JP2019008247A - 光配向用偏光光照射装置 - Google Patents

光配向用偏光光照射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】並んで配置される偏光素子の冷却構造を簡便化すること。
【解決手段】光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、偏光素子30とを具備する。線状の光源10は、紫外線を照射する。フィルタ20は、所定波長の紫外線を透過させる。偏光素子30は、光源10の軸方向に沿って配置され、紫外線を偏光させる。また、光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、偏光素子30との順にそれぞれ間隔をあけて配置される。そして、フィルタ20と偏光素子30との間の空間に、光源10の軸方向に沿って第1冷却風C1を流す第1冷却流路F1が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、光配向用偏光光照射装置に関する。
液晶パネルの製造工程では、液晶パネルに配向処理をするために光配向用偏光光照射装置が用いられている。かかる光配向用偏光光照射装置としては、直線状の紫外線ランプから照射された光を、紫外線ランプの長手方向に沿って配列された複数の偏光素子によって所望の光に偏光し、偏光された光を液晶パネルの照射面に照射する構成が知られている。また、この光配向用偏光光照射装置では、紫外線ランプの軸方向と垂直な向きの冷却風を複数の偏光素子それぞれに向けて送ることにより、すべての偏光素子を冷却している。
特許第5590578号公報
しかしながら、紫外線ランプの軸方向と垂直な向きの冷却風を、並んで配置される偏光素子それぞれに向けて送ろうとした場合、冷却風の流入口および流出口を複数個並べて形成する必要がある。したがって、偏光素子の冷却構造が複雑になるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、並んで配置される偏光素子の冷却構造を簡便化することができる光配向用偏光光照射装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る光配向用偏光光照射装置は、光源と、フィルタと、偏光素子とを具備する。線状の前記光源は、紫外線を照射する。前記フィルタは、所定波長の紫外線を透過させる。前記偏光素子は、前記光源の軸方向に沿って配置され、紫外線を偏光させる。また、前記光源と、前記フィルタと、前記偏光素子との順にそれぞれ間隔をあけて配置される。そして、前記フィルタと前記偏光素子との間の空間に、前記光源の軸方向に沿って第1冷却風を流す第1冷却流路が形成される。
本発明によれば、並んで配置される偏光素子の冷却構造を簡便化することができる。
実施形態に係る光配向用偏光光照射装置の一断面図である。 実施形態に係る光配向用偏光光照射装置の別の断面図である。 実施形態に係る偏光素子の断面図である。 実施形態の変形例1に係る光配向用偏光光照射装置の一断面図である。 実施形態の変形例1に係る光配向用偏光光照射装置の別の断面図である。 参考例および変形例1における複数の偏光素子の温度分布を示した図である。 実施形態の変形例2に係る光配向用偏光光照射装置の拡大斜視図である。 実施形態の変形例3に係る防風カバーを説明するための図である。 実施形態の変形例3に係る光配向用偏光光照射装置の拡大斜視図である。 実施形態の変形例4に係る光配向用偏光光照射装置の拡大斜視図である。
以下で説明する実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、偏光素子30とを具備する。線状の光源10は、紫外線を照射する。フィルタ20は、所定波長の紫外線を透過させる。偏光素子30は、光源10の軸方向に沿って配置され、紫外線を偏光させる。また、光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、偏光素子30との順にそれぞれ間隔をあけて配置される。そして、フィルタ20と偏光素子30との間の空間に、光源10の軸方向に沿って第1冷却風C1を流す第1冷却流路F1が形成される。
また、以下で説明する実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1は、窓材40をさらに具備する。窓材40は、紫外線を透過させる。また、光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、偏光素子30と、窓材40との順にそれぞれ間隔をあけて配置される。そして、偏光素子30と窓材40との間の空間に、光源10の軸方向かつ第1冷却風C1と逆方向に沿って第2冷却風C2を流す第2冷却流路F2が形成される。
また、以下で説明する実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1は、偏光素子フレーム31と、調整用ネジ32とをさらに具備する。偏光素子フレーム31は、偏光素子30を回動可能に支持する。調整用ネジ32は、偏光素子フレーム31に螺合され、第1冷却流路F1に少なくとも一部が露出し、回転させることにより偏光素子30の向きを調整する。そして、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に対して露出する領域のうち、もっとも速い第1冷却風C1が流れる領域において、調整用ネジ32を締め付ける回転方向R1と、第1冷却風C1の流れる方向とが同じ向きである。
また、以下で説明する実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1は、偏光素子フレーム31と、調整用ネジ32と、防風カバー36とをさらに具備する。偏光素子フレーム31は、偏光素子30を回動可能に支持する。調整用ネジ32は、偏光素子フレーム31に螺合され、第1冷却流路F1に少なくとも一部が露出し、回転させることにより偏光素子30の向きを調整する。防風カバー36は、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に対して露出する領域を覆うように配置される。
以下、図面を参照して、実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1について説明する。なお、実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
<実施形態>
最初に、実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1の一断面図であり、図2は、実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1の別の断面図である。具体的には、図1は、光源10が延びる方向と垂直に切断した場合の断面図であり、図2は、光源10が延びる方向と平行に切断した場合の断面図である。
光配向用偏光光照射装置1は、たとえば、液晶パネルの配向膜材料に偏光光を照射して配向膜を得る光配向工程などに用いられる。光配向用偏光光照射装置1は、たとえば、液晶パネルの配向膜や視野角補償フィルムの配向膜などの製造に用いられ、被処理物であるワークWに対して紫外線の偏光光を照射する。
以下、説明の便宜上、ワークWの長手方向をX軸方向とし、X軸方向に直交し、且つ、ワークWの幅方向をY軸方向とし、Y軸方向及びX軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。他の図面においても、X軸、Y軸およびZ軸方向を同様に示す。
実施形態に係る光配向用偏光光照射装置1は、光源10と、フィルタ20と、複数の偏光素子30と、窓材40とを備える。
光源10は、軸心がX軸方向に沿って延びる直線状の光源である。光源10は、たとえば、水銀ランプやメタルハライドランプなどの直線状の放電ランプ、複数のLED(Light Emitting Diode)が基板上に設けられた直線状のLEDランプなどである。なお、実施形態では、光源10が1つの光源で構成されるが、たとえば、複数の光源がX軸方向に沿うように直線状に並んで配列されてもよい。
光源10は、筐体11内における所定の位置に配置され、周囲に反射部材12が設けられる。また、筐体11の上部には、筐体11内を排気する排気ファン13が設けられる。なお、排気ファン13の位置は、筐体11内に限定されない。例えば、排気ファン13が図示しない筐体11の外部に設けられたブロアであってもよい。
反射部材12は、光源10と対向する面に、光源10から照射される光を反射する反射面を有する。かかる反射面は、直線状に配置される光源10の軸心に沿った方向(以下、光源10の軸方向とも呼称する。)に見た場合に、楕円の一部が開口した形状になっている。すなわち、反射部材12は、いわゆる楕円ミラーである。
そして、反射部材12は、反射面を形成する楕円における2つの焦点のうち、一方の焦点の位置に光源10の軸心が位置するように設けられており、他方の焦点側が開口している。これにより、反射部材12は、一方の焦点の位置に光源10を配置した際に、光源10から放出された光を他方の焦点付近に集光させることができる。
また、反射部材12は、Z軸負方向に開口する向きで配設される。なお、反射部材12の形状は上記に限定されず、たとえば放物線の一部が開口した形状や、平板形状などであってもよい。
反射部材12は、直線状に形成される光源10に沿って、上述の形状で光源10に沿って平行に延びる。さらに、反射部材12には、反射面の楕円が開口する側の反対側の部分で、楕円の曲率が最大になる部分付近に、空隙部12aが形成される。すなわち、空隙部12aは、光源10から見て、反射面の楕円が開口する側の反対側に形成される。
反射部材12は、かかる空隙部12aで、楕円の内側と外側との空間を連通させている。ここで、排気ファン13により、特に光源10近傍の高温になった空気を楕円の内側から排気することができることから、温度が高くなり過ぎることなく、光源10を発光させることができる。
反射部材12は、たとえば、ガラス基板上に積層される多層膜で反射面が構成されるダイクロイックミラーである。反射部材12の反射面は、たとえば、紫外線を95%の反射率で反射する一方、波長500nm以上の可視光および赤外光を透過する。
フィルタ20は、たとえば、光源10から照射される光のうち、特定の波長域の光のみを透過するバンドパスフィルタである。フィルタ20は、光源10から照射される光のうち、たとえば、254nmや313nm、365nmなどの所定の波長域の紫外線を透過し、他の波長域の光が透過することを規制することができる。
フィルタ20は、Z軸方向において、反射部材12における反射面の楕円が開口している側に配設される。かかるフィルタ20は、支持部材21を用いて、後述する偏光素子フレーム31に支持される。
偏光素子30は、入射する紫外線を偏光光として出射する。偏光素子30は、フィルタ20と同様に、Z軸方向において、反射部材12における反射面の楕円が開口する側に配設される。たとえば、反射面の楕円における他方の焦点の位置に偏光素子30を設けることにより、反射部材12で反射した光を偏光素子30に向けて集光させることができる。なお、偏光素子30は焦点の位置に限定されない。例えば、変更素子30の位置は、反射面の楕円における他方の焦点よりも光源10側であってもよいし、反射面の楕円における他方の焦点よりも光源10から遠ざかる側であってもよい。
図2に示すように、複数の偏光素子30が光源10の軸方向に沿って並んで配置される。また、偏光素子30は、XY平面上における周囲が、偏光素子フレーム31で囲まれるとともに、図1に示すように、かかる偏光素子フレーム31に螺合される調整用ネジ32と、偏光素子フレーム31に固定される支柱33とにより挟持される。これにより、偏光素子30は、偏光素子フレーム31に支持される。調整用ネジ32および支柱33の詳細については後述する。
偏光素子30は、光源10から照射され、フィルタ20と通過する紫外線のうち、所定の基準方向に平行ではない偏光軸の紫外線を反射または吸収する。一方で、偏光素子30は、所定の基準方向に平行な偏光軸の紫外線を通過させ、ワークWに向けて出射する。
すなわち、偏光素子30は、フィルタ20を通過した様々な方向に振動する偏光軸の紫外線から、基準方向にのみ振動した偏光軸の紫外線を偏光光として取り出すことができる。なお、基準方向のみに振動した偏光軸の光を、一般に直線偏光という。また、偏光軸とは、光の電場及び磁場の振動方向である。
図3は、実施形態に係る偏光素子30の断面図であり、具体的には、偏光素子30において偏光光を取り出す部位である偏光素子体30aを、光源10の軸方向と平行な方向に切断した場合の断面図である。
図3に示すように、偏光素子体30aは、たとえば、石英ガラスなどの基板30a1上に、複数の直線状の電気導体30a2を等間隔に平行に配置したワイヤーグリッド偏光素子である。電気導体30a2は、たとえば、クロムやアルミニウム合金、モリブデンシリコン合金、アモルファスシリコンなどで構成され、電気導体30a2の長手方向は、所定の基準方向(実施形態ではY軸方向)と平行である。
これにより、偏光素子体30aは、Y軸方向と平行な偏光軸の紫外線を通過させる。なお、電気導体30a2のピッチは、光源10から放出される紫外線の波長の1/3以下であるのが望ましい。
図1および図2の説明に戻る。窓材40は、紫外線を透過させる材料(たとえば、合成石英ガラスなど)で構成され、窓材フレーム41に支持され、偏光素子30を通過した偏光光を透過させる。そして、窓材40を通過した紫外線の偏光光が、ワークWに照射される。なお、ワークWの表面に照射される紫外線の偏光軸の基準方向は、ワークWの構造、用途、または、要求される仕様に応じて適宜設定される。
ここまで説明したように、光配向用偏光光照射装置1では、光源10と、フィルタ20と、複数の偏光素子30と、窓材40とが、かかる記載の順に、それぞれ間隔をあけて配置される。そして、光源10から照射される光は、フィルタ20と、複数の偏光素子30と、窓材40との順に通過して、所望の偏光光がワークWに照射される。
ここで、実施形態では、フィルタ20と複数の偏光素子30との間に形成され、偏光素子フレーム31に囲まれる空間に、偏光素子30を冷却する第1冷却風C1を流すための第1冷却流路F1が形成される。具体的には、図2に示すように、光源10の軸方向における偏光素子フレーム31の一端側(図ではX軸負方向側)に流入口34が形成され、他端側(図ではX軸正方向側)に流出口35が形成される。
そして、流入口34から第1冷却風C1を流入させ、かかる第1冷却風C1を光源10の軸方向と平行な向き(図ではX軸正方向)に流して、流出口35から流出させる。これにより、並んで配置される偏光素子30をすべて冷却する第1冷却流路F1が形成される。
すなわち、実施形態では、流入口34および流出口35を一組形成するだけで、並んで配置される偏光素子30をすべて冷却することができる。したがって、実施形態によれば、並んで配置される偏光素子30の冷却構造を簡便化することができる。
実施形態では、第1冷却風C1として、圧縮された高圧空気を流してもよいし、冷却空気を循環して流してもよい。
<変形例>
つづいて、実施形態にかかる光配向用偏光光照射装置1の各種変形例について説明する。図4は、実施形態の変形例1に係る光配向用偏光光照射装置1の一断面図であり、図5は、実施形態の変形例1に係る光配向用偏光光照射装置1の別の断面図である。なお、図4は、実施形態における図1に対応する図面であり、図5は、実施形態における図2に対応する図面である。
図4および図5に示すように、変形例1では、複数の偏光素子30と窓材40との間に形成され、窓材フレーム41および偏光素子フレーム31に囲まれる空間に、偏光素子30を冷却する第2冷却風C2を流すための第2冷却流路F2が形成される。
具体的には、図5に示すように、光源10の軸方向における窓材フレーム41の一端側(図ではX軸正方向側)に流入口42が形成され、他端側(図ではX軸負方向側)に流出口43が形成される。なお、かかる流入口42および流出口43は、第1冷却流路F1を形成する流入口34および流出口35とはそれぞれ逆の位置に形成される。すなわち、流入口42は流出口35の近傍に形成され、流出口43は流入口34の近傍に形成される。
そして、流入口42から第2冷却風C2を流入させ、かかる第2冷却風C2を光源10の軸方向と平行な向き、かつ第1冷却風C1とは逆方向(図ではX軸負方向)に流して、流出口43から流出させる。これにより、偏光素子30をすべて冷却する第2冷却流路F2が形成される。
上述の実施形態では、光源10からの紫外線によって偏光素子30が高温になる場合、第1冷却流路F1における上流側の偏光素子30に比べて、下流側の偏光素子30の冷却効率が低下する場合がある。なぜなら、上流側にある高温の偏光素子30を冷却すると、第1冷却風C1の温度が大きく上昇するため、下流側における第1冷却風C1と偏光素子30との温度差が小さくなるからである。
しかしながら、第1冷却流路F1とは逆向きの第2冷却流路F2を形成することにより、第1冷却流路F1における下流側の偏光素子30が、第2冷却流路F2では上流側になることから、かかる偏光素子30を優先的に冷却することができる。したがって、変形例1によれば、並んで配置される偏光素子30を均等に冷却することができる。
図6は、参考例および変形例1における複数の偏光素子30の温度分布を示した図である。ここで、図6は、光源10から光が照射されている場合において、10個並んで配置される偏光素子30それぞれの温度を配列順に示している。また、参考例は、複数の偏光素子30と窓材40との間の空間に、第1冷却風C1と同じ向きの第2冷却風C2を流した場合の例である。図6において、縦軸は温度[℃]、横軸は偏光素子の番号を示す。
図6に示すように、第1冷却風C1と逆向きの第2冷却風C2を流す変形例1では、並んで配置される偏光素子30の温度分布が均等になるように、偏光素子30を冷却することができる。
なお、変形例1では、室温と同等の温度の第2冷却風C2を第2冷却流路F2に流してもよいし、冷却器により室温より低い温度に冷却された第2冷却風C2を第2冷却流路F2に流してもよい。
図7は、実施形態の変形例2に係る光配向用偏光光照射装置1の拡大斜視図であり、具体的には、第1冷却流路F1の周囲に設けられる偏光素子30と、偏光素子フレーム31と、調整用ネジ32と支柱33とについて示した図である。
ここで、偏光素子30を支持する構造の詳細について、図7を参照しながら説明する。偏光素子30は、上述の偏光素子体30aと、かかる偏光素子体30aを保持する保持部30bとで構成される。かかる構成を有する偏光素子30は、一方側(図ではY軸正方向側)において円柱状の支柱33を基点に、XY平面上で回動可能に係止される。また、偏光素子30は、他方側(図ではY軸負方向側)において一対の調整用ネジ32で押圧される。すなわち、偏光素子30は、支柱33と調整用ネジ32とにより挟持される。
さらに、一対の調整用ネジ32のねじ込み量をそれぞれ適宜調整することにより、支柱33を基点に偏光素子30を回動させて、偏光素子30のXY平面上における向きを適宜調整することができる。これにより、偏光素子体30aの基準方向を、所望の向きに調整することができることから、光配向用偏光光照射装置1から出射される光の偏光軸を調整することができる。
たとえば、一対の調整用ネジ32の一方には偏光素子30を挟持する機能を主に担わせ、もう一方には偏光素子30の向きを調整する機能を主に担わせればよい。
ここで、変形例2では、図7に示すように、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に対して露出する領域のうち、もっとも速い第1冷却風C1が流れる領域において、調整用ネジ32を締めつける回転方向R1と、第1冷却風C1の流れる方向とを同じ向きにするとよい。
たとえば、変形例2では、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に露出する領域のうち、下側に比べて上側のほうが流路面積が大きいことから、第1冷却風C1の流れが速い。したがって、変形例2において「もっとも速い第1冷却風C1が流れる領域」とは、調整用ネジ32の上側の領域となる。
もし仮に、調整用ネジ32を締めつける回転方向R1と、第1冷却風C1の流れる方向とが反対向きであるとすると、調整用ネジ32を緩ませる回転方向と、第1冷却風C1の流れる方向とが同じ向きになる。したがって、調整用ネジ32には、かかる調整用ネジ32が緩む方向に第1冷却風C1の流れが加わることから、次第に調整用ネジ32が緩み、調整用ネジ32のねじ込み量が変化してしまう恐れがある。
一方で、変形例2では、調整用ネジ32を締めつける回転方向R1と、第1冷却風C1の流れる方向とを同じ向きにしている。これにより、第1冷却風C1の流れで調整用ネジ32が緩むことを抑制することができる。したがって、第1冷却風C1によって調整用ネジ32のねじ込み量が変化することを抑制することができることから、光配向用偏光光照射装置1から出射される光の偏光軸を安定させることができる。
なお、図7の例では、1つの偏光素子30に対して1つの支柱33と一対の調整用ネジ32とが設けられているが、支柱33や調整用ネジ32の数や配置についてはかかる例に限られない。
図8は、実施形態の変形例3に係る防風カバー36を説明するための図であり、図9は、実施形態の変形例3に係る光配向用偏光光照射装置1の拡大斜視図である。図8および図9で示すように、変形例3では、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に対して露出する領域を覆うように、防風カバー36が設けられる。
かかる防風カバー36は、たとえば、図8に示すように、略U字状であり、偏光素子30に当接する二対以上(図では三対)の調整用ネジ32の上側をまとめて覆うように配置される。これにより、図9に示すように、第1冷却流路F1に第1冷却風C1が流れる場合でも、かかる第1冷却風C1の流れに調整用ネジ32がさらされることを抑制することができる。
したがって、変形例3によれば、変形例2と同様に、第1冷却風C1によって調整用ネジ32のねじ込み量が変化することを抑制することができることから、光配向用偏光光照射装置1から出射される光の偏光軸を安定させることができる。
さらに、変形例3では、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に対して露出することで増大していた流路抵抗を、防風カバー36で覆うことにより低減させることができる。したがって、第1冷却風C1による偏光素子30の冷却効率を向上させることができる。
なお、防風カバー36の配置は上述の例に限られない。たとえば、図10に示すように、偏光素子30に当接する一対の調整用ネジ32の上側をそれぞれ覆うように、複数の防風カバー36を配置してもよい。図10は、実施形態の変形例4に係る光配向用偏光光照射装置1の拡大斜視図である。
また、防風カバー36の形状は略U字状に限られず、調整用ネジ32が第1冷却流路F1に露出する領域を覆うように形成されていれば、どのような形状であってもよい。
上記実施形態では、第1冷却風C1として圧縮された高圧空気を流し、第2冷却風C2として室温より低い温度に冷却された冷却風を流した例について示したが、第1冷却風C1は圧縮された高圧空気に限られず、また第2冷却風C2は室温以下の冷却風に限られない。たとえば、第1冷却風C1を室温以下の冷却風にしてもよく、第2冷却風C2を圧縮された高圧空気にしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 光配向用偏光光照射装置
10 光源
20 フィルタ
30 偏光素子
31 偏光素子フレーム
32 調整用ネジ
36 防風カバー
40 窓材
C1 第1冷却風
F1 第1冷却流路
C2 第2冷却風
F2 第2冷却流路

Claims (4)

  1. 紫外線を照射する線状の光源と;
    所定波長の紫外線を透過させるフィルタと;
    前記光源の軸方向に沿って配置され、紫外線を偏光させる偏光素子と;
    を具備し、
    前記光源と、前記フィルタと、前記偏光素子との順にそれぞれ間隔をあけて配置され、
    前記フィルタと前記偏光素子との間の空間に、前記光源の軸方向に沿って第1冷却風を流す第1冷却流路が形成される
    光配向用偏光光照射装置。
  2. 紫外線を透過させる窓材をさらに具備し、
    前記光源と、前記フィルタと、前記偏光素子と、前記窓材との順にそれぞれ間隔をあけて配置され、
    前記偏光素子と前記窓材との間の空間に、前記光源の軸方向かつ前記第1冷却風と逆方向に沿って第2冷却風を流す第2冷却流路が形成される
    請求項1に記載の光配向用偏光光照射装置。
  3. 前記偏光素子を回動可能に支持する偏光素子フレームと;
    前記偏光素子フレームに螺合され、前記第1冷却流路に少なくとも一部が露出し、回転させることにより前記偏光素子の向きを調整する調整用ネジと;
    をさらに具備し、
    前記調整用ネジが前記第1冷却流路に対して露出する領域のうち、もっとも速い前記第1冷却風が流れる領域において、前記調整用ネジを締め付ける回転方向と、前記第1冷却風の流れる方向とが同じ向きである
    請求項1または2に記載の光配向用偏光光照射装置。
  4. 前記偏光素子を回動可能に支持する偏光素子フレームと;
    前記偏光素子フレームに螺合され、前記第1冷却流路に少なくとも一部が露出し、回転させることにより前記偏光素子の向きを調整する調整用ネジと;
    前記調整用ネジが前記第1冷却流路に対して露出する領域を覆うように配置される防風カバーと;
    をさらに具備する
    請求項1または2に記載の光配向用偏光光照射装置。
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