JP2019007918A - 風向風速計及び風向風速監視システム - Google Patents

風向風速計及び風向風速監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】必要な複数の部品を1つのモジュールに収納して、取付け工数を削減した風向風速計及びその風向風速計を使用した風向風速監視システムを提供する。
【解決手段】地面に対して垂直方向に立てられた支柱31と、地面に対して水平方向に向けられて支柱に回転可能に支持された回転軸33と、回転軸33に取り付けられたモジュール10と、を備えて、風向及び風速を計測する風向風速計100であって、モジュール10には、互いに直交する第1軸J1、第2軸J2及び第3軸J3それぞれの方向の磁気を検出可能な地磁気センサ11と、互いに直交する2方向の加速度を検出可能な加速度センサ13と、が設けられており、地磁気センサ11の第1軸J1の方向が回転軸33の長手方向に向くと共に、加速度センサ13における2方向が第2軸J2の方向及び第3軸J3の方向となるように、モジュール10が回転軸33に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、風向風速計及び無線ネットワークシステムを利用した風向風速監視システムに係る。
従来から、磁気センサを使用して風向及び風速を計測する風向風速計が開発されている。例えば、特許文献1には、回転軸に磁石を取り付け、装置本体の支柱に磁気センサを固定して風速を検出する風向風速計900の構成が開示されている。風向風速計900を図6に示す。
図6には、回転軸918に磁石919が取り付けられており、A,B,及びCそれぞれにおいて、支柱921に対する回転軸918の回転角度が0°、45°、及び90°の場合が示されており、磁気センサ922を貫く磁力線923が回転していることがわかる。この回転磁界によって磁気センサ922は、回転軸918の向いている方向に関係なく、回転軸918の回転数、即ち風速を検知することができる。
また、近年では、無線ネットワークシステムを利用して風向・風速等の常時監視を行う監視システムが開発されている。無線ネットワークシステムを利用することにより、人手によって風向・風速のデータを取得する必要がなくなる。
実開平3−25160号公報
しかしながら、特許文献1に開示された風向風速計900においては、回転軸に磁石を取り付けると共に、装置本体の支柱に磁気センサを取り付ける必要がある。また、風速計測以外に風向計測のための部品も必要になる。そのため、各部品を搭載したモジュールが複数必要になり、それらのモジュールを複数の箇所に取り付けるための工数が掛かってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、必要な複数の部品を1つのモジュールに収納して、取付け工数を削減した風向風速計及びその風向風速計を使用した風向風速監視システムを提供することにある。
この課題を解決するために、本発明の風向風速計は、地面に対して垂直方向に立てられた支柱と、前記地面に対して水平方向に向けられて前記支柱に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられたモジュールと、を備えて、風向及び風速を計測する風向風速計であって、前記モジュールには、互いに直交する第1軸、第2軸及び第3軸それぞれの方向の磁気を検出可能な地磁気センサと、互いに直交する2方向の加速度を検出可能な加速度センサと、が設けられており、前記地磁気センサの前記第1軸の方向が前記回転軸の長手方向に向くと共に、前記加速度センサにおける前記2方向が前記第2軸の方向及び前記第3軸の方向となるように、前記モジュールが前記回転軸に取り付けられている、という特徴を有する。
このように構成された風向風速計は、風向及び風速を計測するために必要な地磁気センサと加速度センサとを含む複数の部品を1つのモジュールに収納し、当該モジュールを回転軸一箇所に取り付けるようにしたので、モジュール数を1つにすることができると共に、モジュール取付け工数を削減することができる。
また、上記の構成において、前記モジュールが、前記回転軸内の前記支柱の近傍に配置されている、という特徴を有する。
このように構成された風向風速計では、モジュールが回転軸内の支柱の近傍に配置されているので、地磁気センサ及び加速度センサに対する、回転軸の回転による遠心力の影響を減少させることができる。そのため、風向及び風速をより正確に計測することが可能になる。
また、上記の構成において、前記モジュール内に、外部との通信が可能なモジュール無線通信部を有している、という特徴を有する。
このように構成された風向風速計では、モジュール無線通信部を有しているので、配線を必要とせずに、取得したデータを容易に外部へ送信することができる。
また、この課題を解決するために、本発明の風向風速監視システムは、風向及び風速を計測する風向風速計と、指令センターと、を備えた風向風速監視システムであって、前記風向風速計は、地面に対して垂直方向に立てられた支柱と、前記地面に対して水平方向に向けられて前記支柱に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられたモジュールと、を備え、前記モジュールには、互いに直交する第1軸、第2軸及び第3軸それぞれの方向の磁気を検出可能な地磁気センサと、互いに直交する2方向の加速度を検出可能な加速度センサと、が設けられていると共に、前記地磁気センサが計測したデータを記憶するメモリと、前記指令センターとの通信が可能なモジュール無線通信部と、前記地磁気センサ、前記加速度センサ、前記メモリ、及び前記モジュール無線通信部を制御するモジュール制御部と、を備えており、前記地磁気センサの前記第1軸の方向が前記回転軸の長手方向に向くと共に、前記加速度センサにおける前記2方向が前記第2軸の方向及び前記第3軸の方向となるように、前記モジュールが前記回転軸に取り付けられており、前記指令センターは、前記風向風速計との間で通信を行う指令センター無線通信部と、前記指令センター無線通信部を制御する指令センター制御部と、を有し、前記指令センターは、前記指令センター無線通信部を介して前記風向風速計によって取得した風向及び風速に関する前記データを収集する、という特徴を有する。
このように構成された風向風速監視システムは、取得した風向及び風速に関するデータを、無線ネットワークシステムを利用して風向風速計から指令センターへ無線送信することができるため、指令センターで必要なデータを速やかに取得することが可能になる。その結果、人手によって風向・風速のデータを取得する必要がなくなる。
本発明の風向風速計は、風向及び風速を計測するために必要な地磁気センサと加速度センサとを含む複数の部品を1つのモジュールに収納し、当該モジュールを回転軸一箇所に取り付けるようにしたので、モジュール数を1つにすることができると共に、モジュール取付け工数を削減することができる。また、本発明の風向風速監視システムは、取得した風向及び風速に関するデータを、無線ネットワークシステムを利用して風向風速計から指令センターへ無線送信することができるため、指令センターで必要なデータを速やかに取得することが可能になる。その結果、人手によって風向・風速のデータを取得する必要がなくなる。
本発明の風向風速計の外観を示す斜視図である。 風向風速計及び風向風速監視システムの構成を示すブロック図である。 風向風速計の拡大断面図である。 回転軸が45°回転した状態の風向風速計の拡大断面図である。 回転軸が90°回転した状態の風向風速計の拡大断面図である。 従来例に係る風向風速計の風速検知の原理を示す説明図である。
[実施形態]
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。本発明の風向風速計及び風向風速監視システムについては、以下説明する実施形態に限定されるものではなく適宜変更が可能である。
[風向風速計の実施形態]
最初に、図1乃至図3を参照して、風向風速計100の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態における風向風速計100の外観を示す斜視図であり、図2は、風向風速計100の構成を示すブロック図である。また、図3は、風向風速計100の、図1のA−A線から見た拡大断面図であり、プロペラ35が回転する前の静止している状態を示している。尚、図3に示す静止している状態を、基準状態とする。
図1に示すように、風向風速計100は、風向F1及び風速F2を計測する風向風速計であり、その本体30が、地面に対して垂直方向に立てられた支柱31と、地面に対して水平方向に向けられて支柱31に回転可能に支持された略円筒形状の回転軸33と、を含んで構成されており、この回転軸33内には、モジュール10を備えている。尚、回転軸33内の、少なくともモジュール10が収納されている箇所は空洞となっている。
回転軸33には、その一端に複数の羽根35aから成るプロペラ35が取り付けられていると共に、その他端には、尾翼37が取り付けられている。尾翼37によって、プロペラ35が風向F1に対して対向する。従って、略円筒形状をした回転軸33の長手方向は、常に風向F1と平行になる。
尚、本明細書内では、この回転軸33の長手方向を図面上X方向とし、地面に対して平行で回転軸33に対し垂直の方向をY方向とし、地面に対して垂直の方向をZ方向とする。そのため、X方向は風向F1によって回転変化し、Y方向もX方向に回転に伴って回転変化する。
回転軸33内の、回転軸33と支柱31とが接する箇所付近にモジュール10が取り付けられている。即ち、モジュール10は、回転軸33内の支柱31の近傍に配置されている。この回転軸33内の支柱31の近傍に配置されている箇所は、回転軸33が回転する際の支点となっている。尚、モジュール10は、回転軸33内の支柱31の近傍に配置されていることが望ましいが、回転軸33における他の場所に配置されていても良い。
図2に示すように、風向風速計100内のモジュール10には、風向F1及び風速F2を計測するための地磁気センサ11と、加速度センサ13と、地磁気センサ11が計測したデータ等の各種情報を記憶するメモリ17と、外部との通信が可能なモジュール無線通信部19と、これらに接続され、これらを制御するためのモジュール制御部15が備えられている。尚、モジュール無線通信部19の働きについては、風向風速監視システム200の実施形態の説明時に説明する。
モジュール10は、図1に示すように略直方体形状をしており、モジュール10には、図3に示すように回路基板18が取り付けられている。この回路基板18上に上述した各部品即ち、地磁気センサ11、加速度センサ13及びメモリ17と、モジュール無線通信部19及びモジュール制御部15が搭載されている。回路基板18は、その搭載面が回転軸33内でX方向と垂直な方向の面、即ち、Y−Z面と平行になるように取り付けられている。
回路基板18に搭載されている地磁気センサ11は、図3に示すように、回路基板18に対して平行な面を有して形成されており、互いに直交する第1軸J1、第2軸J2及び第3軸J3それぞれの方向の磁気を検出可能に構成されている。第1軸J1の方向は、地磁気センサ11の上記平行な面を垂直に貫く方向であり、第2軸J2の方向は、地磁気センサ11のこの面と平行になる方向であり、第3軸J3の方向は、この面上で第2軸J2に対して垂直な方向である。
風向風速計100では、地磁気センサ11は、便宜上X方向から見て長方形形状をしており、図3に示す基準状態において長方形形状の短辺がY方向になり、長方形形状の長辺がZ方向になるように配置されているとする。従って、図3に示す基準状態において、第1軸J1が図1に示すX方向になり、第2軸J2が地磁気センサ11の短辺方向即ちY方向となり、第3軸J3が地磁気センサ11の長辺方向即ちZ方向となる。
加速度センサ13は、図3に示すように、回路基板18上で地磁気センサ11の近傍に搭載されている。加速度センサ13は、互いに直交する2方向の加速度を検出可能に構成されている。
加速度センサ13は、上述した互いに直交する2方向のうちの1方向が、図3に示す基準状態におけるY方向になり、他の1方向が、基準状態におけるZ方向になるように配置されている。即ち、加速度センサ13が加速度を検出可能な2方向は、地磁気センサ11における第2軸J2及び第3軸J3と同じ方向となる。
加速度センサ13が加速度を検出可能な2方向は、前述したように、回転軸33の回転に伴って回転変化するが、加速度センサ13は、回転角度に対応して2方向の加速度を検出する。そのため、回転軸33の回転角度に関わらず、常に地球の中心方向、即ち重力方向D1を検知することができる。従って、回転軸33の回転角度に関わらず、その瞬間・瞬間で、加速度センサ13と同一の面に配置されている地磁気センサ11が地面に対してどのような角度に傾斜しているかを検知することができる。
尚、前述したように、モジュール10が回転軸33内の支柱31の近傍に配置されているので、モジュール10内の地磁気センサ11と加速度センサ13とが、回転軸33の回転のための支点となる位置の近傍に配置されることになる。そのため、地磁気センサ11及び加速度センサ13に対する、回転軸33の回転による遠心力の影響を減少させることができる。
次に、図1乃至図5を参照して、風向風速計100における風向F1及び風速F2の計測方法について説明する。図4は、回転軸33が図3に示した基準状態(回転角0°)から、+X方向から−X方向へ見て左方向へ45°回転した状態の、図1のA−A線から見た風向風速計100の拡大断面図であり、図5は、同じく左方向へ90°回転した状態の、風向風速計100の拡大断面図である。
前述したように、地磁気センサ11は、磁気検出方向の第1軸J1が回転軸33の長手方向と同じ方向になるように取り付けられている。そのため、地磁気センサ11の検出する第2軸J2及び第3軸J3の磁気の変化によって風速F2を容易に計測することができる。
風向風速計100の回転軸33が回転した際に、図2に示すモジュール10内では、この回転に伴い変化する地磁気の第2軸J2の成分及び第3軸J3の成分を検出し、モジュール制御部15に入力する。そして、モジュール制御部15は、入力された地磁気の第2軸J2の成分及び第3軸J3の各成分の検出値の変化量に基づき、回転軸33の単位時間あたりの回転数、即ち風速F2を算出して求める。そして、その算出結果をメモリ17に記憶する。
一方、回転軸33の示す方位、即ち風向F1は、地磁気センサ11の検出した第1軸J1、第2軸J2及び第3軸J3の磁気の変化と、加速度センサ13の検出結果とによって計測することができる。
例えば、風向風速計100の回転軸33が図3に示すように、風の吹いてくる方向を向いて回転し始める直前の地磁気センサ11の第1軸J1の成分、第2軸J2の成分及び第3軸J3の成分を検出し、検出結果をモジュール制御部15に入力する。
地磁気センサ11による磁気の検出と同時に、加速度センサ13によって、この時の重力方向D1を検出する。尚、この加速度センサ13によって検出された重力方向D1は、地磁気センサ11の各軸の方向を示すための基準の方向となる。この図3に示す基準状態の場合、第1軸J1は重力方向D1に対して垂直の方向を向いており、第2軸J2も重力方向D1に対して垂直の方向を向いている。また、第3軸J3は重力方向D1に対して平行な方向を向いている。
次に、風向風速計100の回転軸33が図4に示すように、45°回転した場合においても同様に、地磁気センサ11の第1軸J1の成分、第2軸J2の成分及び第3軸J3の成分を検出し、モジュール制御部15に入力する。
この場合も、地磁気センサ11による磁気の検出と同時に、加速度センサ13によって、この時の重力方向D1を検出する。尚、この図4に示す状態の場合、第1軸J1は重力方向D1に対して垂直の方向を向いているが、第2軸J2及び第3軸J3は重力方向D1に対して45°傾斜している。
次に、風向風速計100の回転軸33が図5に示すように、90°回転した場合においても同様に、地磁気センサ11の第1軸J1の成分、第2軸J2の成分及び第3軸J3の成分を検出し、モジュール制御部15に入力する。
この場合も、地磁気センサ11による磁気の検出と同時に、加速度センサ13によって、この時の重力方向D1を検出する。尚、この図5に示す状態の場合、第1軸J1は重力方向D1に対して垂直の方向を向いているが、第2軸J2は重力方向D1に対して平行な方向を向いており、第3軸J3は重力方向D1に対して垂直の方向を向いている。
上述した、風向風速計100の回転軸33が基準状態の場合、45°回転した場合、そして90°回転した場合それぞれにおいて、モジュール制御部15に入力された地磁気の第1軸J1の成分、第2軸J2の成分及び第3軸J3の成分それぞれの検出値に基づき、回転軸33の示している方位を算出する。その際、基準状態、45°回転した状態、そして90°回転した状態それぞれの状態において、加速度センサ13によって検出された重力方向D1が参酌される。
地磁気センサ11の第1軸J1、第2軸J2及び第3軸J3が、どのような角度をなしていても、加速度センサ13によって検出された重力方向D1を基準とすることによって、それぞれの角度を知ることができる。その結果、東西南北の各方位を確定させることができるため、回転軸33の示す方位、即ち風向F1を算出することができる。その算出結果はメモリ17に記憶される。
上記説明では、風向風速計100の回転軸33の回転角度が、0°、45°、及び90度の場合を示したが、その他の回転角度の場合であっても、同様に風向F1を算出することができる。
[風向風速監視システムの実施形態]
次に、図2を参照して、風向風速監視システム200の構成について説明する。図2は、風向風速監視システム200の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、風向風速監視システム200は、風向F1及び風速F2を計測する風向風速計100と、指令センター20と、を備えており、風向風速計100と指令センター20とは、無線ネットワークシステム40によって無線接続される。図2では、単数の風向風速計100が記載されているが、通常は、複数の風向風速計100が風向・風速の計測を必要とする箇所それぞれに配設されている。尚、風向風速計100の内部の構成については、既に説明しているので、その説明を省略する。
指令センター20は、風向風速計100との間で通信を行う指令センター無線通信部29と、この指令センター無線通信部29を制御する指令センター制御部25と、を有して構成されている。
風向風速計100と指令センター20とを無線接続する無線ネットワークシステム40としては、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))バージョン4.0であるBLE(Bluetooth Low Energy)等が使用される。そのために、風向風速計100のモジュール無線通信部19及び指令センター20の指令センター無線通信部29は、それぞれBLE規格に準拠している。
上述したBLEは、省コストでシステムを構成することができると共に超省電力であるが、通信速度は、例えば無線LAN(Local Area Network)に比較して非常に遅い。即ち、一度で送受信できる処理容量が小さい。従って、常時通信を行うことはできず、間欠的に送信又は受信を行う必要がある。従って、適切なデータ転送タイミングで風向風速計100から指令センター20へ送信する必要がある。
風向風速監視システム200内の風向風速計100においては、モジュール10内の地磁気センサ11によって取得された各種データは、メモリ17に記憶される。その後、モジュール制御部15及びモジュール無線通信部19を介して、上述したデータ転送タイミングで指令センター20へ送信される。その結果、指令センター20は、風向風速計100によって取得した風向F1及び風速F2に関する各種データを収集することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
風向風速計100は、風向F1及び風速F2を計測するために必要な地磁気センサ11と加速度センサ13とを含む複数の部品を1つのモジュール10に収納し、当該モジュール10を回転軸33一箇所に取り付けるようにしたので、モジュール数を1つにすることができると共に、モジュール取付け工数を削減することができる。
また、モジュール10が回転軸33内の支柱31の近傍に配置されているので、地磁気センサ11及び加速度センサ13に対する、回転軸33の回転による遠心力の影響を減少させることができる。そのため、風向F1及び風速F2をより正確に計測することが可能になる。
また、モジュール無線通信部19を有しているので、配線を必要とせずに、取得したデータを容易に外部へ送信することができる。
また、風向風速監視システム200は、取得した風向F1及び風速F2に関するデータを、無線ネットワークシステム40を利用して風向風速計100から指令センター20へ無線送信することができるため、指令センター20で必要なデータを速やかに取得することが可能になる。その結果、風向F1・風速F2のデータを人手によって取得する必要がなくなる。
以上説明したように、本発明の風向風速計は、風向及び風速を計測するために必要な地磁気センサと加速度センサとを含む複数の部品を1つのモジュールに収納し、当該モジュールを回転軸一箇所に取り付けるようにしたので、モジュール数を1つにすることができると共に、モジュール取付け工数を削減することができる。また、本発明の風向風速監視システムは、取得した風向及び風速に関するデータを、無線ネットワークシステムを利用して風向風速計から指令センターへ無線送信することができるため、指令センターで必要なデータを速やかに取得することが可能になる。その結果、人手によって風向・風速のデータを取得する必要がなくなる。
以上のように、本発明の実施形態に係る風向風速計100及び風向風速監視システム200について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
10 モジュール
11 地磁気センサ
13 加速度センサ
15 モジュール制御部
17 メモリ
19 モジュール無線通信部
20 指令センター
25 指令センター制御部
29 指令センター無線通信部
30 本体
31 支柱
33 回転軸
35 プロペラ
35a 羽根
37 尾翼
40 無線ネットワークシステム
100 風向風速計
200 風向風速監視システム
F1 風向
F2 風速
J1 第1軸
J2 第2軸
J3 第3軸
D1 重力方向

Claims (4)

  1. 地面に対して垂直方向に立てられた支柱と、前記地面に対して水平方向に向けられて前記支柱に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられたモジュールと、を備えて、風向及び風速を計測する風向風速計であって、
    前記モジュールには、互いに直交する第1軸、第2軸及び第3軸それぞれの方向の磁気を検出可能な地磁気センサと、互いに直交する2方向の加速度を検出可能な加速度センサと、が設けられており、
    前記地磁気センサの前記第1軸の方向が前記回転軸の長手方向に向くと共に、前記加速度センサにおける前記2方向が前記第2軸の方向及び前記第3軸の方向となるように、前記モジュールが前記回転軸に取り付けられている、
    ことを特徴とする風向風速計。
  2. 前記モジュールが、前記回転軸内の前記支柱の近傍に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の風向風速計。
  3. 前記モジュール内に、外部との通信が可能なモジュール無線通信部を有している、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風向風速計。
  4. 風向及び風速を計測する風向風速計と、指令センターと、を備えた風向風速監視システムであって、
    前記風向風速計は、地面に対して垂直方向に立てられた支柱と、前記地面に対して水平方向に向けられて前記支柱に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられたモジュールと、を備え、
    前記モジュールには、互いに直交する第1軸、第2軸及び第3軸それぞれの方向の磁気を検出可能な地磁気センサと、互いに直交する2方向の加速度を検出可能な加速度センサと、が設けられていると共に、前記地磁気センサが計測したデータを記憶するメモリと、前記指令センターとの通信が可能なモジュール無線通信部と、前記地磁気センサ、前記加速度センサ、前記メモリ、及び前記モジュール無線通信部を制御するモジュール制御部と、を備えており、
    前記地磁気センサの前記第1軸の方向が前記回転軸の長手方向に向くと共に、前記加速度センサにおける前記2方向が前記第2軸の方向及び前記第3軸の方向となるように、前記モジュールが前記回転軸に取り付けられており、
    前記指令センターは、前記風向風速計との間で通信を行う指令センター無線通信部と、前記指令センター無線通信部を制御する指令センター制御部と、を有し、
    前記指令センターは、前記指令センター無線通信部を介して前記風向風速計によって取得した風向及び風速に関する前記データを収集する、
    ことを特徴とする風向風速監視システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020118476A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 Tdk株式会社 風速測定方法および風速計

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JP2020118476A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 Tdk株式会社 風速測定方法および風速計

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