JP2019003102A - 表示装置 - Google Patents

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崇 山▲崎▼
浩史 辻
Hiroshi Tsuji
浩史 辻
奥山 剛秀
Takehide Okuyama
剛秀 奥山
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【課題】表示モジュールの温度上昇を好適に抑制することができる表示装置を提供する。【解決手段】表示装置1は、映像を表示する表示モジュール3と、可視光線を透過させ、表示モジュールの外側に配置されて当該表示モジュールを保護する保護部材4と、表示モジュールに対する熱を遮断する遮熱層6と、を備え、保護部材の外面及び内面の少なくとも一方に遮熱層が形成され、遮熱層の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置に関する。
特許文献1には、表示モジュールと当該表示モジュールを保護する保護部材を有する表示装置が記載されている。この表示装置では、表示モジュールの温度が高くなることを防止するために、表示モジュールと保護部材との間に空気の流れを形成している。これにより、表示モジュールの空冷が行われる。
特開2011−150034号公報
上述の特許文献1に示す表示装置では、表示モジュールと保護部材との間に空気の流れを形成して空冷を行っている。このような表示装置では、表示モジュールの画面サイズが拡大する場合は、画面の拡大と共に空冷を行う範囲が増加する。従って、空冷を行うための消費電力が増加するという問題が生じる。また、保護部材の層構成を工夫することによって表示モジュールの温度が高くなることを抑制する構成が考えられる。しかしながら、このような構成であっても、特定の周波数の赤外線を低減することができず、表示モジュールの温度上昇を好適に抑制することができていない場合があった。従って、表示モジュールの温度上昇を好適に抑制することができる表示装置が要請されていた。
本発明の一形態に係る表示装置は、映像を表示する表示モジュールと、可視光線を透過させ、表示モジュールの外側に配置されて当該表示モジュールを保護する保護部材と、表示モジュールに対する熱を遮断する遮熱層と、を備え、保護部材の外面及び内面の少なくとも一方に遮熱層が形成され、遮熱層の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下である。
この表示装置では、保護部材の外面及び内面の少なくとも一方に遮熱層が形成されている。ここで、遮熱層の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下である。すなわち、遮熱層は、遠赤外線に対する放射率が低い層である。遠赤外線に対する放射率が低い遮熱層は、遠赤外線の反射率が高い。従って、遮熱層は、保護部材の外面に形成されている場合においては、外界からの遠赤外線を反射することで表示モジュールへ向う遠赤外線を遮蔽する。また、遮熱層は、保護部材の内面に形成されている場合においては、保護部材が外界からの遠赤外線を吸収することで当該保護部材から遮熱層に対して熱が熱伝導された場合でも、遮熱層の放射率が低いため、表示モジュール側への熱(遠赤外線)の再放出を低く抑えることができる。従って、遮熱層が表示モジュール側へ向かう遠赤外線を抑制することができる。以上により、表示モジュールの温度上昇を好適に抑制することができる。
遮熱層は、保護部材の内面に形成されてよい。これにより、遮熱層は、保護部材が外界からの遠赤外線を吸収することで当該保護部材から遮熱層に対して熱が熱伝導された場合でも、表示モジュール側への遠赤外線の再放出を低く抑えることができる。従って、遮熱層が表示モジュール側へ向かう遠赤外線を抑制することができる。
遮熱層は、保護部材の外面に形成されてよい。これにより、外界からの遠赤外線を反射することで表示モジュールへ向う遠赤外線を遮蔽する。従って、遮熱層が表示モジュール側へ向かう遠赤外線を抑制することができる。
遮熱層は、金属膜によって構成されてよい。これにより、遠赤外線に対する放射率が低い遮熱層を得ることができる。
本発明によれば、表示モジュールの温度上昇を好適に抑制することができる表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 図3は、変形例に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 図4は、比較例に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 図5は、比較例に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 図6は、比較例に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 図7は、比較例に係る表示装置の各部材の概略断面図である。 実施例及び比較例の各種特性及び測定結果を示す表である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る表示装置1の構成について説明する。図1に示すように、表示装置1は、表示モジュール3(図2参照)の映像を表示する装置である。表示装置1は、フレーム2の内部に表示モジュール3が設けられており、フレーム2の開口部2aに設けられた保護部材4を介して、表示モジュール3の映像を表示する。図2に示すように、表示装置1は、表示モジュール3と、保護部材4と、遮熱層6と、を備えている。なお、以降の説明においては、表示装置1のフレーム2より外界へ向かう方向を「外側」と称し、フレーム2の内部へ向かう方向を「内側」と称する。
表示モジュール3は、表面に映像を表示する平板状のモジュールである。表示モジュールとしては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが採用される。表示モジュール3として液晶モジュールを採用する場合、表示モジュール3は、たとえば、液晶セルの裏面にバックライトを取り付けることによって構成される。表示モジュール3は、表示装置1のフレーム2の内部において、開口部2aと対向するように配置されている(図1参照)。
保護部材4は、表示モジュール3の外側に配置されて当該表示モジュール3を保護する平板状の部材である。保護部材4は、表示モジュール3に対して外側に配置される外面4aと、内側に配置される内面4bと、を有している。保護部材4は、表示モジュール3から外側へ離間した位置にて対向するように配置される。保護部材4は、表示モジュール3の映像を保護部材4を通して見ることができるよう、透明な部材で構成される。保護部材4は、一般的にガラス等の透明無機材料及びポリカーボネート等の透明樹脂材料で構成される。一般的に、保護部材4の可視光線(波長380nm〜780nm)に対する透過率は、60%以上であってよく、更に70%以上であってよい。本発明においては、可視光線透過率としてJIS A5759:2016の6.4(可視光線透過率試験)の方法で求めた値を使用する。また、一般的に保護部材4は、近赤外線に対しても高い透過率を有する。例えば、保護部材4の波長780nm〜2500nmの帯域の近赤外線に対する透過率は70%以上である。本発明では、近赤外線透過率として、JIS R3106:1998の4.3(可視光及び日射の波長域における測定)の方法で求めた波長780nmから2500nmの透過率の算術平均の値を用いる。また、一般的に保護部材4は、遠赤外線に対しても高い放射率を有する。例えば、保護部材4の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.80以上である。なお、「放射率」とは、物体が熱放射で放出する光のエネルギーを、同温の黒体が放出する光(黒体放射)のエネルギーを1としたときの比で表した値である。放射率は、光の波長によって異なる。遠赤外線に対する放射率が高い保護部材4は、高い遠赤外線の吸収率を有し、高い遠赤外線の再放射性能を有し、遠赤外線に対して低い反射率を有する。本発明においては、遠赤外線反射率及び放射率として、JIS R3106:1998の7(常温の熱放射の放射率の算定)に記載の方法によって測定した遠赤外線反射率の値と、同じ方法により当該遠赤外線反射率から計算した修正放射率の値を使用する。
遮熱層6は、表示モジュール3に対する熱を遮断する層である。本実施形態において、遮熱層6は、保護部材4の内面4bに形成されている。遮熱層6は、表示モジュール3から外側へ離間した位置にて対向するように配置される。遮熱層6の外面6aが保護部材4の内面4bに接合され、遮熱層6の内面6bが表示モジュール3と離間して対向する。遮熱層6は、表示モジュール3の映像を遮熱層を通して見ることができるよう可視光線を透過させる。具体的には、遮熱層6の可視光線(波長380nm〜780nm)に対する透過率は、60%以上であってよく、更に70%以上であってよい。遮熱層6は、外界の太陽光線の熱線成分である近赤外線を遮蔽するため、透過率は低いほうがよい。具体的には、保護部材4の波長780nm〜2500nmの帯域の近赤外線に対する透過率は30%以下であってよく、更に20%以下であってもよい。また、遮熱層6は、遠赤外線に対する放射率が低い。具体的には、遮熱層6の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下であってよく、更に0.20以下であってよい。遠赤外線に対する放射率が低い遮熱層6は、低い遠赤外線の吸収率を有し、低い遠赤外線の再放射性能を有し、高い遠赤外線に対する反射率を有する。上述の様な特性を有する遮熱層6は、金属膜によって構成される。また、上述のような特性を持った遮熱層を実現するために、例えば特開昭63−1134232号公報に記載されているような透明層と金属層からなる多層構造を用いることもできる。遮熱層6を構成する金属膜の材質として、例えば、金、銀、銅等の金属またはこれら金属と他の金属の合金等が採用される。また、遮熱層6の厚みは、5nm〜30nmとしてよい。また、遮熱層6の形成方法は特に限定されないが、例えばスパッタ法、真空蒸着法等のドライプロセスによる成膜方法を採用してよい。
次に、本実施形態に係る表示装置1の作用・効果について説明する。
まず、図4〜図7を参照して、比較例に係る表示装置について説明する。図4に示す表示装置20では、表示モジュール3は遮熱層が形成されていない保護部材4で保護されている。また、表示装置20では、表示モジュール3と保護部材4との間の空間にファンによる空気を流すことで、表示モジュール3の空冷を行っている。このような表示装置20においては、表示モジュール3のサイズが大きくなると、それに伴ってファンのサイズの増大や消費電力の増加という問題が生じる。
図5に示す比較例に係る表示装置30では、保護部材4の内面4bに近赤外線吸収層31が形成されている。近赤外線吸収層31は、近赤外線に対する高い吸収率、つまり低い透過率を有し、また、遠赤外線に対する高い放射率を有している。このような表示装置30においては、近赤外線が表示モジュール3へ入射することは抑制できるが、近赤外線を近赤外線吸収層31が吸収することによって近赤外線吸収層31の温度が上昇し、そして、遠赤外線に対する放射率が高いため、近赤外線吸収層31の表面から熱(遠赤外線)の再放射が行われる。その結果、遠赤外線が表示モジュール3へ到達し、表示モジュール3の温度が上昇する。また、表示装置30では、外界からの遠赤外線は保護部材4で吸収され、保護部材4の温度が上昇し、保護部材4の熱が近赤外線吸収層31へ熱伝導される。温度が上昇した近赤外線吸収層31の表面から熱(遠赤外線)の再放射が行われる。その結果、遠赤外線が表示モジュール3へ到達し、当該表示モジュール3の温度が上昇する。
図6に示す比較例に係る表示装置40では、保護部材4の内面4bに近赤外線反射層41が形成され、更に当該近赤外線反射層41の内面41aに近赤外線吸収層31が形成されている。近赤外線反射層41は、2種類の誘電体膜の交互積層構造からなり、各層の界面における光の干渉を利用し、近赤外線に対する反射率が高くなるように設計された層である。近赤外線吸収層31は、近赤外線に対する高い吸収率を有している。このような表示装置40においては、近赤外線反射層41が近赤外線を反射する。従って、近赤外線の透過率は低く、近赤外線が表示モジュール3へ入射することを抑制できる。しかしながら、近赤外線は近赤外線反射層41を一部透過するため、当該近赤外線が近赤外線吸収層31で吸収され、近赤外線吸収層31の温度が上昇し、近赤外線吸収層31の表面から熱(遠赤外線)の再放射が行われる。その結果、遠赤外線が表示モジュール3へ到達し、表示モジュール3の温度が上昇する。また、表示装置30では、外界からの遠赤外線は保護部材4で吸収され、保護部材4の温度が上昇し、保護部材4の熱が熱伝導により近赤外線反射層41を通って近赤外線吸収層31へ伝達される。温度が上昇した近赤外線吸収層31の表面から熱(遠赤外線)の再放射が行われる。その結果、遠赤外線が表示モジュール3へ到達し、当該表示モジュール3の温度が上昇する。
図7に示す比較例に係る表示装置50では、遮熱層6の内面6bに他の部材9が形成されている。部材9の遠赤外線の放射率は、一般的に保護部材4と同様に高い。このような表示装置50では、保護部材4が遠赤外線を吸収することで当該保護部材4で発生した熱が熱伝導により、遮熱層6を通り、部材9に伝熱されることで、当該部材9の温度が上昇する。この場合、部材9の遠赤外線に対する放射率が高いため、内面9bからは熱(遠赤外線)が再放出され、その結果、表示モジュール3の温度が上昇してしまう。なお、遮熱層6の内面6bに保護部材4が設けられ、外面6aに他の部材9が設けられた場合も同様の作用により、表示モジュール3の温度が上昇する。
一方、図2に示す本実施形態に係る表示装置1では、保護部材4の内面4bに遮熱層6が形成されている。ここで、遮熱層6の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下である。すなわち、遮熱層6は、遠赤外線に対する放射率が低い層である。従って、遮熱層6は、保護部材4の内面4bにおいては、保護部材4が外界からの遠赤外線を吸収することで温度が上昇し、当該保護部材4からの熱が熱伝導された場合でも、遮熱層6の放射率が低いため、遮熱層6の表面から表示モジュール3側への遠赤外線の再放出を低く抑えることができる。従って、遮熱層6が表示モジュール3側へ向かう遠赤外線を抑制することができる。なお、この構成においては、保護部材4及び遮熱層6で可視光線を透過させつつ、近赤外線を遮熱層6で反射し、透過量を低くすることができる。以上により、表示モジュール3の温度上昇を好適に抑制することができる。
遮熱層6は、金属膜によって構成されてよい。これにより、遠赤外線に対する放射率が低い遮熱層6を得ることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図3に示すような表示装置100を採用してもよい。図3に示す表示装置100では、保護部材4の内面4bに代えて、外面4aに遮熱層6が形成されている。このような構成において、遮熱層6は、遠赤外線に対する放射率が低い層である。遠赤外線に対する放射率が低い遮熱層6は、遠赤外線の反射率が高い。従って、遮熱層6は、保護部材4の外面4aにおいては、外界からの遠赤外線を反射することで表示モジュール3へ向う遠赤外線を遮蔽する。また、同時に遮熱層6は近赤外線に対する反射率が高く、透過率を低くすることができる。従って、遮熱層6が外界からの遠赤外線及び太陽光の近赤外線を遮蔽することができる。以上により、表示モジュール3の温度上昇を好適に抑制することができる。
なお、表示装置100の構成によれば、外面4aの遮熱層6で遠赤外線を反射することができるため、遮熱層及び保護部材4の温度が上昇することを抑制できる。すなわち、表示装置100では、保護部材4からの熱伝導によって遮熱層6自体の温度が上昇する表示装置1の構成に比して、表示モジュール3の温度上昇を更に抑制できる。一方、表示装置1では、遮熱層6の外面6aを外界に対して保護部材4で保護することができる。従って、表示装置1は、外界に遮熱層6が露出する表示装置100に比して、遮熱層6に対するダメージを抑制することができる。
また、保護部材4の内面4bと外面4aの両方に遮熱層6を形成してもよい。このような構成においては、表示装置1及び表示装置100の両方の作用によって、表示モジュールの温度上昇を抑制できる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1として、図2に示す構成を有する表示装置を準備した。実施例1の保護部材として、厚さ3mmのガラスからなる透明板を採用した。表示モジュールとして、液晶パネルを採用した。遮熱層として銀合金膜が形成されたフィルム(3M社製:「3MTMシンサレートTM断熱フィルムCC75」)を採用した。実施例2として、図3に示す構成を有する表示装置を準備した。実施例2の遮熱層以外の構成は実施例1と同様である。比較例1として実施例1及び実施例2のものから遮熱層を省略した表示装置を準備した。比較例1の他の構成は実施例1と同様である。比較例2として図6に示すように近赤外線反射層及び近赤外線吸収層を有するフィルム(3M社製:「3MTMスコッチティントTMウインドウフィルムNANO80S」)が保護部材の内面側に形成された表示装置を準備した。比較例2の他の構成は実施例1と同様である。比較例3として比較例2と同様のフィルムが保護部材の外面側に形成された表示装置を準備した。比較例3の他の構成は実施例1と同様である。実施例1,2及び比較例1〜3の各種特性を図8の上段の表に示す。
図8の上段の表から理解されるように、実施例1では遮熱層の内面の修正放射率が、他の実施例2及び比較例1〜3に比して非常に小さくなっている。また、実施例2では、遮熱層の外面の遠赤外線反射率が、他の実施例1及び比較例1〜3に比して非常に大きくなっている。
実施例1,2及び比較例1〜3の表示装置に対して光を当てた際の温度上昇を測定した。測定で用いる光源として、白熱電球(パナソニック社製「RF100V150WWD」)を採用した。光源を保護部材から200mm外側へ離間させた位置に配置し、保護部材を介して表示モジュールへ光を照射した。このときの液晶パネルの表面(図2の「3a」に示す位置)、透明板の内面(図2の「4b」に示す位置)、及び透明板の外面(図2の「4a」に示す位置)の温度を測定した。測定は、対象箇所に温度センサを取り付け、所定の検出装置にてデータを取得することで行った。また、光の照射開始初期、照射20分後の温度を測定した。各測定結果を図8の下段の表に示す。また、初期温度と照射20分後の温度差を図8の下段の表に「温度上昇」として示す。
図8の下段に示すように、実施例1の液晶パネル表面の「温度上昇」は、比較例1〜3に比して低く抑えられていることが理解される。このことより、実施例1の構成を採用することで、表示モジュールの温度上昇を抑制できることが理解される。また、実施例1の照射20分後の「透明板内面」の温度は比較例1よりも高くなっているが、実施例1の液晶パネル表面の「温度上昇」は比較例1より低い。このことより、遮熱層自体の温度が高くなっても、放射率が低いことにより、表示モジュールの温度上昇を抑制できることが理解される。
図8の下段に示すように、実施例2の液晶パネル表面の「温度上昇」は、実施例1及び比較例1〜3に比して低く抑えられていることが理解される。このことより、実施例2の構成を採用することで、表示モジュールの温度上昇を抑制できることが理解される。また、実施例2の照射20分後の「透明板内面」の温度は実施例1及び比較例1〜3に比して低く抑えられている。このことより、遮熱層が外面に形成されることで、当該外面にて遠赤外線を反射し、保護部材自体の温度が高くなることも抑制できることが理解される。
1,100…表示装置、3…表示モジュール、4…保護部材、6…遮熱層。

Claims (4)

  1. 映像を表示する表示モジュールと、
    可視光線を透過させ、前記表示モジュールの外側に配置されて当該表示モジュールを保護する保護部材と、
    前記表示モジュールに対する熱を遮断する遮熱層と、を備え、
    前記保護部材の外面及び内面の少なくとも一方に前記遮熱層が形成され、
    前記遮熱層の波長5μm〜50μmの帯域の遠赤外線に対する放射率は0.25以下である、表示装置。
  2. 前記遮熱層は、前記保護部材の前記内面に形成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記遮熱層は、前記保護部材の前記外面に形成されている、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記遮熱層は、金属膜によって構成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
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