関する関連情報(市況、コーポレートニュース等)、その関連情報が発表された日時、株価の推移、及び口座残高の推移を端末20に出力する。指定された銘柄に関する関連情報(市況、コーポレートニュース等)は、情報収集部103が外部サーバ40から収集するようにしてもよい。同様に、株価の推移及び口座残高の推移は、情報収集部103が取引サーバ30から収集するようにしてもよい。
また、図8及び図9に表示する画面に、日時ごとの天気を表示するようにしてもよい。この場合、出力部102は、過去の天気を、情報収集部103を介して外部サーバ40より収集して端末20に送信するようにしてもよい。
(保有銘柄の一覧表示)
続いて、ユーザが保有する銘柄の一覧を端末20の画面に表示する際の表示例について説明する。図10は、各銘柄の購入目的を一覧表示する際の表示例を示す図である。図10に示すように、端末20の表示部203は、ユーザが保有中及び過去に保有していた銘柄について、保有株数、現在の株価、評価損益(過去に保有していた銘柄については最終的な損益)及びその銘柄の購入目的を一覧表示する。また、その銘柄の購入目的には、購入目的に応じたアイコン(アイコンA〜F)を表示するようにしてもよい。また、過去に保有していた銘柄については、表示要否を任意に切り替え可能にしてもよい。
図10に示す表示を実現するために、記録サーバ10の出力部102は、端末20から指定されたユーザの銘柄DBから、「銘柄」及び「購入目的」を抽出して端末20に出力する。また、出力部102は、ユーザが保有している銘柄及び過去に保有していた銘柄について、保有株数、現在の株価、評価損益(又は最終的な損益)を、情報収集部103を介して取引サーバ30から取得して端末20に出力する。なお、購入目的に応じたアイコンとして表示するアイコンは、購入目的に含まれる文字列に基づき、出力部102が決定して端末20に通知するようにしてもよい。例えば、銘柄dddの購入目的には“孫”の文言が含まれているため、出力部102は、子供の絵を含むアイコンを銘柄dddに表示するアイコンとして決定し、決定したアイコンの画像又は決定したアイコンの画像を特定可能な識別子を端末20に出力するようにしてもよい。
以上、本実施形態に係る投資行動記録システムについて説明した。本実施形態によれば、特定の銘柄についてユーザが自ら行った行動が自動的に記録され、端末20の画面に時系列で表示されることになる。これにより、ユーザは株式投資に関して自分が行った行動を、手作業で逐一ノート等に記録することなく日記のように振り返ることができ、今後の投資活動に生かすことが可能になる。また、本実施形態によれば、株式取引においてユーザが行った行動に加えて、株式取引を通してユーザが抱く感情も自動的に記録することができる。これにより、一連の株式取引において、自身の感情の変化を時系列で振り返ることが可能になる。また、本実施形態によれば、ユーザが抱く感情に応じた音楽等のコンテンツをユーザに提供することを可能にした。これにより、株式取引と音楽等のコンテンツを結びつけることができ、新たな顧客サービスの展開等に役立てることが可能になる。
また、本実施形態によれば、ユーザが保有中又は過去に保有していた銘柄について、各銘柄の購入目的や評価損益等を一覧表示することが可能になる。これにより、ユーザは、自身が保有中の銘柄の購入目的を手作業で逐一ノート等に記録することなく、各銘柄をどのような目的で購入したのかを容易に把握することが可能になる。
また、本実施形態によれば、記録サーバ10は、ユーザとの間でチャット形式での会話を通じて株式取引を行うことを可能にした。これにより、株式取引に慣れていないユーザであっても容易に株式取引を行うことが可能になる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、以上説明した実施形態では、ユーザから入力されたメッセージを解釈して、株式取引に関するユーザの行動内容や感情を認識する形態について説明した。しかしこれに限定されず、ユーザから入力されたメッセージを解釈して、あらゆるユーザの行動内容や感情を認識するように構成してもよい。例えば、ゴルフやボーリング等のスポーツを行う際、ユーザが自身のスコアに関する情報やその時の感情を含むメッセージを入力してもよく、ユーザが「ダブルボギーかぁ、今日の調子はいまいちだなぁ」とメッセージを入力すると、対話エンジン1011は、「ダブルボギー」というワードからユーザがゴルフに関する行動を行っていると推測して「今ゴルフをしているのですか?」等の確認メッセージを生成してもよい。さらに、対話エンジン1011は、ユーザのメッセージに含まれる「調子がいまいち」というワードから、ユーザの感情がマイナスであることやアドバイスが必要であることを推測して「アドバイスは必要でしょうか?パワーが出る音楽も一緒にどうですか?」等の応答メッセージを生成し、ユーザが「いいね」等と更に応答した場合に所定のコンテンツを外部サーバ40から取得してユーザに提供してもよい。また、対話エンジン1011又は情報収集部103は、端末20に備わる位置情報取得機能や地図アプリ等によって、ユーザがプレーを行っているゴルフ場や天気等の情報を取得して記録してもよい。なお、対話エンジン1011は、ラウンドの直前にユーザが入力する「今からゴルフを楽しんでくるね」等のメッセージをトリガーとして、ユーザの行動内容や感情に関する情報を記録するようにしてもよい。また、出力部102は、記録した内容を分析して、ユーザの平均スコアやスコア推移、各スコアに関連付く感情をダッシュボード化して端末20に提供してもよい。
10…記録サーバ、20…端末、30…取引サーバ、40…外部サーバ、101…言語処理部、102…出力部、103…情報収集部、104…外部連携部、105…記憶部、201…通信部、202…入力部、203…表示部、1011…対話エンジン、1012…履歴記録部

Claims (10)

  1. ユーザが利用する端末と通信する記録サーバであって、
    前記ユーザから入力されたメッセージを解釈することで前記ユーザの行動内容を認識し、認識した前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録する言語処理部と、
    前記行動履歴記憶部から、前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して前記端末に出力する出力部と、
    を有する記録サーバ。
  2. 前記言語処理部は、前記ユーザから入力されたメッセージを解釈することで前記ユーザの行動を通じて前記ユーザが抱く感情を認識し、認識した前記ユーザの感情を示す情報を前記行動履歴記憶部に記録し、
    前記出力部は、前記ユーザの行動内容及び前記ユーザの感情を時系列順に表示させるために、前記行動履歴記憶部から、前記ユーザの行動内容、前記ユーザの感情及び記録日時を示す情報を取得して前記端末に出力する、
    請求項1に記載の記録サーバ。
  3. 前記言語処理部において前記ユーザの感情が認識された際に、当該記録サーバとは異なる外部サーバに対し、認識された前記ユーザの感情に応じた所定のコンテンツを要求し、前記外部サーバから前記所定のコンテンツを取得する外部連携部、を有し、
    前記言語処理部は、前記所定のコンテンツを、前記ユーザに送信するメッセージに含めて前記端末に送信する、
    請求項1又は2のいずれか一項に記載の記録サーバ。
  4. 前記ユーザの行動は有価証券取引に関するものであって、
    前記言語処理部は、前記ユーザが登録を指示した株式銘柄又は前記ユーザが購入した株式銘柄に関する情報を含むメッセージを前記端末に送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の記録サーバ。
  5. 前記ユーザが登録を指示した株式銘柄又は前記ユーザが購入した株式銘柄に関する情報は、該株式銘柄の株価、該株式銘柄に関する時事情報、該株式銘柄の評価損益、及び、売買タイミングのアドバイスのうち少なくとも1つを含む、
    請求項4に記載の記録サーバ。
  6. 前記言語処理部は、前記ユーザの行動内容を認識した際、若しくは、前記ユーザが登録を指示した株式銘柄又は前記ユーザが購入した株式銘柄に関する情報を含むメッセージを前記端末に送信した際に、前記ユーザに対して感情の入力を促すメッセージを前記端末に送信する、
    請求項4又は5に記載の記録サーバ。
  7. 前記言語処理部は、前記ユーザから入力されたメッセージを解釈することで、前記ユーザが購入した株式銘柄の購入目的を認識し、
    前記出力部は、認識された株式銘柄ごとの購入目的を、前記ユーザが購入した株式銘柄ごとに対応づけて前記端末に出力する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の記録サーバ。
  8. 前記ユーザの行動内容は、株式銘柄の登録を指示する行動、又は、株式の売買を指示する行動である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の記録サーバ。
  9. ユーザが利用する端末と通信する記録サーバが実行する記録方法であって、
    前記ユーザから入力されたメッセージを解釈することで前記ユーザの行動内容を認識し、認識した前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録するステップと、
    前記行動履歴記憶部から、前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して前記端末に出力するステップと、
    を有する記録方法。
  10. ユーザが利用する端末と通信するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ユーザから入力されたメッセージを解釈することで前記ユーザの行動内容を認識し、認識した前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を行動履歴記憶部に記録するステップと、
    前記行動履歴記憶部から、前記ユーザの行動内容及び記録日時を示す情報を取得して前記端末に出力するステップと、
    を有するプログラム。
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