JP2019005582A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリパレーションパルスの効果の低減を抑制可能なグラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを提供すること。【解決手段】本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、複数の第1のセグメントに分割され、k空間をラディアル収集で充填するパルスシーケンスを実行する制御回路を有する。前記第1のセグメントは、第1のプリパレーションパルスの印加後に複数の第2のセグメントを実行する構成を有する。前記第2のセグメントは、第2のプリパレーションパルスの印加後に前記k空間における少なくとも1つのラインを収集する構成を有する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
k空間のデータ充填方法の一つに、放射状にデータを充填するラディアル法がある。ラディアル法ではk空間中心を通るラインに沿って毎回データ収集が行われるため、ラディアル法を用いたグラディエントエコー法では脂肪を抑制することが困難である。T1強調画像を得るためには、データ収集に先立ち、プリパレーションパルスとして反転パルスが印加されるが、TEが短い場合、脂肪が強調されてしまう。脂肪が抑制されたT1強調画像を得るため、データ収集の直前に、プリパレーションパルスとして更に脂肪抑制パルスを印加する方法もある。しかしながら、時間が経つにつれて脂肪抑制効果が低減してしまう。
米国特許出願公開第2015/268319号明細書 米国特許出願公開第2008/161678号明細書 米国特許出願公開第2007/007958号明細書
本発明が解決しようとする課題は、プリパレーションパルスの効果の低減を抑制可能なグラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを提供することにある。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、数の第1のセグメントに分割され、k空間をラディアル収集で充填するパルスシーケンスを実行する制御回路を具備する磁気共鳴イメージング装置であって、前記第1のセグメントは、第1のプリパレーションパルスの印加後に複数の第2のセグメントを実行する構成を有し、前記第2のセグメントは、第2のプリパレーションパルスの印加後に前記k空間における少なくとも1つのラインを収集する構成を有する。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る、脂肪を抑制したT1強調画像を得るためのグラディエントエコーに基づくパルスシーケンスの一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係るT2プリパレーションパルスを含むパルスシーケンスの一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る心電同期撮像に関するパルスシーケンスの一例を示す図である。 図5は、脂肪を抑制したT1強調画像を得るための、グラディエントエコーに基づく標準的なパルスシーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる磁気共鳴イメージング装置を説明する。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1の構成を示す図である。図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、架台11、寝台13、傾斜磁場電源21、送信回路23、受信回路25、寝台駆動装置27、シーケンス制御回路29及びホストPC50を有する。
架台11は、静磁場磁石41と傾斜磁場コイル43とを有する。静磁場磁石41と傾斜磁場コイル43とは架台11の筐体に収容されている。架台11の筐体には中空形状を有するボアが形成されている。架台11のボア内には送信コイル45と受信コイル47とが配置される。
静磁場磁石41は、中空の略円筒形状を有し、略円筒内部に静磁場を発生する。静磁場磁石41としては、例えば、永久磁石、超伝導磁石または常伝導磁石等が使用される。ここで、静磁場磁石41の中心軸をZ軸に規定し、Z軸に対して鉛直に直交する軸をY軸と呼び、Z軸に水平に直交する軸をX軸と呼ぶことにする。X軸、Y軸及びZ軸は、直交3次元座標系を構成する。
傾斜磁場コイル43は、静磁場磁石41の内側に取り付けられ、中空の略円筒形状に形成されたコイルユニットである。傾斜磁場コイル43は、傾斜磁場電源21からの電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。より詳細には、傾斜磁場コイル43は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対応する3つのコイルを有する。当該3つのコイルは、X軸、Y軸、Z軸の各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を形成する。X軸、Y軸、Z軸の各軸に沿う傾斜磁場は合成されて互いに直交するスライス選択傾斜磁場Gs、位相エンコード傾斜磁場Gp及びリードアウト傾斜磁場Grが所望の方向に形成される。これら傾斜磁場は、静磁場に重畳されて被検体Pに印加される。スライス選択傾斜磁場Gsは、任意に撮
像断面を決めるために利用される。位相エンコード傾斜磁場Gpは、空間的位置に応じてMR信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト傾斜磁場Grは、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。なお、以下の説明においてスライス選択傾斜磁場Gsの傾斜方向はZ軸、位相エンコード傾斜磁場Gpの傾斜方向は
Y軸、リードアウト傾斜磁場Grの傾斜方向はX軸であるとする。
傾斜磁場電源21は、シーケンス制御回路29からのシーケンス制御信号に従い傾斜磁場コイル43に電流を供給する。傾斜磁場電源21は、傾斜磁場コイル43に電流を供給することにより、X軸、Y軸及びZ軸の各軸に沿う傾斜磁場を傾斜磁場コイル43により発生させる。当該傾斜磁場は、静磁場磁石41により形成された静磁場に重畳されて被検体Pに印加される。
送信コイル45は、例えば、傾斜磁場コイル43の内側に配置され、送信回路23から電流の供給を受けて高周波磁場パルス(以下、RF磁場パルスと呼ぶ)を発生する。
送信回路23は、被検体P内に存在する対象プロトンを励起するためのRF磁場パルスを送信コイル45を介して被検体Pに印加するために、送信コイル45に電流を供給する。対象プロトンとしては、典型的には、水素原子のプロトンが用いられる。RF磁場パルスは、対象プロトンに固有の共鳴周波数で振動し、対象プロトンを励起させる。励起された対象プロトンから磁気共鳴信号(以下、MR信号と呼ぶ)が発生され、受信コイル47により検出される。送信コイル45は、例えば、全身用コイル(WBコイル)である。後述のように、全身用コイルは、送受信コイルとして使用されても良い。
受信コイル47は、RF磁場パルスの作用を受けて被検体P内に存在する対象プロトンから発せられるMR信号を受信する。受信コイル47は、MR信号を受信可能な複数の受信コイルエレメントを有する。受信されたMR信号は、有線又は無線を介して受信回路25に供給される。図1に図示しないが、受信コイル47は、並列的に実装された複数の受信チャネルを有している。受信チャネルは、MR信号を受信する受信コイルエレメント及びMR信号を増幅する増幅器等を有している。MR信号は、受信チャネル毎に出力される。受信チャネルの総数と受信コイルエレメントの総数とは同一であっても良いし、受信チャネルの総数が受信コイルエレメントの総数に比して多くても良いし、少なくても良い。
受信回路25は、励起された対象プロトンから発生されるMR信号を受信コイル47を介して受信する。受信回路25は、受信されたMR信号を信号処理してデジタルのMR信号を発生する。デジタルのMR信号を生データと呼ぶことにする。生データは、有線又は無線を介してホストPC50に供給される。
なお、上記の送信コイル45と受信コイル47とは一例に過ぎない。送信コイル45と受信コイル47との代わりに、送信機能と受信機能とを備えた送受信コイルが用いられても良い。また、送信コイル45、受信コイル47及び送受信コイルが組み合わされても良い。
架台11に隣接して寝台13が設置される。寝台13は、天板131と基台133とを有する。天板131には被検体Pが載置される。基台133は、天板131をX軸、Y軸、Z軸各々に沿ってスライド可能に支持する。基台133には寝台駆動装置27が収容される。寝台駆動装置27は、シーケンス制御回路29からの制御を受けて天板131を移動する。寝台駆動装置27としては、例えば、サーボモータやステッピングモータ等の如何なるモータが用いられても良い。
シーケンス制御回路29は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。シーケンス制御回路29は、通信IF61を介してホストPC50から供給されるパルスシーケンス情報に基づいて傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御し、当該パルスシーケンス情報に応じたパルスシーケンスで被検体Pに関するデータ収集を実行する。
図1に示すように、ホストPC50は、処理回路51、記憶回路53、表示回路55、入力回路57、ネットワークIF59及び通信IF61を有するコンピュータ装置である。
処理回路51は、ハードウェア資源として、CPUやGPU(Graphical processing unit)、MPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路51は、各種プログラムの実行により再構成機能511、画像処理機能513及びシステム制御機能515を有する。なお再構成機能511、画像処理機能513及びシステム制御機能515を実現する特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。再構成機能511、画像処理機能513及びシステム制御機能515は、単一の基板に実装されても良いし、複数の基板に分散されても良い。
再構成機能511において処理回路51は、生データに再構成処理を実行して画像を再構成する。再構成処理としては、具体的には、FFT(Fast Fourier Transform)等が用いられる。
画像処理機能513において処理回路51は、画像に種々の画像処理を施す。例えば、処理回路51は、ボリュームレンダリングや、サーフェスレンダリング、画素値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の画像処理を施す。
システム制御機能515において処理回路51は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1の全体を制御する。
記憶回路53は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、記憶回路53は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、記憶回路53は、各種スキャンにより収集された生データやプログラム等を記憶する。
表示回路55は、種々の情報を表示する。例えば、表示回路55は、再構成機能511により生成された画像や、画像処理機能513により画像処理された画像等を表示する。表示回路55は、表示インタフェースと表示機器とを有する。表示インタフェースは、表示対象を表すデータを映像信号に変換する。映像信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表す映像信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力回路57は、具体的には、入力機器と入力インタフェースとを有する。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ、タッチスクリーン、タッチパッド等が利用可能である。入力インタフェースは、入力機器からの出力信号をバスを介して処理回路51に供給する。なお、入力回路57は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限らない。例えば、磁気共鳴イメージング装置1とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路も入力回路の例に含まれる。
ネットワークIF59は、LAN(Local Area Network)等を介して磁気共鳴イメージング装置1と、ワークステーションやPACS(Picture Archiving and Communication System)、HIS(Hospital Information System)、RIS(Radiology Information System)等とを接続するインタフェースである。ネットワークIFは、各種情報を接続先のワークステーション、PACS、HIS及びRISとの間で送受信する。
通信IF61は、有線又は無線を介してホストPC50にシーケンス制御回路29と受信回路25とを接続するインタフェースである。例えば、通信IF61は、シーケンス制御回路29にパルスシーケンス情報を送信する。また、通信IF61は、受信回路25から生データを受信する。
なお、上記の構成は一例であって、これに限定されない。例えば、シーケンス制御回路29は、ホストPC50に組み込まれても良い。また、シーケンス制御回路29と処理回路51とが同一の基板に実装されても良い。シーケンス制御回路29、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25は、ホストPC50とは異なる単一の制御装置に実装されても良いし、複数の装置に分散して実装されても良い。
以下、シーケンス制御回路29により実行される、本実施形態に係るパルスシーケンスについて説明する。本実施形態に係るパルスシーケンスは、グラディエントエコー(GRE:Gradient Echo)法に基づくパルスシーケンスであるとする。脂肪を抑制したT1強調画像を得ることを臨床例とする。
図5は、脂肪を抑制したT1強調画像を得るための、グラディエントエコーに基づく標準的なパルスシーケンスの一例を示す図である。図5のパルスシーケンスは複数のセグメント100に分割される。各セグメント100において、まず、反転(IR:Inversion Recovery)パルス101が印加される。反転パルス101は、180°パルスである。反転パルス101の印加により、組織のスピンが反転される。反転パルス101の印加後、縦磁化の回復が始まる。所定の反転時間TIの経過後、脂肪飽和パルス102が印加される。脂肪飽和パルス102は、具体的には、脂肪プロトンの共鳴周波数に合わせた周波数選択性の90°パルスである。脂肪飽和パルス102の印加により、脂肪プロトンの磁化がXY平面(90°)から更に90°倒れ縦磁化(180°)となる。脂肪飽和パルス102の印加後、複数回のデータ収集103が実行される。1回のデータ収集103は、k空間内の1本の収集ラインに沿って生データを収集することに対応する。データ収集103に先立ち脂肪飽和パルス102が印加されているので、脂肪からのMR信号が抑制される。しかしながら、脂肪飽和パルス102の印加直後から脂肪プロトンの磁化の回復が始まるので、脂肪飽和パルス102の印加直後においては脂肪抑制効果が高いが、時間が経つにつれて脂肪抑制効果が低減される。
ここで、各データ収集103はラディアル法であるとする。ラディアル法においては、k空間の中心を通り放射状に配列された複数の収集ライン(スポーク)に沿ってデータ収集が行われる。k空間の中心の生データは低周波数成分であるので、画像への寄与度が大きい。すなわち、ラディアル法のデータ収集103の場合、データ収集103毎にk空間中心の生データが収集されるので、脂肪飽和パルス102の印加から時間が経過するにつれて脂肪抑制効果の低減が顕著となる。
ラディアル法には、UTE(Ultrashort TE)シーケンス又はゼロTE(Zero TE)シーケンスなども含まれる。ラディアル法には、k空間の一端から中心を通り他端へ向かう収集ラインに沿ってデータ収集を行うものがあるが、UTEシーケンス又はゼロTEシーケンスなどで用いられるような、k空間の中心から一端へ向かう収集ラインに沿ってデータ収集を行うものもラディアル法の一例である。
本実施形態に係るシーケンス制御回路29は、脂肪飽和パルスによる脂肪抑制効果の低減を抑制可能なグラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを実行する。
図2は、本実施形態に係る、脂肪を抑制したT1強調画像を得るためのグラディエントエコーに基づくパルスシーケンスの一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るパルスシーケンスは、複数の第1のセグメント70に分割されている。第1のセグメント70を外側セグメントと呼ぶことにする。各外側セグメント70において、まず、第1のプリパレーションパルスとして反転パルス71が印加される。反転パルス71の印加から所定の反転時間TIの経過後、複数の第2のセグメント72が実行される。第2のセグメント72を内側セグメントと呼ぶことにする。各内側セグメント72において、まず、第2のプリパレーションパルスとして脂肪飽和パルス73が印加される。脂肪飽和パルス73の印加後、複数回のデータ収集74が実行される。1回のデータ収集74は、k空間内の1本の収集ラインに沿って生データを収集することに対応する。各データ収集74は、k空間充填法として、カーテシアン法でも良いが、ラディアル法が好適である。ラディアル法の場合、1回のデータ収集74は、k空間内の1本の収集ラインに沿って生データを収集することに対応する。被検体の組織間のT1値を強調するため、比較的TEが短い値に設定される。
なお、本実施形態に係るパルスシーケンスは、2次元の1スライスを対象とする2次元データ収集又は3次元の1ボリュームと対象とする3次元データ収集の何れにも適用可能である。2次元データ収集の場合、k空間を充填するために、数百本の収集ライン分のデータ収集が実行される。例えば、収集ラインが900本であるとすると、パルスシーケンスは、3程度の外側セグメントに分割され、各外側セグメントが30程度の内側セグメントに分割される。この場合、各外側セグメントにおいて1回の反転パルスの印加と30程度の内側セグメントとが実行され、各内側セグメントにおいて1回の脂肪飽和パルス73の印加と10回のデータ収集とが実行される。すなわち、本実施形態に係るパルスシーケンスによれば、1スライス分の生データを収集する間、複数の脂肪飽和パルス73が印加される。
3次元データ収集の場合、k空間を充填するために、数千本から数万本の収集ライン分のデータ収集が実行される。例えば、収集ラインが30,000本であるとすると、パルスシーケンスは、100程度の外側セグメントに分割され、各外側セグメントが30程度の内側セグメントに分割される。この場合、各外側セグメントにおいて1回の反転パルスの印加と30程度の内側セグメントとが行われ、各内側セグメントにおいて1回の脂肪飽和パルス73の印加と10回のデータ収集とが順番に行われる。すなわち、本実施形態に係るパルスシーケンスによれば、1ボリューム分の生データを収集する間、複数の脂肪飽和パルス73が印加される。なお、本実施形態に係る3次元データ収集は、複数のスライスに対して順番にデータ収集を行うマルチスライスデータ収集ではなく、3軸方向にエンコードパルスを印加して1ボリュームに対してデータ収集を行うボリュームデータ収集である。
IRパルスの印加を組み込んだ3次元のグラディエントエコー法の1つにMPRAGE(Magnetization Prepared Rapid Acquired Gradient Echo)又はIR−SPGR(Inversion Recovery Spoiled Gradient Recalled Acquisition In Steady State)がある。本実施形態に係る3次元データ収集として、MPRAGE又はIR−SPGRが用いられても良い。
上記パルスシーケンスに従うMR撮像におけるシーケンス制御回路29の動作について説明する。まず、シーケンス制御回路29は、傾斜磁場電源21と送信回路23とを制御してスライス選択傾斜磁場と共に反転パルス71を印加する。シーケンス制御回路29は、反転パルス71の印加からの経過時間が反転時間TIを超えた場合、送信回路23を制御して脂肪飽和パルス73を印加しつつ、傾斜磁場電源21を制御してスポイラー傾斜磁場パルスを印加する。脂肪飽和パルス73の印加後、シーケンス制御回路29は、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御して所定回数のデータ収集74を実行する。当該所定回数(以下、データ収集回数と呼ぶ)は、内側セグメント72に含まれるデータ収集74の回数であり、予め決定される。データ収集回数は、各内側セグメント72の脂肪飽和パルス73の印加による脂肪抑制効果が所定の程度で持続可能な回数に決定される。データ収集回数は、全ての内側セグメントにおいて同数であるものとする。
ラディアル法に従ったデータ収集74の場合、シーケンス制御回路29は、各データ収集74において、収集対象の収集ラインに沿って生データを収集するために、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御する。具体的には、まず、シーケンス制御回路29は、送信回路23を制御して所定のフリップ角のRFパルスを印加すると共に、傾斜磁場電源21を制御してスライス選択傾斜磁場を印加する。次にシーケンス制御回路29は、収集対象の収集ラインに対応するリードアウト傾斜磁場を形成するために、傾斜磁場電源21を制御して、収集対象の収集ラインに対応する磁場強度を有する位相エンコード用傾斜磁場と周波数エンコード用傾斜磁場とを同時に印加する。RFパルスの印加からTE時間を含む所定の時間枠内にMR信号が発生する。シーケンス制御回路29は、当該時間枠内に受信回路25を制御してMR信号を受信する。受信回路25は、受信したMR信号を生データに変換し、記憶回路53は、生データを記憶する。
このようにして、データ収集回数だけデータ収集74を行うとシーケンス制御回路29は、外側セグメント70に含まれる内側セグメント72の回数(以下、内側セグメント数と呼ぶ)だけ内側セグメント72を実行したか否かを判定する。内側セグメント数だけ内側セグメント72が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、再び脂肪飽和パルス73を印加し、データ収集回数のデータ収集74を実行する。
内側セグメント数の内側セグメント72を実行するとシーケンス制御回路29は、パルスシーケンスに含まれる外側セグメント70の回数(以下、外側セグメント数と呼ぶ)だけ外側セグメント70を実行したか否かを判定する。外側セグメント数だけ外側セグメント70が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、再び反転パルス71を印加し、内側セグメント数の内側セグメント72を実行する。そして、外側セグメント数の外側セグメント70が実行されるとシーケンス制御回路29は、本実施形態に係るMR撮像の実行を終了する。
図2に示すように、本実施形態に係るパルスシーケンスにおいては、外側セグメント70のデータ収集シーケンス部分が更に複数の内側セグメント72に分割され、各内側セグメント72において脂肪飽和パルス73が印加される。本実施形態に係るパルスシーケンスにおいては、図5のパルスシーケンスに比して、反転パルス71間において頻繁に脂肪飽和パルス73が印加されるので、各データ収集74がラディアル法であっても、各データ収集74において脂肪飽和パルス73の脂肪抑制効果の低減が抑制されることとなる。
パルスシーケンスの実行が終了すると処理回路51は、再構成機能511を実行する。再構成機能511において処理回路51は、パルスシーケンスの実行により収集された生データにFFT等の再構成処理を施してT1強調画像を再構成する。T1強調画像は、表示回路55に表示される。上記の通り、各データ収集74がラディアル法であっても、各データ収集74において脂肪飽和パルス73の脂肪抑制効果の低減が抑制されているので処理回路51は、脂肪が良好に抑制されたT1強調画像を再構成することが可能になる。
なお、上記のパルスシーケンスにおいてデータ収集回数は、全ての内側セグメントにおいて同数であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されず、内側セグメントに応じて異なっても良い。例えば、データ収集74がカーテシアン法である場合、k空間中心を通る収集ラインのためのデータ収集74が属する内側セグメントに比して、当該データ収集74が属しない内側セグメントのデータ収集回数を増やしても良い。例えば、中心の位相エンコードから生データを収集するカーテシアン法である場合、初めの内側セグメントの脂肪飽和パルス73から時間が経過するにつれて内側セグメントのデータ収集回数を多くする、換言すれば、脂肪飽和パルス73の印加頻度を減少させると良い。
また、上記のパルスシーケンスは、脂肪からのMR信号を抑制するための技法の一つである、CHESS(Chemical Shift Selective Excitation)法のような周波数選択的脂肪抑制法を前提としたものである。すなわち、脂肪からのMR信号を抑制するための脂肪飽和パルス73として周波数選択性のRFパルスを印加するものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、脂肪からのMR信号を抑制するための技法として、STIR(Short TI Inversion Recovery)等の非選択性脂肪抑制法を前提としたパルスシーケンスが用いられても良い。
上記の説明において、第1のプリパレーションパルスとしてT1強調のための反転パルスが印加されるものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1のプリパレーションパルスとしてT2強調のためのT2プリパレーションパルスが印加されても良い。
図3は、本実施形態に係るT2プリパレーションパルス75を含むパルスシーケンスの一例を示す図である。図3に示すように、パルスシーケンスは、外側セグメント数の外側セグメント70に分割される。各外側セグメント70において、まず、T2プリパレーションパルス75が印加される。T2プリパレーションパルス75は、組織毎のT2の違いを利用してT2コントラストを得るためのRFパルス群である。T2プリパレーションパルスとしては、例えば、90°パルス、180°パルス、−90°パルスの3つのRFパルスを含む。90°パルスの印加からTE/2経過後に180°パルスが印加され、180°パルスの印加からTE/2経過後に−90°パルスが印加される。T2プリパレーションパルス75の印加後、内側セグメント数の内側セグメント72が実行される。内側セグメント72のパルスシーケンスは、図2と同様である。
上記パルスシーケンスに従うMR撮像におけるシーケンス制御回路29の動作について説明する。まず、シーケンス制御回路29は、送信回路23を制御して90°パルス、180°パルス及び−90°パルスからなるT2プリパレーションパルス75をTE/2の間隔で順番に印加する。T2プリパレーションパルス75の印加により、T2の短い脂肪プロトンの縦磁化が、T2の長い他組織のプロトンの縦磁化よりも小さくなる。T2プリパレーションパルス75の印加後、シーケンス制御回路29は、送信回路23を制御して脂肪飽和パルス73を印加しつつ、傾斜磁場電源21を制御してスポイラー傾斜磁場パルスを印加する。脂肪飽和パルス73の印加後、シーケンス制御回路29は、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御してデータ収集回数のデータ収集74を実行する。データ収集74のk空間充填法は、ラディアル法が典型的であるが、これに限定されず、カーテシアン法でも良い。
データ収集回数だけデータ収集74を行うとシーケンス制御回路29は、内側セグメント数だけ内側セグメント72を実行したか否かを判定する。内側セグメント数だけ内側セグメント72が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、再び脂肪飽和パルス73を印加し、データ収集回数分のデータ収集74を実行する。内側セグメント数の内側セグメント72を実行するとシーケンス制御回路29は、外側セグメント数だけ外側セグメント70を実行したか否かを判定する。外側セグメント数だけ外側セグメント70が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、再び反転パルス71を印加し、内側セグメント数の内側セグメント72を実行する。そして、外側セグメント数の外側セグメント70が実行されるとシーケンス制御回路29はMR撮像の実行を終了する。
図3のT2強調のためのパルスシーケンスに従うMR撮像の実行により、各データ収集74において、脂肪が適切に抑制された生データを収集することが可能になる。処理回路51は、収集された生データに再構成処理を施すことにより、脂肪が適切に抑制されたT2強調画像を再構成すること可能となる。
上記の少なくとも一つの実施形態によれば、磁気共鳴イメージング装置1は、シーケンス制御回路29を有する。シーケンス制御回路29は、複数の外側セグメントを含むグラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを実行する。ここで、シーケンス制御回路29は、複数の外側セグメント各々において第1のプリパレーションパルスを印加した後に複数の内側セグメントを実行する。シーケンス制御回路29は、複数の内側セグメント各々において第2のプリパレーションパルスを印加した後にk空間内の少なくとも1本の収集ラインについてデータ収集を実行する。
上記の構成により、第1のプリパレーションパルスの印加間において複数の第2のプリパレーションパルスを印加するので、第2のプリパレーションパルスの効果の低減を抑制することが可能となる。
上記の説明においては、外側セグメント70において第1のプリパレーションパルスが印加されるものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1のプリパレーションパルスの代わりに同期撮像法における同期信号が用いられても良い。同期信号としては、心電同期撮像の場合、例えば、所定の心拍位相の検出を契機として心電計から出力される心電同期信号が用いられ、呼吸同期撮像の場合、例えば、所定の呼吸位相の検出を契機として呼吸計から出力される呼吸同期信号が用いられる。以下、心電同期撮像の例として、同期撮像のパルスシーケンスについて説明する。
図4は、本実施形態に係る心電同期撮像に関するパルスシーケンスの一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係るパルスシーケンスは、外側セグメント数の外側セグメント70に分割されている。各外側セグメント70において、まず、心電同期信号が心電計からシーケンス制御回路29に入力される。心電同期信号の入力から所定の遅延時間TDの経過後、内側セグメント数の内側セグメントが実行される。内側セグメントのパルスシーケンスは、図2と同様である。
上記パルスシーケンスに従う心電同期撮像におけるシーケンス制御回路29の動作について説明する。まず、シーケンス制御回路29は、心電計から心電同期信号76の入力を待機する。心電同期信号76が入力されると、シーケンス制御回路29は、心電同期信号76の入力時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が遅延時間TDを経過することを待機する。当該経過時間が遅延時間TDを超えた場合、シーケンス制御回路29は、送信回路23を制御して脂肪飽和パルス73を印加しつつ、傾斜磁場電源21を制御してスポイラー傾斜磁場パルスを印加する。脂肪飽和パルス73の印加後、シーケンス制御回路29は、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御してデータ収集回数のデータ収集74を実行する。データ収集74のk空間充填法は、ラディアル法が典型的であるが、これに限定されず、カーテシアン法でも良い。
データ収集回数だけデータ収集74を行うとシーケンス制御回路29は、内側セグメント数だけ内側セグメント72を実行したか否かを判定する。内側セグメント数だけ内側セグメント72が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、再び脂肪飽和パルス73を印加し、データ収集回数のデータ収集74を実行する。内側セグメント数の内側セグメント72を実行するとシーケンス制御回路29は、外側セグメント数だけ外側セグメント70を実行したか否かを判定する。外側セグメント数だけ外側セグメント70が実行されていないと判定した場合、シーケンス制御回路29は、心電同期信号69の入力後、再び内側セグメント数の内側セグメント72を実行する。そして、外側セグメント数の外側セグメント70が実行されるとシーケンス制御回路29は、本実施形態に係る心電同期撮像の実行を終了する。
図4のパルスシーケンスに従う心電同期撮像の実行により、各データ収集74において、脂肪が適切に抑制された生データを収集することが可能になる。処理回路51は、収集された生データに再構成処理を施すことにより、脂肪が適切に抑制された画像を再構成すること可能となる。
上記の実施形態によれば、磁気共鳴イメージング装置1は、シーケンス制御回路29を有する。シーケンス制御回路29は、複数の外側セグメントを含むグラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを実行する。シーケンス制御回路29は、複数の外側セグメント各々において同期信号の入力後に複数の内側セグメントを実行する。シーケンス制御回路29は、複数の内側セグメント各々において第2のプリパレーションパルスを印加した後にk空間内の少なくとも1本の収集ラインについてデータ収集を実行する。
上記の構成により、同期信号の入力間において複数の第2のプリパレーションパルスを印加するので、第2のプリパレーションパルスの効果の低減を抑制することが可能となる。
上記の実施形態に係るシーケンス制御回路29は、グラディエントエコー法に基づくパルスシーケンスを実行するものとした。本実施形態に係るパルスシーケンスは、グラディエントエコー法とエコープラナー(EPI:Echo Planar Imaging)法との組み合わせにも適用可能である。EPI法の場合、1回のデータ収集74は、90°RFパルスの印加とそれに続く傾斜磁場パルスの極性反転交互印加及びデータ収集とを含む。組み合わせるEPI法としては、シングルショットEPIとマルチショットEPIとの何れでも良い。シングルショットEPIを用いる場合、1回のデータ収集74により1個のk空間が充填される。すなわち、内側セグメント72において少なくとも一回のデータ収集74が行われれば良い。マルチショットEPIを用いる場合、複数のデータ収集74により1個のk空間が充填される。例えば、4回のデータ収集74により1個のk空間が充填され、内側セグメント72において1回のデータ収集74が行われる場合、1個のk空間を充填するために、脂肪飽和パルス73とそれに続くデータ収集74とが4回繰り返される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…磁気共鳴イメージング装置、11…架台、13…寝台、21…傾斜磁場電源、23…送信回路、25…受信回路、27…寝台駆動装置、29…シーケンス制御回路、41…静磁場磁石、43…傾斜磁場コイル、45…送信コイル、47…受信コイル、50…ホストPC、51…処理回路、53…記憶回路、55…表示回路、57…入力回路、70…第1のセグメント(外側セグメント)、71…反転パルス(第1のプリパレーションパルス)、72…第2のセグメント(内側セグメント)、73…脂肪飽和パルス(第2のプリパレーションパルス)、74…データ収集、100…セグメント、101…反転パルス、102…脂肪飽和パルス、103…データ収集、131…天板、133…基台、511…再構成機能、513…画像処理機能、515…システム制御機能。

Claims (12)

  1. 複数の第1のセグメントに分割され、k空間をラディアル収集で充填するパルスシーケンスを実行する制御回路を具備する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記第1のセグメントは、第1のプリパレーションパルスの印加後に複数の第2のセグメントを実行する構成を有し、
    前記第2のセグメントは、第2のプリパレーションパルスの印加後に前記k空間における少なくとも1つのラインを収集する構成を有する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1のプリパレーションパルスとして反転パルスを印加する、請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記制御回路は、2次元の1スライスを対象とする2次元データ収集又は3次元の1ボリュームを対象とする3次元データ収集において、前記1スライス又は前記1ボリュームを再構成するために必要なデータを収集するために、前記パルスシーケンスを実行する、請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記制御回路は、前記第2のプリパレーションパルスとして脂肪飽和パルスを印加する、請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記制御回路は、前記パルスシーケンスとして、被検体の組織間のT1値又はT2値を強調するためのパルスシーケンスを実行する、請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記パルスシーケンスの実行により収集されたデータに基づいてT1強調画像又はT2強調画像を再構成する処理回路、を更に備える請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 複数の第1のセグメントに分割され、k空間をラディアル収集で充填するパルスシーケンスを実行する制御回路を具備する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記第1のセグメントは、同期信号の入力後に複数の第2のセグメントを実行する構成を有し、
    前記第2のセグメントは、第2のプリパレーションパルスの印加後に前記k空間における少なくとも1つのラインを収集する構成を有する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記制御回路は、2次元の1スライスを対象とする2次元データ収集又は3次元の1ボリュームを対象とする3次元データ収集において、前記1スライス又は前記1ボリュームを再構成するために必要なデータを収集するために、前記パルスシーケンスを実行する、請求項7記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記制御回路は、前記第2のプリパレーションパルスとして脂肪飽和パルスを印加する、請求項7記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記制御回路は、前記パルスシーケンスとして、被検体の組織間のT1値又はT2値を強調するためのパルスシーケンスを実行する、請求項7記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記パルスシーケンスの実行により収集されたデータに基づいてT1強調画像又はT2強調画像を再構成する処理回路、を更に備える請求項7記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 複数の第1のセグメントに分割されたパルスシーケンスを実行する制御回路を具備する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記第1のセグメントは、第1のプリパレーションパルスの印加後に複数の第2のセグメントを実行する構成を有し、
    前記第2のセグメントは、第2のプリパレーションパルスの印加後に前記k空間における少なくとも1つのラインを収集する構成を有し、
    前記制御回路は、2次元の1スライスを対象とする2次元データ収集又は3次元の1ボリュームを対象とする3次元データ収集において、前記1スライス又は前記1ボリュームを再構成するために必要なデータを収集するために、前記パルスシーケンスを実行する、
    磁気共鳴イメージング装置。
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