JP2019002699A - 飛行計画支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】変化のある地表面の標高に基づき、飛行計画の作成を支援する。【解決手段】コンピュータのメモリに格納されてプロセッサで実行される飛行計画支援プログラムであって、前記プロセッサに、第1のウェイポイントと、前記第1のウェイポイントの次に飛行体が通過すると順序付けられた第2のウェイポイントを含む2以上のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントとを結ぶ線分と、地表面の地点との対地距離を算出させ、算出された対地距離と、あらかじめ設定された値とを比較させ、比較の結果に応じて、対地距離が算出された地点の対地高度を算出させ、対地距離が算出された地点上の、算出された対地高度に第3のウェイポイントを設定させる。【選択図】 図7

Description

本発明は、飛行計画支援プログラムに関する。
無人飛行体により、河川、地形、構造物などの撮影・測量、および農薬・肥料等の散布が行われている。このような用途では、地表面から無人飛行体までの鉛直距離(対地高度)を所定の範囲に保って飛行させることを要求される場合がある。また、無人飛行体は、飛行前に指定された経路を飛行する、自律飛行の機能を持っていることが多い。
無人飛行体の自律飛行に関して、特許文献1には、あらかじめ経路候補を作成しデータベースに格納しておき、ユーザが与えた測量範囲に対し適切と思われる経路を選択し、その経路を地図に表示するとともに、経路に沿って無人飛行体を自律飛行させる測量システムが開示されている。
特開2016−85100号公報
特許文献1に開示された測量システムによれば、無人飛行体の自律飛行の経路を設定することは可能となるが、地表面には標高の変化があるため、その経路は地表面との間隔が適切に保たれるとは限らない。
本発明の目的は、変化のある地表面の標高に基づき、飛行計画の作成を支援することにある。
本発明に係る代表的な飛行計画支援プログラムは、コンピュータのメモリに格納されてプロセッサで実行される飛行計画支援プログラムであって、前記プロセッサに、第1のウェイポイントと、前記第1のウェイポイントの次に飛行体が通過すると順序付けられた第2のウェイポイントを含む2以上のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントとを結ぶ線分と、地表面の地点との対地距離を算出させ、算出された対地距離と、あらかじめ設定された値とを比較させ、比較の結果に応じて、対地距離が算出された地点の対地高度を算出させ、対地距離が算出された地点上の、算出された対地高度に第3のウェイポイントを設定させることを特徴とする。
本発明によれば、変化のある地表面の標高に基づき、飛行計画の作成を支援することが可能となる。
飛行計画支援システムの構成の例を示すブロック図である。 無人飛行体の構成の例を示すブロック図である。 PCによって実行される処理の例を示すシーケンス図である。 無人飛行体によって実行される処理の例を示すシーケンス図である。 ウェイポイント入力のGUIの例を示す図である。 経路データの表示の例を示す図である。 実施例1における経路と地形断面の表示の例を示す図である。 実施例1における経路生成処理の例を示すフローチャートである。 実施例1における飛行計画支援プログラムによって作成された経路の表示の例を示す図である。 実施例2における経路と地形断面の表示の例を示す図である。 実施例2における飛行計画支援プログラムによって作成された経路の表示の例を示す図である。 実施例2における経路生成処理の例を示すフローチャートである。 実施例2における経路生成処理のウェイポイント挿入の例を示す図である。 実施例3における経路の表示の例を示す図である。 実施例3における経路生成処理の例を示すフローチャートである。 実施例3における経路生成処理のウェイポイント挿入の例を示す図である。 経路と地図との関係の例を示す図である。 2点指定された対地高度で飛行する経路と地形断面図の例を示す図である。 指定された対地高度で飛行する経路と地形断面図の例を示す図である。
先ず、図17から図19を用いて無人飛行体の飛行の経路と地形との関係を説明する。図17は、経路を作成するために設定される情報と地図との関係の例を示す図である。経路が作成されるために2点以上のウェイポイント(waypoint:通過地点)が設定され、設定されたウェイポイントが飛行計画支援プログラムの入力となる。
地図1701は、川あるいは山などの情報を含み、等高線の情報を含むが、含まれる情報はこれらに限定されるものではない。図17の例では、地図1701において、2点のウェイポイントすなわちウェイポイントA1711とウェイポイントB1712が設定されている。
図18は、ウェイポイントにおいてユーザが指定した対地高度で飛行する経路と地形断面図の例を示す図である。地形断面図の横軸はウェイポイントA1811とウェイポイントB1812を結ぶ経路1802に沿った水平距離であり、縦軸は標高である。なおウェイポイントA1811とウェイポイントB1812のそれぞれは、図17に示したウェイポイントA1711とウェイポイントB1712であってもよい。
地形断面図は、経路1802に沿った地表面の標高1801が折れ線グラフのように示されている。ここで、ウェイポイントA1811とウェイポイントB1812を通過する直線を経路1802とした場合、ウェイポイントA1811においてはユーザの指定した対地高度1821を飛行するが、ウェイポイントA1811とウェイポイントB1812に挟まれた区間においては、ユーザの指定した対地高度を飛行しないことがある。
たとえば凹地形では、ユーザの指定した対地高度より高い位置1822を飛行し、凸地形では、ユーザの指定した対地高度より低い位置1823を飛行する。このように、ウェイポイントA1821のようなウェイポイントの対地高度を飛行するよう指定された場合、ウェイポイント間では、指定された対地高度で飛行しない経路が作成されうる、という課題(第1の課題)がある。
この課題は、ウェイポイントに加えて、ウェイポイント間においても所定の対地高度を飛行するよう指定すれば解決する。しかし、別の課題が発生する。
図19は、ウェイポイントおよびウェイポイント間においてユーザが指定した対地高度で飛行する経路と地形断面図の例を示す図である。図19においても地形断面図は、地表面の標高1801が実線で示されている。そして、ユーザの指定した対地高度1821で飛行する。
この場合、地形の上下変化が激しい箇所では、経路が地表面に極めて近くなることがある。たとえば図19に示した凸地形において、経路が地表面と非常に接近1921している。このように、対地高度を基準にした場合、経路が地表面と非常に接近することがある、という課題(第2の課題)がある。
また、図19に示した経路では、地形(地表面)の細かい凹凸に合わせて、経路が細かく上下に移動する。飛行体は上方向の移動(上昇)に多くのエネルギーが必要なため、このような経路では飛行体の燃費が悪くなる。このように、ウェイポイントに加えて、ウェイポイント間においても対地高度を飛行するよう指定すると、飛行体の燃料において効率の悪い経路が作成される、という課題(第3の課題)がある。
以下、本発明の飛行計画支援プログラムを用いた支援の実施形態を3つの例を用いて説明する。いずれの実施形態の例すなわち実施例においても、ユーザの指定した経路を、飛行計画支援プログラムの実行により変更する。ここで、ユーザの指定する経路はたとえば図18に示した経路1802であり、ウェイポイントを通過する直線である。
実施例1は、鉛直方向に経路を変更する例である。ユーザの指定する経路は直線であるから、変更により得られる経路は、ウェイポイントを通過する最短の水平移動距離となる。実施例2は、水平方向および鉛直方向に経路を変更する例である。変更により得られる経路は、鉛直方向の変化が単調増加あるいは単調減少となり、無駄な鉛直方向の移動が発生しない経路となる。
実施例3は、実施例1の変更で得られる経路と、実施例2の変更で得られる経路の中間的な経路に変更する例である。変更により得られる経路は、飛行計画の経路に対してあらかじめ想定しにくい条件へも対応可能とするために、地図と経路の候補が表示され、その表示を見たユーザにより容易に調整可能な経路となる。
以下、実施例1を添付図面に基づいて説明する。図1は、飛行計画支援システムの構成の例を示すブロック図である。飛行計画支援システに用いられるコンピュータシステムは、PC(Personal Computer)140、入出力部150、およびHDD(Hard Disk Drive)180によって構成される。
入出力部150は、キーボード151およびマウス152などからなる入力部と、ディスプレイ153および一般的なSD(Secure Digital)カード(登録商標)が挿入されるSDカードスロット154などからなる出力部によって構成され、PC140に接続される。
ユーザは、入力部のキーボード151あるいはマウス152から命令を入力し、出力部のディスプレイ153で結果を視覚的に確認することができる。また、SDカードスロット154にSDカード191が挿入されることで、そのSDカード191を介して経路データを出力することができる。また、SDカード191以外のSDカードがSDカードスロット154に挿入されて、プログラムとデータのロードに使用されてもよい。
PC140は、メモリ160とCPU(Central Processing Unit)170を備える。メモリ160には飛行計画支援プログラム161が格納される。この飛行計画支援プログラム161はCPU170への命令によって構成される。CPU170は、飛行計画支援プログラム161の命令を実行して、計算したり、HDD180へアクセスしたり、入出力部150と情報を交換したりする。
以下の説明において飛行計画支援プログラム161が処理するという説明は、実際には、飛行計画支援プログラム161に記述された命令を実行するCPU170の処理である。なお、メモリ160には飛行計画支援プログラム161以外にCPU170により実行されるプログラムが格納されてもよいし、プログラムの実行において使用されるデータが格納されてもよい。
HDD180には地図データ181と標高データ182が格納されており、飛行計画支援プログラム161はこれらのデータを読み込む。なお、HDD180は、PC140に内蔵されてもよいし、PC140の外部に接続されてもよいし、PC140からネットワーク経由でアクセスできる別の装置に接続されてもよい。
地図データ181は、ユーザに地理的な場所を理解させる情報であればよい。地図データ181として適している情報は、地名、行政界、道路、鉄道、衛星画像、海岸線などである。等高線の情報が地図データ181に含まれてもよいし、等高線の情報は地図データ181に含まれず、次に説明する標高データ182から生成されてもよい。さらに、谷線、尾根線など地形特徴を示す情報が含まれてもよい。これらの情報に対して緯度と経度の情報が対応付けられている。
標高データ182は、一般的にDEM(Digital Elevation Model)と呼ばれるデータである。すなわち、それは、地表面が分割されたセルの位置とそのセルに内の地表面の代表的な標高を記載した情報である。代表的なDEMは、地表面に等間隔で並べられた正方形のセルにおける標高の値である。
無人飛行体200は、指定された経路にしたがって飛行する機能を備える。無人飛行体200は、SDカードスロット211を備える。このSDカードスロット211にSDカード191が挿入されることで、そのSDカード191に格納された経路データを無人飛行体200は取得することができる。
図2は、無人飛行体200の構成の例を示すブロック図である。無人飛行体200は、入力部210を備える。入力部210には前述の通りSDカードスロット211があり、SDカード191が挿入される。
さらに無人飛行体200は、メモリ220およびCPU230を備える。メモリ220には飛行制御プログラム221が格納される。この飛行制御プログラム221はCPU230への命令によって構成される。CPU230は、飛行制御プログラム221の命令を実行して、計算したり、モータ240を制御したり、センサ250およびSDカード191へアクセスなどを行ったりする。
センサ250は無人飛行体200の姿勢情報(ロール、ピッチ、ヨー)を取得するジャイロ、位置情報(緯度、経度、高度)を取得するGPS(Global Positioning System)、および気圧高度計からなる。ここでの高度とは、GPSから取得される楕円体高から算出された標高であるが、気圧高度計から取得される相対高度から算出された標高であってもよい。
CPU230が、これらのセンサ250から取得した情報を基にモータ240を制御することで、無人飛行体200は飛行する。モータ240はプロペラに接続され推進力を発生させる。モータ240が制御されることで、無人飛行体200は上昇と下降、水平面での移動を行う。このためにモータ240は複数のモータから構成されてもよい。
図3は、PC140によって実行される処理の例を示すシーケンス図である。飛行計画支援プログラム161(CPU170)は、HDD180から地図データ181および標高データ182を読み込む(ステップ301)。
飛行計画支援プログラム161は、入出力部150へステップ301で取得した地図データ181および標高データ182を表示するよう制御すると(ステップ302)、入出力部150はディスプレイ153へ図5に示すウィンドウ500(詳細を後述)を表示する。
入出力部150は、キーボード151およびマウス152を通じて、ユーザからのウェイポイントの情報の入力を受け付けて、飛行計画支援プログラム161へ送り、飛行計画支援プログラム161はウェイポイントの情報を得る(ステップ303)。
飛行計画支援プログラム161は、詳細を後述する経路生成処理を行い(ステップ304)、経路生成処理により得られた経路を入出力部150へ表示するように制御し(ステップ305)、その経路データをSDカード191に出力するように入出力部150を制御する(ステップ306)。ステップ305における表示は図9を用いて説明するが、図6、7を用いて説明する表示と組み合わされてもよい。
図4は、無人飛行体200によって実行される処理の例を示すシーケンス図である。入力部210は、SDカード191から経路データを読み込み、飛行制御プログラム221(CPU230)へ送り、飛行制御プログラム221は経路データを得る(ステップ401)。ここで、読み込まれる経路データはたとえばステップ306により出力されたデータである。
飛行制御プログラム221は、センサ250から姿勢情報と位置情報を取得し(ステップ402)、取得した位置情報と読み込んだ経路データにしたがって飛行するよう、モータ240を制御する(ステップ403)。これらステップ402およびステップ403は、経路データに情報が含まれる最初のウェイポイントから最後のウェイポイントまで飛行する間、繰り返される。
なお、無人飛行体200が第1のウェイポイントを通過した後、すなわち取得した位置情報が第1のウェイポイントの位置から所定の範囲内に入って出た後、経路データ内で次に通過すると定められた第2のウェイポイントまで、飛行制御プログラム221は、第1のウェイポイントと第2のウェイポイントを通過する直線上に、取得した位置がくるようにモータ240を制御してもよい。
図5は、飛行計画支援プログラム161が提供するウェイポイント入力のGUI(Graphical User Interface)の例を示す図である。図5に示すウィンドウ500は、入出力部150のディスプレイ153に表示されるウィンドウであり、ステップ303を実行する飛行計画支援プログラム161の制御により表示される。
ウィンドウ500には、地図データ181に含まれる100mから120mまでの等高線510a〜510cが表示される。なお、等高線510a〜510cは標高データ182より生成されてもよい。また、表示は等高線510a〜510cに限定されるものではなく、地図データ181に含まれる他の情報が表示されてもよい。
ステップ303で説明したように、ユーザはキーボード151およびマウス152を通じて、2地点以上のウェイポイントの入力を行う。例えば、マウス152はマウス152の移動を検出し、その検出された移動に対応してマウスカーソル501の表示がウィンドウ500の中を移動し、マウス152がクリックを検出すると、その位置が取得される。
ここで、等高線510a〜510cのウィンドウ500における表示の位置と、等高線510a〜510cの表示の基となった地図データ181の等高線の緯度と経度の情報と、マウス152がクリックを検出したマウスカーソル501のウィンドウ500における表示の位置とから、ウェイポイントの緯度と経度が特定され、ウェイポイントの入力とされてもよい。
図5の例は、ユーザがウェイポイントAおよびウェイポイントBを入力し、それぞれのアイコン521とアイコン522を表示した状態を示している。ユーザの入力に応じて、ウェイポイントAのアイコン521とウェイポイントBのアイコン522を線分で結んだ暫定的な経路531が表示される。マウス152がダブルクリックされると、ウェイポイントの入力受付が終了する。
また、図6に示すウィンドウ600あるいは図7に示すウィンドウ700のいずれかが表示される際に、これらのウィンドウと組み合わされて、ウィンドウ500は表示されてもよい。例えば、ステップ303においてウィンドウ600とウィンドウ500の両方が表示されてもよい。
図6は、経路データの表示の例を示す図である。ウィンドウ500においてウェイポイントの入力受付が終了すると、ウィンドウ600が表示される。ウィンドウ600に表示される経路データは、ウィンドウ500で入力されたウェイポイントから構成される。
たとえばこの図6では、経路データはウェイポイントAとウェイポイントBから構成され、それぞれのウェイポイントには「A」と「B」の名称が付けられている。各ウェイポイントは、名称601、緯度602、経度603、飛行高度604、地表標高605、対地高度606、および動作607の情報から構成され、これらの情報が表示される。
ウェイポイントの名称601は、たとえばユーザが入力した順に「A」、「B」、「C」とアルファベットが自動的に割り振られてもよいし、番号が自動的に割り振られてもよい。緯度602および経度603は、ユーザによりウィンドウ500で入力されたウェイポイントの緯度および経度である。
地表標高605は、緯度602および経度603で特定される位置における標高データ182の標高の値である。対地高度606には、あらかじめ設定された規定値のたとえば「10m」である。また、飛行高度604は、地表標高605の値に対地高度606の値を加算した値である。
動作607には、無人飛行体200がウェイポイントに到達した際にすべき動作が設定される。図6の例では、たとえば規定値である「通過」が設定されている。入出力部150と飛行計画支援プログラム161は、ステップ303の一部として、ユーザによるキーボード151およびマウス152からの入力に応じて、図6に示した経路データの各情報の修正を受け付けてもよい。
OKボタン610の押下が検出されると、経路データが確定され、飛行計画支援プログラム161はステップ304へ進む。キャンセルボタン611の押下が検出されると、飛行計画支援プログラム161はステップ302へ戻ってウィンドウ500を再度表示してもよいし、ステップ304からステップ306を実行せずに処理を終了してもよい。
図7は、実施例1における経路と地形断面の表示の例を示す図である。図7に示すウィンドウ700に表示される情報は、ステップ304の処理により生成される。ウィンドウ600においてユーザによるOKボタン610の押下が検出されると、飛行計画支援プログラム161は、ウィンドウ700を表示するように入出力部150を制御する。
ウィンドウ700には、経路と地形断面図が表示される。地形断面図の横軸は経路に沿った水平距離である。経路は、ウェイポイントを結んだ線分から構成される。図7の例における横軸はウェイポイントAを起点としウェイポイントBを終点とする、線分に沿った水平距離が示されている。
地形断面図の縦軸は標高である。地形断面図には、経路に沿った地表面の標高720がたとえばセル単位で表示されている。図7の例では、1つのセルに1つの標高の値が対応付けられているため、1つのセルは水平面として表示され、地形断面は柱状グラフのように表示され、地表面は柱状グラフの上端として表示されている。
また、ウィンドウ700には、図5と図6を用いて説明したウェイポイントの入力に対して、ウェイポイントAを示すアイコン701とウェイポイントBを示すアイコン702が表示され、ウェイポイントAを起点としウェイポイントBを終点とする線分に対応して、アイコン701とアイコン702とを結ぶ線分711が表示されている。
以下、図7および図8を用いて、ステップ304の経路生成処理の詳細を説明する。図8は、実施例1における経路生成処理の例を示すフローチャートであり、ステップ304の詳細の例である。飛行計画支援プログラム161は、経路生成処理を開始すると、まず、経路を構成する線分に沿って、線分と地表面との距離の最小値hag_minを算出する(ステップ801)。
ここで、線分と地表面の距離とは、線分に沿って行く中での線分の1つの点と地表面とを結ぶ最短の線分の長さであり、線分の1つの点から地表面に向けて下した垂線の長さではない。線分の1つの点と地表面とを結ぶ最短の線分は、どのような方向の線分であってもよく、いかなる方向の線分の中でも最短となる線分である。
また、図7では地表面を柱状グラフの上端として表示する例を示したが、ここでは、説明を理解しやすくするために、1つのセル内の地表面はセルを水平面としたときのセルの中央の地点とし、地表面は、このような地点の集合とする。このため、地表面との距離とは、地表面の任意の地点との距離となる。
ここではたとえば、線分の第1の点と地表面の任意の地点とを結ぶ最短の線分の長さが1つの距離であり、線分の第1の点とは異なる第2の点と地表面の任意の地点とを結ぶ最短の線分の長さが1つの距離であるというように、線分と地表面とには複数の距離が存在する。
このようにすると、図7の例では、ウェイポイントAとウェイポイントBを結ぶ線分が線分711として表示され、線分711と、標高720などで表される地表面とが最も近づくのは、地点730においてであり、線分711と、地点730の地表面とは距離713となる。距離713を対地距離と呼んでもよい。
したがって、hag_minとして距離713が算出される。飛行計画支援プログラム161は、hag_minがあらかじめ定められた下限値hag_lower以上(hag_min ≧ hag_lower)であるか否かを判定し(ステップ802)、下限値以上であると判定すると、ステップ804に進み、下限値以上ではないと判定するとステップ803に進む。
ステップ803で飛行計画支援プログラム161は、この地点に対して新たなウェイポイントを挿入する(ステップ803)。図7の例では、地点730に対してウェイポイントCが挿入される。挿入されるウェイポイントの対地高度は、前後のウェイポイントの対地高度の内挿により算出される。
i番目のウェイポイントwp[i]とi+1番目のウェイポイントwp[i+1]の間に挿入されるウェイポイントC(wp_c)の対地高度wp_c.hagは、次のように求められる。
wp_c.hag = (wp[i+1].hag - wp[i].hag) / length(wp[i+1], wp[i]) * length(wp_c, wp[i]) + wp[i].hag。
ただし、wp[i].hagはwp[i]の対地高度であり、length(wp[i+1], wp[i])はwp[i]からwp[i+1]までの経路に沿った水平の長さであり、length(wp_c, wp[i])はwp[i]からwp_cまでの経路に沿った水平の長さである
図7の例では、地点730に対して対地高度wp_c.hagにウェイポイントCのアイコン703が表示され、アイコン701とアイコン703を結ぶ線分712が表示され、アイコン702とアイコン703を結ぶ線分714が表示される。
飛行計画支援プログラム161は、ステップ803の後、ステップ801に戻り、以上で説明したステップ801からステップ803までを、ステップ802で下限値以上であると判定するまで繰り返す。
続くステップ804からステップ806までは、ステップ801からステップ803までが、線分と地表面とが接近し過ぎないようにウェイポイントを挿入する処理であるのに対し、線分と地表面とが離れ過ぎないようにウェイポイントを挿入するための処理である。これらの処理の流れは類似しているため、異なるところを主に説明する。
飛行計画支援プログラム161は、経路を構成する線分に沿って、線分と地表面との距離の最大値hag_maxを算出し(ステップ804)、hag_maxがあらかじめ定められた上限値hag_upper以下(hag_max ≦ hag_upper)であるか否かを判定する(ステップ805)。
飛行計画支援プログラム161は、上限値以下であると判定すると処理を終了し、上限値以下ではないと判定するとステップ806に進み、この地点上に新たなウェイポイントを挿入する。挿入されるウェイポイントの対地高度は、前後のウェイポイントの対地高度の内挿により算出され、その算出はステップ803で説明したとおりである。
飛行計画支援プログラム161は、ステップ806の後、ステップ804に戻り、以上で説明したステップ804からステップ806までを、ステップ805で上限値以下であると判定するまで繰り返す。
なお、ウィンドウ700は、ウェイポイントの入力受付が終了すると表示され、ステップ304の処理が進むにしたがってウェイポイントCのアイコン703などが追加表示されるなどしてもよいし、ステップ304の処理が終了した後に処理の最終結果としてステップ305で表示されてもよい。
図9は、実施例1における飛行計画支援プログラム161によって作成された経路の表示の例を示す図である。図9に示すウィンドウ900は、図3を用いて説明したステップ305により表示され、ステップ306のための入力を受け付ける。
また、ウィンドウ900は、図5に示したウィンドウ500がステップ304とステップ305の処理により、遷移した表示であってもよい。たとえば、ウィンドウ500の表示は継続され、ウィンドウ500の表示が修正されてウィンドウ900となってもよい。さらに、ウィンドウ900は、図7に示したウィンドウ700と組み合わされて表示されてもよい。
ウィンドウ900は、ウィンドウ500の表示内容に加えて、ウェイポイントCのアイコン901が追加表示されている。ウィンドウ900のメニューの項目「ファイル」が選択されると、項目910の「エクスポート」が表示される。この表示状態で、項目910の「エクスポート」が選択されると、飛行計画支援プログラム161はステップ306を実行する。
飛行計画支援プログラム161は、ステップ306を実行し、図6を用いて説明した経路データをたとえばCSV(Comma-Separated Values)形式のファイルとしてSDカード191に出力するように入出力部150を制御する。
なお、図5〜7、9ではウェイポイントAとウェイポイントBの2つの例を説明したが、3以上であってもよい。図8を用いて説明した経路生成処理の例も、ウェイポイントが2つに限定されるものではなく、ウェイポイントが3以上すなわち線分が2以上であってもよい。
線分は2以上である場合、ステップ801とステップ804において、2以上の線分が区別されることなく、2以上の線分にわたる各点と地表面との距離が算出され、その中で最小値あるいは最大値が算出されればよい。
以上で説明したように、図17、18を用いて説明した凹凸のある地形での飛行計画であっても、地表面の標高に応じてウェイポイントを挿入することが可能になる。そして、この挿入されるウェイポイントは、地表面の標高に応じた飛行高度の飛行計画とすることができるため、図18に示したユーザの指定した対地高度より低い位置1823の飛行を防止できる。
また、地表面の標高に応じた飛行高度のウェイポイントは、地表面の標高と対地距離に基づいて挿入されるため、図19に示した接近1921も防止できる。
以下、実施例2を添付図面に基づいて説明する。ただし、実施例2の説明は、実施例1で図1から図6を用いた説明と、図3のステップ304の処理を除き、同じであるので、実施例1と同じ説明を省略し、実施例1との差異について図10から図13を参照して説明する。
図10は、実施例2における経路と地形断面の表示の例を示す図である。図10に示すウィンドウ1010に表示される情報は、ステップ304の処理により生成される。ウィンドウ600においてユーザによるOKボタン610の押下が検出されると、飛行計画支援プログラム161は、ウィンドウ1010を表示するように入出力部150を制御する。
ウィンドウ1010には、経路と地形断面図が表示される。地形断面図の横軸は経路に沿った水平距離である。経路は、ウェイポイントを通過する線分から構成される。図7の例における横軸は、ウェイポイントAを起点としウェイポイントBを終点とした、複数のウェイポイントを通過する経路に沿った距離が示されている。
地形断面図の縦軸は標高である。地形断面図には、経路に沿った地表面の標高1020が表示されているが、実施例2におけるウェイポイント間の標高の変化は、単調増加あるいは単調減少であり、図10の例は図7とは異なり、標高が単調に増加する表示である。
また、ウェイポイントAを示すアイコン1001とウェイポイントBを示すアイコン1002が表示され、ウェイポイントAとウェイポイントBの間に、ウェイポイントCを示すアイコン1003、ウェイポイントDを示すアイコン1004、およびウェイポイントEを示すアイコン1005が表示されている。
図11は、実施例2における飛行計画支援プログラム161によって作成された経路の表示の例を示す図である。図11に示すウィンドウ1100は、図3を用いて説明したステップ305により表示され、ステップ306のための入力を受け付ける。
また、ウィンドウ1100は、図5に示したウィンドウ500がステップ304とステップ305の処理により、遷移した表示であってもよい。ウィンドウ1100は、ウィンドウ500の表示内容に加えて、ウェイポイントCを示すアイコン1101、ウェイポイントDを示すアイコン1104、およびウェイポイントEを示すアイコン1105が追加表示される。
ただし、図5に示したウェイポイントAとウェイポイントBを線分で結ぶ経路531の表示はなく、ウェイポイントAとウェイポイントBを結ぶ線分上にない位置、すなわちアイコン1101とアイコン1102を結ぶ線分上にない位置に、アイコン1103、アイコン1104、およびアイコン1105が表示され、各アイコンを結ぶ線分が表示される。
図12は、実施例2における経路生成処理の例を示すフローチャートであり、実施例2におけるステップ304の詳細の例である。飛行計画支援プログラム161は、経路生成処理を開始すると、変数iの値が0からウェイポイントの数WpNから2を減算した値(WpN-2)まで、1ずつ増加するループとして、ステップ1202からステップ1204までを繰り返す(ステップ1201)。
飛行計画支援プログラム161は、i番目のウェイポイントwp[i]を通る等高線cl[i]を生成する(ステップ1202)。生成される等高線cl[i]の起点はwp[i]であり、終点はi+1番目のウェイポイントwp[i+1]からの距離が最短になる地点までである。
なお、生成される等高線を構成する情報は、等高線の任意の位置の緯度と経度と標高が得られる情報であれば、点の集合の情報であってもよいし、線を表す式であってもよい。wp[i+1]はwp[i]の次に通過するウェイポイントである。
また、飛行計画支援プログラム161は、wp[i+1]を通る等高線cl[i+1]を生成する(ステップ1203)。生成される等高線cl[i+1]の起点はwp[i+1]であり、終点はwp[i]からの距離が最短になる地点までである。
次に、飛行計画支援プログラム161は、変数rの値が0から1まで、定数drずつ増加するループとして、ステップ1205からステップ1208までを繰り返す(ステップ1204)。ここで定数drは0より大で1より小の値であり、あらかじめ設定される。
飛行計画支援プログラム161は、wp[i]からcl[i]に沿って長さr * length(cl[i])だけ離れた点c1pを求める(ステップ1205)。ここで、length(cl[i])は等高線cl[i]の起点から終点までの長さを返す関数であり、求められる点c1pの情報はたとえば点c1pの緯度と経度と標高である。
飛行計画支援プログラム161は、wp[i+1]からcl[i+1]に沿って長さ(1 - r) * length(cl[i+1])だけ離れた点c2pを求め(ステップ1206)、点c1pと点c2pを結ぶ線分上の、点c1pからの距離がr * length(c1p, c2p)だけ離れた点c3pを求める(ステップ1207)。ここで、length(c1p, c2p)は、点c1pと点c2pの間の距離を返す関数である。
そして、飛行計画支援プログラム161は、点c3pをウェイポイントとして、wp[i]とwp[i+1]の間に挿入する(ステップ1208)。このようにして、ステップ1204のループにより、wp[i]とwp[i+1]の間へdr毎にウェイポイントを挿入し、ステップ1201のループにより、wp[0]からwp[WpN-1]の間へウェイポイントを挿入する。
なお、等高線をcl[i]としたが、ステップ1201のループの1回の繰り返しにおいて、cl[i]とcl[i+1]以外の等高線の情報は使われず、ループの次の回の繰り返しではcl[i]とcl[i+1]のそれぞれが新たに生成されるため、cl[i]とcl[i+1]のそれぞれはiには依存しない別の2つの変数であって、ループ毎に再利用されてもよい。
図13は、実施例2における経路生成処理のウェイポイント挿入の例を示す図である。図13の例では、WpNを2とし、ウェイポイントAをwp[0]とし、ウェイポイントBをwp[1]として、ウェイポイントAからウェイポイントBへの経路上に挿入されるウェイポイントCである点c3pの求め方を具体的に説明する。
まず、図13において、wp[0]は点1301であり、wp[1]は点1302である。点1301を通る等高線1311において点1302に距離が最短になる地点は点1304であるので、ステップ1202により、点1301から点1304までの等高線1311が、wp[0]を通る等高線cl[0]として生成される。
また、点1302を通る等高線1312において点1301に距離が最短になる地点は点1303であるので、ステップ1203により、点1302から点1303までの等高線1312が、wp[1]を通る等高線cl[1]として生成される。
そして、ステップ1204により、繰り返しの1回目は、変数rの値が定数drとなり、ステップ1205により、等高線1311に沿った点1301から点1304までの長さに、変数rすなわち値としてはdrが乗算され、点c1pとなる点1305が求められる。
ステップ1205と同様にステップ1206により、等高線1312に沿った点1302から点1303までの長さに、変数rの値から算出された1 - rが乗算され、点c2pとなる点1306が求められる。なお、等高線1312の方向を逆にして、点1303から点1302までの長さに、変数rの値が乗算されてもよい。
ステップ1207により、点1305と点1306を結ぶ線分の長さが算出され、算出された長さに変数rの値が乗算されて、点c3pとなる点1307が求められ、ステップ1208により点1307の緯度と経度と標高はウェイポイントCとして経路データに登録される。
以上では点c3pとなる点1307について説明したが、ステップ1204により変数rの値に定数drが加算され、新たな点c3pが求められ、ウェイポイントが挿入されることが繰り返されて、点1301と点1302を結ぶ経路が生成される。
実施例2で説明した経路の生成は、ウェイポイントとそのウェイポイントの次に通過するウェイポイントとの間の標高の変化が単調増加あるいは単調減少である経路が存在する場合に適用できる。
適用の可否は、特定の条件を満たすか否かを判定してもよい。この特定の条件はたとえば、ウェイポイントAを通る等高線の内側にウェイポイントBがある、またはウェイポイントBを通る等高線の内側にウェイポイントAがあるという条件である。この条件が満たされない場合、実施例1で説明した経路の生成が実行されてもよい。
以上で説明したように、飛行経路は水平移動距離が最短とはならないものの、鉛直方向すなわち飛行高度においては、単調増加あるいは単調減少とすることが可能になる。これにより、無人飛行体200がいったん上昇した後で下降したり、いったん下降した後で上昇したりという、特にエネルギーを多く必要とする上昇を最小限に抑えることが可能になる。そして、飛行に必要な燃料を節約できる。また、飛行高度の単調増加の中でも、部分的に大きく上昇することを避けることができため、エネルギー効率のよい上昇が実現できる。
以下、実施例3を添付図面に基づいて説明する。ただし、実施例3の説明は、実施例1、2で図1から図13を用いた説明と、図3のステップ304の処理を除き、同じであるので、実施例1、2と同じ説明を省略し、実施例1、2との差異について図14から図16を参照して説明する。
図14は、実施例3における経路の表示の例を示す図である。図14に示すウィンドウ1400は、図5に示したウィンドウ500がステップ304とステップ305の処理により、遷移した表示であってもよい。
ウィンドウ1400は、ウィンドウ500の経路531に代えて経路1401が補助線として表示され、ウィンドウ500の表示内容に加えて、経路1402が補助線として表示され、経路1403が表示され、スライダー1404が表示されている。
図14の例は、ユーザによりマウスカーソル1405でスライダー1404が操作され、比率が50%にされた状態を示している。このスライダー1404の比率が0%の場合、経路1403は経路1401と一致するように表示され、このスライダー1404の比率が100%の場合、経路1403は経路1402と一致するように表示される。図14の例は比率が50%であるので、経路1403は経路1401と経路1402の中間的な経路として表示されている。
図15は、実施例3における経路生成処理の例を示すフローチャートであり、実施例3におけるステップ304の詳細の例である。飛行計画支援プログラム161は、経路生成処理を開始すると、変数iの値が0からウェイポイントの数WpNから2を減算した値(WpN-2)まで、1ずつ増加するループとして、ステップ1502からステップ1504までを繰り返す(ステップ1501)。
飛行計画支援プログラム161は、i番目のウェイポイントwp[i]とi+1番目のウェイポイントwp[i+1]との間に、実施例1の図8で説明した処理によりウェイポイントを挿入して経路hslを生成する(ステップ1502)。経路hslは最短の水平移動距離となる経路である。
また、飛行計画支援プログラム161は、wp[i]とwp[i+1]との間に、実施例2の図12で説明した処理によりウェイポイントを挿入して経路vslを生成する(ステップ1503)。経路vslは飛行高度が単調増加あるいは単調減少となる経路である。
次に、飛行計画支援プログラム161は、変数rの値を、0から1まで、定数drずつ増加するループとして、ステップ1505からステップ1508までを繰り返す(ステップ1504)。ここで定数drは0より大で1より小の値であり、あらかじめ設定される。
飛行計画支援プログラム161は、wp[i]からhslに沿って長さr * length(hsl)だけ離れた点c1pを求め(ステップ1505)、wp[i]からvslに沿って長さr * length(vsl)だけ離れた点c2pを求め(ステップ1506)、点c1pと点c2pを結ぶ線分上の、点c1pからの距離がr_mix * length(c1p, c2p)だけ離れた点c3pを求め(ステップ1507)、点c3pを、wp[i]とwp[i+1]の間に挿入する(ステップ1508)。
ここで、r_mixの値はユーザによりスライダー1404であらかじめ設定された値であり、0から1(比率が0%から100%)の値となる。以上のステップ1504のループによりステップ1505からステップ1508までが繰り返され、wp[i]とwp[i+1]の間へdr毎にr_mixの値に応じたウェイポイントが挿入される。
図16は、実施例3における経路生成処理のウェイポイント挿入の例を示す図である。図16の例でも図13の例と同じWpN、wp[0]、およびwp[1]であり、点c3pの求め方を具体的に説明する。まず、wp[0]は点1601であり、wp[1]は点1602である。
ステップ1502により、点1601から点1602までの経路1611が経路hslとして生成され、ステップ1503により、点1601から点1602までの経路1612が経路vslとして生成される。
そして、ステップ1504により、繰り返しの1回目は、変数rの値が定数drとなり、ステップ1505により、経路1611の長さに変数rの値が乗算され、点c1pとなる点1603が求められ、ステップ1506により、経路1612の長さに変数rの値が乗算され、点c2pとなる点1604が求められる。
ステップ1507により、点1603と点1604を結んだ線分の長さが算出され、算出された長さに r_mixの値が乗算されて、点c3pとなる点1605が求められ、ステップ1508により、点1605がウェイポイントCとして経路データに登録される。
以上では点c3pとなる点1605について説明したが、ステップ1504により変数rの値に定数drが加算され、新たな点c3pが求められ、ウェイポイントが挿入されることが繰り返されて、点1601と点1602を結ぶ経路が生成される。
実施例2でも説明したように、経路1612は、ウェイポイント間の標高の変化が単調増加あるいは単調減少である経路が存在する場合にのみ適用できる。このため、経路1612を適用できる条件を満たさない場合は、スライダー1404の比率が0%に固定されてユーザの操作が受け付けられなくなるようにしてもよいし、経路1612に対応する経路1402がウィンドウ1400で表示されないようにしてもよい。
以上で説明したように、飛行が計画される地形や飛行に使用できる燃料の量などに応じてユーザが飛行経路を選択することが可能になる。
140 PC
161 飛行計画支援プログラム
200 無人飛行体

Claims (15)

  1. コンピュータのメモリに格納されてプロセッサで実行される飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    第1のウェイポイントと、前記第1のウェイポイントの次に飛行体が通過すると順序付けられた第2のウェイポイントを含む2以上のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、
    前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントとを結ぶ線分と、地表面の地点との対地距離を算出させ、
    算出された対地距離と、あらかじめ設定された値とを比較させ、
    比較の結果に応じて、対地距離が算出された地点の対地高度を算出させ、
    対地距離が算出された地点上の、算出された対地高度に第3のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  2. 請求項1に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントとを結ぶ線分の1つの点と、地表面の任意の地点との間で最小となる距離を算出させることにより、対地距離を算出させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  3. 請求項2に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントとを結ぶ線分に沿って複数の対地距離を算出させ、
    算出された複数の対地距離の中の最小の対地距離と、あらかじめ設定された第1の値との比較の結果が、最小の対地距離が前記第1の値以上であると判定された場合、前記第3のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  4. 請求項3に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    算出された複数の対地距離の中の最大の対地距離と、あらかじめ設定された第2の値との比較の結果が、最大の対地距離が前記第2の値以下であると判定された場合、前記第3のウェイポイントあるいは第4のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  5. 請求項4に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    地表面の地点の情報を、数値標高モデルの標高データから取得させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  6. 請求項5に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    取得させた標高データに基づいて等高線を表示させ、
    表示させた等高線との表示位置関係に基づく前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、
    表示させた等高線に重ねて、前記第1のウェイポイントのアイコンと前記第2のウェイポイントのアイコンと前記第3のウェイポイントのアイコンを表示させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  7. 請求項6に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第1のウェイポイントの情報と前記第2のウェイポイントの情報と前記第3のウェイポイントの情報を、可搬記憶媒体に格納させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  8. 請求項1に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    比率の設定を受け付けさせ、
    設定された比率が第1の比率である場合、対地距離が算出された地点上の、算出された対地高度に前記第3のウェイポイントを設定させ、
    設定された比率が第2の比率である場合、前記第3のウェイポイントの設定の代わりに、前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへの、標高が単調増加または単調減少となる経路に、第4のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  9. 請求項8に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    設定された比率が前記第1の比率と前記第2の比率の間である場合、前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへ前記第3のウェイポイントを通過するとした場合の経路と、前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへ前記第4のウェイポイントを通過するとした場合の経路との間に第5のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  10. 請求項9に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    受け付ける比率の設定が入力されるためのスライダーを表示させ、
    前記スライダーの操作を検出して比率の設定を受け付けさせ、
    表示させた等高線に重ねて、前記第3のウェイポイントを通過する経路と前記第4のウェイポイントを通過する経路を表示させ、
    設定された比率に応じて、前記第5のウェイポイントを通過する経路をさらに表示させること
    を特徴とする飛行計画支援システム。
  11. コンピュータのメモリに格納されてプロセッサで実行される飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    第1のウェイポイントと、前記第1のウェイポイントの次に飛行体が通過すると順序付けられた第2のウェイポイントを含む2以上のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、
    前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへの、標高が単調増加または単調減少となる経路に、第3のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  12. 請求項11に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに
    前記第1のウェイポイントを通る第1の等高線と、前記第2のウェイポイントを通る第2の等高線を生成させ、
    前記第1の等高線と前記第2の等高線の間に前記第3のウェイポイントを設定させることにより、前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへの、標高が単調増加または単調減少となる経路に、第3のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  13. 請求項12に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第1の等高線の第1の点であって、前記第2のウェイポイントから最も近い前記第1の点を求めさせ、
    前記第1のウェイポイントと前記第1の点の間の前記第1の等高線の第1の長さを求めさせ、
    あらかじめ設定された第3の値に前記第1の長さを乗算して第3の点を求めさせ、
    前記第2の等高線の第2の点であって、前記第1のウェイポイントから最も近い前記第2の点を求めさせ、
    前記第2のウェイポイントと前記第2の点の間の前記第2の等高線の第2の長さを求めさせ、
    前記第3の値に前記第2の長さを乗算して第4の点を求めさせ、
    前記第3の点と前記第4の点の距離に前記第3の値を乗算して第5の点を求めさせ、
    前記第5の点に前記第3のウェイポイントを設定させることにより、前記第1のウェイポイントから前記第2のウェイポイントへの、標高が単調増加または単調減少となる経路に、第3のウェイポイントを設定させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  14. 請求項13に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記第3の値を増加させ、
    前記第3の点と前記第4の点と前記第5の点を更新させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
  15. 請求項14に記載の飛行計画支援プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    地表面の地点の情報を、数値標高モデルの標高データから取得させること
    取得させた標高データに基づいて等高線を表示させ、
    表示させた等高線との表示位置関係に基づく前記第1のウェイポイントと前記第2のウェイポイントの情報の入力を受け付けさせ、
    表示させた等高線に重ねて、前記第1のウェイポイントのアイコンと前記第2のウェイポイントのアイコンと前記第3のウェイポイントのアイコンを表示させること
    を特徴とする飛行計画支援プログラム。
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