JP2016184211A - 端末装置、取引仲介サーバ及び取引仲介方法 - Google Patents

端末装置、取引仲介サーバ及び取引仲介方法 Download PDF

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Abstract

【課題】履歴を残しながら音声により簡単に取引注文が可能で、多くの情報を利用者に届けられる、端末装置、取引仲介サーバ及び取引仲介方法を提供する。【解決手段】取引仲介サーバ1は、取引仲介部11及び辞書管理部12を有する。取引仲介部11は、端末3から入力された取引指示を売買システム2が理解可能な形式の取引要求メッセージに変換して、売買システム2に送り、売買システム2から入力された取引結果をテキストデータ及び音声データに変換して、端末3に送る。辞書管理部12は、音声辞書15を管理する。【選択図】図1

Description

本発明は、音声を用いて取引をする取引システムにおける端末装置、取引仲介サーバ及び取引方法に関する。
株などの金融商品の取引は、店頭における取引、オペレータとの電話による取引、コンピュータが相手をするボイストレード、オンライン取引などの方法がある。
オペレータとの電話による取引では、オペレータとの会話によって取引注文を実行する。また、オンライントレードは、特開2009−80688号公報(特許文献1)に記載されるように、顧客端末から取引注文を受信すると、確認表示部は確認画面を表示させ、確認入力がなされたなら、業務システムに取引注文の実行を指示する(図5参照)。
特開2009−80688号公報
前述した、オペレータとの電話による取引では、会話を録音しなければ取引の履歴が記録されず、利用者と金融商品取引業者との間で齟齬が生じることがある。また、金融商品取引業者は、利用者からの電話を受け付けるコールセンタの設置費用やオペレータの人件費が必要であり、コストが高くなっている。また、利用者は音声だけで金融商品の説明を受けるので、得られる情報が少ないという問題がある。
一方、ボイストレードでは、利用者に取引の項目(例えば、銘柄、数量、取引内容など)を一つ一つ入力させるため、取引注文を確定するまでのステップが多く、利用者の利便性が低かった。
また、オンライン取引では、コンピュータや通信装置の操作が必要であり、音声での取引注文ができないため、機械に不慣れな利用者には操作が難しいという問題がある。
このため、履歴を残しながら音声により簡単に取引注文が可能で、多くの情報を利用者に届けられるシステムが求められている。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続されたメモリとを有する計算機によって構成される取引仲介サーバであって、端末装置に入力された音声による取引指示を売買システムに仲介する取引仲介部を備え、前記取引仲介部は、前記端末装置からの指示を変換する際に参照される辞書にアクセス可能であって、前記端末装置に入力された音声を認識したテキストデータによる取引指示を受信し、前記辞書を参照して、前記受信した取引指示を前記売買システムに送信可能な形式の取引要求に変換し、前記変換された形式の取引要求を前記売買システムに送信することを特徴とする取引仲介サーバ。
本発明の代表的な実施の形態によれば、簡単な操作によって取引注文が可能なオンライン取引を提供することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例の音声取引システムの構成を示す図である。 本実施例の取引仲介サーバの物理的な構成を示すブロック図である。 本実施例の端末の物理的な構成を示すブロック図である。 本実施例の音声辞書の構成例を示す図である。 本実施例の銘柄辞書の構成例を示す図である。 本実施例の学習用ログの構成例を示す図である。 本実施例の音声応答用データの構成例を示す図である。 本実施例の応答内容ログの構成例を示す図である。 本実施例の取引履歴の構成例を示す図である。 本実施例の操作ログの構成例を示す図である。 本実施例の音声取引システムにおける処理のシーケンス図である。 本実施例の取引仲介サーバが実行する処理のフローチャートである。 本実施例の候補選択画面の構成例を示す図である。 本実施例の候補選択画面の別な構成例を示す図である。 本実施例の株価チャート表示画面の構成例を示す図である。 本実施例の取引実行画面の構成例を示す図である。 本実施例の取引結果表示画面の構成例を示す図である。 本実施例の問い合わせ画面の構成例を示す図である。
図1は、本発明の実施例の音声取引システムの構成を示す図である。
本実施例の音声取引システムは、取引仲介サーバ1及び売買システム2を有している。
取引仲介サーバ1は、取引仲介部11及び辞書管理部12を有する。取引仲介サーバ1の物理的な構成は、図2を用いて説明する。
取引仲介部11は、端末3から入力された取引指示を売買システム2が理解可能な形式の取引要求メッセージに変換して、売買システム2に送り、売買システム2から入力された取引結果をテキストデータ及び音声データに変換して、端末3に送る。取引仲介部11が実行する処理は、図12を用いて説明する。辞書管理部12は、音声辞書15を管理する。
取引仲介サーバ1は、音声辞書15、銘柄辞書16、学習用ログ17、応答用音声データ18及び応答内容ログ19にアクセス可能である。音声辞書15は、端末3に入力された音声から音声認識によって生成されたテキストデータを解析する際に参照される辞書である。音声辞書15の構成は、図4を用いて説明する。銘柄辞書16は、証券銘柄の詳細な情報(例えば、証券コードなど)を格納する。銘柄辞書16の構成は、図5を用いて説明する。学習用ログ17は、音声辞書15を学習するために使用されるログデータである。学習用ログ17の構成は、図6を用いて説明する。応答用音声データ18は、端末3に取引結果として送信する音声データを生成する際に参照される。応答用音声データ18の構成は、図7を用いて説明する。応答内容ログ19は、取引仲介サーバ1と端末3との間で送受信されるメッセージを記録する。応答内容ログ19の構成は、図8を用いて説明する。
売買システム2は、利用者からの注文に応じて、株式などの金融商品を市場で売買する計算機であり、取引仲介サーバ1と接続されている。売買システム2は、プロセッサ、メモリ、記憶装置及びネットワークインターフェースを有する計算機であり、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することによって、その機能を実現する。
売買システム2は、株価情報21及び取引履歴22にアクセス可能である。株価情報21は、各銘柄の過去及び現在の株価の情報を保持する。取引履歴22は、売買システム2が過去に処理した取引の情報を保持する。取引履歴22の構成は、図9を用いて説明する。
端末3は、取引処理部31、音声認識部32及び操作ログ33を有する。端末3の物理的な構成は、図3を用いて説明する。
取引処理部31は、取引仲介サーバ1から送られたデータを出力し、利用者から入力されたデータを取引仲介サーバ1に送信するユーザインターフェースを提供する。取引処理部31は、専用アプリケーションで構成しても、webブラウザで構成してもよい。音声認識部32は、端末3に入力された音声を音声認識サーバ4に転送し、音声認識した結果のテキストデータを音声認識サーバ4から受信する。操作ログ33は、端末3から取引仲介サーバ1に送信された取引指示及び端末3が取引仲介サーバ1から受信した取引結果を格納する。操作ログ33の構成は、図10を用いて説明する。
音声認識サーバ4は、音声認識エンジンを有し、入力された音声を音声認識し、音声認識した結果のテキストデータを出力する。
なお、音声認識部32が、音声認識エンジンを有し、入力された音声を音声認識し、音声認識した結果のテキストデータを出力してもよい。この場合、音声認識サーバ4を設けなくてもよい。
売買システム2には、顧客動向分析システム5が接続されてもよい。顧客動向分析システム5は、顧客毎の取引の動向を分析し、されに有利な取引を推奨するためのデータを生成する。
図2は、本実施例の取引仲介サーバ1の物理的な構成を示すブロック図である。
本実施例の取引仲介サーバ1は、プロセッサ(CPU)101、メモリ102、補助記憶装置103及び通信インターフェース104を有する計算機によって構成される。
プロセッサ101は、メモリ102に格納されたプログラムを実行する。メモリ102は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ101が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置103は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ101が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置103から読み出されて、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
取引仲介サーバ1は、入力インターフェース105及び出力インターフェース108を有してもよい。入力インターフェース105は、キーボード106やマウス107などが接続され、オペレータからの入力を受けるインターフェースである。出力インターフェース108は、ディスプレイ装置109やプリンタなどが接続され、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
通信インターフェース104は、所定のプロトコルに従って、他の装置(売買システム2、端末3など)との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
プロセッサ101が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して取引仲介サーバ1に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置103に格納される。このため、取引仲介サーバ1は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
取引仲介サーバ1は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
図3は、本実施例の端末3の物理的な構成を示すブロック図である。
本実施例の端末3は、プロセッサ(CPU)301、メモリ302、音声通信部303、データ通信部304、入力インターフェース305及び出力インターフェース308を有する計算機によって構成される。端末3は、例えば、データ通信機能を有するスマートフォンや、音声による通話機能を有するタブレット端末である。
プロセッサ301は、メモリ302に格納されたプログラムを実行する。メモリ302は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子と、フラッシュメモリのような不揮発性の記憶素子とを含み、プロセッサ301が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。
端末3は、補助記憶装置を有してもよい。補助記憶装置は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ301が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。
音声通信部303は、所定の通信方式(例えば、3G、LTE、VoIPなど)に従って他の電話機との音声による無線又は有線の通信(すなわち、通話)を制御するインターフェースである。端末3は、音声通信部303を介して公衆電話網又はIP電話網に接続される。
データ通信部304は、所定のプロトコルに従って、他の装置(取引仲介サーバ1、音声認識サーバ4など)とのデータ通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
入力インターフェース305は、利用者からの入力を受けるインターフェースであり、例えば、ディスプレイ装置の表示画面に重畳して設けられるタッチパネルや、音声が入力されるマイクなどである。出力インターフェース308は、プログラムの実行結果を利用者が視覚や聴覚で認識可能に出力するインターフェースであり、ディスプレイ装置やスピーカなどである。
プロセッサ301が実行するプログラムは、ネットワーク又はリムーバブルメディア(フラッシュメモリなど)を介して端末3に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性メモリに格納される。このため、端末3は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有してもよい。
図4は、取引仲介サーバ1が使用する音声辞書15の構成例を示す図である。
音声辞書15は、端末3に入力された音声から音声認識によって生成されたテキストデータを解析する際に参照される辞書である。音声辞書15は、キーワード151、分類152及び必要パターン153を含む。
キーワード151は、音声辞書15に登録される単語や文節である。分類152は、単語や文節に定義される動作であり、A銘柄名、B数量、C動作などに区分されている。必要パターン153は、単語や文節と共起する単語や文節の種類を示す。
例えば、キーワード「売る」にはA銘柄名とB数量とがパラメータとして共起すべきである。このため、定義されているパラメータが不足する(例えば、数量が入力されていない)場合、利用者にパラメータの不足を通知し、パラメータが追加された後に、売買システム2に送信する取引要求メッセージを生成する。
なお、複数の言語の音声辞書15を設けることによって、異なる言語にも対応することができ、拡張性が高いシステムを構築することができる。
取引仲介サーバ1は、端末3に入力された音声を認識したテキストデータを単語又は文節に分解し、音声辞書15を参照して単語又は文節の種類を特定し、音声辞書15に定められたパターンに組み合わせて、売買システム2に送信する取引要求を生成する。
このように、一旦テキストデータを単語又は文節に分解し、音声辞書15に定められたパターンに組み合わせることによって、利用者が様々な順序で単語を並べて発声しても、適切な取引要求を生成することができる。
図5は、取引仲介サーバ1が使用する銘柄辞書16の構成例を示す図である。
銘柄辞書16は、証券銘柄の詳細な情報(例えば、証券コードなど)を格納する辞書であり、銘柄名161及び証券コード162を含む。銘柄名161には、音声辞書15に登録された全ての銘柄名が登録される。証券コード162は、銘柄名に対応する証券コードである。
図6は、取引仲介サーバ1が使用する学習用ログ17の構成例を示す図である。
学習用ログ17は、音声辞書15の学習をするために使用され、受信内容171、候補172及び操作内容173を含む。受信内容171は、取引仲介サーバ1が端末3から受信したテキストデータの内容である。候補172は、取引仲介部11が音声辞書15を参照して、端末3から受信したテキストデータに対応する取引要求として選択した候補である。操作内容173は、利用者が端末3で選択した候補である。
取引仲介部11は、端末3から受信した候補の選択結果を、学習用ログ17に記録する。辞書管理部12は、学習用ログ17を用いて、音声辞書15を更新する。例えば、受信内容171に対して、実際の操作内容173が候補として選択されたり、上位の選択肢に表示されるようにするとよい。
図7は、取引仲介サーバ1が使用する応答用音声データ18の構成例を示す図である。
応答用音声データ18は、取引仲介サーバ1が端末3に取引結果として送信する音声データを生成する際に参照され、操作内容181及び音声ファイル182を含む。操作内容181は、取引の結果や取引の対象(銘柄)の定義である。音声ファイル182は、操作内容181に対応する音声ファイルのパス名及びファイル名である。
取引仲介部11は、売買システム2から受信した取引結果に対応する一つ又は複数の音声ファイルを選択し、選択した音声ファイル(複数の音声ファイルを選択した場合は、それらを合成した音声ファイル)を端末3へ送信する。このため、端末3は、取引結果を文字及び音声で確認することができる。
図8は、取引仲介サーバ1が使用する応答内容ログ19の構成例を示す図である。
応答内容ログ19は、取引仲介サーバ1と端末3との間で送受信されるメッセージを記録し、ユーザID191、日時192、送受信内容193、MACアドレス194及び送受195を含む。
ユーザID191は、取引仲介サーバ1とメッセージを送受信する端末3を使用している(ログインしている)ユーザの識別情報である。日時192は、取引仲介サーバ1と端末3との間でメッセージが送受信された日時である。送受信内容193は、取引仲介サーバ1と端末3との間で送受信されたメッセージの内容である。MACアドレス194は、取引仲介サーバ1にアクセスした端末3のMACアドレスである。なお、端末3を一意に識別可能な識別情報であればMACアドレス以外の識別情報を用いてもよい。送受195は、取引仲介サーバ1が端末3から受信したメッセージであるか、取引仲介サーバ1が端末3に送信したメッセージであるかを示すフラグである。
取引仲介部11は、取引仲介サーバ1と端末3との間で送受信されたメッセージ(端末3から受信した取引指示、端末3に送信した取引結果など)を応答内容ログ19に記録する。
図9は、売買システム2が使用する取引履歴22の構成例を示す図である。
取引履歴22は、売買システム2が、取引仲介サーバ1や、他の端末及び他のシステムからの取引要求によって、市場で金融商品を売買した結果を記録し、ユーザID221、日時222、銘柄(コード)223、数量224及び売買225を含む。ユーザID221は、売買システム2に取引を要求したユーザの識別情報である。日時222は、売買システム2によって取引が成立した日時である。銘柄(コード)223は、取引の対象となった銘柄であり、証券コードが付記されるとよい。数量224は、取引数量である。売買225は、金融商品(例えば、株)を売ったか、買ったかを示すフラグである。
売買システム2は、取引仲介サーバ1を経由した端末3からの要求に従って、当該ユーザの取引履歴を端末3に送信する。このため、端末3は、事故の取引履歴を参照することができる。
図10は、端末3に格納される操作ログ33の構成例を示す図である。
操作ログ33は、端末3と取引仲介サーバ1との間で送受信されるメッセージが記録され、日時331、送受信内容332及び送受333を含む。日時331は、端末3と取引仲介サーバ1との間でメッセージが送受信された日時である。送受信内容332は、端末3と取引仲介サーバ1との間で送受信されたメッセージの内容である。送受333は、端末3が取引仲介サーバ1から受信したメッセージであるか、端末3が取引仲介サーバ1に送信したメッセージであるかを示すフラグである。
取引処理部31は、端末3と取引仲介サーバ1との間で送受信されたメッセージ(端末3から受信した取引指示、端末3に送信した取引結果など)を操作ログ33に記録する。取引処理部31は、操作ログ33に記録された情報を用いて、端末3の操作内容をチャット形式で表示する。
図11は、本実施例の音声取引システムにおける処理のシーケンス図である。
まず、端末3が取引仲介サーバ1に接続した後、利用者が認証される。利用者に認証には、IDとパスワードとの組み合わせ、電子証明書、生体認証などの方法を用いることができる。
端末3には、利用者による取引の指示が音声で入力される(2001)。端末3の音声認識部32は、入力された音声を音声認識サーバ4に送る(2002)。音声認識サーバ4は、音声認識処理によって音声データをテキストデータに変換して(2003)、変換されたテキストデータを端末3に返信する(2004)。
端末3の取引処理部31は、テキストデータに変換された取引指示を取引仲介サーバ1に送る(2005)。取引処理部31は、取引仲介サーバ1に送信した取引指示を操作ログ33に記録する(2006)。
取引仲介サーバ1は、音声辞書15を参照して、テキストに変換された取引指示を、売買システム2が理解可能な形式の取引要求メッセージに変換し(2007)、取引要求を売買システム2に送信する(2012)。このとき、取引仲介サーバ1は、売買システム2に送信すべき取引要求に複数の候補があれば、どの候補が正しいかを端末3に問い合わせ(2008)、端末3による選択結果を受信する(2009、2010)。端末3は、選択結果を操作ログ33に記録する(2011)。そして、取引仲介サーバ1は、選択結果(又は、音声辞書との照合結果)に基づいて、売買システム2に送信する取引要求メッセージを生成する(2012)。また、取引仲介サーバ1は、問い合わせによる選択結果を学習用ログ17に記録する(2014)。
売買システム2は、取引仲介サーバ1から送信された取引要求に応じて、市場で株式を売買する取引を実行する(2015)。売買システム2は、取引要求に応じた売買の結果を、取引仲介サーバ1に返信する(2016)。また、売買システム2は、取引結果を取引履歴22に記録する(2017)。
取引仲介サーバ1は、売買システム2から返信された取引結果を、応答用音声データ18を用いて音声データに変換し(2018)、該取引結果を音声及びテキストで端末3に送る(2019)。端末3は、ユーザに取引結果を音声で報知し、画面に表示する(2021)。取引結果を応答内容ログ19に記録する(2021)。
図12は、取引仲介サーバ1が実行する処理のフローチャートである。
まず、取引仲介部11は、端末3からテキストによる取引指示を受信する(S1001)。この取引指示は、端末3に入力された音声による指示を音声認識サーバ4が認識して生成したテキストである。
次に、取引仲介部11は、音声辞書15を参照して、端末3から受信した取引指示(テキスト)を売買システム2に送信する取引要求に変換する(S1002)。そして、取引仲介部11は、売買システム2に送信すべき取引要求に複数の候補があるかを判定する(S1003)。そして、候補が一つのみである場合、ステップS1006に移行する。一方、複数の候補がある場合、当該複数の候補を端末3に送信し、どの候補が正しいかを問い合わせる(S1004)。
その後、取引仲介部11は、候補の選択結果を端末3から受信する(S1005)。その後、取引指示から変換された取引要求又は端末3が選択した結果(取引要求)を用いて、売買システム2に送信する取引要求メッセージを生成する(S1006)。そして、生成した取引要求メッセージを売買システム2に送信し、取引を要求する(S1007)。そして、売買システム2から取引の結果を受信する(S1008)。取引結果は、取引が成立した場合、取引成立日時、取引価格及び数量のデータを含み、取引が成立しなかった場合、取引不成立のデータを含む。
その後、取引仲介部11は、応答用音声データ18を参照して、売買システム2から受信した取引結果に対応する一つ又は複数の音声ファイルを選択する。複数の音声ファイルを選択した場合は、それらを合成した音声データを生成する(S1009)。そして、取引仲介部11は、選択した音声ファイル又は生成した音声データ、及び取引結果を示すテキストデータを端末3に送信する(S1010)。
なお、図示は省略したが、取引仲介部11は、ステップS1001、S1004、S1005、S1009において、端末3との間で送受信されるメッセージを応答内容ログ19に記録する。
図13は、候補選択画面3000の構成例を示す図である。
まず、以下に説明する画面(図13から図18)に共通する構成について説明する。
候補選択画面3000は、その上部に操作ボタン領域3010が設けられる。操作ボタン領域3010には資産管理ボタン3001及びお問合せボタン3002が設けられる。資産管理ボタン3001は、購入した金融資産(株など)の時価及び預け入れ資産の内訳及び合計額を表示するために操作される。
また、資産管理ボタン3001を操作することによって、取引残高表をリアルタイムで出力してもよい。具体的には、資産管理ボタン3001が操作されると、端末3は取引残高表要求メッセージを取引仲介サーバ1を経由して、売買システム2に送信する。売買システム2は、当該利用者の取引履歴22から取引残高表に表示すべきデータを取得し、取引仲介サーバ1を経由して、端末3に送信する。端末3は、取引履歴22に格納されているデータを用いて取引残高表を表示する。
お問合せボタン3002は、運営会社(金融商品取引業者)に問い合わせをする際に操作される。具体的には、お問合せボタン3002の操作によって、問い合わせ画面3500(図18参照)を表示しても、お問合せボタン3002に電話発信リンクを設定して、音声通信部303から運営会社(金融商品取引業者)のコールセンタに電話をかけてもよい。
候補選択画面3000の操作ボタン領域3010の下部左側には、取引情報表示領域3020が設けられる。取引情報表示領域3020には、現在進行している取引に関する情報が表示される。
候補選択画面3000の操作ボタン領域3010の下部右側には、メッセージ表示領域3030が設けられる。メッセージ表示領域3030には、端末3に入出力した内容が表示される。例えば、図示したように吹き出しによってチャット形式で表示してもよい。図示した場合、利用者が端末3に入力した内容は右側からの吹き出しに表示され、端末3が出力した内容は左側からの吹き出しに表示される。
候補選択画面3000の取引情報表示領域3020の下部には、確認ボタン領域3040が設けられる。確認ボタン領域3040には「はい」ボタン3041及び「いいえ」ボタン3042が設けられる。「はい」ボタン3041は、取引内容を承認する場合に操作される。「いいえ」ボタン3042は、取引内容を承認しない場合に操作される。なお、図13に示す状態では、「はい」ボタン3041及び「いいえ」ボタン3042は非活性化されており、操作を受け付けない状態となっている。一方、図16に示す状態では、「はい」ボタン3041及び「いいえ」ボタン3042は活性化されており、操作を受け付ける状態となっている。
次に、候補選択画面3000の取引情報表示領域3020に表示される内容について説明する。
候補選択画面3000は、利用者が音声で「銘柄 日立を検索する」を端末3に入力した(図11の2001)後、選択ステップ(図11の2009)において、端末3の出力インターフェース(表示画面)308に表示される。
取引仲介サーバ1が「銘柄 日立」の取引指示2005を端末3から受信すると、取引仲介部11は、形態素解析を用いて取引指示を単語及び文節に分解し、分解された単語及び文節を音声辞書15と照合する(2007、図12のS1002)。具体的には、この取引指示は「銘柄」「日立」「検索する」の三つに分解され、各単語又は文節と音声辞書15とを照合する。その結果、「銘柄」は、前後に銘柄名を伴って使用される場合、前後に続く語が特定の銘柄名であることを表していると解される。「日立」は音声辞書15を参照すると、日立製作所、日立建機、日立化成、日立国際電気、日立工機の5銘柄がヒットする。そして、ヒットした単語の分類が銘柄名であるので、銘柄辞書16を参照して、ヒットした5銘柄の証券コードを取得する。さらに、「検索する」は、銘柄名と共に使用される動作を表す単語であることが分かり、指定された銘柄の情報(主に株価)を検索する。
そして、取引仲介サーバ1は、日立製作所、日立建機、日立化成、日立国際電気、日立工機のいずれの銘柄の情報(株価)を取得するかを端末3に問い合わせる(2008、S1004)。
端末3は、取引仲介サーバ1から問い合わせを受信すると、候補選択画面3000を表示して、利用者による選択を促す。なお、前述した例では、選択肢が5銘柄あり、最大表示件数である4件を超えているので、上位3件のみが表示され、4行目に「さらに候補を表示する」ためのリンクを表示するとよい。
候補選択画面3000で利用者が候補を選択した後、端末3は選択結果を取引仲介サーバ1に送信する(2010、S1005)。取引仲介サーバ1は、利用者の選択結果に従って、売買システム2に送信する取引要求メッセージを生成し(2012、S1006)、売買システム2に送信する(2013、S1007)。
図14は、別な候補選択画面3100の構成例を示す図である。
候補選択画面3100は、操作ボタン領域3010、取引情報表示領域3020、メッセージ表示領域3030及び確認ボタン領域3040を含む。
候補選択画面3100は、利用者が音声で「今日の値上がり銘柄は」を端末3に入力した(図11の2001)後、取引結果報知ステップ(図11の2019)において、端末3の出力インターフェース(表示画面)308に表示される。
取引仲介サーバ1が「今日の値上がり銘柄は」の取引指示2005を端末3から受信すると、取引仲介部11は、形態素解析を用いて取引指示を単語及び文節に分解し、分解された単語及び文節を音声辞書15と照合する(2007、図12のS1002)。具体的には、この取引指示は「今日」「値上がり」「銘柄」の三つに分解され、各単語又は文節と音声辞書15とを照合する。音声辞書15には、「今日の値上がり」が登録されているので、この文節をヒットする。また、「銘柄」は、前後に銘柄名を伴って使用されない場合、銘柄を指定しない語であると解される。そして、今日値上がりしている銘柄を要求する取引要求メッセージを生成し(2012、S1006)、売買システム2に送信する(2013、S1007)。
売買システム2は、現在値から前日終値を減じた値が大きい銘柄のうち、上位所定数の銘柄の株価を株価情報21から取得し(2015)、銘柄名及び値上がり幅を取引仲介サーバ1に送信する(2017)。
取引仲介サーバ1は、売買システム2から受信した銘柄名及び値上がり幅を、テキストデータ及び音声データに変換し(2018、S1009)、端末3に送信する(2019、S1010)。
端末3は、取引仲介サーバ1から受信したテキストデータを取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030に表示し、音声データを出力インターフェース(スピーカ)308から出力する(2020)。
利用者が端末3で、詳細な情報を表示したい銘柄を選択すると、選択した銘柄の株価チャートを表示し、選択した銘柄を取引することができる(図15、図16参照)。
図15は、株価チャート表示画面3200の構成例を示す図である。
株価チャート表示画面3200は、操作ボタン領域3010、取引情報表示領域3020、メッセージ表示領域3030及び確認ボタン領域3040を含む。株価チャート表示画面3200の取引情報表示領域3020には、利用者が選択した銘柄の現在の株価及び株価チャートが表示される。
株価チャート表示画面3200は、(例えば、候補選択画面3000(図13)や候補選択画面3100(図14)において)銘柄を指定し、音声で「1か月のチャートが見たい」を端末3に入力した後、取引結果報知ステップ(図11の2019)において、端末3の出力インターフェース(表示画面)308に表示される。
図16は、取引実行画面3300の構成例を示す図である。
取引実行画面3300は、操作ボタン領域3010、取引情報表示領域3020、メッセージ表示領域3030及び確認ボタン領域3040を含む。
取引実行画面3300は、利用者が音声で「銘柄日立製作所を790円で1000株指値買い」を端末3に入力した後、選択ステップ(図11の2009)において、端末3の出力インターフェース(表示画面)308に表示される。
取引仲介サーバ1が「銘柄日立製作所を790円で1000株指値買い」の取引指示2005を端末3から受信すると、取引仲介部11は、形態素解析を用いて取引指示を単語及び文節に分解し、分解された単語及び文節を音声辞書15と照合する(2007、図12のS1002)。具体的には、この取引指示は「銘柄」「日立製作所」「790円」「1000株」「指値買い」の五つに分解され、各単語又は文節と音声辞書15とを照合する。その結果、「銘柄」は、前後に銘柄名を伴って使用される場合、前後に続く語が特定の銘柄名であることを表していると解される。「日立製作所」は銘柄の一つであると解される。「790円」は価格であり、「1000株」は取引数量であると解される。「指値買い」は、入力された条件で株を購入する動作であると解される。
取引仲介サーバ1は、端末3から受信した取引指示を、日立製作所の株を790円で1000株買う取引指示であると解釈し、利用者が取引実行を確認するための応答をテキストデータ及び音声データによって端末3に送信する(2008)。
端末3は、取引仲介サーバ1から受信したテキストデータを取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030に表示し、音声データを出力インターフェース(スピーカ)308から出力し、利用者の取引実行確認を促す。このとき、確認ボタン領域3040の「はい」ボタン3041及び「いいえ」ボタン3042は活性化されており、操作を受け付ける状態となっている。
利用者が、「はい」ボタン3041を操作し、取引の実行を確認すると(2009)、端末3は取引実行確認指示を取引仲介サーバ1に送信する(2010)。
すなわち、利用者の端末3に対する指示は、通常は音声によって入力されるが、取引実行の確認については、利用者にあらためて注意喚起するために、音声入力とは別の入力方法によって指示することが望ましい。このように、音声入力とは別の入力方法による指示によって、利用者が無意識のうちに意図せぬ取引を行ってしまうことを防止することができる。なお、取引実行の確認時の他にも、利用者に重要な利益又は不利益が及ぶ操作については、音声だけで実行されずに、ボタン操作を求めることが望ましい。
取引仲介サーバ1は、利用者が取引実行を確認した後、日立製作所の株を790円で1000株買うための取引要求メッセージを生成し(2012)、売買システム2に送信する(2013)。
その後、売買システム2は、取引要求の内容をチェックし、受付可能であれば、取引要求を受け付けた旨を取引仲介サーバ1に送信する(2017)。
取引仲介サーバ1は、売買システム2から受信した取引要求の受付完了を、テキストデータ及び音声データに変換し(2018)、端末3に送信する(2019)。
端末3は、取引仲介サーバ1から受信したテキストデータを取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030に表示し(図17参照)、音声データを出力インターフェース(スピーカ)308から出力する(2020)。
図17は、取引結果表示画面3400の構成例を示す図である。
取引結果表示画面3400は、操作ボタン領域3010、取引情報表示領域3020、メッセージ表示領域3030及び確認ボタン領域3040を含む。
取引結果表示画面3400の取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030には、取引結果である「日立製作所を790円で1000株 指値買い 注文を受け付けました。」が表示される。
利用者が、取引の成立状況を知りたい場合、音声で「取引結果は」を端末3に入力する(2001)。
取引仲介サーバ1が「取引結果は」の取引指示2005を端末3から受信すると、取引仲介部11は、形態素解析を用いて取引指示を単語及び文節に分解し、分解された単語及び文節を音声辞書15と照合する(2007、図12のS1002)。具体的には、この取引指示からは「取引結果」が抽出され、抽出された単語と音声辞書15とを照合する。音声辞書15には、「取引結果」が動作として登録されているので、取引結果を要求する取引要求メッセージを生成し(2012、S1006)、売買システム2に送信する(2013、S1007)。
売買システム2は、取引履歴22から直近の取引結果を取得し(2015)、取得した取引結果を取引仲介サーバ1に送信する(2017)。
取引仲介サーバ1は、売買システム2から受信した取引結果を、テキストデータ及び音声データに変換し(2018、S1009)、端末3に送信する(2019、S1010)。
端末3は、取引仲介サーバ1から受信したテキストデータを取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030に表示し、音声データを出力インターフェース(スピーカ)308から出力する(2020)。
図18は、問い合わせ画面3500の構成例を示す図である。
問い合わせ画面3500は、操作ボタン領域3010、取引情報表示領域3020、メッセージ表示領域3030及び確認ボタン領域3040を含む。
問い合わせ画面3500は、利用者が音声で「運用相談」を端末3に入力した後、選択ステップ(図11の2009)において、端末3の出力インターフェース(表示画面)308に表示される。
取引仲介サーバ1が「運用相談」の取引指示2005を端末3から受信すると、取引仲介部11は、形態素解析を用いて取引指示を単語及び文節に分解し、分解された単語及び文節を音声辞書15と照合する(2007、図12のS1002)。具体的には、この取引指示からは「運用相談」が抽出され、抽出された単語と音声辞書15とを照合する。音声辞書15には、「運用相談」が動作として登録されているので、運用相談の連絡先をテキストデータ及び音声データによって端末3に送信する(2019)。
端末3は、取引仲介サーバ1から受信したテキストデータを問い合わせ画面3500として取引情報表示領域3020及びメッセージ表示領域3030に表示し、音声データを出力インターフェース(スピーカ)308から出力する(2020)。
問い合わせ画面3500の取引情報表示領域3020において、「コールセンタに電話する」には、電話発信リンクが設定されており、音声通信部303から運営会社(金融商品取引業者)のコールセンタに電話をかけることができる。「取引店に電話する」には、電話発信リンクが設定されており、音声通信部303から運営会社(金融商品取引業者)の取引店に電話をかけることができる。「最寄りの店舗を表示する」を操作すると、端末3の位置情報を取得し、店舗一覧から最寄りの店舗を検索し、検索された最寄りの店舗の住所、電話番号、行き方、地図などを表示する。
以上に説明したように、本発明の実施例によると、取引仲介サーバ1(取引仲介部11)は、端末3に入力された音声を認識したテキストデータによる取引指示を受信し、音声辞書15を参照して、受信した取引指示を売買システム2に送信可能な形式の取引要求に変換して、送信する。このため、簡単な操作によって取引注文が可能なオンライン取引を提供することができる。また、履歴を残しながら音声による取引注文が可能で、多くの情報を利用者が得ることができる。また、取引指示がテキスト化されており、ログに容易に記録可能であるため、利用者及び金融商品取引業者の双方で取引内容を確実に確認することができる。さらに、金融商品取引業者は、利用者を囲い込むことができ、コールセンタの設備を削減でき、人的リソースも削減することができる。
また、取引仲介部11は、音声辞書15を参照した結果、取引指示に対応する取引要求の候補が複数ある場合、端末3に候補を送信し、端末3から受信した選択結果に従って、売買システム2に送信する取引要求を生成するので、利用者の意思に沿った取引を実行することができる。
また、選択結果を学習用ログ17に記録し、音声辞書15を更新するので、音声辞書15を利用者の選択結果により適合させることができる。
また、取引仲介部11は、売買システム2から取得した取引結果を、テキスト及び音声の形式で端末3に送信するので、利用者が取引結果を容易に理解することができ、取引結果をログに容易に記録可能であるため、利用者及び金融商品取引業者の双方で取引内容を確実に確認することができる。
また、音声辞書15は、キーワード、当該キーワードの種類、及び、当該キーワードと他の単語との必要な組み合わせのパターンを含み、取引仲介部11は、取引指示とパターンとを照合して、取引指示の内容の不足を端末13に通知するので、間違いなく取引を実行することができる。
また、端末3は、取引に必要な情報を表示する取引情報表示領域3020と、入力された音声を認識した結果のテキストデータ及び取引仲介サーバ1からの応答内容のテキストデータを時系列で表示するメッセージ表示領域3030と、を含む取引画面を生成するので、利用者は音声による簡単な操作で多くの情報を得ることができる。
さらに、端末3は、取引に関する問い合わせ先に音声による通話を発信するためのお問合せボタン3002を含む画面を生成するので、端末3の通話機能を活用して、迅速且つ簡単な操作で金融商品取引業者と連絡をすることができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 取引仲介サーバ
11 取引仲介部
12 辞書管理部
15 音声辞書
16 銘柄辞書
17 学習用ログ
18 応答用音声データ
19 応答内容ログ
2 売買システム
21 株価情報
22 取引履歴
3 端末
31 取引処理部
32 音声認識部
33 操作ログ
4 音声認識サーバ
5 顧客動向分析システム

Claims (7)

  1. プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続されたメモリとを有する計算機によって構成される取引仲介サーバであって、
    端末装置に入力された音声による取引指示を売買システムに仲介する取引仲介部を備え、
    前記取引仲介部は、
    前記端末装置からの指示を変換する際に参照される辞書にアクセス可能であって、
    前記端末装置に入力された音声を認識したテキストデータによる取引指示を受信し、
    前記辞書を参照して、前記受信した取引指示を前記売買システムに送信可能な形式の取引要求に変換し、
    前記変換された形式の取引要求を前記売買システムに送信することを特徴とする取引仲介サーバ。
  2. 請求項1に記載の取引仲介サーバであって、
    前記取引仲介部は、
    前記辞書を参照した結果、前記取引指示に対応する取引要求の候補が複数ある場合、前記候補を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置から受信した選択結果に従って、前記売買システムに送信可能な形式の取引要求を生成することを特徴とする取引仲介サーバ。
  3. 請求項1又は2に記載の取引仲介サーバであって、
    前記取引仲介部は、前記売買システムから取得した取引結果を、テキスト及び音声の形式の取引結果に変換し、前記端末装置に送信することを特徴とする取引仲介サーバ。
  4. 請求項1又は2に記載の取引仲介サーバであって、
    前記辞書は、検索されるキーワード、当該キーワードの種類、及び、当該キーワードと他の単語との必要な組み合わせを含み、
    前記取引仲介部は、前記取引指示が前記組み合わせを満たさない場合、前記端末装置に取引指示の内容の不足を通知することを特徴とする取引仲介サーバ。
  5. 入力された音声に従って取引の実行をサーバに要求する端末装置であって、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続されたメモリと、利用者により音声が入力されるマイクと、利用者に取引に関する情報を表示する表示部とを備え、
    前記サーバと通信して取引に関する処理を実行し、前記取引の状況を表示する画面を生成する取引処理部と、
    前記利用者が入力した音声を認識したテキストデータを出力する音声認識部とを備え、
    前記取引処理部は、前記入力された音声を認識した結果のテキストデータ及び前記サーバからの応答内容のテキストデータを時系列で表示する履歴表示領域と、前記取引に必要な情報を表示する取引情報表示領域とを含めて前記画面を生成することを特徴とする端末装置。
  6. 請求項5に記載の端末装置であって、
    音声による通話を制御する音声通信部を備え、
    前記取引処理部は、前記取引に関する問い合わせ先に音声による通話を発信するためのリンクを含めて前記画面を生成することを特徴とする端末装置。
  7. 端末装置に入力された音声による取引を仲介する取引仲介サーバにおける取引仲介方法であって、
    前記取引仲介サーバは、プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続されたメモリとを有し、
    前記端末装置からの指示を変換する際に参照される辞書にアクセス可能であって、
    前記方法は、
    前記辞書を参照して、前記端末装置に入力された音声を認識したテキストデータによる取引指示を売買システムに送信可能な形式の取引要求に変換し、
    前記変換された形式の取引要求を前記売買システムに送信することを特徴とする取引仲介方法。
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