JP2019007506A - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2019007506A
JP2019007506A JP2017121423A JP2017121423A JP2019007506A JP 2019007506 A JP2019007506 A JP 2019007506A JP 2017121423 A JP2017121423 A JP 2017121423A JP 2017121423 A JP2017121423 A JP 2017121423A JP 2019007506 A JP2019007506 A JP 2019007506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
transmission shaft
joint member
hole
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017121423A
Other languages
English (en)
Inventor
森本 和樹
Kazuki Morimoto
和樹 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2017121423A priority Critical patent/JP2019007506A/ja
Publication of JP2019007506A publication Critical patent/JP2019007506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

【課題】 簡素な構造でもって内側継手部材と動力伝達軸を確実に固定し、かつ、容易に分離する。
【解決手段】 外側継手部材12と、外側継手部材12との間でボール14を介して角度変位を許容しながら回転トルクを伝達する内側継手部材13とを備え、内側継手部材13に動力伝達軸25をトルク伝達可能に結合させ、内側継手部材13と動力伝達軸25との間に、内側継手部材13に対して動力伝達軸25を着脱する脱着機構33を設けた等速自在継手11であって、脱着機構33は、内側継手部材13に延設されて動力伝達軸25に外挿された筒状部材34と、筒状部材34に径方向移動可能に収容された固定部材36と、筒状部材34の外周に軸方向移動可能に配置された環状部材37とを備え、動力伝達軸25に貫通孔42を形成し、環状部材37を抜け止めするピン部材54を貫通孔42に挿通させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の動力伝達系に使用され、特に、自動車用プロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手に関する。
自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手には、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手の二種がある。これら両者の等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。
自動車に組み込まれるプロペラシャフトは、トランスミッションとディファレンシャルとの相対位置関係の変化による角度変位と軸方向変位に対応する必要がある。そのため、プロペラシャフトは、一般的に、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手をそれぞれ装備し、両者の等速自在継手をプロペラ軸で連結した構造を具備する。
固定式等速自在継手は、外側継手部材、内側継手部材、複数のボールおよびケージを備えている。内側継手部材の軸孔には、トランスミッションから延びる出力軸である動力伝達軸がスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結されている。この動力伝達軸は、止め輪により内側継手部材に対して抜け止めされている。
従来、このプロペラシャフトにおける動力伝達軸と等速自在継手との連結構造として、種々のものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1で開示された連結構造は、等速自在継手の内側継手部材を軸方向の動力伝達軸側に延設し、内側継手部材と動力伝達軸とのスプライン嵌合部分以外の部位で、内側継手部材と動力伝達軸とを止め輪で固定した構造を具備する。
特許文献2で開示された連結構造は、等速自在継手の内側継手部材にドライブスリーブをスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結すると共に、動力伝達軸にドライブナットを連結し、ドライブスリーブにドライブナットを嵌合させた構造を具備する。
特許第5174153号公報 特許第5818390号公報
ところで、前述したプロペラシャフトにおいて、プロペラシャフトの部品交換や保守点検のためには、トランスミッションの動力伝達軸に対して等速自在継手を着脱可能とする必要がある。前述の特許文献1,2で開示された動力伝達軸と等速自在継手との連結構造の場合、以下のような課題を持つ。
特許文献1で開示された連結構造の場合、動力伝達軸の抜け耐力を確保しながら動力伝達軸と等速自在継手の内側継手部材とを分離可能にするため、止め輪や止め輪溝に面取りや丸みを設けることになる。
しかしながら、止め輪による抜け止め性能を安定させるためには、止め輪や止め輪溝の面取り等の形状、寸法の設計および管理が非常に困難で、最適な形状、寸法の設計および管理が難しい。
特許文献2で開示された連結構造の場合、等速自在継手の内側継手部材から延びるドライブスリーブに、動力伝達軸のドライブナットを嵌合させることにより、動力伝達軸に等速自在継手を確実に固定することができると共に、動力伝達軸から等速自在継手を容易に分離させることができる。
しかしながら、ドライブスリーブおよびドライブナットからなる嵌合構造の場合、ドライブスリーブおよびドライブナットの部品が必要となる。その結果、プロペラシャフトにおける部品点数が増加し、プロペラシャフトのコストアップを招くことになる。
そこで、本発明は前述の課題に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、簡素な構造でもって内側継手部材と動力伝達軸を確実に固定し、かつ、容易に分離し得る等速自在継手を提供することにある。
本発明に係る等速自在継手は、外側継手部材と、その外側継手部材との間でトルク伝達部材を介して角度変位を許容しながらトルクを伝達する内側継手部材とを備え、その内側継手部材に動力伝達軸をトルク伝達可能に結合させ、内側継手部材と動力伝達軸との間に、内側継手部材に対して動力伝達軸を着脱する脱着機構を設けた構造を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明における脱着機構は、内側継手部材に延設されて動力伝達軸に外挿された筒状部材と、その筒状部材に径方向移動可能に収容された固定部材と、筒状部材の外周に軸方向移動可能に配置された環状部材とを備え、動力伝達軸に貫通孔を形成し、環状部材を抜け止めするピン部材を貫通孔に挿通させたことを特徴とする。
本発明では、筒状部材、固定部材および環状部材を主要部とする脱着機構により以下の要領でもって、環状部材の軸方向移動により筒状部材内の固定部材を径方向移動させることにより、動力伝達軸と内側継手部材との固定および分離が行われる。
動力伝達軸と内側継手部材との固定は、以下のとおりである。環状部材を筒状部材内の固定部材に近接する方向に移動させる。この環状部材の近接移動により、筒状部材内で固定部材が径方向内側に移動する。この時、環状部材により固定部材の径方向外側への移動が拘束され、固定部材が筒状部材の内周面から突出する。この固定部材の突出により、固定部材が動力伝達軸に係止される。
動力伝達軸と内側継手部材との分離は、以下のとおりである。環状部材を筒状部材内の固定部材から離隔する方向に移動させる。この環状部材の離隔移動により、固定部材の径方向外側への移動拘束状態が解除される。動力伝達軸を内側継手部材から抜脱する動作に伴って、固定部材が径方向外側に移動して筒状部材の内周面から退入する。この固定部材の退入により、動力伝達軸に対する固定部材の係止状態が解除される。
この動力伝達軸と内側継手部材との固定時には、動力伝達軸の貫通孔にピン部材を挿通させることにより、筒状部材に対して環状部材を抜け止めする。また、動力伝達軸と内側継手部材との分離時には、動力伝達軸の貫通孔からピン部材を抜脱することにより、筒状部材に対する環状部材の離隔移動を可能とする。
このようなピン部材による抜け止め構造を採用したことにより、内側継手部材と動力伝達軸との間に設けられた脱着機構において、動力伝達軸と内側継手部材との固定時および分離時、抜け止め構造の周辺空間が狭くて制約を受けるような状況であっても、動力伝達軸に対するピン部材の抜き差しを容易に行うことができる。
本発明におけるピン部材は、貫通孔に挿入される先端側部位に弾性変形可能な引掛り部を有すると共に、基端側部位に貫通孔よりも大径の係止部を有する構造が望ましい。さらに、このピン部材は、貫通孔の開口周縁に向けて拡開する引掛り部を有する構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、ピン部材の引掛り部を閉じるように弾性変形させることによりピン部材を動力伝達軸の貫通孔に挿通させることができる。また、ピン部材の係止部が貫通孔周縁に当接すると、引掛り部が貫通孔から突出して弾性復元力により拡開して貫通孔周縁に係止される。このようにして、動力伝達軸に対するピン部材の着脱がより一層容易となる。
本発明によれば、内側継手部材に対して動力伝達軸を着脱する脱着機構を、筒状部材、固定部材および環状部材で構成したことにより、簡素な構造でもって内側継手部材と動力伝達軸を確実に固定し、かつ、容易に分離することができる。その結果、脱着機構における設計の自由度を向上させることができ、部品点数を増加させることなく、等速自在継手のコスト低減が図れる。
また、動力伝達軸の貫通孔にピン部材を挿通させた抜け止め構造を採用したことにより、脱着機構において、動力伝達軸と内側継手部材との固定時および分離時、抜け止め構造の周辺空間が狭くて制約を受けるような状況であっても、動力伝達軸に対するピン部材の抜き差しを容易に行うことができる。
本発明の実施形態で等速自在継手の全体構成を示す断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 トランスミッションの動力伝達軸に等速自在継手の内側継手部材を組み付ける時の状態を示す断面図である。 図2の脱着機構において、内側継手部材に対して動力伝達軸を挿入する前の状態を示す断面図である。 図2の脱着機構において、内側継手部材に対して動力伝達軸を挿入する途中の状態を示す断面図である。 図2の脱着機構において、内側継手部材に対する動力伝達軸の挿入を完了した状態を示す断面図である。 図2の脱着機構において、内側継手部材に対して動力伝達軸を固定した後の状態を示す断面図である。 図1の抜け止め機構において、動力伝達軸に対してピン部材を挿入する前の状態を示す断面図である。 図1の抜け止め機構において、動力伝達軸に対してピン部材を挿入する途中の状態を示す斜視図である。
本発明に係る等速自在継手の実施形態を図面に基づいて以下に詳述する。
以下の実施形態では、自動車用プロペラシャフトに組み込まれる固定式等速自在継手の一つであるツェッパ型等速自在継手(BJ)を例示するが、他の固定式等速自在継手としてアンダーカットフリー型等速自在継手(UJ)にも適用可能である。また、ダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)、クロスグルーブ型等速自在継手(LJ)やトリポード型等速自在継手(TJ)などの摺動式等速自在継手にも適用可能である。
4WD車やFR車などの自動車に組み込まれるプロペラシャフトは、トランスミッションとディファレンシャルとの相対位置関係の変化による角度変位と軸方向変位に対応する必要がある。そのため、プロペラシャフトは、一般的に、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手をそれぞれ装備し、両者の等速自在継手を鋼製のプロペラ軸で連結した構造を具備する。
この実施形態の固定式等速自在継手11(以下、単に等速自在継手と称す)は、図1に示すように、外側継手部材12と、内側継手部材13と、トルク伝達部材である複数のボール14と、ケージ15とで主要部が構成されている。
外側継手部材12は、軸方向に延びる円弧状トラック溝16が球面状内周面17の円周方向複数箇所に等間隔で形成されている。この外側継手部材12の開口端部18には、パイプ状のプロペラ軸19が摩擦溶接などによりトルク伝達可能に同軸的に結合されている。この開口端部18には、外側継手部材12の内部にグリース等の潤滑剤を封入するため、シールプレート20が圧入嵌合により取り付けられている。
内側継手部材13は、外側継手部材12のトラック溝16と対をなして軸方向に延びる円弧状トラック溝21が球面状外周面22の円周方向複数箇所に等間隔で形成されている。内側継手部材13の軸孔23には、トランスミッション24から延びる出力軸である動力伝達軸25がスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結されている。この動力伝達軸25は、脱着機構33により内側継手部材13に対して着脱可能となっている。
ボール14は、外側継手部材12のトラック溝16と内側継手部材13のトラック溝21との間に介在する。このボール14は、外側継手部材12と内側継手部材13との間で回転トルクを伝達する。ボール14は、6個、8個あるいはそれ以外であってもよく、その個数は任意である。
ケージ15は、外側継手部材12の内周面17と内側継手部材13の外周面22との間に介在する。このケージ15は、ボール14を保持する複数のポケット26が円周方向複数箇所に等間隔で形成されている。
以上の構成からなる等速自在継手11では、プロペラ軸19により外側継手部材12と内側継手部材13との間に作動角が付与されると、ケージ15に保持されたボール14は常にどの作動角においても、その作動角の二等分面内に維持され、外側継手部材12と内側継手部材13との間での等速性が確保される。外側継手部材12と内側継手部材13との間では、等速性が確保された状態で回転トルクがボール14を介して伝達される。
等速自在継手11は、外側継手部材12の内部に封入された潤滑剤の漏洩を防ぐと共に外部からの異物侵入を防止するため、外側継手部材12と動力伝達軸25との間にシール機構27を装着した構造を具備する。潤滑剤の封入により、外側継手部材12に対して動力伝達軸25が作動角をとりながら回転する作動時において、継手内部の摺動部位での潤滑性を確保している。
プロペラシャフトを構成する等速自在継手11は、高回転で作動角が小さい。このことから、前述のシール機構27は、ゴム製のブーツ28と金属環29および環状部材37とで構成されている。
ブーツ28は、小径端部30と大径端部31を有して中間でU字状に折り返した形状をなす。金属環29は、一端部が外側継手部材12の開口端部32の外周面に圧入嵌合により固定され、他端部がブーツ28の大径端部31に加締めにより固定されている。環状部材37には、ブーツ28の小径端部30が加硫接着により一体的に固定されている。環状部材37は、シール機構27の一部を構成すると共に脱着機構33の一部を構成する。
等速自在継手11がプロペラ軸19に組み付けられたプロペラシャフトにおいて、プロペラシャフトの部品交換や保守点検のためには、トランスミッション24の動力伝達軸25に対して等速自在継手11を着脱する脱着機構33が必要である。この実施形態の等速自在継手11は、以下のような構造の脱着機構33を具備する。
脱着機構33は、図1および図2に示すように、等速自在継手11の内側継手部材13とトランスミッション24の動力伝達軸25との間に設けられ、筒状部材34と、固定部材36と、環状部材37とで主要部が構成されている。
筒状部材34は、内側継手部材13のトランスミッション24側へ向けて軸方向に延在するように動力伝達軸25に外挿されている。内側継手部材13のトランスミッション24側に位置する突出端部の外周面に環状の係止溝38を設けると共に、筒状部材34のプロペラ軸19側に位置する端部の内周面に環状の係止爪39を設けている。
内側継手部材13の係止溝38に筒状部材34の係止爪39を嵌合させることにより、内側継手部材13と筒状部材34とを連結している。筒状部材34は、内側継手部材13と連結された状態で、動力伝達軸25の大径部40の段差面41で軸方向に位置規制されている。
なお、この実施形態では、内側継手部材13に係止溝38を設けると共に筒状部材34に係止爪39を設けた構造を例示するが、筒状部材34のプロペラ軸19側端部の外周面に環状の係止溝を設けると共に、内側継手部材13のトランスミッション24側端部の内周面に環状の係止爪を設けるようにしてもよい。
筒状部材34は、スリット(図示せず)を設けて拡径可能としている。筒状部材34を内側継手部材13に組み付ける際、スリットを利用して筒状部材34を拡径させることで、筒状部材34の係止爪39と内側継手部材13の係止溝38との嵌合が容易となる。このようなスリットを設けても、組み付け後の筒状部材34の外周は環状部材37で拘束されていることから、筒状部材34が不必要に拡径することはない。
なお、筒状部材34の寸法や材料(例えば、炭素鋼や焼結金属など)によっては剛性が高くて拡径に大きな力が必要であったり、拡径後に塑性変形が残ることが懸念される場合には、筒状部材34を円周方向に複数個に分割した構造とすればよい。
分割構造を採用すれば、筒状部材34の拡径が不要となるので、筒状部材34を内側継手部材13に容易に組み付けることができる。この場合、筒状部材34の貫通孔46に固定部材36を収容させた上で環状部材37を外挿すれば、筒状部材34が内側継手部材13から脱落することはない。
この実施形態では、等速自在継手11の構成部品である内側継手部材13とは別体の筒状部材34を例示しているが、この筒状部材34は内側継手部材13と一体物で構成することも可能である。なお、筒状部材34を内側継手部材13と別体で構成することにより、加工面で筒状部材34の製作が容易である。
この筒状部材34の材質としては、例えば、低炭素鋼、真鍮、アルミなどの金属加工や樹脂の成型のいずれでも製作可能であるが、必要とする軸方向耐力(例えば、最大2000N程度)で係止爪39の変形や破損が発生しないものであればよい。固定部材36の組み込み性や、製作の容易性、加工コストを考慮すると、弾性が大きいナイロン等の熱可塑性樹脂の成型品が好ましい。
筒状部材34の外周面には、径方向外側に向けて突出した引掛り部35が形成されている。これにより、環状部材37の筒状部材34への組み付け時、引掛り部35が環状部材37のプロペラ軸側端部43に干渉することにより(図4参照)、環状部材37が筒状部材34から脱落することを防止できるようにしている。
筒状部材34の円周方向複数箇所(90°間隔で4箇所)に、筒状部材34の内外周に開口する貫通孔46を形成し、この貫通孔46に球状の固定部材36を径方向移動可能に収容している。固定部材36の径方向移動により、固定部材36を筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47および内周側開口部48に対して突出退入自在としている。
なお、この実施形態では、固定部材36として、複数個(4個)の球状体(鋼球)を例示する。図面では、180°反対方向の上下2箇所に配置された固定部材36を示す。固定部材36の個数は、筒状部材34を動力伝達軸25に係止させる上で必要とする固定力により適宜設定すればよい。
このように、固定部材36を筒状部材34の貫通孔46に収容することで、動力伝達軸25と内側継手部材13との固定時、固定部材36の径方向内側への移動でもって、固定部材36により動力伝達軸25を拘束することが容易となる。また、動力伝達軸25と内側継手部材13との分離時、固定部材36の径方向外側への移動でもって、固定部材36による動力伝達軸25の拘束を解除することが容易となる。
筒状部材34の貫通孔46は、筒状部材34の内周側開口部48を縮径させ、固定部材36の外径よりも若干小さい内径としている。これにより、筒状部材34への環状部材37の組み付け時(筒状部材34に動力伝達軸25が挿入されていない状態)、筒状部材34の貫通孔46に収容された固定部材36が重力等により筒状部材34の内径側へ脱落することを防止している(図4参照)。
なお、この実施形態では、筒状部材34の貫通孔46の内周側開口部48を縮径させ、固定部材36の外形よりも若干小さい内径としているが、貫通孔46の外周側開口部47も縮径させ、固定部材36の外径よりも若干小さい内径としてもよい。このような構造を採用すれば、固定部材36が筒状部材34の外径側へ脱落することを防止できる。
また、この実施形態では、貫通孔46の内周側開口部48および外周側開口部47をその全周に亘って縮径させているが、内周側開口部48および外周側開口部47を周方向に沿って複数箇所で部分的に縮径させることにより、突起状に形成してもよい。
一方、動力伝達軸25のスプライン嵌合部44と大径部40との間の外周面に環状の凹溝45を形成している。この凹溝45は、筒状部材34が動力伝達軸25の大径部40の段差面41に当接した状態で、筒状部材34に設けられた貫通孔46の軸方向位置と一致するように形成されている。この状態で、凹溝45に固定部材36が嵌まり込むことで固定部材36を動力伝達軸25に係止させている。
環状部材37は、図1および図2に示すように、動力伝達軸25の大径部40の外周面および筒状部材34の外周面に軸方向移動可能に配置されている。環状部材37は、前述したシール機構27の一部を構成するブーツ28の小径端部30に加硫接着により一体的に取り付けられている。
環状部材37は、軸方向に長尺な筒状をなし、トランスミッション24側に位置して動力伝達軸25の大径部40の外周面および筒状部材34の外周面に摺接する小径円筒部49と、プロペラ軸19側に位置して筒状部材34の外周面との間で隙間を持つ大径円筒部50とで構成されている。
小径円筒部49のトランスミッション側端部51を径方向外側に屈曲させている。小径円筒部49は、固定部材36を筒状部材34の貫通孔46に収容した状態で、固定部材36の径方向外側への移動を拘束することにより、その固定部材36を筒状部材34の内周面より突出させるようにしている。
この小径円筒部49と大径円筒部50との間には、小径円筒部49から大径円筒部50へ向けてテーパ状に傾斜する拡径部52が設けられている。動力伝達軸25と内側継手部材13との固定時、環状部材37の軸方向移動により、拡径部52に沿って固定部材36を径方向内側へスムーズに移動させることが可能となる。
大径円筒部50は、動力伝達軸25と内側継手部材13との分離時、径方向外側への移動によって拘束状態が解除された固定部材36を収容する。これにより、その固定部材36が筒状部材34の貫通孔46から径方向外側へ脱落することを防止するようにしている。
また、この大径円筒部50のプロペラ軸側端部43を縮径させて径方向内側に屈曲させている。大径円筒部50より縮径させたプロペラ軸側端部43での内径は、筒状部材34の外径より大きく、かつ、その筒状部材34の外周面に設けられた引掛り部35の外径より小さく設定されている。
これにより、筒状部材34に対して環状部材37をスムーズに軸方向移動させることができ、その軸方向移動時にプロペラ軸側端部43が引掛り部35に干渉することで環状部材37が筒状部材34から抜脱することが防止している。
なお、環状部材37の小径円筒部49により固定部材36の径方向外側への移動が拘束された状態では、固定部材36が筒状部材34の内周面から突出し、固定部材36の径方向外側への移動の拘束状態が解除された場合には、環状部材37の大径円筒部50に固定部材36が収容されて筒状部材34の内周面から突出しないように、固定部材36の大きさが設定されている。
つまり、球状の固定部材36の外径は、筒状部材34の貫通孔46の径方向寸法(貫通孔深さ寸法)よりも大きくなるように設定する必要がある。これにより、動力伝達軸25に対する固定部材36の係止および離脱を確実に行うことができる。
動力伝達軸25の大径部40の外周面のプロペラ軸側に環状の凹溝56を形成し、この凹溝56にOリング57を嵌合させている。このOリング57を介して、動力伝達軸25の大径部40の外周面および筒状部材34の外周面に環状部材37を外嵌させている。
これにより、環状部材37は、動力伝達軸25と内側継手部材13とを固定および分離する脱着機構33による着脱機能だけでなく、継手内部に封入された潤滑剤の漏洩を防止すると共に継手外部からの異物侵入を防止するシール機構27のブーツ28によるシール機能も発揮する。
以上で説明した脱着機構33の一部として、この等速自在継手11は、図1および図2に示すように、環状部材37の抜け止め構造53を具備する。この抜け止め構造53では、動力伝達軸25の大径部40に貫通孔42を径方向に沿って形成し、その貫通孔42に丸棒状のピン部材54を挿通させている。
なお、この実施形態では、動力伝達軸25の中心を通るように貫通孔42を形成しているが、貫通孔42は、必ずしも動力伝達軸25の中心を通る必要はない。貫通孔42が動力伝達軸25の中心を通らない場合、その形成部位は、1箇所あるいは2箇所以上のいずれであってもよい。
この抜け止め構造53のピン部材54は、先端側部位に弾性変形可能な引掛り部60を有すると共に、基端側部位に貫通孔42よりも大径の係止部61を有する。このピン部材54は、樹脂やSUPなど弾性を有する素材からなり、ブーツ28の反力に耐え得る直径を有する。
引掛り部60は、貫通孔42の開口周縁に向けて拡開した舌片状をなす。この引掛り部60は、無負荷状態で貫通孔42の開口周縁に当接する。なお、この実施形態では、2個の引掛り部60を例示しているが、貫通孔42の開口周縁に沿って3個以上の引掛り部60を設けてもよい。係止部61はフランジ形状をなす。
この抜け止め構造53では、環状部材37のプロペラ軸側端部43を筒状部材34の外周面の段差部55に係止させると共に、環状部材37のトランスミッション側端部51をピン部材54の引掛り部60に係止させることにより、動力伝達軸25および筒状部材34に対して環状部材37を軸方向両側で位置規制している。
以上の構成からなる脱着機構33において、環状部材37の軸方向移動により筒状部材34内の固定部材36を径方向移動させることにより、動力伝達軸25に対して固定部材36を着脱可能としている。
つまり、この実施形態の等速自在継手11では、筒状部材34、固定部材36および環状部材37からなる脱着機構33により、図4〜図7に示す以下の要領でもって、動力伝達軸25と内側継手部材13との固定および分離が行われる。なお、図4〜図7は、固定部材36がその上方から下方に向けて重力を受けた状態を示している。
図4は内側継手部材13に対して動力伝達軸25を挿入する前の状態、図5は内側継手部材13に対して動力伝達軸25を挿入する途中の状態(図3参照)、図6は内側継手部材13に対する動力伝達軸25の挿入を完了した状態、図7は内側継手部材13に対して動力伝達軸25を固定した後の状態(図1および図2に示すピン部材54の取り付け前の状態)を示す。
まず、トランスミッション24の動力伝達軸25に等速自在継手11の内側継手部材13を組み付けるに先立って、図4に示すように、内側継手部材13の係止溝38に筒状部材34の係止爪39を嵌合させることにより、内側継手部材13に筒状部材34を組み付ける。その後、筒状部材34の貫通孔46に固定部材36を配置し、環状部材37を筒状部材34の外周面に外挿する。この時、環状部材37のプロペラ軸側端部43が筒状部材34の引掛り部35を超えるまで挿入する。
この状態では、環状部材37の大径円筒部50が筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47を塞ぐように配置されている。また、筒状部材34の貫通孔46の内周側開口部48が縮径されていることから、貫通孔46内に収容された固定部材36が貫通孔46の内周側開口部48から脱落することはない。この時、環状部材37のプロペラ軸側端部43が筒状部材34の引掛り部35に係止されることで、筒状部材34に対して環状部材37が抜け止めされる。
次に、動力伝達軸25に内側継手部材13を組み付けるに際しては、図5に示すように、内側継手部材13の軸孔23に動力伝達軸25を挿入し、内側継手部材13と動力伝達軸25とをスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結する。この時、筒状部材34のトランスミッション側端部に動力伝達軸25の大径部40の段差面41が筒状部材34に当接するまで動力伝達軸25を挿入することになる。
この動力伝達軸25の挿入時、図3に示すように、シール機構27の金属環29に取り付けられた治具58を使用する。この治具58は、脱着機構33の環状部材37が軸方向移動することを規制する係止部59を有する。この係止部59は、環状部材37のトランスミッション側端部51の内側に当接することにより、環状部材37の大径円筒部50が筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47を塞ぐように、筒状部材34に対して環状部材37を位置決めする。
動力伝達軸25の挿入が完了すれば、治具58を取り外す。なお、環状部材37の固定状態を保持できるのであれば、前述の治具58は必ずしも必要なものではない。
このような治具58を使用することにより、動力伝達軸25の挿入に伴う環状部材37の軸方向移動を阻止し、筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47に環状部材37の大径円筒部50が対応するように環状部材37を位置決めすることができる。
これにより、固定部材36が筒状部材34の貫通孔46内で径方向に自由に移動することが可能で、環状部材37の大径円筒部50に固定部材36を収容することができる。その結果、固定部材36が筒状部材34の貫通孔46の内周側開口部48から突出することがないので、動力伝達軸25の挿入を阻害しない。そのため、内側継手部材13を動力伝達軸25に組み付けることが容易となる。
図5に示すように、動力伝達軸25の挿入時、筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47に対応させて環状部材37の大径円筒部50が配置されていることから、固定部材36が筒状部材34の貫通孔46内で径方向に自由に移動できるので、筒状部材34に挿入される動力伝達軸25の外周面により固定部材36が径方向外側に押し出される。
これにより、固定部材36は、環状部材37の大径円筒部50に収容されて貫通孔46の内周側開口部48から径方向内側へ突出することはない。その結果、筒状部材34に対して動力伝達軸25がスムーズに挿入される。
さらに、動力伝達軸25を押し込むことにより、図6に示すように、筒状部材34のトランスミッション側端部に動力伝達軸25の大径部40の段差面41を当接させる。これにより、動力伝達軸25の外周面に位置する凹溝45が、筒状部材34の貫通孔46の内周側開口部48から露呈する固定部材36と対応する位置に配置される。この時、固定部材36は、動力伝達軸25の凹溝45と環状部材37の大径円筒部50の間で筒状部材34の貫通孔46内を径方向に自由に移動することが可能である。
次に、環状部材37を固定部材36に近接する方向(プロペラ軸19側)に摺動させる。筒状部材34の貫通孔46の外周側開口部47から突出している固定部材36は、環状部材37の拡径部52に当接する。この状態から、さらに、環状部材37を軸方向に摺動させると、環状部材37が固定部材36を径方向内側に押し込んで移動させる。この時、環状部材37の拡径部52に沿って固定部材36がスムーズに押し込まれる。
そして、図7に示すように、環状部材37の軸方向移動によりそのプロペラ軸側端部43が筒状部材34の外周面の段差部55に当接する。一方、環状部材37の小径円筒部49により固定部材36の径方向外側への移動が拘束されるため、筒状部材34の貫通孔46内で径方向内側に移動した固定部材36が貫通孔46の内周側開口部48から突出して動力伝達軸25の凹溝45に嵌合する。このようにして、環状部材37の小径円筒部49で押さえ込まれた固定部材36が動力伝達軸25の凹溝45に係止される。
この固定部材36により、動力伝達軸25と内側継手部材13とが筒状部材34を介して固定されることになる。そして、脱着機構33の抜け止め構造53において、動力伝達軸25の貫通孔42にピン部材54を挿通させることにより(図1および図2参照)、動力伝達軸25と内側継手部材13の固定を完了する。
この動力伝達軸25と内側継手部材13との固定時には、図8および図9に示すように、動力伝達軸25の貫通孔42にピン部材54を挿通させる。図8は動力伝達軸25に対してピン部材54を挿入する前の状態、図9は動力伝達軸25に対してピン部材54を挿入する途中の状態を示す。
このピン部材54の挿入時、動力伝達軸25の貫通孔42に規制されて引掛り部60が閉じるように弾性変形する。これにより、ピン部材54を動力伝達軸25の貫通孔42に挿入することが容易となる。このピン部材54の係止部61が動力伝達軸25の貫通孔42の開口周縁に当接すると、引掛り部60が貫通孔42から突出し、弾性復元力により拡開して貫通孔42の開口周縁に係止される(図1および図2参照)。
このようにして、環状部材37のトランスミッション側端部51をピン部材54の引掛り部60に係止させることにより、筒状部材34に対して環状部材37を抜け止めする(図1および図2参照)。
このようなピン部材54による抜け止め構造53を採用したことにより、内側継手部材13と動力伝達軸25との間に設けられた脱着機構33において、動力伝達軸25と内側継手部材13との固定時、抜け止め構造53の周辺空間が狭くて制約を受けるような状況であっても、動力伝達軸25に対するピン部材54の装着を容易に行うことができる。
一方、動力伝達軸25と内側継手部材13との分離は、前述とは逆の操作により行われる。つまり、動力伝達軸25の貫通孔42からピン部材54を抜脱する(図7参照)。このピン部材54の抜脱は、引掛り部60を閉じるように弾性変形させることにより、その引掛り部60を貫通孔42に挿通させて係止部61側から引き抜くことにより行うことができる(図8および図9参照)。
このようなピン部材54による抜け止め構造53を採用したことにより、動力伝達軸25と内側継手部材13との分離時においても、抜け止め構造53の周辺空間が狭くて制約を受けるような状況であっても、動力伝達軸25に対するピン部材54の抜脱を容易に行うことができる。
そして、環状部材37を固定部材36から離隔する方向(トランスミッション24側)に摺動させ、環状部材37の大径円筒部50が筒状部材34の貫通孔46と対応する位置に配置する(図6参照)。
これにより、固定部材36は貫通孔46内で径方向に自由に移動可能となり、動力伝達軸25に係止された状態が解除される。この状態から、動力伝達軸25のスプライン嵌合部44を内側継手部材13の軸孔23から引き抜くと、固定部材36は筒状部材34の貫通孔46の内周側開口部48から退入し、動力伝達軸25の凹溝45から抜け出してその外周面に当接する(図5参照)。さらに、動力伝達軸25を引き抜くことにより、動力伝達軸25と内側継手部材13の分離が完了する(図4参照)。
この動力伝達軸25と内側継手部材13との固定および分離において使用される脱着機構33の構成部品、つまり、筒状部材34、固定部材36および環状部材37のいずれも、破損や大きな変形を伴わないので、同一部品を利用して再度の固定および分離も可能である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 等速自在継手
12 外側継手部材
13 内側継手部材
14 トルク伝達部材(ボール)
25 動力伝達軸
33 脱着機構
34 筒状部材
36 固定部材
37 環状部材
42 貫通孔
53 抜け止め構造
54 ピン部材
60 引掛り部
61 係止部

Claims (3)

  1. 外側継手部材と、前記外側継手部材との間でトルク伝達部材を介して角度変位を許容しながら回転トルクを伝達する内側継手部材とを備え、前記内側継手部材に動力伝達軸をトルク伝達可能に結合させ、内側継手部材と前記動力伝達軸との間に、内側継手部材に対して動力伝達軸を着脱する脱着機構を設けた等速自在継手であって、
    前記脱着機構は、内側継手部材に延設されて動力伝達軸に外挿された筒状部材と、前記筒状部材に径方向移動可能に収容された固定部材と、前記筒状部材の外周に軸方向移動可能に配置された環状部材とを備え、前記動力伝達軸に貫通孔を形成し、前記環状部材を抜け止めするピン部材を前記貫通孔に挿通させたことを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記ピン部材は、前記貫通孔に挿入される先端側部位に弾性変形可能な引掛り部を有すると共に、基端側部位に前記貫通孔よりも大径の係止部を有する請求項1に記載の等速自在継手。
  3. 前記ピン部材は、前記貫通孔の開口周縁に向けて拡開する引掛り部を有する請求項1又は2に記載の等速自在継手。
JP2017121423A 2017-06-21 2017-06-21 等速自在継手 Pending JP2019007506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121423A JP2019007506A (ja) 2017-06-21 2017-06-21 等速自在継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121423A JP2019007506A (ja) 2017-06-21 2017-06-21 等速自在継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019007506A true JP2019007506A (ja) 2019-01-17

Family

ID=65028523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017121423A Pending JP2019007506A (ja) 2017-06-21 2017-06-21 等速自在継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019007506A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6211638B2 (ja) 等速自在継手
JP2007055322A (ja) 車輪用軸受装置
CN106164507B (zh) 传动轴和在该传动轴中使用的等速接头
JP6879775B2 (ja) 等速自在継手
US8246475B2 (en) Constant velocity joint
JP2009085380A (ja) 等速自在継手
US20180010645A1 (en) Power transmission shaft
JP2019007506A (ja) 等速自在継手
US11525484B2 (en) Constant velocity universal joint
US11493094B2 (en) Constant velocity universal joint
WO2017187947A1 (ja) 等速自在継手
JP2008281035A (ja) 等速自在継手のシャフト抜け止め構造
JP2008190591A (ja) 等速自在継手
CN108026977B (zh) 固定式等速万向联轴器及车轮用轴承装置
JP6284712B2 (ja) 等速自在継手
JP2017203538A (ja) 摺動式等速自在継手
JP6901241B2 (ja) 等速自在継手
JP2010261532A (ja) 等速自在継手
WO2017082068A1 (ja) 摺動式等速自在継手
WO2017195552A1 (ja) 摺動式等速自在継手及びその製造方法
JP2012163171A (ja) 等速自在継手
JP2017082910A (ja) 等速自在継手
JP2018103654A (ja) 摺動式等速自在継手